約7割の”没イチ”が死別再婚に前向き! 配偶者死後のシニア結婚事情
配偶者を亡くされ、単身となる。この立場を、バツイチならぬ”没(ボツ)イチ”と呼び、死別という暗いイメージから抜け出し、新たな人生を前向きに生きていこうという動きが広がっていることをご存じですか?
没イチ人口の増加に伴い、昨今話題となっているのが「没イチの再婚」です。
死別の悲しみを分かっているからこそもう再婚は考えないのでしょうか、それとも再婚に前向きになるのでしょうか?
親族や、子どもたちなど関係者が多い分、障害も多そうなイメージがありますが実態が気になりますよね。
今回は、そんな「死別再婚」についてのお話です。
■ 8割以上の”没イチ”が1人は寂しい
総務省の国勢調査によると1990年から2015年の25年間で65歳以上の“没イチ”率はなんと1.5倍に増加し、2015年は男女合わせて864万人を突破しています。
Fuchsia / PIXTA(ピクスタ)
ここで「よりそうのお葬式」を運営する「株式会社よりそう」が実施した没イチと死別再婚についての調査をみてみると、配偶者との死別は”寂しい”と感じる方は8割以上に上るという実態が明らかになっています。
子世帯が遠方に住んでいるなど、老後に”夫婦二人だけの暮らし”が増加していることもあり、悲しみと寂しさは大きく、人生においてかなりのインパクトを与えるようです。