家族と育む書棚!三角形「ライブラリーコリドー」のある家【住まいの設計】
愛知県・豊田市のNさん夫妻の家づくりの大前提は「夫が所有する膨大な蔵書やCDを収める場所を確保すること」。
そこで設計の依頼を受けた廣部剛司建築研究所の廣部剛司さんは、専用の書庫を作るのではなく”生活空間の一部”にライブラリーを作ることを考案しました。
玄関から奥のLDKにつながる廊下を「ライブラリーコリドー」と名付け、家族の歴史と文化を育む夢の空間が完成しました。
その圧巻の空間をご紹介いたします。
■ まだまだ”増殖”できる!壁一面の書棚「ライブラリーコリドー」
13mの長い廊下。その片側の壁は斜めに傾き、吹き抜けの上部は三角形に閉じられています。
対面する壁は一面が本棚に覆われ、まさに圧巻の眺め。
ライブラリーコリドーのスケールに驚かされます。
書棚の縦のラインは、壁の強度を担う構造体としても機能しており、横のラインは棚板を必要に応じて上に増設が可能。
最下段には扉をつけることで、おもちゃや雑貨を収納できるようにしているんだとか。
収納量が増やせる書棚は、写真をディスプレイするとまるでギャラリーのよう。
子たちの成長とともにその表情を変える壁面は、眺めるだけで家族のストーリーを語ってくれます。