見えないけれど“つながり”を感じるキッチンのある家【住まいの設計】
ブラジルやアフリカで生活した経験から、海外の家のつくりを自宅に再現した坂本さんご家族の家。
リビングから丸見えにならないキッチンは生活感を感じさせず、さらに家事スペースを一か所に集約することで炊事から洗濯の同時進行を可能にしています。
その見えないけどつながりを感じるキッチンのある空間をご紹介いたします。
■ キッチンを奥に配置したことが最大のオススメポイント!
「お客さまからごちゃごちゃしたと生活感のある場所が目に入らないようにしたい」そんな奥様の要望に建築家の仲亀清進さんは、キッチンを完全に”独立”させるのではなく、キッチンを”奥に配置”することを提案しました。
キッチンをいちばん奥に配置しながらその存在を目立たせない。しかし、リビング・ダイニングとの空間の連続性はキープする。
ゾーンの区切りを「く」の字にすることで、これを実現したのです。
この設計により、玄関からリビングに入ったときにはキッチンがまったく目に入らないけど、ダイニングとは適度につながっているためキッチンに立つ人との会話がスムーズになるんだそう。
「僕がやるよ!」「何作ってるの?」思わずそう声をかけたくなるダイニングとつながるキッチンの配置で、家族の時間はギュッと密になっているようですね。