くらし情報『レオパレス21施工不良問題「見過ごされてしまったワケ」とは?』

2019年2月17日 21:30

レオパレス21施工不良問題「見過ごされてしまったワケ」とは?

この様な状況の為、すべてではないにせよレオパレス21が施工した建物においてもこの中間検査を受けずに建築されたものが多数あると考えられます。

■ 完了検査で施工内容のチェックは可能か?
レオパレス21施工不良問題「見過ごされてしまったワケ」とは?

よっしー / PIXTA(ピクスタ)

完了検査とは、工事が完成した段階で、建築物が法令基準に適合しているかの検査です。

しかし、文字どおりすでに完成してしまった建物の内部構造を外から目視できるはずもありません。

実際には現地確認(外観・内観等)、建築関係書類との照合、建築中の写真などから建築基準関係規定に適合すると判断されれば「検査済証」が発行されます。

金融機関の融資関係、将来の用途変更、コンプライアンス順守意識の向上などから、最近ではほとんどの建物が検査済証の交付を受けていますが、それがイコール「施工不良が無い」ことにはなりません。


■ 行政のチェック体制以外にも理由が?
アパート

YNS / PIXTA(ピクスタ)※写真はイメージです

建築行為に対する行政チェック以外にも、同建物の入居者に短期居住者が多かったことや、建物オーナーの多くがレオパレス21とサブリース契約を結んでいたため、賃貸実態について建物オーナーが把握しづらかったことなども、長期にわたり建築施工不良が公にならなかった原因とも言われています。

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