26坪とは思えない!東西南北のコーナーから外を取り込む住まい【住まいの設計】
Fさん夫妻が新築のため神奈川・海老名市内に購入したのは、通勤に便利な沿線の丘陵地にある敷地。
傾斜地のうえ約26坪とコンパクトではあるものの、「土地よりも建物にお金をかけたい」と購入を決めました。
「敷地は狭いけれど、広がりのある居住空間に」というリクエストに、建築家の山縣洋さんが提案したのは各階の異なるコーナーを大胆に削り取ったユニークな3階建てのプラン。
各階に設けられたテラスや吹き抜けから光と風と緑を贅沢に楽しめる、コンパクトながら広がりのある住まいが実現しました。
■ コーナーに挿入された外部空間が室内と一体に
コンパクトな正方形に近い敷地に建つ建物。
ベースはシンプルな直方体ですが、いくつかのコーナーを大胆に削り取り、そこにテラスなどの外部空間を差し込んだユニークなプランを採用しました。
その結果、パズルのピースがところどころ欠けているような独創的な外観になっています。
1階は道路に面した北側の角を大きく切り取り、駐車場と玄関ポーチに。
そして2階LDKは、朝日が入る東側にテラスを設けました。
テラスの対角には吹き抜けの階段室があるため視線が外に伸びて、コンパクトながら開放感は抜群。