杉の床、薪ストーブがもたらす落ち着いた空間のある家【住まいの設計】
子ども室のベッドコーナー。
窓辺には長男が生育中の苔類などがずらり。ベッドそばには、勉強がはかどりそうなデスクが。
右手には家族共有のライブラリーと連続しています。
そのライブラリーがこちら。
子ども室とは引き戸で仕切れますが、普段はほとんど開放しているそうです。
机の前の開口部は2階東の光庭の吹き抜けに面しているから、ごらんの通り明るい光が入ります。
3階から階段を見下ろした様子。窓から入った光は、階段の吹き抜けにより階下にも明るさを届けます。
■ 自然素材と薪ストーブでやすらぎを
T邸がこんなにもやすらぎが感じられるのは、ひとつに自然素材を使用していることが大きいようです。
主にどんな素材が使われているのか見ていきましょう。
床はやわらかな杉の無垢フローリングです。
「杉の無垢板はやわらかくて足触りがよく、座りやすく、寝っ転がることもできる。そういう意味では畳に近く、畳よりは掃除もしやすい」と佐久間さん。
杉や檜などの国産針葉樹のフローリングは、4mの長さが生かせるのも魅力。
薪ストーブコーナーには、独特の味わいを持つ大谷石を壁と床に張りました。