相続の相談はお盆の帰省時に。話し合った方がいいケースとポイント
という権利です。
法定相続分通りに遺産分割しても、母親が自宅に住んでいるのであれば、相続した子どもが売却や賃貸で収益を得ようとしても、現実的には難しくなります。
このような理由から資産が少ない家庭の方が相続トラブルになりやすいのです。
いくら遺産が少なくて兄弟の仲がよくても、お金を目の前にして不公平感を感じると、相続が「争続」になるケースはどこの家庭にも潜んでいます。
1-2相続について話し合っておいた方がよいケースは?
Tony / PIXTA(ピクスタ)
相続について話し合っておいた方がよいのは次の3つのケースです。
- 相続税がかかることがあらかじめ分かっている場合
- 相続税はかからないが、子どもが複数いて、今親が住んでいる家など親の資産を、子どもが均等に分けるのが難しいと予想される場合
- 子どもが相続を受けたくないと思っているものを、親が資産として持っている場合。老朽化した賃貸住宅を親が所有していて、相続を受けても賃貸経営を続けていくことが難しい、売却しても、かえってコストがかかってしまうなどのケースです。
相続の相談は切り出しにくいかもしれませんが、お盆で帰省するときや、家族で集まる機会があるときに、話しておくべきです。