くらし情報『相続の相談はお盆の帰省時に。話し合った方がいいケースとポイント』

相続の相談はお盆の帰省時に。話し合った方がいいケースとポイント

■ 2.どのように資産を分けたらいいのか
仏壇

HiroS_photo / PIXTA(ピクスタ)

相続の場合、遺言書があれば、それが一番優先されると思っている人が多いようですが、実は違います。

一般的には、「相続人の合意>遺言書>法定相続分」となり、相続人の合意が一番優先され、別の分け方ができるのです。
2-1一番良いのは相続人の話し合いでの合意
すべての相続人が話し合い、合意するのが一番良い相続の方法です。そのために、すべての相続人に
  • 「相続財産」「法律の定め」「自分の気持ち」を隠さずにすべて正直に話すこと
  • 家と土地は、なるべく一人の所有者となるようにすべきこと
を心がけましょう。

最初から正直に話さないと、法定相続分と大幅に割合が異なり、自分が多くもらうことになったときに、ほかの相続人から 「なんとなくあやしい」「何か隠し事をしているのでは」 という不信感がめばえてしまい、ここから争いに発展するのです。

また、固定資産税の支払いや、 不動産の維持費の支払いなどが複雑となるため、不動産などの共有名義は避けましょう。

不動産をもらう人が、もらわなかった相続人に現金で支払うなどすることで解決できます。

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