体脂肪は約4kg必要!産前産後の体重コントロールが大切な理由
ところが産まれてくるのは、多くの食料であふれた飽食の日本。体質と環境がミスマッチを起こし、糖尿病や肥満などの生活習慣病になりやすくなるわけです。
■太りすぎても出産が大変になる
とはいえ、妊娠して太りすぎてしまうのもNG。妊娠中に太りすぎると、妊娠糖尿病になる可能性が高くなり、妊娠高血圧症候群や早産のリスクも高まるとか。
さらに赤ちゃんが4,000g以上の巨大児になってしまったり、産道に脂肪がつきすぎたりすることも。
これらが原因で、「陣痛が弱まり出産時間が長くなる」「出産時に赤ちゃんがなかなか出てこず、帝王切開になる」といったこともあるといいます。
つまり、妊娠期のやせすぎにも太りすぎにもさまざまなリスクがあるということ。だからこそ、しっかりした体重コントロールが必要なのです。
■妊娠中に増える体重の内訳は?
妊娠中に増える体重の中身は、「胎児」、「羊水」、胎児に栄養や酸素を送る「胎盤」と「たんぱく質」。さらに「水分量」は妊娠前の1.5倍に、「体脂肪」は標準体系の人で3~4g増えるそうです。
「妊娠中に体脂肪が増えるのはいやだ」と思う気持ちも理解できますが、体脂肪はとても大切だということです。