悩みを「100%引きずらない」は無理!引きずらないための習慣
そして、そのようなチョイスができたなら、すでに心のなかに余裕が生まれている証拠でもあるといいます。
いいかたを変えれば、「引きずってもいい」というのは、未来を向いている態度。なぜなら「引きずる」自分を許してあげているから。
■引きずってもいい4種類の悩み
ところで、人間の悩みは、たった4つしかないという説があるのだそうです。それは(1)人間関係、(2)金銭問題、(3)健康問題、(4)未来のこと。
なんとなく納得できる話ではありますし、著者のフィールドである精神科の診察室での悩みも、この4種類がほとんどなのだといいます。
そして著者は、この4種類の悩みに関しては、「引きずる」ことを許してもいいと考えているのだとか。
それには根拠があるようです。
職場の人間関係がこじれている人はもちろんのこと、リストラによる生活苦、がんを告知されたあとのショック、自分自身の将来の不安など、数々の悩みをたくさん聞いてきたからこそ、こうした思い悩みは「引きずらない」ほうがおかしいと思うのだそうです。
いっぽう、「こんなことは絶対に引きずらない」「気持ちを切り替えたい」というものも、ひとつくらいは決めておいてもいいといいます。