悩みを「100%引きずらない」は無理!引きずらないための習慣
ことはできるということ。そこで本書では、「引きずらない」ために必要なことを説いているわけです。
■100%引きずらないのは無理
仕事の悩みを、プライベートでも引きずってしまうことはよくあるものです。
たとえば仕事でミスをし、家に帰って家族に八つ当たりしてしまったり。また逆に、失恋のショックから立ちなおれず、仕事に身が入らないというようなこともあるでしょう。
「仕事をしている私」も「家でプライベートな時間を過ごしている私」も、どちらも同じ私。だからこそ、仕事とプライベートを分けることは、なかなか難しいのです。
そんなせいもあってか、「オンとオフのスイッチを切り替えよう」と、いろんなところで耳にします。
しかし、仕事とプライベートを完全に分けることができて、悩みを100%引きずらないというのは無理な話だと著者は断言しています。
仕事中にも帰宅時間や余暇のことを少しは考える、プライベートでも、大切な案件のことはアタマに残っている、それが現実だということ。そのような考えを軸に、むしろ、数ある悩みのなかから「引きずってもいい」ものを選ぶというやり方があってもいいと著者。すべてを引きずらないというのは困難な話で、現実的ではないからです。