ミスした自分を「0点評価」してはダメ!あせらない自分の作り方
「自分は本番に強い」と断言できる人もいるにはいるのでしょうが、しかし現実的には「ついつい緊張してしまう」というタイプのほうが圧倒的に多いはず。
『緊張しても乗り切る!「あせらない自分」のつくり方』(森川陽太郎著、大和書房)の著者も、それは決して特別なことではないのだといい切ります。どれだけ焦らないように準備をしたとしても、本番になれば少なからず緊張してしまうものなのだと。
現在はメンタルトレーナーでありながら、「元サッカー選手」という変わった経歴を持つ人物。26歳での引退後に心理学やメンタルトレーニングを学び、これまでに多くのビジネスマンやトップアスリートのメンタルトレーニングを受け持ってきたのだといいます。
興味深いのは、「自分の力を正しく把握する」ことこそが大切なのだという考え方。まずは「焦りがあって当然なのだ」と自覚し、そのうえで「焦らない人」ではなく「焦ってもできる人」を目指す。
そうするにあたっては、「自分の力」と向き合うことが大切だと主張するのです。
そしてその際、意識しておくべき大切なことがあるといいます。
■「0か100か」の完璧主義は危険
著者によれば、自分の力を発揮することが苦手な人の多くは、完璧主義の傾向があるのだそうです。