社員数で活動も変わる!30人・300人・3000人の広報戦略
でも、少人数だった昔のような一体感は失われつつある」というものだったといいます。
つまり300人とは、組織としても少しずつ一体感が失われていく規模だということ。
また企業としてそれなりの社会的責任や影響力も出はじめてくるため、広報としてもそれを踏まえつつ、企業ブランドをつくっていく必要があったそうです。
そこで、このときにサイバーエージェントの広報として著者が取り組んだのが、「経営者依存による広報露出からの脱却」。
そこで社長以外に、会社のスポークスパーソンとなりうるスター社員を何人か発掘したのだといいます。
その結果、それまではすべて社長が受けていた取材の一部を、そういった社員に振り分けて取材慣れさせることで、「必ずしもいつも社長がメディアに出なくてもいい」という体制になってきたというのです。
社員を出すことは、会社で働いている人の姿を見せること。その積み重ねから、働く社員の姿を通じて共感を得たり、企業イメージが形成されたりしていくというわけです。
■3:社員数3,000人のときの広報活動
ベンチャー企業としてスタートしたサイバーエージェントも、現在ではグループで社員数3,500人。