20代の半数以上が感じていた「スクールカースト」の悲惨な実態
「高校時代はみんな精神が未熟だったんでしょうね。自分と他人をくらべてしまい、『アイツは私より下だ』みたいなことをやっているうちに、自然にスクールカーストができていったんだと思います」
また、グループのなかにも細分化されたカーストが。たとえばカーストの頂点であるギャルグループのなかにも序列があり、グループのリーダーが存在していたそうです。最下層のオタクグループも同じような状況でした。
「ギャルなのにオタクな人は、オタクだとばれないようにしていました。オタクが迫害される時代でしたから。そういう子は世渡りがうまかったですね。誰にも見られないところで私に話しかけてきたりして(笑)」
■学校生活はスクールカーストが全てで逃れられない
では、学校生活とスクールカーストはどのように結びついていたのでしょうか?
「休み時間や昼休みは、みんなカースト内で過ごしていました。
私はひとりで本を読んでいることが多かったですが、同じようにグループに入れなかった友人と一緒にいることもありました」
学校生活のほとんどを固定されたグループで過ごしていたそうですが、他のグループとの交流がまったくなかったわけではないそうです。