検挙数が去年785件!児童虐待について考えさせられる漫画7選
何年経っても風化しない、読むべき作品だと思います。
■7:『ゆがみちゃん 毒家族からの脱出コミックエッセイ』(原わた)
家族に苦しんでいた著者が送るコミックエッセイ。元はWEBで連載されていた人気コミックを書籍化したものです。
かわいい絵とは裏腹に、内容はショッキング。兄妹を差別し、妹を否定する母親。暴力によって子どもを支配しようとする父。新興宗教に入るよう家族に強要する祖母。大人に見つからないよう妹をいじめる兄。
逃げ場のない家から逃げ出すことではじまる、自分を取り戻すための「解毒」の闘いを描きます。
同じような境遇を持った人から支持された本作。家族にトラウマを持つ人は解毒のために、これから親になる人には毒親にならないために、ぜひ読んでほしい作品です。
*
自治体や民間団体に頼ってばかりでは、児童虐待を減らすことはできません。いちばん必要なのは地域の目ではないでしょうか?
今回紹介した作品を通じて、もう一度児童虐待について考えてみてください。
(文/堀江くらは)
息子が塾に行っていない…!? 入室記録はあるのにどういうこと?【合格にとらわれた私 母親たちの中学受験 Vol.11】