マーケティングの基本「3C分析」「STP分析」はどんな分析?
『マーケティングで面白いほど売上が伸びる本』(市川晃久著、あさ出版)は、ビジネスセミナーの人気講師である著者が、マーケティングについてわかりやすく解説した入門書。
「初めてマーケティングに触れる方でもわかりやすいように解説しています」という言葉どおり、有名企業の成功事例などを交えつつ、マーケティングの基本が紹介されています。
注目すべきは、マーケティングに欠かすことのできない「3C分析」「STP分析」「4P戦略」について順番に説明がなされている点。つまり、この流れに従えば、無理なくマーケティングができるわけです。
でも、ビギナーにとってはそもそも、「3C分析」「STP分析」「4P戦略」自体が疑問かもしれません。
そこできょうは、この3つの基本をさらってみましょう。
■3C分析とは
複雑かつ多様な環境要因が存在し、常に変化を続けているのが現代社会。そのため、成果を上げるためにはまず「現状を正確に把握すること」が必要とされます。
そして、そのための最初の手法として用いられるのが「3C分析」。3Cとは、「市場・顧客」「自社」「競合」のこと。詳しく見てみましょう。
・市場・顧客(Customer)