1人でワイン50億円分を販売!現代の新たなビジネスモデル事例
ビジネスモデルを構築したというわけです。
ゲイリーさんのWinelibrary TVのビジネスモデルを5つのポイントで考えてみると、次のようになるそうです。
(1)顧客→ワイン好きの人
(2)顧客価値→ワインについての深い知識を動画で提供
(3)経営資源→動画ソーシャルによる口コミ知識
(4)差別化→強烈なキャラクター
(5)収益→販売益
■現代の「新たなビジネスモデル」事例
近代マーケティングの父といわれる経営学者のフィリップ・コトラー博士は、「マーケティング3.0」という言葉で知られています。
企業が広告宣伝を行い、消費者が物を買うのがマーケティング1.0。
「食べログ」のように、消費者が商品やサービスを評価することによって、人々が購買行動を起こすのがマーケティング2.0。
そして、ソーシャルメディアなどの口コミによって、消費者が企業のブランドをつくる時代のことをマーケティング3.0と呼んだのです。
つまりゲイリーさんのビジネスモデルは、まさにマーケティング3.0そのものだというわけです。
この事例は、現代における新たなビジネスモデルの可能性を示唆しているといえます。