いま85歳以上の60%が要介護!介護破産を回避する5つの対策
「その他の費用(医療費・生活用品・小遣いなど)」「予備費」となります。
入居一時金は無料~1億円、月額費用は5~40万円と施設によってかなり幅があるため、「いくらかかるか」というより「いくらかけられるのか」という視点で検討していく必要があります。
資金計画を立てる際は、親が100歳まで生きると想定して計算します。入居一時金などのまとまったお金は貯蓄から、月々の支払いは年金などの収入から支払うのが基本です。
たとえば、1,000万円貯蓄があるAさん(80歳)の場合、一時金200万円、緊急の出費に備えた予備費を200万円とすると残りは600万円になります。
100歳まであと20年間生きるとすると、年間で使えるお金は30万円で、月額にすると25,000円。毎月10万円の年金があるとすると、12万5,000円までは支払えるということになります。
まずは早い段階で、親の貯蓄と毎月の収入を把握しましょう。
資産状況がわからないまま施設探しをすると、あとあとやりくりができなくなってしまう恐れがあります。
■2:月額利用料の他にかかる費用にも注意する
特別養護老人ホームや老人保険施設など、介護保険で入れる「介護保険施設」