いま85歳以上の60%が要介護!介護破産を回避する5つの対策
比較検討する際は、なにが必要でなにが必要ではないのかをしっかり見極めることが大切です。
■4:自分自身も年金生活になる可能性を想定する
親の貯蓄や年金で費用が十分にまかなえない場合、子からの支援が必要になることもあります。
しかし、現在は働いていて収入が十分にある人でも、将来は年金生活になるということを意識しておかなくてはいけません。
自分自身が介護される身になった、もしくは先に自分が亡くなってしまった場合は次の世代に大きな負担をかけることになってしまいます。
親の支援をする場合は、子の生活設計も考え、できる範囲で行うことが大切です。
■5:「共倒れ」になる前に生活保護も視野に入れる
介護疲れで、共倒れ寸前のような状態になると「お金はあとでなんとかなるはず」と考えて、とにかく施設入居の契約をしてしまう人がいます。しかしこれは危険。
途中で経済状況が厳しくなり、施設を退去しなくてはならない事態に追い込まれることもあります。
それを回避するには、まず担当のケアマネージャーに相談し、在宅のままショートステイを連続30日間利用する、3ヶ月間老人保健施設に入居してもらうなど一時的に親と離れ、冷静に考える期間をもうけましょう。