完全主義にメリットなし!考え方は「80%できれば上々」が正解
『めんどくさくて、「なんだかやる気が出ない」がなくなる本』(西多昌規著、SBクリエイティブ)は、数々のベストセラーを生み出してきた精神科医・医学博士による最新刊。
今回のテーマは、ずばり「めんどくさい」。
人間なら誰しもが持っている「めんどくさい」「やる気が出ない」という気持ちに焦点を当て、やる気を取り戻すための方法を指南しているわけです。
きょうはそのなかから、「100%を目指そうとするからいけない」という考え方をご紹介しましょう。
■強迫的だとまじめさに疲れることも
人間は、とても些細なことにも、妙にこだわってしまうところがあるもの。日本人は特に几帳面ですが、それはよいクセでもあり、悪いクセでもあると著者は指摘しています。
そして、そのような、あまりに「きっちり」「まじめすぎる」性格のことを「強迫的」と呼ぶのだそうです。
料理のレシピは1グラム単位で正確に量ってつくりたいとか、あるいは仕事でもミスなく完璧に仕上げなければならないと思い込み、完全主義を貫いているような人がこのタイプだとか。
強迫的な正確も、ほどほどであれば「きちんと仕事をする人」というプラスの評価を受けることになります。