2023年9月27日 10:10
トイレの後にちょっと締めるだけでOK!くしゃみや大笑いによる「ちょい漏れ」を改善【医師解説】
本来は、くしゃみなどで腹圧がかかっても骨盤底筋が膀胱と尿道を支えることで尿が漏れるのを防いでいるのですが、更年期に女性ホルモンのエストロゲンが減少すると、潤いや弾力が落ちて筋肉量も減少します。骨盤底筋もエストロゲンが減ることで緩み、尿道がうまく締められなくなって尿漏れが引き起こされるのです。
特にエストロゲンの減少が本格化する、閉経後の50代から緩みが加速します。40代から尿漏れが起きる人は、出産ダメージが大きな要因です」(窪田先生)
膀胱が硬くなることも要因
「もう1つ、エストロゲンが減ることで膀胱の組織が硬くなり、動きも衰えることも要因です。膀胱の弾力性や活性が落ちると、尿をためることができず、漏れやすくなります」(窪田先生)。
骨盤底筋の緩みは改善できる?
骨盤底筋体操が効果的!
骨盤底筋の緩みに対しては、どのようにアプローチすれば良いのでしょうか。
「効果的なのは、骨盤底筋体操です。腹筋に力を入れず、呼吸しながらリラックスし、肛門と腟をキュッと締めます。
基本的な方法は以下のとおりです。
ラクな姿勢になり、尿道・肛門・腟をきゅっと締めたり、緩めたりし、これを2~3回繰り返します。