2023年12月4日 12:10
亡き父の介護でつらかった日々…そんな私の救いになったことは【体験談】
5年間にわたり、車で1時間半かけて実家に通い両親の介護をしていた私。自分も年齢による体力の限界を感じつつ、アルツハイマー型認知症の父と車椅子生活の母を介護する日々は悩みの連続でした。
2023年に2人とも他界しましたが、父が要支援と認定されてから自宅介護生活が軌道に乗るまでについてお話しします。
要支援認定で介護サービス利用開始
当時81歳だった父に要支援認定が下りて、私はほっとすると同時にこれから始まる介護生活への不安を感じて複雑な思いでした。
そこでまずは地域包括支援センターの担当者と打ち合わせをし、週2回のデイサービス通いで外部と触れ合う機会を設け、週1回の訪問ヘルパーで掃除を利用することに。結果的にはこのデイサービスが外交的な父に合っていて、認知症の進行が緩やかになったように思えます。
また、訪問ヘルパーの掃除は、父よりも母に抵抗があったようです。高齢とは関係なく片付けや掃除がまったくできない母でしたが、家に入っていろいろ触られるのは嫌だったのかもしれません。私が「トイレだけでもきれいにしてもらえればいいじゃない」と何時間もかけて説得し、ようやく掃除がしてもらえる! 私の念願がかなった!と思いました。