くらし情報『若い人に発症する認知症とは? 認知症の種類と認知症になりやすい生活習慣を知っておくべき理由【医師解説】』

2024年3月17日 02:40

若い人に発症する認知症とは? 認知症の種類と認知症になりやすい生活習慣を知っておくべき理由【医師解説】

症状として、実際には存在しないものが見える「幻視」や、手足が震えて転びやすい、歩きにくいなどのパーキンソン症状、睡眠中に夢を見て大声を出すなどがあるのが特徴です。調子の良いときと悪いときを繰り返していたかと思うと、急速に進行することもあります。

4、前頭側頭型認知症
脳の約4割を占める前頭葉と側頭葉の神経細胞が変性し、徐々に進行する認知症です。認知症の中で唯一、指定難病(患者の医療負担を軽減するため、医療費助成制度の対象としている難病)を受けています。

初期には、ぼんやりする時間が増えたり他人への興味がなくなったりします。
進行すると、今までの人格とは著しく異なる行動を取ったり、同じ行動を繰り返したり、言語がしゃべれなくなるなど、さまざまな症状が見られます。

65歳以下で発症する「若年性認知症」

若い人に発症する認知症とは? 認知症の種類と認知症になりやすい生活習慣を知っておくべき理由【医師解説】


65歳未満で認知症を発症した場合、高齢者の認知症と区別して「若年性認知症」と呼びます。

全国の若年性認知症の人の数は推計で3万5700人。
人口10万人当たり50.9人となります。

若年性認知症で一番多いのは血管性認知症で、次がアルツハイマー型認知症。前頭側頭型認知症も高齢者の場合に比べて割合が高くなっています。

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