くらし情報『ホルモン補充療法の「始めどき」と「やめどき」はいつ? 効果と副作用も知っておこう【医師解説】』

2024年3月26日 02:40

ホルモン補充療法の「始めどき」と「やめどき」はいつ? 効果と副作用も知っておこう【医師解説】

いずれの薬も家で自分で用いますが、症状の確認や薬の処方などのために2〜3カ月に1回程度の通院が必要です。

ホルモン補充療法は保険適用で、薬代は病院や使用する薬剤によって異なりますが、だいたい月に2,000〜3,000円。漢方薬と併用する場合は、4,000〜5,000円程度です。

どんな症状に効果があるの?
ホルモン補充療法で不足していたエストロゲンが補充されると、乱れていた自律神経のバランスが整い、多くの症状が改善します。主に下記の効果があり、それに伴ってイライラや気持ちの落ち込みが改善するケースも多くあります。

・ホットフラッシュ(のぼせ、ほてり)や発汗などの改善
・動悸など自律神経系の不調の改善
・閉経後骨粗しょう症の予防と改善
・萎縮性腟炎や性交痛などの改善
・悪玉コレステロールの低下
・コラーゲンを増やし、皮膚や粘膜に潤いを与える
・胃がんや大腸がんなどがんのリスクの低下

更年期になるとコレステロールは自然に上がりますが、ホルモン補充療法をすると下がることが知られています。

胃がんや大腸がんなどのがんリスクも低下しますが、これについてははっきりした原因はわかっていません。

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