2021年12月25日 02:40
38歳で不妊治療を開始。だいたひかるさんインタビュー「前向きに取り組めたのは夫のおかげです」#1
「どーでもいいーですよー」の枕詞とともに淡々と毒をはく芸風で、一世を風靡したピン芸人のだいたひかるさん。乳がんの経験を経て2021年5月に45歳で妊娠を発表し、現在は片づけを通して自身の人生を見つめるエッセイ『生きるために、捨ててみた。』の出版が話題を呼んでいます。1回目のインタビューでは、だんな様とのなれそめや不妊治療についてお話をうかがいました。
38歳で結婚しすぐに不妊治療を始めた
――『生きるために、捨ててみた。』には、片づけを通してだいたさんの仕事人生やプライベートの様子も描かれています。まずはだんな様とのなれそめを教えてください。
だいたさん2012年に自分が好きな文房具を自慢しあうイベントで出会いました。
イベント後に話が盛り上がってごはんを食べに行くことになったのですが、最初は詐欺じゃないかと思っていたんです。当時の私は37歳で、この先、ひとりで生きていくことを考えていたりもしていたんですね。それだけに、「男の人に振り回されたり、だまされている暇はない」と警戒心がすごく強くなっていたんです。でも、彼の人となりを知り、信頼できる人だと確信して、付き合って半年で結婚しました。