2022年11月20日 20:40
うそ!今まで低かったのに血圧が高くなった!更年期になって突然「高血圧」になる理由とは【医師解説】
更年期高血圧の原因
1:女性ホルモンの減少にる自律神経の乱れ
閉経の前後10年が更年期です。日本人の閉経年齢の平均は50.5歳といわれています。この時期、女性ホルモンのバランスが乱れることに連動して自律神経のバランスも乱れやすくなります。自律神経には血圧をコントロールする役割があるため、血圧が上がりやすくなります。
2:気持ちが不安定になりストレスで血圧が上昇
自律神経には活動しているときに優位になる交感神経とリラックスしているときに優位になる副交感神経があります。
更年期で自律神経のバランスが乱れ、交感神経が過剰に高まると、イライラや不安といったストレスを抱えやすくなるように。ストレスを感じると血管は収縮するため、血圧の上昇を招きます。3:内臓脂肪が増えて高血圧に
女性ホルモンのエストロゲンは脂質代謝にも関わるホルモンで、更年期に減少することでコレステロール値が上昇。
これにより内臓脂肪が増えてしまうことがあります。内臓脂肪がおなかにたまると、血管が収縮したり血液をドロドロにする悪玉物質が分泌されたりして、血圧を上げる作用が多くなります。
更年期高血圧には早めの対策を
更年期を迎えて血圧が上昇するのは誰にでも起こることです。