2023年1月14日 02:10
まだ40代前半なのに生理が来ない…まさかもう閉経!?知っておきたい早発閉経のこと【医師監修】
また、生理不順の原因を探るうちに子宮内膜症が見つかるケースもあります。
子宮内膜は厚くなっているのに出血しないのか、内膜そのものが厚くもなっていないのかを一度婦人科で検査してもらうと安心です。
43歳未満で1年生理がない=早発閉経
3カ月以上生理がないとき、婦人科で診察を受けながらも1年以上生理がこない場合は「早発閉経」となります。
閉経の平均年齢は50.5歳で、一般的には45歳を過ぎたころから卵巣機能が低下し始め、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が低下して排卵が起こらなくなり、生理が停止します。
閉経が平均より早く訪れる症状を「早発閉経」といい、その基準は43歳未満。 早発閉経は卵巣の手術、抗がん剤治療、放射線治療、思春期早発症治療による卵巣機能の低下から引き起こされることもありますが、ほとんどは原因不明です。
更年期症状や骨粗しょう症になりやすくなる
更年期とは閉経の前後5年間をさしますが、早発閉経の場合、例えば42歳で閉経を迎えた人は37歳ごろから更年期が始まっていたことになります。30代後半から、ホットフラッシュや発汗、めまい、不眠、イライラといった更年期特有の症状が出ている人は早発閉経の可能性もあります。