2023年3月4日 10:10
人によって更年期症状の程度が違うのはどうして?太っているとつらいの? 【医師監修】
更年期にはさまざまな体調不良が現れますが、それを更年期症状と呼びます。
更年期にさまざまな症状が現れるのは、加齢により卵巣の機能が弱り、女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)の分泌が減少することが原因です。特にエストロゲンの減少は著しく、不足するとホットフラッシュ(のぼせ、ほてり、発汗など)をはじめ、イライラや落ち込みといった精神症状などさまざまな体の不調を引き起こします」(駒形先生)
更年期症状が起こる原因は女性ホルモンの低下。しかし、症状の程度に個人差があるのはどうしてなのでしょうか。
まずは生活環境、次に性格
更年期症状の程度の違いの原因として、まずは生活環境、次に性格の違いにあると駒形先生は言います。
「40代女性は家事、仕事、育児、時には介護と一番忙しい世代であると同時に生活環境の違いが大きい世代でもあります。結婚か独身か、仕事があるかないか、子どもがいるかいないか、親と同居か別居など、それぞれ違うライフスタイルがあります。環境によるストレスと女性ホルモンは密接に関わっています」(駒形先生)
しかし、似たような環境でも、ストレスに弱い人のほうが更年期症状を感じやすいそうです。