【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第40回 50代以上の保険と積立 老後の必要資金を計算して、第二の人生に備える
医療保険や介護保険に新たに加入する場合は、一括払や全期前納を中心に検討します。年金生活中の固定支出は、極力減らしておく方が安心です。また、やみくもに心配するのではなく費用対効果を考えて加入することがポイントです。年齢・性別によっては、医療費・介護費用を保険で備えるより、預貯金で備えておく方がよいケースもあります。払込保険料総額を回収できる損益分岐点を確認する等、慎重に検討してください。
シニアの保険はシンプルに徹することが大切です。保障のたくさん付いた保険に入っていると、保険料が高くなりがちです。どんなときに、どれだけの給付が受けられるのかを確認して、よくわからないものや必要性をあまり感じない特約等から見直していくといいですね。
3. 必要になる時期が「何年後」になるのかで運用先を変える
資産運用は、それが必要となるまでの期間に応じた金融商品を選択することが重要です。
上記の表をもとに、今、どの資金が、どれだけ用意できているかをチェックします。(ア)と(イ)の資金がすでに準備できているという人は、長期投資でのんびりと資産を積み立てていくことを考えてみてはいかがでしょうか。
コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)
CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士
関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。
家計アイデア工房 代表
※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。
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