くらし情報『国家資格「土地家屋調査士」の業務とは【不動産用語集】』

2017年12月16日 08:00

国家資格「土地家屋調査士」の業務とは【不動産用語集】

による表示登記です。主に、公共事業や官公署などの嘱託に係る業務があります。

地籍整備事業
全国には筆界(一筆の土地の範囲を示す境界)を表した地図を備え付けなければなりません。しかし都市部においては、これがまだ十分ではなく、政府の方針により、地籍整備を強力的に推進されているのが現状です。

これもまた国からの依頼による業務であり、ほかの資格者では行うことのできない魅力であるといえます。

筆界特定とADR(裁判外紛争解決手続)
日本では、土地の私有化を認めています。そのため、どの土地が誰のものなのかを示す「筆界」が重要な役割を担います。しかし、私たちのような一般の土地所有者では、簡単に筆界を特定することはできません。
そのためか「この土地は私のものだ」「いや私のだ」といった土地の境界線をめぐる争いが相次いでいます。そこで、土地家屋調査士がこの筆界特定の申請代理を業として行うことで、トラブルの解決を図っているのです。

さらに、紛争解決手段としては法務大臣より一定の能力を認定された土地家屋調査士が、弁護士と共同して裁判外で紛争を解決していく「ADR(裁判外紛争解決手続)」といった制度も導入され、土地紛争の解決手段としての需要が増えています。

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