くらし情報『構造形式「ラーメン構造」はどこがラーメンなの?【不動産用語集】』

2017年12月18日 07:30

構造形式「ラーメン構造」はどこがラーメンなの?【不動産用語集】

ラーメン構造

ラーメン構造とは、日本の伝統的な工法のひとつで柱と梁で骨格を造り、そこに壁を張っていく構造のことをいいます。

ラーメンの語源は、ドイツ語の「枠」「額縁」からきています。柱と梁を強く固定すること(剛接合)で建物の骨格を形成するこの構造は、強靭な「枠」を形成します。この点がラーメン構造の特徴ともいえます。

そのため木造建築物には取り入れにくく、鉄筋コンクリート造り(RC造)や鉄骨造り(S造)などで建てられるアパートや低層マンションに用いられることが多いです。
ラーメン構造の特徴
特徴としては、接合部分がしっかりと固定(剛接合)されている点にあります。しかし先述したように、後から壁を張っていくスタイルなので、壁は非常に薄いといえます。

そのためこの構造法を用いている場合は、木造アパートはもちろん、中高層マンションであっても隣の部屋の物音が気になってしまうことが考えられます。


また壁が薄いということは、「横からの力に弱い」ともいえます。震災レベルの地震が起きた場合には、十分な注意が必要です。

壁式構造

一方で、震災レベルの地震にも強いのが「壁式構造」です。
壁式構造はラーメン構造とは違って、柱や梁を使用せず、床と壁を接合していく構造のことをいいます。

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