2018年1月9日 06:30
住宅インスペクション(住宅診断)を行うメリットとは
調査の対象は中古の住宅
・戸建て住宅
・分譲マンション(一部屋)
・アパート一棟(小規模)
・マンション一棟(大規模)
※新築の住宅、土地・商業ビルなどの住宅以外の物件は対象外です
建物状況調査は建築士が行います
建物状況調査の実施は調査に係る一定の講習を修了した建築士が行います。建物に精通した建築士が検査を行うことで、より安心が深まります。
建物状況調査の検査内容は?
出展:国土交通省「改正宅地建物取引業法の施行に向けて参考資料」
「構造耐力上主要な部分」および「雨水の浸入を防止する部分」が検査対象です。設備の動作確認や、住宅以外の部分の検査は一般的には行われません。
構造耐力上主要な部分とは:建物自身の重さや建物内にある物の荷重を支え、風や雪、地震の揺れなどの外からの力に対抗するような、建物の基本となる部分のこと(柱・基礎など)
雨水の侵入を防止する部分とは:外部から雨水が入ってくることを防止するための、住宅の部分のこと(屋根・外壁など)
具体的な検査箇所
<外部>
・バルコニー
・屋根
・外壁
・基礎など
<内部>
・土台
・床
・内壁
・天井など
※木造戸建てや鉄筋コンクリート造共同住宅など物件の種類により検査項目は異なります
建物状況調査ですべての劣化がわかるわけではないので注意
建物状況調査は、実施することで物件の状態がより詳細に把握でき、安心な取引につながりますが、この検査だけですべての劣化事象があきらかになるわけではありません。