2018年1月9日 06:30
住宅インスペクション(住宅診断)を行うメリットとは
建物状況調査はあくまで検査をする者が通常歩行可能な範囲から、目視や計測で行う「基礎的な検査」となりますので、例えば壁の裏側など、住宅を一部壊さないと確認できないような箇所は検査を行うことができません。また検査結果を受けた内容から、さらに詳細な検査や、補修・修理を行うかは売主または買主の判断になります。
建物状況調査を実施するメリット
<買主>
・検査で建物の状態を把握して購入できるので安心
・劣化部分がわかるのでリフォーム費用が積算しやすい
・保証付物件なら万が一の時にもさらに安心
<売主>
・物件のトラブル発生リスクを軽減でき、安心して引き渡すことができる
・「検査済の安心な物件」として、 買主から選ばれやすくなる
気になる建物状況調査の実施費用負担は?
基本的には建物状況調査の実施を申し込んだ売主または買主が費用を負担します。
ただ、中古住宅のインスペクションの認知が広がり宅建業者が負担するケースも増えているようです。説明を受けた際に費用面の負担について相談してみてください。
2018年(平成30年)4月より開始となる建物状況調査の制度。
中古物件の売買の際は、ぜひ賢く活用し、安心でスマートな取引につなげましょう。