新海誠監督の3年ぶりとなる最新作『すずめの戸締まり』から、本作の音楽について監督と野田洋次郎、陣内一真が語り尽くす鼎談の模様が公開された。本作は、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女・すずめの解放と成長を描く冒険物語。公開から11日間(11月21日まで)で観客動員数300万人、興行収入43億円を突破している。圧倒的な映像美と、豪華キャスト陣の熱演、アクションシーンなど見どころあふれる本作だが、作品を彩るもうひとつの大きな要素が音楽といっても過言ではない。本作では、新海作品3作連続でタッグを組むRADWIMPSが、世界で活躍する映画音楽作曲家・陣内一真と共作で音楽を担当するという、新たな座組で数々の楽曲が生み出された。今回はそんな音楽について、3人が語り尽くす鼎談が実現。彼らの紡ぐ音楽を新海監督は「どの映画もそうかもしれませんけど、この映画に音楽がなかったとしたら観客は何を受け取ったのか、何を受け取っていい映画なのか整理がつかなかったかもしれないなと思いました。ポジティブにも取れるし、逆にすごく重いものとしても受け取ってしまうような内容も含んでいるから、僕たちが思っていること――出来れば世界をこういう風に感じてほしい、ということを音楽が伝えてくれているとは思います」と語っており、全幅の信頼を寄せていた様子。更に、今作で主題歌「すずめ」を歌ったのはオーディションで見出された十明(とあか)。彼女の魅力的な声について野田は“インタビューで「なんで十明さんの声だったんですか?”って聞かれて思ったんですけど、(オーディションの時に)うまい人はいっぱいいたじゃないですか。こう歌ってと言われたら歌える器用な人もいっぱいいて。でも、十明はどっちかって言うとまったく器用ではなかった。それでも“なんで彼女だったんだろう”って思ったときに、たぶん探してた声って、時代性がない声というか、時代を超える声だったというか。100年前もこの人はたぶん歌ってたんじゃないかな、100年後もこの声がどっかで歌われてるんじゃないかと感じるような声だったんだと思います」と、新時代の歌姫についてコメントした。そして、楽曲制作から本編のダビング作業を経て、陣内は「監督がよく耳に届く音っておっしゃっていたのが印象的で、耳に届くものっていうのは面白い一音だったり、メロディーだったり、そこはコード進行ではなくて、主張のしっかりあるキャラクターになれるものということなんですよね。今までそこまで求められることが自分はなかったので、そういった意味で自分にとってはちょっと今までにない制作っていう感じでした」と語り、今作ならではの制作を振り返った。なお、鼎談の全文は映画公式サイト、映像は映画公式YouTube・東宝MOVIEチャンネルにて公開中。『すずめの戸締まり』公開中映画公式サイト()映画公式YouTube・東宝MOVIEチャンネル()
2022年11月22日11月19日、20日の全国映画動員ランキングは、『すずめの戸締まり』が公開2週目も首位を守った。公開2週目の『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』も順位は先週と変わらず。続いて、平野啓一郎の同名小説を妻夫木聡の主演で映画化した『ある男』が初登場3位にランクイン。亡くなった夫の身元調査を相談された弁護士が、その男の正体と真相を突き止めようとする姿を描くヒューマンミステリー。共演は安藤サクラ、窪田正孝、清野菜名、眞島秀和、小籔千豊、柄本明ら。監督は『蜜蜂と遠雷』の石川慶。公開16週目に入った『ONE PIECE FILM RED』は先週からワンランクダウンの4位になった。公開6週目の『カラダ探し』、公開5週目の『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』は先週と変わらず、5位、6位に並んでいる。そのほか新作では、『ノマドランド』を手がけたサーチライト・ピクチャーズによるサスペンス映画『ザ・メニュー』が初登場7位に入った。孤島のなかなか予約の取れないレストランを舞台に、ミステリアスなシェフが秘密の“サプライズを添えた料理を振舞う。監督はマーク・マイロッド。出演はレイフ・ファインズ、アニャ・テイラー=ジョイ、ニコラス・ホルト、ホン・チャウ、ジャネット・マクティアら。ディーリア・オーエンズの人気ミステリー小説を映画化した『ザリガニの鳴くところ』は初登場8位にランクイン。両親に捨てられ森で暮らす少女と、将来有望な青年との関係性の果てを描く。監督はオリヴィア・ニューマン。出演はデイジー・エドガー=ジョーンズら。プロデューサーはリース・ウィザースプーン。主題歌は、テイラー・スウィフトが担当した。『ある男』特別映像次週は『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』『母性』『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』『グリーン・ナイト』『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『すずめの戸締まり』2位『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』3位『ある男』4位『ONE PIECE FILM RED』5位『カラダ探し』6位『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』7位『ザ・メニュー』8位『ザリガニの鳴くところ』9位『土を喰らう十二ヵ月』10位『RRR』
2022年11月21日新海誠監督の最新作映画『すずめの戸締まり』をテーマにしたカフェが2022年12月1日(木)から2023年2月5日(日)まで東京・新宿ミロードにオープンする。新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』のテーマカフェ『すずめの戸締まり』は、『君の名は。』『天気の子』でヒットを飛ばした新海誠監督が手掛ける最新作・長編アニメーション映画。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく少女・すずめの解放と成長を描く現代の冒険物語だ。2022年11月11日(金)の全国公開から3日間で観客動員133万人、興行収入18億円を突破するなど、人気を博している。そんな映画『すずめの戸締まり』の世界観を体感できるテーマカフェが、新宿ミロードに期間限定オープン。店内では、作中に登場するキャラクターやビジュアルをイメージしたメニューの数々を楽しめる。“扉”のアサイーボウル中でも注目したいのは、映画『すずめの戸締まり』の印象的なビジュアルを再現した「扉のアサイーボウル」。ベリーソースを挟んだスポンジケーキを扉に見立て、アサイーヨーグルトで水面を表現した。「スナック はぁばぁ」でアレンジした“ポテサラ焼うどん”フードは、「すずめの椅子」をイメージしたサンドウィッチや、要石から着想を得ただし茶漬けのほか、作中に登場する「スナック はぁばぁ」ですずめがアレンジした“ポテサラ焼うどん”も用意する。“常世の空”イメージのドリンクドリンクは、小さな白猫・ダイジンをイメージしたアプリコットミルクフロート「ダイジンフロート」、大きな黒猫・サダイジンをイメージしたほうじ茶ミルクフロート「サダイジンフロート」、扉の向こうに広がる常世(トコヨ)の空をイメージして美しいグラデーションカラーに仕上げたピーチレモン風味のドリンク「常世ドリンク」などが揃う。“ダイジン”のマスコットなどオリジナルグッズさらに、物販コーナーも用意し、ダイジンのマスコットキーホルダーや、すずめのアクリルスタンド、劇中のシーンをプリントしたステッカーなどオリジナルグッズを充実のラインナップで取り揃える。【詳細】『すずめの戸締まり』カフェ期間:2022年12月1日(木)~2023年2月5日(日)場所:BOX cafe&space 新宿ミロード1号店住所:東京都新宿区西新宿1-1-3 新宿ミロード 7階予約方法:・カフェサイトオープン:2022年11月18日(金)12:00 (予約18:00~)・予約金:550円※予約特典付きメニュー例:・すずめのまかないポテサラ焼うどん 1,320円・すずめの椅子のサンドウィッチ 1,540円・要石のだし茶漬け 1,430円・災いのミミズ 戸締まりクレープ 1,430円・扉のアサイーボウル 1,430円・ダイジンフロート 1,100円・サダイジンフロート 1,100円・常世ドリンク 990円グッズ例:・マスコット(ダイジン・ぬこ駅長) 1,540円・レイヤーアクリルスタンド 2,420円・インスタントフィルム風ステッカー(全20種) 各220円※画像はすべてイメージ。
2022年11月21日SixTONESの松村北斗が18日、都内で行われた映画『すずめの戸締まり』(公開中)大ヒット舞台挨拶に、主演の原菜乃華、メガホンをとった新海誠監督とともに登壇した。同作はアニメーション監督・新海誠による最新作。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる"扉"を閉めていく少女・すずめの解放と成長を描くロードムービーとなる。九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(原)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年・草太(松村)に出会い、日本各地で次々に開き始める、災いが訪れてしまうという扉を閉めるための旅がはじまる。映画公開7日間で観客動員200万人を突破したと発表されると、松村は「みなさんが今、手に持たれている“新海誠本”が300万名様限定なので、いよいよ在庫切れが見えてきて…驚きますね」と目を丸くし、原は「“新海誠本”はすごく濃い内容で、みなさんに手に取ってもらいたいので、早めに来ていただきたいですね。100万冊プラスで作ってもらいましょう」と増刷を希望した。また、観客からの感想が書かれたバックボードがお披露目されると、松村は「お尻をむけて大丈夫ですか?」とお茶目な一面を覗かせてボードをチェックし、「まさに僕と同じ感想が。“エンドロールの時に、この映画を作ってくれてありがとうって本当に思った”。これはわかりますねえ」としみじみ。改めて、自身のもとにどんな反響が寄せられているか尋ねられると「この会場もそうですけど、男性から女性、そしてお父様からお母様、お子様までいて、きっと(生中継している劇場)343もそうなんじゃないかなと思うんです。昨日、一昨日と神戸、大阪を回らせていただいて、自分でも劇場に足を運んで感じたのは、いろんな世代でいろんな育ち方をしている方々が、映画を見終わったあとに同じよう顔をされていて、それが何よりも言葉を超えた反響かなと思います」と嬉しそうに語った。続けて、神戸と大阪での舞台挨拶で、小さな子どもが手をあげて質問をするというという一幕があったそうで、原は「緊張して言いたいことがなかなか言い出せないお子さんに、松村さんが素敵なフォローをしてくださっていて、監督と一緒に『素敵だったね』って」とエピソードを明かし、新海監督も「喋れないときに『なんて素敵な待ち時間なんだろう』っておっしゃっていて、さすがだなって思いましたね」と絶賛。これに松村は「それは新海さんの紳士ぶりを受け継いで、真似しようと思ったところが大きいですね」と謙遜した。さらに、オーディションの話題となり、新海監督から「(アフレコ時)不安そうだった」と声をかけられた松村は「(不安を)隠すことなく出しましたね。1番不安だった瞬間に聞いたら安心しただろうなと思う、最近、新海さんが話してくれる言葉があって『オーディションで僕らを見つけたのは、子どもを見つけるように』という表現をされていて、あの言葉はすごく温かくて、今さらながらに安心しますね」と感慨深げに語り、新海監督は「もっと早く言えばよかったね(笑)」と微笑んだ。同舞台挨拶では、公開生アフレコが行われ、松村は「驚きました。一昨日の夜に台本のデータだけポンって。“台本!? もう公開したけど”って思いました」と打ち明け、「落ち着かないのでアフレコをやっていたときの立ち位置に変えてもいいですか?」と立ち位置を変更。この立ち位置はお互いに直感で並んだそうで、松村は「僕、驚いたんですけど、アフレコが進んでいる途中でポスタービジュアルが出たじゃないですか。鈴芽と草太、この並びなんですよね」と目を輝かせ、新海監督は「もしかしたら僕の中にこの(アフレコの立ち位置の)イメージがあったのかな」と吐露。そして、生アフレコを披露した2人は大きな拍手を浴び、新海監督も「とっても素敵でしたよ」と称えた。
2022年11月18日新海誠監督3年ぶりとなる新作『すずめの戸締まり』が11月11日に公開。13日までで観客動員133万1081人、興行収入18億8421万5620円を記録したことが分かった(IMAX先行上映を含む)。本作は、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女・すずめの解放と成長を描く冒険物語。女子高生・すずめは、オーディションで選ばれた原菜乃華、“閉じ師”宗像草太役で「SixTONES」松村北斗が出演しているほか、深津絵里、染谷将太、伊藤沙莉、花澤香菜、神木隆之介がすずめの旅を鮮やかに彩る。また音楽は、新海作品3度目のタッグとなる「RADWIMPS」。共作として陣内一真が参加し、壮大かつ繊細な冒険映画の機微を表現している。公開前から話題となっていた本作。公開3日間で『君の名は』(興収250.3億円)対比で観客動員数138.7%、興行収入147.4%を、『天気の子』(興収141.9億円)対比で観客動員114.9%、興行収入114.7%を記録しており、新海監督作品史上No.1のロケットスタートを記録。また、新海監督作品史上最多となる世界199の国と地域での配給も決定しており、今後も世界をまたにかけた息の長い興行が期待される。『すずめの戸締まり』は公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:すずめの戸締まり 2022年11月11日より全国東宝系にて公開Ⓒ2022 「すずめの戸締まり」製作委員会
2022年11月14日11月12日、13日の全国映画動員ランキングは、新海誠監督の新作『すずめの戸締まり』が初登場で首位を飾った。平穏に暮らしていた少女がある青年との出会いがきっかけで災いを呼び込む扉の存在を知り、戸締まりの旅に出る。声の出演は原菜乃華、松村北斗ら。音楽はRADWIMPSと陣内一真。続いて2位には、シリーズ第2弾『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』が初登場でランクイン。若き王ティ・チャラの遺志を継いだ母と妹、そしてワカンダの民が、新たな危機に立ち向かう姿が描かれる。監督は前作に続きライアン・クーグラー。出演はレティーシャ・ライト、ルピタ・ニョンゴ、ダナイ・グリラ、ウィンストン・デュークら。公開15週目に入った『ONE PIECE FILM RED』は先週から2ランクダウンの3位につけている。公開11週目の『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ』は先週8位から大きくランクアップし4位になった。そのほか新作では、中江裕司監督が沢田研二の主演で水上勉の著書を映画化した『土を喰らう十二ヵ月』が初登場7位に入った。山荘で自炊をしながら暮らしている作家の食と人生を描いた作品で、共演は松たか子、西田尚美、尾美としのり、瀧川鯉八ら。料理研究家の土井善晴が劇中の料理を手がけている。直木賞作家・井上荒野の同名小説を寺島しのぶ、豊川悦司のダブル主演で映画化した『あちらにいる鬼』は初登場9位にランクイン。原作は、井上荒野が父であり小説家の井上光晴と自分の母、そして瀬戸内寂聴をモデルに複雑な人間模様を描き話題になった小説。『すずめの戸締まり』【行ってきますPV】次週は『少女』『ある男』『サイレント・ナイト』『ザ・メニュー』『ザリガニの鳴くところ』『死神遣いの事件帖月花奇譚』『ミセス・ハリス、パリへ行く』『宮松と山下』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『すずめの戸締まり』2位『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』3位『ONE PIECE FILM RED』4位『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ』5位『カラダ探し』6位『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』7位『土を喰らう十二ヵ月』8位『貞子DX』9位『あちらにいる鬼』10位『RRR』
2022年11月14日映画『すずめの戸締まり』(11月11日公開)の公開初日舞台挨拶が11日に都内で行われ、原菜乃華、松村北斗、深津絵里、染谷将太、花瀬琴音、新海誠監督が登場した。同作はアニメーション監督・新海誠による最新作。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる"扉"を閉めていく少女・すずめの解放と成長を描くロードムービーとなる。九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(原)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年・草太(松村)に出会い、日本各地で次々に開き始める、災いが訪れてしまうという扉を閉めるための旅がはじまる。公開を迎え、原は「昨日はあまり眠れなかったくらい、本当に今日はずっと楽しみにしていました」と喜びを表す。また今回すずめの叔母役で声優初挑戦となった深津は「こんな経験のない私に監督がやってほしいと思ってることには、きっと何かがあるんだろうと思って、下手くそながらぶつかろうと思いました。でも私なんかよりも何百万倍も怖かったと思うんですね、原さんは。背負わなきゃいけないことも大きかったと思いますし」と振り返る。深津はさらに「でも、すずめみたいに目の前のことにどんどん立ち向かって戦ってる姿をそばで見られて本当に美しかった。だから、今回初めてのことで恐ろしかったけど、原さんのような素晴らしい感性の女優さんと一緒の芝居ができたというのは、本当にまた一つ宝物のような作品になってしまった」と語る。その言葉に目元を拭った原は「泣きそうになくらいすごく嬉しくて。深津さんのお芝居を隣で見させていただいてて、自分の中でも知らないようなずめがたくさん出てきて、感謝しかないです。あとはアフレコがない日にスタジオにいらっしゃって、喉にすごくいい蜂蜜をプレゼントしてくださって、毎日アフレコ期間中は、深津さんにもらった蜂蜜だと舐めて気合いを入れてスタジオに行ってて。お守りみたいになってすごく嬉しくて。隣を見ると、いつも笑顔で温かく迎えてくれて嬉しかったです」と感謝していた。
2022年11月11日映画『すずめの戸締まり』(11月11日公開)の公開初日舞台挨拶が11日に都内で行われ、原菜乃華、松村北斗、深津絵里、染谷将太、花瀬琴音、新海誠監督が登場した。同作はアニメーション監督・新海誠による最新作。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる"扉"を閉めていく少女・すずめの解放と成長を描くロードムービーとなる。九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(原)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年・草太(松村)に出会い、日本各地で次々に開き始める、災いが訪れてしまうという扉を閉めるための旅がはじまる。椅子になってしまう青年・草太を演じた松村は「予想を超えた時間、椅子でいつづけたでしょう?」と苦笑。「インタビューで原さんがおっしゃっててそうだなと思ったのが、草太は椅子になってからすごく感情が見えたり人となりが見えたり。表情がなくなった方が表情が見えるという、すごく不思議で魅力的なところも深海監督の作戦ではあるんですか?」と監督に問いかける。新海監督は「僕も2人のインタビューを聞いていて、あ、良く出来た話だなと思ったんです。草太って、非現実的なくらいに美しい男性として描きたいなと思ったんです。そのキャラクターが椅子になってしまって可愛らしくちょこちょこ歩き日本全国をうごきまわるのもコミカルだし、どこか物悲しくワクワクするものになると考えたんです」と振り返る。「実際にできあがった映画を見てみると、人間の時の草太だと想像できないコミカルなお芝居の声だったと思うんです。あの椅子というビジュアルが、草太という人間のもっと楽しい部分、普段見えない部分を引き出してくれてたんだなと思ったりしました」と想定以上だったことを明かした。原は今回共演した松村について「実写版草太さんだなと思っていて。お声はそうですし、上品な雰囲気だったり仕草だったり、私なんかに対しても丁寧に敬語で接してくださるところがが草太さんのままだなと思います」と称賛。さらに原が「聡明さというか、いろんなところでお話する機会が増えてきて、私がうまく言語化できなくて詰まってしまったりする時に、思いを汲み取ってくださって、言葉にしていつもフォローしてくださる」と感謝すると、松村は「本当に言葉が上手な19歳ですよね。まいっちゃいます」と照れ笑い。逆に原について、松村は「強烈ですよ。すずめって、かっこいいセリフの言い回しにキュンときません? そういうかっこよさを持ってる方って、なかなか多いわけではなさそうだなというか」と表す。「予告でも使われてましたけど、『私は草太さんがいない世界が怖いです』というセリフとか、悲しいんだけどかっこよさがあるというか、そこに心抉られるような強さがある。そういう力を持ってる方だなという印象です」と語った。
2022年11月11日11月11日、新海誠監督(49)の最新長編アニメーション映画『すずめの戸締まり』が全国で公開された。同日深夜、新海監督はTwitterで《スタッフ一同、全力で向き合いました。良いこともそうではないことも、たくさんのお声を聞かせていただけたらしあわせです。どうかすこしでも楽しんでいただけますように》と呼びかけていた。本作は、17歳の少女・岩戸鈴芽が災いの元となる扉を閉める“閉じ師”の青年と出会い、日本各地に出現した扉を閉めていくロードムービー。声優キャストには主人公の鈴芽を原菜乃華(19)、“閉じ師”の青年・宗像草太をSixTONESの松村北斗(27)が演じ、深津絵里(49)や伊藤沙莉(28)ら豪華俳優陣が脇を固めている。「鮮やかな色彩の映像美と繊細な心理描写、そして美しい音楽で紡ぐ“新海ワールド”は、国内外で高く評価され熱心なファンも多くいます。直近作品の国内興行収入も『君の名は。』(16年)は約250億円、『天気の子』(19年)は約141億円と大ヒット。『すずめの戸締まり』の製作にあたって、新海監督は“自分の町を物語の舞台にしてほしい”というファンの声を反映させたといいます。そのような細やかな計らいに、何度も劇場に足を運ぶファンも出てくるのではないでしょうか」(映画関係者)SNS上では、早くも公開日初日に鑑賞した人たちの感想が相次いでいる。《すずめの戸締まり、初日見てきた。監督の作品の中で過去一好き》《すずめの戸締りめっちゃ良かった!!もうね、ストーリー、映像、音楽と、声優さんの魂が込もった演技…全てが凄すぎて…ボロボロ泣いた…》《まだ興奮してる。どこにもっていっていいかわからないこの気持ち。なによりも早く、もう一度見たい!!》■公開初日に上映20回の劇場も、波紋呼ぶマーベル映画との差そんな超注目作品に賞賛の声が上がるいっぽう、本作の“劇場独占”ぶりに公開前から一部で波紋が広がっているのだ。《最寄り映画館の『すずめの戸締まり』初日上映回数23回とかどうなってんのよ》《すずめの戸締まり、めっちゃスクリーン乱用するやん 多様性デストロイヤーかなにか?》《すずめの戸締り上映回数凄すぎて電車の時刻表みたいになってるやん映画の山手線じゃん》《すずめの戸締まりとブラックパンサーの上映回数の差に悲しくなったよね》「東京都内の新宿、渋谷、池袋周辺にある主要な映画館では、公開初日の段階で20回以上も上映されています。本作の配給会社である東宝系列以外の劇場でも、同数程度の上映となっていました。なかには上映数が30回に及ぶ劇場もあり、座席の購入状況も好調のようです。しかし同日には、マーベル映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』も公開されましたが、上映回数が『すずめの戸締まり』に比べて明らかに少ない劇場も。新作の上映スケジュールの差に、映画ファンからは不満の声も上がっています」(前出・映画関係者)『すずめの戸締まり』の驚異的な上映回数に批判の声が上がるいっぽう、理解を示す声や好意的な声も上がっている。《すずめの戸締まりの上映回数やばいね。劇場の本気を感じる》《『すずめの戸締まり』の上映回数が多く、それに伴って他の作品の上映回数が減っている事について「そんなに客が入る目算の作品を何回も上映して金を儲けたいのか!」って劇場を責める人がいるらしく、「そら儲けたいでしょ!」って気分に》《すずめの戸締まり見に行くつもり全くなかったけど、上映回数多いから行きやすいな》《スクリーン毎の上映回数こんだけあると助かる》
2022年11月11日auスマートパスプレミアムは11日、映画『すずめの戸締まり』の劇場公開を記念し、新海誠監督作品の特集を公開した。新海監督の最新作となる同作は、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく少女・鈴芽の解放と成長を描いた現代の冒険物語。同特集では、『すずめの戸締まり』本編冒頭12分間の映像を会員向けに無料公開しているほか、『君の名は。』、『天気の子』など新海監督の過去作品も追加料金なしで観ることができる。なお、auスマートパスプレミアムでは、全国のTOHOシネマズで毎週月曜に1,100円で鑑賞できる「auマンデイ」、ユナイテッドシネマやシネプレックスなどで毎日1,400円で鑑賞できる「auシネマ割」など、映画鑑賞キャンペーンも実施中だ。
2022年11月11日新海誠監督 集大成にして最高傑作『すずめの戸締まり』オフィシャル・ピースが ピアノ・ギターで同時発売です!ピアノミニアルバム『すずめの戸締まり』music by RADWIMPS/ギター弾き語りmini『すずめの戸締まり』music by RADWIMPS国境や世代の垣根を超え、世界中を魅了し続けるアニメーション監督・新海誠。全世界が待ち望む最新作『すずめの戸締まり』は、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる”扉”を閉めていく少女・すずめの解放と成長を描く現代の冒険物語です。今作の音楽は、新海作品3度目のタッグとなるRADWIMPSと、日米で活躍する映画音楽作曲家・陣内一真との共作となり、新海作品史上最強体制が実現しました。本オフィシャル・ピースには、唯一無二の歌声で物語の世界を十明が奏でた「すずめ feat.十明」、RADWIMPSの「カナタハルカ」の2曲を収載。「ピアノソロ」「ギター弾き語り」の2商品でお届けします。RADWIMPSが手掛ける主題歌を、演奏でいち早くお楽しみください!【収載曲】すずめ feat.十明/カナタハルカ-全2曲-ピアノミニアルバム『すずめの戸締まり』music by RADWIMPS<公式楽譜集>定価:1,320円(10%税込)仕様:菊倍判縦/16ページ発売日:2022年11月15日ISBN:978-4-636-106732商品コード:GTP01100940 ★ご予約受付中! ギター弾き語りmini『すずめの戸締まり』music by RADWIMPS<公式楽譜集>定価:1,320円(10%税込)仕様:B5判縦/20ページ発売日:2022年11月15日ISBN:978-4-636-106725商品コード:GTL01100939 ★ご予約受付中! お求めは、全国ヤマハ特約楽器店・書店または弊社オンラインショップ >まで。【本商品に関するお問い合わせ】(株)ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス ミュージックメディア部問い合わせフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月02日SixTONESの松村北斗が10月25日、都内で行われた長編アニメーション映画『すずめの戸締まり』(新海誠監督)の完成報告会見に出席した。ヒロインとともに“災い”をもたらす扉を閉めることを使命とする「閉じ師」として日本中を旅する青年・宗像草太役で声優初挑戦。「明日を生きる楽しみをもらった作品。欠けた部分があっても、試行錯誤しながら、今の自分で十分生きていけると気づけた」と達成感を示していた。また、会見前日には完成したばかりの本編を鑑賞したそうで「魅力的なシーンを細かく挙げるとキリがない」と興奮冷めやらぬ様子。「何度も笑ったり、泣いたり、感動したり、救われたり。自分の感性って、こんなに幅があったんだって気づかされ、作品を見ているんですけど、まるで自分を見ているような感覚だった」と真摯に語っていた。会見には新海監督が同席し、「必要な声を出してもらうため、一緒に探していこうという気持ちで、北斗君も映画のために、まるごと自分を委ねてくれた。そうすることでより草太になっていった」と松村に感謝の意。当の松村は「誤解がないように伝わってほしいんですけど」と前置きし、「新海監督が僕ら声優を楽器と表してくれた。鍵盤を押し直す作業をしながら、新海監督の“演奏”によって草太が完成した。役作りの苦労は僕よりも、新海監督の方が詳しい」と濃密なコミュニケーションによって、役柄が誕生した過程を振り返っていた。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする17歳の女子高生・岩戸鈴芽との解放と成長を描く『すずめの戸締まり』。新海監督は、「スタッフ数百人を代表して、今日はこの場にいます。自分で言うと偉そうですが、キャラクター・アニメーションのひとつの到達点になった」と自信を示し、「大きな画面で体験するにふさわしい作品。家から出てもらう理由になり、『人が集まる劇場っていいよね』と思ってもらえればという望みも込めた」と話していた。また、松村演じる草太が、ある呪いによって3本脚の椅子に変身してしまうというユニークな設定については、「コロナ禍で、理不尽に不自由な場所に閉じ込められたような感覚から、(椅子に変身する)草太が生まれた。日々感じていることも材料として入っている」と明かした。会見には1700人を超えるオーディション参加者からヒロインに抜てきされた原菜乃華をはじめ、共演する染谷将太、伊藤沙莉、花瀬琴音、新海作品3度目のタッグとなる野田洋次郎(RADWIMPS)、野田とともに音楽を担当する陣内一真が同席した。取材・文・写真=内田涼『すずめの戸締まり』11月11日(金)公開
2022年10月25日映画『すずめの戸締まり』(11月11日公開)の完成報告会見が25日に都内で行われ、原菜乃華、松村北斗、染谷将太、伊藤沙莉、花瀬琴音、野田洋次郎(RADWIMPS)、陣内一真、新海誠監督が登場した。同作はアニメーション監督・新海誠による最新作。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる"扉"を閉めていく少女・すずめの解放と成長を描くロードムービーとなる。九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(原)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年・草太(松村)に出会い、日本各地で次々に開き始める、災いが訪れてしまうという扉を閉めるための旅がはじまる。今回旅の青年・草太役で同作に参加した松村は、原と共に約1カ月半のアフレコに臨み「もちろん声は僕の体から出てるんですけど、新海さんが僕らのことを『楽器』と表してくれたことがあって、そう思うと僕が演奏するよりも新海さんが演奏することで草太が完成するとは感じていて」と振り返る。「『この音じゃないな』『このメロディじゃないな』とどんどん鍵盤を押し変えていってくださる作業は新海さん、音響監督の山田さんを筆頭にしていただいて、アフレコ期間中の変化とか苦悩というと、実は新海さんの方が詳しいんじゃないかというくらい、僕はすべて預けたような思いでした」と表した。新海監督も「どこか途中で北斗くんは気づきというか、切り替えがあったように思うかな」と同意。監督自身も「一緒に探していこうという気持ちでやっていて、北斗くんがある部分から、芝居なんだけど映画のために自分自身を丸ごと委ねるんだという気持ちに切り替わった瞬間があった気がして、そこからより草太になっていったという感じはしました」と明かす。その体験は大きかったようで、松村は「個人的な話になっちゃうんですけど、僕は27歳で、若いといえば若いだろうけどすっかり大人。年々、自分1人で戦えるものを身につけたいし身につけなきゃいけない、人に頼ることをなくさないといけないような使命感に駆られていたんですけど、この作品のアフレコ期間中は、新海さんもおっしゃっていただいたように全てを委ねて返してもらったものの中で全力で立ち回る期間だったんです」と語る。松村はさらに「そうやって必死に生きる生き方を、また一つ新たなルートとして見つけられたというか。それまでってずっと次の日やってくる仕事がどこかずっと怖いし、人生に乗り気じゃなかったものが、ひょんなことで仲間ができたり全く自分の人生に責任がない人が気づかぬうちに自分の責任を負って時にひっぱってくれたり、そういう出会いをして、アフレコ期間中に明日が来るのがどんどん楽しくなっていって、思い返すと作品がすごいそういう作品だったかも」と作品自体の影響にも言及。「自分の欠けた部分とかも、自分から誰かに頼ったり甘えたり、誰かの強みを借りたりとかして、試行錯誤して行くことで、十分に今の自分のまま力強い心で明日を生きていける。そういうことをアフレコ期間中に新海さんからいただいて、いざ昨日完成した作品を見て、改めて内容とリンクしていて、今の自分のまま、明日を生きていく楽しみをもらったという思いです」と熱い思いを表した。
2022年10月25日日本のみならず、世界中が待望する新海誠監督の新作アニメーション映画『すずめの戸締まり』が、間もなく公開。制作の大詰め作業真っ最中の新海監督と、今作で主人公の声を演じる原菜乃華さんに、物語の始まりから制作中のエピソードまで、たっぷりとお話をお聞きしました。新海 誠×原 菜乃華 特別対談!『すずめの戸締まり』が描く、心揺さぶる旅と冒険。2019年の『天気の子』から3年、新海誠監督の新作『すずめの戸締まり』がいよいよ公開されます。ananは、『君の名は。』のときは、’16年の年末に、作品がヒットした一年を振り返っていただくインタビューを、そして前作『天気の子』公開時には28ページの大特集を制作。そして今回は、主人公の岩戸鈴芽を演じた原菜乃華さんとの対談取材を敢行。監督が作品に込めた思い、そして1700人以上の中から選ばれた原さんの気持ちなどを伺いました。原さんの声との出会いで、物語が動き出した。――原さんは声の演技は初めてだったと伺っています。今回のオーディションは、どんな気持ちで挑戦されたんですか?原菜乃華:新海監督の存在を知ったのは、中学生のときに『君の名は。』を観たのがきっかけです。映画館で我を忘れるくらい号泣し、あの映画を観たことがきっかけで、アニメーションが大好きになったんです。今作のオーディションの話を聞いたときには、たくさんの方が受けるだろうし、なかには声優さんもいるわけですから、無理…と思っていましたが、監督の作品が大好きだったので、当たって砕けろ精神で挑戦しました。――1700人以上の中から原さんが抜擢されたと伺っていますが、監督的には、原さんの声や演技のどこに惹かれたのでしょう?新海誠:どの作品もそうなんですが、物語が出来上がっても、そのキャラクターの声を持っている人が見つからなかったら、話は始まらないんです。だから、「もし最適な人に出会えず、鈴芽がどこにもいなかったらどうしよう…」とすごく不安になっていたんですが、菜乃華さんの声を、そして芝居を聞いたとき、「あ、ちゃんと鈴芽はいたんだ」と思えたんですよ。原:えええ…。私はオーディションのときに初めて監督にお会いしたんですが、終わったあとにものすごくたくさん褒めてくださって、しかもスタッフの紹介もしてくださって。“なんて親切な方なんだ…”と感動すると同時に、“きっとみんなに言ってるんだ、うぬぼれちゃいけない!!”と、自分を戒めたことを覚えています(笑)。新海:いや、僕はあの時点でもう、「この作品は大丈夫だ」と、ものすごく安心してたんですよ(笑)。――この作品は、高校生の鈴芽が、宗像草太という青年と、そして“ダイジン”という猫と出会い、ある目的のために日本を旅していくストーリーです。原さんは、物語についてどんな印象がありますか?原:鈴芽を演じた私にとっては、この物語は〈鈴芽の成長物語〉です。人との出会いが連鎖していく中で、最終的に彼女は大切なものに気がついていくわけですが、随所に温かさが感じられる、そんなお話だと思います。――監督としては、物語の糸口はどんなところにあったのですか?新海:映画って、1つの出発点から物語が広がるというよりは、長い時間をかけて考えて出てきた小さなアイデアの断片をいくつも並べていくと、「これだけ揃ったら、映画になる!」と思える瞬間が来るんです。今回もそんな作業の中から生まれてきたのですが、あえて言うならば、〈場所〉を悼む物語を作ってみたいと思ったのは、一つのきっかけかもしれません。原:それはどういう意味ですか?新海:人が亡くなると、お葬式などでその人を悼みますよね。でも例えば災害があって街がなくなる、あるいはかつて誰かが住んでいた場所が空き地になったりしたとき、その場所は弔われることなく、なんとなく現実からフェードアウトしていく印象があって。前作の『天気の子』の公開時に全国各地を回った際、あちこちにそういった場所があるのを見たことや、長野に帰省するたびに「ここも空き地になったのか」という気持ちになるのが、心に引っかかっていて…。これから日本は忘れられる土地が増えるのではないかと思い、土地を悼むような職業の人がいたら…と考えたのが、一番最初の起点かもしれません…って、原さん、こんな話、大丈夫?原:はい!アフレコ期間にも聞けなかったお話なので、すごく興味深いし、楽しいです(笑)。新海:確かにこういう話って、あまりしてなかったですね(笑)。――タイトルにもある〈戸締まり〉という行動は、なにかのメタファーなのですか?新海:いえいえ。というよりは、アニメーションの、しかもエンタメ映画を作る場合、なにかポイントになるアクションが必要だと思い、今回は〈鎮める〉という意味のアクションを入れたかったんです。“椅子に座って鎮める”とかも考えたんですが、ちょっと画(え)になりにくい。いろいろ考えていく中で、“人がいなくなった場所に取り残されたドアを閉める”という画が見えてきて。合言葉を言いながらカギをかけるのが、大きなアクションになるかなと思い、決めました。戸締まりのシーンのセリフは聞きどころ!?――なるほど。原さんは扉を閉めるシーンで、なにか印象に残っていることはありますか?原:私自身ではないのですが、一緒に旅をする草太さんが、扉を閉めるときに必ず「お返し申す」と祝詞を上げるんですが、それが戦隊モノみたいでかっこよくて、うらやましかったです。このセリフ、絶対気持ちいいだろうなぁと思っていました(笑)。――草太さんといえば椅子に姿を変えられてしまうわけですが、歩いたり走ったり、とてもかわいいキャラクターでした。原:私もそう思っていました。歩くときの“カランコロン”という音、かわいくてとっても好きです。新海:コロナ禍での制作だったこともあり、あの頃みんなが感じていたはずの“狭いところに閉じ込められている理不尽さ”を取り込みたかったんです。ただ、シリアスなものを書くと、油断するとすぐ暗い雰囲気になるというクセがあって(笑)。考えた結果、閉じ込められてしまうのがかわいい椅子の中であれば、コミカルな雰囲気が出せるかなと思い、椅子にしました。――中身は草太さんとはいえ、“動く椅子”とお芝居をするのは、難しくなかったのでしょうか…?原:私も最初は、椅子になったら感情が見えなくなってしまうのでは…と思っていたのですが、逆でした。陰があってミステリアスな草太さんが椅子になるからこそ、コミカルな内面がたくさん出てきた印象がありましたね。なので、お芝居はすごく楽しかったです。新海:あまり詳しくは言えませんが、相手が椅子だからこそ成立する、というシーンがあるんですよ。原:あ、確かに。そうですね(笑)。新海:あのシーンを書いたときに、“草太さんを椅子にしてよかったな”と思いました(笑)。ぜひ映画館で観てほしいです。――また、この作品に旅の要素を盛り込んだのには、なにか理由がありますか?新海:こことは違う場所に行きたいとか、誰かに会いに行きたいといった〈移動への欲求〉は、普遍的な感情だと思うんです。先ほども言いましたが、僕が脚本や絵コンテを作っていた時期はまさにコロナ禍真っ最中で、移動に関しては本当に不自由でした。当時は、公開されるときに世の中がどうなっているのか、想像がつかなかったので、日本列島を旅する物語がどう響くのか、懸念はしなくもなかったのですが…。でもこの作品を観て、「やっぱり旅っていいよね」と思ってもらえたら嬉しいし、共感してもらえると信じたいです。――監督は旅好きですか?新海:若い頃、ちょうど今の菜乃華さんくらいの年齢のときは、ちょくちょく一人旅に出てましたよ。青春18きっぷを買って、宿も決めずに知らない土地を1週間ぶらぶら…とか、やってました。菜乃華さんは一人旅とかされますか?原:長い時間一人でお散歩とかは好きなんですが、一人旅はしたことはないですね…。あと、プランを決めずにぶらぶらする、みたいなゆったり旅は、私には無理かもしれないって、今お話を聞いていて思いました。というのも、私は旅行先ではとにかくあれこれ楽しみたい派で、出発前に完璧なスケジュール表を作って、それに沿って行動したくなっちゃうタイプなので…(笑)。ちなみに一番最近の旅行だと、家族で秩父に、ラフティングをしに行きました。楽しかった!新海:なるほど(笑)。一人旅に出ているときって、ずっと自分の内面と対話している感じで、若いときはそれがとても楽しかったんですよね。でも僕くらいの年齢になると、そろそろ自分自身にも飽きてくるんで(笑)、誰かと一緒のほうが楽しい。今の僕にとっては、みんなと映画を作ることが旅みたいなものかな。今作が完成間近の今の気持ちとしては、2年半ほどの長旅の終わりがそろそろ見えてきた…という感じですね。フィクションだからこそ、嘘のない感情を描きたい。――監督は、毎回新しいストーリーを生み出しているわけですが、〈物語を作る〉ことに対して、新たに思ったことはありますか?新海:映画なのでフィクションではありますが、キャラクターの感情という意味では、作り手の都合で動くのではない、嘘のない感情を描きたいと思いました。感情の部分に〈本物のなにか〉を込めることができれば、きっと観た人に「私も同じ行動をとるかもしれない」と思ってもらえると信じているので。それと、フィクションなんだけど、作り物の世界ではあるのだけれども、その中で語られている世界観は、感覚的な意味で、「あぁ、なんか分かるな」と共感してもらえる物語にしたかった。たぶん神話や昔話といった長く語り継がれてきたストーリーには、奥底に、感覚で誰もが共感できるなにかがあると思うんですよね。『すずめの戸締まり』もそんな世界観にするべく、物語を組み立てました。そうやって一瞬一瞬を作り込んでいくのがアニメーション映画というものなんですけど…。原:私は、フィクションを作り込むことで出来上がる“アニメーション”というものが大好きで、そんなアニメーションだからこそ没入感が味わえると思っています。新海:自粛期間中に、生活をただただ配信するいわゆる“日常系動画”をいろいろ見て、その“作り上げない日常”がコンテンツになることにすごく驚かされたし、実は結構おもしろかったんですよね。それと比べると、僕たちが時間と労力をかけて作っている映画は、コスパ悪いなぁ、なんて、少し思ったりもして(笑)。でも、映画はオールドファッションなコンテンツだけれども、YouTubeやTikTokにはない、力強いなにかがあると信じているので、ぜひ映画館でこの作品を観て、「そうそう、映画ってこうだった、こういうの好き!」と思ってもらえると嬉しいです。『すずめの戸締まり』九州の静かな町で暮らす17歳の少女・岩戸鈴芽(すずめ)は、宗像草太という旅の青年と出会う。「扉を探している」と言う彼のあとを追う鈴芽が廃墟の中で見つけたのは、ぽつんと佇む古い扉。惹きつけられるように鈴芽が扉に手をのばすと、やがて日本各地に存在する〈扉〉が次々に開いていき…。原作・脚本・監督/新海誠出演/原菜乃華、松村北斗ほか11月11日全国ロードショー。©2022「すずめの戸締まり」製作委員会しんかい・まことアニメーション監督。1973年2月9日生まれ、長野県出身。『君の名は。』(’16年)は国内外で大ヒット、『天気の子』(’19年)では米国アカデミー賞国際長編映画部門の日本代表に。はら・なのか俳優。2003年8月26日生まれ、東京都出身。映画やドラマを中心に活躍。これまでの出演作に映画『3月のライオン』(’17年)、『罪の声』(’20年)、ドラマ『ナンバMG5』(’22年)など。トップス¥7,890(Treat Urself/RAINBOW SHAKE PRESS ROOM TEL:03・6778・0920)スカート¥46,200(ADELLY/Office surprise TEL:03・6228・6477)※『anan』2022年10月26日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・野田さやか(原さん)ヘア&メイク・石邑麻由(原さん)(by anan編集部)
2022年10月19日日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる扉を閉めていく少女の解放と成長を描く新海誠監督最新作『すずめの戸締まり』。この度、先日公開された最新予告映像より、場面カットが到着した。先日9月29日に公開され、約448万回再生されている最新予告映像。公開時話題となったのは、人の言葉を話す見た目はキュートな謎の白い猫・ダイジン。女子高生・すずめ(原菜乃華)と閉じ師・草太(松村北斗)の前に突如現れたダイジンが、草太を椅子の姿へと変えてしまうという衝撃的な展開が明かされた上に、2人を翻弄するかのように、怪しげな表情を浮かべる姿も見られ、どのようなキャラクターなのか注目が集まっている。また、旅先で出逢う魅力的な女性キャラクターにも注目。愛媛で出会うすずめと同い年の海部千果、ヒッチハイクしていたすずめを拾う神戸のスナックのママ・二ノ宮ルミとの出会いも公開。さらに、開かれてしまった扉から出てきた“災い”を閉じ込めるため、草太とすずめが協力し合って閉めようとする場面、“女子高生と椅子”という不思議な組み合わせでスマホを覗き込む、少しコミカルな様子も覗くことができる。『すずめの戸締まり』は11月11日(金)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:すずめの戸締まり 2022年11月11日より全国東宝系にて公開Ⓒ2022 「すずめの戸締まり」製作委員会
2022年10月10日11月11日(金)に公開される映画『すずめの戸締まり』の新場面写真が公開された。本作は、『君の名は。』(2016年公開)、『天気の子』(2019年公開)に続く、新海誠監督の3年ぶりとなる最新作。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女・すずめの解放と成長を描く。オーディションで選ばれた原菜乃華が九州で暮らす17歳の女子高生・岩戸鈴芽を、松村北斗が “災い”をもたらす扉を閉める「閉じ師」の青年・宗像草太を演じること、新海作品3作連続でタッグを組むRADWIMPSが、世界で活躍する映画音楽作曲家・陣内一真と共作で音楽を担当すること、主題歌「すずめ」を歌うのはオーディションで見出された神秘的な雰囲気と透き通る繊細な歌声が魅力的な十明であることが次々と発表され、大きな話題と期待を集めている。この度、9月29日に公開されYoutubeでは約445万回再生されている最新の予告映像から、必見シーンの場面カットが一挙公開。予告映像解禁後、「この可愛い猫は敵なの!? 味方なの!?」と大きな話題をさらったのは人の言葉を話す謎の白い猫・ダイジン。すずめと草太の前に突如現れたキュートなビジュアルのダイジンが草太を椅子の姿へと変えてしまうという衝撃的な展開が明かされた上に、すずめと草太を翻弄するかのように怪しげな表情を浮かべる姿も登場し、いったいどのようなキャラクターなのか注目が集まっている。さらに、旅の途中の愛媛で出逢うすずめと同い年の女子高生・海部千果(あまべ・ちか)、ヒッチハイクしていたすずめを拾う、神戸のスナックのママ・二ノ宮ルミ(にのみや・るみ)との出会いのシーンも公開。すずめと共にミカンを食べる千果、旅をするすずめを温かく見守るルミの姿が描かれている。その他、開かれてしまった扉から出てきた“災い”を閉じ込めるため、草太とすずめが協力し合って扉を閉めようとするシーンや、女子高生と椅子という不思議な組み合わせでスマホを覗き込むコミカルなシーンも切り取られている。『すずめの戸締まり』11月11日(金)公開
2022年10月07日TOHOシネマズ 日比谷が、「IMAX」レーザーを11月4日(金)より導入することを記念して「IMAX映画祭in日比谷」を開催。『すずめの戸締まり』や『トップガン マーヴェリック』などの新作はもちろん、『シン・エヴァンゲリオン劇場版EVANGELION:3.0+1.0』『インターステラー』『君の名は。』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』など旧作も上映する。「IMAX」レーザーは、「IMAX」シアターのスクリーンで上映するために独自に開発され、革新的な4Kレーザー投影システムと12chサウンドシステムを採用。かつてない臨場感で、観る者を映画の中へと導く。『トップガン マーヴェリック』その特長としては、驚異的なシャープネス。映像の細部までシャープかつクリアに再現。大スクリーンでこれまでにないリアリティを実現。また、レーザー光源により、これまでの水準を超える明るさを実現。大スクリーン一面に鮮やかで生き生きとした2D&3D映像を映し出す。従来の水準を大きく上回る深みのあるコントラストを表現し、観客をより強く映画の世界へと引き込み、映画製作においていままでにない豊かな色彩表現を可能にし、色鮮やかな世界をスクリーン上に再現。『ジョーカー』さらに、針が床に落ちる小さな音から、お腹に響くような火山の噴火音まで、独自に設計された12chサウンドシステムがリアルに再現。パワフルで臨場感あふれるサウンドが体感できる。『ボヘミアン・ラプソディ』上映作品【「IMAX」ドキュメンタリー】※各Type、2作品上映全て3D上映『Hubble 3D -ハッブル宇宙望遠鏡-』TypeA『Hubble 3D -ハッブル宇宙望遠鏡-』『A Beautiful Planet 3D -ビューティフル・プラネット-』TypeB『Under the Sea 3D -アンダー・ザ・シー』『Born To Be Wild 3D -野生に生きる-』【新作上映・特別上映】『すずめの戸締まり』『トップガン マーヴェリック』『ONE PIECE FILM RED』『ルネ・フレミング ドキュメンタリー vol.1』ほか『すずめの戸締まり』【旧作上映】『シン・ウルトラマン』『シン・エヴァンゲリオン劇場版 EVANGELION:3.0+1.0』『シン・ゴジラ』『ボヘミアン・ラプソディ』『グレイテスト・ショーマン』『ラ・ラ・ランド』『インターステラー』『TENET テネット』『ダークナイト』『竜とそばかすの姫』『天気の子』『秒速5センチメートル』『君の名は。』『ジョーカー』『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『インターステラー』「IMAX映画祭in日比谷」は11月4日(金)~11月11日(金)TOHOシネマズ 日比谷 スクリーン4にて開催。IMAX(R)is a registered trademark of IMAX Corporation.(text:cinemacafe.net)■関連作品:インターステラー 2014年11月22日より全国にて公開© 2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.君の名は。 2016年8月26日より全国東宝系にて公開© 2016「君の名は。」製作委員会シン・ゴジラ 2016年7月29日より全国東宝系にて公開© 2016 TOHO CO.,LTD.ボヘミアン・ラプソディ 2018年11月9日より全国にて公開© 2018 Twentieth Century Foxシン・エヴァンゲリオン劇場版 2021年公開予定ジョーカー 2019年10月4日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”トップガン マーヴェリック 2022年5月27日より全国にて公開©2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.シン・ウルトラマン 2022年5月13日より全国東宝系にて公開Ⓒ2021「シン・ウルトラマン」製作委員会©️円谷プロONE PIECE FILM RED 2022年8月6日より全国にて公開©尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会すずめの戸締まり 2022年11月11日より全国東宝系にて公開Ⓒ2022 「すずめの戸締まり」製作委員会
2022年10月04日新海誠監督の3年ぶりとなる最新作『すずめの戸締まり』。オーディションで選ばれた原菜乃華が主人公・岩戸鈴芽を、松村北斗が“災い”をもたらす扉を閉める「閉じ師」の青年・宗像草太を演じることが発表されている本作から、すずめと草太に関わる重要なキャラクターを演じる豪華キャスト6名が発表、新映像満載の最新予告も解禁された。すずめが幼い頃から2人で暮らし、漁協で働く叔母の岩戸環(いわと・たまき)を演じるのは、映画『悪人』でモントリオール世界映画祭最優秀女優賞、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞などを受賞、連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」での活躍も記憶に新しい深津絵里。宗像草太の祖父で「閉じ師」の師匠でもある宗像羊朗(むなかた・ひつじろう)を演じるのは、歌舞伎役者としての輝かしい実績はもちろん、舞台・ドラマでも活躍、特に「ラ・マンチャの男」では1969年の初演から50年以上も主演として舞台に立ち続けている松本白鸚。新海監督作品への出演に対し深津さんは「新海誠監督をはじめ、関わる皆さんが全力を注いだこの作品を、観てくださる方の胸の奥の深いところにまできちんと届ける。それが私のやるべき事と信じ、一生懸命務めさせていただきます」とコメント。また、松本白鸚さんは「初めてのアニメの声でしたが、新海監督が手取り足取り教えてくださって助かりました。監督はとっても気さくな方で、それでいて役柄の説明が非常に細やかで本当に、感謝しています」とふり返っている。過保護になりながらも愛情深くすずめを支える環と、冷静かつ厳しく草太を見守る羊朗を2人がどのように演じているのか期待が高まる。そして、漁協に勤めている環の同僚・岡部稔(おかべ・みのる)を染谷将太が、すずめが出会う神戸のスナックのママで、女手一つで幼い双子を育てている二ノ宮ルミ(にのみや・るみ)を伊藤沙莉が、すずめが愛媛で出会う同い年の活発な少女・海部千果(あまべ・ちか)を花瀬琴音が、すずめの母親・岩戸椿芽(いわと・つばめ)を花澤香菜が演じている。豪華キャスト陣の声も吹き込まれた最新予告映像も解禁すれ違ったすずめに対し、「ねぇ、きみ。このあたりに扉はない?」と草太が声をかける2人の出逢いのシーンからスタートする最新予告映像では、人の言葉を話す謎の白い猫・ダイジンによって椅子に姿を変えられてしまう草太、日本各地へと旅に出るすずめが経験する様々な人々との出会いが描かれる。そして、開いてしまった各地の扉から現れる“災い”を止めるため、ふたりで身を挺して懸命に“戸締まり”する姿が。すずめと椅子の姿の草太とのコミカルなやりとり、千果やルミたちとの心温まるふれあい、すずめの覚悟を決めた表情やアクションシーン、そして印象的なセリフ「行ってきます」など、新規映像満載の圧倒的な予告映像となった。新キャストコメント全文■松本白鸚初めてのアニメの声でしたが、新海監督が手取り足取り教えてくださって助かりました。監督はとっても気さくな方で、それでいて役柄の説明が非常に細やかで本当に、感謝しています。宗像羊朗は難しい役でした。監督の第一声が品格がないといけない、品格ということをね、何度も、自分で思いました。素晴らしいスタッフで、監督以下皆さんに親切にしていただいて。11月11日の公開を私も楽しみに期待しております。どうぞ皆さんも『すずめの戸締まり』期待してください。■深津絵里すずめの叔母・タマキに魂を吹き込み、彼女の声を作り出す。恐れながら挑戦することになりました。初めてのことでとても怖いですが、新海誠監督をはじめ、関わる皆さんが全力を注いだこの作品を、観てくださる方の胸の奥の深いところにまできちんと届ける。それが私のやるべき事と信じ、一生懸命務めさせていただきます。■染谷将太劇場の予告編で見ていた『すずめの戸締まり』に自分が参加させていただけるなんて思ってもいませんでした。新海監督の緻密で繊細、それでいて大胆な世界観に参加できたことに興奮と感謝をしております。今回、声を担当させていただいた岡部稔はとても純粋で実直な清々しい男であり、鈴芽が育った町を体現している役だと思っております。是非この美しく力強い作品を皆様に劇場で見ていただきたいです。戸が現れた時、いかなる冒険が待っているのか。きっと誰もが新たな世界観に引き込まれるに違いありません。■伊藤沙莉「すずめの戸締まり」の予告を映画館で観た時に、おっ!やったー!新海さんの新作だ!と完全にお客さんの気持ちで公開が楽しみだなぁと思っていたら、少し後に出演のお話をいただいてこれでもかってくらい驚きました。笑自分が新海さんの世界に飛び込めるなんて夢にも思っていなかったのでとても嬉しかったです。やらせていただいたルミさんという女性は強く逞しく楽しく明るく愛情深い女性という印象だったので、やっていてなんだか勝手に心が穏やかになっていくのを感じました。新海さんの演出はとても丁寧で優しくて繊細だったので少しでも応えたいという気持ちで臨みました。アフレコ自体とても楽しくて、今はまた振り出しに戻って公開楽しみだなぁなんて思っています。■花瀬琴音オーディションの時は、声のお芝居は初めてで、新海監督にお芝居を見て頂けるのが光栄だなという気持ちが強かったので、千果役を頂いた時は、私で良いんですか!という気持ちで、とっても嬉しかったです。千果は、すずめが愛媛県で出会う高校2年生の女の子です。すずめの旅の、背中を押してくれる心強い存在だと感じています。千果のように明るく元気にアフレコ中も常に楽しんで演じさせていただきました。どんな世代の方が見ても、何か勇気つけられたり、そばにいる人の愛を再確認したり、それぞれがそれぞれの受け取り方で楽しめるような素敵な作品だと感じています。こんな素敵な作品に参加できてとても嬉しいです。■花澤香菜再び新海誠監督作品に関わることができてとても嬉しい気持ちです!私が担当する椿芽は、明るくて溌剌とした女性で、鈴芽ちゃんのお母さんです。鈴芽ちゃんが幼いころに使っていたあの椅子とも深く関係しています。物語の中で印象的に出てくる掛け替えのない日常シーンを、大切に演じています。『戸締まりの旅』の中で自分と向き合い成長していく鈴芽ちゃんの姿がとても素敵ですので、ぜひ劇場でご覧ください。『すずめの戸締まり』は11月11日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:すずめの戸締まり 2022年11月11日より全国東宝系にて公開Ⓒ2022 「すずめの戸締まり」製作委員会
2022年09月29日『君の名は。』(2016年公開)、『天気の子』(2019年公開)に続く、新海誠監督の3年ぶりとなる最新作『すずめの戸締まり』が11月11日(金)に公開となる。この度、重要なキャラクターを演じる追加キャスト6名、新予告編が解禁された。本作は日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女・すずめの解放と成長を描く冒険物語。オーディションで選ばれた原菜乃華が九州で暮らす17歳の女子高生・岩戸鈴芽を、松村北斗が“災い”をもたらす扉を閉める「閉じ師」の青年・宗像草太を演じる。また新海作品3作連続でタッグを組むRADWIMPSが、世界で活躍する映画音楽作曲家・陣内一真と共作で音楽を担当すること、主題歌「すずめ」を歌うのはオーディションで見出された神秘的な雰囲気と透き通る繊細な歌声が魅力的な十明であることが次々と発表された。すずめが幼い頃からふたりで暮らし、漁協で働く叔母の岩戸環を演じるのは、映画『悪人』でモントリオール世界映画祭最優秀女優賞・日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』での活躍も記憶に新しい、日本を代表する演技派女優・深津絵里。宗像草太の祖父で「閉じ師」の師匠でもある宗像羊朗を演じるのは、歌舞伎役者としての輝かしい実績は勿論、舞台・ドラマでも活躍、特に『ラ・マンチャの男』では1969年の初演から50年以上も主演として舞台に立ち続けている日本が誇る名優・松本白鸚に決定した。過保護になりながらも愛情深くすずめを支える環と、冷静かつ厳しく草太を見守る羊朗をふたりがどのように演じているのか期待が高まる。また、漁協に勤めている環の同僚・岡部稔を染谷将太が、すずめが出会う神戸のスナックのママで、女手ひとつで幼い双子を育てている二ノ宮ルミを伊藤沙莉が、すずめが愛媛で出会う、同い年の活発な少女・海部千果を花瀬琴音が、すずめの母親・岩戸椿芽を花澤香菜が演じることも決定。すれ違ったすずめに対し「ねぇ、きみ。このあたりに扉はない?」と草太が声をかける両者の出逢いのシーンからスタートする最新予告映像では、人の言葉を話す謎の白い猫・ダイジンによって椅子に姿を変えられてしまう草太が映し出される。さらに日本各地へと旅に出るすずめが経験する様々な人々との出会い、開いてしまった各地の扉から現れる“災い”を止めるため、ふたりで身を挺して懸命に“戸締まり”する姿が。すずめと椅子の姿の草太とのコミカルなやりとり、千果やルミ達との心温まるふれあい、すずめの覚悟を決めた表情やアクションシーン、そして印象的なセリフ「行ってきます」など、新規映像満載の豪華な予告映像に仕上がった。キャストコメント全文<松本白鸚(宗像羊朗役)>初めてのアニメの声でしたが、新海監督が手取り足取り教えてくださって助かりました。監督はとっても気さくな方で、それでいて役柄の説明が非常に細やかで本当に、感謝しています。宗像羊朗は難しい役でした。監督の第一声が品格がないといけない、品格ということをね、何度も、自分で思いました。素晴らしいスタッフで、監督以下皆さんに親切にしていただいて。11月11日の公開を私も楽しみに期待しております。どうぞ皆さんも『すずめの戸締まり』期待してください。<深津絵里(岩戸環役)>すずめの叔母・タマキに魂を吹き込み、彼女の声を作り出す。恐れながら挑戦することになりました。初めてのことでとても怖いですが、新海誠監督をはじめ、関わる皆さんが全力を注いだこの作品を、観てくださる方の胸の奥の深いところにまできちんと届ける。それが私のやるべき事と信じ、一生懸命務めさせていただきます。<染谷将太(岡部稔役)>劇場の予告編で見ていた『すずめの戸締まり』に自分が参加させていただけるなんて思ってもいませんでした。新海監督の緻密で繊細、それでいて大胆な世界観に参加できたことに興奮と感謝をしております。今回、声を担当させていただいた岡部稔はとても純粋で実直な清々しい男であり、鈴芽が育った町を体現している役だと思っております。是非この美しく力強い作品を皆様に劇場で見ていただきたいです。戸が現れた時、いかなる冒険が待っているのか。きっと誰もが新たな世界観に引き込まれるに違いありません。<伊藤沙莉(二ノ宮ルミ役)>『すずめの戸締まり』の予告を映画館で観た時に、おっ!やったー!新海さんの新作だ!と完全にお客さんの気持ちで公開が楽しみだなぁと思っていたら、少し後に出演のお話をいただいてこれでもかってくらい驚きました(笑)。自分が新海さんの世界に飛び込めるなんて夢にも思っていなかったのでとても嬉しかったです。やらせていただいたルミさんという女性は強く逞しく楽しく明るく愛情深い女性という印象だったので、やっていてなんだか勝手に心が穏やかになっていくのを感じました。新海さんの演出はとても丁寧で優しくて繊細だったので少しでも応えたいという気持ちで臨みました。アフレコ自体とても楽しくて、今はまた振り出しに戻って公開楽しみだなぁなんて思っています。<花瀬琴音(海部千果役)>オーディションの時は、声のお芝居は初めてで、新海監督にお芝居を見て頂けるのが光栄だなという気持ちが強かったので、千果役を頂いた時は、私で良いんですか!という気持ちで、とっても嬉しかったです。千果は、すずめが愛媛県で出会う高校2年生の女の子です。すずめの旅の、背中を押してくれる心強い存在だと感じています。千果のように明るく元気にアフレコ中も常に楽しんで演じさせていただきました。どんな世代の方が見ても、何か勇気つけられたり、そばにいる人の愛を再確認したり、それぞれがそれぞれの受け取り方で楽しめるような素敵な作品だと感じています。こんな素敵な作品に参加できてとても嬉しいです。<花澤香菜(岩戸椿芽役)>再び新海誠監督作品に関わることができてとても嬉しい気持ちです!私が担当する椿芽は、明るくて溌剌とした女性で、鈴芽ちゃんのお母さんです。鈴芽ちゃんが幼いころに使っていたあの椅子とも深く関係しています。物語の中で印象的に出てくる掛け替えのない日常シーンを、大切に演じています。「戸締まりの旅」の中で自分と向き合い成長していく鈴芽ちゃんの姿がとても素敵ですので、ぜひ劇場でご覧ください。『すずめの戸締まり』11月11日(金)公開
2022年09月29日『君の名は。』(2016年公開)、『天気の子』(2019年公開)に続く、新海誠監督の3年ぶりとなる最新作『すずめの戸締まり』が11月11日(金)に公開となる。この度、本作の音楽を新海作品3度目のタッグとなるRADWIMPS、さらに陣内一真が共同で務めることが決定。さらに謎に包まれていた主題歌「すずめ」の歌い手も解禁された。本作は日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女・すずめの解放と成長を描く冒険物語。ヒロイン・岩戸鈴芽役のキャスト・原菜乃華が発表となり、圧倒的かつ神秘的なビジュアルに惹きつけられる最新予告映像では日本各地の風景や“すずめの声”が解禁され話題となった。さらに宗像草太の声を務めるのは松村北斗。役どころは「閉じ師」として“災い”をもたらす扉を閉めることを使命とし、日本各地の扉を探す旅をしている青年だが、とある出来事をきっかけに小さな椅子に姿を変えられてしまう。果たして、どの様な物語が展開するのだろうか。予告編での神秘的な音楽が話題を呼んでいたが、本作はRADWIMPSと映画音楽作曲家・陣内一真の共作となる。製作発表会見で「今作では映画館に足を運ぶ理由になるような作品作りをしたい」、「映画館のスクリーンで、人間の持っている“物語に没入する能力”を最も発揮できる絵作り、音作りをやっていきたい」と語った新海監督。そこで本作ならではの新たなる挑戦として、シアトルを拠点としながらハリウッド映画の音楽も手掛け、日米で活躍している映画音楽作曲家の陣内にRADWIMPSとの共作をオファーしたもようだ。これについて野田洋次郎(RADWIMPS)は、「映画音楽、そしてゲーム音楽など多岐に渡って長年創作をされてきた陣内さんとの共同作業は一言では言えないくらいの経験値と、新たな視野を与えてくれました」とコメント。一方の陣内は「RADWIMPSさんのすばらしい音楽と共存できる空気感や躍動感を見つける工程はとてもエキサイティングで緊張感がありましたが、この作品に求められる音楽としてひとつの形を示せているのではないかと感じています」と話す。また、アクションシーンの音楽は「ハリウッドでの音楽制作のアイデアを活かした」とも語り、“新海作品におけるアクションシーン”とは一体どのようなシーンになっているのか、期待が高まる。さらにレコーディングの一部は、新海作品初となる海外で行われ、これまでビートルズをはじめ、数多くのミュージシャンがレコーディングを行っている歴史的なアビー・ロード・スタジオ(ロンドン)でも実施された。野田と陣内が話し合いながら、演奏担当の海外オーケストラグループに英語で指示をしているシーンもあり、まさに、これまでと違う新しい劇場体験を創るための最強体制での音楽制作が進んでいるという。さらに予告映像で流れている主題歌「すずめ」を歌う、唯一無二の声の正体は神秘的な雰囲気と透き通る繊細な歌声が魅力的な、十明(とあか)。TikTokでその歌声を届けていた原石ともいえる存在だ。野田の希望もあり、楽曲の世界を表現するに相応しい歌声を探していた制作陣が様々な声を聴き、実際にオーディションも行ったなかで、新海監督とRADWIMPSの心を掴んだのだという。十明は「RADWIMPSさんの、繊細で耳に残るメロディと新海監督の美しく心動かす世界観の一部になれたことを嬉しく思います」と初々しく喜びを語った。「この楽曲と十明の間に、誰も割って入ることのできない結びつきを感じた」と野田が称する印象的な声、そして繊細に歌い上げる歌声が、本作に新たな感動をもたらすだろう。コメント全文<野田洋次郎(RADWIMPS)>最初にお話をいただいたのは2020年春ごろでした。日本がその後2年以上に渡り困惑と不自由に突入するまさにそのタイミングで脚本を頂き、想像力と空想を存分に羽ばたかせて音楽で何ができるかをひたすら考えはじめたのを覚えています。陣内さんとは、つい先日ロンドンのアビーロードスタジオで合流し、オーケストラをはじめとしたレコーディングをさせていただきました。映画音楽、そしてゲーム音楽など多岐に渡って長年創作をされてきた陣内さんとの共同作業は一言では言えないくらいの経験値と、新たな視野を与えてくれました。この先彼ともっと仕事がしてみたい、どんなクリエイティブが共にできるか一人勝手に楽しみにしています。女性ボーカルは、何人もの方にオーディションをさせていただきました。主題歌の『すずめ』冒頭の「ルールルルルルールー」を十明が歌い出した瞬間、彼女の声でこの歌は歌われなければいけないと感じました。瞬時に。この楽曲と十明の間に、誰も割って入ることのできない強い結びつきを感じたのです。きっと新海監督も同じように感じられたと思います。彼女が今の年齢で、今の姿だからこそ響かせられる声を、今この楽曲の中に収められたことを嬉しく思います。<陣内一真>『君の名は。』と『天気の子』での新海監督とRADWIMPSさんのタッグは、とても良い親和性を既に感じていましたので、『すずめの戸締まり』でお声かけいただいた時は正直驚いたのと同時に、「なぜ自分に声がかかったのだろうか」と素直に疑問が湧いていました。顔合わせミーティングで新海監督と川村プロデューサーのお話を伺った時、自分の役割は音楽を通して新海ワールドの体験を一歩先へ後押しする役割なのだと感じました。RADWIMPSさんのすばらしい音楽と共存できる空気感や躍動感を見つける工程はとてもエキサイティングで緊張感がありましたが、この作品に求められる音楽として1つの形を示せているのではないかと感じています。作品を俯瞰した時、ふたりがそれぞれ独自にメロディを次々と作っていくとテーマ性が薄れてしまいます。洋次郎さんが担当されたシーンにも、私が担当したシーンにも、それぞれ音楽的なテーマが必要でした。洋次郎さんの楽曲をアレンジさせていただく機会もありましたが、ビジュアルとメロディが自然と目的地へ連れて行ってくれるような感覚でした。こちらのアイデアにもとてもオープンに接していただき、音楽的なキャッチボールができたことは、作品の色を決める過程で重要な作業になったと感じていますし、今後の可能性も見えてくるような瞬間でした。また、今作のレコーディングやミキシングには数々の名作映画の音を作ってきた素晴らしい音楽チームに参加していただき、『すずめの戸締まり』ならではの音楽体験になっていると思います。ぜひ劇場で体感していただけたら嬉しいです。<十明>主題歌を歌わせて頂けることになったと聞いた時、信じられませんでした。驚きと喜びと不安が同時に押し寄せてきて、頭がぼーっとしてしまう日が続きました。オーディションでは、初めてのレコーディングだったこともあり、不安と緊張で声が震え、ほとんど息の音のようになってしまったことを覚えています。この『すずめ』という楽曲を受け取った時、すんなりと自分がどう歌いたいのかイメージが湧いてきました。その感覚に頼り、本番レコーディングでは、音と言葉が一番響くようにのびのびと自分らしく歌うことが出来たように思います。予告映像から流れる自分の歌を初めて聴いた時は、今まで味わったことない震えを感じました。RADWIMPSさんの、繊細で耳に残るメロディと新海監督の美しく心動かす世界観の一部になれたことをとても嬉しく思います。『すずめの戸締まり』11月11日(金)公開
2022年09月20日『君の名は。』『天気の子』に続く、新海誠監督の3年ぶりとなる最新作『すずめの戸締まり』にて「RADWIMPS」が音楽を担当することが決定。世界で活躍する映画音楽作曲家・陣内一真との共作も実現した。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女・すずめの解放と成長を描く冒険物語となる本作。すでに公開されている予告編での神秘的な音楽が話題を呼んでいたが、『君の名は。』『天気の子』と2作続けて新海作品の音楽を担当してきた「RADWIMPS」が、今作で3度目のタッグ!新海監督は以前、製作発表会見で「今作では映画館に足を運ぶ理由になるような作品作りをしたい」「映画館のスクリーンで、人間の持っている“物語に没入する能力”を最も発揮できる絵作り、音作りをやっていきたい」と、これまでと違う新しい劇場体験を創り出すことへの並々ならぬ決意を語っていたが、新海監督と制作陣の本作ならではの新たなる挑戦として、シアトルを拠点としながら『名探偵ピカチュウ』や『ジュマンジ/ネクスト・レベル』などハリウッド映画の音楽も手掛け、日米で活躍している映画音楽作曲家の陣内一真氏に「RADWIMPS」との共作をオファー。陣内一真陣内さんとのタッグについて野田洋次郎(RADWIMPS)は、「映画音楽、そしてゲーム音楽など多岐に渡って長年創作をされてきた陣内さんとの共同作業は一言では言えないくらいの経験値と、新たな視野を与えてくれました」と刺激を受けており、陣内さんは本作への参加について「RADWIMPSさんのすばらしい音楽と共存できる空気感や躍動感を見つける工程はとてもエキサイティングで緊張感がありましたが、この作品に求められる音楽として1つの形を示せているのではないかと感じています」とコメント。RADWIMPSまた、アクションシーンの音楽はハリウッドでの音楽制作のアイディアを活かしたとも話しており、果たして“新海作品におけるアクションシーン”がどのようなシーンになっているのか、期待が高まる。さらにレコーディングの一部は、新海作品初となる海外で行われ、これまで「ビートルズ」をはじめ、数多くのミュージシャンがレコーディングを行っている歴史的なアビー・ロード・スタジオ(ロンドン)でも実施。野田さんと陣内さんが2人で話し合いながら、演奏担当の海外オーケストラグループに英語で指示をしており、まさに、これまでと違う新しい劇場体験を創るための最強体制での音楽制作が進んでいるようだ。予告映像で流れている主題歌「すずめ」を歌う、唯一無二の声の正体も今回、野田さんの希望もあり、主題歌「すずめ」の楽曲の世界を表現するに相応しい歌声を探していた制作陣。様々な声を聴き、実際にオーディションも行った中で、新海監督と「RADWIMPS」の心を掴んだのはTikTokでその歌声を届けていた原石・十明(とあか)。「この楽曲と十明の間に、誰も割って入ることのできない結びつきを感じた」と野田さんが評する印象的な声、そして繊細に歌い上げる十明の歌は本作に新たな感動をもたらす。主題歌「すずめ」を担当することが決まった十明さんは「RADWIMPSさんの、繊細で耳に残るメロディと新海監督の美しく心動かす世界観の一部になれたことをとても嬉しく思います」と初々しく喜びを語っている。野田洋次郎&陣内一真&十明&新海監督コメント全文■野田洋次郎(RADWIMPS)最初にお話をいただいたのは2020年春ごろでした。日本がその後2年以上に渡り困惑と不自由に突入するまさにそのタイミングで脚本を頂き、想像力と空想を存分に羽ばたかせて音楽で何ができるかをひたすら考えはじめたのを覚えています。陣内さんとは、つい先日ロンドンのアビーロードスタジオで合流し、オーケストラをはじめとしたレコーディングをさせていただきました。映画音楽、そしてゲーム音楽など多岐に渡って長年創作をされてきた陣内さんとの共同作業は一言では言えないくらいの経験値と、新たな視野を与えてくれました。この先彼ともっと仕事がしてみたい、どんなクリエイティブが共にできるか一人勝手に楽しみにしています。女性ボーカルは、何人もの方にオーディションをさせていただきました。主題歌の『すずめ』冒頭の「ルールルルルルールー」を十明が歌い出した瞬間、彼女の声でこの歌は歌われなければいけないと感じました。瞬時に。この楽曲と十明の間に、誰も割って入ることのできない強い結びつきを感じたのです。きっと新海監督も同じように感じられたと思います。彼女が今の年齢で、今の姿だからこそ響かせられる声を、今この楽曲の中に収められたことを嬉しく思います。■陣内一真(じんのうち かづま)『君の名は。』と『天気の子』での新海監督とRADWIMPSさんのタッグは、とても良い親和性を既に感じていましたので、『すずめの戸締まり』でお声かけいただいた時は正直驚いたのと同時に、「なぜ自分に声がかかったのだろうか」と素直に疑問が湧いていました。顔合わせミーティングで新海監督と川村プロデューサーのお話を伺った時、自分の役割は音楽を通して新海ワールドの体験を一歩先へ後押しする役割なのだと感じました。RADWIMPSさんのすばらしい音楽と共存できる空気感や躍動感を見つける工程はとてもエキサイティングで緊張感がありましたが、この作品に求められる音楽として1つの形を示せているのではないかと感じています。作品を俯瞰した時、2人がそれぞれ独自にメロディを次々と作っていくとテーマ性が薄れてしまいます。洋次郎さんが担当されたシーンにも、私が担当したシーンにも、それぞれ音楽的なテーマが必要でした。洋次郎さんの楽曲をアレンジさせていただく機会もありましたが、ビジュアルとメロディが自然と目的地へ連れて行ってくれるような感覚でした。こちらのアイデアにもとてもオープンに接していただき、音楽的なキャッチボールができたことは、作品の色を決める過程で重要な作業になったと感じていますし、今後の可能性も見えてくるような瞬間でした。また、今作のレコーディングやミキシングには数々の名作映画の音を作ってきた素晴らしい音楽チームに参加していただき、『すずめの戸締まり』ならではの音楽体験になっていると思います。ぜひ劇場で体感していただけたら嬉しいです。■十明(とあか)主題歌を歌わせて頂けることになったと聞いた時、信じられませんでした。驚きと喜びと不安が同時に押し寄せてきて、頭がぼーっとしてしまう日が続きました。オーディションでは、初めてのレコーディングだったこともあり、不安と緊張で声が震え、ほとんど息の音のようになってしまったことを覚えています。この「すずめ」という楽曲を受け取った時、すんなりと自分がどう歌いたいのかイメージが湧いてきました。その感覚に頼り、本番レコーディングでは、音と言葉が一番響くようにのびのびと自分らしく歌うことが出来たように思います。予告映像から流れる自分の歌を初めて聴いた時は、今まで味わったことない震えを感じました。「RADWIMPS」さんの、繊細で耳に残るメロディと新海監督の美しく心動かす世界観の一部になれたことをとても嬉しく思います。十明■新海誠監督『すずめの戸締まり』の脚本の第1稿を書き上げた後、迷わずすぐに洋次郎さんに送りました。過去二作とははっきりと違う音楽が必要になる映画だと思いましたし、今までよりもずっと鮮烈な音楽体験を観客に与えたかったのです。そのための方法を一緒に探してくれるのは、やはり「RADWIMPS」だと思いました。二年以上の制作期間中に、十明さんの無二の歌声と出会い、どこまでも頼もしい陣内さんと出会いました。二人とも、映画の形をさらに大きく変えてくれました。音楽体験と呼ぶにふさわしいものを、劇場で体感していただけると確信しています。どうか楽しみにしていただけますように。新海誠監督『すずめの戸締まり』は11月11日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:すずめの戸締まり 2022年11月11日より全国東宝系にて公開Ⓒ2022 「すずめの戸締まり」製作委員会
2022年09月20日原菜乃華、松村北斗(SixTONES)が出演する、新海誠監督の3年ぶりとなる最新作『すずめの戸締まり』が、IMAX同時公開決定。併せて、「新海誠IMAX映画祭」の開催も発表された。本作は、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女・すずめの解放と成長を描く冒険物語。すずめが「扉の向こう側」で目にした広大な草原や、星と夕陽と朝が溶け合ったような不思議な空、日本各地の風景などの美しい色彩、透き通る印象的な歌声で耳に残る楽曲「すずめ」――。いま注目を集めるこの戸締まりの旅を、現代最新鋭の技術を結集したIMAXスクリーンで公開初日より同時公開。また、「新海誠IMAX映画祭」と銘打ち、『君の名は。』(’16)、『天気の子』(’19)、『秒速5センチメートル』(’07)もIMAXスクリーンにて期間限定上映が決定。『秒速5センチメートル』は、今回が初のIMAX上映だ。そして、そんな3作品の魅力が凝縮されたポスタービジュアルと予告映像も公開。ポスターと予告映像は、9月9日(金)よりIMAX上映を予定している劇場にて掲出&上映される。また、「新海誠IMAX映画祭」来場者への入場者特典配布が決定。『すずめの戸締まり』は全国公開に先駆けて、11月7日(月)19時よりIMAX版先行上映を開催。その抽選販売の応募に必要なシリアルコード付きポストカードを、全国合計20万部限定で配布する。『すずめの戸締まり』は11月11日(金)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:秒速5センチメートル 2007年3月3日より渋谷・シネマライズにて公開君の名は。 2016年8月26日より全国東宝系にて公開© 2016「君の名は。」製作委員会天気の子 2019年7月19日より全国東宝系にて公開(C)2019「天気の子」製作委員会すずめの戸締まり 2022年11月11日より全国東宝系にて公開Ⓒ2022 「すずめの戸締まり」製作委員会
2022年09月07日原菜乃華、松村北斗が声優を務める『すずめの戸締まり』が公開初日よりIMAX上映されることが決定した。そしてこれに合わせて『新海誠IMAX映画祭』の開催も発表された。本作は『君の名は。』、『天気の子』に続く、新海誠監督の3年ぶりとなる最新作。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女・すずめの解放と成長を描く冒険物語だ。主人公・岩戸鈴芽役を原、宗像草太役を松村北斗が務める。先日、「閉じ師」として日本各地の“災い”をもたらす扉を閉めることを使命とし、日本各地に現れる扉を探す旅をしている宗像は、とある出来事をきっかけに“すずめの椅子”に姿を変えられてしまうという予想できない物語の一端が発表され、その後の展開にますます大きな注目が集まっている。この度、本作が通常上映に加えIMAXでも同時公開されることが決定した。特報や予告映像が公開されるなり話題となったのは、本作の圧倒的な映像と音楽の美しさ。すずめが「扉の向こう側」で目にした広大な草原や、星と夕陽と朝が溶け合ったような不思議な空、日本各地の風景などの美しい色彩。透き通る印象的な歌声で耳に残る楽曲「すずめ」。日本全国を舞台に繰り広げられる、”戸締まりの旅”を、現代最新鋭の技術を結集したIMAXスクリーンで堪能することができる。あわせて『新海誠IMAX映画祭』の開催も決定。社会現象を巻き起こした2016年公開の『君の名は。』と2019年公開の『天気の子』に加えて、2007年公開の『秒速5センチメートル』が初めてIMAX上映されることとなった。今回、この『新海誠IMAX映画祭』のポスタービジュアルと30秒の予告映像が公開された。ポスターは『君の名は。』、『天気の子』、『秒速5センチメートル』のビジュアルがレイアウトされたデザインになっており、予告映像は3作品の魅力が凝縮され、胸が高鳴る“新海ワールド満開”の映像となっている。3作は9月30日(金)より全国41館のIMAXスクリーンにて期間限定で上映される。また、『新海誠IMAX映画祭』では、特典のシリアルコード付きポストカードが全国合計20万部限定で配布される。ポストカードの表面は『新海誠IMAX映画祭』のポスタービジュアルと同じデザインになっており、ここでしか手に入らない貴重なもの。シリアルコードは11月7日(月)19:00より開催される『すずめの戸締まり』世界最速IMAX上映の抽選販売応募の際に必要な重要アイテムとなっている。【『すずめの戸締まり』公開記念新海誠IMAX映画祭】上映作品:『君の名は。』、『天気の子』、『秒速5センチメートル』公開表記:2022年9月30日(金)~3作品期間限定上映※『秒速5センチメートル』は初のIMAX上映となります※詳細は映画公式HPをご覧ください。入場者特典:新海誠IMAX映画祭・公開記念ポストカード「すずめの戸締まり」IMAX先行上映 抽選販売申し込み用シリアルコード付き配布期間:9月30日(金)~配布方法:9月30日(金)~より『君の名は。』、『天気の子』、『秒速5センチメートル』のいずれかをご観賞いただいたお1人様につき、1つプレゼント配布数量:全国合計20万部限定※「すずめの戸締まり」IMAX先行上映は、11月7日(月) 19:00から全国のIMAXスクリーンにて開催(予定)です。※数量限定のため、劇場により数に限りがございます。※IMAX上映期間内でも無くなり次第終了となりますのであらかじめご了承ください。※特典は非売品です。転売、内容の複写・複製・転用・SNSなどでの配信等の行為は一切禁止となります。※詳細は映画公式HPをご覧ください。公式サイト: 『すずめの戸締まり』11月11日(金)公開(c)2022「すずめの戸締まり」製作委員会
2022年09月07日新海誠監督作『すずめの戸締まり』の宗像草太役を松村北斗が務めていることが発表された。本作は、『君の名は。』(2016年公開)、『天気の子』(2019年公開)に続く、新海誠監督の3年ぶりとなる最新作。先日、ヒロイン・岩戸鈴芽役のキャスト・原菜乃華が発表となり、圧倒的かつ神秘的なビジュアルに惹きつけられる最新予告映像では日本各地の風景や“すずめの声”が初解禁された。さらに本作のキーワード、「旅の青年」・「白い猫」・「小さな椅子」のキャラクターの詳細が明かされると、ますます関心と注目を集めている。松村北斗が演じる宗像草太は、“災い”をもたらす扉を閉めることを使命とする「閉じ師」で、日本各地に現れる扉を探す旅をしている青年。九州にて扉のある廃墟に向かう途中ですずめと出会い、突如扉から現れた災いに立ち向かうことになる。新海監督の描く「宗像草太」は、“閉じ師”という浮世離れしている存在でありながらも等身大な青年。そのイメージを具現化するために、監督がオーディションで実力派から有名俳優まで数多くの声を直接聴いたうえで見出したのは、今作が声優初挑戦となる松村北斗。松村は初めてのアフレコに対し「アフレコは初めての経験なので最初は緊張しましたし、声だけで表情と感情を出さないといけない難しさもあり、いくら練習しても出来ない事もいっぱいありましたが、監督やスタッフの方々のおかげで変わっていくことができました」と、今までにはない新しい一面をのぞかせており、「映画でしか、アニメでしか描けない作品で、観た方すべてがこの日常の中で奇跡を味わえると思うので、多くの方にこの体験を味わってもらいたいなと思います」と今作への期待を語っている。非常に難しい役どころを演じるにあたり、「僕が演じる宗像草太は、監督の作品では観たことが無いキャラクターだったので、僕としても聞いたことのない声色が出せたらいいなと考えて、監督とも色々お話させていただきました。草太は神と人間の融合体みたいなイメージと監督がおっしゃっていたので、いつもよりは少し低い声を当てています」とコメント。そして本編の鍵となる大きな秘密も解禁。草太は、ある出来事をきっかけに“すずめの椅子”に姿を変えられてしまう。“すずめの椅子”とは、すずめが幼い頃に使っていた脚が1本欠けた子供用の椅子で、既に公開されている予告映像でも、カタカタと動きすずめを驚かす姿や、すずめと一緒に坂道を駆け上がる姿など、そのコミカルな動作が話題になっていたが、その正体は実は、椅子に変えられた草太だったのだった。“閉じ師の青年”、そして”“椅子になってしまう青年”を、新海誠と松村北斗がどう作り上げていくのか。新海監督が語る松村の声の美しさの源泉は「内面の豊かさ」。「表現への追及と、絶え間ない内省と、切実な使命感。北斗くんのそういう精神性が、草太というキャラクターにぴったりと重なりました。彼の声の芝居は鮮烈です」と語っている。そして、本日9月6日21時よりYouTube特別配信「In Front Of The Door」が東宝公式YouTubeチャンネルにてプレミア公開されることが決定。岩戸鈴芽役の原菜乃華、宗像草太役の松村北斗、新海誠監督の3名が登場し、本作について語るYouTube特別配信「In Front Of The Door」。アフレコの感想や新海監督からみた原、松村の印象など、ここでしか聞けない話が盛りだくさん。さらに初解禁となる宗像草太の紹介映像も公開。草太が“すずめの椅子”の姿に変わってしまう重要なシーンも……!?■松村北斗(宗像草太役)新海監督の作品に出演させていただくというのは想像の出来ない事でしたが、出演が決まってプレッシャーと興奮が織り交ざった不思議な気持ちです。新海監督とはオーディションの際に初めてお会いしましたが、作品から感じる人柄そのままの穏やかな方で、オーディションでもアフレコでも声を褒めてくださったことが凄く嬉しかったです。アフレコは初めての経験なので最初は緊張しましたし、声だけで表情と感情を出さないといけない難しさもあり、いくら練習しても出来ない事もいっぱいありましたが、監督やスタッフの方々のおかげで変わっていくことが出来ました。僕が演じる宗像草太は、監督の作品では観たことが無いキャラクターだったので、僕としても聞いたことのない声色が出せたらいいなと考えて、監督とも色々お話させていただきました。「草太は神と人間の融合体みたいなイメージ」と監督がおっしゃっていたので、いつもよりは少し低い声を当てています。草太はあることによって椅子に姿を変えられてしまうのですが、それによってヒロインのすずめとのコミカルな掛け合いも多くて、実際にアフレコしていて楽しかったです。今作は、身近にある現実や日常がベースで、その中にファンタジーとユーモアが織り交ざっている、監督の今までの細胞のすべてが集まった作品だと思います。おもしろくないわけがないんです。僕自身、この物語に触れて、今まで解釈していたものの幅が広がり、自分の人生やこの世界が更に興味深いものになりました。映画でしか、アニメでしか描けない作品で、観た方すべてがこの日常の中で奇跡を味わえると思うので、多くの方にこの体験を味わってもらいたいなと思います。■新海誠監督松村北斗くんの声の美しさは、彼の内面の豊かさが源泉だと思います。表現への追及と、絶え間ない内省と、切実な使命感。北斗くんのそういう精神性が、草太というキャラクターにぴったりと重なりました。彼の声の芝居は鮮烈です。どうか楽しみにしていただけますように。『すずめの戸締まり』11月11日(金)公開(c)2022「すずめの戸締まり」製作委員会
2022年09月06日松村北斗が『君の名は。』『天気の子』に続く、新海誠監督の3年ぶりとなる最新作『すずめの戸締まり』にて、すずめと旅をする「閉じ師」の青年・宗像草太役に決定。監督自身がオーディションから声を聴き、見出したという。先日、ヒロイン・岩戸鈴芽(いわと・すずめ)役のキャストに原菜乃華が発表となり、最新予告映像では日本各地の風景や“すずめの声”が初解禁され、さらに本作のキーワード「旅の青年」・「白い猫」・「小さな椅子」のキャラクターの詳細が明かされて関心と注目を集めている本作。宗像草太は“災い”をもたらす扉を閉めることを使命とする「閉じ師」で、日本各地に現れる扉を探す旅をしている青年。九州にて扉のある廃墟に向かう途中ですずめと出会い、突如扉から現れた災いに立ち向かうことになる。新海監督の描く「宗像草太」は、“閉じ師”という浮世離れしている存在でありながらも等身大な青年。そのイメージを具現化するために、監督がオーディションで実力派から有名俳優まで数多くの声を直接聴いたうえで見出したのは、今作が声優初挑戦となる松村北斗。松村さんは初めてのアフレコに対し、「アフレコは初めての経験なので最初は緊張しましたし、声だけで表情と感情を出さないといけない難しさもあり、いくら練習しても出来ない事もいっぱいありましたが、監督やスタッフの方々のおかげで変わっていくことができました」と、新しい一面をのぞかせる。「身近にある現実や日常がベースで、その中にファンタジーとユーモアが織り交ざっている、監督の今までの細胞のすべてが集まった作品だと思います。おもしろくないわけがないんです。僕自身、この物語に触れて、今まで解釈していたものの幅が広がり、自分の人生やこの世界が更に興味深いものになりました」と魅了された様子で、「映画でしか、アニメでしか描けない作品で、観た方すべてがこの日常の中で奇跡を味わえると思うので、多くの方にこの体験を味わってもらいたいなと思います」と今作への期待を語る。非常に難しい役どころを演じるにあたり、「僕が演じる宗像草太は、監督の作品では観たことが無いキャラクターだったので、僕としても聞いたことのない声色が出せたらいいなと考えて、監督とも色々お話させていただきました。草太は神と人間の融合体みたいなイメージと監督がおっしゃっていたので、いつもよりは少し低い声を当てています」と話している。そして本編の鍵となる大きな秘密も明らかに。なんと草太は、ある出来事をきっかけに“すずめの椅子”に姿を変えられてしまう、という。“すずめの椅子”とは、すずめが幼い頃に使っていた脚が1本欠けた子ども用の椅子で予告映像でも、カタカタと動きすずめを驚かす姿や、すずめと一緒に坂道を駆け上がる姿など、そのコミカルな動作が話題になっていたが、その正体は実は、椅子に変えられた草太!“閉じ師の青年”、そして”“椅子になってしまう青年”を、新海監督と松村さんがどう作りあげていくのか、注目だ。新海監督は、「表現への追及と、絶え間ない内省と、切実な使命感。北斗くんのそういう精神性が、草太というキャラクターにぴったりと重なりました。彼の声の芝居は鮮烈です」と語っており、草太にぴったり重なる声に感銘を受けたことを明かす。なお、本日9月6日(火)21時よりYouTube特別配信「In Front Of The Door」が東宝公式YouTubeチャンネルにてプレミア公開することも決定。岩戸鈴芽役の原さん、宗像草太役の松村さん、新海監督の3名が登場し本作について語る。アフレコの感想や新海監督からみた原さん、松村さんの印象など、ここでしか聞けない話が盛りだくさんで、初解禁となる宗像草太の紹介映像も公開。草太が“すずめの椅子”の姿に変わってしまう重要なシーンも盛り込まれているかもしれない。『すずめの戸締まり』は11月11日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:すずめの戸締まり 2022年11月11日より全国東宝系にて公開Ⓒ2022 「すずめの戸締まり」製作委員会
2022年09月06日新海誠監督の3年ぶりとなる最新作『すずめの戸締まり』から特報、予告映像でも登場し、謎に包まれていたキーワード「旅の青年」「白い猫」「小さな椅子」が明らかになった。4月にはヒロイン・岩戸すずめのビジュアルや特報映像が圧倒的かつ神秘的な雰囲気を纏ったビジュアルで話題となり、さらに、すずめ役のキャストに原菜乃華が発表された本作。最新予告映像では日本各地の風景や“すずめの声”が初解禁されていた。突き抜ける晴天の下ですずめとすれ違い、鍵を用いて廃墟に佇む扉を閉める旅の青年は、宗像草太。“災い”をもたらす扉を閉めることを使命とする「閉じ師」である草太は、日本各地に現れる扉を探す旅をしていて、扉のある廃墟に向かう途中ですずめと出会う。予告映像ではすずめと共に懸命に扉を閉めようとする様子が描かれているが、草太が今後すずめとどのように関わっていくのだろうか。そして、すずめの前に突如現れた、謎の白い猫。カメラの前で様々なポーズをとり、SNSでもその存在が拡散されているミステリアスな猫の名はダイジン。なんと人の言葉を話すことができ、扉が開く場所に度々出没してはすずめたちを翻弄する。その正体や目的とは果たして!?さらに予告映像でもひと際目を引くのが、まるで生きているかのように3本脚で駆け回るすずめの椅子。すずめが幼い頃に使っていた、脚が1本欠けた子供用の椅子で、ある出来事をきっかけになぜか“動き出す”ように。港を離れるフェリーの中で動く姿、すずめと一緒に坂道を駆け上がる姿などが明かされており、謎が深まる。「あちこちで開け放しにし続けてきてしまった扉を、どのように閉めることが出来るのか。それをすずめに託し、戸締まりをしながら日本列島を旅する物語を作っています」と新海監督は語る。日本各地で開いてしまう“災い”の扉を閉める旅をする、すずめを取り巻く本作の重要なキャラクターにも注目だ。『すずめの戸締まり』は11月11日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:すずめの戸締まり 2022年11月11日より全国東宝系にて公開Ⓒ2022 「すずめの戸締まり」製作委員会
2022年08月03日新海誠監督作『すずめの戸締まり』が11月11日(金)に公開される。このたび、「旅の青年」「白い猫」「小さな椅子」の詳細が明らかになった。本作は、『君の名は。』(2016年)、『天気の子』(2019年)に続く、新海監督3年ぶりとなる最新作。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女・すずめの解放と成長を描く。最新予告映像では日本各地の風景や“すずめの声”が初公開され、大きな期待と関心を集めている。突き抜ける晴天の下ですずめとすれ違い、鍵を用いて廃墟に佇む扉を閉める旅の青年は宗像草太。“災い”をもたらす扉を閉めることを使命とする「閉じ師」である草太は、日本各地に現れる扉を探す旅をしていて、扉のある廃墟に向かう途中ですずめと出会う。予告映像ではすずめと共に懸命に扉を閉めようとする様子が描かれているが、草太が今後すずめとどのように関わっていくのか。そしてすずめの前に突如現れた、謎の白い猫。カメラの前で様々なポーズをとり、SNSでもその存在が拡散されているミステリアスな猫の名はダイジン。人の言葉を話すことができ、扉が開く場所に度々出没してはすずめたちを翻弄する。“#ダイジンといっしょ”タグが生まれるほど話題になっているダイジン、その正体や目的とは果たして。さらに予告映像でもひと際目を引くのが、まるで生きているかのように3本脚で駆け回るすずめの椅子。すずめが幼い頃に使っていた、脚が1本欠けた子供用の椅子で、ある出来事をきっかけになぜか“動き出す”ように。港を離れるフェリーの中で動く姿、すずめと一緒に坂道を駆け上がる姿などが明かされており、謎が深まる内容となっている。『すずめの戸締まり』11月11日(金)公開(c)2022「すずめの戸締まり」製作委員会
2022年08月03日旅の楽しみといえば、「宿」というかたも多いのではないでしょうか?20~30代の女性約200名が集まるanan総研メンバーに、もう一度泊まりたいオススメの宿を教えてもらいました!もう一度宿泊したいとっておきの宿旅の楽しみのひとつ「宿」。20~30代の女性約200名が集まるanan総研メンバーに、オススメの宿泊施設をリサーチしました。山梨古民家宿るうふ 澤之家「非日常体験をしたく、明治24年頃に建てられた古民家に宿泊しました」「1番感動をしたのは『食事』。囲炉裏を囲んで、古民家の裏の畑で収穫した野菜や、川魚などを自分たちで焼いて食べたことが貴重な経験でした」「普段、時間に追われる日々ですが、この日だけは時間を忘れてのんびり過ごすことができました!」(30歳・会社員)旅に求めるものは人それぞれですが、なかでも非日常な体験や食に重きを置いているかたが多いのではないでしょうか。そんなかたにピッタリのお宿ですね。ちなみに、こちらの「古民家宿るうふ」は、山梨県と千葉県を中心に、築約100年の古民家を一棟貸しにしているそう。リゾートホテルや高級旅館のステイもいいですが、このような宿泊施設にも憧れますね。箱根金乃竹 塔ノ澤「広いお部屋はほとんど仕切りがなく、非日常的な空間でした。部屋の温泉露天風呂もとても良かったです。食事も美味しくて、リピートしたいお宿です!」(30歳・専門職)全客室に温泉露天風呂がついているリゾートホテル。箱根は観光地が多数ありますが、あえて何もせずにただひたすらこちらで寛いでみたくなりますね。佐賀太望閤「とにかく食事が最高でした!」「唐津市と九州大学の共同研究で生まれた完全養殖のサバ『唐津Qサバ』をいただけます。完全養殖のためこれまでにアニキサスが発見されたことがなく、なんと生のサバが食べられます!炙りも絶品で、まるでノドグロのような甘い脂が乗っていました!」「また、こちらでは呼子名物のイカもいただけます。捌きたてのイカは透明。捌いて数分で白くなってしまうので、こんな透明な状態でいただけるのは超レアです!」(30歳・専門職)その土地でしか食べられないものを堪能することは、まさに旅行の醍醐味。どちらもぜひ現地で味わってみたいですね。山梨星のや富士「とにかく景色が最高でした。前日、かなり雨が降ったのですが、そのおかげで空気がとても澄んでいました。さらに、雪がかなり残っていて、目の前の河口湖と青と白のコントラストが本当にきれいでした!」「ここから眺めた富士山は、間違いなく私の人生で一番の富士山!後にも先にもこんなにきれいな姿を見られないのではと思います」(31歳・会社員)星のや富士は富士山麓にある日本初のグランピングリゾート。富士山ってその稜線美はもちろんのこと、季節、時間、天気等さまざまな条件が重なりあって、絶景となります。目に焼きつけたい景色ですね。箱根ホテル南風荘「旅行に行く際は、観光を思いっきり楽しむタイプなので、宿は寝るための場所でした。しかし、この箱根旅行の際は、大雪で観光があまりできず、早めにホテルに行くことに。結果、部屋についている露天風呂を4回も楽しみ、家族とまったり過ごせ、旅の新たな楽しみかたが発見できて良かったです」(31歳・会社員)普段アクティブな旅を満喫していると、ホテルや旅館でのんびり過ごすというのは、何かきっかけがないと難しいのかもしれません。こちらは、まさに悪天候が良いきっかけとなった例ですね。御殿場HOTEL CLAD(ホテル クラッド)「『御殿場プレミアム・アウトレット』敷地内のホテル クラッドというところに宿泊しました」「アウトレット内なので、子どもの機嫌に合わせて買い物ができ、便利でした。また、部屋の窓から見える富士山が絶景でした!朝一カーテンを開けると、富士山が輝いていて、なんだか心が洗われ、日ごろの疲れも吹き飛びました(笑) 」(31歳・会社員)『御殿場プレミアム・アウトレット』は、東京都内から車で約90分のところにある、日本最大級のアウトレットモール。しかし、約90分で行けるのは平日のみ。土日はもれなく渋滞に巻き込まれ、アウトレットにつく頃には全員ぐったりなんてことも…。なので、こちらのホテルに宿泊していれば、開店直後の人がまばらな時間に思いっきり買い物を楽しめて最高ですね!旅のメインを宿にしてみたい素敵な宿でゆっくり過ごすことを目的とする旅もいいですね。旅行という非日常体験で、日ごろの疲れを癒しましょう!文・小田原みみ文・小田原みみ
2022年07月16日『君の名は。』『天気の子』の新海誠監督最新作『すずめの戸締まり』より、最新予告映像が解禁された。本作は、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女・すずめの解放と成長を描く冒険物語。ヒットメイカーの新海監督の新作とあって海外メディアからも大きな関心が寄せられており、先日、ヒロイン・岩戸鈴芽(いわと・すずめ)役として原菜乃華が出演することが発表され、ますます注目が集まっている。公開された予告映像では、4月に解禁されすでに約490万回再生されている特報映像でも話題となっていた4つのキーワード、「鍵」を用いて共に扉を閉める謎に満ちた「旅の青年」、様々なポーズをとる「白い猫」、まるで生きているかのように駆け回る「小さな椅子」がより詳細に描かれている。まだまだストーリーは謎に満ちているが、本映像には、新海監督が「すずめという女の子の紹介のつもりで作った」と語っている通り、コミカルに慌てる表情や覚悟を秘めたシリアスな表情など、17歳の女の子の等身大な表情が詰まっている。すずめが旅の道中で繰り返す「人々との出会いと別れ」とはどのようなものなのか。すずめが「扉の向こう側」で目にした広大な草原、星と夕陽と朝が溶け合ったような不思議な空が意味するものとは?美しい色彩で描かれるその圧倒的な映像に、ますます期待が膨らむ。そんな予告映像を包み込むのは、印象的な歌声が耳に残る、本作のために書き下ろされた楽曲「すずめ」。想像を掻き立てられる叙情的な歌詞とその世界観にも注目したい。そして、最新予告の最後は、“迷い込んだその先には、ぜんぶの時間が溶け合ったような、空があった”というすずめの言葉で締めくくられている。原さんによる“すずめの声”が本映像で初解禁となった。初めてすずめに声を吹き込んだ原さんは「とても緊張しました。声だけのお芝居なので、1音1音凄く気を配らないといけないし、わからないことだらけでした。完成した映像を観て、自分がこの子に声を当てるんだと思ったら、緊張で体がうまく動けなくなってしまいました。でも新海監督はいつも凄くほめてくださるし、わかりやすいように具体的に教えて下さるので、この予告アフレコを通して少し自信がつきました!」と語っている。「あちこちで開け放しにし続けてきてしまった扉を、どのように閉めることが出来るのか。それをすずめに託し、戸締まりをしながら日本列島を旅する物語を作っています」と新海監督が語る本作。果たしてどのような物語が紡がれていくのか。続報に期待したい。『すずめの戸締まり』は、11月11日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:すずめの戸締まり 2022年11月11日より全国東宝系にて公開Ⓒ2022 「すずめの戸締まり」製作委員会
2022年07月15日新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』の最新予告映像が公開された。昨年12月15日に実施された製作発表会見にて発表された『すずめの戸締まり』。『君の名は。』(2016年公開)、『天気の子』(2019年公開)に続く話題作の情報が発表されるやいなや、日本国内はもちろん、海外メディアからも大きな注目を集めた。4月にはヒロイン・すずめのビジュアルや特報映像が圧倒的かつ神秘的な雰囲気を纏ったビジュアルで話題となり、さらに本作の4つのキーワード、“旅の青年”“白い猫”“小さな椅子”“扉の鍵”の発表や、ヒロイン・岩戸鈴芽役のキャスト・原菜乃華が発表され、ますます大きな期待と関心を集めている。そしてこのたび、最新予告映像が公開された。公開された予告映像では、4月に公開され既に約490万回再生されている特報映像でも話題となっていた4つのキーワードである、突き抜ける晴天の下ですずめとすれ違い、“鍵”を用いて共に扉を閉める謎に満ちた“旅の青年”、様々なポーズをとり、SNSでもその存在が拡散されている“白い猫”、まるで生きているかのように駆け回る“小さな椅子”がより詳細に描かれている。まだまだ謎に満ちた今作だが、この映像には、新海監督が「すずめという女の子の紹介のつもりで作った」と語っている通り、コミカルに慌てる表情や覚悟を秘めたシリアスな表情など、17歳の女の子の等身大な表情がたくさん詰まっている。すずめが旅の道中で繰り返す「人々との出会いと別れ」とはどのようなものなのか。すずめが「扉の向こう側」で目にした広大な草原、星と夕陽と朝が溶け合ったような不思議な空が意味するものとは。美しい色彩で描かれるその圧倒的な映像に、ますます期待が膨らむ。そんな予告映像を包み込むのは、印象的な歌声が耳に残る、本作のために書き下ろされた楽曲「すずめ」。想像を掻き立てられる叙情的な歌詞とその世界観にもぜひ注目してほしい。そして、最新予告の最後は、「迷い込んだその先には、ぜんぶの時間が溶け合ったような、空があった」という心に響くすずめの言葉で締めくくられており、“すずめの声”が遂に明らかになる。初めてすずめに声を吹き込んだ原は「とても緊張しました。声だけのお芝居なので、1音1音凄く気を配らないといけないし、わからないことだらけでした。完成した映像を観て、自分がこの子に声を当てるんだと思ったら、緊張で体がうまく動けなくなってしまいました。でも新海監督はいつも凄くほめてくださるし、わかりやすいように具体的に教えて下さるので、この予告アフレコを通して少し自信がつきました!」と語っている。「あちこちで開け放しにし続けてきてしまった扉を、どのように閉めることが出来るのか。それをすずめに託し、戸締まりをしながら日本列島を旅する物語を作っています」と新海監督が語る最新作『すずめの戸締まり』。果たしてどのような物語が紡がれていくのか。続報に期待したい。『すずめの戸締まり』11月11日(金)より公開
2022年07月15日