小惑星探査機「はやぶさ2」を打ち上げるH-IIAロケット26号機がついにその姿を現した。打ち上げが延期されている間、ロケットはVAB(大型ロケット組立棟)の中で出番を待っていたが、12月3日0時より、予定通り機体移動を開始。およそ25分で、500mほど離れた第1射点への移動を完了した。打ち上げは同日13時22分04秒に実施される予定だ。現在(10時半)の射場の天候は晴れ時々曇り。風はほとんど感じられず、非常に穏やかだ。すでに天候不良で2回の延期があった「はやぶさ2」の打ち上げであるが、今日は全く問題なさそうだ。さて、その26号機であるが、いつもとちょっと違うのは、第2段の塗装が白色になっていることだ。通常、この部分の色はオレンジ色。今回、塗装が白くなっているのは、「基幹ロケット高度化」プロジェクトで開発された技術が適用されたからである。このオレンジ色の正体は断熱材だ。H-IIAロケットの推進剤は第1段も第2段も液体水素と液体酸素の組み合わせであるが、これらの物質の沸点は極めて低く(水素はマイナス253℃、酸素はマイナス183℃)、蒸発を抑えるためには、極低温を維持する必要がある。断熱材は、そのためのものだ。しかし、液体水素は特に沸点が低くて蒸発しやすい。燃料タンクを断熱材で覆っていても蒸発してしまい、打ち上げの直前まで、蒸発した分を補充しているほどだ。第2段の場合、軌道上でも蒸発する分があるのだが、通常、搭載衛星を分離するまでの時間は30分間ほどと短いため、あまり大きな問題にならない。ところが26号機の場合、地球を1周してから2回目の燃焼を行うため、稼働時間が長い。そのため、白色塗装で太陽からの熱の入射を抑えて、蒸発量を下げる必要があるのだ。この白色塗装は21号機で実証実験が行われており、"本番"として適用したのは今回が初のケースとなる。白色塗装によって、水素の蒸発量を25%削減できるということだ。また、軌道上を飛行中にターボポンプを定期的に冷やす必要があるのだが、この冷却には液体酸素が使われる。冷却のために流した液体酸素は、第2段の推進には寄与しないので無駄になってしまうが、冷却の方式を変えたことで、この予冷で消費される液体酸素の量を60%削減できるそうだ。H-IIAロケットで静止衛星を打ち上げる場合、従来は、衛星側のエンジンを使って、頑張って軌道修正をする必要があった。しかし、商業打ち上げで競合する欧州のアリアン5ロケットは赤道上に射場があるため、衛星側の軌道修正の負担が小さい。これが、H-IIAで商業打ち上げを受注する際の大きな障壁となっていた。そこで考えられたのがH-IIAロケットの"高度化"だ。軌道面の修正は、遠地点側で行えば効率が良く、より衛星の負担を減らすことができるようになる。しかし、そのためには第2段の稼働時間を5時間程度にまで延ばす必要があり、推進剤の蒸発をなるべく抑えなければならない。この技術を今回適用したというわけだ。三菱重工業(MHI)は2013年、商業打ち上げで高度化を適用する初のケースとして、カナダTELESATより通信放送衛星「TELSTAR 12V」の打ち上げを受注した。今回の26号機の打ち上げは、その試金石にもなっているのだ。
2014年12月03日宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業(MHI)は12月1日、11月30日、12月1日と打ち上げ日を延期してきた小惑星探査機「はやぶさ2」(Hayabusa2)/H-IIAロケット26号機(H-IIA・F26)の打ち上げ日程を、改めて12月3日とし、予定通りに実施する計画であると発表した。新たな打ち上げ時刻は12月3日の13時22分04秒(日本標準時)で、当日の射場周辺の天候は12月1日9時30分の種子島宇宙センター発表のものによると、くもりで西北西~北西の風が6~8m/s程度、気温は11℃~16℃程度とし、雨や打ち上げ時に制限がかかりそうな風速は生じないとの予測となっている。
2014年12月01日小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げが12月1日に決まった。平日になってしまったのはやや残念であるものの、延期が1日だけで済んで、引き続き現地に滞在している人も多いだろう。種子島ではどこでもロケットの打ち上げを見ることができるが、条件が良い場所となると、何カ所かに限られる。中でもオススメは「公式」の見学所である。この4カ所ではカウントダウンの音声も聞くことができて、みんなで盛り上がるには最適だ。ここで簡単に紹介するので、選択の際の参考にして欲しい。○長谷公園まず定番と言えるのは「長谷公園」だ。かなり広さがあり、駐車場のキャパシティも500台と最も多い。敷地が劇場のように前下がりになっているため、後方でも良く見えるのが嬉しいところだ。射点までの距離は6kmほどあるものの、心臓に響くような大音量が楽しめるのは現地ならではだ。ぜひ肉眼で見て、打ち上げのナマの迫力を体感して欲しい。1つだけ残念なのは、H-IIAを打ち上げる第1射点の場合、機体の一部が大型ロケット組立棟(VAB)の建物で隠されてしまうことだ。場所によって隠れ具合は違うので、長谷公園で見る場合には、なるべく左側にした方が良いだろう。なおH-IIBの第2射点の場合、隠れることはないので、どこから見ても大丈夫だ。○宇宙ヶ丘公園次に紹介したいのは「宇宙ヶ丘公園」。距離は長谷公園と同じくらいだが、キャンプ場も併設されており、野営しながら見る場合には特に便利だ。ロケットの下側が少し手前の山に隠されてしまうものの、第1射点も第2射点も遮るものがなく、打ち上げをよく見ることができる。駐車場は250台。○前之峯グランド「南種子町営陸上競技場(前之峯グランド)」は南種子町の市街地から近いのは便利であるが、射点がほとんど見えないので、せっかく種子島に来たのであれば、あえてここを狙う理由はない。特別な事情でもない限りは、他の3カ所の方が良いだろう。○恵美之江展望公園そして今年新しく整備されたばかりで注目なのが「恵美之江展望公園」だ。この場所の魅力は何と言っても距離の近さである。打ち上げ時は射点から3km以内が立ち入り禁止になり、プレスセンターがある竹崎展望台もその外側にあるわけだが、恵美之江展望公園は本当にギリギリ3km。北側から射点を見るため、今回のようにお昼頃の打ち上げだと逆光になってしまうものの、近いので撮影向きだ。長谷公園ほどではないものの、結構広さはあり、500人くらいは入れそうな印象。打ち上げ時には仮設トイレも用意されていて安心だ。ただし、この恵美之江展望公園は打ち上げ当日のみ解放されており、前日からクルマで乗り入れるようなことはできない。南種子町役場によれば、今回の開場時間は9時半を予定しているとのことなので注意して欲しい。他の見学所に比べて距離が半分という長所の反面、アクセスの悪さが難点。見学所までは未舗装の道路が1kmほど続いており、雨天時には路面状況が相当悪くなりそう。道幅も狭く、運転に慣れている人でなければ、避けた方が無難だろう。また駐車場は130台までと狭いので、入れない可能性もある。難易度はちょっと高めで、ハイリスク・ハイリターンな見学所と言えるかもしれない。なお、これら公式見学所については、以下のサイトにも情報があるので参考にすると良いだろう。今回、泣く泣く諦めた人も、機会があればぜひ来島して、現地で打ち上げを見ていただきたい。ファン!ファン!JAXA! 打ち上げ見学場所マップ南種子町役場 ロケット打ち上げ見学場宇宙航空研究開発機構(JAXA)
2014年11月30日宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業(MHI)は11月29日、11月28日に打ち上げ延期を決定したH-IIAロケット26号機による小惑星探査機「はやぶさ2(Hayabusa2)の新たな打ち上げ日を12月1日に決定したと発表した。同決定は29日に開催された臨時天候判断会議の結果によるもの。打ち上げ日時の詳細は12月1日の13時22分43秒(日本標準時)となっている。また、これに伴いJAXAでは12月1日の12時25分から、種子島宇宙センターでの打ち上げの様子をライブ中継する予定だとしている。なおJAXAでは、今後の天候状況などによっては、再延期の可能性もあるとしている。
2014年11月29日既報の通り、小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げが延期された。宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業(MHI)は11月28日、JAXA種子島宇宙センターで記者会見を開催し、打ち上げの延期について説明した。登壇者は、JAXAから國中均・はやぶさ2プロジェクトマネージャと長田弘幸・鹿児島宇宙センター射場技術開発室長、MHIから平嶋秀俊・宇宙事業部MILSET長。今回、延期の原因となったのは氷結層を含んだ雲だ。雲の中に微小な氷晶があるような状態のとき、そこにロケットが突っ込んでいくと、機体に落雷する恐れがある。H-IIAの場合、少しくらいの雨や風で打ち上げは中止にならないが、氷結層を含む厚い雲があると一発でアウトだ。新しい打ち上げ日については「12月1日以降」とされており、現時点では未定。JAXAが発表している天気予報を見る限り、ずっと天候不良が続きそうな見通しで、最短の12月1日に打ち上げられるかどうかは微妙な状況。打ち上げ時刻については、12月1日の場合13時22分43秒で、打ち上げが延期になると、毎日2分ほど前倒しになっていくようだ。事前に天候が悪そうなことは分かっていたものの、2日前のこのタイミングで延期の発表があるとは思っていなかったので、正直ちょっと驚いた。「はやぶさ2」は地球以外の天体に向かうため、軌道の都合で、打ち上げられるウィンドウは10日間しかない。延期するにしても、もっとギリギリまで粘ってから判断するかと思っていたのだ。これについて、平嶋MILSET長は「氷結層については3日くらい前から分かっていて、状況の変化を検討してきたが、予測の確度が上がってきて、もう変わりようがない」と説明。11月30日は見込みが全く無いということで延期を決めたという。國中プロマネは「天候の問題は仕方ない。しかし、はやぶさ2は6年間のミッション。1~2日延びたからといって大きな影響はない。気持ちを引き締めて準備を進めたい」とコメント。10日間というタイムリミットがあるが「種子島に入った当初、特に10月は台風の直撃を受けて、宇宙センターに入れないような状況もあった。射場作業が進められずに困ったが、もう台風の季節は過ぎている。冬の気候は安定しており、楽観視している」とした。今回の打ち上げは日曜ということもあって、各地でパブリックビューイングを予定していた。楽しみにしてたファンも多いだろうが、國中プロマネはファンに対し、「申し訳ないが数日待って欲しい。我々と一緒に打ち上げを見て、はやぶさ2の門出を応援していただければ」とメッセージを述べた。※さて、何の気休めにもならないが、ここで、天気が良かった本日午前の種子島宇宙センターの風景をご紹介しておこう。ああ、打ち上げが今日だったら……。
2014年11月28日エプソンでは10月末より、小型惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げを記念して、宇宙航空研究開発機構(JAXA)監修の超精密ペーパクラフト「H-IIA:大型ロケット第1移動発射台」のデータを同社の会員向けサイト「Webプリワールド」で無料配布している。ロケット本体は、A4用紙各16枚の構成(別途説明書6枚)で、ロケット先端のフェアリング内には「はやぶさ2」を収納することができる。実物通り、固体ロケットブースターが2本のH2A202と4本のH2A204を再現することが可能で、「H-IIAロケット」の歴史を正確に辿れるように初期のJAXAロゴと後期の三菱重工ロゴのデータもそれぞれ用意されている。「H-IIAロケット」の打ち上げを行う第1移動発射台は、A4用紙35枚(別途説明書10枚)を使用する全高73cmにも及ぶ巨大モデル。「H-IIAロケット」と発射台を同時に射点へ移動するドーリー(ロケット専用運搬台車)が2台用意され、通常の写真や映像ではなかなか見る事ができないアンビリカルダクト(LOX系およびLH2系)のカバーも再現されている。「H-IIAロケット」「大型ロケット第1移動発射台」ともMyEPSON会員であれば誰でも無料でデータのダウンロードが可能。ただし、利用できる対応OSはWindowsに限定されている。また、「H-IIA:大型ロケット第1移動発射台」ペーパークラフトとのコラボ企画として11月15日にマイナビから発行された「ロケットコレクションVol.2 完全図解人工衛星のしくみ事典」は、小惑星探査機「はやぶさ2」を中心に私たちの日々の生活に欠かすことのできない気象衛星「ひまわり」や陸域観測衛星「だいち」といった人工衛星のしくみと働きを図と写真でわかりやすく解説している。2月に先行して発行された「ロケットコレクションVol.1 日の丸ロケット進化論」には、「H-IIAロケット」とほぼ同スケールの「イプシロンロケット」ペーパークラフトが付属しており、「H-IIAロケット」と並べてそのサイズの違いを確認することができる。「H-IIAロケット」と同様にJAXA監修の精密モデルで、発射台も付属し、初号機で搭載された惑星分光観測衛星「ひさき」をフェアリング内に収納している。マイナビではコラボ企画第2弾として、電子コミック「ろけが!-ROCKET & GIRLS STORY-1」を11月28日よりKindleストアにて販売を開始した。主人公の通う学校「愛差高校」(ISAS)とライバル校「奈須田高校」(NASDA)が、競技「ライジングサテライト」の大会で人工衛星や探査機の打ち上げを競うというストーリーで、3人の女子高生が自らロケットに扮して宇宙に飛び立つ擬人化コミックとなっている。マイナビでは同タイトルのスマホゲームのリリースも今後予定している。
2014年11月28日宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は11月28日、11月30日に打ち上げを予定していた小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げを12月1日以降に延期することを決定したと発表した。この決定は、打ち上げ時間帯にかけて現地の天候が悪化する予測を受けてのもの。具体的には射場近辺に規定以上の氷結層を含む雲の発生が予想されるためだとしている。なお、今後については天候状況などを踏まえ、打ち上げ日の判断を行っていく予定だという。
2014年11月28日宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げが、いよいよ今週末に迫った。日本中を元気づけたあの「はやぶさ」の後継機ということで、注目している人も大勢いるだろう。マイナビニュースでも現地から随時レポートをアップしていくので、どうぞご期待いただきたい。「はやぶさ2」とは…という説明は弊誌の読者には不要だろう。すでにミッションや機体構成などについて解説した記事があるので、詳しくはそちらを見て欲しい。小惑星探査機「はやぶさ2」の各部をチェック! - 初号機からはこう変わったJAXA、開発中の小惑星探査機「はやぶさ2」を初公開打ち上げの予定日時は11月30日(日)の13時24分48秒。きっちり秒数まで決められており、このタイミングを逃すと、打ち上げは翌日以降に延期となる。今回は日曜ということもあって、各地でパブリックビューイングが予定されている。今のところ、打ち上げ当日の天気予報はあまり良くないものの、できれば一発で打ち上がって欲しいところだ。これから遙か遠くの小惑星に向かう「はやぶさ2」であるが、まず注目したいのは打ち上げだ。「はやぶさ2」を打ち上げるH-IIAロケットは19機連続成功中であり、いま世界で最も信頼性の高いロケットの1つであるが、それでも現代のロケットというものは、失敗する可能性がゼロというわけではない。「失敗」のことなどあまり考えたくはないが、まずは予定通りの軌道に投入できるかどうかに注視したい。地球低軌道や静止軌道のミッションが主流のH-IIAにとって、「はやぶさ2」のような打ち上げは例外的な存在である。惑星間軌道への投入となると、金星探査機「あかつき」の17号機以来、2回目だ。特に今回は、第2段の2回目の燃焼開始が打ち上げの1時間39分後と遅く、H-IIAにとっては過去最長の"労働時間"となる。全く「いつも通り」の打ち上げというわけでもないのだ。そしてロケットから分離してすぐに、「はやぶさ2」は太陽電池パドルとサンプラーホーンの展開を行う。太陽電池は「はやぶさ2」の生死に直結するし、サンプラーホーンもサンプルリターンというミッションには欠かせない。こうした可動部もトラブルが起きやすい場所の1つであり、ミッション関係者にとっては緊張する時間帯だろう。これらのクリティカルなタスクが無事に終われば、まずは一安心だ。ここまで見届けたら、あとは心置きなく祝杯をあげることにしたい(いわゆる"打ち上げの打ち上げ")。
2014年11月28日JR北海道とJR東日本は20日、北海道新幹線の列車名について発表した。北海道新幹線は2015年度末、新青森~新函館北斗間で開業予定とされている。両社の発表によれば、北海道新幹線の列車名は運転区間ごとに異なり、東京・仙台~新函館北斗間で直通運転を行う列車は「はやぶさ」、盛岡・新青森~新函館北斗間の列車は「はやて」に決定。「お客様にとってのわかりやすさ、親しみやすさを考慮し、すでに東京から北へ向かう列車として定着している『はやぶさ』『はやて』としました」と決定理由を説明している。北海道新幹線の詳細な運行体系は、「決まり次第お知らせします」とのこと。あわせてJR北海道は、北海道新幹線用車両H5系のシンボルマークと函館~新函館北斗間を結ぶアクセス列車用の車両についても発表している。H5系のシンボルマークは1・3・5・7・10号車の両側面(1編成10カ所)に配置し、「北海道の雄大さ」と「シロハヤブサ」をモチーフに、北海道と本州が新幹線で結ばれることによる「速達性と利便性」「地域間交流の広がり」を表現したデザインになるという。函館~新函館北斗間を結び、新函館北斗駅で北海道新幹線と接続するアクセス列車用の車両は733系1000番台。札幌圏で運行される733系電車をベースに4編成12両が製作され、北海道新幹線用車両H5系にも採用されたパープルがメインカラーとなる。車内の座席はロングシート。このアクセス列車には愛称が付けられる予定で、JR北海道は12月22日まで愛称名募集を実施するとしている。
2014年11月20日12月20日に全国公開されるアニメーション映画『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』が、11月30日にJAXAが打ち上げる小惑星探査機「はやぶさ2」のオフィシャルサポーターに就任した。小惑星探査機「はやぶさ2」は、地球と火星間の軌道を周回する小惑星「1999JU3」の探求を目的としており、大昔の地球の姿といわれる「1999JU3」を調査。地球の誕生の謎に迫る取り組みとなる。今回の試みは『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』が過去へタイムスリップして「妖怪ウォッチ」誕生の秘密を探る物語であり、ともに"誕生の秘密を解き明かす旅をする"という共通の目的から、今回の企画が実現したという。オフィシャルサポーター就任を受けてJAXA東京事務所を訪れたジバニャンは、JAXA奥村直樹理事長から「はやぶさ2」プロジェクトの詳細を聞き、「はやぶさ2」の模型の前で記念撮影。奥村理事長はジバニャンに対して「全国の子供たちとみんなで今回のプロジェクトの成功を祈っていてください」と期待を寄せていた。「はやぶさ2」は、世界初の小惑星サンプルリターンに成功し、4本の映画化や数多くの書籍化などで大ブームを巻き起こした「はやぶさ」の後継機。本体の大きさは縦1.25m×横1m×奥行1.6mで、重さは約600kg。鉱物に加え水・有機物が存在すると考えられる小惑星「1999JU3」(C型小惑星)に向かい、地形・内部構造・重力他の科学観測と物質サンプルリターンにより、太陽系や地球、生命の起源と進化過程を紐解く人類の新たな知的財産を獲得することを目的としている。地球への帰還は2020年を予定。そして、現在小学生を中心にゲーム、アニメ、玩具と爆発的な人気を誇っている『妖怪ウォッチ』は、『イナズマイレブン』や『レイトン教授』、『ダンボール戦機』を手がけたレベルファイブによるゲームソフト。妖怪たちと友だちになれる腕時計「妖怪ウォッチ」を手に入れた主人公・天野ケータが、日常に潜む妖怪たちとともにさまざまな問題を解決していく。2014年7月に発売されたニンテンドー3DS用ソフト『妖怪ウォッチ2 元祖/本家』は累計260万本を突破し、現在4巻まで発売されている単行本は330万部を記録。2014年12月13日にはニンテンドー3DS用ソフト『妖怪ウォッチ2 真打』の発売、2014年12月20日にはアニメーション映画『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』が全国公開される。(C)LEVEL-5/映画『妖怪ウォッチ』プロジェクト 2014(C)「はやぶさ2」応援キャンペーン実行委員会
2014年10月23日先日、志村けん、片岡愛之助、島崎遥香が声優として参加することが発表された『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』。アニメやゲーム、漫画、玩具…とクロスメディア展開され子どもたちの間で注目を集めている本作が、この度、11月30日(日)に打ち上げを予定しているJAXA小惑星探査機「はやぶさ2」のオフィシャルサポーターに決定した。映画版で描かれるのは、寝ていたケータの腕から光を放ち突然消えた妖怪ウォッチを取り戻すため、ケータとウィスパー、ジバニャンとフユニャンは、60年前の過去の世界にタイムスリップし、妖怪ウォッチ誕生の秘話を探す物語。今回「はやぶさ2」が探求する小惑星は、地球と火星間の軌道を周回する「1999JU3」、いわば大昔の地球の姿。胎児の頃の地球に行き、地球の過去をひも解くこと、地球の誕生の謎に迫る取り組みを行うということで、共に誕生の秘密を解き明かす旅をするという偶然にも共通の目的を持っている「妖怪ウォッチ」をオフィシャルサポーターに抜擢。この決定を受け、「妖怪ウォッチ」の人気キャラクター、ジバニャンはJAXA東京事務所に訪れ、JAXA奥村直樹理事長から「全国の子どもたちとみんなで今回のプロジェクトの成功を祈っていてください」とメッセージを受け取った。世界初の小惑星サンプルリターンに成功し、これまで異例の4タイトルの映画化や数多くの書籍化など日本中でブームが起こった「はやぶさ」。その後継機である「はやぶさ2」と、同じく子どもたちだけでなく大人をも虜にしている「妖怪ウォッチ」とのコラボレーションから今後も目が離せない。『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』は12月20日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月22日宇宙航空研究開発機構(JAXA)と電通は10月21日、11月30日に打ち上げを予定している小惑星探査機「はやぶさ2」応援キャンペーンの公式ロゴマークのデザインを発表した。この公式ロゴマークでは、円や丸みを多用することで、親しみやすさ、大人から子供、お年寄りや女性まで、幅広い層に対応する優しさを表現し、日本の未来に向けた「団結力」を意味する「NEXT JAPAN POWER」をキーワードとして組み込んでいるとのこと。今後、「はやぶさ2」応援キャンペーン事業は、この公式ロゴマークとともに展開されていく。また、「映画 妖怪ウォッチ誕生の秘密だニャン!」が「はやぶさ2」応援キャンペーンのオフィシャルサポーター第1号に決定したことも同時に発表された。今後もJAXAおよび電通は、さまざまな業種の企業や団体にオフィシャルサポーターとしての参画を呼びかけるとともに、産業界と連携してさまざまなキャンペーン事業を展開していく予定とコメントしている。
2014年10月21日宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工は9月30日、小惑星探査機「はやぶさ2」を11月30日の午後1時24分48秒に種子島宇宙センターより打ち上げると発表した。「はやぶさ2」は数々の困難をのりこえ小惑星「イトカワ」から世界で初めてサンプルを持ち帰った「はやぶさ」の後継機。新たに「1993 JU3」という小惑星まで行き、地球に帰還する予定だ。総飛行期間は6年で、総飛行距離は52億kmを予定している。小惑星「1999 JU3」は、有機物や含水鉱物を多く含み、太陽系が誕生した頃の状態を保っていると考えられており、その観測とサンプルリターンを行うことで、太陽系や地球、生命の起源と進化の過程を紐解く手がかりになると期待されている。
2014年09月30日NPO法人東京キャットガーディアンは10月1日~31日、大塚シェルターほかにて、写真展「街角のらぶそんぐ」を開催する。○kiyochan氏撮影の"東京のねこ"を、都内3カ所で同時展示同展は、フォトグラファーkiyochan氏の写真展。同氏は、1958年東京生まれ、東京育ち。ブログ「街のねこたち」などに掲載したねこ写真が好評となって以来、「東京のねこ」を撮ることにこだわり続け、ついにライフワークと化す。2011年に、会社員からフリーフォトグラファーに転向した。2004年より毎年1回のペースで個展を開催し、猫関係雑誌へも写真を多数提供している。また、写真集「ねこ散歩」「ねこ散歩2」も発売中となる。同展の開催日は、10月1日~31日。「大塚シェルター」(東京都豊島区南大塚3-50-1 ウィンドビル5F)、「西国分寺シェルター」(東京都府中市武蔵台3-43-9 エクセレントTR 1F)、「保護猫カフェとらくん」(東京都大田区蒲田5-20-7 K520ビル 8F)にて、同時開催となる。入場時間は各施設のオープン時間に準じる。また最終日のみ、展示は17時までとなる。シェルターの利用にあたっては、身分証の提示と寄付を求めている。「保護猫カフェとらくん」の料金体系はシェルターと異なり、時間制となる。
2014年09月26日川崎重工は9月26日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2」を搭載する予定のH-IIAロケット用衛星フェアリングを種子島宇宙センターに向けて出荷したと発表した。同フェアリングは直径4メートルのシングル・タイプ(4S型)で、種子島宇宙センターで打ち上げを行う三菱重工業に納入され、同社のH-IIAロケットに組み込まれることとなる。これまで同社はH-IIAの前身となるH-IIロケット向けフェアリングを7機、H-IIAロケット向けに複数のタイプを合計25機製造してきているほか、H-IIBロケット向けや、イプシロンロケット向けにもフェアリングを製造してきた。なお同社は今後も、これまでの実績と技術力を活かし、日本の衛星打ち上げビジネスに貢献していく方針としている。
2014年09月26日宇宙航空研究開発機構(JAXA)の9月25日、小惑星探査機「はやぶさ」に着想を得た、電力の有効な制御技術について、企業や報道関係者を対象にした説明と、デモンストレーションを行った。○「はやぶさ」から着想を得た電力制御技術説明に立ったのはJAXA宇宙科学研究所教授の川口淳一郎氏。言わずと知れた、「はやぶさ」チームを率いた人物だ。「はやぶさ」に起きたトラブルは挙げ始めるときりがないほどだが、そのうちのひとつに電力が足らないという問題があった。一方、「はやぶさ」はイオンエンジン、つまり電気を使って航行する機体であり、イオンエンジンへは常に大電力を一定に供給する必要があった、また、「はやぶさ」の各所には合計200個にもおよぶヒーターが取り付けられており、これらは温度状況に合わせて適時ON/OFFを行う必要があった。そこで「はやぶさ」では、こうした電力使用量の変動を、限られた電力の中で賄うために、ヒーターの電力を量子化し、ピーク時に必要となる電力を使用量の少ない時間に回すなどして、トータルでの消費電力を一定にするという方法が考案された。さすが「はやぶさ」、と思う方も多いかもしれないが、実は似たような技術は、すでに住宅やオフィス、工場などで導入されている。昨今の節電対策の中でも話題になる「ピークカット」や「ピークシフト」と呼ばれるものがそれだ。今回紹介されたのは、その「はやぶさ」の電力制御技術から着想を得たという、より進んだ、そしてより賢くピークカット、ピークシフトを実現するための技術だ。○命令を待つのではなく、各々が自分で判断「はやぶさ」でのピークカットは、各機器の電力使用量をコンピュータで監視し、余分な部分をカットし、必要な部分に与える、という方法だった。また現在、住宅やビルでの電力管理システムとして導入が始まっている「HEMS」(Home Energy Management System)や、「BEMS」(Building Energy Management System)と呼ばれるシステムも同様に、コンピュータが建物内の電化製品などの使用状況をモニターし、電力を安定供給しつつ効率化する、という方法が採られている。しかしこの方法は、例えばピークカットを行いたい場合、まずサーバから各機器に電力の要求量の照会を行う。それに対して各機器は「今これだけ使っている」という情報をサーバに返す。サーバはその収集した情報を計算し、電力の割当量を決める。そしてその結果を各機器に対して「機器Aはこれだけ減らせ、機器Bはこれだけ…」と伝え、各機器はその情報に従って、各々の使用量を変化させる、という、とても手間の掛かるやり取りをしている。もちろん、ひとつひとつの動作はコンマ何秒という短い時間で行われてはいるが、制御する電気機器が増えれば、決して短いとはいえない時間が掛かるようになってしまい、無駄が多い。そこで今回、川口教授が提案した方法は、各機器に対して、最短でたった一度だけ情報を発信するだけで、同じような処理を可能にする技術だ。まず各機器にはあらかじめ、自己優先度を割り当てておく。例えば、冷蔵庫は肉や野菜を腐らせないために優先度は「高」、居間のテレビは「普通」、照明は昼間なら少し暗くても大丈夫なので「低」といった具合だ。そして各機器に「これだけの使用量にしたい」という情報だけを送る。あとは各機器が割り当てられていた優先度に応じて、自分の判断で使用量を減らしたり、減らさなかったりする。もちろん電気の使用量は刻一刻と変化する。掃除機という大電力を食う機器が突然割り込んでくるときもあるし、かけ終わると突然なくなる。その直後、誰かがドライヤーを使い始めればまた使用量が上がり…といった具合にだ。こうした変化に対しても、各機器に対して再度情報を発信するだけで、優先度に応じて即座に補正がかかるので、やはり無駄が省ける。○低コストで導入可能こうした、ひとつの大きなシステムとさえ思えるものを組み込むのであれば、初期費用も大きくなると思われるが、配電盤に「アラート・モジュール」と呼ばれる装置を、また各電気機器には「インバータ・モジュール」と呼ばれる、それぞれ小さな機器を取り付けるだけで実現可能とのことだ。前述の説明でいえば、アラート・モジュールが総電力量からの逸脱量の情報を発信し、各電気機器のインバータ・モジュールがその情報を受信し、優先度に応じて調整することになる。またやはり前述のように、インバータ・モジュールが付いた電気機器が増えても減っても、いつでもすぐに補正が掛けられるので、実生活に影響を与えることはない。アラート・モジュールと各インバータ・モジュールとの通信には、ZigBeeと呼ばれる、近距離無線通信規格の1つを使用することが検討されている。ただし川口教授によれば、ZigBeeを使うのは単にチップの価格が安いためであって、一方通行の通信しかしない同システムにとっては、ZigBeeの持つ能力からいえば役不足であるという。またPLC(電力線を利用する通信技術)を使うことも検討しているとのことだ。つまりシステム構築のための初期費用がそれほど掛からず、設置も簡単なため、家庭や企業にとっては導入しやすいとしている。○会場ではデモンストレーションも今回の会見では、実際にこのシステムを用いたデモンストレーションも行われた。用意されたのはIHクッカー、エアコン、LED照明、ファンヒーターで、このうちファンヒーター以外の3つの機器にインバータ・モジュールが搭載されていた。デモンストレーションでは、IHクッカー、エアコン、LED照明の3つの機器を使っている中で、ファンヒーターの電源を投入。すると3つの機器のインバータ・モジュールは即座に使用量を調整し、LED照明は若干暗くなったりといった変化が見られた。このデモンストレーションでは、分かりやすいようにインバータ・モジュールは各機器の外側に、あえて目立つように設置されているが、実際の機器は非常に小さいので、内部に組み込むことや、あるいは通信機能をすでに持っている機器であれば、ソフトウェアの書き換えでも実現可能とのことだ。もちろんその場合は、その製品を製造しているメーカーの協力が必須となる。○今後の展開では今後、JAXAはこのシステムをどのように展開していくつもりなのだろうか。川口教授によれば、まずは実際の電気関連メーカーに広く参加してもらい、研究や開発を行っていきたいとことだ。またシステムの仕様は広く公表し、かつ賛同して導入する企業への参加費などは取らず、ロゴの入ったシールなどを貼るような形で展開したいとも語られた。また参加企業は1社に限らず、多くの企業に参加して欲しいと呼びかけられている。またJAXAベンチャー制度に基づいて法人を設立し、参加企業間の契約を斡旋、仲介し、社会への普及に取り組むとのことだ。参入した企業と共に海外への売り込みもかけていきたいとしている。東日本大震災による原発事故により、科学・技術への不信は高まり、また電力不足と節電対策は喫緊の課題となっている。「はやぶさ」の帰還が、不況や社会問題などで閉塞感が漂う日本に元気と勇気を与え、多くの人々を感動させたように、「はやぶさ」が日本の、ひいては世界の電力問題を解決するきっかけになることを期待したい。
2014年09月26日ちょっぴり大人な街歩きが楽しめる、東京新宿区の神楽坂。夏目漱石ゆかりの地でもあるこの地には、猫にまつわるイベントやお店がいっぱい。20日からは「ぶさかわ猫展」が始まり、東京・大阪など、各地からぶさかわな猫たちの写真やグッズが大集合!かわいい看板猫さんにも会ってきました。神楽坂下から歩いてすぐの場所にある「ギャラリーアートスペースK2」では、20日から「ぶさかわ猫展」が始まりました。「ぶさかわ」な猫として有名な猫たちの写真や、ハンドメイド作家たちによるぶさかわな猫をモチーフとしたグッズの展示が行われています。総勢11名の作家たちによる「ぶさかわ」な猫の作品がずらりと並びます。少々「ぶさいく」でありながらも、どこか愛らしい表情をする猫ばかりでした。作品で表現されている猫らしい自由なのびやかさは、人々にたくさんの笑顔を与えます。特に注目が集まるのは、ぶさかわデザインのハンドメイドアイテム。ぶさかわな猫たちを模してつくられた作品の数々は、どれも目に楽しいものばかりです。人気のアイテムには、ギャラリーのオープンとともに列ができるほどでした。なお、ぶさかわ猫展は24日までの開催。写真家、ハンドメイド作家も随時在廊します。■イベント情報店名:ぶさかわ猫展in神楽坂場所:東京都新宿区神楽坂2-11アートスペースK2営業時間:11:00-18:30。24日まで。最終日16:00まで寒さが一層増した冬の神楽坂。なかなか野良猫たちも顔を出してくれません。今回は野良猫さんたちに会えなかったので、お店にいる看板猫に会いに行きました。迎えてくれたのは、着物とハンドメイド猫グッズのお店「ふくねこ堂」のルイくん。大きな瞳が特徴的な猫でした。ルイくんは、同店の店長もつとめる看板猫さん。ママの背中が大好きで、得意技は猫パンチだそうです。お店では和の猫グッズをメインに、ハンドメイド小物を取りそろえています。また、リーズナブルに着物が購入できるほか、着物についても詳しく教えてくれます。■スポット情報店名:ふくねこ堂場所:東京都新宿区神楽坂4-3営業時間:12:30-18:00。無休。神楽坂には、猫関連のお店のほか、和装小物や陶器のお店がたくさんあります。落ち着いた雰囲気の神楽坂を、ぜひお楽しみください。<著者プロフィール>一色千里ハンドメイドや動物、街歩きや旅をテーマに撮影と執筆を手がける。著書に「東京手づくり市マップ」「東京ねこ街案内」(角川グループパブリッシング刊)などがある。新著「カワイイ動物カフェへようこそ!」が日本工業新聞社より2012年11月2日に発売!猫情報を配信するちまたの猫暮らしを運営するほか、物語で街と人をつなぐ「本のカケラ」など街イベントも積極的に企画。ホームページ、ツイッターも運営中。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月21日新幹線や高速道路などの整備によって、惜しまれながらも廃止になった列車がある。寝台列車や夜行列車など様々あると思うが、復活して欲しい名列車といったら何が思い浮かぶだろうか。マイナビニュース会員の男女1,000名に聞いてみた。Q.復活してほしい名列車を教えてください(複数回答)1位 はやぶさ(東京 - 西鹿児島: 寝台特急) 16.6%2位 銀河(東京 - 大阪: 寝台急行) 7.3%3位 ムーンライト九州(新大阪 - 博多: 臨時夜行) 6.8%4位 さくら(東京 - 長崎・佐世保: 寝台特急) 6.7%5位 雷鳥(大阪 - 金沢・富山: 特急) 4.7%■はやぶさ・「寝台特急で旅行とかしたいですね」(29歳男性/情報・IT/技術職)・「小学生の頃乗った思い出が忘れられない」(43歳男性/電機/事務系専門職)・「受験で初めての上京の時、乗ってきた列車だから」(61歳男性/商社・卸/事務系専門職)■銀河・「のんびり行くのもいいかと思う」(50歳男性/電機/事務系専門職)・「東京から乗って、起きたら大阪についているのってすばらしいと思うから」(31歳男性/機械・精密機器/技術職)・「話にしか聞いたことがないけど、何度も聞いた名前だから」(26歳女性/金融・証券/事務系専門職)■ムーンライト九州・「夜行列車で九州旅行なんておしゃれなので」(28歳女性/医療・福祉/専門職)・「夜に博多から大阪にいけると便利だから」(25歳女性/小売店/販売職・サービス系)・「青春18きっぷで乗れると聞いたことがあるので」(23歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)■さくら・「ネーミングが日本らしくて素敵」(32歳女性/小売店/事務系専門職)・「長崎に行く時に乗ってみたいと思っていたから」(25歳女性/商社・卸/事務系専門職)・「昔、ブルートレインといったら『さくら』が憧れだったから」(37歳男性/ソフトウェア/技術職)■雷鳥・「幼いころ乗ってわくわくした思い出があるから」(22歳男性/学生/その他)・「名前にも愛着があるから」(29歳男性/食品・飲料/営業職)・「昔から特急といったら雷鳥で、あまりほかの電車がないので」(26歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)■番外編: まだある!復活して欲しい名列車・「利尻(札幌-稚内: 夜行特急): 夜行列車が好きで、特に北海道って繁華街以外は真っ暗だし、幻想的! 」(24歳女性/金融・証券/営業職)・「北陸(上野-金沢: 寝台特急): 個室があるしフリー切符で安く乗れるので重宝していた」(32歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「日本海(大阪-青森: 寝台特急): レトロな雰囲気が魅力でした」(34歳女性/電機/技術職)■総評1位に選ばれたのは「はやぶさ」だった。「九州の果てまで寝台で行ってみたい! ロマンがある」など、寝台列車を利用したことのない人からの回答が目立った。2位は「銀河」。こちらは寝ている間に東京と大阪を行き来できることを評価する意見が多かった。3位は「ムーンライト九州」で、青春18きっぷで利用して格安で乗車できたことを支持する回答が多かった。また「寝台の上下でいろいろな会話ができた」など、懐かしい思い出のエピソードもいくつか寄せられた。続いて4位は「さくら」。こちらは寝台列車に乗ってみたいという意見が多かったが、名前がかわいいからといった声も目立った。そして5位は「雷鳥」。こちらもさくらと同様に「ネーミングが渋い」など、名前を評価する回答が多かった。東京から西鹿児島を結んでいた寝台特急「はやぶさ」が1位に選ばれた今回のアンケート。寝台列車を利用したことがないが、1度は乗ってみたいと考えている人が非常に多かった。列車の中に宿泊して、遠くまで旅をする。これほどの旅情を味わえるのは、確かに寝台列車ならではなのかもしれない。(文・アリウープ 高橋賢司)調査時期: 2012年8月21日~2012年8月27日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性444名 女性556名合計1,000名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月05日JR東日本は3月17日のダイヤ改正でE5系を4編成追加投入した。4月27日からさらに1編成を追加し、合計11編成となった。デビュー当初、E5系は「はやぶさ」専用だったが、現在は「はやて」「なすの」「やまびこ」でも活躍中だ。「はやぶさ」と「はやて」は列車名が似ており、「はやて」のE5系投入で乗り間違える人が増えるのではないかと心配だ。そういえば、かつては「他の列車と間違えやすい」という理由で消滅した列車名があった。上越新幹線の「あさひ」だ。長野新幹線「あさま」と間違えやすいという理由で廃止になっている。「あさひ」は1982年の上越新幹線開業と同時に走り始めた。当時は速達タイプの列車が「あさひ」で、新幹線の各駅に停車するのが「とき」だった。「あさひ」の名前の由来は、朝いちばんの太陽が持つ力強さのイメージから。東海道・山陽新幹線と同様、「光系」「音系」の名前を付けたいという意向があったようだ。列車名は公募されたが、じつは「あさひ」は18位だったという。1位は「とき」だったが、2位以下は選考委員からことごとく反対意見が出た。ランク外の「つばめ」も検討されたものの、新潟県につばめは飛来しないとわかって取りやめとなったという。「あさひ」の”受難”の始まりは15年後。1997年の長野新幹線(北陸新幹線)の開業で、「あさま」が走り始めてからだ。「あさま」はもともと在来線の長野行の特急列車で、そのまま新幹線列車に格上げとなった。これは自然の流れだ。ところが、東京~高崎間の駅の新幹線ホームに「あさひ」「あさま」が停車するようになると、乗り間違える利用者が増えてしまった。誤乗対策のひとつとして、たとえば発車案内のLED表示の色を変え、「あさひ」は赤色、「あさま」は黄色とするなどの工夫も行われた。それでも乗り間違える客が後を絶たず、2002年に「あさひ」の名称は消滅し、「とき」となった。「あさひ」「あさま」のような乗り間違いは、「はやぶさ」「はやて」では起きていないのだろうか? どちらも上から2文字まで同じで、「はやぶさ」の愛称が決まったときは心配する声もあったようだ。しかし、いまのところ苦情が多いという報道はあまり聞かない。「はやぶさ」は4文字、「はやて」は3文字で間違えにくいから? それとも全車指定席のため、乗客がきっぷをよく確認するからだろうか?「あさひ」「あさま」の場合は、行先が新潟と長野で別方向だった。列車名に続く番号が違っても、自由席に飛び乗る客は数字まで気にしなかったかもしれない。乗り間違えて高崎を過ぎれば、長野に行くつもりが新潟方面、新潟に行くつもりが長野方面になってしまう。一方、「はやぶさ」「はやて」はどちらも東北方面へ向かう列車だ。全車指定席だから発車前に気づく場合も多いし、万が一乗り間違えたとしても、停車駅や特急料金に多少差がある程度。こちらが心配するほど乗り間違いは起きにくいし、間違えたとしてもクレームを入れるほど困らないから……、ということなのかもしれない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月28日小惑星探査機“はやぶさ”の奇跡的な帰還を、オリジナルドラマで描いた映画『おかえり、はやぶさ』の着ぐるみ宣伝部長“はやぶさクン”が先ごろ弊社を訪れ、受付業務や宣伝活動を行った。その他の写真本作は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力のもと、『釣りバカ日誌』シリーズや『鴨川ホルモー』の本木克英監督が、昨年6月、小惑星イトカワのサンプルを採取するために7年間、60億キロの宇宙の旅を果たした“はやぶさ”の姿を全編3D映像で描いた作品。プロジェクト成功への険しい道のりと、その過程で生まれたチームメンバーの絆が描かれており、エンジニアの助手として働く主人公を藤原竜也が、理学博士役を杏が演じている。1月の完成披露試写会でデビューした“はやぶさクン”は、日本各地に出張し、テレビ番組に出演するなど精力的に宣伝活動を行ってきた。幅130センチ、奥行125センチとかなり大きい体だが、この日は弊社受付で業務をこなし来客を喜ばせ、オフィスでは持ち前の可愛い動きと愛嬌を見せて弊社社員を魅了。“はやぶさクン”をひと目見ようと彼の周りには多くの人が集まった。“はやぶさクン”は、記念撮影にも快く応じるなどサービス精神も旺盛で、温かい声援に包まれながら“任務”を終え、弊社を後にした。『おかえり、はやぶさ』<3D・2D>公開中(C)2012「おかえり、はやぶさ」製作委員会
2012年03月12日俳優の藤原竜也が3月10日(土)、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われた主演作『おかえり、はやぶさ』の初日舞台挨拶に共演する杏、前田旺志郎(まえだまえだ)、三浦友和、本木克英監督と共に登壇。2014年に打ち上げが予定されている小惑星探査機はやぶさの後継機「はやぶさ2」について「ぜひ応援したい」とエールを送った。宇宙空間を孤独に航行し、ラッコ型の小惑星・イトカワのサンプル採取に成長したはやぶさの7年にわたる軌跡を、オリジナルストーリーで描く。翌3月11日は、小惑星の名前の由来にもなっている日本ロケット開発の父・糸川英夫博士が1955年、人類初のペンシルロケットの水平発射実験を行った、日本宇宙開発の第一歩となった歴史的な日だ。舞台挨拶には、そのペンシルロケットの手持ち模型が登場し、元々宇宙マニアだった藤原さんや、本作出演をきっかけに宇宙好きになったという旺志郎くんは興味津々。さらに現在、打ち上げ能力が最も高いとされる最新技術を搭載する最新ロケット「H-IIB」の25分の1のモデルのお披露目、同ロケット発射時の音を再現する音響実験など、映画の余韻をさらに深める“宇宙”イベントが行われた。藤原さんは、はやぶさのイオンエンジンを担当するJAXAのエンジニア助手を演じており「日本(の宇宙開発の予算)はNASAの10分の1の予算と聞いています。もっともっと国を挙げて日本の力を世界に見せつければ、盛り上がるはず」と熱弁。新米理学博士を演じた杏さんは「大人の方が観れば、童心に帰って夢や希望を感じられるし、子どもには夢を持ってもらえる作品になっています」とアピールしていた。『おかえり、はやぶさ』は全国にて公開中。■関連作品:おかえり、はやぶさ 2012年3月10日より全国にて公開© 2012「おかえり、はやぶさ」製作委員会■関連記事:『おかえり、はやぶさ』藤原竜也インタビュー立ち止まることのない、“勝負”のとき本木克英監督、3本の『はやぶさ』映画の中で「一番いいと自負」と対抗心あらわ藤原竜也、卒業を控えた中学生に「たくさん恋愛して!」とエール全編3D映像で贈る冒険の物語!『おかえり、はやぶさ』試写会に10組20名様ご招待「まえだまえだ」の旺志郎、杏の第一印象は「足長っ!」
2012年03月11日日本中を感動させた小惑星探査機“はやぶさ”の奇跡的な帰還を、オリジナルドラマで描く『おかえり、はやぶさ』に主演する藤原竜也が取材に応じ、作品への想いや撮影の裏話を語った。その他の写真藤原が演じるのは、はやぶさのイオンエンジンを担当するJAXA(宇宙航空研究開発機構)のエンジニア助手・大橋健人。役作りのため、実際のプロジェクトに関わったJAXA職員と対面し、「狭い部屋で日々、緻密で天才的な作業をこなしているのに、みなさん謙虚で(映画製作にも)協力的。そしてとても普通の方たちなんです」。一方で「実験や試運転ができない状況で“のるかそるか”の一発勝負にかける勢いも持っている」という。その両面が役作りに大いに反映された。もともと宇宙に対する関心は人一倍。「はやぶさの動向もリアルタイムで追ってましたからね。僕自身、この作品に参加できてとても光栄なんです」と胸を張る。はやぶさの旅路を軸に、さまざまな人間ドラマが繰り広げられる本作。なかでも藤原演じる主人公と、父親で失敗に終わった火星探査機“のぞみ”のプロジェクトマネージャー・伊佐夫(三浦友和)との確執と和解は、物語をけん引するエンジンとなった。「三浦さんは『かっこいい』のひと言。俳優として近づきたいけど、近づけない……。その距離感は劇中の父と息子に通じるので、僕自身、自然と役柄にリンクできましたね。現場ではどっしり構えて自然体。いつもまわりに気を配ってらっしゃった」と敬意を示した。数えきれない試行錯誤を経て、はやぶさを帰還に導いたJAXA職員の奮闘に、俳優として生きる自分自身の姿も重ね合わせたという。「他人の評価は気にしないと言いながら、実際には失敗や挫折と向き合うのはとても難しいこと。さっき言った“のるかそるか”じゃないですけど、この仕事は自分でコントロールできない面も大きいですし。大橋健人を演じられる俳優は、ごまんといる。そのなかで、オファーをいただいた奇跡的なチャンスや“出会い”と正面から向き合うしかないんですよね」。それでも、試練を乗り越えたはやぶさの奇跡を目の当たりにし「人間、思い続ければ、きっといろんなことを変えられる生き物だと思うんです」と力説。「どんな世代の方が観ても、きっと夢や未来に光を当ててくれる作品。たとえ挫折や失敗を味わっても、その先には“再生”があるというメッセージが込められているんじゃないかなと思います」と誇らしげに語った。『おかえり、はやぶさ』3月10日(土)全国公開<3D・2D同時公開>(C)2012「おかえり、はやぶさ」製作委員会
2012年03月08日藤原竜也はこう言い切る。「僕がこの映画でやった大橋健人という役を演じられる役者さんなんて、ごまんといると思いますよ」。単なる謙遜とも違う、ましてや卑屈さなど微塵も感じさせない静かな口調で。ではそんな「ごまん」の中から『おかえり、はやぶさ』の若き主人公に選ばれたことを彼自身はどう受け止め、何に心動かされ、どのように応えたのか?本作に限らず、映画監督、舞台演出家たちからいま、最も出演を望まれる俳優。作り手たちは、そして観客は彼の中の何を求めているか?その魅力に迫る。小惑星・イトカワへのタッチダウンとサンプル採取を経て、打ち上げから7年の歳月をかけて奇跡の帰還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」。実は、藤原さんは「子供の頃から宇宙が大好きで、はやぶさのニュースもリアルタイムで追っていた」という。演じた大橋健人は、イオンエンジンに携わる鼻っ柱の強い若きエンジニア。撮影前にはJAXAに足を運び、実際にプロジェクトに関わった研究者たちから話を聞いた。「天才的な作業をしている方々なんですが、お会いすると本当に普通の人たちでしたね。決して多くを語らないんですが、こちらからひとつ尋ねたのは『日本の宇宙技術はNASAの10分の1の予算でやっているわけですが、NASAの存在は脅威ですか?』ということ。それに対する答えは『NASAへのライバル心はもちろんあるけど敵対しているわけではなく、歩み寄り、協力していく相手。それよりも中国を始めアジアの中で負けちゃいけない』ということ、やはり三番でも二番でもダメで、一番を取らないといけないということでした。それを聞いたときに、その思いを大事に現場に入ろうって思いました」。藤原さん自身、15歳でのデビューの場がロンドンであり、以来、日本国内にとどまらず、たびたび海外の観客を相手に仕事をしてきた。それだけに日本発で世界に誇れる“モノ”を作り、発信していくかという点で共感する部分も多かったのでは?「日本の良いものを持って外国で戦えば成立し、受け入れられるんじゃないかとは思ってます。日本の俳優の方が繊細な部分もあるし、イギリスでシェークスピアを観てもダメなものはいっぱいある。(昨年亡くなった)井上ひさし先生に『ムサシ』という作品を書いていただきましたが、禅寺を舞台にしていて、死者たちが『殺し合いはやめろ』と死の連鎖を断ち切ろうとするんです。井上先生の言葉遊びを踏まえて、日本の文学が国境を越えて受け入れられるのか?と思ってましたが、そんな疑問を一瞬で捨ててしまえるほど(ロンドンやニューヨークで)受け入れてもらえましたから。井上先生が日本語の美しさを大事にされて作品を作り上げていったように、世界に誇れる作品は日本にいっぱい埋まっていると思ってます」。映画では、健人の父親(三浦友和)が責任者を務めた火星探査機「のぞみ」が失敗に終わり「税金を無駄にした」「血税で宇宙の“ゴミ”を作った」とバッシングを受けるさまが描かれるが、健人たちはこの失敗、挫折を乗り越えて「はやぶさ」を帰還へと導いていく。インタビュー冒頭の藤原さんの言葉は「失敗や挫折とどう向き合い、乗り越えていくか?」という質問に対する答えの中で出てきた一節。それに続けて藤原さんから出てきた言葉からはそれでも勝負することの大切さ、その覚悟がうかがえる。「僕らの世界も落とされるのは一瞬です。そこでの挫折や苦しみって、本当に人生を左右するくらい強烈なダメージを与えるものだと思いますよ。正直、そこからの再生とは何かって聞かれても…分からないですね。そこから這い上がれるかもしれないし、できないかもしれない。それを“ギャンブル”と言ってしまうとチープですが…それでも『のるか反るか』で勝負してるところはありますね」。「はやぶさ」に携わる研究者たちも緻密な計算と作業をひたすら積み重ねる反面、ここ一番でまさに「のるか反るか」の勝負を仕掛け、成功を手繰り寄せていく。藤原さんは作品や役との出会いを「奇跡的なチャンス」と表現するが、その勝負に乗るか否かはどのように決めているのだろうか?「その質問の答えを出すのは難しいですね(笑)。勢いで『やる』と言って成立する瞬間もあるし、勢いでも手を出せないものもある。でも、人との出会いが僕をその作品に呼んでくれるというのもあるし…本当に一言では言えない(苦笑)。でも、この映画に関して言うなら素敵な人たちに囲まれた良い本だったということかな」。ちなみにシネマカフェで藤原さんをインタビューするのは今回で3度目。過去2回いずれも、そのときに最も気になる俳優や一緒に仕事をしてみたい演出家の名を挙げてもらったが、1度目のときは「三谷幸喜監督」、一昨年の2度目のときは「豊田利晃監督」と答えており、その後、時を経ずして彼らとの仕事を実現させている。改めていま、最も気になる存在は?「去年、(『カイジ2 ~人生奪回ゲーム~』で)共演した伊勢谷友介くんはすごく魅力的で気になってます。私生活もそうだし、自分でプロジェクトを立ち上げて東北に行ったり監督をしたり、同じ世代の俳優として面白いなと思って見てます。ぜひもう一度、一緒に仕事したいですね」。インタビューが行われたのは、1か月以上に及んだ舞台「下谷万年町物語」(作:唐十郎×演出:蜷川幸雄)が千秋楽を迎えてしばらく経ったころ。休む間もなく映画の取材を受け、さらに3月の初旬からは初参戦となる「劇団☆新感線」の新作の稽古も控える。傍らに立つマネージャーを指し「セリフ入れないといけないのに(スケジュールを)空けてくれなかったんですよ」としかめっ面を浮かべつつもその口調はどこか楽しげだ。その公演がひと区切りを迎えるころに彼は30歳の誕生日を迎える。立ち止まることのない“勝負師”がどんな道を歩んでいくのか楽しみに見守りたい。(photo:Yoshio Kumagai/text:Naoki Kurozu)■関連作品:おかえり、はやぶさ 2012年3月10日より全国にて公開© 2012「おかえり、はやぶさ」製作委員会■関連記事:本木克英監督、3本の『はやぶさ』映画の中で「一番いいと自負」と対抗心あらわ藤原竜也、卒業を控えた中学生に「たくさん恋愛して!」とエール全編3D映像で贈る冒険の物語!『おかえり、はやぶさ』試写会に10組20名様ご招待「まえだまえだ」の旺志郎、杏の第一印象は「足長っ!」亀梨&杏&鈴木福で「妖怪人間ベム」実写化!「怪物くん」に続く異色のドラマ化決定
2012年03月08日映画『おかえり、はやぶさ』の親子試写会が3月4日(日)に都内劇場で開催され、上映後の舞台挨拶に主演の藤原竜也を始め、杏、前田旺志郎(まえだまえだ)、田中直樹(ココリコ)、カンニング竹山、本木克英監督が登壇した。小惑星探査機「はやぶさ」に搭載されたイオンエンジンに携わる若きエンジニアを中心に、はやぶさの帰還までの7年のドラマを通して家族の絆を描き出す。この日、藤原さんらはJAXA(宇宙航空研究開発機構)の研究者たちが着ることが出来るブルースーツで登場。本木監督は「はやぶさの映画は3本公開されますが、これが一番との評判ですし、そう自負しています」と自信をうかがわせた。藤原さんはJAXAのブルースーツについて「旺志郎とペアっていうのはイヤですね」と隣りの旺志郎くんをイジりつつ「杏ちゃんが着ると、さすがの着こなしって感じですね」と同じ服ながらも裾を少し上げてオレンジ色のスニーカーと合わせた杏さんの着こなしを絶賛。杏さんは「憧れのスーツに身を包めて感動しています。動きやすいし機能的ですね」と撮影でも着ていない本物のJAXAのスーツに感激しきりだった。ひとりだけ、遅れての登場となった竹山さんは、臼田の観測所の職員役ということでブルースーツではなく薄い色の作業着での登場となったが「何で後から出てくることになったのか意味が分からない…」と首をかしげつつ「若干、上下の色が違いますが僕が一番似合ってます」と主張。撮影でも藤原さんらと一緒になることはなかったそうで「今日ここに来てもチームワーク感とかは全くないですね。映画観てて、僕もそこ(管制室)にいたかったなとちょっと寂しくなりました」とこぼし会場の笑いを誘っていた。まもなく映画公開、そしてホワイトデーも近いということで、この日は藤原さんから杏さんに「はやぶさ」をかたどったクッキーが手渡された。藤原さんは「暑い中での2か月の撮影で、多くの男性に囲まれながらも嫌な顔一つせずに撮影をこなす杏ちゃんにみんな癒されてました」と感謝の弁。杏さんは嬉しそうにクッキーを受け取り「いろんな世代の人がいましたが、みんな10代の少年のようで楽しかったです」と笑みを浮かべていた。『おかえり、はやぶさ』は3月10日(土)より全国にて公開。■関連作品:おかえり、はやぶさ 2012年3月10日より全国にて公開© 2012「おかえり、はやぶさ」製作委員会■関連記事:藤原竜也、卒業を控えた中学生に「たくさん恋愛して!」とエール全編3D映像で贈る冒険の物語!『おかえり、はやぶさ』試写会に10組20名様ご招待「まえだまえだ」の旺志郎、杏の第一印象は「足長っ!」亀梨&杏&鈴木福で「妖怪人間ベム」実写化!「怪物くん」に続く異色のドラマ化決定竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2012年03月05日郵趣サービス社は3月5日、東北新幹線E5系「はやぶさ」1周年に合わせてホルダー付きオリジナルフレーム切手を発売する。80円切手10枚を収めた切手シートに、B5サイズのホルダーが付いた。「はやぶさ」は昨年3月5日に運転開始。東京~新青森間を最短3時間10分で結び、宇都宮~盛岡間では、国内最速となる最高時速300kmで運転される。飛行機のファーストクラスに相当する「グランクラス」(1車両18席)も話題を呼んだ。デビュー直後の3月11日に発生した東日本大震災により、同列車も運休を余儀なくされたが、4月には暫定ダイヤで運転を再開。9月23日の東北新幹線全面復旧により、「はやぶさ」も元のダイヤでの運転となっている。今回発売されるホルダー付きオリジナルフレーム切手(JR東日本商品化許諾済)では、「はやぶさ」に使用されるE5系の外観や「グランクラス」をデザインした切手が10枚収められ、ホルダーにはE5系の紹介も。「デビュー1周年を迎えたE5系『はやぶさ』の魅力を伝え、また、被災地の大きな希望となった東北新幹線を記憶にとどめる記念品となるでしょう」(郵趣サービス社)とのこと。東北新幹線E5系「はやぶさ」デビュー1周年記念 ホルダー付きオリジナルフレーム切手は、郵趣サービス社が運営する切手・趣味の通信販売「スタマガネットショッピング」にて発売(郵便局での取扱いはなし)。販売価格3,150円、荷造送料280円で、商品到着後の支払いとなる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月01日小惑星探査機“はやぶさ”にまつわるエピソードを描いた映画『おかえり、はやぶさ』が3月10日(土)に公開されるのを前に、メイキング映像が届いた。『おかえり、はやぶさ』メイキング映像本作は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力のもと、『釣りバカ日誌』シリーズや『鴨川ホルモー』の本木克英監督が、昨年6月、小惑星イトカワのサンプルを採取するために、7年間、60億キロの宇宙の旅を果たした“はやぶさ”を全編3D映像で手がけた作品。プロジェクト成功への険しい道のりと、その過程で生まれたプロジェクトメンバーの絆が描かれている。エンジニアの助手として働く主人公を藤原竜也、理学博士役を杏が演じているのも注目だ。今回公開された映像は、2年の歳月をかけてイトカワに到達した“はやぶさ”の姿勢制御装置(リアクションホイール)3基のうち2基が故障していたことが判明し、予想外の出来事に困惑するシーン。危険を冒しても、サンプルを採取するために再チャレンジするか悩む藤原と杏の姿が映し出されている。また、映像の後半では、本格的な3Dカメラで撮影する監督の姿も。広大な宇宙空間に浮かぶ“はやぶさ”が、あたかも目の前に迫ってくるかのようなリアルなビジュアルにこだわったという本作の迫力の3D映像に期待したい。『おかえり、はやぶさ』3月10日(土)全国公開<3D・2D同時公開>(C)2012「おかえり、はやぶさ」製作委員会
2012年02月20日「いまって『素直に熱くなりにくい時代』じゃないですか?自分の中にある熱さを見せないようにするような…。でも、今回の現場でご一緒させていただいた方たちはみんな、ストレートに熱さをバンバン出していましたね」。そう語る中村ゆりの口調が冷静そのものなのが面白い。あなた自身は?と尋ねると少し間が空いて「言いたいことは言いますよ。実はメチャクチャ熱いんです」とはにかむように答えた。映画『はやぶさ 遥かなる帰還』で彼女が演じたのは、学生当番として研究をサポートするメンバーの夏子。錚々たる顔ぶれの先輩俳優陣に囲まれ、最も若いキャストのひとりである彼女は何を感じ、何をつかんだのか?2003年の打ち上げから小惑星・イトカワへのタッチダウンとサンプル採取、そして幾多の苦難を乗り越えて2010年に奇跡の帰還を果たすまでの7年を描き出す本作。中村さんが撮影を前に、主演の渡辺謙、瀧本智行監督から直々に言われたのは「7年のはやぶさの旅路において、メンバーの中で一番の成長を見せてほしい」ということだった。「“役作り”なんていうのもおこがましいですが、とにかく知らないことだらけだったので、はやぶさについて勉強していくところから始めました。私の役のモデルになった方が当時からブログを書いてらっしゃったので、それを読んで当時どんな気持ちでいたのかという参考にさせてもらったり。ただ、モデルの方にあまり引っ張られ過ぎないように気をつけました。私は“キャラ”を作ることはほとんどしないんです。というか、そんなテクニックがない(苦笑)。その中で大事にしてるのは当時の状況や背景を知って、その場に立つこと。これまで、私はなぜか戦時中の設定の作品に出ることが多かったのですが、そういう作品で学んだこと――自分の役だけでなく、全体の背景を見るということは今回も大切にしました」。そうして、はやぶさと共に研究者たちが歩んだ7年に身を置く中で、夏子という役柄が中村さん自身の想像を超えて変化していくのを感じていたという。「はやぶさという存在に自然に気持ちが向き、引っ張られていくような感覚はありましたね。自分で泣こうと意図していないシーンで自然に涙が出てきてしまったり。そういう意味でいい流れで現場にいられたんですね」。冒頭の“熱い現場”の発言は、今回の作品を通じて中村さん自身が手にした成長や変化についての答え。さらにこう続ける。「そういう熱い思いを出して、気持ち良さそうに仕事している大人たちを見てて、かっこつけずに一生懸命やることってやっぱりかっこいいことなんだなと思いました」。それは、映画の現場然り。そして実際のはやぶさプロジェクトに携わった研究者たちの姿そのものと言える。 誤解を恐れずに言えば、非常に優秀で専門性の高い知識を持ったいい年した大人たちが、好きなことに打ち込みヤンチャしているような…。「そう思います(笑)。それってすごく素敵なことなんだなと。自分がやっていることを楽しめてるって素晴らしいことだし、私もまず楽しんでやらなきゃって思いましたね」。『パッチギ! LOVE&PEACE』で可憐だが強い芯を持ったヒロイン役を務めたのが2007年。近年では『桜田門外ノ変』に『ばかもの』などそれぞれに全く異なる役柄で、心に刺さる存在感を示している彼女も今年で30歳を迎える。「現場が少しずつ分かってきたかな…」と現在の立ち位置をふり返る。「と言いつつ、いまでも役に入る前はビクビクしてるから変わってないかな(笑)。でも『パッチギ!』の頃は本当にギリギリの状態で、行きの電車で『私はできる、私はできる』って呪文のように唱えてましたからね…。そう感じるような仕事をしていかなくちゃいけないなと改めて思います。映画にしろドラマにしろ、俳優ありきで作品が決まっていくようなところがあり、それは良くもあり悪くもあるところだと思いますが、私自身は自分の想像を超えて『この監督の言う通りに動いたら私、最強じゃん!』って思えるような監督とお仕事したいですね。クリエイターに乗っかる側なんですよ、私は。30代で、20歳くらいの若いクリエイターと仕事をしてみたいなとか考えてます」。演じることは楽しい?それとも苦しい?「どうでしょうね(笑)。気持ちよく演じられたと思ったときほど、後から見て大した芝居してなかったりするんですよ。自分の芝居については『酔っちゃダメ!』って常に言い聞かせてます。自分でも『もうちょっと堂々とやれよ!』って突っ込みたくなるんですけどね(苦笑)。フラストレーションがたまりそう?そうかも。いつも心配性で終わった後も『あのシーン大丈夫かな? 』って心配でしょうがないんですよ。それで完成した作品観て『あ、意外といいじゃん』とようやくホッとしたり(笑)。でも、現場にいるスタッフのみなさんは、本当に眠る時間を削って年中、映画に関わってる。そういう人と仕事するのが楽しいし、怠けてちゃいけないんだって思えるんです」。(photo/text:Naoki Kurozu)hairmake:Kyoko Fujita/stylist:Megumi Kaneko特集『はやぶさ遥かなる帰還』:絶対にあきらめない宣言2012■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開© 2012「はやぶさ」製作委員会■関連記事:渡辺謙、はやぶさ“船出”に男泣き! プロモーションで地球をほぼ一周今年「絶対にあきらめたくないこと」No.1は…?『はやぶさ』感動の声続々渡辺謙インタビュー「夢とリスク、どちらが勝つかなんです」岩井俊二×北川悦吏子によるラブストーリーも東映、多彩なラインナップを発表シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第23回)あなたが萌える“スーツ男子”は?
2012年02月14日役所広司と小栗旬の初共演が話題を集める『キツツキと雨』の初日舞台挨拶が2月11日(土)、東京・角川シネマ新宿で行われた。『南極料理人』が多くの支持を集めた沖田監督の最新作。ある村にクルーを率いてゾンビ映画の撮影に訪れた気弱な映画監督(小栗さん)と村の武骨な木こり(役所さん)の交流をユーモアたっぷりに描き出す。昨年の第24回東京国際映画祭で、日本映画として唯一、コンペティション部門に出品され、見事審査員特別賞を受賞。さらに、第8回ドバイ国際映画祭で最優秀男優賞・脚本賞・編集賞を受賞し、早くも国際的な評価を得ている本作。この日は両映画祭で獲得した4つのトロフィーが勢ぞろいし、役所さんらは喜びを再確認。台湾での公開が決定し、韓国からの配給オファーも舞い込むなど、さらなる世界進出を予感させるニュースも発表され、「国境を越えて、多くの方が観てくださった。みんなでいただいたもの(賞)ですから、お祝いをしたいですね」と役所さんもニッコリ。そんな役所さんは「今日は『キツツキ』とか『はやぶさ』が公開ですね…。キツツキは小ぶりですけど、記事は大きくして下さい(笑)」と取材陣にアピール。同じ“鳥”がタイトルになっているためか、同日公開された渡辺謙主演の『はやぶさ遥かなる帰還』が気にかかる様子だ。役所さんにとって、木こり役は初めての体験だったが「チェーンソーを使うのは結構得意ですなんですよ(笑)。ゾンビメイクも楽しかった」とふり返る。一方、小栗さんは『シュアリー・サムデイ』(’10)で監督経験があり、「今回、新人監督役を演じたのは不思議な感覚」。1月に行われた本作の完成披露試写会、そして出演作『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』の先行上映会に続き、この日は今年3度目となる和装姿。小栗さん自身が掲げた「今年は『あいつ、舞台挨拶ではいつも着物を着てくる』って言われる俳優になろうと思う」という年頭の誓いが、今後いつまで実行されるかも注目したいところだ。ちなみに、この日は『キツツキと雨』というタイトルにちなんで、キツツキをかたどった飴(あめ)細工が3人にプレゼントされ、一足早いバレンタイン気分も味わっていた。『キツツキと雨』は角川シネマ有楽町ほか全国にて公開中。■関連作品:キツツキと雨 2012年2月11日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 2011「キツツキと雨」製作委員会■関連記事:役所広司×小栗旬インタビューふたりだから語れる、「映画を撮り続ける」ワケ『蛇にピアス』コンビ復活!高良健吾&吉高由里子で吉田修一の青春小説を映画化高良健吾×沖田修一監督インタビューコメディから解き明かす24歳の魅力と素顔役所広司×小栗旬『キツツキと雨』独占試写会に35組70名様をご招待小栗旬、心境の変化?凛々しい和装姿も「若だんな」と呼ばれる…
2012年02月12日俳優の渡辺謙が2月11日(土)、主演作『はやぶさ遥かなる帰還』の初日舞台挨拶を東京・有楽町の丸の内TOEIで行った。7年間60億キロの宇宙の旅を成し遂げた「はやぶさ」の“奇跡”と、その偉業を支え完遂させたプロジェクトチームの挑戦を描く本作。渡辺さんは「はやぶさ」のプロジェクト・マネージャー、JAXA教授の川口淳一郎さんをモデルにした主人公・山口駿一郎を演じ、映画製作においても同じくプロジェクト・マネージャーを兼任した。俳優として、そして映画人として持てるすべてを捧げた主演作の“船出”に、渡辺さんも感慨しきりで「こんな素晴らしい日本人がいることを、ぜひ誇りに思い、自慢していただきたい」と男泣きを見せた。渡辺さんは本作のプロモーションにも全力投球で、記者会見や完成披露イベントを除き、合計260媒体にも及ぶ個別取材に対応。北海道から沖縄まで展開した全国キャンペーン、さらにスイスで開催された「世界経済フォーラム」(通称ダボス会議」)への出席を合わせると、その移動距離は地球一周よりも長い4万2,000キロに及ぶ。そんな「はやぶさ」ばりの奮闘が実を結び、ついに公開初日を迎えたとあって、渡辺さんの思いも格別だ。撮影前には東日本大震災が発生し「大きな災害を受けた日本に対し、この映画がどういう役割を果たせるか考えながら作らせていただいた」と渡辺さん。「まるで精神的に“ほふく前進”するような撮影だった」という生みの苦しみを、共演する江口洋介、夏川結衣、瀧本智行監督らとの強い結束感で乗り切った。舞台挨拶では登壇者にサプライズで、試写会で映画を観た子供たちのメッセージが紹介され、渡辺さんが自ら朗読。「何事も失敗が多く、投げ出したい気にもなった中での『地球に返したい』気持ちが、みんなの気持ちを動かし最後は感動した」(12歳の男の子)、「大きくなったら科学者になって、新しいはやぶさを作りたい。あきらめないで何でも頑張ろうと思いました」(7歳の男の子)、「(渡辺演じる)山口さんは変わっている人だと思いました。でも立派な人だと思いました。この映画を観て、宇宙に興味を持ちました」(9歳の男の子)と素直な思いに触れ、渡辺さんは「ちゃんと伝わっていたんだ」と思わず安堵の表情。熱い思いを次世代に届けたいという本作が持つメッセージが、舞台上で見事結実しただけに、目には涙が輝いていた。『はやぶさ遥かなる帰還』は全国にて公開中。■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開© 2012「はやぶさ」製作委員会■関連記事:今年「絶対にあきらめたくないこと」No.1は…?『はやぶさ』感動の声続々渡辺謙インタビュー「夢とリスク、どちらが勝つかなんです」岩井俊二×北川悦吏子によるラブストーリーも東映、多彩なラインナップを発表シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第23回)あなたが萌える“スーツ男子”は?日本人俳優として初!渡辺謙、世界のVIP集う国際会議で日本の“粋”をアピール
2012年02月12日一昨年、奇跡の帰還を果たし、日本はもとより世界中の人々に希望を与えた小惑星探査機「はやぶさ」。様々な困難に見舞われ、途中で通信が途絶えそのゆくえすら分からなくなる中、7年間諦めることなく、はやぶさを支えたプロジェクトチームの姿を描いた『はやぶさ遥かなる帰還』がまもなく公開となる。シネマカフェの映画体験型サイト「シネマライブ!」では、本作で描かれる“あきらめない”というテーマにちなんで、読者から「2012年、絶対にあきらめない」宣言を募集。ここでその一部を紹介!幅広い世代の男女から様々な熱い抱負コメントが寄せられる中、女性を中心に最も多かったのはずばり「ダイエット!」。それぞれ事情は異なるようで「絶対に5キロ痩せて、彼氏に綺麗になったと言わせる!」(20代・女性)という意気込みや「気づけば毎年初めに『今年こそダイエットして箪笥に眠っているワンピースを片っ端から着るぞ!』と宣言するもののバレンタインあたりからぶくぶくと太ってしまいます…」(20代・女性)と恒例の宣言になっているという人も。これに続いて多く見受けられたのが「結婚」、「婚活」の二文字。特に20代半ばから30代半ばにかけての女性が多く「今年中にできたら結婚したい。絶対に彼のことは諦めません」(20代・女性)とゴールを目指す人もいれば、「親も安心させてあげたいので、何となくではなくちゃんと婚活しようと思います!」(30代・女性)、「まわりの友達はみな結婚していて独身もほんの数人しか残っていませんが、今年中に相手を見つけて来年はゴールインしたい!」(30代・女性)と婚活をスタートするにあたっての意気込みが多く見受けられた。昨年は震災後の“結婚ブーム”が見られたが、それに影響を受けた女性も少なからず?ほかには、「ガス・電気を止められたが諦めない!必死で仕事を頑張るぞ!」(20代・男性)、「PTA会長の仕事を最後まで投げ出さないで、しっかりやり通す」(30代・女性)といった切実な声や「10年かかってまだ取れてない資格を今年こそ、絶対に取ります!」(40代・女性)、「今年は夢であるカフェ経営に向けて、大きな一歩を踏み出す年にします!」(20代・女性)と、「はやぶさ」チームのメンバーのように夢に向けての熱い想いも多数届いた。そんな“諦めない”大和魂をぎゅぎゅっと詰め込んだ本作。先日行ったシネマライブ!読者を対象にした試写会では、いままで「はやぶさ」については大多数が「ニュースで知っている程度」「無関心だった」という中、映画を観て「諦めない勇気をいただきました。『明日から頑張ろう』という気持ちにさせてくれる映画」(20代・女性)、「信じる素晴らしさを知りました。信じれば世界は広がると思いました」(20代・女性)といった感動の声が続々。宇宙を相手にした仕事というと、遠くの世界と構えてしまいがちだが、「どんな仕事も、地道な作業と美しい一瞬があるんだと、希望が沸く映画でした」(20代・女性)、「やめてはいけない希望ある、夢ある“志事”だと思いました」(20代・女性)と、自らの仕事に誇りをもって向き合うプロジェクトチームの姿に共感する声もあれば、「いま大学生ですが、働くことに対する意欲が沸きました」(20代・女性)と未来に向けて感化された人も少なくなかったよう。決して遠くの世界ではなく、同じ働く者として共鳴する苦悩や、心に響く名言が散りばめられた本作。きっとあなたの心に刺さる言葉が見つかるはず。『はやぶさ遥かなる帰還』は2月11日(土)より全国にて公開。特集『はやぶさ遥かなる帰還』:絶対にあきらめない宣言2012映画体験型サイト「シネマライブ!」■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開© 2012「はやぶさ」製作委員会■関連記事:渡辺謙インタビュー「夢とリスク、どちらが勝つかなんです」岩井俊二×北川悦吏子によるラブストーリーも東映、多彩なラインナップを発表シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第23回)あなたが萌える“スーツ男子”は?日本人俳優として初!渡辺謙、世界のVIP集う国際会議で日本の“粋”をアピール『はやぶさ』渡辺謙、日常生活は諦めっぱなしだけど「現場では諦めない!」
2012年02月08日