インドの神様「ガネーシャ」がお出迎え大阪あべのルシアス内にある「神戸アールティー あべのルシアス店」は、象をモチーフにしたインドの神様・ガネーシャが目印の本格インド料理店。店内はインドから取り寄せた柱や、伝統的なデザインの細かい彫刻絵画など、こだわりの装飾で異国情緒あふれる空間となっています。「アールティ」とは「祈り」という意味で、インドの神様たちに守られている寺院をイメージして造られたそう。まさにインドへ旅をしている気分になれます。たっぷりとスパイスの味が染み込んだ「タンドリーチキン」経験豊富な熟練コックをインドから招き、お店をオープンした「神戸アールティー」では本場インド料理の数々を食べることができます。大好評の「タンドリーチキン」は、厳選した数種類をブレンドしたスパイスをヨーグルトに混ぜて下味用のソースを作ります。そのソースをたっぷり肉に練り込み、じっくりこんがり焼き上げたら完成!インドビールやインドワインなどのドリンクメニューも充実しているので、ぜひお酒と合わせて食べたい逸品です。トロットロッにとろけるチーズナンが絶品「神戸アールティー」でカレーとセットのプレーンナンは、ふわっふわっの食感。なんとプレーンナンは食べ放題です。そんなプレーンナンに負けない人気を誇るのがこちらの「チーズナン」。オリジナルブレンドのナチュラルチーズは、チーズ専門業者に特別に作ってもらうこだわりよう。濃厚でトロットロッにとろけます。あまりの美味しさにチーズナン目当てで訪れる人も少なくないとか。野菜不足の人にはおすすめの「ベジタブルビリヤニ」ビリヤニとはインドの炊き込みご飯のことで、スパイスと具材を一緒に炊き込み、その旨味をお米にしみ込ませています。インドではお祝い事にいただく特別な料理です。「ベジタブルビリヤニ」は野菜がたっぷり入っていて、ヘルシー志向の方には嬉しいご飯。罪悪感ゼロで美味しく味わえます。この店ではベジタリアンやハラールの方にも対応できる料理を用意しています。カレーの辛さは自分好みでオーダーできる「神戸アールティ」の創立者はなんと日本人女性。インド人の旦那さまと結婚したのがきっかけで「こんなに美味しいカレーを日本人の人にも知ってほしい」という想いから、始めはイベントへの出店やカレー教室などから始まったそう。老若男女・世代を問わず人気のこの店では、カレーの辛さを自分好みに調節可能です。辛いのが苦手な方も安心して食べることができます。JR・大阪市営地下鉄各線「天王寺駅」徒歩5分、映画館などが入るルシアスビルの地下1階にあります。インドには行ってみたいけれど難しい、という人にぜひ訪れて欲しい、旅人気分が味わえるお店です。スポット情報スポット名:神戸アールティー あべのルシアス店住所:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-5-1 ルシアスビルB1F電話番号:06-6646-5578
2017年12月05日一人でも友達同士でも気軽に入れる和み系インドカフェ京都・木屋町にある「ラジャ カフェ」は、インド料理と占いカフェのお店です。緑を取り入れることでゆったりと癒され、訪れた人が元気になれる空間づくりを意識したという店内。インテリアのチョイスや配置など、すべてオーナーであるラジャ氏のアイデアです。色鮮やかな電飾や店内装飾で、賑やかな温かみのある雰囲気になっています。友人たちとのおしゃべりを楽しむのに最適なソファ席に、一人でも気軽に過ごせるカウンター席。常連客やリピーターで店内はいつも賑わっています。インド人オーナーが占う、インド手相占いが人気!店名にもなっているオーナーのラジャ氏は、10年以上前に来日。はじめはIT関係の仕事に就いていましたが、人のためになる仕事や日本人にインド文化を伝えたいというかつての夢を叶えるため、このカフェをオープンしました。オーナーによる手相占いはよく当たると評判で、お忍びで芸人さんも訪れているようです。今の自分を知り、人生を前向きに導いてくれるインド手相、気になる方はぜひ受けてみてはいかがでしょうか。みんなで食べたい! スパイスが効いた創作オムレツおすすめのフードメニューは、「トルティーヤオムレツ」(1,000円 税込)。数種のスパイスとチーズ、たまごをミックスした生地を、トルティーヤで包んだ創作オムレツです。トルティーヤとオムレツの異なる食感がやみつきになります。チリソースにつけて、気軽に手でつまんで食べるスタイルも好評です。ピリ辛のチリソースとまろやかなオムレツの相性はバッチリ。切り分けられて提供されるので、複数人でシェアしやすい一皿です。栄養たっぷり! スムージーのオリジナルカクテル「オリジナルスムージーカクテル」(アルコールあり 1,000円/アルコールなし 700円 各税込)は、ここでしか飲めないスムージーカクテルです。「ベリーバナナ」は、バナナにイチゴ、ブルーベリー、ヨーグルトで作られ、女性に大人気です。飲みやすくて、栄養たっぷりの爽やかドリンク。リキュールの入っていない、ノンアルコールスムージーもあります。キュートなイラストが入ったメイソンジャーに思わず写真に収めてしまうこと間違いなし!明るく温かいオーナーの笑顔がみんなを幸せにする「ラジャ カフェ」は友人同士での利用が多く、20代を中心に人気です。21:00~24:00や、金・日曜は多くの人で賑わうため予約がおすすめ。オープン当初は大変だったそうですが、人と人とのつながりでこれまでやってこられたと話すオーナー。感謝の気持ちを忘れず、いつも温かい笑顔でお客さんを迎えてくれます。訪れた人が元気でハッピーな気持ちになれる、パワースポットのようなお店です。お店は、阪急京都本線「河原町駅」から徒歩およそ5分です。出入口3から河原町通を歩き、ふたつ目の角を右折。次の角を左に曲がったところの右手に見えてくる錦会館の2階にあります。「ラジャ カフェ」で元気をチャージして、また明日から頑張りましょう!スポット情報スポット名:ラジャカフェ住所:京都府京都市中京区高瀬川筋四条上ル紙屋町365 錦会館2F電話番号:080-1514-0349
2017年10月31日ユニークな看板が目印「レインボウスパイス」東京の立川にある「マサラカリー レインボウスパイス」は、ジェット機のキャノピーを再生利用したユニークな看板と、店名のレインボウにちなんで外壁に描かれた虹が印象的です。席はカウンターのみで、DIYで作り上げられた内装がキュートな雰囲気。こじんまりとしたあたたかみのある空間が、たくさんの人に親しまれています。店内には本場のスパイス瓶が並び、本格派の味わいを期待させます。店名の由来は空に架かる虹のような7色のスパイス店名の「レインボウスパイス」は、たくさん組み合わせて使用するスパイスを7色の虹に例えて名づけられました。本場のスパイスを独自にブレンドしたカレーは、市販のカレールーやカレー粉を使用しないのが特徴です。小麦粉不使用なので、ボリュームはありながらヘルシーで胃もたれしないと好評。高校生から年配の人まで、幅広い年代に愛されているお店です。カレー2種盛り! 「ランチタイムサービスダブルカリー」好きなカレーを2種類選べる「ランチタイムサービスダブルカリー」は、ランチタイムの人気メニュー。ボリュームしっかりありながら、ヘルシーにぺろりと食べられ好評です。ディナータイムは、その日の気分によって4種類の中から好きなカレーを選べる「ディナータイムダブルカリー」がおすすめです。じっくり煮込んだ「ゴア風ポークビンダルー」赤ワインビネガーとスパイスで漬け込んだ豚肉をやわらかく煮込んだマサラカリーが、「ゴア風ポークビンダルー」です。辛味と酸味が絶妙にマッチしていると好評です。じっくり時間をかけて煮込まれたこのカレーは、「レインボウスパイス」の人気メニューです。ごはんは、カレーによく合うカリフォルニアの中粒米、カルローズ米が使用されています。独自の配合でブレンドした本格インドカレーが魅力ユニークな看板が目を引く「レインボウスパイス」は、本場のスパイスを独自にブレンドしたインドの本格カレーが味わえるお店です。じっくり時間をかけて煮込んだカレーは、それぞれの素材に適したスパイスの配合を調整しています。多種類のスパイスが使われていても、サラリと胃もたれしにくいのが特徴です。手作りのガラムマサラで高められた香りが、さらに食欲をかきたてます。「マサラカリー レインボウスパイス」は、JR各線「立川駅」南口徒歩1分。ぜひ、本格インドカレーを味わってみてください。スポット情報スポット名:マサラカリー レインボウスパイス(MASALA CURRY RAINBOW SPICE)住所:東京都立川市柴崎町3-3-4 英ビル 1F電話番号:042-524-3117
2017年10月29日昭和へトリップしたかのようなレトロな雰囲気のバル東京・曙橋駅からほど近い、レトロなビルにひっそりと佇む「デイリースパイス&バル オフビート」。カレー&バルと銘打ったお店で、昭和感ただよう赤い看板が目印です。カレーやスパイスの香ばしい香りに満ちた店内は、昔懐かしいR&BやロックがBGMに流れ陽気な雰囲気。席はカウンターテーブルの10席のみです。昼はカレーメニューを中心としたカレー屋、夜はバースタイルで辛口や甘口が選べるシェリーや、ウィスキーなどのお酒も提供しているバルへと変わります。クミンがアクセントの「にんじんシリシリマリネ」おつまみサイズの「にんじんシリシリマリネ」は、お店にある前菜メニューの中でも1番人気。アクセントにスパイスの一種、クミンが使われていて、エスニックな香りが食欲を掻き立てます。さっぱりと食べられて、お酒のあてにもぴったりです。メインメニューのオーダー中にちょこっとつまむと、ついついお酒が止まらなくなってしまうかもしれません。ちょうどいいサイズ感が嬉しい「ポークヴィンダル」おすすめカレーメニューの一つ、インドのゴア地方の郷土料理「ポークヴィンダル」は、ちょうどいいミニサイズなので、〆の一品にもぴったり。コクの中にもほどよい酸味があるのが特徴で、お酒との相性も抜群。ごろっと入った豚肉もやわらかく、旨みが凝縮されています。いつもと違ったカレーが食べたいという人におすすめのメニューです。一皿で二種類のカレーが堪能できる「ハーフ&ハーフ」どのカレーにすればいいか迷ってしまう、どれも食べたい! そんな人の要望に応えてくれるのが「ハーフ&ハーフ」。その日のカレーを二種使った、一皿で二度おいしい欲張りメニューで、味の違いを楽しむことができます。お店で提供されているカレーは、小麦粉や調味料を一切使わず、スパイスのみで作り上げられているのが特徴。カレー通の人にとってもたまらない、本格的な味と香りが堪能できます。本格インドカレーもお酒も両方楽しめる欲張りバル本格的なインドカレーを中心に、おつまみなどの居酒屋メニューも提供している「デイリースパイス&バル オフビート」。スパイシーな料理とも相性の良いシェリーをはじめ、お酒の種類が豊富なのも魅力の一つです。ノーチャージなので、ふらっと一人でちょい飲みしたい気分のときにもぴったり。料理もちょうどいいサイズ感なので、色々なメニューを楽しみながらお酒を嗜むことができます。週末は込み合うため、事前予約がおすすめです。都営地下鉄新宿線「曙橋駅」下車後、A4番出口を出て徒歩3分ほどでお店に着きます。どこか懐かしさ感じる落ち着いた店内で、お酒を嗜みながらアジアンスパイスフードに舌鼓を打ってみませんか。スポット情報スポット名:デイリースパイス&バル オフビート住所:東京都新宿区荒木町 16第二歯朶ビル1F電話番号:080-4685-0748
2017年10月18日可愛らしい外観に、カジュアルな空間の店内アジア料理のお店「亜州食堂 チョウク」は、大阪・福島エリアにあります。柔らかな色調のイエローとグリーンを基調とした外観で、かわいらしい雰囲気のお店です。店内に入ると、アジアの大衆食堂に入ったかのような空間。長いカウンターテーブルが魅せの奥に向かって伸び、お店の奥にはテーブル席が用意されています。一人でも気軽に入りやすい雰囲気でカジュアルな空間の中、食事を楽しめるお店です。まるで旅行気分♪様々な国のおいしい料理が集まる場「亜州食堂 チョウク」で提供しているのは、店主がアジア各国を旅した際に出会ったおいしい料理の数々。店名にある「チョウク」とは、ヒンディー語で「広場、交差点」という意味で、「様々なおいしい料理が集まる場でありたい」との想いから名付けられました。ランチタイムには日替わりのメニューが味わえ、ディナータイムには店主にお任せのコースメニューを楽しめるお店です。焼き物やスープ、煮物など、様々な各国料理がテーブルを彩ります。ほろほろスペアリブとスープがおいしい「潮州肉骨茶」「潮州肉骨茶(バクテー)」は、お店が太鼓判を押す人気メニュー。マレーシア発祥の料理で、現在ではシンガポールやタイの南部地域でも食べられています。にんにくや漢方を調合し、豚のスペアリブをほろほろになるまでじっくり煮込んだスープです。肉の旨みやハーブの風味が効いているスープはさっぱりとした口当たりで、もちろん滋養満点。食べると身体が喜ぶ逸品です。良い香りで食欲が増す! 「チキンのマサラ網焼き」「チキンのマサラ網焼き」も人気の高いメニューです。マサラは主にインドなどの地域で用いられている混合香辛料。ハーブや数種類の香辛料が混ざっており、スパイシーな香りが食欲をそそります。網で焼いたチキンがテーブルに運ばれてくると、マサラの香ばしい香りがたまりません。チキンは柔らかな焼き上がりで、ナイフを入れるとスッと切れるほどの柔らかさです。一晩でアジアを何か国も旅行したような気分になれる店アジア各国で親しまれながら、日本ではあまり馴染みのないメニューにも出会えるお店。ディナータイムに提供される「チョウクおまかせ」メニューは、予算に応じて選べる、お店独自のスタイルで楽しめるコースです。タイやマレーシア、インドにバングラディッシュを中心とした料理で構成されており、一晩で数か国を旅行したかのような気分になります。人気店のため、予約をしてから来店するのがおすすめ。JR東西線「新福島駅」出入口2から徒歩5分ほどの場所にあります。2番出口から出て、「コトブキビル」の前の道を南西に道なりに進むとお店が見えてきます。あなたも「亜州食堂 チョウク」で、アジア諸国のおいしい料理に出会いませんか。スポット情報スポット名:亜州食堂チョウク住所:大阪府大阪市福島区福島2-4-17電話番号:06-6453-0020
2017年10月17日家族連れでも利用しやすいカジュアルな店構えカジュアルな店構えで、家族連れでも利用しやすい「インド食堂 アンジュナ」。ランチタイムは行列ができていることも珍しくありません。扉を開けると食欲を刺激するスパイスの香りが立ち込めています。所々にインドらしいインテリアが飾られ、インドの雰囲気を醸し出している店内。まるでインドの食堂で食事をしているように感じられ、料理を引き立てます。インド全域で食べ歩きをしたオーナーがオープン東京を中心としたインド料理有名店で修業し、インド全域を食べ歩いた経歴をもつオーナーが2000年4月にオープン。オーナーは現在もインド各地の料理の研究や、新しいインド料理の可能性を追求しています。店名の「アンジュナ」は、インドの西海岸ゴアにあるアンジュナビーチから命名。南インド料理を中心に、インド料理全般を幅広く提供し、東京で本格的なインド料理を味わえると評判のレストランです。絶妙なスパイス加減はカレー通も唸らせる味インド食堂 アンジュナで一番のおすすめメニューは「マトンカレー」。羊の肉と玉ねぎ、トマトを、10種類以上のスパイスと一緒に羊の肉が柔らかくなるまでじっくり煮込んで作られています。口いっぱいに広がる南インド風の辛口カレー。程よい苦みのあるクローブの風味と、粗挽きの黒コショウがたっぷり入っていて食欲を刺激します。インド食堂 アンジュナを訪れたら、ぜひとも注文したい一品です。カレーと相性抜群のタンドール釜で焼き上げたナンマトンカレーのほかに、「キーマカレー」と「バターチキンカレー」もおすすめ。「キーマカレー」は、鶏ひき肉をしっとりジューシーに南インド風に仕上げてあります。辛さが苦手な人におすすめなのは、全く辛くない「バターチキンカレー」。北インド風のクリーミーなカレーです。種類がたくさんあるカレーと、本格タンドール窯で焼き上げたナンとの相性は抜群。とろけるチーズ入りのナンや、アーモンドとレーズン入りのナン、玉ねぎとトマトが入りのピザ風のナンなど、ナンの種類もたくさん用意されています。幅広い年齢層から支持を集める人気のインド料理店「インド食堂 アンジュナ」が目指しているのは、0歳から90歳まで、幅広い年齢層に愛されるお店。激甘から激辛までいろいろな種類のインドカレーを用意し、家族連れでも利用しやすいお店です。カレーとの相性抜群のナンを焼くタンドール釜は、インド料理全般を幅広く提供できるように工夫されていて、スパイスを効かせた伝統的なインド料理のほか、牡蠣やサンマなど日本の食材を使ったオリジナルメニューもいろいろと開発。期間限定のカレーも揃えるインド料理レストラン。京王線高幡不動駅南口より徒歩1分。駅を出て右の線路沿いを左折し、まっすぐ進むと左側にお店があります。絶妙なスパイス加減でカレー通も唸らせるカレーを味わってみませんか?スポット情報スポット名:インド食堂 アンジュナ住所:東京都日野市高幡3-7 ユニバーサルビル 101電話番号:042-593-3590
2017年09月22日鮮やかなピンク一色の異国情緒あふれる店内東京都・中目黒の「南インド料理 Sri Balaji(シリバラジ)」は、本格南インド料理を楽しめるお店。入口では不思議なインドの像が出迎えてくれます。店内には外観からは想像もつかないような、ピンク一色のキュートでゆったりとした空間が広がっています。桃色と桜色の内装はスタッフ自らの手で塗り上げました。絵画や、木彫りの置物や人形などの装飾品はすべて南インドから運んできたこだわりの店内です。白のテーブルと茶色系の椅子のせいか、ピンクなのに不思議と落ち着ける空間になっています。日本ではあまり馴染みのない南インド料理を堪能!「シリバラジ」とは南インドの地方の名前。日本にあるインド料理店の大半が北インド料理のお店で、南インド料理はあまり知られていません。クミンなどの乾燥スパイスや牛乳や生クリームなどを使う北インド料理に対して、南インド料理はココナッツミルクを使っているのでヘルシー。豆や野菜をたっぷりと使用しているため、美容と健康に効果的です。「シリバラジ」の南インド料理は、インドから直輸入したフレッシュなスパイスをたっぷりと使った深い味わいが特徴。日本人の口に合う刺激的だけど優しい家庭料理を楽しめます。シリバラジ地方ではポピュラーな「プレーンドーサ」いちばんのおすすめメニューは「プレーン ドーサ」。シリ バラジ地方ではナンよりもポピュラーなお米のクレープです。2日間水に浸したお米と豆をミキサーでひき、さらに5~6時間発酵させてから薄く焼き上げ、かわいらしい円錐形に形を整えています。トマト・ココナッツ・コリアンダー&ミントの3種類のチャトニ(南インドのチャツネ)と野菜入りの豆カレーで、味の変化を楽しみましょう。スパイシーな辛味が特徴の「チキンチェティナード」代表的な料理といえば、やはり豊富な種類がそろっているカレーです。その数はチキンカレーだけでもなんと10種類以上もあります。そのなかでスパイシー派におすすめなのが「チキンチェティナード」です。チェティナードとはチェティナドゥ地方の料理のこと。南インドのなかで最も乾燥した気候のせいか、スパイシーで香り高く、辛味が強いのが特徴です。キュートな店内とのギャップも楽しい本格料理南インド料理は辛味が少なくサッパリとしているのが特徴。そのため、日本人の味覚にとてもよく合う料理なのです。フレッシュなハーブやスパイスにこだわり、南インドの家庭料理に少しでも興味を持ってほしいと願って料理を提供しています。日本人にはまだまだ馴染みのない南インド料理ですが、豆や野菜、フレッシュスパイスをたっぷり使っているのでとてもヘルシーな味わい。平日のランチタイムはカレーやナンなどが食べ放題のランチバイキングも実施しています。「南インド料理 シリバラジ」は、東急東横線・東京メトロ日比谷線の中目黒駅から徒歩10分。5ツ星ホテル出身の現地のシェフが作る本格料理をぜひ味わってみてはいかがですか?スポット情報スポット名:Sri Balaji住所:東京都目黒区中目黒2-7-14電話番号:03-5724-8995
2017年08月28日今年も日本最大級の激辛グルメの祭典「激辛グルメ祭り」が、東京・新宿歌舞伎町の特設会場(大久保公園)で開催されます。期間は2017年8月23日(水)~9月10日(日)まで。インド料理、タイ料理、ベトナム料理、韓国料理、中華料理、ラーメンなど、世界各国各国を代表する激辛グルメを満喫できますよ。激辛好きの方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。激辛グルメの祭典「激辛グルメ祭り2017」が、東京・新宿で開催!激辛ビギナーからマニアまで、多くの激辛ファンに支持されている「激辛グルメ祭り」は、インド料理・タイ料理・ベトナム料理・韓国料理・中華料理・ラーメンなど、世界各国を代表する激辛グルメの名店が一堂に会する祭典です。2013年の初開催以来、40万人以上もの激辛ファンが来場。今や夏の風物詩として定着しています。また、今年は開催5周年を記念として、本物の激辛グルメ祭りファンに感謝の意を込めた、“リムジンで送迎&食べ放題&飲み放題”が当たる「#5年目の辛骨頂キャンペーン」も実施されます。「激辛グルメ祭り2017」の注目ポイント!●過去最多24店舗が出店!「激辛だけど超うまい!」がコンセプトのフードフェス「激辛グルメ祭り」。2017年は、過去最多の24店舗が出店予定です!ひとつの会場で、インド、タイ、韓国、中国、ベトナム、日本など、激辛料理世界一周を体験することができるのが最大の魅力。激辛グルメの奥深さを再認識できること間違いありませんよ。●初出店店舗も多数参加2017年の激辛グルメ祭りには、全6店舗が初出店。初めて来場する方はもちろん、毎年来場している常連の方も新たな激辛を味わえますよ。また、今年も昨年同様、3ラウンドの店舗入れ替え制を導入。行くたびに異なる味の激辛グルメに出会うことができます。5周年記念!“リムジンで送迎&食べ放題&飲み放題”が当たるキャンペーンが実施2013年にスタートした「激辛グルメ祭り」は、今年で5周年を迎えます。そこで、開催5周年を記念して、「#5年目の辛骨頂キャンペーン」が、2017年8月13日(日)まで開催中です!応募方法は、インスタグラムまたはTwitterで、指定ハッシュタグ「#5年目の辛骨頂」を付けて、過去の激辛グルメ祭りの写真を、熱い思いと一緒に投稿するだけ。1組5名に、“リムジンで送迎&食べ放題&飲み放題”が当たります。これまでに「激辛グルメ祭り」に参加したことがある方は、ぜひ応募してみてください。キャンペーン概要応募期間:2017年7月20日(木)~8月13日(日)応募方法:公式Instagram/Twitterで指定ハッシュタグ「#5年目の辛骨頂」をつけ、過去の激辛グルメ祭りの写真を、熱い想いとともに投稿。※何度でも応募(投稿)できます応募条件:過去4年間、毎年激辛グルメ祭りに来てくれた方、激辛グルメ祭りに対する熱い想いをもってくれている方、過去に激辛グルメ祭りの写真をSNSに投稿したことがある方入賞者発表: 2017年8月21日(月)商品:<激辛スペシャル賞(1組5名様)>激辛グルメ祭りリムジンバスツアー・ 激辛グルメ祭り2017の会場までリムジン送迎・激辛グルメ祭り全店舗食べ放題!飲み放題!※リムジン送迎~食べ放題・飲み放題は4時間制となります※日程についてはSTAR LIMOUSINEと調整の上、決定となります<フォトジェニック賞(5名様)>「激辛グルメ祭り2017」のお食事券1万円分イベント詳細名称:激辛グルメ祭り2017場所:新宿歌舞伎町・大久保公園住所:東京都新宿歌舞伎町2−43開催日程:2017年8月23日(水)~9月10日(日)※8月28日(月)、9月4日(月)は店舗入替日のため休業【第1ラウンド】2017年8月23日(水)~8月27日(日)5日間【第2ラウンド】2017年8月29日(火)~9月3日(日)6日間 【第3ラウンド】2017年9月5日(火)~9月10日(日)6日間 開催時間:11:00~21:00入場:無料(飲食は有料)公式サイト:
2017年07月27日日常に潜む、旅のスイッチわたしは独身の頃から旅をするのが大好きでした。わたしの旅はほとんどの場合が「人と食」がメインテーマ。食文化を追うと自然とローカルな生活や人々の暮らしに入っていけますし、作り、食べる、食べてもらうという気持ちは世界共通で「おいしいね」という笑顔と共に、少し深く関われると思うからです。数年前の今頃、日本の梅雨を抜け出して、ますます暑い国インドにはじめて行ったときも空港からすでにスパイシーな空気に満ちていて心がワクワクしたのを思い出します。日常の中にあるふとした瞬間の湿度や音や匂いは旅の記憶と繋がっていて、一瞬であの時、あの場所に連れ戻されるような……記憶や味が鮮明によみがえるような、そんなスイッチが隠れていますよね。最近のむしーーとした暑さでインドを思い出しながらこのジメジメした蒸し暑さに負けない元気な夏おやつを考えました。夏バテ防止にも、エネルギー量の高いおやつを!おにぎりを添えればそのまま食事にも、パパのおつまみにもなる夏のおやつ。小腹が空いたときにぴったり!夏バテ防止にしっかり食べて元気に過ごして欲しいですね!■インドの旅おやつ①「とうもろこしのサマーサモサ」サモサは、インドの屋台でも売られている軽食、スナックのひとつです。野菜とひき肉を香辛料たっぷりに混ぜ合わせ三角形の皮に包んで揚げたもの。子供が大好きな「とうもろこし」を使って、甘くてスパイシーな味わいにします。添えるソースを変えれば、大人用にもアレンジ可能です。<材料>約20個分・生のとうもろこし1本・豚ひき肉200g・玉ねぎ4分の1・カレー粉小さじ半分・塩小さじ半分・砂糖小さじ1・餃子の皮(厚めのモチモチ系がおすすめ)20枚・揚げ油適量<作り方>1、とうもろこしは包丁で実を削ぐ2、玉ねぎはみじん切り3、材料を全てボールに入れ手でよく混ぜる4、餃子の皮の真ん中に丸く丸めて置いて、まわりの皮を三方向から中心に持ってくる5、水をつけて皮どうしをくっつける※穴があると揚げる時はねるのでしっかり押さえるように包む6、フライパンに2cmほど油を入れる7、170度くらいの油でこんがりきつね色になるまで揚げて完成!そのままでもおいしいし、レモンを絞っても爽やかでGood!子供ならケチャップ、大人あ、スイートチリソース+タバスコ+レモンソースをお好みで付けて、いろいろアレンジを楽しんでくださいね。インドの旅おやつ②「マンゴーラッシー」インドの夏の始まりは「マンゴーサマー」と呼ぶ程に、マンゴーのおいしい季節なんです。道端の屋台で飲むマンゴーラッシーのおいしさは今でも鮮明に覚えているほど!ヨーグルトを使用しているラッシーは栄養価も高いです。うちの娘はヨーグルトが苦手ですが……カレー屋さんでのむラッシーは大好き!苦手なものを克服すべく、一緒に作っておいしさを実感してもらえたらうれしいですね。<材料>・マンゴー缶1個分(生のマンゴーを使ってもOK)・ヨーグルト150gくらい・牛乳 or 水 150~200くらい(牛乳だと濃厚に!お水だとさっぱり!)・氷3~4個・レモン汁少々(お好みで)<作り方>ミキサーに材料を全部入れ、よく混ぜて完成!サモサにもぴったり!夏はおいしい果物がたくさん!スイカ、スモモ、ぶどう……果物を変えていろんな味のラッシーを楽しんでみてください!楽しくおいしく旅する毎日!スパイシーな夏おやつを作ってみてくださいね♪
2017年07月15日南インド料理を堪能! 「エリックサウス 東京ガーデンテラス店」地下鉄永田町駅を降りて徒歩1分ほどの「東京ガーデンテラス」2階にあるのが、本場の南インド料理が堪能できるレストラン「エリックサウス 東京ガーデンテラス店」です。ランチでは自慢のカレーやビリヤニが食べられ、夜には本場南インドのおつまみとお酒を堪能できます。おしゃれでカジュアルな空間なので、女性一人でも入りやすい雰囲気です。野菜の風味を堪能できる! 「ベジタブルビリヤニ」「ベジタブルビリヤニ」(1,000円)は、スパイスの程よい辛さと味わい深さがクセになる一品。南インドの聖地ともいわれるハイデラバードのクラッシックスタイルで重ね蒸しをして、オーダーごとに一人前ずつ丁寧に仕上げて提供しています。独自のスパイス使いが野菜本来の風味を引き出した、野菜好きにはたまらないビリヤニです。ラム肉の旨味がじゅわっ! 「ラムビリヤニ」ハイデラバードのクラッシックな重ね蒸しスタイルで作られる「ラムビリヤニ」(1,390円)は、旨みたっぷりのラム肉が絶品の一品。インドの最高級香り米であるバスマティライスに、青唐辛子がメインのスパイシーなマサラとこだわりのハーブやスパイスを加え、香り豊かで贅沢なごちそう炊き込み御飯になっています。一人前ずつ仕上げているので、時間に余裕を持って注文すると◎。南インド料理の真骨頂! 「日替わり菜食カレー」「日替わり菜食カレー」(500円)は、その時々の旬の野菜を使った一品です。撮影時は「ゴビマサラ」。南インドではとてもポピュラーだそうで、カリフラワーをメインにした菜食カレーです。ドライでスパイシーな仕上がりが思わずクセになる一品! お試しで食べたい人にはプチサイズ(200円)がおすすめです。日本にいながら本場の味が堪能できるお店に、足を運んでみてください。スポット情報スポット名:エリックサウス 東京ガーデンテラス店住所:東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町 2F電話番号:03-6272-5529
2017年04月09日「エリックサウス 東京ガーデンテラス店」 ってこんなお店永田町の東京ガーデンテラスの中にある「エリックサウス 東京ガーデンテラス店」 は、本場南インド料理が味わえるカレー通には有名なお店です。八重洲にある一号店のカジュアルな南インド食堂というコンセプトはそのままに、幅広いメニューと落ち着いて料理を楽しめる空間を目指してオープンしました。お昼のランチはもちろん、夜は南インドのおつまみを堪能しながら、個性的なお酒が楽しめるスパイスバルとしても楽しめます。ブーム寸前! 「ビリヤニ」 ってどんな食べ物?「ビリヤニ」とは、”世界三大炊き込み御飯”として今ブームになりつつある、インドのスパイスが効いた炊き込み御飯のこと。ちなみに”世界三大炊き込み御飯”は、ビリヤニの他にスペインのパエリアと日本の炊き込み御飯です。お店自慢のビリヤニは、インドの最高級香り米であるバスマティライスを使用。ハーブとスパイスで仕上げた、華やかで贅沢な味わいが楽しめます。大鍋炊き込みスタイルのチキンビリヤニや、クラッシックな重ね蒸しスタイルのラムビリヤニ、季節ごとに変わるスペシャルなビリヤニも提供しています。お店おすすめ「ラムビリヤニ」 を食べなきゃもったいない!イチ押しメニュー「ラムビリヤニ」(税込み1,390円)は、ビリヤニの聖地とも言われる、ハイデラバードの伝統的な重ね蒸しスタイルで作られるビリヤニです。青唐辛子を使ったスパイシーなマサラと鮮烈な香りのハーブやスパイス、旨みたっぷりのラム肉がパラパラのバスマティライスによく合います。オーダーの度に、一人前ずつ丁寧に仕上げて提供しているので、出来立てを味わえるのも魅力です。カジュアルな雰囲気なので、女性一人での来店もおすすめ! ぜひブーム寸前のビリヤニを食べに、足を運んでみてください。スポット情報スポット名:エリックサウス 東京ガーデンテラス店住所:東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町 2F電話番号:03-6272-5529
2017年04月05日ミャンマー料理と聞いて、ぱっとイメージが浮かぶ人は少ないのではないでしょうか。日本ではあまり知られていない、ミャンマー料理の世界をご紹介しましょう。 インドと中国の2大文化に挟まれてミャンマーは中国とインドという、食文化に大きな特徴を持つ2大大国に挟まれています。そのため、料理も両国の影響を深く受けています。それが最も現れているのが喫茶店ラペイエサンの食卓。インド料理のサモサやナンと、中国料理の肉まんやちまきが、一緒にテーブルに並ぶのです。ラペイエサンでは、中国風やインド風の料理が同時に食べられる 著者撮影中国の影響が色濃い麺料理も、朝食を中心に頻繁に食べます。麺だけで多くの種類があり、これは別の機会にまとめて紹介しましょう。 カレーならぬ、油戻し煮で作る「ヒン」ミャンマーを代表する料理といえば、まずは煮込み料理「ヒン」でしょう。英語メニューではカレーとなっていますが、インドのカレーとはまったくの別物。肉や野菜などの具材とスパイスを入れた鍋に大量の油を投入し、水分が完全に飛ぶまで煮込む、油戻し煮という調理法で作ります。地元の人はヒンの油をごはんにかけて食べるのが大好きですが、油慣れしていない日本人は、具材だけをすくって食べた方が無難でしょう。ミャンマーの大衆食堂では、ヒンを選んで席に着くと自動的に、ごはん、付け合わせの茹で野菜&魚介を発酵させたソース、スープ、さらに店によっては漬物やふりかけが出てきます。一般的な、大衆食堂のミャンマー料理セット 著者撮影ヒンには様々な種類があります。中でもおすすめは、海老ヒンとマンゴーピクルス入り牛肉ヒン。どちらも、たいていのレストランで出しています。海老ヒンに使う海老も多様ですが、小さめのロブスターともいうべき大振りなオニテナガエビを使ったヒンが絶品。海の海老よりも濃厚な香りが、濃い目の味付けにぴったりです。左がマンゴーピクルス入り牛肉ヒン、右は海老ヒン 著者撮影ごはんにヒンをかけ、その上に干魚を砕いたパリパリのふりかけをかけ、混ぜながら食べるミャンマー人をよく見かけます。彼らは、食感が異なる食材を混ぜながら食べるのが大好きなのです。 サラダと訳される和え物「アトゥ」それをさらに感じさせるのが、ヒンとともにミャンマー料理の定番といえる「アトゥ」です。ミャンマー人がサラダとも呼ぶこの料理、日本人には、和え物といったほうがイメージしやすいかもしれません。トマトやツボクサといった野菜に、スライスした玉ねぎ、砕いたピーナッツ、揚げた玉ねぎ、豆粉などを入れ、混ぜた料理なのです。左から、タマリンドの葉サラダ、トマトサラダ、ツボクササラダ 著者撮影野菜に加え、クリスピーなナッツ類、ドロッとした舌触りを生む豆粉など、様々な食感の食材が混ざり合い、それぞれが口の中で存在を主張。それが食べているうちにだんだん馴染んできて、最後にはしっとりした食べ心地に落ち着きます。ミャンマーの人たちは、こうした食感の変化も楽しんでいるように感じます。 食パンをのせたユニークなデザートも食感の変化を好むミャンマー料理の特徴を、最も感じることができるのは、ミャンマーデザートの定番シュエインエーです。プリプリしたタピオカや寒天に似たソフトな歯ざわりのゼリーなど数種類をカップに入れ、シロップをかけたおやつですが、最大の特徴は、最後に食パンをトッピングすること。食べているうちにシロップを吸ってフニフニになっていく食パンの口当たりの変化を堪能できます。シュエインエー。道端の露店のほか、スーパーマーケットでも買うことができる 著者撮影 多民族国家であることと食文化がリンク?日本人にはあまり知られていませんが、ミャンマーはアジアでも有数の多民族国家です。主要民族であるビルマ族は人口の7割程度。ほかに134の民族が全土に散らばっているのです。様々な民族の文化が混じり合いながら発展してきたミャンマーで、多様な食感を楽しむ食文化が育ったのは偶然ではない気がするのですが、いかがでしょうか。 (text & photo : 板坂 真季) 隅から隅まで!魅惑のミャンマー探検他の記事を読む>
2016年10月17日著者撮影皆さんはタイ・バンコクにもインド人街があることをご存知ですか?バンコクの中華街であるヤワラートを抜けた先のパフラットと呼ばれるエリアには、インド人が経営する布地屋が多く、行き交う人々もサリーを着ていたり立派なひげを蓄えていたりと一味違っています。今回はそんなパフラットについてご紹介します。 誰でも無料で朝食がいただけるシーク教寺院著者撮影まずはインドのお寺を見学してみましょう。こちらはシーク教のお寺なのですが、実は朝8時から10時半ごろまで誰でも無料の朝食をいただくことができるんです。こちらはシーク教徒でなくても、日本人でも、誰でもウェルカムという懐の広いお寺。せっかくなので無料の朝食をいただいてみましょう。お寺に入ったらまずは靴を預けます。階段付近で黄色のバンダナを配っているので、お借りしましょう。これをしっかりと頭に装着します。シーク教徒は頭にターバンを巻く習慣があるので、ビジターである我々もそれに習ってバンダナを巻くわけです。今回は私が訪れた際には、ラッキーな事に親切なシーク教徒の方に中を案内していただくことができました。彼に連れられてやってきたのは4階にある広間です。まずはこちらでお参りをします。前にある祭壇の前で土下座をしてお参りをし、そして心ばかりのお布施を箱にいれます。それが終わったら係の方が私の手にペースト状の食べ物をよそってくれました。これは何だろう?とドキドキしましたが、とってもあまーいお菓子でした。お参りを済ませたら2階の朝食会場へ。銀色のお盆を受け取ったらバイキング方式で食べ物をよそっていきます。ここでは自分が食べきれる分だけを取るのがルール。いただいた食べ物を粗末にせずに、しっかり食べきりましょう。著者撮影私は食べきれるか不安だったのちょっとだけよそったのですが、実際に食べてみると辛さが苦手な方でも全く問題ない味で、とっても美味しかったですよ。衛生面でも問題なさそうです。ちなみに、右下のボールはドーナツのシロップ漬けのような甘いお菓子で、左上はチャイです。 路地裏のインド料理店著者撮影シーク教寺院の裏口から出てみると、細い路地の一帯が市場のようになっていました。その中で目についたのがこちらのお店。ショーケースの中にカラフルなお菓子が並んでいます。著者撮影見ていると、お店の方にお茶を飲んでいかないかと誘われたので、ちょっと寄っていくことにしました。お店の中はインド系の方々でいっぱい。地元の人に愛されているお店のようです。著者撮影ここでいただいたのは生姜とスパイスがガツンときいた本格的なチャイ。ここに居るとバンコクを飛び出してインドに来ちゃったみたいに感じます。 インド人街のデパート・インディアエンポリアム著者撮影最後にシーク教寺院の横にあるデパート、インディアエンポリアムへ。ここにはサリーなどのインド系の民族衣装や布地が売っています。ここも異国に迷い込んだようで見応えがあります。トイレが比較的綺麗なのでトイレ休憩にも使えます。ただしトイレットペーパーは備え付けられていないので持参してくださいね。最上階はフードコートになっておりインド料理の店が軒を連ねていましたので、こちらでランチもいいですね。■India Emporium営業時間:9時~18時皆さんもバンコクの中の小さなインド、パフラットに出かけてみてくださいね。
2016年07月07日インドに全長3メートルを超すマイケル・ジャクソンの石像が登場した。1枚の黒色花こう岩からできたこの石像は、マイケルの大ファンだという石材店の社長がVels 大学総長にプレゼントしたものだという。この石像の制作にはおよそ270万円が費やされたそうで、インドのマイケル・ジャクソンと呼ばれるダンサーのプラブー・デーヴァによって披露された。(C)BANG Media International
2016年04月12日東芝は4月7日、インドの送変電・配電事業の拠点である東芝電力流通システム・インド社内に、鉄道車両向け電気品などの製造拠点となる新部門を設立したと発表した。同国の鉄道分野は世界上位の需要規模を有しており、政府による貨物輸送力強化に向けた専用鉄道の建設や主要都市でのメトロ敷設計画の増加など、鉄道車両需要が急増している。また、政府が進める「メイク・イン・インディア」活動を背景に、鉄道関連品の国産化を求める動きも存在する。東芝は今後、東芝電力流通システム・インドの敷地内に電力変換装置および車両制御情報システムの製造ラインを建設し、2017年4月から製造を開始する予定。これより、現地生産によるコスト競争力の確保および部品供給やメンテナンスなどインド市場の要求に適した体制を構築することで同国での受注拡大を目指すとしている。また、将来的には中近東やアフリカ市場など周辺国の需要対応も視野に、グローバル製造拠点としての機能も見込んでいるという。
2016年04月07日フードライターの平野紗季子さんがオススメするお店をご紹介。今回教えてくれたのは『インド富士子』の二種類盛りカレーです。***東小金井のカレーの名店『インド富士』の2号店が高円寺にオ ープンした。その名も『インド富士子』。ってそのネーミングちょっと可愛すぎやしませんか、ずるいぞ富士子、突然の親近感が出てしまう。というわけで街の人々に早速愛されている富士子。「ここで店をやるって想像したら、なんだかいい予感しかしなかったんです」と言うオーナーの小城正樹さんの予感は的中で、2月に開店したばかりとは思えないほど角のとれた居心地の良さが既に醸成されている。ガッと食べてサッと帰るのもいいけれど、小技の光るインドなおつまみをあれこれ、スパイスたっぷりのインド富士ソーダ(まるでインドのコカ・コーラ!サワーもあるよ)を飲み飲みしつつ、のんびりカレーをいただくまでのゆらり流れる一連の富士子タイムはいい感じ、としか言いようがない。小城さんがインドを旅しながら(とりわけ南インドを中心に)出会った味をベースに仕上げられたカレーは、辛みと油分をそっと抑えたなんともリラックスな味わい。世の中には“カレーと俺のボクシング”的な強烈カレーに汗をかきかき挑む楽しさもあるけれど、ふーっと肩の力を抜いてさらさらカレーを頬張ってスパイスの香りに揺られているのもまた幸福なこと。「お茶漬け系って感じかなー」という小城さんの言葉がじーんと沁みた。◇ひらの・さきこ1991年生まれ。フードライター。著書にエッセイ集『生まれた時からアルデンテ』(平凡社)。◇東京都杉並区高円寺南3‐59‐11TEL:非公開18:00~23:00火曜休Twitter(@indfjk)でその日の営業状況が確認できます。※『anan』2016年4月6日号より。写真・清水奈緒取材、文・平野紗季子
2016年04月04日●現地での仕事に必要なコトバ、ネットワークの状況は?インドがIT産業に力を入れていることを知っている人は多いだろうが、インドに行って仕事をするという機会は少ないと思う。今回、エンジニアである筆者はインドを訪問したので、その経験から、IT事情を含め、インドの最新情報をお伝えしたい。現在、インドは自国の産業を育成することに力を入れており、旧来の文化と最新の科学技術が混在した状況にある。そのため、産業は発展している一方、社会インフラの整備は遅れ気味で、大気汚染や産廃処理、上下水道の整備、電力網などには課題が多い。こうした事情をまず押さえておきたい。○ビザの申請 - 頻繁に変わる法律に注意インドに渡航する場合、ビザを取得する必要がある。インドのビザは複数の種類があり、目的に応じて適切なビザを取得しなければならない。インドのビザを発行する機関に足を運べるなら、申請書類を作成して提出するとして、1週間前に取りかかっても何とかなるだろう。しかし、郵送でやりとりする必要がある場合は、少なくとも2週間、何度か失敗した場合を考慮して3週間は期間を見ておいたほうが安全だ。また、インドのビザに関する法律はちょくちょくかわる。このため、古い情報は参考にならないことがある。ビザを申請する段階での最新の情報を調べてから、作業に取り掛かるようにしたい。本稿執筆時点では、Webの申請書作成フォームから必要書類を作成して印刷したものを提出する必要がある。手書きによる書き直しは受け付けてくれないため、間違えていたらまた作り直し。入力フォームのセッションタイムも長いとは言いがたく、操作にもたつきがあれば最初からやり直しになるので、注意したい。申請の受け付けも必ずしも日本語が流暢な人が出てくるとは限らない。日本語と現地の言葉が混ざった状態でやり取りが行われていたりする。したがって、期間に余裕があり、経費をかけてもよい場合は代行業者に申請を頼んでもよいと思う。○英語とヒンディー語 - 長期滞在ならヒンディー語も習得IT関連の業務なら、英語が通じればインドでも仕事はこなせる。中途半端にヒンディー語を覚えるよりは、その分英語の勉強をしておいたほうがよい。インドでは宗教が多様であり、習慣も多岐にわたっているいるので、言葉によるコミュニケーションが不自由な状況に慣れているところがある。よって、中途半端な英語でもコミュニケーションする意志を持っていれば、仕事はこなせると思う。インド人の英語で注意したいのが発音だ。LとRの発音が本来の英語よりも巻いているので、理解できないことがある。また、ヒンディー語にRLの連続音をさらに丸めた上に発射するような音があるので、これを頻発されるとかなり理解しにくい。そういう時は、別の言葉で話してくれと伝えるなりして、意思の疎通を図ればよいだろう。ただ、英語を理解しない人と会話をしたほうが仕事が円滑に進む状況にあるなら、ヒンディー語を学んだほうがよいと言われたこともある。○ネットワークの確保 - 2G/3G/4Gが展開中コンベンションセンターや現地企業の会議室であれば、何らかの方法でインターネット接続は提供されるだろう。問題はそれ以外の場所での接続だ。一定以上のランクのホテルであればインターネット接続が提供されているが、このインターネットが必ず使えるとは考えないほうがよい。部屋によってはつながらないし、つながっても宿泊客が増える時間帯になると事実上使えなくなることがある。1カ月未満の滞在であれば、日本の空港でWi-Fiルータをレンタルしていくことをお薦めしたい。場所によっては4Gが入るので、運が良ければホテルの部屋から4G経由でインターネットに接続できる。通信量制限が存在するので日本と同じような感覚では使えないが、メールのチェックやsshでログインしての作業など、テキストベースの作業であればWi-Fiルータの通信量上限内でも十分仕事はできる。画像や動画など大量の通信が発生する作業は、残念だがWi-Fiルータ経由での使用は諦めておこう。SIMフリーのスマートフォンやタブレット端末を持っている場合、海外でSIMカードを購入して使用する手もある。欧米ではWi-Fiルータを借りるよりもこの方法のほうが簡単なこともあるが、インドではまだ簡単ではないようだ。いずれ状況は変わると見られるが、現在は日本からWi-Fiルータをレンタルしていく方法が確実だ。○電力 - 頻繁に発生する停電インドに限らず、電力網が十分に発展していない国や地域では停電が頻発する。インドも例外ではなく、いきなり停電することがあるが、大抵しばらくすると復旧する。海外出張であれば、バッテリーを搭載したノートPCを持っていくだろうから、突然の停電が問題になることはないはずだ。停電がよくあるということだけ覚えておきたい。○時間 - 気長に待つこれは取引対象となる企業の文化や人そのもの、もしくは相手が行政の関係者であるか政治関係者であるか、またはその立場がどの程度の人なのかに依存しているが、必ず約束した時間通りに話が運ぶとは思わない方が、なにかとスムーズに進むところがある。時間通りに話が進まないときは、じゃぁ待とうか、くらいの心持ちでいる方がうまくいくようだ。○食事と水 - 水には特に注意どの国を訪れる時も同じだろうが、現地の料理と馬が合えば幸運だ。インド料理は体に良いものも多く、日本にいる時よりもたっぷり野菜を食べる生活を送ることができるかもしれない(もちろん宿泊するホテルや利用するレストランのグレードによる)。気候のせいか、利用しているミルクの違いのせいか、インド風のミルクティ「チャイ」がおいしい国でもある。1つ気を付けたいのが「水」だ。生水は飲まないことを鉄則にしていただきたい。欧米に渡航している時の感覚で水に接すると腹を下し、場合によっては仕事どころではなくなる。体に入れる水はミネラルウォーターや、少なくとも一度沸騰させた水に限定しておきたい。外食する際はある程度覚悟しておく必要がある。シャワーや歯磨きでも水を飲まないように気をつけたい。●日本の仕事をこなしつつ、インドに数カ月滞在するのもいいかも!?○人によっては居心地のよいインドインドは人によって好みが大きく分かれると言われる。都市部のストリートに積み上がったゴミの山や牛がゴミをあさっている姿、日常風景になっている立ちションや、大量の野良犬と野良猿。2車線の道路がなぜか5車線以上の使われ方をするクラクションまみれの道路に、日本と比べると大きく遅れている公共インフラの整備。衛生状況はお世辞にもよいとは言い難く、日本の生活を当たり前だと思っていると面食らうだろう。しかし、全体に流れる人間そのものの力の強さや雑多感、人なつっこさ、文化的な面白さ、それに日本と比較してかなり廉価な物価など、魅力的な側面も多い。インターネットを介して日本の仕事をこなしながら、インドで数カ月間過ごすというのは悪くない選択肢だ。インターネットの接続性はそれほど悪くないので、十分に仕事はできる。日本から欧米へ渡航するように、日本からインドに渡航して仕事をする機会が増えるかどうかは、今後の世界経済の発展に依存しているところがあるため何とも言えないが、面白い国ではある。欧米に飛ぶ機会が多いのなら、ビザの申請はちょっと面倒だが、一度インドに飛んで文化の違いを体験してみるのもよい経験だと思う。○おまけ:国際スーラジクンドクラフトメラ2016インドのニューデリーから自動車で1時間ほど南方へ移動した場所に「スーラジクンド」と呼ばれる場所がある。1000年ほど前にデリーおよびその周辺地域へ向け生活用水を確保する目的で大きな人工ため池のある地域だ。スーラジは太陽、クンドはため池という意味で、スーラジクンドで太陽の池という意味になる。現在、そのクンド(ため池)は生活用水確保の目的ではすでに使用されておらず、観光資源として活用されているそうだ。スーラジクンドが属するハリヤナ州はこの観光地に目を付け、ため池周辺で30年前からインド中の工芸品を集めて一堂に展示および販売する祭りを開催するようになった。インドでは2月が春に相当して気候がよいことから、毎年2月1日~15日の日程でイベントを開催。 スーラジクンド祭りは地域の関係者も巻き込んで大きくなり、周辺各国からクラフトマン、アーティスト、演奏者を招いて大規模なイベントを開催するようになった。30周年を迎えたスーラジクンド国際クラフトメラ2016では、約30カ国からクラフトマンやアーティストを招いてイベントが開催された。2016年2月、筆者はIT関連の業務ではなく、このイベントで演奏する演奏者としてインドに渡航していた。もともとは中国の関係者が招待されていたようだ。インドと中国は2015年にパートナーシップ・ネーション(協力関係にある国家)となり、今回の祭りには中国からクラフトマンやアーティスト、演奏者を招待していた。これに関しては、2015年10月にインターネット上の複数のメディアに掲載されているニュースで確認できる。それがどうも開催を目前にして、立ち消えてしまったらしい。祭りの最中に発行された新聞には、ビザの発行に関する問題が発生したため関係者が渡印できないといった理由が述べられていたが、インドが日本方式の新幹線を採用したことや安倍首相とインド首相の会談があったタイミングなどを考えると、どうもそれだけが理由ではなさそうに思える。コーディネーターの人は、「こっちの人は日本人と中国人の見分けがつかないから、対応策として急遽日本人を呼んだんだよ」と、冗談とも本気ともつかないことを言っていたが、あながち間違っていないかもしれない。祭り前日の記者会見では、当局関係者や司会者が「パートナーネーション・チャイナ」という言葉を使っていたが(重要度の高い言葉として使われていた)、初日には似たようなニュアンスを持った言葉としてフォーカスカントリー・ジャパンという言葉が使われ、2日目にはフォーカスカントリー・ジャパン&チャイナという言葉が使われるようになっていた。苦肉の策としてひねり出された新しい言葉が「フォーカスカントリー」(注目している国)だったのだろう。最初から日本の招待を目的の1つにしていたような言葉遣いに徐々に変えていった辺り、当局の運営の巧みさを覚えた。なお、この祭りに日本からのクラフトマンやアーティスト、演奏者が参加したのは初めてだそうだ。●日本の仕事をこなしつつ、インドに数カ月滞在するのもいいかも!?○人によっては居心地のよいインドインドは人によって好みが大きく分かれると言われる。都市部のストリートに積み上がったゴミの山や牛がゴミをあさっている姿、日常風景になっている立ちションや、大量の野良犬と野良猿。2車線の道路がなぜか5車線以上の使われ方をするクラクションまみれの道路に、日本と比べると大きく遅れている公共インフラの整備。衛生状況はお世辞にもよいとは言い難く、日本の生活を当たり前だと思っていると面食らうだろう。しかし、全体に流れる人間そのものの力の強さや雑多感、人なつっこさ、文化的な面白さ、それに日本と比較してかなり廉価な物価など、魅力的な側面も多い。インターネットを介して日本の仕事をこなしながら、インドで数カ月間過ごすというのは悪くない選択肢だ。インターネットの接続性はそれほど悪くないので、十分に仕事はできる。日本から欧米へ渡航するように、日本からインドに渡航して仕事をする機会が増えるかどうかは、今後の世界経済の発展に依存しているところがあるため何とも言えないが、面白い国ではある。欧米に飛ぶ機会が多いのなら、ビザの申請はちょっと面倒だが、一度インドに飛んで文化の違いを体験してみるのもよい経験だと思う。○おまけ:国際スーラジクンドクラフトメラ2016インドのニューデリーから自動車で1時間ほど南方へ移動した場所に「スーラジクンド」と呼ばれる場所がある。1000年ほど前にデリーおよびその周辺地域へ向け生活用水を確保する目的で大きな人工ため池のある地域だ。スーラジは太陽、クンドはため池という意味で、スーラジクンドで太陽の池という意味になる。現在、そのクンド(ため池)は生活用水確保の目的ではすでに使用されておらず、観光資源として活用されているそうだ。スーラジクンドが属するハリヤナ州はこの観光地に目を付け、ため池周辺で30年前からインド中の工芸品を集めて一堂に展示および販売する祭りを開催するようになった。インドでは2月が春に相当して気候がよいことから、毎年2月1日~15日の日程でイベントを開催。 スーラジクンド祭りは地域の関係者も巻き込んで大きくなり、周辺各国からクラフトマン、アーティスト、演奏者を招いて大規模なイベントを開催するようになった。30周年を迎えたスーラジクンド国際クラフトメラ2016では、約30カ国からクラフトマンやアーティストを招いてイベントが開催された。2016年2月、筆者はIT関連の業務ではなく、このイベントで演奏する演奏者としてインドに渡航していた。もともとは中国の関係者が招待されていたようだ。インドと中国は2015年にパートナーシップ・ネーション(協力関係にある国家)となり、今回の祭りには中国からクラフトマンやアーティスト、演奏者を招待していた。これに関しては、2015年10月にインターネット上の複数のメディアに掲載されているニュースで確認できる。それがどうも開催を目前にして、立ち消えてしまったらしい。祭りの最中に発行された新聞には、ビザの発行に関する問題が発生したため関係者が渡印できないといった理由が述べられていたが、インドが日本方式の新幹線を採用したことや安倍首相とインド首相の会談があったタイミングなどを考えると、どうもそれだけが理由ではなさそうに思える。コーディネーターの人は、「こっちの人は日本人と中国人の見分けがつかないから、対応策として急遽日本人を呼んだんだよ」と、冗談とも本気ともつかないことを言っていたが、あながち間違っていないかもしれない。祭り前日の記者会見では、当局関係者や司会者が「パートナーネーション・チャイナ」という言葉を使っていたが(重要度の高い言葉として使われていた)、初日には似たようなニュアンスを持った言葉としてフォーカスカントリー・ジャパンという言葉が使われ、2日目にはフォーカスカントリー・ジャパン&チャイナという言葉が使われるようになっていた。苦肉の策としてひねり出された新しい言葉が「フォーカスカントリー」(注目している国)だったのだろう。最初から日本の招待を目的の1つにしていたような言葉遣いに徐々に変えていった辺り、当局の運営の巧みさを覚えた。なお、この祭りに日本からのクラフトマンやアーティスト、演奏者が参加したのは初めてだそうだ。
2016年03月07日ブイキューブは3月4日、インドのWeb会議サービス事業者であるINTELLISYS(インテリシス)と、ビジュアルコミュニケーション分野において提携することを発表した。INTELLISYSは、狭帯域でも映像と音声のスムーズな送受信を可能とする独自技術を持ったWeb会議サービス「Vennfer」を提供しており、インド国内では商務省などの政府機関や金融機関向けにUS$40M(約45億円:US$1=113円換算)規模のWeb会議サービス事業を展開している。同社は、「Vennfer」がこれまで対応できなかったインドの市場ニーズを充足するサービスとして、ブイキューブのビジュアルコミュニケーションサービス「V-CUBE」を、インド国内で販売を開始するという。ブイキューブは今後、INTELLISYSと提携し、インド国内を中心にアジア地域での事業展開を共同で推進していくとしている。
2016年03月07日●日本が手にしたインド市場先行者の特権インド政府は同国初の高速鉄道整備プロジェクトで日本と協力することを決めた。新幹線が海外で採用されるのは台湾に続き今回で2件目。建設工事や車両などで日本企業の大型受注が見込まれるインフラ輸出の目玉案件だ。高速鉄道計画が林立するインドでは、中国企業や欧州勢なども自国のシステムを売り込んでいる模様。2路線目以降のシステム選定は予断を許さない状況だが、インド市場に先行して乗り込む日本勢は、他の路線にも新幹線を導入することができるのだろうか。○新幹線採用の裏側新幹線の採用が決まったのは、ムンバイとアーメダバードを結ぶ約500km、全12駅の路線。総事業費9,800億ルピー(約1.6兆円)が見込まれる大規模なプロジェクトで、日本政府は総事業費の最大81%を金利年率0.1%、償還期間50年の好条件で貸し付ける。線路は東海道新幹線などと同じように、在来線が乗り入れない専用の軌道となる。車両の営業最高速度は時速320kmだ。インドで新幹線の採用が決まった理由は、日本政府が提示した破格の資金援助だけではない。日本政府は高速鉄道整備の調査段階からインド政府を巻き込み、新幹線の優位性を売り込んでいた。ムンバイとアーメダバードを結ぶ高速鉄道の事業性調査(フィージビリティスタディ)は、日本政府とインド政府が費用を出し合って共同で実施した経緯がある。調査を行った国際協力機構(JICA)によると、日本側は世界の高速鉄道システムを比較しつつ、日本方式の安全性、省エネ性能、定時運行率の高さなどを説明し、インド政府の新幹線採用を後押ししたという。○新幹線採用の成否を分けたポイントは日本が調査を行ったという意味ではインドネシア・ジャワ島の高速鉄道計画も同じだが、新幹線採用の成否を分けたポイントはどこにあったのだろうか。国土交通省によると、インドでは相手国政府に調査費用の一部を負担させたことで、調査段階からインド政府を「責任ある立場」に引き込むことができたのが大きかったという。インドネシアの調査では、日本側が費用を全額負担していた。日印両国政府は調査期間中、定期的に会合を開き、実際の調査にあたる日本企業チームから報告を受ける場を設けていた。この機会を捉え、日本勢は新幹線の優位性をインド政府に説明していた。結果的に、ムンバイ~アーメダバード間では複数の国による入札もなく新幹線の採用が決まった。○制度づくりに関与できるのは日本の特権インド版新幹線の建設に向け、日本が手始めに取り組むのが近く開始予定の制度設計支援プロジェクトだ。JICAがコンサルタントを雇用し、高速鉄道の強度、耐震性、運行速度、安全基準などの制度設計に助言を行う。日本の助言を受けてインド側が策定する新制度は、ムンバイ~アーメダバード間を走行する高速鉄道の設計基準となる。JICA南アジア部で南アジア第一課 課長を務める田中 耕太郎氏の話では、日本は調査の段階から、高速鉄道整備の前提となる制度設計の重要性をインド側に訴えていたという。インドの高速鉄道に関する制度設計に参加できるのは、同国初の路線を獲得した日本の特権だ。新幹線の更なる売り込みに向け、高速鉄道整備の最上流ともいえる制度づくりに関与できる立場を日本が活用しない手はない。●気になるインド版新幹線の事業性線路の長さで日本の倍以上のネットワークを有する鉄道大国のインドだが、最高時速が300kmを超えるような高速鉄道を整備するのは今回が初めて。当然ながら、高速鉄道事業の根拠となる法律や制度などは一から作る必要がある。高速鉄道事業の根拠法を策定するのはインド側だが、新幹線をモデルに最初の路線を建設する以上、制度づくりで日本を参考にするのは理にかなった判断だ。日本としても、インドの新幹線がスムーズかつ安全に動かなければ、世界の高速鉄道市場で信用を失いかねない状況であることを考えると、制度づくりからインドと歩みを共にする意義は大きいといえる。○日本の安全基準がインド高速鉄道市場を左右?新幹線と同等の安全基準が適用されれば、インドを舞台に過熱する高速鉄道の受注合戦にも影響がでるものと考えられる。今後の新規路線建設プロジェクトにおいて、乗客の死亡事故が開業以来1件も起きていない新幹線と同レベルの安全性が求められるとすれば、鉄道システムの提案が可能な国は限られてくるものとみられるからだ。JICAの制度設計支援が徹底したものであればあるほど、インドの高速鉄道市場に海外勢が参入する際の技術的なハードルは上がる。日本の助言を受けて策定する新幹線整備に関する新制度を、インドが全国に適用するかは現時点で未知数だ。ムンバイ~アーメダバード間を含め計7路線の高速鉄道を計画するインド政府が、路線によって違う規格のシステムを採用し、それに合わせた制度を個別に策定する可能性もゼロではない。山形新幹線と秋田新幹線を走る「ミニ新幹線」のように、日本でも路線によって違う規格が採用されている例はある。しかし、7本の高速鉄道を計画するインドが、路線ごとに異なった制度を用意するのは合理的ではないというのが一般的な見方だ。ムンバイ~アーメダバード間のインド版新幹線は、制度を含めてインド高速鉄道市場のデファクトスタンダードになる可能性がある。日本の基準がインドのスタンダードになれば、後続案件に新幹線を売り込む日本勢の優位性は高まる見通しだ。日本が全面的に協力するインド版新幹線だが、同国で採用が拡がるには、ムンバイ~アーメダバード間の評判が重要になってくる。安全性は当然として、気になるのは鉄道事業として同路線が上手くいくかどうかだ。高速鉄道経営の難しさは、台湾新幹線の現状を見ても明らか。インドに新幹線は時期尚早とする見方も根強く存在する。両都市を結ぶ高速鉄道に需要がなければ、インド初の高速鉄道とはいえ、物好きな富裕層の乗り物になってしまう可能性も否定できない。●東海道新幹線を建設した日本の経験を活用○東海道新幹線との不思議な符合JICAの田中氏によると、現在のインドの所得水準は、世界銀行から融資を受けて、東海道新幹線の東京~新大阪間を建設した1960年代の日本と似ているという。アジア開発銀行(ADB)の「アジア経済見通し2015年改訂版」をみると、インドの実質GDP成長率は2015年が7.4%、2016年が7.8%の見通し。10%前後で推移していた当時の日本には及ばないが、経済の拡大期に新幹線の導入を決めたのは両国の類似点といえる。東京~新大阪間とムンバイ~アーメダバード間は、距離的にも約500kmと同程度。ムンバイとアーメダバードが古くからの商都であることも、インド版新幹線の事業性を予測するうえで見逃せないポイントだ。日印の類似点だけを数え上げてインド版新幹線の将来を見通すのは危険だが、東海道新幹線がドル箱路線と呼ばれるまでに発展している現状をみると、このタイミングでインドが高速鉄道を導入するのも決して早すぎるとは言えないだろう。○日本の比ではない沿線人口2004年に日本貿易振興機構(JETRO)が行った調査によると、ムンバイは東京都に匹敵する約1,200万人の人口を抱えている。アーメダバードの人口は約580万人で、大阪市に比べれば2倍以上の規模だ。両都市を結ぶ新幹線の沿線人口は約1.8億人と膨大で、途中には100万都市が点在しているため乗降需要も見込める。在来線を利用する場合、ムンバイからアーメダバードまでの所要時間は最速で7時間。新幹線は約2時間で両都市を結ぶ。同区間を飛行機で移動するなら所要時間は約1時間半だが、新幹線の運賃設定は飛行機の半額程度が見込まれるため、既存の交通手段に対する競争力は十分に発揮できそうだ。運賃が飛行機の半分と聞くと、インド版新幹線を運賃収入だけで黒字化するのは難しそう。インド側は旅客輸送以外の収入源を探っている模様で、駅および駅周辺の開発についても関心を示している。JR東日本が展開する「エキナカ」事業や鉄道事業者による不動産開発の事例がインド側の参考になるかもしれない。○建設工事がスムーズに進むかは未知数日印共同の事業化調査によれば、インド版新幹線の着工は2018年、完工は2023年の予定。制度設計支援プロジェクトが2017年10月頃まで続くことを考えると、インド側は施工業者や車両・システムメーカーの選定を短期間で速やかに進める必要があるだろう。建設工事やシステム整備には日本企業が関与する見通しだが、どのような入札が実施されるかは現時点で未知数。鉄道ビジネスに携わる日本企業に話を聞くと、海外で長い線路を建設する工事は時間が掛かるうえ儲けが少ないため、単純にビジネスとして見た場合は割に合わないという。日本企業が建設工事を請け負うには、現地のゼネコンと組むなどの工夫が必要だろう。システム面では、新幹線のノウハウを握るJRがどのような形で関与するかも気になるところ。「メイク・イン・インディア」を推進したいインド政府は高速鉄道の技術移転を求めているため、車両・システム整備を行う日本企業は、現地企業とのアライアンスにも気を配る必要がある。インドの高速鉄道市場で有利な立場を獲得した日本だが、同国で新幹線輸出の実績を積み上げるためには、ムンバイ~アーメダバード間の整備を着実に進めることが不可欠だ。
2016年02月19日スズキのインド子会社マルチ・スズキは、3日からインドで開催された「オートエキスポ2016」(一般公開は5日~9日)において、力強いダイナミックなエクステリア、充実した快適・安全装備、豊富な車体色、多様なオプションパーツを特徴とする都市型の新コンパクトSUV「ビターラ ブレッツァ」を発表した。エクステリアは、16インチホイールを収めた特徴的な四角張ったホイールアーチ、力強いフロントフェイスや、はっきりとしたダイナミックなサイドの造形により、都会で際立つデザインとした。また、2トーンルーフ仕様車を含む9パターンの車体色を用意したほか、ユーザーのライフスタイルに合わせたオプションパッケージを用意して様々なニーズに対応する。装備には、スマートフォン連携ディスプレイ、クルーズコントロール、バックカメラなどの快適装備を採用し、全車に運転席エアバッグの標準装備も行われている。エンジンは、1.3Lディーゼルエンジンを搭載し、駆動方式は2WD、変速機はMTを採用した。インドのユーザーの好みや価値観をより重視して開発された同車は、インド国内で販売する予定。なお、「オートエキスポ2016」には、コンパクトクロスオーバー「コンセプト イグニス」とプレミアムハッチバック「コンセプト バレーノRS」のコンセプトカー2台、マルチ・スズキの市販車、二輪子会社スズキ・モーターサイクル・インディアの125ccスクーター「アクセス125」なども出品される。
2016年02月03日シマンテックは1月24日、過去3カ月の間に発見されたインド所得税局(Income Tax Department of India)のスパムメールについて、セキュリティブログで解説を行った。この悪質なメールは、添付されているマルウェアやトロイの木馬でPCに侵入し、利用者のキーストローク情報を盗み出そうとする。トロイの木馬の場合は、開いているウィンドウのタイトルやOSのバージョンを収集して、攻撃者のC&Cサーバへ送信する。メールは2種類あると見られており、最も多く広まっているのが、受信者の銀行口座から所得税として数千ルピーを引き落としたと通知してくるもの。メールには「支払いの領収証」と称するZIPファイルが添付されており、誤って受信者が開くとマルウェアに感染する。もう一方は、所得税局から送信された実際の通知のテンプレートを複製したもの。本文内に、インドで納税者の識別情報として使われる「PAN(個人アカウント番号)」についての記載がある。こちらも添付されているZIPファイルにトロイの木馬が入っている。2種類のメールは、信ぴょう性を持たせるためにインド所得税局が所有するメールアドレスのドメインを詐称していた。メールの送信元は、43%がインド国内、英国(14%)であった。国外から送信されているのは、インド国籍のユーザーの多くが他の国に在住しているためと見られている。マルウェアの一部は、Visual Basicで作られており、ソースコードは、ヒンディー語とスペイン語の関数が混在しており、ほかのソフトウェアからコピーされたものと見られている。インドの所得税局が納税者にメールを送る場合は、添付ファイルが受信者にしかわからないパスワードで保護されている。パスワードは納税者のPANと、個人の場合は年月日、法人の場合は設立日とを組み合わせている。
2016年01月26日オーランド・ブルームが19日(現地時間)、インドから国外退去させられた。オーランドは仕事でイギリスからインドのデリーに赴き、ガンジー国際空港に降り立ったが、ビザに問題があるとして入国を拒否され、折り返し便でロンドンに戻った。インド政府の観光事業プロモーションの一環で国賓として招かれていたオーランドは、数週間前にビザ取得の手続きをしていたが、入国時に無効を言い渡された。インド側の担当者によると、オーランドは11月にビザを申請し、返事をもらわないまま出発日を迎えたが、オーランドのオフィス側は現地到着時にビザを受け取るものと考えていたという。オーランドはインドへ向かうフライト中に胃痛を訴え、午前1時30分にデリーに到着後は医師から入院をすすめられたが、午前4時の便でロンドンに戻るはめになった。事態を受けて、インドの外務大臣は直ちにビザ発行の便宜を図り、オーランドは翌20日にインド入国を認められた。(text:Yuki Tominaga)
2015年12月22日情報通信研究機構(NICT)のワイヤレスネットワーク研究所は11月24日、インド工科大学ボンベイ校(IITB)と共同で、ネットに接続するための無線通信インフラをホワイトスペース技術に基づくLTEシステムの構築実証実験で実証を行ったと発表した。インド国ムンバイ(旧ボンベイ)近郊のネット通信が困難な地域で、集落内の家庭においてWeb検索や子供の教育ビデオ視聴を行った。今回の実験は、NICTが平成24年度から平成26年度の間に総務省から受託した「複数周波数帯の動的利用による周波数有効利用技術の研究開発」の成果を利用したもの。ケーブルなどの通信インフラは、世界のあらゆる場所で十分に展開されておらず、高速なネット接続が利用可能な地域は限られている現状がある。これによって情報の格差が生じ、教育や雇用の機会が不平等になるなどのデジタルディバイド問題が深刻になっている地域があるという。特にインドでは、集落を単位として居住地域が分散して町が形成されており、敷設が高額な光ケーブルをすべての家庭に届けることは現実的ではない。こうした状況からNICTは、インド国内において既にホワイトスペース実証実験の準備を進めていたIITBと共同研究契約を締結し、ホワイトスペースを用いて、家庭にネット接続の提供が可能になる実証実験を準備してきた。今回の実験は、10月7日~15日まで、ムンバイから北に50km離れた郊外Palghar(パラー)の集落において、NICTが開発したホワイトスペース用LTEシステムを利用して実施。ネット接続用の有線ネットワークは集落中心部の電波塔にのみ敷設されており、この電波塔にLTEシステムの基地局とそのアンテナを設置して、集落内の民家からホワイトスペースを利用してこの基地局を介してネットに接続した。今回の実験で、電波塔から半径約5kmの範囲の集落において、1チャネルあるいは2チャネルを同時に使って、下り最大8.2Mbpsと16.5Mbpsを計測した。また、民家においてルーターを介してWi-Fiに切り替えて、市販のPCやスマートフォン、テレビからネットに接続して、Web検索や教育ビデオが視聴可能になったほか、Palgharの集落だけでなく、大都市ムンバイ市内においても、車による時速60kmでの移動通信に併せて成功している。インド国内で、通信効率が良いLTEシステムを用いてホワイトスペース通信の実証を行ったケースは初だという。世界には有線ネットワークの敷設費用などの理由から通信インフラが整備されない地域が多い中で、テレビ帯のホワイトスペースは、地形や障害物に対する電波の伝わり方の特性などから障害物等の影響を受けにくく、都市郊外の広域通信にも適しているため、デジタルディバイド(情報格差)問題の解消に向けての利用が期待されている。
2015年11月25日日立製作所は10月27日、パワーエレクトロニクス製品の事業拡大に向け、インド共和国の子会社「Hitachi Hi-Rel Power Electronics(日立ハイレル)」の創業家および従業員の保有するすべての株式を取得し、完全子会社とすると発表した。日立ハイレルは2011年10月にインドにおけるパワーエレクトロニクス製品の事業強化およびグローバル展開に向けた事業拠点の構築を目的にHi-Rel Electronicsを子会社化することで設立され、Hi-Relがそれまで製造・販売してきた産業用無停電電源装置(UPS)などの電機製品に、産業用高圧インバータ、大規模太陽光発電設備用変換装置(PCS)、大容量UPSなどの製品を拡充してきた。今回の完全子会社化を機に同社では、今後、日立と日立ハイレルがより緊密な一体運営を行い、グループの持つ顧客基盤や販売・サービスネットワークを日立ハイレルで最大限に活用するとともに、日立ハイレルの研究開発・設計・製造体制の強化による製品競争力の向上や応用分野の拡大を図ることで、さらなる事業強化を目指すと説明している。
2015年10月27日スズキのインド子会社マルチ・スズキは26日、新型小型車「バレーノ(Baleno)」をインド国内向けに販売開始するとともに、世界各国へ輸出するとを発表した。バレーノは、スズキが2015年9月のドイツ・フランクフルトモーターショーに出品した、ダイナミックでエレガントなスタイリング、最適なパッケージング、高いパフォーマンスを調和させた新しい小型車。インド国内向けモデルには、1.2Lガソリンエンジンと1.3Lディーゼルエンジンを搭載している。マルチ・スズキでは、同車をプレミアムハッチバック車として、プレミアム車の新販売網「NEXA」にて26日より販売を開始した。「NEXA」で取り扱うプレミアム車としては新型クロスオーバー「S-CROSS(エスクロス)」に次いで2車種目となり、バレーノの投入によりインド市場でのさらなる拡販を図っていく。なお、2015年4月から9月の上半期におけるマルチ・スズキのインド市場における卸販売台数は628,963台(前年比113%、乗用車市場のシェアは47.3%)となった。スズキは、このバレーノをグローバルカーとしてマルチ・スズキのマネサール工場で生産し、欧州をはじめとする世界各国へ順次輸出していく計画。
2015年10月27日深夜2時。僕は、中国人のジャックと、インディラ・ガンディ国際空港で送迎車が来るのを待っていた。日本からインドに行こうと思うと、深夜着の便しかない。インドで一番やっかいなのがこの深夜着問題。交通手段がタクシーしかないので、乗らざるを得ないのだが、目的の宿に連れて行ってもらえないのだ。必ずツーリストオフィスに連れて行かれて、高額のツアーを申し込まないといつまでも宿には辿りつけない。仕方なくバックパッカーは、朝まで空港で過ごす。インドは女性のひとり旅が圧倒的に多い。彼女たちが空港で朝を待つ光景を眺めながら、僕はタバコを吸い、不思議な気持ちで送迎車を待つ。ホントは僕もあっち側だったのだ。ひとり旅のほうが出会いがある僕は7年前、休暇を利用してひとりでインド旅行に出かけた。成田発、北京経由、ニューデリー行き。北京での乗り継ぎでひとりの中国人青年と出会った。僕が読んでいた小説を不思議そうに眺めながら、それは誰だい?と話しかけてきたのだ(ちなみに読んでいたのは舞城王太郎のディスコ探偵水曜日)。向こうは英語ペラペラで、僕は英語が苦手。彼の話を必死に聞き取り、質問を投げた。彼はジャックと名乗った。中国の天津生まれで天津大学を卒業したあと、中国のIT企業としては最大手になる華為(ファーウェイ)という会社に就職した技術者で、年齢は26歳。メガネをかけていて、細身の体。見た目は日本人とあまり変わらない。インドにある支社で3ヶ月間開発を行うためにムンバイに行く予定だが、その前にデリーで打ち合わせがあるためにこの飛行機に乗ったということだった。年齢も比較的近かったので(このとき僕は29歳だ!)なんとなく波長があった。とりとめのない話を続けていると「今日のホテルはどこなんだ?」と彼が聞いて来た。僕は、ホテルは決めてない。デリーの街に出てから適当に探すと答えると、凄くびっくりしたようだった。「それは危ないよ。よかったら、僕の社宅の部屋にひとつ空きがある。そこに泊まればいい」と彼は言った。僕は渡りに船と快諾し、深夜の空港につくと、路上で寝ているインド人をかき分け、送迎車が来る場所まで向かった。車はどんどん郊外へ走る。もやっとした熱気で街の灯がぼやけて見える。高速道路の標識には「グルガオン」の文字。そうか、僕はグルガオンに向かっているのか。インドの別の顔として知られIT系の企業が密集し、巨大スーパー、タワーマンションと、イメージのインドとはかけ離れた近代的な、まるで箱庭のような街。着くと巨大なマンションに入り、疲れていたのかすぐに寝た。郷に入っては郷に従え朝起きるとなんだか騒がしい。リビングに向かうと中国人が10人くらいいた。少しびっくりした。一人暮らしではなかったのだ。一部屋を借りて、そこでみんなで暮らしているとジャックは言った。ごはんはもちろん自炊。まるでタコ部屋じゃないか。最大手企業でも、現実はこのようなものなのか。ジャックは図らずも、僕に、インドと中国、ふたつの国の矛盾を見せてくれた。ジャックはそのことについてどう考えているんだろう。悲しいかな、僕の語学力ではどうにもならなかった。この、一見幸せで優雅な街に、どのような無数の物語があるのだろう。そんなことを考えながら、僕はいよいよ、本物のインドに出会うべく、ニューデリー駅に向かった。まずは朝食。近くのメインストリート、パハールガンジを歩いていると、日本人の女の子に話しかけられた。ひとりでバックパッカー的な旅をしているそうだった。朝食を一緒に食べることになった。しかし、カレーしかない。仕方なく、カレーを食べることにした。カレーと言っても日本のいわゆるカレーではない。ルーはサラサラしているし、ごはんではなくナンだし、日本のインド料理屋のインドカレーのほうが正直旨い。しかも、ハエが飛び交い、衛生的には最悪の店。郷に入っては郷に従えのふたりは、手で食べ、出てきた生水を飲んだ(これによって僕は腸チフスに感染し、日本で1ヶ月入院することになる、彼女は大丈夫だった)。ひとり旅に出て思うことは、圧倒的な女性の強さだ。騙されたら男はすぐ泣き寝入りするけど、女性は粘る。途中から合流した大学生の男子は、騙されて高額ツアーを買わされていたのだが、彼女が事務所に乗り込んで抗議し、解約することができた。おひとりさまというのはバイタリティが必要だ。誰に頼ることもできない。何も知らない海外、ましてやインドで。非日常で自分を捨てることができるからだろうか。男性は内弁慶でなかなかそれができない。そんな彼女たちは、間違いなくカッコいい存在といえる。このあと、僕は昼の電車でバラナシに向かうことにしていた。ガンジス河で有名な街だ。切符を買い、ホームで電車を待つが、時間が来てもまったく来る気配がない。それを見越して、弁当売りがホームを回り始める。乗せられて僕は一つ買ってしまった。サフランライスにちょっとしたカレー(またカレーだ)。ここはインドなんだ。電車が来ないのは当たり前。日本の価値観に縛られすぎては、インドに来た意味がない。1時間経過。来ない。2時間経過。全然来ない。3時間経過。やっと来た!電車に乗ると、隣の席のインド人がラジカセを持込大音量で音楽をかけて踊っていた。それを見て、僕はちょっとだけノッてみた。ゆっくりからだをゆらした。なかなか気持ちよかった。だってここはインドなのだ。絶対的価値観などこの世の中にはないのだ。Text/神田桂一
2015年10月23日煉瓦造りの街並みが下町情緒漂う「マレーシア・ブリックフィールズ」。KLセントラルの一等地にありながら、インドポップスが流れる南インド料理の名店や、雑貨店、インドの食材を取り扱うスーパーなどが溢れるここは正に「リトル・インディア」。歴史的寺院や観光スポットを巡るガイドツアーにも参加したい。災害に強い煉瓦造りの街写真提供:マレーシア政府観光局煉瓦造りの街並みが雰囲気のあるBrick Fields(ブリックフィールズ)は、かつて1881年にクアラルンプールで起きた大洪水と火災の後に復興を遂げた地区。災害後の建物には、水や火にも強い煉瓦が採用された。このエリアは、植民地時代に鉄道のメインステーションとして開発され、後にこの駅はKLセントラルステーションとなる。昔からのインド系の人々の街だったわけではなく、2009年にかつて他の場所にあったリトル・インディアがこの地に移り、現在はインド人文化の中心地となり、多くの観光客でも賑わいを見せている。インドの珍しい物品が手に入る写真提供:マレーシア政府観光局ブリックフィールズには、インドからの珍しい品々が集結。インドポップスが流れる店先には、サリーなどの服飾品や、カラフルな生地、雑貨等が所狭しと並ぶ。インドからの輸入品を扱うスーパーでは、本場インドのスパイスなども手に入り、お土産にも◎。クラン川近くのJalan Berhala(ジャラン・ベルハラ)のTFAビルには南インド料理の名店が。散策の途中でお腹を満たしたい。ガイドツアーに参加しようブリックフィールズには、観光名所も多数。1904年建立の修道院「Vivekananda Ashram(ヴィヴェーカーナンダ・アシュラム)」では、ヨガや講和、お祈りが行われる。スリランカン・ヒンズー寺院や、スリカンダスワミ寺院などの寺院も見どころ。毎週第一、第三土曜日には、英語でのガイド付きツアー「ブリックフィールズ・ウォーキングツアー」が開催。参加には、朝9:30にYMCAに集合しよう。Malaysia Brick Fields(マレーシア・ブリックフィールズ)・アクセス方法:KLセントラル駅から徒歩約7分(「Little India」の標識に従って向かおう)※タクシーの場合、ドライバーに「リトルインディア」と言うと旧リトルインディアへ向かってしまうことも。「ブリックフィールズ」と告げよう。
2015年10月21日吉祥寺のジュエリーアトリエショップ「福永宝飾店」は、日本におけるインド細密画の第一人者インサーフ・アリ氏の展示販売会「インサーフ・アリのインド細密画展」を開催する。会期は10月30日(金)~11月9日(※会期中は無休)。営業時間は11:00~19:00(※最終日は16時まで)。入場無料。インサーフ・アリ氏は、幼少よりインド細密画を修行し、現在は日本で宝石商のかたわら絵筆を握っている画家。インド細密画の絵の具の原料にはルビーやサファイアなどの鉱物の粉末が使用されており、その色彩の豊かさや鮮やかさなどは、まさに「描かれた宝石」と呼ばれるにふさわしいものとなっているとのこと。なお、インド細密画は15世紀から19世紀を最盛期として、インド各地で描かれた絵画。リスの尻尾から作る極細の絵筆を使って、小さなものは数センチ四方、大きくてもA4サイズ程度のキャンバスに緻密に描かれ、キャンバスも紙だけにとどまらず、象牙(現在では入手不可)や大理石、革なども用いられる。ヒンドゥー文化圏で描かれた「ラージプト絵画」や、イスラム文化圏で描かれた「ムガール絵画」など、文化や描かれた土地によって画法やモチーフなどが異なる。インサーフ氏は「ムガール絵画」の流れを汲む作風で、主に花鳥風月、宮廷の生活、神話のワンシーンなどを描くことが多いということだ。
2015年10月13日写真提供:タイ国政府観光庁タイでは珍しくインドの寺院をモデルに建てられたという「ワット・ジェット・ヨード」。“ジェット・ヨード”とは“7つの塔”という意味で、四角い基壇となる建物の上に、中央の高い仏塔を6つの低い仏塔が取り囲むような形になっているのが特徴的。周囲の壁に彫られた天上の神々の浮き彫りが有名で、これらもインドの仏美術の影響を受けたものだ。正式名称を「ワット・ポタラムマハヴィハーン」といい、緑豊かな境内には大きな菩薩の木が植えられていることから、地元では「ワット・ポータラーム」(菩薩の寺)とも呼ばれている。1456年、ランナー王朝第11代王のティロカラート(1442~1460年)が仏教の聖地とされているインド・ブッダガヤの「マハーボディ寺院(大苔提寺)」を参考につくらせたという伝え。完成後、ティロカラート王はインドそしてスリランカに次ぐ第8度の三経編纂会を執り行い、仏教の伝承に務めようとした。大きな仏塔には、王の遺骨が納められている。チェンマイ市内からソンテウ(ミニバス)で約20分。ワット・ジェット・ヨード(Wat Ched Yod)・住所:Chiang Mai-Lampang Super Highway, Chiang Mai・利用時間:8:00~17:00・拝観料:無料
2015年10月02日三菱東京UFJ銀行とみずほ銀行はこのたび、10日付でインド共和国(以下インド)タミル・ナドゥ州政府の投資促進機関である産業誘致・輸出促進局(Guidance Bureau)との間で投資促進に関する業務協力の覚書に調印したと発表した。○タミル・ナドゥ州は諸外国の産業界から注目されている地域タミル・ナドゥ州(州都チェンナイ)は、南インドに位置し、チェンナイ港、エンノール港等の大型港湾を有し、自動車・自動車部品をはじめ電子部品、IT、機械等各種産業が発達している。インドの中でも経済成長著しい地域の一つであり、充実した産業インフラ、豊富な労働力、東南アジアに近接する地理的な魅力に加え、積極的な外資誘致により、日本のみならず諸外国の産業界から注目されている地域だという。今後、工業団地開発や港湾・道路の整備拡張など、さらなるインフラ整備・開発が見込まれている、インドで最も経済成長の著しい地域の一つとしている。三菱東京UFJ 銀行は、1953年にインドに進出して以来、インドで活動する顧客に対して、各種金融サービスの提供に努めてきたという。このたびの業務提携の締結により、同州におけるビジネス環境や有望プロジェクトなどの情報提供を更に強化し、同州で事業展開を検討する顧客へのサポートをより一層充実させていくとしている。〈みずほ〉は2010年2月にGuidanceBureauとの間で日系企業進出支援に関する業務協力覚書を締結してきたが、このたびの覚書の締結を通じて、これまで以上に日系企業のタミル・ナドゥ州への投資促進を積極的に推進していくという。具体的には、(1)マネジメント間での定期的な直接意見交換の実施、(2)Webなどの情報提供ツールを活用した情報発信機能の拡充、(3)勉強会やセミナーの開催、といった取り組みをさらに強化していくという。〈みずほ〉は、同覚書締結により、インドならびにタミル・ナドゥ州の経済発展に貢献するとともに、同地への新規進出や事業拡大を検討する顧客の事業展開を従来以上にサポートしていくとしている。
2015年09月14日