ロバート・ダウニー・Jr.がHBOとA24が製作するドラマシリーズ「The Sympathizer」(原題)に出演する、と米Deadlineなどが報じた。監督は『お嬢さん』『イノセント・ガーデン』『オールド・ボーイ』などで知られるパク・チャヌクが手がける。「The Sympathizer」は2016年に出版され、ピューリッツァー賞を受賞した同名小説が原作。ベトナム戦争末期を舞台に、フランスとベトナムの血を引く共産主義のスパイを描くスパイスリラーとなる模様。パク・チャヌク監督がショーランナーの1人として参加し、シリーズの監督も務める。ロバートは主人公と敵対する重要な役柄で参加、妻スーザン・ダウニーと共に“チームダウニー”として製作にも加わる。“チームダウニー”とHBOは「ペリー・メイスン」でもタッグを組んでいるが、同作主演のマシュー・リスが本年度エミー賞にノミネートされるなど高い評価を受けている。ロバートはDeadlineに「パク監督が指揮を執る中、スーザン、私、チームダウニーにとってクリエイティブな製作過程となり、この複雑な脇役を演じる私自身にとっても刺激的なプロセスになると期待しています」と語り、「まさに私が渇望してきたタイプの挑戦であり、視聴者にも特別な視聴体験を提供できると信じています」とコメント。『アベンジャーズ/エンドゲーム』でアイアンマンを演じ終えた後(※『ドクター・ドリトル』は『エンドゲーム』前に撮影済み)、初めて出演する作品と役柄に注目が集まっている。(text:Reiko Uehara)
2021年07月16日ロバート・ダウニー・Jr.が、テレビドラマ『The Sympathizer』に出演することになった。プロデューサーも兼任する。ピューリッツァー賞を受賞した小説の映像化で、監督はパク・チャヌク。製作はA24。HBOが配信/放映する。物語はベトナム戦争後半を舞台にしたスリラー。主人公はフランス人とベトナム人のハーフの、共産党スパイ。主役を含む大多数がベトナム系だ。キャスティングは現在、世界規模で行われているという。ダウニー・Jr.の最近作は昨年の『ドクター・ドリトル』。次回出演作はジェイミー・フォックスが監督と主演を兼任するコメディ映画【All-Star Weekend』。文=猿渡由紀
2021年07月16日ロバート・ダウニー・Jr.が、父ロバート・ダウニー・Sr.が亡くなったことをインスタグラムで公表した。「昨夜、何年もパーキンソン病の症状に耐えてきた父が、就寝中に安らかに息を引き取りました」と若い頃の父ロバートの写真を添えて報告。「彼は実に型破りな映画製作者で、いつだって驚くほど楽観的な人でした」と振り返った。父ロバートは、生涯で3度結婚している。初めての結婚は女優エルシー・フォードとで、息子のロバートはエルシーとの間に生まれた。2度目は女優・脚本家のローラ・アーンストと。ローラの病死により、結婚生活は3年で終わりを迎えた。そして3度目は作家のローズマリー・ロジャーズとで添い遂げた。息子のロバートは「継母の計算によれば、彼らは2000年ちょっとの間、幸せな結婚生活を送ったそうです。ローズマリー・ロジャーズ=ダウニー、あなたは聖人です。私の思いと祈りを捧げます」と投稿文を締めくくった。ジェレミー・レナー、グウィネス・パルトロウら俳優仲間やファンがお悔やみを伝えている。父ロバートは俳優、監督、脚本家、撮影技師、プロデューサーとしてハリウッドで活躍。映画俳優としては2011年の『ペントハウス』が最後の出演作となった。(Hiromi Kaku)
2021年07月08日米アカデミーが、今年新たな会員として招待する人々のリストを発表した。俳優には、ロバート・パティンソン、ヘンリー・ゴールディング、ジョナサン・メジャース、ヴァネッサ・カービーなど、監督にはキャシー・ヤン、シャカ・キング、フロリアン・ゼレール、エメラルド・フェネルなどが含まれる。「ミナリ」からはリー・アイザック・チョン、スティーブン・ユァン、ハン・イェリ、ユン・ヨジュンが全員招待を受けた。会員の多様化を図るべく、2016年以後、大量の新会員を招待してきたが(昨年は819人)、今年は325人。2020 年までに女性とマイノリティの会員数を2倍にするという目標を見事達成した今、ややペースを落とした形。持続的な成長と会員をきちんと支援するため、今年は招待数を昨年の半分以下にすることは、5月に発表されていた。来年のアカデミー賞は3月27日。文=猿渡由紀
2021年07月02日2021年5月28日付にて、YouTubeチャンネル『馬場ごはん〈ロバート〉Baba’s Kitchen』では、ロバートの馬場さんが料理を実演している動画を配信中です。最近は、お笑い芸人というよりは、料理を作っている印象の強い馬場さんですが、今回のテーマは…。庶民の味方『もやし』を使った、酒好きの人必見の『無限もやし』3品です。『もやし』は、安くてすぐに手に入る食材なので、チャレンジしてみたくなるかも…。調理時間は、1品およそ5分程度で、難易度も初心者向けのようですよ。早速、動画をご覧ください。1品目が『中華風もやし』、2品目が『生姜ピリ辛もやし』、3品目が『カレー風味もやし』でしたが、調味料の『昆布茶』さえあれば簡単に再現できそうです。昨今では、100円ショップで、スティックタイプの『昆布茶』をゲットできますし…。動画では、『もやし』は50℃のお湯で洗うと臭みが抜ける、クタっとした方がよければ熱湯でゆでるなどの調理ポイントや、袋ごと洗えばザルを使わなくてすむという手抜きポイントも紹介していました。3品とも簡単ながら、それぞれに個性が…。中華風で昆布茶、生姜味で黒コショウ、カレー風味でポン酢などの隠し味は、参考にしたいですね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年06月30日お笑いトリオ・ロバートの秋山竜次が8日、都内で行われたNetflixオリジナルシリーズ『クリエイターズ・ファイル GOLD』世界配信記念イベントに、女優の安達祐実とともに出席。同作で演じている天才子役・上杉みちとして登場し、爆笑トークを展開した。秋山がさまざまなクリエイターに扮する「秋山竜次のクリエイターズ・ファイル」が、Netflixオリジナルシリーズ『クリエイターズ・ファイル GOLD』となって全世界に向けて配信中。横浜流星、永野芽郁、冨永愛、オダギリジョーら豪華ゲストが話題を呼んでいる。劇団えんきんほう所属の天才子役・上杉みち役の秋山と、みちのライバル子役・宝塚きりなを演じた安達。秋山はイベントもみちに扮して登場し、序盤は遠近法で小さく見せるために後方でトークを繰り広げた。世界配信された心境を聞かれると、秋山はみちとして「え~うれしい。世界の人が見るの?」と喜びつつ、「これどう思うんだろう? だってどう伝えるんだよ遠近法。そのニュアンス伝わるのかな? そこ伝わらなったらほぼ無理だよ、30分!」と不安も吐露。安達が「どうやって翻訳するんだろうね」と言うと、「説明ちゃんとしてくれてるのかな? 僕が遠近法じゃなきゃ仕事ができない特殊な俳優ってことを。それを取っ払うと僕は普通に42歳の腰痛持ちのおっさんなんだよ。僕、今、実は低周波流してるんだ、痛くて。ヘルニアが発症し出しているんだ。それくらいしてでも僕は子供になりたいんだ。大変なんだよ」と打ち明け、笑いを誘った。安達は「体張ってるんだね、みちくんも」と寄り添い、「こっち向いたら普通のおじさんがいるからびっくりした!」と思わずツッコむ場面も。また、「みちくんと一緒に世界にはばたくことができてとっても幸せに思っています」と話した。
2021年06月08日ロバート・デ・ニーロ主演『嘘の天才~史上最大の金融詐欺~ウィザード・オブ・ライズ』、ヒュー・ジャックマン主演『バッド・エデュケーション』などのHBO映画が、動画配信サービス「U-NEXT」にて順次、見放題で独占配信決定。今回、『嘘の天才』の予告編も到着した。『嘘の天才~史上最大の金融詐欺~ウィザード・オブ・ライズ』デ・ニーロが史上最大の巨額詐欺事件を起こした実在の人物バーナード・マドフに扮し、エミー賞4部門にノミネートされた『嘘の天才~史上最大の金融詐欺~ウィザード・オブ・ライズ』は本日5月31日(月)より配信開始。『アントマン』シリーズのミシェル・ファイファーが共演。監督は『レインマン』のバリー・レヴィンソン。2008年、ウォール街の証券投資会社会長バーニー・マドフは、米国史上最大の金融詐欺を働いたとして逮捕され、世界中に衝撃が走る。その額、650億ドル以上。15年以上にわたるマドフの大胆な詐欺行為と劇的な失墜、そして突如世間の容赦ない批判を浴びることになる妻と2人の息子が辿る悲劇を描く。ローラ・ダーン主演『ジェニーの記憶』、マーク・ラファロ主演『ノーマル・ハート』など名作映画も続々配信『バッド・エデュケーション』6月15日(火)12時より配信予定エミー賞作品賞受賞作。同・主演男優賞にノミネートされたヒュー・ジャックマンが、表向きは良き教育者でありながら、米国史上最高額と言われる総額1120万ドル以上の横領を行う裏の顔を持つ実在の人物を演じた。共演は『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』でオスカーを獲得したアリソン・ジャネイ。ニューヨーク州ロングアイランド。学区を全米第4位の好成績に導き、生徒や保護者から愛されるフランクには、裏の顔があった。それは、誰も予想だにしなかった米国史上最高額といわれる総額1120万ドル以上の着服。2002年に学生新聞によって発覚した、全米を揺るがす巨額横領事件を描く。『ジェニーの記憶』6月15日(火)12時予定エミー賞2部門ノミネートの本作は、ローラ・ダーン(『マリッジ・ストーリー』)、エリザベス・デビッキ(『TENET テネット』)、コモン(『グローリー/明日への行進』)らが出演。ドキュメンタリー監督として活躍するジェニファーのもとに、13歳の頃に書いた日記を見つけた母親から電話がかかってきたことで、彼女の日常が崩壊する。日記に綴られた大人との“特別な”関係は、かつて乗馬コーチのミセスGとジムのカップルと過ごした美しい記憶と違っていた。なぜ彼女は自分の記憶を塗り替えてしまったのか?衝撃の真実をめぐる物語。『ノーマル・ハート』6月15日(火)12時予定「glee/グリー」「POSE/ポーズ」などのライアン・マーフィーが手掛け、エミー賞作品賞&メイクアップ賞受賞、14部門ノミネートを果たした傑作。80年代のエイズ問題、同性愛者の活動家が真実のために戦う姿を描いた。1981年、ニューヨーク。ジャーナリストのネッド(マーク・ラファロ)は、ゲイの間でかつてない伝染病が広まっている噂を耳にし、病院を訪れると、女性医師(ジュリア・ロバーツ)から不治の病であると聞かされる。この病気のことを世間に認知してもらうため、ネッドは仲間たちと共に団体を設立。ゲイに対して好意的な記者フェリックス(マット・ボマー)を紹介されたネッドは、やがて彼と恋に落ちるが…。『ある殺人者の告白』6月15日(火)12時予定退役軍人のピーター・スノーデンは、ある日、口論の末に同居する母親を殺害してしまう。しかし、彼は何事もなかったかのように日々を過ごす。一方で、密かに遺体を隠し、YouTubeに自分の心情を吐露しはじめる。やがて、不審に思った母親の知り合いが、電話を掛けてくるようになるのだが…。デヴィッド・オイェロウォが全編一人芝居で主人公の感情の起伏を演じ切った意欲作。『テンプル・グランディン ~自閉症とともに』6月15日(火)12時予定自閉症がまだ知られていなかった時代、様々な障壁に屈することなく、自分のユニークな才能を行動学のツールに変えた女性がいた。非虐待的な家畜施設の設計などで牧畜産業に革命をもたらし、その後、自閉症スペクトラム啓蒙の第一人者となったテンプル・グランディンの生涯を描く。エミー賞主演女優賞(クレア・デインズ)含む7部門を受賞。『戦場のおくりびと』6月15日(火)12時予定『ミスティック・リバー』『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』などで知られるケヴィン・ベーコン主演。2004年、マイケル・ストローブ中佐は、イラクで戦死した19歳の海兵隊員の遺体を自宅まで送り届ける任務に志願する。それは、彼の人生を左右する経験となった。チャンスという一人の戦死者を通して、兵士の遺体に向き合う軍隊、残された家族の悲しみを静かに見つめた。さらに、7月7日(水)配信予定作品には日本初上陸『PHIL SPECTOR』(原題)、さらに『死を処方する男 ジャック・ケヴォーキアンの真実』がラインアップされている。ロバート・デ・ニーロ主演『嘘の天才~史上最大の金融詐欺~ウィザード・オブ・ライズ』はU-NEXTにて見放題独占配信中。(text:cinemacafe.net)
2021年05月31日ロバート・パティンソンとウィレム・デフォーが初共演で、魂をぶつけ合う演技合戦を魅せる『ライトハウス』。この度、本予告編が解禁となった。1801年にイギリス・ウェールズで実際に起きた事件がベースになっている本作。人間の感情をいっそう際立たせることのできるモノクロームの映像や、サイレント映画からトーキーへの移行期に隆盛した正方形に近い画面サイズにこだわったことで“シネマティックな映像美”も実現している。解禁となった本予告編映像は、灯台守として絶海の孤島へと赴任することになった2人の男の姿を捉えるところから始まる。「なぜ木こりが灯台守になろうと?」「皆と同じです、カネを稼いでやり直す」「逃避か」。繰り広げられるのは、ベテランのトーマス(ウィレム・デフォー)の問いかけに、当たり障りのない答えを返す未経験の若者イーフレイム(ロバート・パティンソン)という、上司と新人のよくあるやりとりだった。しかし、そんな平穏な時間は束の間、閉ざされた島では男たちの“恐怖”と“狂気”が満ちていく。「なぜ秘密を喋ったんだ?」という意味深なトーマスの言葉を背景に、海の中で何かを見つけて慄くイーフレイム、耳障りな声で高笑いをするトーマス、そして常軌を逸した様子で酒を煽り、踊り狂う2人の姿も…。「この島に来てどれくらいだ?」「5週間か? 2日か?」「思い出せんのだよ」と、最後にトーマスは問いかける。まさに不穏と幻想の世界を予感させる本予告となっている。『ライトハウス』は7月9日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ライトハウス 2021年7月9日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2019 A24 Films LLC. All Rights Reserved.
2021年05月24日日本サッカー協会(JFA)グラスルーツ推進グループの松田薫二さんが、賛同パートナーを訪問し、現在の取り組みや今後の展望について話を聞くこの連載。今回は東京を拠点に、全国に活動を広げるストライカー育成プロジェクト『TRE2030』を主催する一般社団法人TREの代表、長谷川太郎さんです。長谷川さんは、かつてヴァンフォーレ甲府などで活躍し、2005年にはJ2日本人得点王を記録したストライカーでもあります。引退後、日本代表の試合を見て「ストライカーを育成しないと」と決意した長谷川太郎さんですが、ストライカー育成だけでなく、「社会課題への取り組み」として「朝TRE」という活動をするなど、多様な活動を行われています。その現状についてうかがいました。(取材・文:鈴木智之)ストライカー育成プロジェクト(写真提供:一般社団法人TRE)<<前回:元Jリーガー、カレン・ロバートさんが野球人気の地、木更津にサッカークラブを作ったワケ<グラスルーツ推進6つのテーマ>■ストライカーを育成しないと、と思ったきっかけ松田:ストライカーの育成を手掛けていると聞きました。始めて何年ほどになるのでしょうか?長谷川:2021年で7年目になります。2015年1月のアジアカップ、日本対UAEを見て、「このままではまずい。ストライカーを育成しなければ」と思ったのがきっかけです。松田:日本がPK戦でUAEに負けた試合でしたね。長谷川:はい。その頃から始めたので、指導した選手がプロになったといった成果はまだありませんが、ストライカーコーチとして関わっているブリオベッカ浦安のシュート決定率が上がっているので、手応えは感じています。松田:シュート精度の意識を高めることは、ストライカーに限らず重要なことですよね。長谷川:そう思います。シュートミスもパスミスも同じミスなのに、日本の現状を見ると、たとえ子どもであっても、周りの選手やコーチ、ときには保護者まで、シュートを外すと過剰に反応されてしまいますよね。その結果、シュートを打つことに対して消極的になってしまう選手もいるので、海外のように積極的にシュートを打つ文化を作っていきたいと思っています。松田:ストライカー育成の『TRE2030』には、どのような意味があるのですか?長谷川:「2030年のW杯得点王をみんなで育てよう」という意味を込めて、2015年に立ち上げました。「みんなで」というのがポイントで、私だけの力ではなく、その選手に関わる各カテゴリーの指導者や保護者、サポーターなど、みんなの力で実現できたらと思っています。■早寝早起き朝ごはん&サッカー。「朝TRE」が地域の課題を解決する可能性松田:グラスルーツ賛同パートナー制度では「社会課題の解決」というテーマで『朝TRE(アサトレ)』を実施されていますが、どのような内容なのでしょうか?長谷川:『朝TRE』は、朝の空いている時間帯の施設を利用して、サッカースクールを実施する活動です。さらに「3つの朝のトレること」として、早起きするために睡眠をしっかりトレる、朝ごはんを食べて栄養をしっかりトレる。そしてサッカーを通じて親子のコミュニケーションがトレる。この3つの「トレる」を目指しています。朝TREの活動では親子サッカーなどを行っている(写真提供:一般社団法人TRE)松田:最近の子ども達は寝る時間が遅くなっているという話も聞くので、良い取り組みですね。長谷川:朝、余裕を持って起きて、しっかりと朝食をとることは、成長のためにとても大切なことだと思います。早く寝ると、眠くなる時間も早いので、夜の活動が減ります。中学生になったときに夜ふかしをしない、非行に走らなくなるといった側面も期待できます。僕が生まれ育った足立区の課題を、サッカーを通じて解決できるのではないかと考えた中、多くの方々のご理解・ご協力頂き、スタートすることができました。松田:朝に活動すると、その後の時間を有効に使うことができますよね。大学サッカーは、授業との兼ね合いで、朝の時間帯に練習するチームも増えてきていると聞いています。長谷川:指導者としても、朝に活動をすることで指導の機会も増えますし、日中はサッカー以外の仕事をすることもできます。夕方の指導だけでは生活が厳しくても、朝と夕方、あるいは朝は指導をして、日中は別の仕事をするパターンもできます。■サッカーしかしてこなかったから、引退して他の仕事で役に立てず自尊心が......松田:どうして、その考えに行き着いたのですか?長谷川:現役引退後に、様々なアルバイトをしたことが大きかったと思います。それまでサッカーしかしてこなかったので、仕事もできず、人の役に立てていないことを痛感して、自尊心が失われていきました。そんな日々の中で、「人の役に立ちたい」という気持ちが沸き上がってきたんです。様々な職種を経験する中で、「やっぱり、自分が人の役に立てることはサッカーだ」と思ったので、サッカーを通じて何かできるのではないかと考えたのがきっかけです。松田:サッカー選手時代は、プレーすることで自然と周りを元気づけたり、勇気を与えることができたりしていたわけですよね。でもサッカーがなくなって、「自分に価値がないのではないか」と思ったのですね。長谷川:現役を引退した選手は、みんなこの気持ちを味わっているんだと思ったときに、通常のコーチ業だけで食べていけなくても、『朝TRE』のような形でサッカーを教えることで自分も救われて、子どもたちに夢を与えられる。自己肯定感につながると思ったんです。松田:自分たちの好きなサッカーを通じて、何らかの価値を社会に還元することで、新たな繋がりが生まれ、その結果、地域の支援を受けられることもあると思います。なによりも、自己肯定感が高まることで、新たなことにチャレンジする気持ちも湧いてきますよね。長谷川:その視点はすごく大切だと思っています。『朝TRE』が地域に認められるまでに5年かかりました。でも諦めなかったのは、引退してサッカーから離れた1年間があったからだと思います。サッカーを通じて、人に必要とされることのありがたみを感じていたからです。■現役とセカンドキャリアの間の「1.5キャリア」松田:長谷川さんは様々なチャレンジをされていますが、ストライカー育成や『朝TRE』以外に力を入れていることはありますか?長谷川:引退した選手が、現役に区切りをつけるための活動ができればと思っています。幸運なことに、僕は引退試合をしていただけましたが、ほとんどの選手にそのチャンスはなく、契約満了で引退となると、サポーターにあいさつを直接する場面もありません。結果として気持ちの半分、片足がサッカーに残っている場合があります。それに、引退試合をすることで、昔スタジアムで応援してくれていた人たちが戻ってきてくれるんですよね。松田:なるほど。長谷川:引退試合が「またスタジアムに試合を観に行こう」というきっかけになってくれます。それはチームやスポンサーにも良い影響があると思うので「サポーツマン」(※スポーツマンとサポートの造語)という名前で、レジェンドマッチをやれたらと思っています。その試合に出た選手に、『朝TRE』のコーチとして来てもらうのもいいですし。松田:素晴らしい取り組みですね。長谷川:『朝TRE』やサポーツマン活動を、現役とセカンドキャリアの間の「1.5キャリア」として確立できたらと思っています。松田:現役を引退して、一歩踏み出すためのお手伝いですよね。サッカーを通じてそれができると社会へのハードルは下がりますし、社会とつながっている感覚も得られと思います。将来的には、引退した選手が『朝TRE』のようなものを、自分の地元でやってくれるようになるといいですよね。長谷川:そうなんです。夕方のサッカースクールは競合がたくさんありますが、朝に活動しているところはほとんどないので、スタートとしてはやりやすいと思います。午前中から、サッカー以外の仕事もできるので、良いことずくめだと思います。
2021年05月14日『ジョーカー』『アイリッシュマン』と、2019年に出演した2作品がアカデミー賞の作品賞にノミネート。いぶし銀の存在感を見せつけたロバート・デ・ニーロ。主演最新作は、2作品とはガラッと雰囲気が異なる、ファミリー向けのコメディ。昨年、アメリカで公開された際、あの『TENET テネット』のV6を阻止して興収ランキングの1位を獲得し、大きな話題を呼んだ『グランパ・ウォーズおじいちゃんと僕の宣戦布告』です。デ・ニーロ爺vs部屋を奪われた孫、プライドをかけた壮絶なバトルを描く。デ・ニーロ演じるエドは、妻に先立たれた頑固なおじいちゃん。ある日、スーパーのセルフレジにブチ切れて警備員と乱闘騒ぎを起こしたことがきっかけで、娘夫婦の家に居候することに。コウモリやネズミが棲む屋根裏部屋に追いやられた孫のピーターは、エドに宣戦布告。ふたりは部屋をめぐって熾烈なバトルを開始します。ひげそりクリームを泡状シール剤にすり替えられて烈火のごとく激怒したり、ベッドに放たれた蛇にビビりまくったりと、デ・ニーロの顔芸がこれでもかと冴えわたる!脇役も彼に負けてはいません。エドの娘サリー役は、『恋に落ちたら…』でデ・ニーロの恋の相手を艶っぽく演じ、実生活でも交際のウワサがあったユマ・サーマン。そんな彼女がバトルの巻き添えとなり、ピーターが辛ソースを仕込んだコーヒーを間違って飲んで豪快に噴き出したり、エドが誤操作したドローンに攻撃されて派手にすっころんだりする姿に衝撃。振り切ったコメディエンヌぶりは必見です。エドの親友役は、デ・ニーロと『ディア・ハンター』以来の共演となる、クリストファー・ウォーケン。ウォーケンはエドのバトルをサポートする悪友の役どころ。屋内トランポリンパークを舞台にしたドッジボール対決にも嬉々として参戦。体を張った演技で笑わせます。面白いだけでなく、ハートウォーミングなところもしっかり。いたずらがエスカレートしていくピーターに対し、「戦争はゲームじゃないんだ。たとえ勝ったとしてもみんなが傷つく」と諭すエド。ピーターがエドとのバトルを通して、お互いを深く理解していくところに思わず涙がこぼれます。ラストはハリウッドお約束のハッピー・エンディングとはひと味違う、技ありの結末。さらに、エンドロールでは、あのデ・ニーロがNGを出す、お宝シーンが!エンドロール前の退席は厳禁ですよ。『グランパ・ウォーズおじいちゃんと僕の宣戦布告』妻を亡くしたエドは、娘サリーの家族と同居を開始。孫のピーターは、エドに取られた部屋を奪還すべくバトルを仕掛ける。4月23日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開。©2020 Marro WWG LLC. All rights reserved.※『anan』2021年4月28日号より。文・田嶋真理(by anan編集部)
2021年04月27日大滝詠一「恋するカレン」のスペシャルミュージックビデオが公開された。このミュージックビデオは、ソニーが提案する、没入感のある立体的な音場を実現する音楽体験「360 Reality Audio(サンロクマル・リアリティオーディオ)」が擬似体験できる映像作品。「恋するカレン」が収録されたアルバム『A LONG VACATION』は、世界初のCDとして最初に製品化された作品で、今回も国内最初の360 Reality Audio対応コンテンツのひとつに選出されている。本作の発売40周年を記念して3月21日にリリースされた『A LONG VACATION 40th Anniversary Edition』は、4月4日付オリコンデイリー・アルバムランキングで1位を獲得するなどロングセースを記録中。また、大滝詠一は自身のレーベル「ナイアガラ」から発表した本人名義の楽曲全177曲を、3月21日より各音楽サブスクリプションサービスにて一挙解禁。直後から大きな話題となり、トッププレイリストチャートにおいて1位を獲得した。そんな大注目の最中、大滝詠一の360 Reality Audio 対応コンテンツは4月16日からストリーミングサービスで配信される。更に、大滝詠一と親交のあったミュージシャンや、大滝作品を愛してやまないアーティストたちによる「私の大滝詠一プレイリスト」第2弾が特設サイトと各サブスクリプションサービスで公開された。本日公開されたのは、片寄明人(GREAT3)、黒沢薫(ゴスペラーズ)、小西康陽、杉真理、豊崎愛生が選曲したプレイリストで、今後も複数回にわたって公開されていく予定だ。・360 Reality Audio 公式サイト・アーティストの360 Reality Audio コンテンツをお楽しみいただけるポータルサイト・360 Reality Audio Developer サイト・私の大滝詠一プレイリスト・大滝詠一名義楽曲サブスク解禁・[Official]大滝詠一「君は天然色」Music Video(40th Anniversary Version)・大滝詠一 『A LONG VACATION 40th Anniversary Edition』 特設サイト
2021年04月09日SHIRO初のリキッドアイライナー「カレンデュラアイライナーリキッド」撮影:byBirth2021年春、SHIROから初めてのリキッドアイライナーが、定番色となるブラック・ブラウン及び、自然の色から着想を得たSHIROらしい限定カラー4色の計6色で登場。限定のリフレクションカラーは、家から飛び出して出かけた渓谷の、キラキラ光る自然の色からインスピレーションを受けたカラー。素肌にすっとラインを引いただけで、目元に絶妙な抜け感とインパクトを与え、今っぽい表情になれるよう計算されています。自粛によって緊張した肩の力を抜いて、「カラーメイクをもっと心地よく、自由に楽しめる」。そんなアイライナーは、マスクの目元に自分らしさを纏うのにもぴったり。決まったやり方ではなく、時には順番なんか気にせずに、スキンケアで素肌を整えたら、その日の気分に合わせて自由にアイラインを引いてみて。カラーラインナップ定番2色・生産数量限定4色撮影:byBirth撮影:byBirth定番〔1D01〕ブラック:目もとの印象をくっきりと際立たせる漆黒のブラック定番〔1D02〕ブラウン:やさしい印象をもたらす深いブラウン限定〔1D03〕リフレクションカッパー:目もとを明るく見せる落ち着きのあるカッパー限定〔1D04〕リフレクションブルー:メイクをクールに引き締めるメタリックブルー限定〔1D05〕リフレクションミントグリーン:みずみずしい輝きを感じるスモーキーなメタリックグリーン限定〔1D06〕リフレクションシルバー:繊細な輝きを放つモードなメタリックシルバー「カレンデュラアイライナーリキッド」特徴撮影:byBirthリキッドタイプならではの、すっと溶け込むようななめらかな描き心地まつげの隙間を埋めるような繊細なラインから、目元の存在感を強調する太いラインまで、思いのままに描けます。湿気や皮脂に強いだけでなく、速乾性にすぐれ、こすってもにじみにくい処方つけている間、メイクしたての美しい仕上がりをキープします。にじみにくく、お湯でオフできる、目元にやさしい水溶性処方のアイライナー洗顔時に簡単にオフできるので、肌への負担がかかりません。「皮膚のガードマン」と呼ばれるカレンデュラ(保湿)を配合し、目元をケアしながらメイクができる提供:SHIROカレンデュラは、肌荒れを防ぐ効果が高く、スキンケア効果に優れています。SHIROは、その美しい花びらから美容効果の高いエキスを自社で抽出。乾燥しやすい目もとをやさしくいたわり、潤いを与えます。紹介製品概要2021年3月25日(木)より全国発売開始※3月11日10時より、オンラインストア限定で予約受付を開始。提供:SHIROSHIROカレンデュラアイライナーリキッド定番2色・生産数量限定4色各3,850円(税込)/〔エシカル割〕3,735円(税込)SHIROの【エシカル割】とは私たちが大切にするエシカルの視点から、パッケージレスの製品をご用意いたしました。製品を保護する目的の紙箱は、残念ながら、製品の使用時には捨てられてしまいます。地球環境やエシカルな社会のあり方、サスティナビリティへの配慮について考えた結果、パッケージレスで省略できる包装資材分を、製品通常価格から3%お値引きしてご提供いたします。
2021年03月16日ロバート・デ・ニーロが孫と「部屋とプライド」をかけた真剣勝負を繰り広げる最強のコメディ映画『グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告』。この度、予告編とポスタービジュアルが解禁となった。予告編では、デ・ニーロ演じるエドが、娘のサリー(ユマ・サーマン)の家に温かく迎え入れられるシーンから始まる。しかし、孫のピーター(オークス・フェグリー)が自分の部屋をエドに明け渡さなければいけないことを知ると一変。祖父と孫の壮絶な戦いの火蓋が切って落とされる――。2人の攻防は、エドが思い出に浸って聴いているレコードが吹き飛んだり、シェービングクリームをコーキング剤にすり替えられたりとピーターの手の込んだ悪戯はエドよりも一枚上手?だが、エドも反撃開始!机、椅子、ベッド、あらゆる家具のネジを外して応戦する。戦いがデッドヒートし、エドが孫を倒すために仲間を集るひと幕も。チーム戦によるドッジボール対決ではデ・ニーロと『ディア・ハンター』以来の共演となる名優クリストファー・ウォーケンまでも登場。シニアVSティーンの戦いはますます激しくなり…。デ・ニーロの体を張ったコメディシーンの連続に注目だ。併せて公開となるポスタービジュアルは、デ・ニーロと孫ピーター役のオークス・フェグリーの全面戦争を思わせるデザイン。背景には、ラジコンやドローンなどのイタズラに使われるアイテムが飛び交っている。『グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告』は4月23日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グランパ・ウォーズおじいちゃんと僕の宣戦布告 2021年4月23日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2020 Marro WWG LLC. All rights reserved.
2021年03月14日ロバート・デ・ニーロ主演作『THE WAR WITH GRANDPA』が、邦題を『グランパ・ウォーズおじいちゃんと僕の宣戦布告』として公開されることが決定。併せて、場面写真が解禁となった。■ストーリー妻を亡くしたエドは娘夫婦の元で暮らすことになり、孫ピーターの部屋を借りることに。最初は喜んでいたピーターも自分の部屋から屋根裏に追いやられることを知ると激怒し、エドに宣戦布告状を送りつける。ピーターの過激すぎるイタズラの数々にエドも報復を開始。家族と近所を巻き込んだ大騒動へと発展していく。果たして、勝つのはどっちか!?部屋とプライドをかけた抱腹絶倒の戦争がいま、始まる――!!■ロバート・デ・ニーロ、頑固で意地っ張りなおじいちゃん役に!2020年10月9日に全米で公開されると、メガヒット話題作『TENET テネット』を抑え初登場No.1の大ヒットを記録した本作。辛口批評サイトRotten Tomatoesでは観客スコア85%と高い評価を得ている。監督は『スポンジ・ボブ/スクエアパンツ ザ・ムービー』のティム・ヒル。主演は、『ゴッドファーザー PARTII』でアカデミー賞助演男優賞、『レイジング・ブル』でアカデミー賞主演男優賞を受賞した名優ロバート・デ・ニーロ。近年も『アイリッシュマン』や『ジョーカー』と言った話題作に出演する彼が、頑固で意地っ張りなおじいちゃんエドを体当たり演技で熱演する。対する生意気な孫のピーター役には、『ピートと秘密の友達』『ワンダーストラック』に出演するオークス・フェグリー。エドの娘サリー役を『パルプ・フィクション』『キル・ビル』シリーズのユマ・サーマンが務める。そして、サリーの夫アーサー役には『ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』などに出演するコメディアン、ロブ・リグル。さらに、エドの悪友ジェリー役を、デ・ニーロとは『ディア・ハンター』以来の共演となるアカデミー賞俳優クリストファー・ウォーケンが演じる。今回解禁された場面写真には、デ・ニーロ演じるエドとフェグリー演じるピーターの睨み合う姿が切り取られ、祖父と孫が繰り広げるバトルの行方に期待が高まる。『グランパ・ウォーズおじいちゃんと僕の宣戦布告』は4月23日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グランパ・ウォーズおじいちゃんと僕の宣戦布告 2021年4月23日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2020 Marro WWG LLC. All rights reserved.
2021年02月25日ロバート・デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、モーガン・フリーマンというハリウッドの3大レジェンドが、肩の力を抜いてドタバタ劇を愛らしく繰り広げる『The Comeback Trail』(原題)が、邦題『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』として6月4日(金)より公開されることが決定した。物語の舞台は、1970年代ハリウッド。他人を騙してナンボのハリウッドとはいえ、詐欺スレスレどころか絶対アウトなダメ男マックスに扮するのはロバート・デ・ニーロ。自殺願望を持ちながらも意外な大活躍を見せる元・西部劇スターのデュークにトミー・リー・ジョーンズ。そして極悪なギャングのボスで映画マニアのレジーにモーガン・フリーマン。世界の映画ファンに愛されてきた重鎮3人が、映画に魅せられた永遠の映画少年のごとくの輝きとともに、ドタバタ珍騒動を楽しそうに演じているのが大きな魅力のひとつだ。レジェンドの3人に加え、マックスの甥っ子でお人好しのビジネスパートナーに『終わりで始まりの4日間』のザック・ブラフ、マックスの弟子から宿敵となった若手プロデューサーに『イントゥ・ザ・ワイルド』のエミール・ハーシュが扮し、芸達者なコメディ演技でさらなる笑いを誘う。監督と脚本を務めたのは、デ・ニーロに王道エンタメの道を開いたアクションコメディ『ミッドナイト・ラン』の脚本で知られるジョージ・ギャロ。ギャロは18歳のときにたまたま『The Comeback Trail』という映画のラフカットを観る機会があり、そのアイディアに魅せられて長年に渡ってリメイクの可能性を模索していたという。同作は70~80年代に多くのB級映画を手掛けたハリー・ハーウィッツ監督が自主製作したもので、正式に劇場公開されたことがなく、観たのはわずかな業界人のみという幻のカルト映画として一部で話題になっていた。やがてギャロは偶然ハーウィッツの未亡人と知り合ってリメイク権を獲得。さらに旧知のデ・ニーロから「何か愉快な作品をやりたい」と言われたことで、ほぼ半世紀に渡る念願の企画を実現させることになった。そんな本作は、映画業界のオモテとウラを扱っているだけあり、名画や往年の名優たちにまつわるオマージュや小ネタも満載。映画を愛することがやめられない登場人物たちの会話に思わず笑みがこぼれるだろう。ビジュアルでは、見るからにうさん臭いプロデューサーの雰囲気を漂わせるマックス、タフな西部劇スターの貫禄たっぷりのデューク、ギャングらしい凄みを見せるレジーの3人を大きく捉えながら、劇中劇の主演俳優であるデュークが見舞われる絶体絶命のピンチの数々もちりばめられ、映画の撮影の行方も気になる愛らしいデザインとなっている。『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』は6月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:カムバック・トゥ・ハリウッド!! 2021年6月4日より全国にて公開© 2020 The Comeback Trail, LLC All rights Reserved
2021年02月25日ロバートの秋山竜次さんが、駅から市民プールまでテクテク歩き、ただただ泳ぎ、そのあと近所で食事をする。そんな30分番組『ニッポン遊泳紀行ロバート秋山の市民プール万歳』が今、超話題。半分ウトウトしながら、BGM代わりに見てください。「長くお世話になっていたメ~テレ(名古屋テレビ)さんのレギュラー番組が終わることになり、何かまたやりたいね、とスタッフと考えている中で、“あんまりテレビを意識しない、自由な感じの番組を作ろう”という話が出まして。しかも最初は、地上波じゃなくて配信で、ということだったので、なおさら自由にやれるだろうと。で、僕のファンキーな親父と2人で旅に出てそれを撮るとか、全国の焼き肉定食をただただ食べるとか、いろいろ考えたんですが、そういえば俺の唯一の趣味といえば、市民プールで泳ぐことだな、と思い出したんです。泳いで、飯食って、帰る。それだけなんですけど、めっちゃめちゃ楽しいんですよね。その趣味をそのままテレビにしちゃったのが、この番組です」素敵なホテルのプールでもなく、リゾートにあるプールでもない。秋山さんが愛するのは、地味な市民プール。いわゆる公共の施設。「これ、“番組のためにわざわざ市民プール行ってるんでしょ?”と思う人もいるかもしれないけど、全然そんなことなくて。昔から、なんか“公共のヤツ”が好きなんです。雰囲気が昔のまんまなんですよね、おしゃれでもない、混んでもいない、ただ普通に動いてる、あの感じ。なんかね、ゾワゾワしちゃうんです、楽しくて。安いから、とかでもないよ。たぶん俺、高くても行きますから(笑)。以前から仕事のときもバッグに海パンとキャップとゴーグルは必ず入れていて、地方に行ったときとか、出番の合間に2時間あれば、プール探して泳ぎに行ってましたからね。その僕の唯一の趣味に、ただカメラが付いてきてるって感じ。市民プールって、屋外か屋内か、いる人のキャラクターなど、場所ごとにすごく個性があって、その違いを楽しむのもいいんですよ」この番組、テロップや効果音、BGMの量が極端に少ない。というか、ほぼ皆無。畳み掛けるようなテレビのバラエティ番組やYouTubeの煽り系の動画に比べると、派手ではないのは事実。でもその淡々とした雰囲気が、逆に新鮮。「自分的にも、“ぜひ!!見てくださいッ!!”みたいな番組ではない(笑)。なんだろうな、日曜の午後、テレビでゴルフ中継が流れていて、半分寝てるんだけど半分起きてる…みたいな心地よさって、あるじゃないですか。そんなポジションの番組だと思ってます。何も考えなくていい、点いているのが気持ちいいプログラム。まあ、“泳いで、食って、なんもしてねぇじゃん、秋山”って思う人もいるかもしれませんが(笑)、作り込まないギリギリのラインがおもしろいのではないかと」とはいえ、anan的にぜひ見ていただきたいのが、秋山さんの泳ぐフォーム。あまりの美しさ&スムーズさに、本当にうっとりします。「3歳でスイミングスクールに入って以来、ずっと水泳は好き。僕が泳ぐ姿を見て読者の皆さんも市民プールに行…かないだろうな、絶対(笑)」『ニッポン遊泳紀行ロバート秋山の市民プール万歳』自称・市民プール愛好家のロバート秋山が、市民プールでただ泳ぎ、そのあとただ近所で食事をするだけ、というロードムービー。水泳中に流れるなんともいえないユルいBGMにもぜひ注目を。放送開始は2018年2月。現在地上波では、まさかのシーズン2が放送中。メ~テレ毎週水曜26:11~、MX毎週日曜16:30~。配信は、シーズン1、2ともにAmazon Prime Video、U-NEXT、RakutenTV、ビデオマーケットで配信中。あきやま・りゅうじ1978年生まれ、福岡県出身。お笑いトリオ「ロバート」メンバー。現在ドラマ『俺の家の話』(TBS系)でラッパー兼ラーメン屋を熱演中。大人気動画『クリエイターズ・ファイルGOLD』が、Netflixにて全世界に配信予定!!※『anan』2021年2月24日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)(by anan編集部)
2021年02月23日音楽ストリーミングサービス「スポティファイ(Spotify)」にて展開中の、人気お笑いトリオ「ロバート」によるオリジナル・ポッドキャスト番組「ロバートpresents聴くコント番組〜秋山第一ビルヂング〜」。12月14日より配信される第10回目の放送分のゲストとして、お笑いコンビ「チュートリアル」が登場。音声コントを披露する。スポティファイにとって国内初めてとなる本格的なコメディ分野のオリジナル・ポッドキャスト番組「ロバートpresents聴くコント番組~秋山第一ビルヂング~」「秋山第一ビルヂング」は、スポティファイにとって国内初となる“聴くコント番組”。10月12日のスタートから確実にお笑いファンの支持を集め、現在では、スポティファイのポッドキャストチャート1位を獲得。番組ホストであるロバートが毎回芸人たちをゲストに招き、ストーリー性のある構成を保ちながら番組内で次々にコントを披露している。記念すべき第10回となる12月14日配信回には、チュートリアルが出演し、音声コントをお届け。今回は、あるマッサージ店の店長(福田充徳)と独特な空気をまとった女性客(徳井義実)のコントを音声のみで展開。チュートリアルに加え、独り言が多すぎるサラリーマンに扮する佐久間一行も登場する。また、チュートリアルのコントを聴いたロバートの反応も必聴だ。秋山第一ビルヂング 第10回ストーリー東京のどこかの雑居ビル秋山第一ビルヂング。ビルのオーナー秋山は家賃収入で細々とやっている。年老いた秋山の唯一の楽しみは…盗聴。ビルにあるすべてのテナントに盗聴器を仕掛けているという。隣のビルのオーナー馬場と日々聞き耳をたてているとか…肌寒くなってきたある日、マッサージ店「チュートリアル」改め「こりとーる」にハワイに住んでいたというマダム風の女性が来店。独特の空気感をもつマダムに店長が翻弄される。。。さらにロビーでは、佐久間商事のサラリーマンが観葉植物にブツブツおしゃべりしていた。構成にザ・プラン9のお~い! 久馬を迎え、ロバートが贈る盗聴バラエティ。聞き耳を立ててお楽しみください。※コントはすべてフィクションです。【番組概要】「ロバートpresents聴くコント番組~秋山第一ビルヂング~」毎週月曜0時(日曜深夜) 更新URL:(Spotifyリンク先)>>「ロバートpresents聴くコント番組〜秋山第一ビルヂング〜」についての記事はこちらから
2020年12月14日日本サッカー協会(JFA)の松田薫二グラスルーツ推進グループ長が、賛同パートナーを訪問し、現在の取り組みや今後の展望について話を聞くこの連載。今回は千葉県木更津市に拠点を置く、房総ローヴァーズ木更津FCです。クラブの代表を務めるのは、ジュビロ磐田などで活躍した、カレン・ロバートさん。木更津に素晴らしいグラウンドを建設したカレンさんと松田部長の対談後編では「ローヴァーズドリームフィールド」(人工芝グラウンド)設立の経緯に迫っていきます。(取材・文鈴木智之)カレンさんが廃校を再利用してフルピッチのサッカーグラウンドを持つことになったきっかけとは<<前編:元Jリーガー、カレン・ロバートさんが野球人気の地、木更津にサッカークラブを作ったワケ<グラスルーツ推進6つのテーマ>■廃校を再利用してグラウンドを確保松田:「ローヴァーズドリームフィールド」を見せてもらいましたが、素晴らしい施設ですね。クラブカラーの赤が鮮やかで、目に飛び込んできます。カレン・ロバート(以下カレン):ドリームフィールドはミズノさんが作ってくれたのですが、チームカラーの赤を入れるところはこだわりました。ほかにもヨーロッパでよくある、立ち見席も設置しています。松田:この施設を作るきっかけは、イオンモール木更津にフットサルコートを作るところから始まったのですか?カレン:サッカークラブを運営する以上、フルピッチのサッカーグラウンドを所有することは、誰もが抱く夢だと思います。「フルピッチのコートがほしいけど、場所もないし、どうしようか」とクラブスタッフと話をしていたら、たまたま木更津市の行政の方と話をする機会があり、廃校になった中学校の再利用の話が出ていました。松田:廃校は放置しておくと、老朽化して危険ですし、治安の悪化につながります。まさにグラスルーツ推進賛同パートナーの「社会課題への取り組み」ですね。カレン:当時僕は海外でプレーしていたので、行政への提案は松川(耕平/ローヴァーズ株式会社取締役)がやってくれました。それで公募が通って、木更津市立中郷中学校のグラウンドと体育館を改修し、人工芝の「ローヴァーズドリームフィールド」と「中郷アリーナ」が完成しました。後者だった建物は宿舎として改築中で、2021年度の完成を目指しています。2020年10月にオープンしたローヴァーズドリームフィールド赤い人口芝が鮮やか■サッカーだけでなくバスケ、バレーなど他競技への貸し出しも松田:廃校を利用してグラウンドを作る動きは増えてきていますが、ローヴァーズさんもその形だったのですね。施設の建設費用はどうやって捻出したのですか?カレン:銀行に借りました。フットサルコート運営の実績があったので、グラウンドに関しては比較的スムーズに話がまとまりました。松田:グラウンドは貸し出しもしているそうですが、どのエリアをターゲットにしているのですか?カレン: 東京、神奈川、千葉のスポーツ団体です。サッカーは当然のこと、アリーナではフットサル、バスケット、バレーボールなどもできます。都心からアクアラインを使えば、車で40分ほどで来ることができます。袖ヶ浦ICからも車で5分の距離なので、アクセスはかなり良いと思います。松田:東京や神奈川はチームの数に比べて、グラウンドの数が圧倒的に足りていません。東京都リーグの試合をするために、千葉のグラウンドまで行くこともあります。カレン:東京もそうですし、横浜や川崎からも、アクアラインを通ればかなり近いので、たくさんの方に利用してもらえるのではないかと思っています。中郷アリーナはバスケやバレーなど様々な競技団体に貸し出しも行っている■障がい、経済格差に関わらず一緒にサッカーができるように松田:障がい者サッカーの活動はどうしていますか?カレン:ローヴァーズのビジョンに「障がいや経済格差などに関わらず、みんなで一緒にサッカーができるように、地域をスポーツでつなぐ」というものがあります。最初は船橋市の生涯スポーツ課さんから委託されて、健常者の子ども向けと知的障がいの子ども向けにサッカー教室をさせてもらうところから始まりました。それがきっかけでローヴァーズのコーチが、知的障がい者の指導者ライセンスを取得したり、講習会をローヴァーズの施設で行うなどして、関わりが深まっていきました。松田:どのような年代の子たちを教えているのですか?カレン:小学生の特別支援学校の子たちです。そういう子の親御さんはサッカーに対するハードルが高いみたいで「本当に大丈夫かな?」と思いながら参加されるのですが、来てみたらすごく楽しんでくれて、「来て良かったです」と泣いて喜んでもらうこともあるので、そういう姿を見ると、もっと活動を増やしたいと思います。松田:障がいがある子達が運動する場が少なく、親御さんも「迷惑をかけてはいけない」という思いが強く、外に出さないこともあるようです。日本障がい者サッカー連盟では、年に1回「JIFFインクルーシブフットボールフェスタ」というものをやっていて、障がいの種別を問わず、健常者と障がい者をミックスして試合をしています。子どもの頃から交流を持つことで、大人になるまでに偏見や差別が植え付けられなくなるのではないかと思っているんです。カレン:障がい者に対する専門的な指導の知識も必要なので、学ぶことができる環境も作っていきたいです。松田: JFA では指導者ライセンス保有者のためのリフレッシュ研修で、障がい者サッカーコースを設けています。障がいがあっても、こうすれば一緒にサッカーが楽しめるということを学んでもらっています。千葉県でも開催を予定していますので多くの方に参加してもらえたらと思います。■近隣クラブとの協力で女子の育成、房総エリアを盛り上げたい松田:ローヴァーズは女子チームもありますが、なぜ女子も作ろうと思ったのですか?カレン:サッカーをやりたい女の子が多かったので、ジュニアのチームを立ち上げました。近隣に「オルカ鴨川」という女子のクラブがあるので、そこと協力して、選手を橋渡ししていければと思っています。木更津は内房、鴨川は外房と呼ばれる地域です。ローヴァーズにはチーム名に「房総」と入っているので、お互い協力して、房総を盛り上げていきましょうという話をしています。松田:サッカーをやりたい女の子が多いのは良いですね。カレン:この辺りは、習い事の数がそれほど多くないことも関係しているのかもしれません。夫婦共働きも多く、子どもたちの送迎をおじいちゃん、おばあちゃんがしてくれている家庭もあります。松田:子どもたちは、どの辺りから通っているのですか?カレン:木更津、袖ヶ浦、君津、富津の上総(かずさ)四市と呼ばれる地域の子達が多いです。遠いところは鴨川や市原、千葉市から来ている子もいます。松田:ぜひ、房総地域のサッカーを盛り上げていただけたらと思います。グラウンドづくりにしても、いろいろな人の参考になると思います。■子どもたちには失敗したからとすぐ諦めず、成功するまで頑張ってほしい松田:最後に教えて下さい。なぜクラブのカラーを赤にしたんですか?カレン:マンチェスター・ユナイテッド(イングランドプレミアリーグ)が好きなのと、強いチームは赤か青だろうというところから始まりました。チームカラーを青にすると「市船でしょう?」と茶化されそうだったので、赤にしました(笑)。ちなみに「ローヴァーズ」はヨーロッパのクラブでよく使われる名前で「成功を求めてさすらう人」という意味があります。子どもたちには「失敗したからといって諦めずに、成功するまで頑張ってほしい」という意味も込めて、名付けました。松田:素敵な名前ですね。グラウンドだけでなく、来年には宿舎もできるということで、楽しみにしています。カレン:はい。ありがとうございました。
2020年12月08日日本サッカー協会(JFA)の松田薫二グラスルーツ推進グループ長が、賛同パートナーを訪問し、どんな取り組みを行っているのかを聞くこの連載。今回登場するのは、千葉県木更津市に拠点を置く、房総ローヴァーズ木更津FCです。クラブの代表を務めるのは、ジュビロ磐田などで活躍した、カレン・ロバートさん。木更津に素晴らしいグラウンドを建設したカレンさんに「施設の確保」を始めとするクラブ設立の背景、グラスルーツの活動について伺いました。(取材・文鈴木智之)リコプエンテFCが自前のグラウンドを作った理由とは......<グラスルーツ推進6つのテーマ>■カレン・ロバートさんが育成年代のクラブを設立した理由松田:房総ローヴァーズ木更津FCは、JFAのグラスルーツ推進・賛同パートナー制度の中の「施設の確保」「引退なし」「女子サッカー」「障がい者サッカー」「社会課題への取り組み」の5つに賛同してくれています。カレン・ロバート(以下カレン):はい。松田:今回の対談では、なぜクラブを作ろうと思ったのか。そしてグラウンドや施設をどのようにして作ったのかなど、賛同パートナーの方々の参考になるような話を聞かせていただければと思います。カレン:はい。よろしくお願いします。松田:元Jリーガーが育成年代のクラブを作り、グラウンドまで作ってしまったというケースは、あまり聞いたことがありません。カレンさんはオランダやイングランドなど、海外でのプレー経験も豊富なので、ヨーロッパの影響を受けたのかなと推測しますが、クラブ設立のきっかけは、どのようなものだったのでしょうか?カレン:僕は茨城県の土浦市で生まれて、小学3年生まで、つくば市でサッカーをしていました。その後、小学4年生から中学生(ジュニアユース)までは柏レイソル、高校では市立船橋でプレーさせてもらい、千葉県にお世話になりました。松田:レイソルジュニアで全国優勝、レイソルのジュニアユースでは全国3位、市立船橋でも全国優勝をしていますね。カレン:すごく良い環境でサッカーをさせてもらっていたんだなと、プロになって改めて感じました。ヨーロッパでプレーする中で、将来のことを考えていたときに、漠然とですけど「千葉県に恩返しがしたいな」と思い立ち、すべてはそこから始まりました。そのときは、縁もゆかりもない木更津にクラブを作るとは思いませんでしたけど(笑)■野球人口の多い木更津にクラブを作ることになったキッカケカレン:船橋市にJクラブがないこともあって、最初は船橋市でスクールを立ち上げて、少しずつ積み上げていこうと考えていました。それで2013年に千葉県の佐倉市や白井市で、市立船橋時代の仲間とスクールを始めて「5年以内に自前のグラウンドを持ちたいね」という話をしていました。松田:サッカー関係者にとって、グラウンドの所有は、誰もが描く夢ですよね。カレン:そうしたらあるとき、木更津に良い物件があることを知りました。それがイオンモール木更津です。将来的にはクラブチームを作りたかったので、フットサルコートを3面作ることができるのは魅力的だなと。グラウンドは大きい方がいいですから。僕はそれまで、木更津には行ったこともなかったのですが、「イオンモールができるのだから、木更津は今後伸びるんじゃないか?」と思い、グラウンドを作ることにしました。松田:イオンモール木更津のフットサルコートは、カレンさんというか、ローヴァーズが作ったのですか?カレン:僕が現役時代に貯めたお金と、銀行からお金を借りて作りました。土地はイオンモールに借りています。広さはフットサルコート3面でソサイチができるぐらいです。松田:木更津は野球のイメージが強いですが、サッカー熱はどうなんでしょう?カレン:木更津には高校野球の名門、拓大紅陵高校や社会人野球チームなどがあり、野球が盛んな土地柄です。ただ、サッカースクールやクラブを作り、運営していく中で、地域の人達の熱意を感じています。じつはサッカーの需要も高かったのだと思います。子ども達はすごくピュアで、身体能力が高いんです。他の地域の人達に「木更津の子って、足が速いよね」「身体が大きいよね」と言われることも多いです。しっかり育てれば、面白い選手が出てくる土壌はあると思っています。2020年10月にオープンしたローヴァーズドリームフィールド■実力がある選手にはチャンスを与えられるクラブにしたい松田:ローヴァーズにはどのカテゴリーがあるのですか?カレン:まずはジュニアユースを作り、ジュニアは去年、U‐9、U‐10のチームを作りました。それとユース、社会人があり、女子は小1~小6まで募集しています。松田:女子も含めて、カテゴリーは多岐に渡りますね。こんなクラブにしたいというイメージはありますか?カレン:オランダで見てきたものを再現したい気持ちがあります。具体的には、若手育成型のクラブです。オランダはとくにそうですが、日本のように年功序列ではなく、アヤックスでは、ハタチそこそこの選手がキャプテンをしています。それでチャンピオンズリーグで活躍していて。日本ではまずありえないですよね。松田: 実力主義ですね。オフト(元日本代表監督)がヤマハにいた時はそうでしたね。ちょうどその頃、私はヤマハにいたのですが、大卒の22、3歳の選手がゲームキャプテンをしていました。オフトはオランダ人なので、考え的に通じるものがあるのかもしれません。カレン:サッカー選手は、若ければ若いほど価値があります。ヨーロッパに行って、それを気づかされました。将来的には、若い選手を海外に送り出すクラブにしたいです。そのためには、環境も含めて投資をしていくつもりです。■地域に根ざしたクラブを目指す松田:トップチームは Jリーグを目指しているのですか?カレン: J1、J2を最初から目指すのではなく、近い目標としてはJ 3入りを考えています。僕はイギリスでもプレーしましたが、地域に根づいた街のクラブが各駅にあって、5000人、1万人程度のスタジアムに人が集まって、すごく良い雰囲気なんですよね。ローヴァーズがそうなれれば良いですし、そこから先は木更津の方々や地元の企業さんが「上を目指そう」と言ってくれるのであれば、全力で応えたいと思っています。松田:話を聞いていると、すごく現実的で進め方がよくわかっているなと感じました。ヨーロッパでご自身の目で見て、経験しているのが大きいんでしょうね。カレン:僕はJ 2でもプレーしましたが、練習場などの環境が整っていないところもまだまだ多いです。クラブを作るにあたり、まずはそこをクリアにしたいと思いました。今年の10月にオープンした「ローヴァーズドリームフィールド」(人工芝グラウンド)を作ることができたのは、かなり大きかったと思います。
2020年12月01日映画『ドクター・ドリトル』より、Blu-ray&DVDのリリースを記念して、ロバート・ダウニー・Jrが子役にレッスンする様子を映した特典映像「ロバートとハリーの師弟関係」の一部が公開された。映像でロバートが演技指導しているのは、ロバート扮するドリトル先生の助手スタビンズを演じたハリー・コレット。なかなかカメラに照準を合わせられないハリーが謝ると、ロバートがすかさず「君の謝罪は聞き飽きた(笑)」とジョークでフォローしたり、「何度も繰り返してうまくなる、サーフィンと同じさ」と繰り返し練習することの大切さを説いているかと思えば、「よく知らないけど!(笑)」と真剣さとユーモアを交えたアドバイスをしたり。また、今作では全く使用するシーンがないのに、ハリーになぜか格闘技を伝授するロバートの姿も。ハリーの上達ぶりには「筋がいい!あとで鼻を折られるかも!(笑)」と冗談を言いつつ、ハリー自身も「どこかで役に立つかも!」と笑顔で話しており、和やかな撮影の様子を覗くことができる。『ドクター・ドリトル』Blu-ray&DVDは11月20日(金)リリース。(cinemacafe.net)■関連作品:ドクター・ドリトル(2020) 2020年6月19日より全国にて公開© 2019 Universal Pictures. All Rights Reserved.
2020年11月18日俳優ロバート・レッドフォード(84)の息子で映画プロデューサー・監督のジェイムズ・レッドフォードが17日、58歳で亡くなった。妻カイルがTwitterで報告している。「ジェイミーが今日、亡くなりました。私たちは皆、打ちのめされています。彼は美しく、インパクトのある人生を送り、多くの人に愛されていました。彼の妻としての32年間、一緒に育てた2人の素晴らしい子どもたちに心から感謝しています」カイルが地元紙「The Salt Lake Tribune」に語ったところによると、ジェイムズはここ数年肝臓病を患い、移植を待っていたが、昨年11月に胆管がんが見つかったという。父ロバートは代理人のシンディ・ベルガーを通じ、PEOPLEに「この困難な時期に際し、家族と共に喪に服しています。プライバシーの尊重をお願いしたい」とコメント。ベルガーは「我が子を失う悲しみは計り知れません。ジェイミーは愛すべき息子であり、夫であり、父でした。彼のレガシーは、彼の子どもたち、アート、映画制作、そして環境保護への献身的な情熱の中に生き続けていくでしょう」と付け加えた。ジェイムズは’03年、『Spin』で監督デビュー。主にドキュメンタリー作品の監督、プロデュースを行っていて、トム・ハンクスが出演した『California Typewriter』(16年)では、エグゼクティブ・プロデューサーを務めた。
2020年10月20日数週間前に新型コロナウイルスに感染したと報じられたロバート・パティンソンが、『The Batman』(原題)の撮影現場に復帰した。イギリス・リバプールの「セント・ジョージ・ホール」の外で、多数のエキストラとともに葬式シーンの撮影を行った。「Daily Mail」紙などによれば、「セント・ジョージ・ホール」は劇中で「ゴッサム・シティ」の市庁舎として使われているという。ブルース・ウェイン/バットマン役のロバートは、ダークカラーのコート、黒いスーツ、ネクタイを着用し、キャットウーマン役のゾーイ・クラヴィッツは黒のレザーコートに網タイツ、編み上げブーツ、ヘッドアクセサリーという出で立ち。エキストラの何人かは“Lies, lies, lies.”(うそ、うそ、うそ)や“Our day of judgement”(審判の日だ)と書かれたサインボードを掲げていた。また、「ゴッサム市警察」のパトカーやバットマンのバットモービルも目撃された。ロバートがバットモービルを運転する姿も激写されている。新型コロナウイルスの感染防止に配慮し、キャスト、スタッフ、エキストラは撮影をしていないときはマスクを着用。「安全第一」の撮影が行われた。『The Batman』の全米公開日は、現在のところ2022年3月4日に予定されている。(Hiromi Kaku)
2020年10月13日“『トワイライト』の~”とは、もう呼ばせたくない。否、もうまもなく、そう修飾する人もいなくなるに違いない。ロバート・パティンソンが出演したクリストファー・ノーラン監督『TENET テネット』はコロナ禍ながらあくまでもスクリーンでの公開にこだわり、“一人勝ち”的な世界的大ヒット。さらに、全米公開が2022年3月4日まで延期となってしまったが、マット・リーヴス監督『The Batman』(原題)ではブルース・ウェイン/バットマンという大役を任されている。また、Netflixで配信中の映画『悪魔はいつもそこに』ではこれまでにない“ゲス牧師”役で熱演を見せ、各映画賞で絶賛された「A24」作品『The Lighthouse』(原題)も日本公開が待ち望まれている。映画界が先行き読めない状況でも、いま俳優として最高に乗った状態である最旬俳優ロバート・パティンソン、愛称ロブ。作品を重ねるごとにどんどん好きになっていく、そんなロブのキャリアを“逆行”してみることで、単なるアイドル俳優からの脱却だけではない、進化と成長を感じることができるだろう。『トワイライト』での大ブレイクは本望じゃなかった!?1986年5月13日生まれ、英・ロンドン出身。今年30歳になったロブ。地元のアマチュア劇団で演技を始め、リース・ウィザースプーン主演の『悪女』(2004)で端役を得るが、彼の出演シーンは最終的に全カット。その件をプレミアまで知らなかったロブに申し訳なく思ったキャスティングディレクターが持ちかけたオーディションが、大ヒットシリーズ第4作目『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(2005)のセドリック・ディゴリー役というのだから、人生はどう転ぶか分からない。セドリックといえば、『炎のゴブレット』で描かれる三大魔法学校対抗試合のホグワーツ代表選手に抜擢された文武両道の好青年で、ハリーの恋のライバル。この重要な役柄を任され、本格的なスクリーンデビューを飾った。その後、『トワイライト』シリーズ(2008~2012)でヴァンパイアのエドワード・カレン役に起用されて大ブレイク。キャサリン・ハードウィック監督による1作目をインディーズ映画かと思い違いをして出演を承諾したといわれるが、世界的人気となった同作はシリーズ化されてティーンを中心に熱狂的ファンを生み、クリステン・スチュワートとの交際もパパラッチに追いかけられた。プライベートでは役柄の儚げな王子様キャラのイメージを払拭するかのように、ボサボサの手入れをしない髪や無精ひげ姿、シニカルなユーモアなどでその困惑ぶりを表現していた。同シリーズの進行中やその後の作品選びを見てみても、ロブは時代を創った2つの著名なヤングアダルト向けファンタジーシリーズに抗うかのようにキャリアを積み重ねてきたともいえる。現在大ヒット中『TENET』はニールがいなければ成り立たない奇しくも『ハリー・ポッター』俳優が出演している『TENET テネット』。共演シーンはなかったものの、おそらく知人だったと思われる研究員のバーバラを演じているのは、『炎のゴブレット』フラー・デラクール役のクレマンス・ポエジーで、名もなき男(ジョン・デイヴィッド・ワシントン)と共に立ち向かう敵役セイターを演じているのは『ハリー・ポッターと秘密の部屋』のギルデロイ・ロックハート先生だったケネス・ブラナー、という縁。そんな『TENET テネット』で描かれる、いわゆる挟み撃ち作戦はロブが演じるニールがいなければ絶対に成立しなかったミッション。ラスト近く、全てが繋がるシーンで名もなき男に向けられた彼の笑顔に魅了される人は後を絶たず、順行・逆行が入り組んだ時間軸に頭をフル回転させた鑑賞後に温かな余韻を残してくれるのはニールを演じたロブの存在が大きい。大予算をかけて独自の映画手法と世界観を貫き通すノーラン監督との出会いは、まるで水を得た魚のようにロブを輝かせることになった。ノーラン監督は後述する『グッド・タイム』と『ロスト・シティZ失われた黄金都市』を観て、ニール役をオファーしたという。想像の上ゆく“外道”牧師Netflix『悪魔はいつもそこに』(2020)『TENET』でニールが大好きになった方にはかなりの試練かもしれない本作。トム・ホランドが主人公アーヴィン、その父で戦争のトラウマを負った帰還兵にビル・スカルスガルド、汚職保安官にセバスチャン・スタン、ヒッチハイカーを襲う猟奇カップルにライリー・キーオとジェイソン・クラークら主役級キャスト、製作にはジェイク・ギレンホールも揃い、50~60年代、信仰篤いアメリカの田舎町で渦巻く“悪魔”たちを描き出す。ロブが演じたのは、立場を利用して女性信者たちを辱める神の使いとは名ばかりの“外道”牧師プレストン。トム演じるアーヴィンは兄妹同然に育ったレノーラ(『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のエリザ・スカンレン)まで被害に遭ったことから、一線を越えてしまう…。監督はエズラ・ミラーの初主演作『アフタースクール』(2008)でメガホンをとり、Netflix「The Sinner -隠された理由-」の製作総指揮のひとりであるアントニオ・カンポス。一瞬でシーンを掌握Netflix『キング』(2019)ティモシー・シャラメが新境地といえる歴史劇で、英国王ヘンリー5世の若き日ハル役に挑み話題となったNetflix映画。ジョエル・エジャトンがジョン・フォルスタッフ卿兼脚本をつとめ、フランスとの泥沼な戦争にカタをつけ、放蕩王子が一皮むけて英国王となるまでが描かれた。ティモシーのハルと対峙するフランス王太子を演じたのがロブ。フランス訛りの英語を駆使し、どこかつかみどころのないキャラクターはジョークすれすれの怪演。監督は『アニマル・キングダム』で注目されたオーストラリア出身のデヴィッド・ミショッドで、タランティーノ監督も絶賛した『奪還者』(2013)にもロブを起用している。漆黒の宇宙で慈愛と絶望を表現『ハイ・ライフ』(2018)『ショコラ』で知られるクレール・ドゥニ監督が果てなき宇宙を舞台に撮った異色SF。宇宙船「7」内でたったひとり、まだ幼い娘を育てているロブ。なぜこの顛末になってしまったのか、時間軸が前後しながら次第に明らかにされていく。漆黒の中に浮ぶ、あえて先進的ではない宇宙船は、前進していながら後退しているように錯覚するほどの虚無が支配。そんな宇宙と、目の前の小さき者を慈しみながら絶望の眼差しをたたえるロブという新鮮な組み合わせを堪能できるが、宇宙空間での生殖実験に取りつかれたジュリエット・ビノシュには要注意。気鋭の映画製作会社「A24」が全米配給した。絶賛を受けたやさぐれ役『グッド・タイム』(2017)『神様なんかくそくらえ』(2014)、『アンカット・ダイヤモンド』(2019)のジョシュ・サフディ&ベニー・サフディ兄弟監督のもとで主演、第70回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出された。ニューヨークに暮らすホワイトトラッシュの青年コニーは、銀行強盗に失敗し、収監されてしまった知的障がいのある弟(演じたのはベニー監督)を救おうとするが、どんどん深みにはまっていく。クローズアップの切羽詰まった表情はもちろん、その佇まいのやさぐれ具合は米インディペンデント・スピリット・アワード主演男優賞にノミートされるなど各方面から絶賛され、それまで彼にあまり関心のなかった批評家やシネフィルたちをも唸らせた。伝説を信じる探検家の相棒に『ロスト・シティZ 失われた黄金都市』(2016)ブラッド・ピット率いる「プランB」と、ホアキン・フェニックスとも多数組んできたジェームズ・グレイが監督・脚本という『アド・アストラ』チームによるアドベンチャードラマ。アマゾン奥地に古代都市“Z”が存在すると信じ続けた実在の探検家パーシー・フォーセット(チャーリー・ハナム)の“相棒”ヘンリー・コスティンに扮した。王立地理学会のお偉方に信じてもらえず、夢追い人のように思われていたフォーセットのアマゾン旅に2度同行、“運命共同体”でありながらどこか斜に構えているリアリストな一面がある酒浸り。フォーセットの最後の旅の同行者となった息子役はトム・ホランドが演じた。アラビアのロレンスに『アラビアの女王愛と宿命の日々』(2015)ニコール・キッドマンが砂漠の地に魅せられた実在の女性ガートルード・ベル役に。ロブは不朽の名作『アラビアのロレンス』のモデルとして知られるトーマス・エドワード・ロレンス役に起用された。オックスフォード大学初の女性卒業生で勇敢な探検家にして作家、大英帝国の情報員でもあったガートルード。ロレンスとの関係は、大使館の書記官(ジェームズ・フランコ)やトルコ副領事官(ダミアン・ルイス)との悲恋とは異なり、お互い広がる未知の世界でしか生きられない同志のようだった点に注目。監督はドイツの巨匠ヴェルナー・ヘルツォーク。デイン・デハーンとバディに『ディーン、君がいた瞬間』(2015)『クロニクル』などでレオナルド・ディカプリオを彷彿とさせると注目を浴びたデイン・デハーンと、ディカプリオに憧れるロブが初共演。それぞれ、24歳の若さで事故死したスター俳優ジェームズ・ディーンと、NY・タイムズスクエアで彼の印象的なショットを撮ったカメラマン、デニス・ストックを演じた。パパラッチに散々追われたロブが、デイン演じる新進俳優ジェームズ・ディーンに密着するうちに故郷での素朴な姿までも捉えるようになっていく。たった2週間の交流の後、一方は夭逝し、他方は世界を驚かせる写真家になるという運命のすれ違いは『TENET』で名もなき男とニールの関係性にしびれた方必見。監督は『コントロール』のアントン・コービン。ハリウッドで成功を夢見る男に『マップ・トゥ・ザ・スターズ』(2014)鬼才デヴィッド・クローネンバーグのもとジュリアン・ムーア、ミア・ワシコウスカ、ジョン・キューザックらが集結、“あるある”を散りばめながら強烈に、シニカルにハリウッドのセレブ一家を描いた。ロブが演じたのは駆け出しの脚本家で俳優、リムジン運転手として働きながらチャンスを伺うジェロームで、彼が一家の娘(ミア)と出会ったことが全ての始まり。『TENET』や『ロスト・シティZ』でも示したように、脇役としての引き算を心得ながらも、なおかつ十分に輝くのがロブ。キャリー・フィッシャーが本人役でカメオ出演しているのも貴重。転落する大富豪役で新境地へ『コズモポリス』(2012)クローネンバーグ監督が『トワイライト』で大ブレイク中のロブを主演に抜擢、監督の大ファンだったという彼もイメージ脱却を試みるべく俳優人生第2幕の1作として選び、異色のタッグといわれた怪作。ニューヨークの若き大富豪は、動くVIPルームのようなリムジンの中で外貨の暴落に直面し、愛人と交わり、医者の検診まで受けるが、常にSPに監視・警護され、衆人環視にさらされる若者の姿が自然と彼に重なってしまう。近未来感のあるリムジン内と外で繰り広げられる暴動との対比も、まるで今日の世界のよう。退廃的な色気ダダ漏れでセックスシーンにも挑み、その中には『ハイ・ライフ』のジュリエット・ビノシュも…。自らの美貌で年上を魅了する役柄としては『ベラミ 愛を弄ぶ男』もある。恋愛映画もひと筋縄じゃない『リメンバー・ミー』(2010)あえて、ラブストーリーを避けているかのようなロブ。本作では心に傷を抱えた2人が恋に落ちていく過程がナチュラルであるものの、演じるのは、父との確執を抱え、22歳で自死した兄と同じ年になろうとしている青年タイラー。「LOST」「ワンス・アポン・ア・タイム」のエミリー・デ・レイヴィンが演じる恋人アリーもまた、かつて目の前で母親を銃殺された過去があった。ロブが脚本に惚れ込んで製作総指揮を買って出た本作では、確かに等身大の恋する姿を目にできるが、賛否両論を呼んだ衝撃的な結末が待ち受ける。また、2011年に出演した、リース・ウィザースプーン演じるサーカス団長の妻との恋を描いた『恋人たちのパレード』もひと筋縄ではいかないラブストーリー。晩年に語られた詩人への激情『天才画家ダリ 愛と激情の青春』(2008)スクリーン映えするカリスマ性ある彼のキャラクターは、天才画家サルバドール・ダリの若き日を演じた本作から群を抜いていた。20世紀はじめ、スペインの王立美術学校に当時の最先端ファッション(これがまた奇抜)で入学したダリは詩人のフェデリコ・ガルシア・ロルカ、映画監督志望のルイス・ブニュエルと出会う。フェデリコは友情以上の感情をダリに抱いていくが、ダリは彼のもとを去る。その作風に大きな影響を与えたとして描かれるフェデリコとの愛と激情は、ロブの知名度がなければ日本上陸もしていなかった皮肉さがある。本格デビューから15年あまり、伝記物からSFまで、作品ごとに強烈な個性を放ち続けているロブは、いま『TENET』に続いて『The Batman』で次なるステップに進もうとしている。予告映像からうかがえるように、彼が演じるバットマンは危うく脆い正義感と狂気とを漂わせ、ホアキンにとっての『ジョーカー』のようにエポックメイキングな代表作となるはず。これまでにないロブ、そしてバットマンの姿がいまからも楽しみで仕方がない。(text:Reiko Uehara)■関連作品:【Netflix映画】『キング』 2019年10月25日よりアップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほかにて公開/2019年11月1日よりNetflixにて独占配信開始TENET テネット 2020年9月18日より全国にて公開© 2020 W arner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved【Netflix映画】悪魔はいつもそこに
2020年10月12日音楽ストリーミングサービス「スポティファイ(Spotify)」にて、新たなオリジナル・ポッドキャスト番組「ロバートpresents聴くコント番組〜秋山第一ビルヂング〜」が、10月12日より配信される。国内では初となる本格的なコメディ分野のスポティファイオリジナル・ポッドキャスト番組がスタート!今回新たにスタートする「ロバートpresents聴くコント番組~秋山第一ビルヂング~」は、吉本興業所属の人気お笑いトリオ「ロバート」がホストを務め、スポティファイ限定で配信されるポッドキャスト番組だ。架空の雑居ビル「秋山第一ビルヂング」のオーナー・秋山、隣のビルのオーナー・馬場、テナントのカフェ経営者・山本の3人が繰り広げていく本番組。気になるコントは、毎回ゲストとして登場する芸人たちがビル内で繰り広げるいざこざにこっそり聞き耳を立てるという形式で進行される。10月12日公開の記念すべき第一回目のエピソードには、人気芸人のシソンヌ、ニューヨークがゲストで登場。今後のゲストもジャルジャル、かまいたち、ライス、空気階段、チョコレートプラネット、ゆりやんレトリィバァ、しずる、相席スタート、佐久間一行、もう中学生、アイロンヘッド、蛙亭など、コント師日本一を決める大会「キングオブコント」の優勝者や上位入賞者の出演が目白押しなので、要チェック!>>その他のSpotifyの記事はこちらから
2020年10月07日ハロウィーン時期の鑑賞にぴったりな『The Witches』(原題)の予告編が公開された。今作は、ロアルド・ダールの児童文学「魔女がいっぱい」を、ロバート・ゼメキス監督が映画化したもの。舞台は1967年のアラバマ州デモポリス。ある少年(ジャージア・ブルーノ)が、この街に住む祖母(オクタヴィア・スペンサー)のもとに引っ越してきた。2人は平穏で楽しい生活を送っていたが、あるとき少年が子ども嫌いな魔女軍団の集会を目撃してしまい、ねずみに変えられてしまう。魔女軍団は街の全ての子どもたちをねずみに変えようと画策していたのだ。幸いにも、ねずみの姿であっても祖母に孫であることを分かってもらえた少年。予告編では、孫のために祖母が魔女軍団を率いるグランド・ハイ・ウィッチ(アン・ハサウェイ)と対峙する場面もある。「魔女がいっぱい」は1990年にニコラス・ローグ監督が『ジム・ヘンソンのウィッチズ/大魔女をやっつけろ!』として映画化(日本では劇場未公開)しており、アンは同作でアンジェリカ・ヒューストンが演じた魔女役を演じている。ナレーションをクリス・ロックが担当しているほか、スタンリー・トゥッチ、クリスティン・チェノウェスらが出演。当初は10月9日に全米公開予定だったが、新型コロナウイルスの影響を受け10月22日に「HBO Max」で配信、10月28日に劇場公開という形をとることになった。(Hiromi Kaku)
2020年10月05日お笑いトリオ「ロバート」秋山竜次が扮する様々なクリエイター&超豪華ゲストで贈る究極のモキュメンタリー「クリエイターズ・ファイル GOLD」が、Netflixで世界配信されることが決定。併せて、秋山竜次のコメントが解禁となった。2015年から始まったお笑いトリオ「ロバート」秋山竜次が様々なクリエイターに扮したモキュメンタリー「秋山竜次のクリエイターズ・ファイル」。絶妙なクリエイター選びと何故か本物と思わせる台詞や仕草、そして謎のプロフェッショナル感が話題となり、人気が沸騰。トータル・ファッション・アドバイザーYOKO FUCHIGAMIをはじめ、天才子役の上杉みち、メーキャップアーティストHARUKI、宇宙飛行士の草野伸也、パリコレNo.1モデルのアルセーヌ・ダルタニアンなど超人気クリエイターたちを輩出。性別、国境を超えたクリエイターの総数は、現在までで66人以上にのぼる。公式YouTubeチャンネルの登録者は60万人を目前にし、総再生回数は1億3,000万回超えとなっており、開始から5年経ったいまでも人気は止まることを知らない。さらに「クリエイターズ・ファイル祭」と題し、全国各地で展覧会も開かれ25万人を動員。様々なプロダクトともコラボを果たし、さらにはクリエイターがそのままテレビ番組に出演するなど、フェイクがリアルへと変貌を遂げてきた。この度、Netflixのオリジナルシリーズ「クリエイターズ・ファイル GOLD」と題し、秋山竜次が日本を代表するクリエイターや各ジャンルのスターと共演する、究極のクリエイターズ・ファイルの世界同時配信が決定。世界水準の制作スタッフが集結し、破格のスケールで全世界に“本物の”モキュメンタリーを解き放つ。■コメント秋山竜次5年間毎月やってきたノリが、まさかの世界配信ということで驚きまくってます。5年間ほぼ趣味の延長のような感じで、みんなでゆるく楽しくやってきたので、突然のことに緊張してます(笑)。あのNetflixさんに目をつけて頂いて物凄い光栄で御座います。ただ、このノリは世界に伝わるのでしょうか(笑)。世界配信だからといってあまり深く考えすぎず、いつも通り楽しくやるスタイルはまんまで、最高なものを作らせて頂けたらなと思っています。今回は大物芸能人にお声がけしてみたり、いつも重要なエキストラさんを呼びまくったり、いつもよりスケール大きく色々やりたいです。「クリエイターズ・ファイル GOLD」お楽しみに。坂本和隆(エクゼクティブ・プロデューサー/Netflix コンテンツ・アクイジション部門 ディレクター)企画の構想は、今から2年ほど前になります。様々なディスカッションを重ね、こうしてNetflixオリジナルとしてさらにパワーアップした“究極の”クリエイターズ・ファイルが実現できることに喜びを感じております。さらにスケールアップした独特な世界観とストーリーを通して、類稀なる秋山さんの才能を日本のファンのみなさまのみならず、海の向こうのオーディエンスにもお届け出来ることを楽しみにしています。Netflixオリジナルシリーズ「クリエイターズ・ファイル GOLD」は2021年、全世界同時配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2020年09月30日ロバート・ダウニー・Jr.と「HBO」がタッグを組み、主演に「ジ・アメリカンズ」のマシュー・リスを迎えて贈るクライム・ノワールドラマ「ペリー・メイスン」。本日9月18日(金)よりAmazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA&CLASSICS-」(以下「スターチャンネルEX」)にて配信が開始される本作から、登場人物を演じるキャストたちが解説するキャラクター解説動画が解禁となった。時は1930年代、ロサンゼルス(L.A.)中が注目する乳児誘拐殺人事件の調査を依頼された私立探偵ペリー・メイスン役を演じるマシューは「『ペリー・メイスン』は正義の物語だ」と言う。「ペリー・メイスンは過去にとてつもない不正義を目の当たりにした。それが彼の原動力。自分の正義に突き動かされるが、正義は単純じゃない」と解説。続いて事件の弁護を引き受けたベテラン弁護士EB・ジョナサン役ジョン・リスゴーや、彼の秘書デラ・ストリート役のジュリエット・ライランス、カリスマ的人気を誇る福音伝道師シスター・アリス役タチアナ・マズラニーが自身のキャラクターを紹介していく。L.A.の中でも貧困層の黒人住民の多い地域の担当に配属され、事件の捜査に巻き込まれる警察官ポール・ドレイク役クリス・チョークは「究極の腐敗に正義の裁きを望む人たちを、本作は描いている。絶対的真実を伝える物語」と本作で描かれるテーマにも触れた。本作は、『アベンジャーズ』の“アイアンマン”として知られるロバートと、妻スーザン・ダウニーの“チーム・ダウニー”が10年ほど温めていたプロジェクト。当初は映画化のうわさがあったものの、『L.A.コンフィデンシャル』でも描かれたように、検察や警察など市当局が腐敗していた1930年初頭のL.A.を舞台に、より様々な要素を深く描けるべく敢えてTVシリーズ化を決断。「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」をはじめ、「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」から「ゲーム・オブ・スローンズ」まで、「HBO」を代表する大ヒット作を手掛けてきたクリエイターが集結した、当時のL.A.の街並みをリアルに再現した見応え溢れる映像も見逃せない。(text:cinemacafe.net)
2020年09月18日「ブルーに生まれついて」のイーサン・ホークと、ロバート・バドロー監督との再タッグで話題となっている映画「ストックホルム・ケース」が、11月6日より、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿、UPLINK吉祥寺ほかにて全国公開される。 映画「ストックホルム・ケース」は、「ストックホルム症候群」の語源となったスウェーデンの歴史的強盗事件を描いた作品。長髪のカツラを被り、アメリカ人風を装って大胆不敵な銀行襲撃事件を起こす、今までにないクレイジーでハイテンションな強盗犯ラース役を魅力いっぱいに演じるイーサン・ホークをはじめ、不運にもラースの人質になるが、どこか憎めない彼に不思議な感情を芽生えさせていく銀行員ビアンカに「ミレニアム」シリーズや「プロメテウス」のノオミ・ラパス。ラースの犯罪仲間グンナー役を「キングスマン」シリーズや「裏切りのサーカス」などで知られる英国出身の名バイプレイヤーであるマーク・ストロングが演じるなど、実力派たちの演技アンサンブルは必見。製作には「ゲット・アウト」、「アス」などのヒットメーカー、ジェイソン・ブラムが参加し、制作陣には人気俳優ウィル・スミスの会社も名前を連ねている。本作を手がけたロバート・バドロー監督は、「主役はイーサン演じるスウェーデン人の男で、ニューヨーカー誌の記事は“優しく狂暴な男”と説明した。二面性がある男を表現することにとても興味を持ったんだ。銀行強盗やスリラーを含む物語ではあるけど、登場人物の性格や心理的な動きを描写したかった」とコメントしている。 ■「ストック・ホルムケース」のあらすじ何をやっても上手くいかない悪党のラース(イーサン・ホーク)は自由の国アメリカに逃れるために、アメリカ人に扮装してストックホルムの銀行強盗を実行する。彼は幼い娘を持つビアンカ(ノオミ・ラパス)を含む3人を人質に取り、犯罪仲間であるグンナー(マーク・ストロング)を刑務所から釈放させることに成功。続いてラースは人質と交換に金と逃走車を要求し、グンナーと共に逃走する計画だったが、警察は彼らを銀行の中に封じ込める作戦に打って出る。現場には報道陣が押し寄せ、事件は長期戦となっていく。すると犯人と人質の関係だったラースとビアンカたちの間に、不思議な共感が芽生え始める。また、本作の公開に先立ち、この度予告編とオリジナル・サウンドトラックが解禁。まずはこちらをチェックしておこう。「ストックホルム・ケース」サウンドトラックリスト音楽にこだわりのあるバドロー監督らしく、劇中歌には「新しい夜明け」「今宵はきみと」「明日は遠く」「トゥ・ビー・ア ローン・ウィズ・ユー」など、ボブ・ディランの名曲たちが登場する。それらは自由の国アメリカに憧れるラースの心境や、1970年代当時のスウェーデンの雰囲気を感じさせ、強い印象と情感を醸し出す。ファッションヘッドラインでは、劇中歌をまとめたプレイリストをスポティファイ(Spotify)で公開中。映画と一緒にプレイリストも楽しんでみてほしい。【映画情報】「ストックホルム・ケース」11月6日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿、UPLINK吉祥寺ほか、全国公開 監督・脚本:ロバート・バドロー製作:ジェイソン・ブラム劇中歌:ボブ・ディラン音楽:スティーブ・ロンドン出演:イーサン・ホーク、ノオミ・ラパス、マーク・ストロングほか提供:ハピネット、トランスフォーマー配給・宣伝:トランスフォーマーURL::@stockholmcase2018年 / カナダ・スウェーデン / 英語・スウェーデン語 / 92分 / シネスコ / カラー / 原題:STOCKHOLM / 日本語字幕:安藤里絵(C)2018 Bankdrama Film Ltd. & Chimney Group. All rights reserved.
2020年09月02日ロバート・パティンソン主演、『猿の惑星:新世紀』を手掛けたマット・リーヴス監督の『ザ・バットマン』の初映像が、「DCファンドーム」にて初公開された。これまでマイケル・キートン、ジョージ・クルーニー、クリスチャン・ベイル、ベン・アフレックら、錚々たる俳優たちが演じてきたブルース・ウェイン/バットマン。「DCファンドーム」のトークセッションの始まりは、リーヴス監督からカリスマ性や情熱を感じさせる俳優として新たにバットマン役に抜擢されたロバートのリモート映像からスタート。彼から紹介を受けたリーヴス監督は、本作はゴッサムの自警団(ビジランテ)として活動し始めたばかりのころを描く探偵ミステリーの要素が色濃く、バットマン誕生の物語ではなく、若き日のバットマンの物語となり、人気ヴィランたちもまたヴィランとして完全になる前の姿を描くことを明かした。さらに、本作初となるティザー予告映像も公開。バットマンとしての活動を始めてまだ“2年目”、ロバート演じる若きバットマンは荒々しさや葛藤、不安が露骨に見えており、その表情はどこかジョーカーをも想起させる…。そんな彼の精神的な成長が物語の軸になる模様だ。謎めいたセリフが多く、物語の全容はまだ明らかにされていないが、バットマンに対する挑戦状には「君とボクで謎解きをしよう」「正義を気取るならーウソはなしー見て見ぬフリをした代償は?」とあり、未知なるヴィランがバットマンを阻む敵として登場するよう。敵対するヴィランにも注目が集まる。リーヴス監督は『チャイナタウン』(74)『フレンチ・コネクション』(71)、『タクシードライバー』(76)といった名作にインスパイアされたことにも言及、いずれも“リアルなストリート”を題材にした作品で、やはり『ジョーカー』を彷彿とさせる内容が見えてくる。また、バットマン以外にも多くのキャラクターの解釈を一新。ペンギン役のコリン・ファレル、キャットウーマンを演じるゾーイ・クラヴィッツ、ジェームズ・ゴードン役のジェフリー・ライト、『猿の惑星』シリーズでも組んだ執事のアルフレッド役のアンディ・サーキスらキャストに称賛を送り、とりわけ今回のヴィランのひとりで、かつて『バットマン フォーエヴァー』ではジム・キャリーが演じたリドラー役のポール・ダノがこれまで誰も見たことのないバージョンで演じてくれたと絶賛。また、以前クリスチャン・ベイルも言及していたバットスーツについても、かなりの改良がなされているらしい。『ザ・バットマン』は2021年、全国にて公開(2021年10月1日に全米公開予定、3D/2D/IMAX公開予定)。(text:Reiko Uehara)
2020年08月23日「ロバート・ハインデル展 没後15年 ― 心の絆―Let Art Heal Your Soul」が、2020年8月18日(火)から30日(日)まで、代官山ヒルサイドフォーラムにて開催される。ロバート・ハインデルは、“現代のドガ”とも評されたアメリカを代表するアーティスト。バレエダンサー達のストイックなまでの美への追求に感動したハインデルは、1980年代以降、バレエを描く画家として数々の名作を生み出し、世界各国の有名ギャラリーや美術館で個展を開催した。ミュージカル「キャッツ」「オペラ座の怪人」を描いたことでも知られている。また、ダイアナ妃やモナコ・キャロライン王女もハインデルの作品をこよなく愛していたとされ、世界のセレブリティがコレクターとして名を連ねている。本番の成功への祈り、男女のダンサーの互いの信頼、新しい踊りへの挑戦、向上へのたゆまぬ努力などを表現したハインデルの作品に表現されているのは、普遍的な人間の矜持だ。「ロバート・ハインデル展 没後15年 ― 心の絆―Let Art Heal Your Soul」では、ハインデルが生前に描いた約1500点の油彩画から、祈りや信頼、絆などが表れている作品を厳選して展示する。【詳細】ロバート・ハインデル展 没後15年 ― 心の絆―Let Art Heal Your Soul会期:2020年8月18日(火)~30日(日) ※会期中無休時間:11:00~19:00会場:代官山ヒルサイドフォーラム住所:東京都渋谷区猿楽町18-8ヒルサイドテラスF棟TEL:03-5489-3686 (ロバート・ハインデル展実行委員会)観覧料:一般・大学生 500円(税込) ※高校生以下無料
2020年08月21日