全米5館の公開後、クチコミで人気に火が着いて1,300館以上にまで拡大、日本でも10館スタートの単館公開ながら興行収入1.5億円を記録した『はじまりのうた』のBD&DVD発売決定を受け、このほど主演のキーラ・ナイトレイの日本初出しコメントが解禁となった。ニューヨークを舞台にした同作は、音楽がつなぐ予想外の出会いと最高の“はじまり”を描いた感動作。ミュージシャンの彼(アダム・レヴィーン:マルーン 5)に裏切られ、バーで歌う失意のグレタ(キーラ)は音楽プロデューサー(マーク・ラファロ)と偶然出会い、デビューの話へ発展する。しかし、録音スタジオはニューヨークの街角だった――。キーラは、「日本の皆さん、こんにちは。キーラ・ナイトレイです」とあいさつ。「この映画に出演しようと思った一番の理由は、台本が非常にポジティブで希望に満ちあふれていたから。ものすごくありふれた“ベタ”な映画にならずに“希望”を映画に盛り込むのって、実はとても難しいことだと思います。あと、私が出演を決めたもう一つの理由はグレタとダンの関係があのようなエンディングを迎えたからです」と出演理由を改めて語る。また、「違うエンディングだったら私はこの役をやりませんでした」と言い、「純粋なロマンティック・コメディではないあのエンディングが好きなのです。『はじまりのうた』はリアリティのある、独特な映画です。ぜひ、ご覧下さい」とも。セルBD&DVDには特典として、メイキング(約20分)、ミュージック・ビデオ(4種)などの充実の映像特典を収録予定。キーラが言うポジティブな希望のメッセージを、BD&DVDでもう一度受け止めてみて。<『はじまりのうた』リリース情報>発売日:10月7日(水)※レンタルDVDも同時スタート【セル】ブルーレイ 4,700円(本体)+税【セル】DVD 3,800円(本体)+税発売元・販売元:ポニーキャニオン(C) 2014 KILLIFISH PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.(text:cinemacafe.net)■関連作品:はじまりのうた 2015年2月7日より全国にて公開(C) 2013 KILLIFISH PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED
2015年06月16日キーラ・ナイトレイが主演を務め、マーク・ラファロ、アダム・レヴィーンらが出演した映画『はじまりのうた』のブルーレイ&DVDが10月7日(水)にリリースされることが決定し、ナイトレイが日本の映画ファンに向けてコメントを寄せた。その他の写真本作は、『once ダブリンの街角で』のジョン・カーニー監督がメガホンを執り、ニューヨークを舞台に、恋愛や家族、仕事、夢など様々な悩める人々が音楽を通じて人生の新たな一歩を踏み出す姿を描いた物語。日本では単館公開ながらも、口コミで動員を増やし、興行収入1.5億円のヒットを記録した。主演のナイトレイは「この映画に出演しようと思った一番の理由は、台本が非常にポジティブで希望に満ち溢れていたから。ものすごくありふれた“ベタ”な映画にならずに“希望”を映画に盛り込むのって、実はとても難しい事だと思います。『はじまりのうた』はリアリティのある、独特な映画です。是非、ご覧下さい」とコメント。劇中で披露されるナイトレイの歌は公開時に高い評価を集めたが、カーニー監督は「アイルランドとアメリカの優れたソングライターたちが素晴らしい楽曲を作り上げてくれました。そして、実に才能豊かな俳優とミュージシャンが見事なコラボレーションを披露しているので、見どころもたくさんあります。音楽とドラマの両方を楽しんでくれると嬉しいです」と語っている。ブルーレイやDVDでは登場人物たちの多彩な演奏シーンを繰り返し楽しむことができるため、映画館で楽しんだ観客が改めてブルーレイ&DVDを求めることになりそうだ。本作は2015年ポニーキャニオンが贈る名画特集「映画美食宣言」キャンペーンのイチオシ作品で、キャンペーン対象映画を観て、ツイッターで感想や応援コメントをつぶやくか、専用応募フォームや郵便ハガキで応募すると、本作のDVD発売記念&応援試写会に招待される。詳しくは“シネマ・スペシャリテ 映画美食宣言 第4弾”の公式サイトに掲載されている。『はじまりのうた』ブルーレイ&DVD:10月7日(水)発売ブルーレイ:4700円+税DVD:3800円+税※レンタルDVDも同時開始!発売・販売元:ポニーキャニオン
2015年06月16日キーラ・ナイトレイに第1子となる女児が誕生したようだ。アメリカのゴシップサイト「E! News」が伝えているが、ロンドンで出産したこと以外、誕生日や名前など詳細は明らかにされていない。31歳のキーラは同い年でロックバンド「クラクソンズ」のジェームズ・ライトンと2013年5月にフランスで結婚、昨年後半に妊娠が明らかになった。『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』でゴールデン・グローブ賞やアカデミー賞で助演女優賞にノミネートされたキーラが、大きなお腹をゆったりしたシルエットのドレスに包んで授賞式に出席していたのは記憶に新しい。妊娠中にアメリカのトーク番組に出演し、子ども部屋はもう用意しているかと聞かれて「子ども専用の部屋なんて必要かしら?」と答えたり、どんな出産法を選ぶのかという質問には「お腹から出すこと」とはぐらかしたり、プライベートな話は避けてきたキーラ。夫妻は第1子誕生について正式なコメントは27日(日本時間)現在発表していない。(text:Yuki Tominaga)
2015年05月28日ここ数年、トップモデルのようなスレンダーなタレントに加え、お笑い芸人の渡辺直美や柳原加奈子、「森三中」など“ぽちゃカワ”と呼ばれる、ちょっぴり(?)太めでキュートな女性タレントがバラエティ番組などでは引っ張りだこ。さらに海外では、「All About That Bass」が世界各国で大ヒット中の“ぽちゃカワ”シンガー・ソングライター、メーガン・トレイナーも大人気。映画界でも、ジャック・ブラックやフォレスト・ウィティカーのようなぽっちゃり系が、個性派俳優として以前から人気を博している。そしていま、新たなる“ぽちゃカワ”スターたちが続々登場!今後さらなる“ぽちゃカワ”ブームを巻き起こしそうな3人の男女に迫った。まず1人目は、ミック・ジャガーがプロデュースした、伝説のアーティストの伝記映画『ジェームス・ブラウン~最高の魂を持つ男~』(5月30日公開)でジェームス・ブラウンの妻役を演じているジル・スコット。グラミー賞に3度輝いた“ネオ・ソウル”のシンガー・ソングライターにして、詩集が「ニューヨーク・タイムズ」紙のベストセラーリスト入りした詩人でもあり、女優でもあるマルチ・アーティストだ。彼女のアルバム『ザ・ライト・オブ・ザ・サン』は全米NO.1を獲得し、ホワイトハウスではその歌声を披露、ピープル誌の「テレビでブレークしたスター」の1人にも選出されたこともある人気者。そのほかに、ふくよかな女性のためのアパレル・ブランド「アシュレイ・スチュワート(Ashley Stewart)」の下着デザインの開発にも携わっているほか、ブルース・ベイブ基金というNPOを設立して、マイノリティの学生の大学学位取得を支援している。次いては、渡辺さんが声優を務めた『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』に出演し、5月25日より待望の日本公開となる『ピッチ・パーフェクト』に続き、全米でNo.1ヒットスタートを切った『ピッチ・パーフェクト2』でも“ファット”・エイミー役を演じているレベル・ウィルソン。オーストラリア育ちの彼女は、劇団「オーストラリアン・シアター・フォー・ヤングピープル」を卒業後、若き俳優志望の学生のためにニコール・キッドマンが出資した奨学金を得て、NYに。そのセンスを活かし、コメディエンヌとしてだけでなくプロデューサー、脚本家としても能力を発揮。『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』(’11)で端役ながら注目を集め、キルスティン・ダンスト主演の『バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!』(’12)で大役を熱演し、知名度が急上昇。今後は、アマンダ・セイフライド共演の『The Social Life』(原題)や『トランスポーター』のルイ・レテリエ監督、ペネロペ・クルス共演の『Grimsby』(原題)に出演予定だ。そしてもう1人は、英国俳優ジェームズ・コーデン。昨年、ポール・ポッツ役を演じた『ワンチャンス』、今年はキーラ・ナイトレイの友人役を演じた『はじまりのうた』、ディズニー・ミュージカルの『イントゥ・ザ・ウッズ』でパン屋の主人を演じて美声を披露し、日本でもじわじわと知名度が上昇中。1996年にミュージカル「MartinGuerre」の端役で舞台に立ち、プロの俳優としてデビュー。その後、自ら脚本を執筆して出演したBBCのシットコム「Gavin&Stacey」で2008年の英国アカデミー賞テレビ部門「最優秀コメディ演技賞」(英語版)を、2012年に「One Man, Two Guvnors」でトニー賞演劇部門「主演男優賞」を、2015年に大英帝国勲章のオフィサー(将校)を授賞している。今後も、ニコラス・ホルト主演の『Kill Your Friends』(原題)やマギー・スミス&ドミニク・クーパー共演の『The Lady in the Van』(原題)に出演している。今後の“ぽちゃカワ”俳優たちの活躍に注目だ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ワン チャンス 2014年3月21日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開(C) 2013 ONE CHANCE, LLC. All Rights Reserved.ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密 2015年3月20日より全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.ピッチ・パーフェクト 2015年5月29日TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国(C) 2012 UNIVERSAL STUDIOS All Rights Reserved.
2015年05月23日突然ですが、あなたは恋愛における「ナイナイ病」を知っていますか?恋愛エッセイストの潮凪洋介さんが提唱する「ナイナイ病」とは、女性が男性に対して起こす、「してくれない、成長しない、できない、謝れない、頑張らない、感謝しない」といった「ナイ」がつくマイナスアクションのこと。「私それ苦手なんだもん。できないよ」とほっぺたを膨らませてかわいくお願いすれば、たいていの男性は快く助けてくれる。もしあなたがそんな風に思っているとすれば、それは「ナイナイ病」にかかっている証拠です。そしてそれは逆に、女性のかわいらしさを台無しにしてしまう行為だと知っておくべきでしょう。今回は、潮凪洋介さんの著書、『「かわいい」と思われる女 50の習慣』より、かわいい女になるために卒業すべき「ナイナイ病」についてご紹介いたします。■1.~してくれない「(『してくれない』は、)すべて男性に何かをやってもらおうとする。やってもらうことによって男性からの愛を確かめる。自分の重要度を確かめるといったような悪い習慣です。」「電話もメールも返してくれない。私と仕事どっちが大事なの!?」と彼氏に詰め寄るような女性は、「自分を愛しているなら当然○○してくれるはずだ」と、相手の行動を勝手に自分への愛情の大きさにすり替えてしまっています。筆者も昔このパターンに陥りましたが、このような時はたいてい、自分がどれだけ愛されているのかということばかりに目がいって、相手を愛することはすっかり忘れているんですよね。■2.~できない「(『できない』に関しては、)何事もやる前から諦めてしまうような考え方です。向上心のある男性からすると、一緒にいてとてもつまらないと感じてしまいます。」苦手なことや分からないこと、考えるだけで気が重くなるようなことは誰にだってありますが、「できない」自分を認め、どう向き合い、どう乗り越えていくのか。そこにその人の強さや本来の姿が現れます。苦しい過程を放棄して、すぐ「できない」と口にする女性は、何でも人任せでやる気のない人だと思われてしまうでしょう。■3.謝れない「通る筋と通らない筋が大人になってまでわからない、そんな女性です。自分が悪いと思ったらスポーツのルールのように謝る。そして、次の行動に切り替えればいいところを絶対に謝らない。醜態を晒してしまう、そんな女性です。」ミスを犯した時、他人に迷惑をかけてしまった時、「ごめんなさい」「すみません」の一言を言えば収まるのに、最後まで意地を張っていたり、はたまた逆ギレしたり・・・いくら外見が良くとも、謝罪の言葉が言えない「面倒で自我の強い女」だと敬遠されてしまいます。■4.頑張らない「(次に、『頑張らない』は、)努力したり、目標を持ったりすることを全くしないという女性です。癒やしは、もちろん大切なのですが、頑張りどころを持たない女性は、男性から見て、徐々に物足りない存在へと変わっていくのです。」穏やかで平凡な毎日ももちろん大切ですが、時には仕事なり、スキルアップのための資格の勉強なり、自分に負荷をかけて踏ん張ることも必要です。目標に向かって頑張る姿を見て、お互いに高め合っていこうとする関係性を求めている男性の場合は特に、頑張らない女性では刺激が足りなくなってしまうのでしょう。■おわりにいかがでしたか?「女はでしゃばらずに男に甘えた方がかわいらしい」という考えをお持ちの方も多いのではと思いますが、このように何事も受け身な姿勢では男性に負担をかけるばかりで、そのうち捨てられてしまうかもしれません。してもらって当たり前、の「ナイナイ病」は卒業し、「自分でやる、努力する、人に与える」ことが自然にできるようになりたいですね。そのように自ら考え、アクションを起こせる女性は、男性の目には魅力的に映るのです。引用文献:潮凪洋介『「かわいい」と思われる女 50の習慣』(成瀬いづみ/ハウコレ)
2015年05月22日これまで多くの名女優を輩出してきたディズニーの実写映画。4月25日に公開が迫った『シンデレラ』で主演を務めるリリー・ジェームズも、監督や共演者からその実力を絶賛されており、早くも今後の活躍に期待が集まっている。ディズニーの実写映画に出演したことをきっかけに、世界を代表する実力派へ変貌を遂げた女優といえば、『プリティ・ウーマン』のジュリア・ロバーツや『プリティ・プリンセス』のアン・ハサウェイ。さらに、『魔法にかけられて』のエイミー・アダムス、『パイレーツ』シリーズのキーラ・ナイトレイ、『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカも、大作はもちろん、実力が試される難しい役柄もこなし、映画の賞レースをにぎわすまでに成長している。今回公開される『シンデレラ』でシンデレラを演じるリリー・ジェームズは、オーディションで主演を射止めたまさに"シンデレラガール"。「シンデレラのことを、誰もが応援し、好きになり、味方につくように描かなければならない」と考えていたケネス・ブラナー監督は、オーディションで役柄のセリフを発したリリーは、「機知があり、賢く鋭敏でありながらも冷たくはなく、目がキラキラしていて、心が美しく、見た目も美しい」という、生来的に人から好かれるための全ての要素を持っていたと振り返る。彼女を絶賛するのは監督だけではない。シンデレラの継母役を演じるアカデミー賞女優ケイト・ブランシェットは「素晴らしい自制心、集中力、奥深さがあるとともに、非常に陽気な面も持ち合わせています」と"心の広さ"を評価し、その上でシンデレラ役は「彼女にとってぴったり」と語る。また、魔法使い役のヘレナ・ボナム=カーターは「愛情を感じなければ、夢をかなえてあげようなどと思わないわけだけれど、あれほどかわいらしいリリーを好きになれない理由などないといった感じだったわ」と、リリーの魅力によって素直に役に入ることができたという。そして、王子役のリチャード・マッデンは、シンデレラの役柄について、困難に耐えながらほほ笑みを絶やさず、自分を憎む人々にも優しく接するという難しい演技が要求されると分析し、「リリーは実に優雅に美しく淡々と、あらゆるプレッシャーを気にかけることなくやってのけた」と称賛。「あの見事な舞踏会用ドレスさえも、やすやすと快適そうに着こなしていたよ」と、いかに彼女にとってシンデレラが当たり役であるかを象徴するエピソードも明かした。リリーは、今月7・8日に来日予定。スクリーンの中からはもちろん、東京・六本木で行われる舞踏会を再現したジャパン・プレミアでも、魅力を振りまいてくれるに違いない。(C)2014 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2015年04月02日リニューアルを果たした、シャネル(CHANEL)のリップスティック「ルージュ ココ」(3,800円)。時代にマッチした、新しいフォーミュラとカラーラインアップで展開されている。現在、4月5日まで表参道にて「ルージュ ココ」のポップアップイベントが開催中。表参道の交差点からほど近い、「ルージュ ココ」の特設ポップアップスペースは3フロア構成で、全24色をフルで体験することができる。2階では、シャネルのメイクアップアーティストによるメイク体験も実施。マンツーマンでのタッチアップで、自分に合ったカラーやメイクアップ法のカウンセリングを受けることが可能だ。多彩なシェードは大きくベージュ系、オレンジ系、ピンク&ローズウッド系、レッド系、プラム系の五つのグループにカテゴライズされている。レッド系を例に挙げると、テレビCFに出演しているキーラ・ナイトレイがつけているアイコニックなレッド「ガブリエル」から、オレンジ系の「アーサー」、ローズを帯びたエレガントな「ディミトリ」など表情は様々。実際につけてみると、「ルージュ ココ」のその形状からは想像がつかないほど、唇の上にするっと気持ち良くのびる付け心地と、発色の良さに驚くだろう。また自然な潤いのあるツヤ感も魅力的。つけ方によってはカジュアルにも、ブラシでアウトラインをしっかり取るとグラマラスにと、1本でメイクアップのバリエーションがぐっと広がる。ポップアップだけの楽しみ方として、3階に設置されたムービー&フォトブースにも足をのばしたい。ストップモーション風の写真を撮ることができ、その場で自分のメールにデータを転送。SNSなどで共有できるようなアクティビティーも。投稿する時は「#アイラブココ」をお忘れなく。「I LOVE COCO」のアルファベットのキャンディーはテイクフリー。また今回特別に予約できる「ルージュ ココ タクシー」も走行。会場内限定のWi-Fiにアクセスすると特設サイトから特別デザインのタクシーの予約ができる。行き先は渋谷、原宿、代官山、六本木。四つのカラーで運行しており、どのタクシーに当たるかはそのときのお楽しみ。【イベント情報】シャネル ルージュ ココ AT 表参道会場:Zero Base 表参道住所:東京都港区南青山5-1-25会期:3月27日から4月5日まで時間:11:00から19:00(4月3・4日は18:30まで)入場無料
2015年03月31日3月13日(金)に公開され、メイン館のTOHOシネマズみゆき座で初回から全回満席を記録したほか、全国各地でも満席が続出する大ヒットスタートを切った『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』。ベネディクト・カンバーバッチ史上最高の熱演と評され、アカデミー賞「脚色賞」を受賞した本作は、“ベネ”ファンの女性のみならず、暗号解読と天才の秘密にまつわる“泣けるミステリー”としての実話に、10代からシニアまで幅広い層から支持を集めている。とはいえ、“ドイツ軍が誇った暗号を解く天才数学者の物語”には、もしかしたら「何だか難しそう」「私、文系で…」と二の足を踏んでいる方も多いかもしれない。だが、実は、当時最強といわれた暗号の解読に挑んだのは、カンバーバッチが演じた天才数学者アラン・チューリングだけではなかった。チェスの英国チャンピオン、難解なパズルも解き明かす女性など、選りすぐりの“精鋭チーム”の存在があった。それは例えていうならば、チューリングを“レッド”とする“暗号解読戦隊”ともいうべき部隊。つまり本作は、チューリングと彼を支える個性的なメンバーが、いざというときには抜群のチームワークを発揮する、日本ではおなじみの“戦隊モノ”の醍醐味にあふれているのだ。1939年、ケンブリッジ大学の特別研究員アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)は英国政府のトップシークレットである、ドイツ軍エニグマ暗号機の解読作戦に参加する。なんと暗号機のパターンは、159の後に0が18個も続く(1垓5900京通り)という未知の領域!?全組み合わせを調べ終えるまで、10人の人間が24時間働き詰めでも2000万年かかるという驚異の数字だった。だが、チューリングは1人で勝手に解読マシンを制作し始め、リーダーだったチェスのチャンピオン、ヒュー・アレグサンダー(マシュー・グード)らチームから総反発を食らうことに――。この“暗号解読戦隊”で、カンバーバッチ演じるチューリングの立ち位置はもちろん、孤高ともいえる“レッド”。仲間と共闘しながらも、次第にマシンの意味をチームに認めさせていく。やがて、現代のコンピューターの始まりとなる彼のマシンの原理には、誰もが一目を置くようになる。そんな彼に対抗する“ライバル”的キャラが、マシュー・グード。『シングルマン』『イノセント・ガーデン』などで知られ、スマートな英国紳士を地でいく彼が演じたチェスの天才は、ハンサムで人を引きつける魅力を持ち、女性にもモテモテ。チューリングとは真逆のキャラといえる。当初は最もチューリングに反発していた男が、上層部から彼をかばう場面は胸アツになること必至!また、紅一点となるのは、キーラ・ナイトレイ。最初のチームで“使えない”人たちを独断でクビにしたチューリングは、難解なクロスワードパズルで試験を行い、誰よりも優秀だったジョーン・クラークを採用する。女性の仕事はお茶くみやタイプ打ちなどで男性と同等に働くことが困難だった時代に、実力のみでジョーンを採用したチューリング。やがて、彼女はチューリングの最大の理解者となっていく。さらに、冷静沈着・状況分析に優れ、穏やかな性格でチーム内のいざこざを何とかまとめようとするのが、アレン・リーチが演じるジョン。リーチ自身も、英国王室やハリウッドスターが夢中になるドラマ「ダウントン・アビー」のトム・ブランソン役で、知る人ぞ知る名脇役だ。チーム内で最も若く、“年下キャラ”ともいえるピーター役を演じたのは、マシュー・ビアード。「バーバリー」の広告モデルを務める彼は、いまから“青田買い”しておきたい英国のニューフェイスといえそう。そして、こうした個性的な面々を影でまとめ上げる存在となるのが、MI6(英国情報機関)のスチュワート・ミンギス。後にチューリングとある秘密の共有をしていくミンギスを渋く演じているのは、『裏切りのサーカス』『記憶探偵と鍵のかかった少女』などで知られる英国の実力派マーク・ストロング。渋い、といえば、チューリングのマシンを快く思わない軍上層部のデニストン中佐は、英国のベテラン俳優チャールズ・ダンス。実際は同じ英国側ではあるが、“暗号解読戦隊”の宿敵の親玉というべき存在にも思えてくる。こんなふうにチームをとらえれば、まさに彼らは唯一無二の“最強戦隊”。ヒューマンドラマとしての深い側面も持つ本作を、より楽しむことができるはずだ。『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 2015年3月13日より全国にて公開(C) 2014 BBP IMITATION, LLC
2015年03月22日ベネディクト・カンバーバッチが世界最強の暗号に挑んだ実在の天才数学者アラン・チューリングを熱演する『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』。そして、エディ・レッドメインが“車いすの天才”といわれる物理学者スティーヴン・ホーキングになりきった『博士と彼女のセオリー』。時代こそ違えど、奇しくも英国出身の2人の天才を描いた2作が、3月13日(金)より同日公開となる。いずれの作品にも、彼らを支え続けた2人の女性たちが登場する。彼女たちの葛藤、そして苦悩を好演し、主演男優たちとともに高評価を受けた『イミテーション・ゲーム』のキーラ・ナイトレイ、『博士と彼女のセオリー』のフェリシティ・ジョーンズに迫った。人と上手く馴染むことのできないチューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)と暗号解読チーム内のメンバーとの仲を取り持ち、チューリングが落ち込んだときにはすぐに駆けつけ、真剣に耳をかたむけるなど、常に彼の心の支えになり続けたジョーン・クラークを演じたキーラ。本年度アカデミー賞にて「脚色賞」を受賞した『イミテーション・ゲーム』では「作品賞」「主演男優賞」とともに、キーラも「助演女優賞」にノミネートされた。チューリングが取り仕切った暗号解読チームで高い能力を発揮したジョーンには、チューリングも全幅の信頼を置き、暗号のこと、数学のことなどを語り明かすシーンがある。キーラが「彼女は彼が心からすべてを話すことのできる初めての女性だったと思う」と分析するように、チューリングにとってジューンは、同じ目標に取り組む同志であり、親友であり、かけがえない存在であったといえる。また、「彼女はあの時代を生きた女性の数学者として、然るべき立場に就くために非常に苦労していた。だけど、その実力で最高の数学者を集めた解読チームに女性が入ったの。すばらしいことだわ」と語り、彼女を称える。チューリングはエニグマを解読し、多くの人を救った英雄ではあるが、実は彼女もまた、陰の英雄だったのではないだろうか。ベネディクトはその考えについて、「もちろんだよ」とすぐさま同意。「彼女を主役にした映画が作れるほどだ」と自身の考えを明かし、続けて「(ジョーン・)クラークは自分の居場所と平等な扱いを求め、性別ではなく自分自身の価値によって評価されることを望んだ。聡明な人物であり、主張も当然のものだったが、それは厳しい闘いだった」と当時の男女の不平等さについて触れた。一方、スティーヴン・ホーキング博士の半生と、彼を支え続けた妻との純愛を描いた『博士と彼女のセオリー』でも、天才を支えたのは博士の妻であるジェーン・ホーキング。余命2年の宣告を知りながらも彼と結婚し、励まし支え続け、その寿命を20年に伸ばし、成功へと導いていくジェーン。だが、やがて自身の科学者としての夢は二の次に、子育てと夫の介護に追われ、自分ひとりですべてをこなすことに限界を感じていく様子も描かれていく。ジェーンを演じたフェリシティは、「ジェーンのようなパートナーなしでは、彼は何も成し遂げられなかったということね」と断言。ホーキング博士を熱演したエディはアカデミー賞「主演男優賞」を受賞したが、妻ジェーンの複雑な心情を見事に表現したフェリシティも「主演女優賞」に初ノミネートされた。どんな天才や偉人であっても、たったひとりで成功することなどできない。その影には、支え続ける存在がおり、その人たちもさまざまな葛藤を抱えながら、自分自身も前向きに生きていこうとする。そんな2人の女性の姿には、明日への活力と勇気をもらえるはずだ。『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』は3月13日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。『博士と彼女のセオリー』は3月13日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:博士と彼女のセオリー 2015年3月13日より全国にて公開(C) UNIVERSAL PICTURESイミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 2015年3月13日より全国にて公開(C) 2014 BBP IMITATION, LLC
2015年03月12日ベネディクト・カンバーバッチが世界最強の暗号“エニグマ”に挑んだ実在の天才数学者を演じる映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』が、いよいよ3月13日(金)より公開となる。先日、本年度アカデミー賞にて見事「脚色賞」を受賞した本作から、そろって同「主演男優賞」「助演女優賞」にノミネートされていたベネディクトとキーラ・ナイトレイの熱い友情が伝わるコメントがシネマカフェに到着した。第二次世界大戦時、ドイツ軍が誇った世界最強の暗号“エニグマ”の解読に挑んだ英国の天才数学者アラン・チューリング。現在のコンピューターの礎を生みだし、後世に大きな影響を与えた、ひとりの天才の知られざる秘密と数奇な人生を描く本作。キーラは、ベネディクト演じるチューリングらと共に暗号解読チームに加わった唯一の女性で、聡明な数学者だったジョン・クラーク役を演じている。ベネディクトは本作の脚本に惚れ込み、オファーを即決したことを明かしているが、キーラもまた、「初めて脚本を読んだ瞬間に恋に落ちたわ」と、すぐにオファーを引き受けたという。「実は、最初の脚本では、ジョーンはもっと小さな役だった。ほかの俳優たちがこの映画に参加したのと同じ理由で、私も役を引き受けたの。ただ純粋にこの映画に参加したいという思いでね。イギリス人なら誰でも、この物語を世に送り出したいと感じるはず」と、時代に翻弄され“葬られた”天才の真実の物語に対する熱い想いをふり返る。だが、出演を即決したのはそれだけではないようで、「脚本をもらったとき、ベネディクトの出演は確定していた。彼が出るこの映画に出演したいと強く感じたわ」と、本作の出演理由のひとつにベネディクトとの友情があったことを明かすキーラ。「以前一緒に働いた人と仕事をするのは、いつもすてきな経験よ。特に過去の仕事で楽しい時を過ごした相手なら、話も合うし、すぐに気楽で親密な仲になれるもの。瞬時に何かに入り込めるの。彼とは友達だし、初共演以来ずっと仲良くしてきた。だからジョーンとアランの間にある友情を、実際の友達と演じられて良かった。2人の情熱に一瞬で入り込むことができるからね」と語る。一方、ベネディクトは彼女との共演について、「キーラはジョーンと同じくらい素晴らしい。ジョーンは自分の居場所と平等な扱いを求め、性別ではなく自分自身の価値によって評価されることを望んだ。聡明な人物であり、主張も当然のものだったが、それは厳しい闘いだった。組織化された性差別にいかに立ち向かうか、その姿勢をキーラは愛情溢れる演技ですんなり見せてくれたと思う」と絶賛の声を寄せている。ジョー・ライト監督の『つぐない』(’07)などで共演し、もともと親交が深かったベネディクトとキーラ。過去には、キーラをバカにした記者に対し、ベネディクトがジョークでお返しして怒ったというエピソードがあるなど、その友情で知られるふたり。その息の合った熱演は、劇場で確かめてみて。『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』は3月13日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 2015年3月13日より全国にて公開(C) 2014 BBP IMITATION, LLC
2015年03月04日FMX(フリースタイルモトクロス)、BMX(自転車)、スケートボードなどを使ったスタントショー「ナイトロ・サーカス ライブ」が日本初上陸、京セラドーム大阪で2月28日、初日を迎えた。大阪公演2日目の3月1日には同イベントのスペシャルサポーター・E-girlsがオープニングアクトとして登場。公演前にパフォーマンスを披露した。イベント チケット情報会場につめかけた観客に向かって、E-girlsのAmiが「みなさん盛り上がる準備は出来ていますか~?!」と問いかけると、代表曲の「Follow me」をパフォーマンス。リーダーのAyaは「私たちもワクワクドキドキしています!選手のみなさん、そして、みなさんと一緒に『ナイトロ・サーカス ライブ』を盛り上げていきたいと思います!」と意気込む。観客と一緒にタオルを振りながらパフォーマンスをする、明るくさわやかな楽曲「ヒマワリ」では、見ていた出演ライダーたちも大興奮の様子。「ナイトロ・サーカス ライブ」日本公演2日目の開幕を華やかに彩った。FMX界のレジェンド、トラヴィス・パストラーナはじめ現役世界チャンピオンを含む世界的有名ライダー35名が繰り広げる驚異のパフォーマンスに観客からは大歓声の嵐。2日間で計3万2000人を魅了した「ナイトロ・サーカス ライブ」は今週3月7日(土)・3月8日(日)、東京ドームで開催する。
2015年03月04日めずらしく雨になった22日(現地時間)、ハリウッドのドルビー・シアターで行なわれた第87回アカデミー賞授賞式。だが、オスカーは年に一度の晴れ舞台。女優たちはあいにくの天候をものともせず、スタイルを競い合った。「主演女優賞」に輝いたジュリアン・ムーアは「シャネル(CHANEL)」のストラップレスのドレス。パールとブランドの象徴であるカメリアを模したデザインをほどこしたドレスは制作に927時間要したそうだ。同賞候補のマリオン・コティヤールは、ミューズを務める「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」のドレス。前面ではなく、背中側のかなり低い位置にウエストマークするユニークなデザインを着こなしてみせた。ロザムンド・パイクは「ジヴァンシィ バイ リカルド・ティッシ(Givenchy by Riccardo Tisci)」の真っ赤なストラップレス・ドレス。ウエストをマークして深いスリットの入ったセクシーなデザインだ。産後間もなかったゴールデン・グローブ賞のときよりかなりスリムになった体型が強調されていた。フェリシティ・ジョーンズは「アレクサンダー・マックィーン(Alexander McQueen)」のサテンのドレス。パールをあしらったハイネックにたっぷりした裾のプリンセス・スタイで清楚な魅力が引き立った。リース・ウィザースプーンは「トム・フォード(TOM FORD)」のオフショルダーの白いドレス。デコルテとウエストだけ黒のコントラストが効いて、シンプルながら印象深い。白と黒のコントラストは「助演女優賞受賞」のパトリシア・アークエットもチョイス。アシンメトリーなワンショルダーの上半身は白、下半身は黒というデザインは「ロゼッタ・ゲティ(Rosetta Getty)」のものだ。まとめ髪は自分で作ったのか、受賞して登壇時も乱れきったまま。だが、それも個性にしているのはさすが。同賞候補のキーラ・ナイトレイは妊娠中のおなかを包むようなふわっとした「ヴァレンティノ(Valentino)」の花の刺繍をあしらったドレス。ベストドレッサーの期待をかけられていた「助演女優賞」候補のエマ・ストーンは「エリ・サーブ(Elie Saab)」のレトロ風デザインのロングスリーブ・ドレス。前面はプレーンだが、深いスリット入り、背中が大きく開いたデザインは正統派のハリウッド・グラマーだ。毎年人気の「エリ・サーブ」はジェニファー・ロペスも着用。肌の色にマッチしたテラコッタ色のたっぷりしたロングドレスにシンプルなポニーテイルというヘアスタイルはエイジレスな美しさだった。グウィネス・パルトロウは「ラルフ&ルッソ(Ralph&Russo)」のペールピンクのワンショルダー。左肩に大きな花のアクセントがついている。身体にフィットするデザインできれいなボディラインが強調されている。今年は40代を迎えた女優たちのボディコンシャスのドレスの着こなしも目を引いた。「助演女優賞」候補のローラ・ダーンは、「アルベルタ・フェレッティ(Alberta Ferretti)」のストラップレスでメタル・スタッズをほどこしたハードなデザイン、ジェニファー・アニストンは「ヴェルサーチ(Versace)」の白のストラップレスで全面にビーズをほどこし、脚部は透けたセクシーなデザイン、ニコール・キッドマンもウエストを赤のベルトで強調したストラップレス。ゴールド基調のメタリックな生地はちょっと魚の鱗っぽくてユニーク。左側の深いスリットで脚線美も主張した。助演男優賞プレゼンターのルピタ・ニョンゴは、「カルヴァン・クライン(Calvin Klein)」をチョイス。6,000個のパールをあしらったゴージャスな白のドレスは、前面はホルターネックで背中にVカットを造るデザイン。ナオミ・ワッツも背中にアクセントをおいた、「ジョルジオ・アルマーニ・プリヴェ(Giorgio Armani Prive)」のドレス。胸元の深いVカットを覆うようにエメラルド・グリーンの「ヴェルサーチ(Versace)」のドレスと同色のネックレスに両サイドをシェイブした髪型のスカーレット・ヨハンソン、25人で10週かけて制作した「アララ(Alaïa)の白いドレスに赤の長いグローブのレディ・ガガ、「メゾン・マルジェラ(Maison Margiela)」のシンプルな黒のノースリーブドレスにティファニーのターコイズの大ぶりなネックレスで決めたケイト・ブランシェットなど、オリジナルなスタイルが光るスターもいて、オスカーのレッド・カーペットの華やぎは今年も健在だった。(text:Yuki Tominaga)
2015年02月23日第87回アカデミー賞授賞式が2月23日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、『6才のボクが、大人になるまで。』のパトリシア・アークエットが「助演女優賞」を受賞した。初ノミネートで、初受賞を果たした。リチャード・リンクレイターが12年間という歳月をかけて、ある少年とその家族の移ろいを同じキャストで撮影し続けた野心的なヒューマンドラマ。パトリシアは二人の子どもを育てるシングルマザーを演じた。離婚や再婚相手のDVといった苦境から子どもたちを守ろうと奮闘し、愛情を注ぐ母親。それでも、子どもたちは成長とともに自分の世界を見つけ、巣立っていく…。そんな現実と向き合い、大学進学が決まった18歳の息子を前に「これで終わりだなんて。もっと何かあると思っていたのに」とこぼすシーンは多くの女性の心を震わせただけでなく、世代を問わずすべての観客に“母親の愛情”を再認識させた。今年の助演女優賞はパトリシアを筆頭に、ローラ・ダーン(『Wild』)、キーラ・ナイトレイ(『イミテーション・ゲームエニグマと天才数学者の秘密』)、エマ・ストーン(『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)、メリル・ストリープ(『イントゥ・ザ・ウッズ』)という新旧の実力派が候補に名を連ねていたが、前哨戦である各映画賞レースで先頭を走ってきたパトリシアが順当にオスカーを手にした。姉は女優のロザンナ・アークエット。兄弟や父親も俳優という芸能一家に育った。ブレイクのきっかけは日本でも大ヒットを記録した『トゥルーロマンス』で、彼女が演じた自由奔放なヒロインは当時の若者に鮮烈なイメージを残した。その後はティム・バートン(『エド・ウッド』)、デヴィッド・リンチ(『ロスト・ハイウェイ』)、ミシェル・ゴンドリー(『ヒューマン・ネイチュア』)など個性豊かな監督とタッグを組んだ他、など。2005年よりテレビシリーズ『ミディアム 霊能者アリソン・デュボア』に主演し、エミー賞を獲得している。(text:cinemacafe.net)
2015年02月23日本年度アカデミー賞にて「主演男優賞」のベネディクト・カンバーバッチ、「助演女優賞」のキーラ・ナイトレイと「作品賞」ほか8部門にノミネートされている『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』。本作で、世界最強の暗号“エニグマ”に挑んだ実在の天才数学者を熱演し、初ノミネートの快挙を果たしたベネディクトからコメントが到着。あるシーンで、あまりの感情の高ぶりに号泣していたことを明かしてくれた。第二次世界大戦時、ドイツ軍が誇った世界最強の暗号“エニグマ”の解読に挑んだ天才数学者アラン・チューリング。英国政府が50年間隠し続けた、この天才の真実に触れる物語は、“泣けるミステリー”としてトロント国際映画祭「観客賞」を受賞、ゴールデン・グローブ賞では「作品賞」含む5部門にノミネートされるなど、賞レースの中心で話題となっている。アカデミー賞「脚色賞」にもノミネートされている本作の脚本は、ハリウッドで大きな評判を呼び、製作前の脚本をハリウッド業界人の投票によってランキングする“ザ・ブラックリスト”の2011年度版において第1位に選出されていたもの。ベネディクトにとっても、実際に製作が始まるまで動向を見守っていた初めての脚本で、「大きな歴史の波にのみ込まれ、不当な扱いを受けながらも、自分の信念を貫き通した彼の人生を、ひとりでも多くの人に伝えるのが、自分の使命だと思ったよ」と感慨深く語る。このアラン・チューリングの物語は、それほど彼にとって重要で、絶対に参加したい作品だったようだ。役作りについては、「原作だけでなくチューリングの多くの伝記や、映画の舞台となったブレッチリー・パークに関する文献にも目を通したよ。あと、生前の彼を知る人物からなるべく多く話を聞き、彼の人柄を感じ取った」と話すベネディクト。入念な情報収集を経て、撮影に臨んでいたことを明かした。一方、実在の人物を演じる上で、「チューリングの業績を正しく後世に伝えるという責任の重さが一番困難だった」と当時の不安を吐露するも、「でも、すばらしいチームが支えてくれた。時代物の下着まで完璧に揃えてくれたんだ(笑)」と撮影現場での様子を笑顔でふり返った。こうして役になり切ることには成功したものの、撮影の終盤の、とあるシーンでは自分の感情をコントロールできなくなったそうで、「そのとき、僕は彼のために本当に心を痛めていた。彼のために泣いていたんだ。シーンの撮影中も撮影後も、涙が止まらなかったよ。あのときの僕はもはや演技をしていなかった。こんな経験は、初めてだったよ」と話した。そんなベネディクトに対し、「監督賞」ノミネートを果たしたモルテン・ティルドゥムは、「彼はチューリングを以前から知っていたようだ。チューリングを深く理解し役に没頭してくれた。才能と熱意を持ったすばらしい俳優だ」と絶賛。また、「ベネディクトのチューリング役への没頭ぶりは、チューリング自身の(暗号解読への)没頭ぶりに匹敵するほどだ」とも語っており、ベネディクトが本作に対し、並々ならぬ情熱を持って取り組んでいたことが伺える。本作で、米タイム誌の「2014年俳優による演技トップ10」にて第1位に選ばれるなど、彼の史上最高の演技とも称されている今回の天才数学者役。その心を鷲掴みにされる渾身の熱演ぶりは、劇場で確かめてみて。『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』は3月13日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月20日キーラ・ナイトレイが美声を披露し、音楽&映画ファンの心を捉えている『はじまりのうた』、そして全米を震撼させたレスリング五輪金メダリスト射殺事件を映画化した『フォックスキャッチャー』。現在公開中の両作に出演しているのが、『アベンジャーズ』でも知られるマーク・ラファロだ。SNSで「キャラの振り幅がスゴすぎる!」「すぐに気付かなかった!」など早くも話題沸騰となっている、実力派俳優の変貌ぶりに注目した。『フォックスキャッチャー』は、故フィリップ・シーモア・ホフマン主演『カポーティ』(’05)、ブラッド・ピット主演『マネーボール』(’11)など、これまで実在の人物と事件を丹念に描いてきたベネット・ミラー監督による最新作。1996年にアメリカで起きた、デュポン財閥御曹司によるレスリング五輪金メダリスト射殺事件を映画化した。孤独、葛藤、富と名声、心の暗部でつながれた大富豪とレスリング金メダリストの病的ともいえる心理を鮮烈に描き、見事カンヌ国際映画祭で「監督賞」を受賞。第72回米ゴールデン・グローブ賞ではドラマ部門「作品賞」「主演男優賞(スティーブ・カレル)」「助演男優賞(マーク・ラファロ)」の3部門にノミネート、さらに2月23日(日本時間)に発表される第87回アカデミー賞では「監督賞」「主演男優賞」「助演男優賞」など全5部門にノミネートされている。本作で、チャニング・テイタム演じるレスリング五輪金メダリスト、マーク・シュルツの兄で同じく金メダリストのデイヴ・シュルツを演じたのが、マーク・ラファロだ。過去、『死ぬまでにしたい10のこと』『エターナル・サンシャイン』『ゾディアック』など数々のヒット作に出演し、『キッズ・オールライト』ではアカデミー賞「助演男優賞」にノミネート、『アベンジャーズ』では超人ハルクを演じるなど、幅広いキャラクターと演技力が評価され、ハリウッドで最も人気のある俳優のひとりであるラファロ。舞台と映画の間を行き来し、いままでにアン・リー、マーティン・スコセッシ、マイケル・マン、スパイク・ジョーンズ、デヴィッド・フィンチャー、フェルナンド・メイレレス、ミシェル・ゴンドリーなど、錚々たる監督らと仕事をしてきた。そして今回、名匠ミラー監督と初タッグを組んだのが『フォックスキャッチャー』だが、実は公開直後から、「これもマーク・ラファロなのか!」「誰だか一瞬分からなかった!」「マーク・ラファロはすぐに気付かなかった! このヒゲもじゃの男か!」「マーク・ラファロの頭がハゲちらかしている!」といったコメントがSNSに殺到。『フォックスキャッチャー』より1週間前に公開され、全国10館のスタートながらスマッシュヒットを記録している『はじまりのうた』でのラファロとの違いに、驚愕する観客たちが続出しているのだ。『はじまりのうた』では、キーラ演じるグレタの才能を見出す落ち目の音楽プロデューサーを演じ、最初はどうしようもない夫で父で音楽プロデューサーでありながらも、その軽妙さと愛らしさがたまらないキャラクタ―をつくりあげているラファロ。これに対し、『フォックスキャッチャー』ではレスリング選手ということもあり、約7か月もの間厳しいレスリングの準備を続け、全く真逆のキャラクタ―を見事に演じ切っている。実はラファロは高校時代にレスリングを経験したことがあるが、実在したデイヴ・シュルツは左利きであったため、レスリングを一から学び直して右利きから左利きへと変更。45歳のラファロが、かつて “史上最高のレスラー”といわれた33歳の男を演じるに当たり、説得力を持たせるべく、肉体的にも非常に過酷なトレーニングを積んだという。その成果となる劇中の白熱した試合のシーンは必見だ。また、よりデイヴに近づけるため、徹底的な外面改造も行った。広く後退した毛髪、それに反するように激しく蓄えられたヒゲ、レスリングなどの寝技系のファイター達によく見られる耳の変形などもきちんと再現、さらには大きく筋肉質なレスリング選手としての肉体、特徴的なデイヴの構え、動き、スタイルなどを体得し、まさにパッと見、ラファロとは気づかないほどのビジュアルへと変化させていった。「単に役を脚色するのとは異なり、実在の人間を演じるということは、確かに責任がある。僕は自分の能力の限りを尽くして、デイヴに敬意を表したかった」と語り、徹底した役づくりを見せたラファロ。今年は『アベンジャーズ』の続編となる『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』も控えており、ハルクことブルース・バナーとして再び登場する予定だ。振り幅の広さを示し続けるマーク・ラファロに、これからも目が離せない。『フォックスキャッチャー』『はじまりのうた』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フォックスキャッチャー 2015年2月14日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) Photo by Scott Garfield(c)MMXIV FAIR HILL LLC. ALL RIGHTS RESERVED.はじまりのうた 2015年2月7日より全国にて公開(C) 2013 KILLIFISH PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED
2015年02月20日●オスカーに輝くのはどの作品?2月23日、世界最高峰の映画の祭典、アカデミー賞が2月23日(日本時間)、米・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催される。果たして最高の栄誉はどの作品に与えられるのか? WOWOWプライムでは当日朝9時から「生中継!第87回アカデミー賞授賞式WOWOWプライム」を完全独占生中継。今回はその放送を記念し、すでに発表されているノミネート作品から主要賞を大予想すると共に、映画の祭典を隅々まで楽しむコツを伝授しよう。○主要6部門のノミネート作品をピックアップ!!オスカーに輝くのはどの作品?まず第87回アカデミー作品賞ノミネート作品はコチラ。○作品賞ノミネート作品『アメリカン・スナイパー』『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『6才のボクが、大人になるまで。』『グランド・ブダペスト・ホテル』『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』『セルマ(原題)』『博士と彼女のセオリー』『セッション』映画界最高の栄誉とも言うべき作品賞。前哨戦では、6歳の少年とその家族の12年を追ったヒューマン・ドラマ『6才のボクが、大人になるまで。』がほぼ独走状態。主人公を含む家族4人を同じ俳優が12年間演じるという、前人未到とも言うべき演出が評価され、ゴールデン・グローブ賞最多3部門を受賞したほか、今回のアカデミー賞では主要6部門にノミネートされており、作品賞の大本命と言える。だがここにきて、対抗馬に『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』が急浮上。というのも、前哨戦の中でもとりわけアカデミー賞作品賞とのマッチングが多いアメリカ製作者組合(PGA)賞で、作品賞を制したのが『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』なのだ。実力派俳優たちの見事なアンサンブル、最初から最後までワンカットで撮られたかのような流麗なカメラワークに興奮必至の120分。撮影賞は確実だと思われるが、作品賞受賞なるか!? こうしたアートハウス系作品が有力視される中、全米ボックスオフィスで記録的な興行収入をあげたクリント・イーストウッド監督の戦争映画『アメリカン・スナイパー』が大穴か。○監督賞ノミネートアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)リチャード・リンクレイター(『6才のボクが、大人になるまで。』)ベネット・ミラー(『フォックスキャッチャー』)ウェス・アンダーソン(『グランド・ブダペスト・ホテル』)モルテン・ティルドゥム(『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』)『21グラム』『バベル』などのシリアス路線から一転、ファンタジーかつコメディに挑戦したアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥの“新境地"も特筆ポイントだが、やはり大本命は『6才のボクが、大人になるまで。』のリチャード・リンクレイター。代表作『ビフォア』シリーズ3部作では、1組の男女の恋を9年ごとに同じ俳優で撮影したが、本作は同じ俳優に12年間同じ役を演じさせ、少しずつ撮りためた映像を1作品にまとめるという離れワザをやってのけた。監督賞とは“その年にハリウッドで最も認められた監督に与えられる賞"だが、リンクレイターの1年、いや12年間の挑戦は映画史に残る偉業として評価されるはずだ。○主演男優賞ノミネートスティーヴ・カレル(『フォックスキャッチャー』)ブラッドリー・クーパー(『アメリカン・スナイパー』)ベネディクト・カンバーバッチ(『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』)マイケル・キートン(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)エディ・レッドメイン(『博士と彼女のセオリー』)俳優賞のポイントとして、オスカー会員は“実在の人物"を演じた俳優を評価する傾向にある。しかも肉体改造や特殊メイクなど、役柄本人とのギャップが大きければ大きいほど、だ。ノミネート5人のうち、実在の人物を演じたのはマイケル・キートン以外の4人。中でも、車いすの天才物理学者スティーヴン・ホーキング博士を演じたイケメン俳優エディ・レッドメインの渾身の演技は鳥肌モノだ。ALSが発症し、身体の自由が奪われていく過程を繊細に演じ、最後に見せる“瞳"の演技には涙腺を刺激される。オスカー受賞は確実かと思われるが、もうひとりの有力候補とされるのがマイケル・キートンだ。かつてヒーロー映画で一世を風靡した冴えない中年俳優という役どころは、ティム・バートン版『バットマン』で主演するも賞レースとは無縁だったキートン本人のキャリアを連想させる。つまり自分をセルフパロディしたような役で、役作りをこえた妙なリアリティがある。若手レッドメインの初オスカーか、それとも中年キートンの復活か、注目したい。○主演女優賞ノミネートマリオン・コティヤール(『サンドラの週末』)フェリシティ・ジョーンズ(『博士と彼女のセオリー』)ジュリアン・ムーア(『アリスのままで』)ロザムンド・パイク(『ゴーン・ガール』)リース・ウィザースプーン(『ワイルド(原題)』)マリオン・コティヤールやリース・ウィザースプーンなどオスカー女優もノミネートされる中、最有力候補は『アリスのままで』で若年性アルツハイマーを患った50歳の言語学者の葛藤を体現したジュリアン・ムーア。「これまでのキャリアで最高の演技である」とメディアの評価も高く、ゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)ほか映画賞レースを席巻中。12年ぶり5回目のノミネートで、ついに念願のオスカーに王手!?あえて対抗馬をあげるなら、映画史に残るファムファタールを怪演した『ゴーン・ガール』のロザムンド・パイク。作品賞ノミネートからもれてしまったのが衝撃なのだが、その分、作品の支持票がパイクに集中すれば、大ドンデン返しもあり得るかも。5人のうち唯一の“悪役"というのも有利なポイントか。○助演男優賞ノミネートロバート・デュヴァル(『ジャッジ 裁かれる判事』)イーサン・ホーク(『6才のボクが、大人になるまで。』)エドワード・ノートン(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)マーク・ラファロ(『フォックスキャッチャー』)J・K・シモンズ(『セッション』)中年俳優を脅かすワガママな実力派俳優を演じたエドワード・ノートンや、父親になりきれない父親を演じたイーサン・ホークなど演技派が出揃った助演男優賞。台風の目となるのが『セッション』のJ・K・シモンズだ。シモンズは名門音楽大学の伝説の鬼教師として、ジャズドラマーを目指す主人公に狂気のレッスンを行うのだが、その圧倒的な凄味たるや! 見たらトラウマ必至のモンスターを演じたシモンズの一人勝ちか!?○助演女優賞ノミネートパトリシア・アークェット(『6才のボクが、大人になるまで。』)ローラ・ダーン(『ワイルド(原題)』)キーラ・ナイトレイ(『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』)エマ・ストーン(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)メリル・ストリープ(『イントゥ・ザ・ウッズ』)オスカー常連メリル・ストリープや勢いにのっているエマ・ストーンも注目だが、前哨戦で快進撃を続ける『6才のボクが、大人になるまで。』のパトリシア・アークエットに死角なし。子育てに疲れたシングルマザーが、大学で教鞭を取り、自立していく12年間を演じたアークエット。キャリアアップの一方で私生活では男運がなく難儀する母親にどこか共感してしまうのは、彼女の演技力(と見事な体型の変化!)によるところが大きい。●お楽しみは授賞式の演出にも?○賞の行方だけじゃない!お楽しみは授賞式の演出にあり!【その1】パフォーマンスを楽しもうアカデミー賞授賞式は、ひとつのエンターテイメントショーとしても楽しめるお祭り。そのパフォーマンスは、ひとえに司会者の存在感が大きい。第81回ではブロードウェイ俳優としても活躍するヒュー・ジャックマンが冒頭から歌い踊り、会場から大喝采を浴びた。また、第86回ではエレン・デジェネレスの注文により、会場に突然宅配ピザ屋が乱入。ブラッド・ピットにジュリア・ロバーツ、メリル・ストリープといった蒼々たる俳優たちが自撮りで記念撮影をし、TwitterにアップされたRT数は世界記録にもなった。そして気になる第87回の司会は、舞台経験も豊富で、トニー賞授賞式の司会を4度経験している俳優ニール・パトリック・ハリス。巧みな進行で定評のある彼の司会により、笑いあり歌ありの楽しい授賞式になりそうだ。ちなみに『ゴーン・ガール』ではロザムンド・パイク演じる妻の元カレを演じたニール。ぜひ舞台上で“戦慄の共演"を見てみたい。【その2】生中継ならではのハプニングも!生中継ゆえのハプニングもつきもののアカデミー賞授賞式では、過去に様々な“事件"が起きている。第85回、『世界にひとつのプレイブック』で主演女優賞を受賞したジェニファー・ローレンスがステージに上がろうとしたところ、階段でドレスに足を取られてコケるハプニングが。すかさず手を差し伸べたヒュー・ジャックマンの紳士ぶりも含め、微笑ましい一場面となった。そして感動的なスピーチの瞬間にも数々のドラマが。例えば第74回、『チョコレート』で主演女優賞を受賞し、感極まるハル・ベリー。その姿に感動したのか、プレゼンターのエイドリアン・ブロディがなぜかベリーに突然のキス! 果たして今年はどんな事件が起こるのか? すべての映画人にとっての憧れの舞台だからこそのハプニングは、感動と笑いを誘うこと間違いナシだ。いかがだっただろうか? ハプニング込みで楽しめてしまう第87回アカデミー賞。「生中継! 第87回アカデミー賞授賞式WOWOWプライム」は、2015年2月23日(月曜9:00~[同時通訳] ※字幕版は同日21:00~)放送だ。日本のスタジオで案内役を務めるのは、9回目の出演となるフリーキャスターのジョン・カビラと出産後2年ぶりに当番組に復帰する高島彩。さらに現地でのレッドカーペットの中継を人気俳優の斎藤工がナビゲート。俳優業のみならず、映画雑誌のコラム執筆やWOWOWの映画情報番組「映画工房」にレギュラー出演するなど生粋のシネフィルとしても知られる斎藤からどんな興奮のコメントが飛び出すかも大いに期待したいところだ。ぜひ歴史的瞬間を見逃さないでほしい。なお、特設サイトも用意されているのでチェックしよう!
2015年02月13日公開中の映画『はじまりのうた』で主演を務めたキーラ・ナイトレイのコメントが届いた。本作でナイトレイは、『once ダブリンの街角で』を大ヒットさせたジョン・カーニー監督と組み、駆け出しのミュージシャンというこれまでに演じたことのない役柄で新たな魅力を放っている。その他の画像ナイトレイは1985年生まれの英国人女優で、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズや『ラブ・アクチュアリー』などの人気作に出演する一方、文芸大作『つぐない』や『危険なメソッド』『アンナ・カレーニナ』『イミテーション・ゲーム』などの作品で演技力が高く評価されている。しかし、彼女は「突然気付いたんです。過去5年ほど出演した作品すべてで、大体が死ぬ役でした」という。「そこで、情緒不安定になるとか死ぬといった事を経験しなくていいような事をやりたいなと、切実に思ったんです」。そんなある日、彼女の元に、『ONCE ダブリンの街角で』のジョン・カーニー監督の新作の脚本が届く。本作で彼女が演じたグレタは、ミュージシャンの恋人に裏切られるが、落ちこぼれの音楽プロデューサーのダンと出会い、NYの街で共に音を鳴らし、歌声を響かせる中で少しずつ自分を取り戻していく。「素晴らしい脚本でした。非常にポジティブで、そこが私が本当に気に入った所で、ユーモアもたっぷりでした。この映画は希望に満ちたものの“きざし”のようなものを見せてくれると思うんです。何かがどこで起きるかは、誰にも分からない。でも試してみた方がいい。何故やってみないの? こういう感じの所が、私は本当に気に入りました」。また、ダン役を名優マーク・ラファロが演じることも大きな決め手になったようだ。「長年にわたり、彼の出演作の大ファンでした。彼の傍に立ち、彼が何をするのか、どうやるのかを見届ける機会を、純粋に持ちたいと思いました。彼は正に、世界で一番愛くるしく、素敵で、面白くて、才能豊かな方です。本当に楽しかった。この映画に出てる全てのキャストが、共演できて本当にラッキーだったと思います。かなりアドリブが多い作品だったから、他のキャストとの関係性とか化学反応はものすごく大切でした」。出演を決めた彼女はさっそく、脚本を読み込みながら“音楽”のトレーニングを開始したという。劇中でグレタは自身の感情を“歌”で表現するからだ。「ヴォーカルのコーチをつけて、どの音が自分に合うかを見つけようとしていましたが、それも楽しい作業でした。私は歌手ではないです。映画では歌っていますが、私らしい表現方法ではないです。だから表現を探さないといけなかった。クリエイティブで、エモーショナルで、歌声も(グレタというキャラクターの)パーソナリティにあったものを」。ナイトレイは撮影前には入念に準備を重ね、フィルムが回るとアドリブを交えながら“グレタ”として振舞った。彼女の自然で、しかし力強い演技は多くの観客から評価されている。『はじまりのうた』公開中
2015年02月10日「ぴあ」調査による2015年2月6日、7日のぴあ映画初日満足度ランキングは、Mr.Childrenのライブツアーの模様に迫るドキュメンタリー『Mr. Children REFLECTION』がトップに輝いた。2位にキーラ・ナイトレイ主演の音楽映画『はじまりのうた』が、3位に『トランスフォーマー』シリーズのマイケル・ベイが製作を手がけた『ミュータント・タートルズ』が入った。その他の画像1位の『Mr. Children REFLECTION』は、昨年9月に行われたファンクラブ限定ライブに迫った記録映画。出口調査では「感動した!映像がクリアで臨場感があって本当のライブ会場にいるみたいだった」「とにかく迫力がすごい!未発表曲を歌うので新鮮だったし、鈴木英哉さんがドラムをたたく表情など、細かいところまで観られて感激した」「涙が出るくらい感動した!貴重な場面を捉えた映像が多くて、初めて聴く曲や、肩を組んで歌うシーンが印象的だった」「本当にライブに来ているかのようで震えてしまった。曲をただ流すだけの映画でなくきちんと構成されていて、普遍的な歌詞の魅力を改めて実感した」など、10代から40代の男女を中心に熱い支持を集めた。2位の『はじまりのうた』は、『once ダブリンの街角で』のジョン・カーニー監督による最新作。観客からは「ニューヨークのライブハウスやゲリラライブのシーンを観て、東京と似ていると感じた。観ていて楽しくなってくる映画でNYに行きたくなった」「洗練された音楽、キャラの立った登場人物、良い意味で期待を裏切るストーリー展開、どれをとっても素晴らしくて満足」「音楽によって人は救われる、そして人の救われ方はそれぞれであるというメッセージを感じた」「登場人物の心境を表したような歌がすごくよかった。キーラ・ナイトレイのラフな感じの演技は新鮮でステキだった」などの感想が寄せられた。(本ランキングは、2月6日(金)、7日(土)に公開された新作映画7本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2015年02月09日あてもなくひとり街を歩きたくなるときって、どんな時だろう──。自分が抱えている問題の答えを見つけたいとき、日々の忙しさから逃れてほっとひと息入れたいとき、仕事のアイデアを求めているとき、恋に傷ついてしまったとき…などさまざまですが、そこに素敵な音楽、その時の自分にあう音楽があれば、ありふれた街の景色が一瞬にして自分だけの空間と化す。それは言ってみればとても小さなひとり旅でもあります。ニューヨークの街が舞台の映画『はじまりのうた』にも小さな旅はたくさん描かれていて、その旅の途中で出会ったのは、恋人デイヴの浮気が発覚して家を飛び出したシンガーソングライターのグレタ(キーラ・ナイトレイ)と落ち目の音楽プロデューサーのダン(マーク・ラファロ)。ライブハウスで偶然グレタの弾き語りを聴き彼女の才能に惹かれたダンは、一緒にアルバムを作ろうと声をかけ、そこから物語が始まります。ただ、無名のミュージシャンと会社をクビになったプロデューサーにアルバム制作の予算があるはずもなく、彼らはニューヨークの街中でレコーディングをすることを思いつくんです。こだわったのはそのロケ場所。「目で見て選ぶな、アルバムを録音したくなる場所を選べ」という監督の指示によって選ばれたのは、路上、ビルの屋上、公園、地下鉄…。ニューヨークのあらゆる場所で撮影をしているんです。街の喧噪も伴奏にしてしまうというアイデアがとてもユニーク。数多くの映画でニューヨークの街並がスクリーンに映し出されてきましたが、同じセントラルパークでもワシントン・スクエア公園でも“録音したくなる場所”という視点で描かれるとまた違う画として映し出されるから不思議です。グレタとダンが出会うバーは「Arlene’s Grocery」、グレタとデイヴが再開するカフェは「Schiller’s Liquor Bar」、デイヴが「Lost Stars」(アカデミー賞歌曲賞ノミネート!)を歌ったライヴ会場は「Beacon Theater」で撮影。ニューヨークの街を歩いて、お茶をして、ライヴを見て、お酒を飲んで…そんなふうに『はじまりのうた』をなぞる旅もいいですし、ニューヨークへの旅が難しかったとしても、この映画のサントラを持ってどこかの街をふらりと歩くだけで、その場所はもう小さな旅先に──。音楽と一緒に映画のワンシーンワンシーンが心に刻まれるから音楽を聴くたびにこの映画を思い出す。そしてしあわせな気持ちになる。『はじまりのうた』は、傷ついてもいいよ、泣いてもいいよ、ヘコんでもいいよってそっと心に寄り添って励ましてくれるとてもあたたかい映画、音楽の力を感じる映画です。(text:Rie Shintani)■関連作品:はじまりのうた 2015年2月7日より全国にて公開(C) 2013 KILLIFISH PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED
2015年02月07日イギリスの女性誌「GLAMOUR」が毎年恒例の「世界一セクシーな男性」特集を組み、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のジェイミー・ドーナンが1位に選ばれた。モデルからキャリアをスタートさせ、キーラ・ナイトレイの恋人としても知られていたが、俳優としてはやや伸び悩み気味だった。今回チャーリー・ハナムの代役として起用された『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』で大ブレイクを果たした。トップを争い、2位に甘んじたのはベネディクト・カンバーバッチ、3位はトム・ヒドルストン。4位はロバート・パティンソン、5位は昨年第1位だったヘンリー・カビル、6位は『ダイバージェント』のテオ・ジェームズ、7位は「ワン・ダイレクション」のハリー・スタイルズ、8位はジェイミー・キャンベル・バウワーといった若手がランクインした。世界一セクシーな男性特集はアメリカの「People」誌が有名だが、選ばれる男性の好みが違うところが興味深い。読者8万人による投票結果はイギリス人の人気がやはり高く、トップ10内でイギリス人でないのは9位のジャレッド・レトと10位のファレル・ウィリアムスだけ。ちなみに昨年「People」誌でNo.1に選ばれたクリス・ヘムズワースは13位(弟・リアムは11位)。3日にアンバー・ハードと結婚したジョニー・デップは12位、ブラッドリー・クーパーは29位、レオナルド・ディカプリオは45位、ライアン・ゴズリングは47位という結果になった。トップ30は以下の通り1位ジェイミー・ドーナン2位ベネディクト・カンバーバッチ3位トム・ヒドルストン4位ロバート・パティンソン5位ヘンリー・カビル6位テオ・ジェームズ7位ハリー・スタイルズ(ワン・ダイレクション)8位ジェイミー・キャンベル・バウアー9位ジャレッド・レト10位ファレル・ウィリアムス11位リアム・ヘムズワース12位ジョニー・デップ13位クリス・ヘムズワース14位イアン・サマーホルダー15位チャーリー・ハナム16位リチャード・アーミティッジ17位ゼイン・マリク(ワン・ダイレクション)18位アレックス・ターナー(アークティック・モンキーズ)19位デヴィッド・ガンディ(モデル)20位オーランド・ブルーム21位マット・ボマー22位ナイアル・ホラン(ワン・ダイレクション)23位イドリス・エルバ24位マイケル・ファスベンダー25位アレクサンダー・スカルスガード26位ザック・エフロン27位クリス・マーティン28位ポール・ウェズレイ29位ブラッドリー・クーパー30位クリス・エヴァンス(text:Yuki Tominaga)
2015年02月06日シンガーソングライターの片平里菜が2月5日、東京・新宿ピカデリーで行われた米映画『はじまりのうた』の公開記念イベントに出席し、第87回アカデミー賞で歌曲賞候補となった主題歌『LOST STARS』のカバーを生披露。「人前で歌ってみると、改めて曲の良さが分かりますね」と魅力を話した。その他の写真ニューヨークを舞台に、恋人に裏切られたシンガーと落ち目の音楽プロデューサーが、アルバム制作を通して心を通わせるハートフルな音楽ドラマ。キーラ・ナイトレイとマーク・ラファロが共演し、アカデミー歌曲賞を受賞した『ONCE ダブリンの街角で』のジョン・カーニー監督がメガホンをとる。「誰もいないライブハウスで歌ったり、失恋して曲を作ったり、ヒロインの行動すべてが自分と重なった。とても共感したし、感動した」と語る片平は、最近ニューヨークを訪ねたばかりだといい「映画を観ると、また行きたくなりますね。(劇中シーンのように)ニューヨークの街中でレコーディングしてみたい」と思いをはせた。この日、披露した『LOST STARS』はヒロインが恋人へクリスマスプレゼントとして贈った特別な一曲で、片平は「私自身の心にも刺さる曲で、影響を受けたオリジナル曲もできつつあるほど。20代になった今は、音楽を聞いてくれる人を思い浮かべながら、曲作りするようになりましたね」と強くインスパイアされた様子だった。現地2月22日に行われる第87回アカデミー賞授賞式では、恋人役で出演する人気ロックバンドMaroon 5のアダム・レヴィーンが同曲を披露する予定になっている。『はじまりのうた』2月7日(土)シネクイント、新宿ピカデリーほか全国公開
2015年02月06日映画好き女子が集まるトーキョー女子映画部はこのほど、「仕事の成功は恋愛に響くのか?」についてのアンケート調査結果を発表した。○男は、成功すると「付き合う女を変えると思う」が過半数同調査は、2月7日より全国公開されるアメリカ映画「はじまりのうた」を題材として、259名の女子に行ったアンケート調査。同映画は、キーラ・ナイトレイが演じる主人公が、音楽業界での成功を志す彼氏とニューヨークへ出てくるものの、はじめはうまくいっていた2人の関係も、彼の成功を機に徐々に思わぬ方向へ進んでいくという設定。「男は成功すると、付き合う女を変えると思うか」を聞いたところ、「女を変える確率は100%だと思う」が4.2%、「100%とはいわないが、女を変える確率はかなり高いと思う」が53%、「ほぼ50%、50%だと思う」が35.1%となった。「全くないとはいわないが、女を変える確率はかなり低いと思う」は5.4%、「全くないと思う」は2.3%に止まり、女子の間では「男は成功すると付き合う女性を変える」と考えられていることが分かった。○成功した男は「ルックス」「職業的ステータス」の高い女性に乗り換える!?「成功した男性が付き合う女性を変える場合、女性を選ぶ際に男性が重視しそうなカテゴリー」を聞いたところ、1位は「ルックス」(193票)、2位は「職業的ステータス(モデル、CA等、男性受けの良さそうな職業)」(148票)、3位は「知性・知力」(125票)などとなった。以下、「若さ」「家柄」「品の良さ」「体型」「性的魅力」「性格」「料理の腕など女子力の高さ」「忠誠心」と続いた。ビジュアル的な項目が上位にきていることから、女子から見ると、成功した男子は「見た目の良い女をアクセサリー代わりに連れ添う」というイメージが強いことがわかった。
2015年02月06日音楽の中心地・ニューヨークを舞台に、キーラ・ナイトレイとマーク・ラファロが共演する映画『はじまりのうた』。2月7日(土)の公開に先駆けてシネマカフェでは本作の女性限定試写会を開催し、アンケートを実施した。ミュージシャンの彼(「マルーン5」アダム・レヴィーン)に裏切られ、バーで歌う失意の主人公・グレタ(キーラ・ナイトレイ)。偶然その場に居合わせた、落ちぶれた音楽プロデューサーのダン・マリガン(マーク・ラファロ)と出会い、デビューの話が持ち上がる。だが、録音スタジオはなんとニューヨークの街角。2人は予想外の展開から、思いもよらぬ最高の瞬間を手に入れることに――。音楽がつなぐ予想外の出会いと、最高の“はじまり”の物語を描く本作。全米での公開はたった5館限定スタートしたものの、じわじわと口コミで館数を増やし1,300館以上まで拡大するほどの大ヒットを記録した。今回行われた試写会には、20~30代の女性が中心に集まり会場はほぼ満席に。タイトルからも読み取れるように劇中に“音楽”があふれている本作は、主演のキーラも歌声を披露するなど、驚きと心温まるシーンが数多く登場する。本作を観た印象を聞いてみると「元気がでた」「前向きになれた」と答える人が多数。その中には、「音楽のよさを改めて感じました」(20代・女性)、「ほのぼのとした映画ですが観終わった後とても前向きになれました。しっかり生きてる素敵な女性に共感」(30代・女性)、「まさに音を楽しむ!素敵な音が体中に響きました!」(40代・女性)、「野外で撮影、アルバムを作るのと映画を作ることが同じように感じられて楽しかった」(50代・女性)と年代別で見ても多くの人が劇中で奏でられる“音楽”の魅力に胸打たれたようだ。またキーラの歌声についても「可愛い!」「魅力的で聴きやすい!」「サントラがあれば欲しい」という声が多数寄せられ、本作に出演する「マルーン5」のアダム・レヴィーンからレコード契約をオファーされたという話も納得だ。また「お気に入りのシーン」でダントツ1位だったのは、キーラとマークがイヤホンで音楽を聴きながらニューヨークの街を散策するシーン。2人で同じ音楽を共有しながら行動を共にする…実際に大切な人とやってみたいという人もいた。さらに今回、上映後に映画評論家・音楽評論家の小林真里さん、ファッションジャーナリストの宮田理江さんを招いてのトークショーも実施。両名ともに、ニューヨークに住んでいた経験の持ち主だ。年2回行われる「NYファッションウィーク」には必ず顔を出すという宮田さんは、本作を観てキーラのファッションを大絶賛。「全身ガチガチにキメるのではなく、“抜け感”のあるスタイルにニューヨークらしさが表れていて、女性らしさが出ているところが素敵だった。特にアダムに会いに行くときに着ていた赤いワンピースは印象的だった」と語ると客席でも頷いている人が。また、本作のシーンについても宮田さんが「レコーディングのときに、性別も年齢も、キャリア関係なく集まって演奏しているシーンを観て、『まさにこれこそがニューヨークだ』と思った」と語ると、小林さんも共感!「人との距離間が近くてリラックスしている感じがしますよね。人種というよりも、それぞれの個性が混ざっている感じがいい」とニューヨークの人柄について語り大いに盛り上がった。来場したお客さんの中にも「キーラのファッションが可愛かった」「シンプルでナチュラルなファッションが素敵」という感想もあるように、本作には音楽のほかにも、ファッションやニューヨークの街並み、さらにはキーラとマークそれぞれの人間ドラマがギュッと詰まっている。鑑賞後はきっと「明日から頑張ろう」と背中を押してくれるはずだ。『はじまりのうた』は2月7日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:はじまりのうた 2015年2月7日より全国にて公開(C) 2013 KILLIFISH PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED
2015年02月05日アカデミー賞オリジナル歌曲賞受賞作『once ダブリンの街角で』のジョン・カーニー監督による最新作『はじまりのうた』に出演しているマーク・ラファロのインタビューコメントが届いた。その他の写真映画は、ニューヨークを舞台に恋愛や家族、仕事、夢など様々な悩める人々が音楽を通じて人生の新たな一歩を踏み出す物語。全米では公開当初5館だったがクチコミパワーで1300館以上まで拡大し、前作『ONCE…』を超える大ヒットを記録した。マークが本作で演じるのは、主人公(キーラ・ナイトレイ)の音楽の才能を見出す、落ち目の音楽プロデューサー・ダン。妻子と別居中で、会社をクビになったばかりの人生どん底の男が音楽への情熱を再び取り戻していく様を、味のある演技と独特の存在感で見事に演じている。近年『アベンジャーズ』といった大作への出演や、『フォックスキャッチャー』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされるなど、その活躍ぶりが華々しいマーク・ラファロだが、「若い頃はこんなに成功するとは思っていなかった」と振り返る。20代の頃は生活が安定しておらず、妻に愛想をつかされそうになったこともあったそうで、その後、子どもを持ち、年をとるにつれ多くのことを学んでいったという。人として、俳優として、円熟味を増したマークが「その役に共感できるから、理解できるからという理由だけで役を引き受けることもある」と語るように、人生経験を積んだ彼だからこそ、ダンの抱える悩みなどを自分と重ね合わせ、役に投影することであの説得力あるキャラクターが生まれたといえよう。かつてはロックバンドのメンバーでもあったジョン・カーニー監督らしい音楽への愛情がたっぷり詰まった本作。キーラ・ナイトレイやマルーン5のアダム・レヴィーンが歌う楽曲は思わず聴き入ってしまう曲ばかりで、主題歌『LOST STARS』は第87回アカデミー賞で歌曲賞にノミネート。また、マーク自身も「最高にエキサイティングで楽しかった!」と語るニューヨークの街中でゲリラ録音するというユニークな設定で撮影された場面は、観ているこちらもワクワクしてしまう、音楽好きにはたまらないシーンとなっている。役者として常にクリエイティブであることにこだわり、「そこら中で巻き起こる創造性豊かなひらめきのようなものを信じています。自分が今までやったことのないことに挑戦したい! それが僕の原動力です」と語るマーク。今後の活躍にも期待が高まる。『はじまりのうた』2月7日(土)シネクイント、新宿ピカデリーほか全国公開
2015年02月04日キーラ・ナイトレイ主演映画『はじまりのうた』2月7日(土)公開を前に、劇中曲『LOST STARS』を若手女性シンガーソングライター・片平里菜がカバーした弾き語り映像が公開された。弾き語り映像『はじまりのうた』は、ニューヨークを舞台に人生に行き詰った人々が、音楽を通じてそれぞれが抱える問題と向き合い、新たなスタートを切るべく奮闘する物語。キーラ・ナイトレイとマーク・ラファロが共演し、人気バンド・マルーン5のリーダー、アダム・レヴィーンが本作で映画デビューを果たしたことも話題となっている。アカデミー賞のオリジナル歌曲賞を受賞した『once ダブリンの街角で』のジョン・カーニーが監督と脚本を手がけた。片平がカバーしている『LOST STARS』は、主人公グレタ(キーラ・ナイトレイ)がデイヴ(アダム・レヴィーン)へクリスマスプレゼントとして贈ったもので、純粋に音楽を愛するグレタが、同じく音楽を愛する彼への想いを綴った特別な一曲だ。映像ではゆっくりと丁寧に歌いながら並べられる歌詞も印象的。本作に深く共感し、冒頭から涙が止まらなかったと語る片平が生声とアコースティックギターのみで歌う姿は、まるでグレタがそこに投影されたかのようで、切なさ溢れる美声に酔いしれることができる唯一無二の仕上がりになっている。また、現地2月22日に行われる第87回アカデミー賞授賞式にて、アダム・レヴィーンが登壇し、この『LOST STARS』を披露することも決定。既に本作を公開した各国で、この曲をカバーする人々が続出しているだけに、また世界中でブームを巻き起こすことになるだろう。『はじまりのうた』2月7日(土)シネクイント、新宿ピカデリーほか全国公開
2015年01月30日2月13日公開の映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の公開記念イベントが29日、都内で行われ、お笑いコンビ・森三中の黒沢かずこ、俳優の溝端淳平が出席した。50カ国以上で翻訳され、いまや全世界で累計1億部(電子書籍含む)を超える大ベストセラー小説を映画化した本作は、巨大企業の若きCEOのグレイと恋愛未経験の女子大生アナの恋愛模様を描いた物語。この日のイベントには、PR向けの特製ポスターで被写体となった黒沢かずこと溝端淳平が登場した。まずは目隠しの状態で登場した黒沢に溝端が近づき、黒沢は「めっちゃいい匂い!どうしよう!五感が研ぎ澄まされますね」と大興奮。目隠しを外して溝端と分かるやいなや「全然想像した方と違ってビックリしました。溝端さんはひな壇のゲストでいらした時に後頭部しか見えなかったので、横から見れて超うれしいっす! めちゃくちゃ男前!」と喜び、溝端に向けて倖田來未の「キューティーハニー」を熱唱。そんな黒沢に溝端は「髪の毛がとってもきれいですね!」と賞賛するも、黒沢が「ズラです! 大勢の前で恥かかされました……」と不満な表情を見せたが、黒沢を被写体にしたポスターについて溝端から「この写真、唇がとてもセクシーですよ。キーラ・ナイトレイに似てますよね」と絶賛されると、満更でもない様子だった。溝端といえば、熱愛中だった片瀬那奈との破局報道があったばかり。退場する際に「破局報道は本当ですか?」と報道陣に尋ねられると、「ありがとうございました」と一礼しながら足早と会場を後にした。映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』は、2月13日より全国公開。
2015年01月30日人気バンドMaroon5のアダム・レヴィーンが、2月23日(月)に開催される第87回アカデミー賞授賞式で歌曲賞にノミネートされた『Lost Stars』を披露することが発表された。本楽曲は、レヴィーンがスクリーンデビューを飾った映画『はじまりのうた』で、主演のキーラ・ナイトレイとレヴィーンによって歌われている。その他の写真『はじまりのうた』は、ニューヨークを舞台に人生に行き詰った人々が、音楽を通じてそれぞれが抱える問題と向き合い、新たなスタートを切るべく奮闘する物語。レヴィーンはナイトレイ演じる主人公の恋人役として登場し、マーク・ラファロが主人公の運命を変えていく音楽プロデューサーとして出演している。『once ダブリンの街角で』のジョン・カーニーが監督と脚本を手がけた。演技経験ゼロだったレヴィーンは「話をもらって光栄だった。僕は本当に気に入った作品に出会わないかぎり、映画には出ないでおこうと思ってきたんだ。脚本を読んで、すぐ気に入ったね。カーニーに期待してもらえるなんて刺激的だ」と語っており、本作にノーギャラで出演している。カーニー監督がメガホンを執った大ヒット作『once…』の主題歌は、アカデミー賞のオリジナル歌曲賞を受賞しており、レヴィーンが会場でパフォーマンスする楽曲『Lost Stars』の受賞にも期待がかかる。第87回アカデミー賞授賞式2月23日(月)WOWOW 独占生中継午前9:00~(生中継・同時通訳)/夜9:00~(字幕版)放送『はじまりのうた』2月7日(土)シネクイント、新宿ピカデリーほか全国公開
2015年01月29日注目の恋愛映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の口元から下だけが写った男女のポスターが、WEBで公開され話題を呼んでいたが、1月29日(木)のお披露目イベントでポスターのモデルが黒沢かずこ(森三中)と溝端淳平であることが明らかになった。全世界で電子書籍を含め1億部を売り上げた恋愛小説の映画化。巨大企業の若きCEOと恋愛経験のない女子大生の奇妙な取り決めごとに基づく得意な恋愛模様が展開する。オリジナル版でも、主演の俳優の口元から下だけを捉え、顔は隠れているのにそれでもなぜかセクシーなポスターが制作されていたが、日本版のコラボポスターとして同じ構図のポスターが作られ、先日よりWEB上で公開されており「この男女は誰?」と話題を呼んでいた。恋愛経験がない主人公のアナにちなんで、恋愛未経験の黒沢さんが“アナ役”に選ばれ、その黒沢さんが普段から大ファンを公言している溝端さんが“グレイ役”となったが、この日のお披露目イベントではまず、黒沢さんが登場。実は、黒沢さんには男性のポスターモデルが溝端さんであることは事前に全く知らされておらず、完全サプライズ!黒沢さんが目隠しした状態で溝端さんが登場し、黒沢さんの背後で肩に手を乗せて原作にもあるグレイのセリフをささやくという演出を行なったが、黒沢さんは溝端さんの出現に驚愕し、うろたえ、目線もロクに合わせられないほどだった。さらに、感激している黒沢さんの頭を、溝端さんが優しくポンポンとなでる。溝端さんは「髪の毛、とってもきれいですね」と優しく語りかけるが、実がこの髪は今回のイベントのためのウィッグ!黒沢さんは申し訳なさそうに「ヅラです…(笑)」と伝え、溝端さんは思わぬ失言(?)に「すいません!」と平謝り。会場は笑いに包まれた。溝端さんは黒沢さんについて「とても女性らしい方だと、TVで共演したときから思ってましたが、お会いして向かい合っても乙女な心のある素晴らしい方だなと思います」と絶賛。さらに、黒沢さんのポスターについて「このくちびる、キーラ・ナイトレイに似てませんか?とてもセクシーです」とまで語り、黒沢さんは、溝端さんと目も合わすこともできないまま「月1万円のひげ脱毛に行っててよかったです。(あごに)すごくシャドーを入れてるんです」と恥らいつつ喜んでいた。また、異性のドキッとする仕種に話が及ぶと、溝端さんは「ベタですが、女性が落ちているものを拾うときの所作にドキッとする。そのときの髪の毛とかを触ると…」と告白。一方の黒沢さんは、男性が車庫入れなどで車をバックさせるときに後ろを振り向く仕種にドキドキすると明かし、この場で溝端さんがその願いを快諾!“助手席”の位置から、溝端さんの“エア”車庫入れを堪能し、うっとりと恍惚の表情を浮かべていた。一部で、交際中とされていた片瀬那奈との破局が報じられた溝端さん。その件についてコメントすることはなかったが、自身の女性との恋愛のスタイルについて「引っ張って行くタイプか?」と尋ねられると「結構、昔から友人といても行く場所とかを自分で決めるタイプです。女性がいても引っ張りたいですね。食べるのが好きで自分で店を調べて行ったりするので、おいしいお店などに自分で連れていけたら」と語っていた。『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』は2月13日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ 2015年2月13日より全国にて公開(C) 2014 UNIVERSAL STUDIOS
2015年01月29日ベネディクト・カンバーバッチが、世界最強の暗号解読に挑んだ実在の“天才”数学者を熱演し、賞レースでも注目を集める『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』から、ついに予告編が解禁。併せて、時代と秘密に翻弄された天才の真実の物語を映し出すポスタービジュアルも到着した。時は第二次世界大戦下。ドイツ軍が誇った世界最強の暗号<エニグマ>に、英国を始めとする連合軍は苦戦。世界の運命は、その解読不可能といわれた暗号解読に挑んだ、天才数学者アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)らに託される。英国政府が50年間隠し続けた、あるひとりの天才の秘密と数奇な人生とは――!?トロント国際映画祭「観客賞」受賞を皮切りに、ゴールデン・グローブ賞では「作品賞」含む5部門にノミネート、さらに本年度アカデミー賞では「作品賞」「主演男優賞」「助演女優賞」ほか8部門にノミネートされている本作。世界的に人気を博すベネディクトがアカデミー賞にノミネートされるのは初の快挙となり、注目を集めている。映像では、ベネディクト扮する天才数学者と称えられるアラン・チューリングが、英国政府の機密作戦に参加、世界最強といわれた暗号機<エニグマ>解読に挑むことになる。暗号を解くための精鋭チームが結成されるものの、一人でマシンをつくり始める彼の行動は理解されず、ヒュー・アレクサンダー(マシュー・グード)ら仲間たちや上層部との溝を深めていくチューリング。しかし、ジョーン・クラーク(キーラ・ナイトレイ)だけは、そんなチューリングの唯一の理解者となっていくが…。暗号解読に挑み、心に秘密を抱えた“天才”の謎を呼ぶストーリーと、「カンバーバッチの最高傑作」という呼び声に相応しい迫真の演技が織りなす人間ドラマを、まずはこちらからご覧あれ。『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』は3月13日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月28日ベネディクト・カンバーバッチが主演する映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』のポスタービジュアルと予告編映像が解禁された。本作は、今年のアカデミー賞で作品賞、主演男優賞など8部門にノミネートされた注目作だ。『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』予告編映像本作でカンバーバッチが演じるのは、世界最強の暗号“エニグマ”に挑んだ実在の天才数学者アラン・チューリング。映画は、第二次世界大戦時に英国政府の機密作戦に参加し、ドイツ軍の誇る世界最強の暗号機エニグマ解読に挑んだチューリングの知られざる偉業と、時代に翻弄された男の数奇な人生を描く。このほど公開された予告編映像では、チューリングの理解者であるジョーン・クラークを演じるキーラ・ナイトレイや、マシュー・グード(『イノセント・ガーデン』)、マーク・ストロング(『裏切りのサーカス』)らが登場する。本作は、トロント映画祭で観客賞を受賞し、ゴールデン・グローブ賞では作品賞(ドラマ部門)と主演男優賞など5部門にノミネートされ、アカデミー賞でカンバーバッチは、初めて主演男優賞にノミネートされた。『SHERLOCK(シャーロック)』では天才的な推理力で難事件を解決する名探偵を演じたカンバーバッチが、天才数学者をどのように演じているのか? 映画は、3月13日(金)より全国公開される。『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』3月13日(金)TOHOシネマズ みゆき座他 全国ロードショー
2015年01月28日