2013年11月に鼻のてっぺんに皮膚がんの一種“基底細胞がん”ができ、手術で取り除いたことを公にしていたヒュー・ジャックマン。昨年2月9日(現地時間)に「(4回目の)除去手術を受けた」とSNSでファンに報告してからわずか1年、再び手術を受けたことを月曜日(現地時間)に明かした。過去、肩にも同じがんができて手術を受けたことも告白しているので、実に6回目の手術であった。今回SNSに掲載した、鼻にガーゼとテープを貼った自撮り写真は、昨年の手術時よりもずいぶんと痛々しい。ヒュー本人もその姿を気にしたのか、「ガーゼを貼っている方が貼っていない状態より見た目がひどい!」とコメントを添えている。「頻繁な検診と、素晴らしいお医者さんたちのおかげで、すべて順調だよ。とにかく日焼け止めを塗ってね!」といつものようにファンに日焼け止めの必要性を訴えた。アメリカの皮膚がんに関する慈善団体「スキン・キャンサー・ファンデーション」によると、アメリカにおいて基底細胞がんは、年間300万人が診断を受けているという、珍しくないタイプのがんだそうだ。また、外科的手術で早々と対処すれば、転移することはほとんどないとのこと。(Hiromi Kaku)
2017年02月14日マーベル映画最新作『LOGAN/ローガン』の日本公開が、2017年6月1日(木)に決定。“最後”のウルヴァリンをヒュー・ジャックマンが全身全霊で演じる話題作だ。映画『LOGAN/ローガン』を紹介『X-MEN』シリーズにおいて最高の人気を誇るウルヴァリン(別名:ローガン)。これまで多くの作品に登場してきた彼が、<最後の闘い>に身を投じる時がやってきた。予告動画で「時代は変わった」と、ローガンが口にするように、舞台は地球からほとんどミュータントがいなくなった世界。2029年の近未来だ。そんな絶滅の危機にあるミュータントの唯一の希望となる少女ローラが、ローガンのもとに運ばれてきた。チャールズ・エグゼビアは、以前の面影もない衰弱した状態だが、絶滅の危機に瀕したミュータントの最後の希望であるローラを守るようローガンを説得する。彼女を守ることを、初めは断ったローガンだったが、最終的に強大な敵から彼女を守ることになる。しかし治癒能力を失った男は、もはや不死身の超人ではなくなっていた。本作は、初めて生身の人間としての“ローガン"を描いた物語となる。孤高のヒーロー「ウルヴァリン/ローガン」を演じるのは、10年以上も本キャラクターを演じ続けてきたヒュー・ジャックマン。彼は、映画『LOGAN/ローガン』について、次のようにコメントを残している。「以前の『X-MEN』シリーズの歴史とか年表に必ずしも関連しない作品にしたかった。とても人間らしいものにしたいと思っていた。最後にこのキャラクターを追求するには、彼がどんな人か核心に触れることが重要だった。彼の爪ができることなんかよりもね」と明かす。これまでX-MENはシリーズとして何作も発表されてきており、その都度、新キャラクターやその能力について、またシリーズの中での時系列的な位置づけが、ファンの間で話題になってきた。しかし、『ローガン』では「彼がどんな人か核心に触れることが重要だった」とあるように、彼の人間性を深く描こうとしていることがわかる。また、『LOGAN/ローガン』が発表された初日に公開されたビジュアルには、年をとったウルヴァリンの哀愁漂う姿が映し出されており、これまでとは異色の作品になることを予感させる。メガホンを取るのは、『ウルヴァリン:SAMURAI』(13)に続き、ウルヴァリン/ローガンを知り尽くしているジェームズ・マンゴールド。マンゴールドと本作について最初に話したジャックマンは次のようにコメントを残している。「『もう1本監督をやってくれますか?』と依頼したところ、マンゴールドはすぐに『イエス』と答えたから嬉しかった。彼は、ハリウッドで最も成功している一人だが、さまざまなジャンルで素晴らしい成果をあげている。彼が、何も描かれていないキャンバスを手にした時に何が生まれるのか、その可能性を考えてワクワクした」。六本木ヒルズで「ローガン展」開催本作の公開を記念して、5月24日(水)から28日(日)まで、六本木ヒルズの大屋根プラザにて「ローガン展」が開催される。会場には、『X-メン』から本作までローガンの軌跡を追った画像や、本作の撮影で実際に使用されたローガンのドッグタグやメガネ、ローラのサングラスや靴、ウルヴァリンのフィギュアやアダマンチウムの銃弾、過去作で使用されたウルヴァリンの葉巻やライターなどが展示される予定だ。【開催概要】ローガン展期間:2017年5月24日(水)〜28日(日)場所:六本木ヒルズ 大屋根プラザ映画情報LOGAN/ローガン』公開日:2017年6月1日(木) 全国ロードショー配給:20世紀フォックス映画(C)2017Twentieth Century Fox Film Corporation
2017年01月28日映画『ありがとう、トニ・エルドマン』が2017年6月24日(土)より全国で順次公開される。悪ふざけが大好きな父親と、たまに会っても仕事のことばかりの娘。『ありがとう、トニ・エルドマン』では、全く正反対の性格の父と娘の触れ合いを温かく、ユーモラスに描いている。大人になった2人の噛み合わない関係は、「親子」という誰にとっても普遍的なものに溢れる人間らしさや愛を改めて感じさせてくれるだろう。なお、俳優業からの引退を宣言していたジャック・ニコルソンが本作のハリウッドのリメイク版へ出演するという報道が出ており、もしそれが実現すれば事実上の“引退宣言撤回”となりそうだ。『ありがとう、トニ・エルドマン』は、カンヌ国際映画祭では国際批評家連盟賞、ヨーロッパ映画賞では作品賞や監督賞、全米映画批評家協会賞では外国語映画賞、アカデミー賞では外国語映画賞にノミネートされるなど賞レースを席捲した。公開前からすでに話題を呼んでいる作品なので、家族はもちろん、恋人、友達など、大切な人を誘って観に行ってみて。 ■ストーリー 悪ふざけが大好きな父親ヴィンフリートは、コンサルタント会社で働く娘のイネスとあまり上手くいっていない。たまに会っても、彼女は仕事の電話ばかりしていて、ろくに話すことも出来ない。そんな娘を心配したヴィンフリートは、彼女が働くブカレストを 訪れることにする。父の突然の訪問に驚く彼女だったが、何とか数日間一緒に過ごして、父はドイツに帰ることになる。少しホッとし た彼女のもとに、<トニ・エルドマン>という別人になった父が現れて。。。 【作品詳細】 『ありがとう、トニ・エルドマン』(原題:Toni Erdmann)公開日:2017年6月24日(土) シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国順次公開 監督・脚本:マーレン・アデ 出演:ペーター・ジモニシェック、ザンドラ・ヒュラー 2016年 ドイツ=オーストリア 162分 (c) Komplizen Film 【問い合わせ先】 ビターズ・エンド TEL:03-3462-0345
2017年01月26日俳優のジャック・ニコルソン(79)が60年間の俳優人生に終止符を打ったようだ。『イージー・ライダー』の共演者であったピーター・フォンダは、『シャイニング』などで知られるジャックが俳優業を引退したのだと話している。ピーターは、ロサンゼルスで行われた英国アカデミー賞ティー・パーティーの会場でザ・サン紙に対し、「彼は事実上、俳優業を引退していると思うよ。彼についていろいろと言うつもりはないけど、たくさんの仕事をこなしてきたし、お金もしっかりと稼いできたからね」と告白。「時に人は誰も知らない理由を持っているものなんだよ。それが何か僕に聞く権利もないよ。僕は彼のことをジョニー・ホップと呼んでいるんだけど、彼に電話して『やあ、ジョニー、何してるの?』『ご機嫌はいかが?』なんて聞いたりはしないよ」と語った。ジャックはこれまでにアカデミー賞で12回のノミネート経験と3度の授賞歴を持つ。さらに、ジャックの映画界での功績を称えられ、1999年に受賞したセシル・B・デミル特別功労賞を含む7つのゴールデン・グローブ賞に輝いている。ジャックは以前、年を取るにつれて自身の演技に磨きがかかってきていると語っていたことがあるが、その一方で人々から「リンカーン記念像」のようにあがめられたくないため、脚光を浴びるのが好きではないとも話していた。(C)BANG Media International
2017年01月18日今年6月に日本公開予定の『ローガン』は、ヒュー・ジャックマンにとって『X-MEN』のウルヴァリン(ローガン)を演じる最後の作品になるという。しかし、その「最後」に「待った」を掛ける人物が…。それは『デッドプール』を演じているライアン・レイノルズだ。デッドプールはそもそも『X-MEN』のメンバーであり、ライアンとヒューは『X-MEN』シリーズで共演を果たしたこともある仲。そのため、ライアンはデッドプールとウルヴァリンのクロスオーバー映画の製作を熱望しており、いかにしてヒューに出演してもらうかを画策中のもよう。しかし、ヒューは「Variety」誌に「ためらっているよ。その映画がパーフェクトな出来になるのは目に見えているんだけど、タイミングがちょっと悪いよね」とあまり乗り気ではないことを語っている。10月にヒューが『ローガン』のポスターの写真をSNSに掲載したところ、すかさずライアンは「ポスターのローガンの手を握っているのは、僕の手だよ」とアピール。デッドプールの手にしては、子どものように小さすぎるので、実際は違うと見られる。ライアンは「どうしたらヒューの気持ちを変えられるかな。ヒューがあともう1作品、ウルヴァリンを演じてくれるなら、観客のみんなとの関係をうまく利用するよ!」と宣言。インターネットでのファンからの要望の声がヒューの決心を変えてくれるだろうと期待しているようだ。(Hiromi Kaku)
2017年01月05日俳優のヒュー・ジャックマンが、新作『ローガン』をR指定作品にするために出演料カットを受諾していたようだ。「ウルヴァリン」単独映画シリーズ第3弾であり最終作品となる本作にR指定をもうけることを20世紀フォックスに納得してもらうため、ヒューが出演料のカットを受け入れていたと、ジェームズ・マンゴールド監督が明かしたという。ウェブサイトのアイント・クール・ニュースのエリック・ヴェスペは、同ウェブサイトが主催する24時間にわたって新旧の映画を観続けるイベント、バット・ナム・ア・ソーン・フィルム・マラソンの会場から「ヒュー・ジャックマンはR指定作品にしたかったから出演料のカットを受け入れたんだとマンゴールドが言っていたよ」とツイートしている。R指定映画の場合、17歳以下の観客は保護者が同伴する必要があり、チケットの購入が可能な年齢が限られてくるため、興行収入がR指定なしの作品よりも低くなる傾向がある。しかし、『デッドプール』がR指定作品史上最高の興行収入をたたき出し、「X-メン」シリーズの中で最も興行収入を上げた作品であったことからフォックスも関心を持ったようだ。来年6月に日本で公開予定の『ローガン』は「X-メン」シリーズの第10弾となる。ヒューが演じるウルヴァリンことジェームズ・「ローガン」・ハウレットは、「X-メン」シリーズに今回の新作で8度目の登場となり、すでにヒューはこの作品でウルヴァリン役を引退することを表明している。理由は明かされていないがミュータントの出生数が下り坂になっている2024年を舞台に繰り広げられるストーリーとなるようだ。政府機関「トランシジェン」が若いミュータントたちを殺人鬼へと育成している時代、ローガンは顔色も悪く、飲んだくれて、自身の持つ能力を失いつつあり、けがを負うと回復が遅く、時には全く治らないときもある状態だそうだ。(C)BANG Media International
2016年12月15日『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウが、病気と闘う子どもたちを笑顔にした。「ETonline」によると先週金曜日(現地時間)、ロンドンの「グレイト・オーモンド・ストリート小児病院」をジャック・スパロウの衣装を身に着けて訪問したジョニー・デップ。クリスマス直前の嬉しいサプライズに、子どもたちも両親も大喜びだったもよう。実はこの病院はジョニーにとって特別な場所だ。2007年、長女のリリー=ローズ・デップが病原性大腸菌に感染したことがきっかけで腎不全を起こし、この病院に9日間入院。一時はリリーに命の危険もあり、ジョニーは昨年、「The Graham Norton Show」に出演した際に「人生で一番暗くなってしまった時期」としてふり返っている。また、「それまでも小児病院を訪れることは何度もあったけれど、娘が病気になったという経験をしてからは、病院を訪問することはもっともっと大事なことになったね」と自身の活動の意義を語った。リリーの入院から9年経ったいまも感謝の気持ちを忘れず、フラッと病院をサプライズ訪問して子どもたちを元気付けているジョニー。これからもずっとこの活動を続けていくことであろう。(Hiromi Kaku)
2016年12月12日アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)のスモールレザーグッズコレクションより11月17日、世界的に有名なアーティストであるジャック・ピアソン(Jack Pierson)とのコラボレーションポーチが世界限定100個で発売される。ジャック・ピアソンは、文字を用いた彫刻やフォトグラフィー、ムービーなどを制作するアメリカ人アーティスト。今回は、そんなジャック・ピアソンが1994年にロサンゼルスで開催したエキシビションのカタログとして制作された、作品集『Caugut in the Rain Broken in the Stardust』に掲載されている5つの代表作を刻印したスペシャルポーチが100個限定で発売される。さらに、ジャック・ピアソンが直筆で作品集『Caugut in the Rain Broken in the Stardust』に承認番号を施したものを100冊限定で再販。限定ポーチとセットで提供される予定だ。また、同コラボレーションの発売に合わせて、コインケース、財布、キーリング、ポーチなどのバリエーション豊な新作も発売されている。限定ポーチの取り扱いは、日本では東京・青山及び、公式オンラインストアのみ。
2016年11月15日アクネ ストゥディオズ(Acne Studios)は、アメリカ人アーティストのジャック・ピアソン(Jack Pierson)とのコラボレーションポーチを2016年11月17日(木)より発売する。アメリカ・ロサンゼルスで行われた展覧会のカタログとして制作された、ジャック・ピアソンの作品集『Caught in the Rain Broken in the Stardust』より5つの代表作をピックアップ。それらをポーチに刻印して、世界100個限定で展開する。さらに、同コラボレーションの発表に伴い、バリエーション豊富なスモールレザーグッズが展開。コインケース、財布、キーリング、ポーチなど様々なアイテムが店頭に並ぶ。どれもグラフィックモチーフ入りのシルバージップや、ブラックレザ―にホワイトトリミングなど、特徴的なディテールがポイント。刻印サービスも可能なので、ギフトにも最適だ。【アイテム詳細】アクネ ストゥディオズ×ジャック・ピアソン<世界限定100個>発売日:2016年11月17日(木)取扱い店舗:アクネ ストゥディオズ 青山、オンラインストア価格帯:56,160~62,640円(税込)<スモールレザーグッズ例>・Peridot G 57,240円(税込)・Malachite G 50,760円(税込)・Bell G 22,140円(税込)【問い合わせ先】アクネ ストゥディオズ 青山TEL:03-6418-9923
2016年11月13日2016年11月11日(金)公開の映画「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」の記者会見が8日(火)行われました。主演を務めるトム・クルーズ、特別ゲストの池松壮亮さんらが登壇した会見の様子をいち早くレポートします!トム・クルーズ登場!2016年11月8日(火)、東京 日比谷のペニンシュラホテルで映画「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」の記者会見が行われました。さすが超VIPの記者会見とあって、会場もゴージャス…。会場には、多くのメディアが集まりました。映画の予告が流れ、会場がいったん暗くなったと思った次の瞬間…トムだ!トムだ!!さわやかな笑顔で登場したトム・クルーズさん、まずは丁寧におじぎ。噂どおり礼儀正しい方ですね。そして次に監督エドワード・ズウィックの登場。トムとはラストサムライでも組んだ名コンビです。笑顔が素敵。笑顔じゃなくても素敵なんですが。続いて通訳の方も登壇。ここでトムのジェントルマン精神が…通訳の戸田さんの椅子をそっと引いて、座るようエスコートしていました。さすがトム。世界のトム。わたしも椅子、引いてほしいです!ラスト・サムライの名コンビふたたび会場からの質問を受ける形で記者会見は進みます。ラストサムライ以来13年ぶりに共に仕事をした感想を聞かれると、トムは監督の仕事への強い信頼や尊敬の念を語りました。監督が考えていること、おもしろい生き方、すべて尊敬しているし、何より常に手がける作品にたいしてリスペクトをもっている点がすばらしいと絶賛していました。二人の間に強い絆を感じました。また、日本で楽しみにしている事は?との質問に対し、東京のホテルからみる夜景がいつもすばらしいと語ったトム。前日午前1時に空港についたというトムは、ホテルに向かうまでの車から見える夜景もすばらしかったとコメントしていました。また、食べ物や、多くの友人に会えること、こうした記者会見の場も楽しみだと言っていました。また、トムが一緒に仕事をしたいと思う相手について、とにかく情熱をもっている人と一緒に作品をつくりたいと語りました。自分自身、もう何年も休まず仕事をしているが、それは4歳のころから好きでやっている事だから苦ではないし、むしろ好きなことだからずっとしていたいんだという俳優業への並々ならぬ情熱を語っていました。さらに今回のキャスト・スタッフについても、みんな情熱的ですばらしい現場だったと振り返っていました。長い時を経て再会!トム・クルーズと池松壮亮さてここでスペシャルゲストでさる俳優の池松壮亮さんが登場!池松さんは少年役でラストサムライで共演していたんですね。十年以上ぶりに会う池松さんに、監督もトムもこの笑顔!トムの名前にちなんだ日本酒が贈呈されました。そんな日本酒あったとは…気になります。当時のことを振り返り、まだ少年だったにもかかわらず池松さんがいつも完璧な演技をしていたことをトムと監督が絶賛していました。そして現在俳優として活躍していることについても「何も驚くことはないよ。彼は十年前からパーフェクトだった」と語りました。一方初めての映画デビューで超大物トム・クルーズと共演した池松さん。以降俳優としていつもトムを指標としていた、トムや監督との出会いがなければ、今俳優としての自分はいなかったかもしれないと語りました。そして最後のフォトセッションへ。映画づくりへの情熱を語っていたトム。「すべては観客のみなさんに喜んでほしいから。最高のエンターテイメントを提供していきたい」との言葉どおりの思いがつまった映画「ジャックリーチャー」をぜひご覧ください!最初から最後まで目が離せない!「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」イギリス人作家リー・チャイルドのベストセラー小説シリーズの18作目となる「Never Go Back」を映画化した本作では、元米軍エリートのジャック・リーチャー(トム・クルーズ)が、元同僚にかけられた無実の罪を解明するべく闇の組織と戦うことに。巨大な政府の陰謀の裏に隠された真実とは何なのか、そこに隠された国家レベルの秘密とは…。激しいアクションとスリリングな展開に最後まで目が離せません!●もっと知りたい方は…「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」は、2012年にトム・クルーズ主演で映画化され、世界興収2億1800万ドルのヒットを記録した前作「アウトロー」の続編です。原作となった小説「ジャック・リーチャー」シリーズは全世界で1億部を売り上げる大ベストセラーなので、小説を読んだり、前作の映画を見てから劇場に行くともっと深く面白さがわかりますよ!驚きのノースタント!?キレッキレのアクションに注目CGやスタントいっさいナシの、超ド迫力アクションがとにかくすごい!ハリウッドならではの豪快な爆発シーンや銃撃戦のシーンもあるのですが、これノースタントなの!?と驚く場面ばかり。ホテルのベランダをよじ上ったり、車のガラスを手で割ったり、はたまた建物の屋上から屋上へと飛び移ったり…乱闘シーンも54歳とは思えないキレッキレの動きがかっこいい!ドキドキハラハラの演出は必見です。また映画の後半に重要なシーンとなるニューオーリンズのハロウィンパレードも、見ていて楽しいですよ。超本格的な仮装パレードは、さすが本場という感じがします。ぜひ注目して見てみてくださいね。●実はアクションが苦手!?な編集部員の試写会の感想最後に、メディア向けの試写会に参加した編集部員の感想を。じつはアクション映画が大の苦手な筆者。爆発シーンは心臓に悪いし暴力的なシーンには胸が痛む。試写会前は、最後まで見られるかな…と不安に思っていました。映画が始まると、序盤からさっそく暴力シーンもあり、うわあ…と目を細めて見ていたのですが、いつのまにかジャック・リーチャーの世界にドハマりしてしまい、物語終盤の怒濤のアクションシーンでは前のめりになるほど夢中になってしまいました!またコビー・スマルダーズ演じる、ジャックの元同僚であり濡れ衣をきせられる女性少佐がとにかくカッコよすぎてしびれました!女性でありながら、男社会である軍で働くことの葛藤などもチラリと伺えるのですが、何があっても部下や仲間を信じ続ける強い心、部下の家族のことまで考えて全力で守ろうとする姿勢が素敵すぎる。もちろんアクションシーンでの華麗な身のこなしも必見です。■作品詳細タイトル「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」出演トム・クルーズ、コビー・スマルダーズ、ダニカ・ヤロシュ、ロバート・ネッパー他監督エドワード・ズウィック(『ラストサムライ』『ブラッド・ダイヤモンド』)脚本エドワード・ズウィック、マーシャル・ハースコヴィッツ(『ラストサムライ』『トラフィック』)製作クリストファー・マッカリー『アウトロー』、トム・クルーズ、ドン・グレンジャー(『M:Iローグ・ネイション』『アウトロー』)原作リー・チャイルド「Never Go Back」(2013年、シリーズ18作目)原題『Jack Reacher Never Go Back』配給東和ピクチャーズ公開11月11日(金)~公式サイトjackreacher.jp(C)2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
2016年11月08日『アウトロー』待望の続編『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』。この度、10月20日(現地時間)にイギリスにて本作のロンドンプレミアが行われ、トム・クルーズを始め、コビー・スマルダース、ダニカ・ヤロシュ、エドワード・ズウィック監督、原作者のリー・チャイルドらが登場した。正義のためには手段は選ばない。元米軍エリート秘密捜査官にして、いまは街から街へと放浪を続ける一匹狼、ジャック・リーチャー。「この手錠はあんたの手に」店外に倒れている複数の男。ケンカの騒動で保安官に連行されそうになるリーチャーだが、彼は仕組まれた騒ぎだと知っていたかのようだ。不自然ないきさつの中、元同僚のターナー少佐と再会する為、かつて所属していた米軍を訪れると彼女がスパイの嫌疑で逮捕されている。何かの間違いだ、ありえない。助け出した彼女と真相を追及していくリーチャーは、軍内部の不審な動きに気付いていく。「リーチャーにどこまで知られた?」忍び寄る複数の影。彼が追いついた真実とは――。世界興収2億1,800万ドルのヒットを記録、日本でも大ヒットした前作『アウトロー』。その続編となる本作は、チャイルド氏のベストセラー小説「ジャック・リーチャー シリーズ」18作目の「Never Go Back」を原作に、『ラストサムライ』のズウィック監督とトムが再タッグを組んでいる。この日会場となったのは、イギリスのレスター・スクエア劇場。気温12度の肌寒い中、レスター・スクエアを一部区切られたレッドカーペットイベント広場には、厳選して選ばれたファン約300人が、トムらゲストが到着する1時間以上前から集まり、イベント会場外には、会場内に入ることができないにも関わらず大勢のファンが詰めかけていた。ファンの期待が高まる中、レッドカーペットに1番に登場したのは主演のトム。「来てくれてありがとう。いま、すぐ行くからね」と言い、真っ先にファンの元へ。そして数多くのファンひとりひとりに丁寧にサインをしたり、一緒に写真を撮影したりと、ファンサービスをしていた。その後、間もなくして原作者のチャイルド氏も到着し、続いてズウィック監督やヒロイン・コビー、ダニカらが次々に登場。北米では、本プレミアの翌日から公開される本作。公開前夜は緊張するものか?との問いにトムは「観客のことを考えるだけだよ。ファンのために映画を作ったんだ。様々な国、文化で観てもらいたいし、それが糧になるよ」とコメント。続けて演じたジャック・リーチャーとの共通点について問われると、分からないと最初は答えるも、「彼は世界中を旅するキャラクターだが、僕ももちろん世界中を旅する。僕はいつも仕事をしているんだ。週7日働く。ある映画の撮影をしているか、別の作品のポストプロダクションをしているか、もしくは次作の準備をしている。そこかもしれないね」と多忙な日々についても明かしていた。また、『ラスト サムライ』以来の再タッグとなるズウィック監督については「彼は伝説だ。類希な製作者であり、類希なストーリーテラーだ。作品の中のキャラの扱い方はとても気に入っている。彼と一緒に新作を製作するのが待ちきれないよ」と大絶賛しており、そんなズウィック監督と共に11月に来日を控えるトムは、「こんにちは。日本に行くのが待ちきれないよ。確かあと2週間だったはずだ。とても楽しみにしているよ」と日本のファンに向けてもメッセージを寄せた。一方のズウィック監督は、トムとの再タッグに「すばらしかったよ。『ラストサムライ』にはすばらしい思い出があるんだ」とふり返り、続けて「実はこの映画は“アウトロー(流れ者)”についての話だとも言えるねとトムと話していたんだ。あれは“侍”についてで、本作は“アウトロー”についてだというわけだ。そんな類似点があるのかもしれないね」と語った。そして監督も日本のファンに向けて「皆さんに映画を観て頂くために、2週間ほどで日本に行くのを楽しみにしているよ。日本の皆さんにはきっと楽しんでもらえると思う」とメッセージを残した。チャイルド氏も、トムが再びジャック・リーチャーを演じたことについて「最高だね」と大絶賛し、「すばらしい映画だと思うし、世界中にきっと楽しんで頂けると思うよ」と太鼓判を押した。『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』は11月11日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ジャック・リーチャー NEVER GO BACK 2016年11月11日より全国にて公開(C) 2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
2016年10月22日ヒュー・ジャックマンが主演を務める新作映画『ローガン(原題)』が来年6月に公開されることが決定し、予告編映像が公開になった。本作でジャックマンが演じるのは、鋭い金属の爪をもち、驚異的な治癒力をもつ孤高の男で、人々から“ウルヴァリン”と呼ばれている人物だ。公開された予告編映像人気コミックを実写化した『X-MEN』に登場して以来、ワイルドで圧倒的なパワーで敵を倒すウルヴァリンは人気を集めてきたが、新作に登場するのは、年齢を重ね、治癒力が落ちた苦悩に満ちた男ローガンだ。その名は彼が、超金属を身体に注入されて大きな変化を遂げる前に名乗っていた名前で、このほど公開された映像に登場する彼の見た目は、我々が知る“ウルヴァリン”とは大きく異なっている。というのも、新作の舞台は驚異的な力をもつ“ミュータント”の遺伝子が削除された世界で、ローガンは生きる目的を失ってしまっているようだ。予告編では、彼の師で、かつて“プロフェッサーX”と呼ばれていたチャールズ・エグゼビアが現れ、ローガンに“ミュータントの最後の希望になる少女”を守るよう依頼する場面が描かれる。老いたチャールズはなぜ、この少女を守ろうとするのか? ローガンはなぜウルヴァリンではなく、ローガンの名を名乗るのか?ジャックマンにとってローガン=ウルヴァリンはキャリアの中でも大きな位置をしめるキャラクターだが、この役を演じるのは本作が最後という報道もあり、彼にとっては決定版になる、観客にとっては忘れられない作品になりそうだ。『ローガン(原題)』2017年6月 全国ロードショー
2016年10月21日俳優のヒュー・ジャックマンによれば、『ウルヴァリン』第3弾は前2作と全く異なる作品になるようだ。人気シリーズ最新作の撮影を最近終えたヒューは、予告編も公開されておらず、広告ポスターやタイトルさえも明らかにされていない新作の詳細について語ることはできないとしながらも、来週中にも新たな詳細が明かされることを約束した。ヒューはETオンラインに「撮影は終わったよ。ちょうど今日(監督の)ジェームズ・マンゴールドに会ったところなんだ。彼は編集と仕上げにかかっているんだ」「来週あたりにも何かしら発表されるんじゃないかな。それだけしか僕は言えないよ。僕は誰これ構わず全部話してしまうタイプだからね。とにかくかなり違った作品になるよ。これまでやってきたこととは全部違うトーンになるはずだよ」と語った。以前には2008年から2009年にかけて発表され、年老いたウルヴァリンを描いたマーク・ミラー作『オールド・マン・ローガン』を基に新作映画が製作されるのではないかと噂されていた。新作ではウルヴァリンが歳をとっているかと尋ねられると、ヒューは笑顔を浮かべて「それは良いことだよね。僕が演じるのがラクになるから」とだけ答えた。2000年『X-メン』からウルヴァリン役を演じてきたヒューだが、今回の新作を最後にその役に別れを告げる意向をすでに明らかにしている。「ただそういうタイミングだと感じたんだ。正直言って、17年間だよ。そんなに長く続くとは思ってもみなかったから、そんなに演じる機会を与えてくれたファンのみんなに感謝しているよ」(C)BANG Media International
2016年10月06日ジョニー・デップ最大の当たり役にしてハマリ役、“孤高の海賊”ジャック・スパロウを演じるシリーズ最新作『Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales』の邦題が、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』に決定。2017年7月1日(土)に日本公開されることになった。海賊船ブラック・パール号の船長にして、決して北を指さないコンパスを持つ伝説の海賊ジャック・スパロウが活躍するアクション・アドベンチャーの待望の最新作となる本作。『パイレーツ・オブ・カリビアン生命の泉』以来、6年ぶりにスクリーンに帰ってくる、21世紀最大のスターともいえる孤高の海賊を演じるのは、もちろんジョニー・デップ。またいつもペットの猿を肩に連れた海賊ヘクター・バルボッサ役にアカデミー賞俳優ジェフリー・ラッシュ、自らが海賊の息子だということを知らずに幼少時代を過ごしたウィル・ターナー役にはオーランド・ブルームと、おなじみのキャストが顔を揃える。さらに、『ノーカントリー』の冷酷無比な演技でアカデミー賞を受賞し、『007 スカイフォール』での怪演と、近年、圧巻の悪役ぶりを見せるハビエル・バルデムが、21世紀最大の悪役として、全海賊の滅亡を謀る“海の死神”サラザールを演じる。そして、大ヒット中の『キング・オブ・エジプト』や『マレフィセント』など話題作への出演が続くイケメン俳優のブレントン・スウェイツも参戦。本シリーズがきっかけで大ブレイクしたオーランドに続く逸材として、本作でますます話題を呼ぶに違いない。さらに、物語の鍵を握る強く美しいヒロインを、人気英国俳優を数多く輩出したドラマ「スキンズ」でニコラス・ホルトの妹を演じ、『メイズ・ランナー』シリーズでも活躍する新進気鋭の若手女優カヤ・スコデラーリオが演じるなど、いまハリウッドの最前線で輝く豪華俳優陣が集結。タイトルの「最後の海賊」とは、誰のことなのか!?ストーリーはまだ全く明かされていないため、その内容とともにこの邦題が何を意味するのか、これからも大いに注目していて。『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』は2017年7月1日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月21日リチャード・リンクレイターの次回作に、スティーブ・カレル、ブライアン・クランストン、ローレンス・フィッシュバーンらが主演することになった。タイトルは『Last Flag Flying』。その他の情報原作はダリル・ポニックサンが2005年に出版した本で、1970年の『The Last Detail』の続編に当たる。『The Last Detail』は、『さらば冬のかもめ』として、ジャック・ニコルソン主演、ハル・アシュビー監督で、1973年に映画化された。リンクレイターは、『さらば冬のかもめ』の主要キャストを呼び戻すことも考えたらしいが、最終的に、新しいキャスティングにすると決めたようだ。リンクレイターの最新作は、『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』。カレルの最新作は、ウディ・アレンの『カフェ・ソサエティー(原題)』。クランストンは『トランボハリウッドに最も嫌われた男』で今年のオスカー主演男優部門にノミネートされた。文:猿渡由紀
2016年08月31日マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クイン、ジャレッド・レト演じるジョーカーなど、DCコミックスの悪役たちが登場する最新映画『スーサイド・スクワッド』。その公開を記念して、映像配信サービス「GYAO!」では『バットマン』特集を実施中だ。9月1日(木)からは、クリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』3部作を配信する。迫り来る世界崩壊の危機を前に、政府がその未来を託したのは、史上最強の“悪カワ”ヒロイン、ハーレイ・クインをはじめとする悪党たち。全身に武器をまとった凄腕暗殺者、地獄の炎を操る男、復讐心に駆られた唯我独尊を貫く女侍、コンプレックスを抱えるウロコに覆われた怪力男、トラブルメーカーのブーメラン使い…それは、牢獄に捕らえられた悪党たちによる最「狂」軍団だった。思いがけず、“正義のヒーロー”のお仕事を任された寄せ集めの悪党たちは、世界を救えるのか!?悪役たちが活躍する、クレイジーでポップな、爽快アクションエンターテインメントとなる本作。この公開に合わせて、さまざまな悪役たちとバットマンとの闘いを描いた『バットマン』シリーズが「GYAO!」に勢ぞろいした。バットマンをマイケル・キートン、宿敵ジョーカーをジャック・ニコルソンが演じたティム・バートン監督作『バットマン』や、トミー・リー・ジョーンズがトゥーフェイス役を怪演した『バットマン フォーエヴァー』、3代目バットマンにジョージ・クルーニー、悪役にアーノルド・シュワルツェネッガーが扮した『バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲』を月額見放題プラン「プレミアムGYAO!」利用者向けに配信中(本日8月22日まで)。さらに9月1日より、ノーラン監督、クリスチャン・ベイル主演の『ダークナイト』『ダークナイト ライジング』を「プレミアムGYAO!」にて配信。すべての始まり『バットマン・ビギンズ』は、無料配信する(いずれも9月30日まで)。『スーサイド・スクワッド』でもチラリとその姿を見せるバットマン。悪役たちとの激闘を、一挙にふり返ってみては?『バットマン』『バットマン フォーエヴァー』『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』は「プレミアムGYAO!」にて配信中、『バットマン・ビギンズ』は9月1日~「GYAO!」にて無料配信開始、『ダークナイト』『ダークナイト ライジング』は9月1日~「プレミアムGYAO!」にて配信開始。『スーサイド・スクワッド』は9月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月22日トム・クルーズが元・米軍エリート秘密捜査官の一匹狼、ジャック・リーチャーを演じ、日本のみならず世界でも大ヒットした前作『アウトロー』(’13)。その続編となる『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』から、特別版30秒予告映像と共にトムが“アウトロー”な雰囲気を漂わせるティザービジュアルが解禁となった。元・米軍エリート秘密捜査官にして、現在は街から街へと放浪を続ける一匹狼、ジャック・リーチャー。彼が元同僚のターナー少佐と再会するため、かつて所属していた米軍を訪れると、少佐はスパイの嫌疑で逮捕されていた。すぐさま圧倒的な頭脳と腕を駆使して助け出した彼女と真相を追及していくリーチャーは、軍内部の不審な動きに気づく。「リーチャーにどこまで知られた?」忍び寄る複数の影。彼が追いついた真実とは――。『ラストサムライ』で監督を務めたエドワード・ズウィックとトムの再タッグで贈る本作。リー・チャイルドのベストセラー小説「ジャック・リーチャー シリーズ」18作目の「Never Go Back」を原作に、寡黙で、容赦のないキレ者のアウトローが再びスクリーンに帰ってくる。脇を固めるのは、『アベンジャーズ』シリーズのエージェント、マリア・ヒル役で一躍有名となったコビー・スマルダースをはじめ、大人気TVドラマシリーズ「HEROES/ヒーローズ」マリナ役のダニカ・ヤロシュ、「プリズン・ブレイク」で死刑囚“ティーバッグ”役を演じブレイクしたロバート・ネッパーなど、注目のキャストたち。今回到着した特別版予告は、トム演じる一匹狼のジャック・リーチャーが、「もはや敵なし」と言うしかない圧巻の映像に仕上がっている。彼には、仲間の危機や正義のためには決して容赦しない、という独自のルールがある。映像でも、「法が裁かなくても、この俺が裁く」という言葉の通り、自らの信念を貫き、拳ひとつで次々と敵を倒していくリーチャーの姿が確認できる。果たして、忍び寄る複数の影に、リーチャーはどのように立ち向かっていくのか、現在54歳のトムが、どのようなアクションを炸裂させてくれるのかは要注目。また、ティザービジュアルは、アウトローな雰囲気を漂わせる伏し目がちなリーチャーの姿とコビー・スマルダース演じるターナー少佐が背中合わせに。その一方で、下部には激しい攻防が繰り広げられる様子が映し出されている。 「決して、屈するな」=Never Give In、「決して、あきらめるな」=Never Give Up、「決して、戻るな」=Never Go Backと書かれた3つの“NEVER”が指す意味とは?前作で観る者を翻弄させたサスペンスが、本作でも描かれることになりそうだ。『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』は11月11日(金)より全国公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月19日メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)が、映画監督で俳優のジャック・タチ(Jacques Tati)による風刺喜劇の世界からインスピレーションを得た17SSウィメンズプレコレクション「Party With Maison Kitsune」を発表した。1950年代のシックな要素にヒントを得たフレンチな女性らしさが印象的な同コレクション。都会の夏や海でのヴァカンスにぴったりなアイテムの数々が展開される。ベースカラーには、ジャック・タチ監督の映画『Mon Oncle(邦題:ぼくの伯父さん)』に登場する伝説的な邸宅“ヴィラ・アルペル(Villa Arpel)”を彷彿させる、ヴィヴィッドな原色によって引き立てられたニュートラルなブラックやネイビー、グレー、ベージュなどを採用。軽やかでナチュラルな素材とモダンでテクニカルな素材をミックスすることで、ユニークなコントラストを生み出した。ヴィラ・アルペル邸にある魚の噴水彫刻はラメ糸を使用した総柄ジャガードへ落とし込まれ、主人公であるムッシュ・ユロ(Monsieur Hulot)はメゾン キツネの象徴的なキツネの姿にその面影を見ることができる。その他、別のジャック・タチ作品である『Playtime』のグラフィックも登場。街の看板やシンボルなど都市を描いたイラストが、コレクションにリズムを与えている。また、グラフィックにはストライプやチェック、ポルカドットが使用されており、ブラウスやドレスに施されたトロンプ・ルイユ(騙し絵)のディテールはポケットやヨーク、小襟の錯覚を作り出している。
2016年07月13日ミシェル・ウィリアムズが『The Greatest Showman On Earth』への出演を交渉している。ヒュー・ジャックマンがプロデューサーと主演を兼任するミュージカル映画で、彼が2009年から企画してきた情熱のプロジェクトだ。その他の情報リングリング・ブラザース&バーナム・アンド・ベイリー・サーカスの創業者の物語を語るものだ。ほかにザック・エフロンも出演交渉をしている。監督はマイケル・グレーシー。ジャックマンは現在、『ウルヴァリン』3作目を撮影中。監督はジェームズ・マンゴールド。北米公開は来年3月3日。ウィリアムズの次回作は、今年1月のサンダンス映画祭で上映された『Manchester by the Sea』。ウィリアムズの演技は絶賛されており、オスカー候補入りの可能性もささやかれている。北米公開は11月。エフロンの最新作は、今週末北米公開されるコメディ『Mike and Dave Need Wedding Dates』。文:猿渡由紀
2016年07月07日「去年のインデペンデンス・デイ(独立記念日)に生まれた子なんだ」と言いながら、幼い息子の写真を見せてくれたジェフ・ゴールドブラム。そんな彼の一言に、誰もが思わずニヤリとしてしまうはず。それは、隣に座るリアム・ヘムズワースも同様。なぜなら、両者は『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』で共演しているからだ。『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』は、96年の大ヒット作『インデペンデンス・デイ』の20年後を描いた続編。その中でリアムは戦闘機パイロットのジェイク、ジェフは前作でも演じた科学者デイビッドに扮し、20年前に地球を攻撃したエイリアンに再び立ち向かう。続編のポイントの1つは、前作で活躍した登場人物と新しい登場人物のドラマが交錯すること。「ジェフのすべてが好き」と語るリアム、「僕はリアム・ヘムズワースが大好きだ!」と高らかに宣言するジェフも、撮影を通してすっかり打ち解けたようだ。「ジェフは人としても役者としても素晴らしい。エネルギッシュだし、周囲を明るくしてくれるんだ。人間関係を築く努力を惜しまないのがすごいよね」(リアム)「リアムに初めて会ったとき、何て真面目で地に足がついている若者なんだろうと思ったよ。才能があり、プロ意識も高い。彼のような真の好青年はなかなかいないね」(ジェフ)互いを絶賛し合う彼らの相性は、スクリーン上からも見てとれる。人類とエイリアンの死闘がスリリングに展開する中、ジェイクとデイビッドが揃って戦闘機に乗り込むシーンにはちょっとしたユーモアも。「実際の撮影では戦闘機の外に何もないわけで、“○○が見えるぞ!次は○○が来るぞ!”なんて指示に合わせて怖がってみせないといけない。そうしているうちに、ふと口から出た言葉が台詞として採用されていったんだ」(ジェフ)「ローランド(・エメリッヒ監督)は完璧主義者だから、同じシーンを何テイクも撮る。それはいろいろ試せるということでもあり、試す自由があったからこそ面白いシーンになったのだと思う。実際の僕は乗り物酔いするタイプだから、戦闘機なんてごめんだけど(笑)」(リアム)リアムの言葉を受け、「ジェットコースターも駄目なのかい?」と心配するジェフ。それに対し、「1度なら頑張れるけど、2度は無理」と本音で答えるリアムの姿はちょっとだけ甘えているようにも!?そんな彼らの撮影中の楽しみは、「映画ゲーム」だったそう。ジェフがゲームのルールを解説する。「キャストの名前からタイトルを連想したり、タイトルを聞いてキャストの名前を挙げたりするんだ。ジャック・ニコルソンと言えば『シャイニング』、『シャイニング』と言えばシェリー・デュヴァル、シェリーと言えば『ナッシュビル』、『ナッシュビル』と言えばジェフ・ゴールドブラム!といった感じでね(笑)」。「そうしているうちに、自然と“あの映画はいいよね!この俳優はいいよね!”という話になるだろう?2人とも映画が大好きだから、お互いのオススメを言い合ったりもしたんだ」とリアム。ジェフから勧められた1本を紹介してくれた。「“ジェフ・ニコルズ監督とマイケル・シャノンの新作と言えば?”という質問からの流れで、『ミッドナイト・スペシャル』(原題)をジェフに勧めてもらった。とても素晴らしい映画だったよ」。映画を愛し、芝居を愛し、互いを尊敬し合うリアムとジェフ。本編に因み、“もしエイリアンに遭遇したら?”という質問が出た際にも映画愛と演技への情熱が炸裂。「ジェフに電話して助けを求める」というリアムの一言をきっかけに、豪華過ぎる寸劇が始まった。リアム「ジェフ、エイリアンがいるよ。どうしたらいい?どうしたらいい?」ジェフ「リアム、君はいまどこにいるんだ?」リアム「わからない。怖いよ…、ジェフ!」ジェフ「周りを見渡せ!どこかに通りの名前が書いてあるだろう?」リアム「ああ、わかった。○○通りだ。でも、道を進めばいいの?止まればいいの?わかんないよ。(涙声で)ジェフ、君が必要なんだよ!助けてよ!」「その後、僕はリアムを見つけ出し、抱き合って、めでたしとなるんだ」と満足げなジェフ。『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』の展開とはだいぶ異なるが、こんな共演作も観てみたい?(text:Hikaru Watanabe/photo:Nahoko Suzuki)
2016年07月06日ヒュー・ジャックマンが26日(現地時間)、オーストラリアの海で波にさらわれそうになった息子やほかの遊泳者を救出していたことが分かった。ヒューはシドニーのボンダイ・ビーチに家族で来ていたが、15歳の息子・オスカーが大きな波に巻き込まれてしまった。それに気づいたヒューは自ら救助に向かい、同じように荒波に流されそうになっていた親子も助けた。大波が押し寄せたとき、ヒューはナショナル・ラグビー・リーグの元選手、ダニエル・コンと談笑していたという。オスカーが波にさらわれかけたのに気づき、ダニエルがまず助けに向かったが、助け出されたオスカーは再び波にのまれそうになり、それをヒューが助け出しだ。ダニエルは「Daily Mail」オーストラリア版で「彼はフルに“ヒュー・ジャックマン”のモードに入っていたよ」と、まるで映画で演じるヒーローそのものだったヒューの勇気について語っている。当日のビーチはその後閉鎖され、その旨を知らせる「ノース・ボンダイ・サーフ・ライフセーヴィング・クラブ」のインスタグラムの投稿には「ヒュー・ジャックマンも救助活動にあたってくれました。ありがとう、ヒュー」と記されていた。(text:Yuki Tominaga)
2016年03月29日DCコミックスの悪役が集結するアンチ・ヒーロー大作『スーサイド・スクワッド』(9月10日公開)の第1弾となる予告編が15日、公開された。本作の主人公は、バットマンをはじめとするヒーローたちによって投獄され、死刑や終身刑となったヴィラン(悪役)たち。彼らは、政府の秘密機関によって、減刑と引き換えに自殺に等しい任務を強制された部隊スーサイド・スクワッドへの入隊を余儀なくされ、狂気の道化師、復讐心に駆られた女侍、地獄の炎を操る男、そしてバットマンの最大のライバル・ジョーカーも加わった最狂チームが誕生する。予告編では、全編にわたってイギリスのロックバンド・クイーンの名曲「ボヘミアン・ラプソディ」(75年)を使用。壮大な曲調に合わせて、悪党たちの派手なアクションシーンが展開していく。冒頭では、バットマンに投獄された刑務所で拷問されるウィル・スミスの姿が描かれる。『アフター・アース』(13年)や『幸せのちから』(07年)での親子共演で、近年は"よきお父さん"像を形成しているウィルだが、本作ではそのイメージを覆すような全身武器の"暗殺者"デッドショットに。「絶対ハズさない男」とも称される敏腕スナイパーで、スーサイド・スクワッドの鍵を握っている悪党の姿を見せている。映像には、『バットマン』シリーズで主役に負けない存在感を見せてきたジョーカーの姿も。かつてはジャック・ニコルソンや故ヒース・レジャー氏が怪演してきたジョーカーだが、本作では『ダラス・バイヤーズクラブ』(14年)でアカデミー賞助演男優賞を受賞したオスカー俳優ジャレッド・レトが新たにキャスティングされおり、全身タトゥーの新たなジョーカー像を作り上げている。(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2016年03月15日まもなく公開される『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』に続く、DCフィルムズの第2弾『スーサイド・スクワッド』。本作から、ウィル・スミス、マーゴット・ロビー、カーラ・デルヴィーニュらとともに、ジョーカーことジャレッド・レトもついに登場する、待望の第1弾予告編が解禁となった。バットマンやスーパーマンによって投獄された悪役たちが、まさかの主役を張る本作。死刑や終身刑となった犯罪者の彼らは、政府の秘密機関の“苦汁”の決断によって、減刑と引き換えに命の保障のないミッションを遂行する集団“スーサイド・スクワッド(自殺部隊)”への入隊を強制されることに!全身に武器をまとった狙撃手、狂気の道化師、ブーメラン使い、復讐心に駆られた女侍、妖艶な魔法使い、ウロコに覆われた怪力男、必殺縄師、地獄の炎を操る男、そしてバットマンの最大のライバルにして、泣く子も黙る最悪のスーパー・ヴィラン、ジョーカーと、強烈すぎる個性が勢ぞろいした“最狂”チームが誕生した――。アメリカでひと足早く、この予告編映像が公開されるや、昨年夏に米Comic-conで解禁された映像とも併せて、YouTubeで驚異の総再生回数1億回を突破。記録的大ヒット作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』や『ジュラシック・ワールド』に迫る勢いとなっている本作。脚本・監督を務めるのは、『フューリー』のデヴィッド・エアーだ。今回、満を持して解禁となった予告編の第1弾では、バットマンに投獄され、刑務所で拷問される“全身武器の凄腕暗殺者”ウィル・スミスの姿から幕を開ける。『アフター・アース』や『幸せのちから』での親子共演で、近年はよきお父さんのイメージもあるウィルが、スーサイド・スクワッドの鍵を握る悪党にして、“絶対ハズさない男”と称される凄腕スナイパーを演じ、そのイメージを見事に覆す。続いて、『フォーカス』でウィルと組んだマーゴット・ロビー、『ロボコップ』のジョエル・キナマン、『PAN~ネバーランド、夢の始まり~』のカーラ・デルヴィーニュ、日本刀を使いこなす日本人女優・福原かれんなど、次世代をリードするスターたちが演じる悪役たちが次々と登場。また、全編にわたり映像を盛り上げるのは、「クイーン」の名曲「ボヘミアン・ラプソディ」。この楽曲をBGMにリズミカルにド派手なアクションシーンが展開していく、スタイリッシュで超絶ロックな仕上がりとなっている。そして、ついに、『ダラス・バイヤーズクラブ』でオスカーを受賞したジャレッド・レトが新たに演じるジョーカーも登場!これまでバットマンが映像化されるたび、主役に負けない存在感を見せてきたジョーカー。ジャック・ニコルソンや故ヒース・レジャーが強烈に演じてきた、この伝説的なキャラクターを、徹底した役作りで知られるジャレッドはグリーンの髪に銀歯、全身タトゥーという、まったく新しい“ジョーカー像”を作り上げた。狂気の高笑いを見せるジョーカーの活躍(?)も含め、まずはこの映像で彼らの暴れっぷりを楽しんでみて。『スーサイド・スクワッド』は9月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月15日アメリカで人気のトーク番組「エレンの部屋」に出演したヒュー・ジャックマン。ハンサムで筋骨隆々の外見だけでなく、「ハリウッド一のイイ人」と呼ばれるほど明るく性格が良いことでも知られている。そんなヒューは、もちろん家族に対してもナイスガイ。番組で結婚して20年になる妻で女優のデボラ・リー・ファーネスについて熱く語った。「正直に言って、年月が経つごとに結婚生活がよくなっているよ!彼女と出会えたのが、人生最高のできごとだね」。ヒューは『X-MEN』シリーズのウルヴァリン役を演じてハリウッドで大ブレイクしたが、その前にデボラと絆を深めていたことがいまも順調な関係を維持できている理由だと分析する。出会いのきっかけは2人の母国オーストラリアでの共演。13歳年上のデボラはすでにベテラン女優でスターだった。ヒューは一目で恋に落ちたが、周りのキャストやスタッフもデボラに夢中で、デビューしたてのヒューは話しかけることもできなかった。それでも恋心を諦められず、20数名のゲストと共にデボラをディナーパーティーに招待。そこでデボラに「私、何かした?どうして話しかけてくれないの?」と聞かれたヒューは、思い切って「大好きなんです!」と告白。すると、デボラも「あら、私もよ」と答え、交際が始まったそうだ。ヒューの勇気が結んだ2人。これからもオシドリ夫婦としてお幸せに!(Hiromi Kaku)
2016年02月03日映画『ブラック・スキャンダル』(1月30日公開)の公開直前の28日、甘利明経済再生担当大臣が千葉県の建設会社から現ナマを受け取ったとして、涙の釈明会見の後に閣僚の職を辞するという政治とカネのスキャンダルが発覚したが、海を越えて遠く離れたアメリカ、1970年代のサウス・ボストンで勃発したスキャンダルは全米史上最悪の汚職事件!『ブラック・スキャンダル』で描くソレは、ギャング、FBI、政治家が結託した、最悪の事件だったのだ!"FBI史上最も黒い闇"という宣伝コピーも踊る本作は、1975年のサウス・ボストンで始まる、紛れもない実話だ。その当時、イタリア系マフィアの横暴に歯止めをかけたいFBI捜査官のジョン・コノリーは、マフィアと抗争を繰り広げているギャングのボス、ジェームズ・"ホワイティ"・バルジャーに接触する。マフィアの壊滅は互いの利害が一致するため、コノリーはバルジャーに情報提供者になるように持ちかけたのだ。コノリーとバルジャー、そして州上院議員のバルジャーの弟ビリーは、ボストンで生まれ育った幼なじみ。3人は法律とは別次元の地元の掟で結ばれていて、程なく協力関係に。バルジャーはFBIの保護の下、情報屋の立場を悪用して敵対する組織を壊滅に追いやり、コノリーとビリーもまたバルジャーの暗躍で手柄を上げ、権力の座を瞬く間に駆け上がっていく。しかし、強力な関係を築いた3人だったが、強烈な欲望の暴走は思いもよらぬ結末に突入していく。このバルジャーというギャングは、マーティン・スコセッシ監督の『ディパーティッド』(06)でジャック・ニコルソンが演じたギャングのモデルとなった実在ギャングで、今回は人気俳優のジョニー・デップが怪演している。バルジャー本人に近づくため、ハゲ上がった頭髪をはじめ、冷徹感全開のブルーの瞳のコンタクトレンズに砂漠のように乾いた肌質まで、凝りに凝ったメーク職人の本領を発揮して不気味なギャング像を構築。デップ本人はバルジャーを慈愛に満ちた人物として演じたと語っていたようだが、なんのためらいもなく殺人を犯すなど、なかなかのサイコパス野郎を演じ切って映画ファンの期待に応える。ギャング映画と言っても銃撃戦がメインのアクション系のシンプルなバイオレンス活劇ではなく、バルジャー、コノリー、ビリーの人間関係、それを培ったサウス・ボストンという土地特有の風土に起因する"地元感"が生み出す人間ドラマにフォーカスが当たっている。かつてマーティン・スコセッシ監督は『グッドフェローズ』(90)でギャングの日常を描いたが、監督・製作スコット・クーパーはソレに近い手法を用いながら、見えない掟で結ばれた3人の栄枯盛衰を、時に哀愁たっぷりに描いていく。クーパー監督は、「ジョン・コノリー、ホワイティ・バルジャー、ホワイティの弟のビリーは幼なじみなんだ。3人ともサウス・ボストンの、通称"サウシー"の一角で育った。僕がこのストーリーに惹かれたのは、その3人の因縁なんだ。ホワイティとビリーは似ても似つかぬ兄弟だし、ジョン・コノリーは兄弟の実力を分かっていて、昔から2人をあがめてきた。最終的にホワイティが地元で大暴れするのを許すことになるのも、ホワイティの歓心を買いたかったからさ。子どものころ、遊び場でいじめられていたのを助けてもらったときから、ずっとホワイティに気に入られたいと思ってきたんだ」と全米が震撼(しんかん)した汚職事件の"根源"を指摘する。この3人とも、それぞれ野心家で強欲で傲慢な側面が強かったことは間違いないが、3人だけが影響し合っている因縁がサウス・ボストン中にスパークしていくレベルに発展して、引いてはアメリカ史上最悪の汚職事件とまで言われる大事件になってしまった、その展開が実に興味深い。そしてまた、ここ日本でも大なり小なり、地元の因縁めいた人間関係話は少なくないはず。映画『ブラック・スキャンダル』は、決して海の向こうの寓話ではなく、あなたの近くに普通に転がっている"しがらみ"を突いた共感度満点(?)作なのだ。(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., CCP BLACK MASS FILM HOLDINGS, LLC, RATPAC ENTERTAINMENT, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2016年01月29日2003年、2014年に上演し好評を博した「コミックジャック」が、1月20日より東京・紀伊國屋サザンシアターで「コミックジャック-RETURN2016-」として再び幕を開けた。【チケット情報はこちら】漫画家・天辺麻人(木戸邑弥)が、現実と漫画の世界が交差する第3の世界に迷い込んでしまう物語。自身の連載『ゲートマン』の最終回を前に、編集者から「"アクション、バイオレンス、スペクタクル”が足りない」と指摘された麻人が迷い込んだのは、自分が連載してきた漫画の世界だった。そこでは、自分の描いたヒーロー・ジン(伊崎龍次郎)の評判はすこぶる悪く、ジン自身も「もう戦いたくない」と酒におぼれている。ショックを受ける麻人。なんとか最終回に向かうために、戦いたくないジンに剣を握らせたり、そんなつもりがない敵キャラに通りすがりの“(麻人曰く)ザコキャラ”を撃たせようとする。いかにもヒーロー然としたド派手な風貌のジンだが、無駄な殺生はしたくないし、戦うことで嫌われたくもない。さらに、恋までしてしまうジンに、「これは青春ストーリーでもラブコメでもない!」と引き裂こうとする麻人。麻人が「こんなの『ゲートマン』じゃないよ!」と、無理矢理、ジンに罪なき者を殺させようとしているのを見ていると、観客はだんだん誰がヒーローで誰が悪いのか分からなくなってくる。登場するキャラクターはひとりひとりがとても魅力的で、ただ殺されるだけのはずだった“ザコキャラ”も気付けばしっかりと観客の心に入り込み、いつのまにか重要な役を担っている。そのキャラクターたちは麻人が生み出したはずなのに、ストーリーとかみ合わないのはなぜ?麻人は、編集者の言うことを丸飲みし、自分の考えを手放してしまっている。わかりきったラストシーンを提示され、それを描く前から「読者が喜ぶ」と信じて一生懸命がんばる。それが本当に自分の描きたいものなのか、本当に読者が喜ぶラストなのか、自分の頭で考えることはなく、「これは自分のためだ」と信じて必死で取り組む。それは観ていてもどかしいがどこか身に覚えがあり、いつの間にか麻人の成長を願っている。脚色・演出を担当するきだつよしは、スーパー戦隊のステージショーなども手掛けており、アクションシーンは圧巻。さらに、普段はサンリオピューロランドでミュージカルを演じている“ねずみ男子”も登場する。舞台は終始賑やかで楽しく、終演後は自然と「私もがんばるか!」と元気に劇場をあとにできそうだ。「コミックジャック-RETURN2016-」は、東京・紀伊國屋サザンシアターで1月27日(水)まで上演中。取材・文:中川實穗
2016年01月22日ハリウッドを代表するアカデミー賞受賞の名優、モーガン・フリーマンとダイアン・キートンが夢の初共演を果たし、夫婦役を演じる映画『ニューヨーク眺めのいい部屋売ります』。アメリカの映画賞で「大人のラブストーリー賞」を受賞するなど、2人がまるで本物の夫婦のような掛け合いを見せる本作から、名女優として同業者たちからも尊敬を集めるダイアン・キートンのインタビュー映像が到着した。希望と才能にあふれる画家アレックスが、ブルックリンの街を一望できるアパートメントの最上階に愛妻のルースをお姫様抱っこして入居…してから、早40年。住み心地のよい理想的なこの部屋の、唯一の欠点は“エレベーターがない”こと!5階までの道のりが遠い夫(モーガン・フリーマン)と愛犬ドロシーを心配したルース(ダイアン・キートン)は、乗り気ではない夫を説得し、やり手不動産エージェントの姪リリー(シンシア・ニクソン)のもと、いまの住まいを売ることに…。先日、70歳の誕生日を迎えたばかりのダイアンは、“元祖オシャレ番長”ともいわれ、アメリカを代表するオシャレ・アイコンとして知られる存在だ。1977年のウディ・アレン作品『アニー・ホール』では、メンズのジャケットに白いシャツ、ワイドなバギーパンツに丸眼鏡など、彼女のメンズライクな着こなしは「アニー・ホールルック」として、いまなお伝説的に語り継がれている。女性誌では、たびたび彼女の着こなしがピックアップされるなど、セレブの中でも常に彼女のおしゃれは注目の的。本作では、画家の夫を支える引退した元教師役を演じ、Tシャツに重ね着した清潔なシャツの着こなしや、寒いブルックリンには欠かせないニット帽のかぶり方、首元のマフラーのさりげない巻き方などで、インテリジェンスあふれる熟年女性の魅力を表現しており、ニューヨーカーの着こなしのお手本となっている。またダイアン・キートンといえば、“恋多き女優”としても知られ、『アニー・ホール』で彼女を世界的な女優にしたウディ・アレンや、アル・パチーノ、ジャック・ニコルソン、ウォーレン・ビーテイ、サム・シェパードという才能あふれる超大物たちとの交際でも知られている。ダイアン自身も写真やアートや建築などに造詣が深く、本を出版しているほどの知性派ということもあり、トップクラスの男性たちをも魅了するその知性や、何事もハキハキと語る明るいキャラクターも魅力だ。今回の映像で、ダイアンは本作の役柄について「ルースはアレックスの仕事上のマネージャーでもあって、全力で夫を守ろうとするところがいいわ」と明かし、「“うちの夫をバカにしないで”というようにね」と言う。続けて、「この映画にはすばらしい夫婦が描かれている。結婚とは何かを考えるだけでも価値があると思うわ」と本作のテーマにも触れた。初共演となった“夫”モーガンに対しては、「彼には人を安心させる力がある。『ショーシャンクの空に』などでもそうだったように、今回も彼は私たちが求める“善良な人”だった。“彼がいれば大丈夫”そう思わせる何かがあるの」と語り、絶大な信頼感を言葉にするダイアン。一方、共演したモーガンも、長年共演を夢見てダイアンにラブコールを送っていたという。「最初から ダイアンと僕、2人の相性はバッチリだった。そこから始まっていい関係はずっと続いたよ。僕自身も俳優だからずっと“ダイアンと共演したい、彼女とダンスしたい”と思っていたんだ。今回やっとそれが叶って一緒に仕事してみたら、実際思い描いていた通りだったよ。最高に楽しかった!」。いまやマンハッタンを凌ぐ人気といわれ、『マイ・インターン』など映画の舞台ともなり、ニューヨークの最もホットな場所として注目を浴びているブルックリン。ダイアンとモーガンが演じる夫婦が暮らした家は、そんなブルックリンを一望できる最上階の眺めの良い部屋というだけでなく、夫婦のセンスと歩みを感じさせるシックでオシャレなインテリアも見ものとなっている。ニューヨーカーのエスプリがあふれる彼女の着こなしやインテリアから、モテ続ける女性の秘訣を探ってみては?『ニューヨーク眺めのいい部屋売ります』は1月30日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、109シネマズ二子玉川ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月20日2015年10月よりTBSほかにて放送開始となったTVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』。手塚治虫の名作『ブラック・ジャック』の主人公である奇跡の天才外科医ブラック・ジャックこと間黒男の若かりし頃の姿を描く本作より、第12話「狂騒の季節」のあらすじと先行場面カットを紹介しよう。○TVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』#12「狂騒の季節」一部の学生たちは暴力革命を目指し、過激化していく。そんな中、黒男は今上エリという大学生と出会う。彼女との出会いは、第1次羽田闘争の時。近くの公園で顔から血を流して気を失っているエリを見つけた黒男が、このままだと確実に傷が残ると、その場で傷の処理を行ったのがきっかけだ。以来、エリはちょくちょく黒男のもとを訪れるようになる。ある日、エリから黒男宛に別れを告げるようなハガキが届く。ちょうどそのとき、テレビから過激派の学生たちのアジトが一斉摘発されたとのニュースが流れる。ハガキの消印が摘発先と同じ群馬県であることに気付いた黒男は、ある行動へと出る。それは……!(脚本:森田眞由美 / 絵コンテ:鈴木卓夫、寺田和男 / 演出:前園文夫 / 作画監督:斉藤圭太、千葉茂 / 総作画監督:片山みゆき、三浦菜奈)TVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』はTBSほかにて放送中。なお、TBSでの第12話の放送時間は、12月17日(木)深夜2時21分~(5分繰り下げ)となる。放送局・放送時間など、そのほか詳細はアニメ公式サイトにて。(C)ヤング ブラック・ジャック製作委員会
2015年12月17日2003年、2014年に上演された人気作再び!というわけで、2016年上演の舞台『コミックジャック-RETURN2016-』パンフレット撮影現場に潜入だ!舞台『コミックジャック-RETURN2016-』チケット情報物語は、自身の描く作品世界に迷い込んでしまった漫画家・天辺麻人が元の世界に戻るべく、主人公のヒーロー・ジンと奔走する冒険活劇譚だ。まずはジンに挑む、伊崎龍次郎さんを直撃。──笑いの絶えない撮影でした。伊崎:衣裳を着ると気持ちが上がって、弾けました!スタッフの皆さんも「ジンがいる!」って言ってくださってすごくうれしかったです。──ジンはどんなキャラクターでしょう。伊崎:ヒーローですがすごく人間味があって、凹むし、酔っ払って愚痴ったりするんです。ぼく自身も弱いところがあるので共感できます。ただ、同時に熱い面もあって、そこも似ていると思うので、めいっぱいジンに心を寄せて魅力的なヒーローを演じたいです。──12月ですが、今年はどんな一年でしたか?伊崎:たくさんの舞台に立たせていただき、激走!の年でした。この作品が、新年最初の舞台になるので、そのまま続けて走っていきたいです。初めて共演する方と初めて立つ劇場と、初めてだらけの新年に向け、今は少しでも役を深めたいです。──皆さんにひとこと、お願いします。伊崎:文字通り、おもちゃ箱をひっくり返したような、楽しい作品世界を楽しんでください!続けて、主演で漫画家・天辺麻人を演じる木戸邑弥さん、登場です。──撮影はいかがでしたか?木戸:ペンを持った手元だけを撮る、という経験は初めてでした。ちょっと恥ずかしかったですが、どんなパンフレットになるのか楽しみです。──夢を諦めない主人公です。木戸:はい!麻人は漫画家として作品のために苦しみますが、僕自身も役のために苦しむことがあって、努力を続けています。だから、もっともっと麻人を知って近づきたいです。同時に座長を務めさせていただきますが、俺についてこい、というタイプではないので(笑)。出演者全員で、いい舞台を創りあげたいと思っています。──12月ですが、今年はどんな一年でしたか?木戸:充実、ですね。映像も舞台もライブも…色々と経験させていただいた一年になりました。「コミックジャック」から始まる2016年も、充実した一年にしたいと思います。──皆さんにひとこと、お願いします。木戸:人気作品なので、前作の方々の思いを継ぎ、僕らは僕らにしかできない舞台を創りあげます。それには、まず僕らが楽しんで、その空気をまるごと観てくださる方々に届けたいと思います。彼らの冒険活劇は、2016年1月20日(水)から27日(水)まで東京・紀伊國屋サザンシアターにて。取材・文/おーちようこ
2015年12月17日2015年10月よりTBSほかにて放送開始となったTVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』。手塚治虫の名作『ブラック・ジャック』の主人公である奇跡の天才外科医ブラック・ジャックこと間黒男の若かりし頃の姿を描く本作より、第11話「無残帳 その3」のあらすじと先行場面カットを紹介しよう。○TVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』、第11話のあらすじと場面カット#11「無残帳 その3」再会した百樹の変わりように衝撃を受ける黒男。「何があったんです?」との黒男の問いに、百樹は復讐を決意させた経緯を話し出す。黒男と別れて病院へ向かったあの日、そこで彼は宝医師たちによって帝都大病院から追い出されたことを知る。理由を問いただそうと多野医師の車に乗り込んだ百樹は、さらに自分の手足が奪われた事故の真相を知ることになる。懸命に黒男が自首を勧めるが、百樹は自分の方法でヤツらを裁くと言い放ち、そのまま闇へと消えていった。帝都大教授連続殺傷事件の犯行はすべて百樹の仕業であることをつかみ、警察は次に百樹が狙う人物の警備にあたる。そこに百樹が姿を現して……。(脚本:森田眞由美 / 絵コンテ:又野弘道 / 演出:又野弘道青木一紀 / 作画監督:LEE JUNG-JON、千葉茂 / 総作画監督:片山みゆき、三浦菜奈)TVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』はTBSほかにて放送中。なお、CBCでの第11話放送は、12月10日(木)の深夜3時35分~(5分繰り下げ)放送予定となっている。そのほか詳細は、アニメ公式サイトなどをチェックしてほしい。(C)ヤング ブラック・ジャック製作委員会
2015年12月10日