ヒルトン東京はこのほど、スパークリングワインの飲み放題「スパークリングZATTA」を開始した。また、ストロベリーデザートフェア「ストロベリー・アート」も、2015年1月13日から期間限定で開催する。「マーブルラウンジ」では、新エグゼクティブペストリーシェフ、ダヴィッド・ギマレス氏による「ストロベリーデザートフェア」を2015年1月13日~5月18日まで開催する。ピスタチオを使用した「ピスタチオのブラウニー&ストロベリー」などの新作スイーツに加え、人気の「ストロベリータルト」や「苺のショートケーキ」、「ストロベリーニューヨークチーズケーキ」などがブッフェ台に並ぶ。さらにストロベリーのゼリー、カッテージチーズのムースなど、イチゴを用いたさまざまな種類のスイーツも楽しめる。価格は1人4,200円(子ども2,750円)。期間中の毎日、14時30分~17時30分に開催する。「スパークリングZATTA」は、ヒルトン東京新ダイニングフロアTSUNOHAZU内、バー&ラウンジ ZATTAで開催している。夕方18時から19時30分までの1時間半限定で、スパークリングワインが飲み放題となる。ミニバーガー付きで、価格は2,500円。※価格はすべて税込
2014年12月22日リンクインは12月8日、スペイン産スパークリングワイン「CAVA(カバ)」の新商品として、動物の「カバ」をモチーフにした『CAVA Hippo cuvee UENO M44(カバ ヒッポ キュヴェ ウエノ エム44)』を発売する。「CAVA(カバ)」とは、シャンパーニュ同様、伝統的製法の瓶内二次発酵方式により造られるスペイン産スパークリングワイン。地下のセラーで長時間熟成させるため、洞窟(CAVA)という名前がつけられた。熟成期間は、最低9カ月間が義務付けられている。同商品は、辛口の中にほのかな甘みを感じる仕立てとした。洋食全般はもちろん、パンやサンドイッチなどにも合い、日常の食生活の中で楽しむことができる。今回、同社が「CAVA」を発売するにあたり、日本語で同様に表記される動物の「カバ」の歴史を調べたところ、カバは1911(明治44)年、上野動物園に日本で初めて来園したことがわかった。そこでタイトルにも「ウエノ」を冠するなど、遊び心あふれる商品に仕上げた。参考小売価格は1,500円(税別)。売上の一部は、「上野動物園サポーター」として寄付するという。
2014年12月03日TANAKAホールディングスは11月4日、田中貴金属グループの製造事業を展開する田中貴金属工業が、スパークプラグの外側電極材として、白金合金とニッケルをクラッド(異種金属接合)したチップを発表した。自動車エンジンなどに用いられるスパークプラグの放電部となる電極には、長寿命化を図るために白金合金チップが使われている。従来製品はチップ全体が白金合金の無垢材だったが、同製品はクラッド技術を活用することで、放電に寄与する部分にだけ白金合金を使用し、放電に寄与しない部分を電極の台座と同じニッケルで構成することができる。これにより、従来製品と同じパフォーマンスを有しながら、材料コストを最大で5割削減することができる。開発にあたっては、2010年から大阪大学 マテリアル生産科学専攻の藤本公三教授、福本信次准教授と共同で、接合のプロセスウィンドウや、生産ラインでの接合モニタ因子などの接合条件についての研究を行い、同接合方法の実用性を確認してきたという。なお、2015年1月よりサンプル出荷を開始する。また、同製品はバリエーションとしてテープ形状でクラッド材を提供することも可能であり、顧客のプラグ設計と生産プロセスに合わせた製品形状、サイズに対応するとしている。
2014年11月05日モトックスは11月1日~12月31日、首都圏・関西を中心とした400店以上の飲食店でスパークリングワインをグラスで楽しめる街フェス「スパークリングワイン 年末街フェスイベント」を開催する。○年末のパーティシーズン、グラスでスパークリングワインを楽しむ同イベントは、近年のワイン人気を受けて、年末の忘年会をはじめとしたパーティシーズンをより多くの人にオシャレに、より気軽に楽しんでもらおうという街フェス。2013年は350店以上のレストランやバーなどで開催し、今年で3回目の開催となる。世界各国18種類以上のスパークリングワインをグラスで楽しめる。また、店舗のメニューに記載されたブドウのマークをスマートフォンアプリ「Wine-Link(ワインリンク)」で読み取って応募ができ、ワインやワインセラー、グッズなどのプレゼントが当たるキャンペーンも実施する。さらに首都圏エリアでは、特別協力「東京カレンダー」として、同イベントや年末のワインの楽しみ方を紹介している。首都圏エリアでは、「TOKYO 泡 fes(東京泡フェス) 2014」を開催。開催日程は、11月1日~12月31日。時間は、各店により開催時間が異なる。場所は、首都圏のレストラン、カジュアルダイニング、ワインバーなど。参加店数は357店(10月27日現在)。関西エリアは、「Kansai Sparkling Collection(関西スパークリングコレクション) 2014」を開催。開催日程は、11月14日~12月31日。時間は、各店により開催時間が異なる。場所は、関西のレストラン、カジュアルダイニングなど。参加店数は43店(10月27日現在)。
2014年10月31日伊勢丹新宿店のショーウィンドウに、スパークリングワイン「フランチャコルタ」によるディスプレーが登場する。これは、9月24日から10月14日に開催される「イタリアウィーク 地下食品」の一環として行われるもの。瓶やコルクといった小物とイタリアファッションを融合させたディスプレーが、ウィンドウを華やかに彩る。“La vita con il Franciacorta(フランチャコルタのある人生)”というタイトルとともに、Adagio(ゆっくりと)、Con grazia(優雅な)、Naturale(自然な)、Tenero(優しい)、Alla moda(ファッショナブルな)、Serioso(厳粛な)という6つのテーマでフランチャコルタの生産哲学を表現した。ナビゲーターはメンズ館にギャラリーとサロンを持つチャーリー・ヴァイス。ウィットにあふれるライフスタイルを提案する彼の言葉は、フランチャコルタをイメージさせる、“チャコ”という名の凛とした女性像を描き出した。「イタリアウィーク 地下食品」の開催中は、地下1階のグランド カーヴでフランチャコルタのスパークワインが取り扱われる。イベント終了以降も展開アイテムの強化を予定しており、同ブランドの様々なスパークリングワインを楽しむことが出来そうだ。また、伊勢丹新宿店では9月30日から10月5日にかけて、「イタリア展」を6階催物場で開催している。期間中にはフランチャコルタも本館6階にブースを出展。約30種類に及ぶスパークリングワインの試飲イベントを行う。「フランチャコルタ」はイタリア北部の丘陵地帯フランチャコルタで作られるスパークリングワイン。伝統的な瓶内二次発酵による製法を受け継いでおり、最短で3年、長い時には5年をかけてゆっくりと熟成される。イタリア最高峰のD.O.C.G.に認定されており、国内のセレブリティーによる評価も高い。
2014年10月02日(画像はプレスリリースより)ラッシュは今年もハロウィン限定アイテムを発売フレッシュハンドメイドコスメの製造・販売を行っているLUSH(ラッシュ)は、ハロウィン限定アイテムを2014年10月1日(水)にラッシュ全店、ラッシュの通信販売にて販売します。季節やイベントでさまざまな限定商品を出しているラッシュは、今年も可愛く、わくわくするハロウィン限定アイテムを発表しました。スパークリー パンプキン/バブルバーハロウィンに欠かせないモチーフである「カボチャ」。今年のラッシュはゴールドラメがキュートなカボチャのバブルバーが登場。お湯に溶かすとキラキラしたゴージャスな泡風呂が出来上がります。ウィザード バブルバー可愛い魔法使いをモチーフにしたバブルバーは、お湯に溶かすとパチパチとポップキャンディのはじける音が。イランイラン、ジュニパーベリー、タンジェリンが心地よく香ります。ノーザンライツ/バスボム手持ち花火をモチーフにしたバスボムは溶けるに従って、パープル、ブルー、イエロー、ピンクの泡がバスタブに広がります。その様はまるでサーカスや妖しい魔術のよう。いつまでも見ていられるカラフルな泡の広がりと、ジャスミン、イランイランの香りで心落ち着くバスタイムを楽しんで。その他3アイテムとギフトボックスもその他3アイテムと、これらのアイテム数点を詰め合わせたギフト「ウィザード ハット」も発売します。お菓子やコスプレも良いけれど、バスルームでも特別なハロウィンを楽しんでみては。【参考】・株式会社ラッシュジャパン プレスリリース/PR TIMES
2014年09月30日スマートトレーディングは4月中旬より、成長に合わせて4段階に切り替え可能な赤ちゃん用三輪車「スパーク タッチステアリング」を4月中旬より発売する。○成長に応じて、ベビーカーから三輪車に変身同商品は、ヨーロッパほか世界80カ国以上で発売されている、"ポップでキュート"な三輪車ブランド「smarTrike(スマートトライク)」より発売となる、赤ちゃん用三輪車。軽いタッチでかじ取りができる特許技術「タッチステアリング」を搭載している。10カ月から3歳ごろまで使用可能。最大の特徴は、独自の"タッチステアリング"機能で、子供のハンドル操作に影響されずに、軽く触れるだけで(=タッチ)、左右自在に方向転換(=ステアリング)が可能となる。子供もハンドルの向きを変えて遊ぶことができ、また、マジックボタンで簡単に"ベビーカー"から"三輪車"へ4段階に切り替えが行える。でこぼこした道でも、サスペンションを内蔵したタイヤが振動をやわらげてくれ、子供に衝撃が伝わらず快適に乗ることが可能。安全バー・安全ガード、そしてノンスリップペダルなど子供の安全を第一に考えた機能を多く備えるという。サイズは、車幅/約47cm、泥よけからカゴ/約72cm、押し棒の長さ/最長約103cm、最短約77cm。耐荷重は17kg。カラーはグリーン、レッド、パープル。対象年齢は、10カ月~3歳ごろまで。価格は、1万5,000円(税別)。
2014年04月18日終わってからもう何年も経つけれど。新しい彼と幸せな日々を過ごしているけれど。或いは大切な人と結婚したけれど…。それでも、どうしても忘れられない恋の記憶。みなさんには、そんな心に秘めた恋はありますか?叶わない恋だったり、お互いに好きだったのに事情があって別れなければならなかったり…。クリスマスイブの今日、幼い頃にプレゼントされ、大切にしていたのにいつの間にか失くしてしまった玩具のオルゴールのような、20~30代女子たちの、懐かしくてちょっぴり切ない恋の物語に浸ってみてはいかがでしょう。・「中学生の頃、将来このまま付き合ってたら結婚しようね、と約束した彼のことをたまに思い出します。私が引っ越して離れ離れになった後、文通を続けてたのですが、高校生になるとどちらからともなくやめてしまい、それっきりになりました。元気にしてるかな?」(21歳・学生)・「好きすぎて彼に依存して、ワガママを言いまくった末、フラれました。今思えば本当に子どもだった。8年経った今、隣りには優しい彼氏がいるけど、心の中ではあのときの彼も同じぐらい大切な人です。」(32歳・会社員)・「5年間付き合ったアメリカ人の彼は、いつも私のことを最優先に考え、愛情を言葉や行動ではっきり示してくれる人でした。その彼が故郷に帰るとき、一緒に来てほしいと言われたのに、決断できなくて別れました。あれから2年。他の人と何度かデートしましたが、彼のようには好きになれずにいます。彼自身を忘れられないのか、彼との恋が心地良すぎたのかはわかりません。今は時が解決してくれるのを待つばかりです。」(26歳・会社員)戻らない時間、セピア色の思い出。みなさんの恋エピソードに想いを馳せると、なんだかキュンとしてしまいますよね。ちょっぴり切ない気分になったところで…せっかくなので、もっともっと胸がしめつけられるような?クリスマスにぴったりの恋愛映画をご紹介します。■クリスマスといえばこれ!『ラブ・アクチュアリー』クリスマスのロンドンを舞台に、19人の男女が織りなす恋愛模様を同時進行で描く物語。初恋や片思い、恋人との愛…不器用な登場人物たちによる9つのラブストーリーは、なかなか想いを伝えることができない女子の背中をそっと押してくれそうです。■切なさ120%のファンタジー『シザーハンズ』愛する人を抱きしめたいのに抱きしめられない、両手がハサミの人造人間エドワード。恋に疲れた人にも、これから恋がしたい人にもおすすめ。名コンビ、ティム・バートンとジョニー・デップが贈る、切なくも美しいラブ・ファンタジーです。■もう一度恋をする勇気をくれる『マイ・ブルーベリー・ナイツ』失恋した女の子がその傷を癒し、新しい恋に向かっていくまでの姿を描いた物語。誰かの優しさや痛みに触れながら、壊れた心を立て直していく姿には、共感できる人も多いことでしょう。恋をすることに臆病になっている人におすすめします。■胸キュン要素が詰まった愛しい1本『ルビー・スパークス』スランプ中の作家と、彼が作った物語の中の女の子が現実の世界で恋をした!コミュ障男子の主人公と天真爛漫なヒロインのキュートな振る舞いに笑みがこぼれる、ロマンチックなラブ・コメディー。東京・渋谷シネクイントほかで全国順次公開。世界が魔法のベールに包まれたようなクリスマスイブ。全ての女子のもとに、映画みたいに素敵な恋を届けてくれる天使が舞い降りますように…。(文=Kawauso)「生涯忘れられない恋におちる時期」(占いサイト:愛される女へ)
2012年12月24日劇中に登場する衣裳といえば、時代を反映したり、キャラクターたちの性格、育ち、ライフスタイルや経済状況、そして心理、感情、心の変化までを映し出したりする、鏡とも言える存在です。つまり、どんな映画にとってもファッションとは、昔から切っても切り離せないもの。ですが、数ある作品の中でも、特にその重要性が極めて高いものがあります。ちょっと不思議なファンタジック・ラブストーリー『ルビー・スパークス』もその一つ。本作は、若くしてベストセラー作家になったものの、もう10年も第2段が書けずに悩んでいるカルヴィンと、彼が書いた小説のヒロインで、現実世界に飛び出してきたキュートなルビーとの恋物語。ストーリーが進むにつれて起こるカルヴィンの変化が、彼を取り巻く世界に加わっていく色によって表現されているのですが、その色の源が「服」なのです。登場人物の内的な変化に応じて、着る服や身に着けるものの色が変わっていくというのは、映像作品にはよく用いられる手段。ですが、今回はちょっと違います。というのも、変わっていくのは彼の色ではありません。作品に色を添えていくのは、恋のお相手・ルビーが着る服。ルビーの出現で無味乾燥なカルヴィンの日々が鮮やかに人間らしさを増していく、その象徴としてルビーの服の色が効果的に使われているのです。父親を亡くした直後に、恋人に振られるというダブルショックの影響もあり、人生に幻滅気味のカルヴィンは、ルビーが現れるまで愛犬と地味に暮らしていました。その家というのが、全てが真っ白なミニマルなもの。ロサンゼルスを一望できる豪邸で、スタイリッシュには違いありませんが温かみは一切し。さらに、彼が着る服といえば、白、ベージュ、カーキといったもので、組み合わせのせいかどこか地味な印象です。そんなカルヴィンにとっては、ルビーが現れてからの日々はバラ色です。偶然なのか、ルビーが好む色もまさにバラ色。赤はもちろん、黄色、紫、ブルーと鮮やかで華やかなものばかり。自信を持てず、若いにもかかわらず全くはつらつとしたところがない彼の心に色を添えていく、絵の具のような存在がルビーというわけなのです。最初、ルビーが姿を現す前、彼女は「赤」として表現されています。本人登場の序章としてまず、赤いブラジャー、赤いサンダルが部屋に出現するのです。さらに、登場シーンでは、ボーイフレンド・シャツ(いわゆるカレのぶかぶかシャツを彼女が着るというやつです)、に身を包んだルビーがシリアルを食べているのですが、その食器が赤いボウル。これはきっと、カルヴィンが作家の割に、女性については晩生で、女性といえばこんな感じという固定観念しか持っていなかったことの表れかもしれません。何しろ、彼女は彼が考え出した女性なのですから。ところが、ルビーが単に自分の創造物ではなく、自分の意思を持った女性として生き始めると、赤だけでなく青など別の色が彼女のワードローブに加わり始め、やがてそれらが組み合わされるようになってきます。それは、始めは誰かとイメージ先行で付き合っていても、やがてその人について知っていくうちに、さらに多面的な魅力に触れていくものだというメタファーなのかもしれません。とはいえ、そんな見方をしなくても、色をたくさん取り入れたルビーのファッションは、実にキュート。数年前に流行し、その魅力に多くの人が気づかされたカラー・ブロッキング的なコーディネートがいっぱい。鮮やかなブルーのワンピースにパープルのカラータイツだったり、ブルーのカーディガンに赤のカラーデニムだったり、イエローのカーディガンに白のインナー、デニムのショーツに、赤のタイツだったり。常にカラフルなアイテムを身に着けているルビーですが、カルヴィンの母親に会いに行くときだけは、少女っぽい白いレースのワンピースを着ています。これは、女性なら誰でも感じる「好きな人の家族に自分を受け入れてほしい」という願望の表れでしょうか。このように、カルヴィン、ルビーの世界を、雄弁に表現している色の世界。風変わりでチャーミングでちょっと切ない2人の恋物語を楽しんだら、ぜひ2回目の鑑賞では、彼らの「色」をじっくり観察してみてはいかがですか?(text:June Makiguchi)シネクイント webチケット購入:■関連作品:ルビー・スパークス 2012年12月15日よりシネクイントにて公開© 2012 Twentieth Century Fox
2012年12月14日2006年、『リトル・ミス・サンシャイン』で世界中を魅了し、アカデミー賞を沸かせたジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリスの夫婦監督コンビが、6年ぶりに待望の新作『ルビー・スパークス』を発表した。今回取り組んだのは、19歳で天才作家として華々しくデビューしながらも、その後10年間ベストセラーを書けずに悶々とし続けているカルヴィンと、彼が小説のヒロインとして描き始めたものの、なぜか現実世界に飛び出してきてしまったキュートなルビーとの、ちょと風変わりで、ちょっと切ない恋物語。始めは自分が変になってしまったのだと驚くカルヴィンだが、ほかの人にもルビーが見えることに気づく。やがて自分が小説を書き進めるたびに、ルビーを意のままに操れることを知ったことから、カルヴィンは何もコントロールせず2人の関係を自然にまかせるべきかどうかで葛藤するというストーリーだ。ファリス監督は、「映画は質問を投げかけているわ。もしも自分が愛する人を変えられるとしたら、人はそういう誘惑に耐えられるかどうか?仕事とか人間関係とかをコントロールできるという誘惑を見せて、そういう支配によって自分が愛するものが壊されてしまうことを描いているのよ」と話す。つまり、カルヴィンが経験することは、実際の恋愛関係についてのメタファーとも言えるのだ。実は、物語だけでなくこの作品にユニークさを添えているのが、主演を務めている2人。カルヴィン役を演じるのはポール・ダノ、ルビー役を演じるのはゾーイ・カザン。2人は、アメリカのエンターテインメント界注目の若手カップルで、私生活でも恋愛関係にある。そして、本作の脚本は、ゾーイが手がけたものだ。ゾーイはポールのためにカルヴィンというキャラクターを書いたのだという。「そう、ゾーイは僕の恋人だ。彼女はブルックリンにある僕たちのアパートのカウチに座って、この『ルビー・スパークス』を書いた。僕らはとても運が良かった。10ページを書き終える頃には、『これを書き終えたら、ジョン(デイトン)とヴァレリー(ファリス)に送るべきだよ』と言ったんだ。あの2人はこの映画の監督としてぴったりだと思ったし、以前に仕事(『リトル・ミス・サンシャイン』)で組んで知っていたからね。でも、本作であの2人と組むというのは夢にすぎなかった。本当に実現するなんて思いもしなかった。だから、こうしてこの映画を作ってこのセットにいられて、とんでもなくラッキーだと思っている」。「ゾーイが書いている間、邪魔をしたという点では脚本執筆に手を貸したと言えるかも」と笑うポール。役と自分との共通点があるかどうかについては、「さあ、どうかな」と首をひねる。「運良く、ゾーイはとても才能のあるライターで、あの役に僕の性格の一部を使ったし、長所もいくつか取り入れた。僕の性格が多少、反映されているか?たぶん、そうなんだろうと思う。恐らく、カルヴィンには僕が気づいていない部分が組み込まれているんだろうな。おかしなことだよね。役者というのは、どんな役でもできるだけ自分を生かそうとするけれど、同時に本当の自分からは思いっきり距離を置こうとするんだから」。実生活でも恋人のゾーイと、恋人役での共演というのがとても気に入っているというポール。ゾーイも同じ意見のようだ。「彼とは『MEEK’S CUTOFF』で共演したことがあるし、実は、お芝居に出演していて出会ったの。ポールと一緒に演じるのはとてもやりやすいわ。彼はすばらしい人でとてもいい役者だけど、この映画を作るのは、ある意味、とても大変だった。私たちは仕事場と家を一緒に往復して、毎日14時間一緒だった。一緒に多くの時間を過ごしたけれど、それは恋人だからではなくて映画のためだった。あの状態は、赤ちゃんが生まれたばかりの状態にちょっと似ているような気がする。睡眠時間が足りないって意味でね。いつも映画の世話をしていなければならないから。私たちは、いままで一度も口ゲンカをしたことのないようなことでモメたわ。車の中で聞く音楽のこととかね(笑)」。脚本の執筆も行ったゾーイは、ピグマリオン神話からインスピレーションを得たというこのユニークなストーリーの主人公を、ポールに演じてもらいたいと早い段階から考えていたという。「私は、すぐに満足を手にしたいタイプなの(笑)。舞台で演じているせいで身についた悪い癖ね。舞台では人々の反応をすぐ耳にしているから。脚本を書いたら、いつもポールに見せているわ。仕事に疲れて帰ってきた彼に、『すぐにこれを読んで!』と言ってね。実際、そうしたの。ある朝、最初の5ページを急いで書いて、ポールに向って、『これ、いいと思うわ』と言ったの。彼はそれを読んで、『僕たちのために書いているんだね』と言ったわ。そんなこと考えていなかったんだけど、そう言われて『もちろん、そういうことよ』と答えた。私はカルヴィンの姿を、痩せていて背が高く、メガネをかけていると書いた。明らかに、ポールのことを書いていたのね。それで、残りの部分は、ポールをカルヴィン役に考えながら書き上げたわ」。そんなゾーイが興味を持つのは、人間関係はどう変わっていくのかということだとか。「2人が付き合いだしたときというのは、最初の1、2年は強制的な考えに囚われると思う。“私はあなたのそばにいるべきだ。あなたの匂いを嗅いで、触れていたい”。それから少し時間が経つと、そういう強制的な感覚が薄れる。その次に来るのは選択。“私はあなたといることを選んだ。あなたを裏切らないこと、あなたを愛することを選んだ。この言い争いを忘れて辛いときを乗り越えることを選んだ”という具合に。強制と選択は正反対のもので、本作では一部で、それについて描いている。冒頭では、全てが強制の話だけど、ルビーとカルヴィンが付き合い始めると、突然、今度は選択の話になる。カルヴィンにとっての選択肢は、“彼女をコントロールするか?彼女を変えるか?”ね。カルヴィンが抱えている悩みは、“ルビーはハッピーなのか?彼女は僕を捨てるだろうか?”ということ。彼はそういう考えに怯えて、普通ならやらないかもしれないことをやってしまう。不安に襲われる状況に陥ると、極端なことをやる人は大勢いると思うわ。愛を失うことの恐怖はとても大きいから」。そんな恋人同士のリアルな感情を表現した本作で、夫婦、恋人同士という親密な関係にあるクリエイティブな4人が現場に集まったことについては「そのおかげで映画製作のプロセスでもっと協力し合うことができたわ」とゾーイは話す。「私たちはとてもオープンに話し合いをして、全員が参加した。ジョナサンとヴァレリーの関係や、2人の仕事ぶりを見ていると、どうしてああいうふうにできるのか分からない。2人には独特の魔法があるみたい。お互いに支え合っているから、相手の考えていることが全部分かるの。20年後に、ポールとあんなふうに仕事ができたら、とても嬉しいわ」。まさに、現実とフィクションが交差する『ルビー・スパークス』。面白くないはずない!(text:June Makiguchi)■関連作品:ルビー・スパークス 2012年12月15日よりシネクイントにて公開© 2012 Twentieth Century Fox
2012年12月11日映画『ルビー・スパークス』の公開を記念して12月7日(金)、都内劇場でグラビアアイドルの佐々木心音、漫画家の花くまゆうさく、スタイリストの伊賀大介、映画評論家の中井圭によるトークイベントが開催。佐々木さんは、劇中のヒロインの登場時の下着の上に彼氏のシャツを羽織るというスタイルをまねた衣裳で登場し会場を沸かせた。『リトル・ミス・サンシャイン』のジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス監督による最新作となる本作。若くしてデビューしたもののスランプに陥った小説家が、執筆した作品の中のヒロインが突然、彼の目の前に現れる。彼女は彼が執筆した通りにどんどん魅力的になっていくのだが…。佐々木さんのセクシーな“彼シャツ”スタイルに、男性陣の視線は釘づけ。佐々木さんは「インパクトがありますよね」とヒロイン・ルビーの登場シーンを絶賛する。花くまさんは、一向に成長しないダメダメな主人公・カルヴィンにイラつき気味。「主人公がのび太に見えました。途中からもう完全に実写版のび太。成長しないから観ててムカつくんですよ。成長しない人がいかにムカつくかが改めて分かりました。『ドラえもん』ってのび太が成長しないのに人気があるし、成長したら最終回が来ちゃう。では、この映画が最終的にどうなるのか?観ていただければ分かります」と怒りを露わにしつつ観客の期待をあおる。伊賀さんは花くまさんとは正反対に、カルヴィンに思いっ切り感情移入して観てしまったそうで「グサグサ来ました」と心が痛そう。一方で「パンツの柄を見てほしい。スタイリングがいいんですよ。『(500)日のサマー』に似ていますが、それよりもいいかも。結構来てます!」と細部にわたるスタイリングを絶賛した。ちなみに本作のデイトン&ファリス監督は夫婦であり、しかも主演のポール・ダノとヒロインのゾーイ・カザンは実生活でも恋人同士ということも話題となっている。この日、初めてそれを知らされたという花くまさんは「それを聞いたらスタッフはやってらんないだろうな…」と怒りを再燃。佐々木さんは「だからこその生々しさを感じた」と本物のカップルならではの空気感があると語るが、実際に2人の間の“あるあるネタ”が映画に取り入れられている部分もあるそうで、伊賀さんは「けしからんな」と顔をしかめる。かく言う伊賀さんの奥さまは女優の麻生久美子。近年でも麻生さんが出演する映画で伊賀さんがスタイリストを務めた作品もあるのだが…。男子の願望が現実化するという“妄想系”映画の系譜をしっかりと受け継ぐ本作だが、花くまさんは「僕は妄想は若いときからしてますから。中学を卒業した次の日から、男子高で別世界に移りましたが、好きだった女の子と付き合っている妄想はずっとしてますよ」と映画に負けない暴走ぶりを吐露。“妄想女子”を自認する佐々木さんも「もし自分が彼の側にいたらどういう人(理想の相手)を設定するかな?と考えましたね。ルビーの側から見てもドギマギしますが、男子の目線でも意外と観れますね」と本作でかなり妄想を膨らませたよう。伊賀さんも「(カルヴィンに小説の続きとして)『これを書け!』みたいな感じでした。(カルヴィンは)いい感じの女の子を召還するんですよね~」と深い共感を示していた。『ルビー・スパークス』は12月15日(土)より公開。■関連作品:ルビー・スパークス 2012年12月15日よりシネクイントにて公開© 2012 Twentieth Century Fox
2012年12月07日『リトル・ミス・サンシャイン』(’06)で世界中を熱狂させたジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス監督による6年ぶりの新作となる映画『ルビー・スパークス』。プライベートでも実際にパートナーであるポール・ダノとゾーイ・カザンを主演に迎えて贈るミラクルなラブストーリーに、「公開まで待てない!」という声が多数!その期待に応えて、本作のトーク付き先行上映会が12月7日(金)に開催されることが決定した。天才作家として華々しくデビューしながら、その後10年もの間スランプに陥っているカルヴィン。極度の低迷期を脱するため、夢で見た素敵な女の子“ルビー・スパークス”を主人公にした小説を書き始める彼の前に、現実となったルビーが現れる。タイプライターを叩いて、思い通りの女の子を作り上げるカルヴィンと、彼の手でますます魅力的になっていくルビー。フィクションと現実を行き来するロマンティックな恋が描かれる。「妄想が止まらない!『ルビー・スパークス』トーク付き先行上映会」と題された本イベントに登壇するのは、アフロと少し禿げたおじさん(?)のイラストで有名な漫画家の花くまゆうさく、グラビアアイドルの佐々木心音、映画解説者の中井圭、そして麻生久美子の夫として知られるスタイリストの伊賀大介。佐々木さんは当日、ルビーが初めて主人公の前に現れるシーンにちなんで、下着の上に彼のシャツを羽織った“彼シャツスタイル”で登場するそう。伊賀さんも出演するということで、ファッション視点での批評も期待したい。とびきりロマンチックなラブストーリーがひと足早く鑑賞できるこの機会を逃さないで!『ルビー・スパークス』は12月15日(土)よりシネクイントにて公開。妄想が止まらない!『ルビー・スパークス』トーク付き先行上映会日時:12月7日(金)21:10開演場所:シネクイント(東京・渋谷)登壇(予定):佐々木心音、花くまゆうさく、中井圭、伊賀大介料金:通常料金webチケット購入:■関連作品:ルビー・スパークス 2012年12月15日よりシネクイントにて公開© 2012 Twentieth Century Fox
2012年12月06日トンボ飲料は、アルコールを含まないのに本格的なスパークリングワインの味わいを実現した、ノンアルコールスパークリングワイン「セレブレ」を販売している。同商品は、アルコールを生成しない特殊な製法で発酵させた白ぶどう果汁を使用。アルコール分0.00%と完全ノンアルコールなのに、本格的なワインの味わいを楽しめる。ワイン特有の酸味や香りを実現させた、今までなかった“おいしい”ノンアルコールのスパークリングワインとなっている。価格は1ケース12本入り7,560円。ケース単位での販売となる。購入は同社オンラインサイトから。また、現在、飲食店・レストラン関係者を対象にサンプルを無料で提供している。申し込みは同社サイトで受け付ける。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月30日豊富なバリエーションがあるフルーツフレーバーのスパークリングワインといえば、世界70カ国以上で愛飲されている「カフェ・ド・パリ」だ。“味わいカラフルに、泡立ち華やかに”をコンセプトとした「カフェ・ド・パリ」から、この冬限定のフレーバーワイン「カフェ・ド・パリ パリの雪」が11月中旬より出荷開始される。(左)通常ボトル / 750ml (右)ベビーボトル / 200mlこのフレーバーワインは、他にはないヨーグルト風味を主体に、シトラスとハニーの余韻が口に広がる、爽やかな味わいが特徴だ。ほのかな甘さで、すっきりと軽い口当たりに仕上がっているので、飲みやすい。今回のパッケージには、世界的なイラストレーターである永宮陽子(YOCO)さんのイラストが使われている。パリの街並みを背景に「カフェ・ド・パリ」を楽しんでいる女性のシーンが描かれている。繊細な絵のタッチで、「カフェ・ド・パリ」の華やかさを可愛らしく表現している。また、今回のフレーバーから新しく200mlサイズのベビーボトルも登場した。これからのクリスマスパーティや女子会に、手土産としてもちょうどいいサイズのベビーボトル。大活躍しそうだ。カフェ・ド・パリ ブラン・ド・フルーツ パリの雪 公式サイト ■生産国:フランス■アルコール度数:6%■サイズ:750ml / 200ml■出荷開始:2012年11月中旬(製品がなくなり次第終了)
2012年11月10日ハロウィン目前!ビヨンセ、ミランダ・カーらセレブのなりきりコスプレをチェックあと6日後には、秋の一大イベント“ハロウィン”がやってくる。子供にとってはお姫様やお化け、はたまたヒーローなどそれぞれに好きな仮装で家から家へを訪ね「トゥリックオアトリート!」と唱えるとタダでお菓子がもらえる素敵な日。しかし、何もハロウィンは子供たちのためだけのものではない。大人だって、時には仮装をして思いっきり楽しみたい!そこで、今回はハロウィン直前企画として昨年のセレブたちのハロウィンコスプレをチェック!まずは、人気コーラス・グループ「シュープリームス」をモデルにしたミュージカル『ドリームガールズ』でゴールデングローブ賞主演女優賞にもノミネートされた歌手のビヨンセのコスチュームから。全身を黄色と黒で統一したビヨンセは、自らの愛称“B(ビー)”にかけてか、“ハチ(Bee)”の仮装をチョイス。頭につけた触覚、そしてミニ丈のバルーンワンピース風のコスチュームがなんともキュートだが、それだけに留まらず足元のヒールまで黄色と黒のシマシマ模様で抜かりなく統一していて、シンプルな仮装でもこれだけ魅力的に見えるのかも。そして次は、「誰!?」ともはや素顔が判別できないほどに完璧な仮装をしたセレブをご紹介。ハロウィンにぴったりなティム・バートンの『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のサリーに完璧になりきっているのは、「ゴシップガール」のジョージナ・スパークス役でも知られるミシェル・クリスティン・トラクテンバーグ。陶器のような美しい肌の持ち主である彼女が、上半身から顔までもブルーに塗り、さらにはツギハギ模様をプラスしているのはかなりの衝撃でもあるが、ここまで完璧な仮装を披露しているのはあっぱれ。こんな格好では街中を歩けない!とも思うが、せっかくのハロウィンの夜、やるならここまでパーフェクトな仮装を目指してみても面白いかも?最後に紹介するのは、下着ブランド「ビクトリアズ・シークレット」の“エンジェル”としての活動でも有名な、オーランド・ブルームの妻であり一児の母でもあるモデルのミランダ・カー。さすがモデルとでも言おうか、セクシーなマジシャンに扮したミランダはその美脚を惜しげもなく披露。燕尾服に網タイツ、さらにはシルクハットとなかなか真似できないスタイルだが、まるでファッションショーの衣装のようにサラリと着こなしてしまうところがまたすごい。ほかにも、これまで猿や人体標本などの“リアル”すぎる仮装で見る者を驚かせてきたモデルのハイディ・クルムの特殊メイク仮装や、ロックスターになりきっていたハリソン・フォードなどなど。今年のセレブたちはどんなコスチュームに身を包むのか気になるところだが、彼らのハロウィンに共通するのはただ一つ「思いっきり楽しむこと」!セレブたちのコスチュームを参考に、今年のハロウィンへの準備を進めてみてはいかが?© Startraks/AFLO■関連作品:ナイトメアー・ビフォア・クリスマスディズニー・デジタル3-D 2010年10月23日よりシネマイクスピアリにて公開© Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.ゴシップガール [海外TVドラマ]TM & © Warner Bros. Entertainment Inc
2012年10月26日『リトル・ミス・サンシャイン』(’06)で世界中を熱狂させたジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス監督による6年ぶりの新作『ルビー・スパークス』がこの冬、日本でも公開となる。そしてこのたび、本作のとびきりキュートな予告編がどこよりも早くシネマカフェに到着した。天才作家として華々しくデビューしながら、その後10年もの間スランプに陥っているカルヴィン。極度の低迷期を脱するため、夢で見た素敵な女の子“ルビー・スパークス”を主人公にした小説を書き始める彼の前に、現実となったルビーが現れる。タイプライターを叩いて、思い通りの女の子を作り上げるカルヴィンと、彼の手でますます魅力的になっていくルビー。フィクションと現実を行き来するロマンティックな恋が描かれる。類稀な才能をもちつつ、あれこれ思い悩み前に進むことができない主人公・カルヴィンを演じるのは、『リトル・ミス・サンシャイン』、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』で卓越した演技を見せた若手屈指の実力派ポール・ダノ。そして、カルヴィンを翻弄するキュートな“彼の創作物”ルビーを、現在製作中の『The F Word』(原題)でダニエル・ラドクリフの相手役の座を見事掴みとった期待のニューカマー、ゾーイ・カザンが演じる。実はポールとゾーイは、プライベートでもセレブ・カップルとして注目を集める2人。本作で脚本を執筆したゾーイは、シナリオを書きながら、恋人であるポールに内容を話すようになり、次第に2人はお互いを主人公とその相手として考えるようになっていったそう。このことは撮影の際にも重要なポイントとなったようで、ファリス監督からは「出会いや初めてのキスなど、2人は実際に自分たちが経験したことを、今回の役柄でシェアしてくれたの」とロマンチックなエピソードが明かしている。カルヴィンの破天荒な母親・ガートルード役を『キッズ・オールライト』でアカデミー賞にノミネートされたアネット・ベニング、その恋人でスピリチュアルな生き方を志向する自由人・モート役をアントニオ・バンデラスが演じるなど腕利きの俳優たちが集結した本作。今回公開となった予告編では、突如現れたルビーにカルヴィンが翻弄されていくさまが描かれているが、これだけでもそのポップでガーリーな世界観、そしてルビーという女の子の魅力は十二分に伝わってくるはず。カルヴィンはルビーを思いのままに書きかえることができるのだが、決して思い通りにならないのが恋のゆくえ。果たして、カルヴィンは恋の奇跡を起こすことができるのか?ちょっぴり風変わりで、切なくもロマンチックなラブストーリーをまずはこちらの予告編からチェックしてみて。『ルビー・スパークス』は12月15日(土)よりシネクイントにて公開。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:リトル・ミス・サンシャイン 2006年12月23日よりシネクイントほかにて公開TM & ©2006 Twentieth Centry Fox. All rights reserved.ルビー・スパークス 2012年12月15日よりシネクイントにて公開© 2012 Twentieth Century Fox
2012年10月09日みなさん、こんにちは。みなさんもご存知の通り、先日ポップ音楽界の女王、ホイットニー・ヒューストンの訃報が世界に深い悲しみをもたらしました。“キング・オブ・ポップ”ことマイケル・ジャクソンの死からわずか2年後にまた一人、音楽界のアイコンを失ってしまうことを誰が想像し得たでしょうか?ホイットニーは生前、最もヒットを記録する女性シンガーの一人であり、音楽だけでなく映画の世界でも彼女は唯一無二の存在を確立していました。過去10年、ホイットニーについてはドラッグやアルコール中毒の問題、元夫ボビー・ブラウンとの結婚の破綻など、数々のゴシップが取り沙汰されていました。2009年には復活アルバムを引っさげツアーに臨んだ彼女ですが、不調のパフォーマンスはたちまち厳しい批判の的となりスターの時代は終わったとも囁かれました。ツアーを通して度々のキャンセルもあり、アルバムも成功とは言えませんでした。しかし、彼女には新たなる“復活”のプランがあったのです。昨年の早い時期に、彼女は1976年に公開された同名映画ののリメイク『Sparkle』(原題)で共同製作と出演を果たしており、この作品に並々ならぬ時間を費やしていました。しかし、これが彼女にとって心身を捧げた、最後のプロジェクトとなってしまったわけです。出演キャストやスタッフによれば、その類稀なる才能と美しい声でみんなを魅了してやまなかったというホイットニー。映画の中では、(「アメリカン・アイドル」出身のジョーダン・スパークス演じる)主人公・スパークルの母親を演じています。映画は、ずば抜けた才能をもつ3姉妹がショウビズ界に足を踏み入れ、周囲からのプレッシャーと重圧をどう乗り越えていくかを描いているのですが、皮肉にもここで描かれていることは長きにわたりホイットニー自身を苦しめてきた問題そのものでした。そしてグラミー賞の前日、天使の歌声を持つ彼女はロサンゼルスのホテルの一室で亡くなっているのを発見されるという突然の訃報が世界にショックを与えたわけです。その訃報を聞いたときのショックの大きさをいまだにはっきり憶えているのですが、そのとき私は偶然にもグラミー賞の授賞式が行われるステープルズ・センターにいました。会場の周りには大勢の人が集まっており、中にはホイットニーの歌を歌ったり、CDプレーヤーを持参し彼女のアルバムをかけて回想する姿が見受けられました。そして、その週末にホイットニーの“お帰り”セレモニーが行われたわけです。アメリカの黒人教会では、その教会に縁ある方が亡くなると、葬式やメモリアル・サービスではなく“お帰り”の儀式が行われます。これは故人の人生を“祝う”という考えに基づいているもので、故人は神のいる天国に“帰る”わけです。当然、ホイットニーの母・シシーと従妹のディオンヌ・ワーウィックも同様の形でのお別れを望み、セレモニーはホイットニーが10代の頃聖歌隊として歌ったニューホープ・バプティスト教会で執り行われました。このセレモニーには報道されている通り、スティーヴィー・ワンダーやアリシア・キーズ、R・ケリー、名門ゴスペル・ファミリーのワイナン一家、マライア・キャリーら大勢の著名人が訪れ、スーパースターの人生を祝いました。そして世界中の人々がこの様子を見守り、ポップミュージック史上最高の歌声で人々を魅了した彼女の早すぎる死を悼みました。また、4時間に及んだ式では、ホイットニーのマネージャーが映画『Sparkle』を撮影中の頃をふり返り、彼女がここ数年で一番幸せそうに過ごしていたこと、そして世界中の映画ファンに彼女の歌声を再び届けることにどれだけ期待をかけていたかを語りました。また、音楽業界の最高権威であり、ホイットニーが10代の頃からの良きアドバイザーであり友人だったクライヴ・デイヴィスは、彼女が亡くなる前日に彼女に話した内容を明かしました。彼によれば、ホイットニーは新しいアルバムの制作に向けてとても興奮していたそうです。しかしながら、彼女と親しかった彼らの口からは、彼女が薬物の乱用から抜け出せずもがき苦しんでいた事実も明かされました。不幸にもみんなが恐れていた悪夢が現実になってしまい、天使の声と人々を魅了する彼女の笑顔はもう見られなくなったのです。ホイットニー、どうか安らかにお眠りくださいね。(text:Lisle Wilkerson)(原文)Hi readers...I am sure you have heard the incredibly tragic news about the death of one of pop music’s biggest stars, Whitney Houston.Who would have ever thought that only two years after losing the King of Pop music that we would lose ANOTHER iconic figure in music, Whitney Houston? Whitney Houston continues to be one of the biggest selling female singers of all time, and in her prime, she was a force to be reckoned with in BOTH music and film.For the past ten years, we have really heard more about Ms. Houston’s problems with drugs and alcohol, as well as her rocky marriage with (ex hubby) Bobby Brown. She had a "comeback" album & tour in 2009, but many critics dismissed both, saying that the pop star had lost her touch. And sure enough, there were many cancellations throughout the tour and her album didn’t live up to the hype.Well, it seems that Whitney was planning ANOTHER comeback.Earlier last year she had been hard at work, co-producing and starring in a new movie, "Sparkle", which is a film originally done in 1976. This was to be her last project that she poured her heart and soul into. And according to the cast and crew, she blew everyone away with her talent and voice. In the film, Whitney plays the mother to the lead character, Sparkle (played by Jordin Sparks, American Idol winner). And the film is about three incredibly talented sisters who enter showbiz and how they deal with the pressures and stress of the industry. It is quite ironic in the fact that those are the very issues that Whitney Houston has continued to struggle with over the years in her career.Then all of a sudden, the day before the Grammys, the world was shocked to hear that the star with the voice of an angel had been found dead in her hotel room in Los Angeles.I remember hearing the news and being completely shocked. Coincidentally I was at the Staples Center getting ready for the Grammys. It was so touching to see groups of people gathering around the Staples Center, some singing Whitney’s songs, and others brought CD players and were playing her albums and reminiscing.Then the weekend was the "Going Home" ceremony for Whitney. For many black churches here in the U.S., when someone in their church dies, they have a "Going Home" ceremony, and not a funeral or memorial service. The idea behind this is to "celebrate the life" of the person, and the fact that they are "going home" to God and heaven. And that is exactly how Cissy Houston (Whitney’s mom) and Dionne Warwick (Whitney’s cousin) wanted to say goodbye. The ceremony was held at the New Hope Baptist Church, the same church that Whitney had sung as a teenager.Some of the famous faces that came out to celebrate the superstar’s life include Stevie Wonder, Alicia Keys, R. Kelly, the famous gospel-singing Winans family, and Mariah Carey. And people around the world were watching the service and grieving the loss of one of the best voices in pop history. During Saturday’s service (which lasted for about four hours), Whitney’s manager talked about how during the weeks of filming the movie "Sparkle", Whitney was the happiest she had been in years. And that they were excited about bringing Whitney’s voice back to movie goers worldwide.Clive Davis, who is one of the most powerful men in the music industry, and was Whitney’s mentor and good friend from the time she was a teenager, talked about how he talked to Whitney the day before she died. He said that she was excited about getting back in shape and going back in the studio to work on a new album.However those who were closest to Whitney knew that the biggest threat to her success was her struggle with substance abuse.And unfortunately their worst nightmares came true. The voice of an angel and that amazing smile will no longer be around to cheer us up. Whitney, you will be sorely missed. May you rest in peace.
2012年02月28日11日にロサンゼルスのホテルで急死したホイットニー・ヒューストンが生前最後にレコーディングした2曲が今夏公開の映画『Sparkle』(原題)のサウンドトラックとして使用されることが明らかになった。ホイットニーは同作に女優として出演もしている。『Sparkle』は1976年に製作された同名のミュージカル映画のリメイク作。60年代に一世を風靡した女性トリオ「ザ・シュープリームス」をモデルに、ハーレムからスターへの道を歩む三姉妹の物語で、ホイットニーはオーディション番組「アメリカン・アイドル」の優勝者、ジョーダン・スパークスが演じるヒロイン、スパークルの母親を演じている。劇中で2人がデュエットするゴスペル賛美歌「一羽の雀(His Eyes on the Sparrow)」、そして映画のエンド・クレジットを飾るR・ケリー作の「Celebrate」(原題)の2曲がサウンドトラックとして使用される。『Sparkle』はホイットニーが12年ほど前に映画化権を取得し、歌手のアリーヤの主演を予定していたが、2001年に彼女が飛行機事故で亡くなったために企画はとん挫した。昨年10月、ついに撮影にこぎつけた本作でホイットニーは製作総指揮を務めると同時に、1996年の『天使の贈り物』以来となる女優復帰も果たした。映画は全米で8月公開予定。RCA Recordsからサウンドトラック盤もリリースを予定している。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO
2012年02月14日6月16日(木)に開幕を迎える「ショート ショート フィルムフェスティバル & アジア 2011」。1999年のスタート以来、国内外を問わず数々の才能を世に送り出してきたが、無名の若きダイヤの原石の発掘に加えて、映画祭の大きな見どころとなっているのが世界的なスターや名監督たちが参加したショートフィルム。あの大スターがわずか十数分の作品に、これまで見せたことがない意外な役柄で出演していたり、あの人気俳優が自ら監督、脚本、主演をこなすなど、今年もファンにはたまらない隠れた注目作品がズラリ。そんな“セレブリティ&マエストロ”たちによる作品をご紹介!「インターナショナル プログラム」には、いまをときめく人気俳優たちの作品が数多く出品されている。まず注目したいのは、コリン・ファースとキーラ・ナイトレイが夢の競演を果たした『スティーブ』(インターナショナル プログラム A)。『英国王のスピーチ』で念願のオスカーを獲得したコリンと『パイレーツ』シリーズ、『わたしを離さないで』など異なるジャンルにまたがって活躍を見せるキーラだが、本作での2人の関係は同じアパートの上の階の部屋と下の階の部屋に暮らす住人。階下に住むスティーブ(コリン)が水漏れを伝えに上の階へ訪ねるのだが、何か様子がおかしい…。16分間の間で2人はどんなやり取りを見せてくれるのか?そして、コリンとオスカーを争った『ソーシャル・ネットワーク』の新鋭ジェシー・アイゼンバーグが出演しているのは『廊下の彼氏』(インターナショナル プログラム B)という17分の作品。“彼女”に別れを告げられても、アパートを出ていこうとしない“彼”。彼女は彼を無視して生活を送り、そんな彼女の全てを彼が見守り続ける…というシュールな物語が展開する。『(500日)のサマー』に『インセプション』と話題作に次々と出演し、いま、最も勢いのあるジョセフ・ゴードン=レヴィットが監督から脚本、編集、さらには音楽と全てを手がけた『スパークス』にも注目。ある一組の男女の現在と過去という2つの時間軸で物語が展開するが、それぞれの物語が錯綜し…。子役時代から活躍し、長く映画界に身を置いてきたジョセフの“作り手”としての手腕はいかに?「イタリアプログラム」にも名優、名匠たちが出品。モニカ・ベルッチが『幸せのちから』のガブリエーレ・ムッチーノ監督とコンビを組んだ『ハートタンゴ』で描かれるのは、タイトル通り、タンゴと男女のハート。恋人とタンゴを踊る美女が、ほかの美女の腕の中にいる彼を目撃してしまい…。“女”の心に渦巻く様々な感情や本能が描き出される。青年と年老いた農夫の交流を描く『ミツバチと風』にはイタリアの名優エリオ・ジェルマーノが主演している。さらに、イタリア映画界を彩った名匠ミケランジェロ・アントニオーニが1948年に製作した、ローマの清掃人の日常を描いた『街の清掃人』も上映される。日本でも大ヒットを記録した『リトルダンサー』のスティーブン・ダルドリー監督の『パパの思い出』は「フットボールプログラム」で上映される。少年・ジョナサンはリバプールFCが大好きで、同クラブ出身のマイケル・オーウェンのような選手になることを夢見ている。だが、お母さんは彼がサッカーに夢中になることを快く思っていないようで、そこにはお父さんにまつわるある秘密が…?欧米の作品だけでなく、アジアの名監督による作品もお忘れなく!『オールドボーイ』のパク・チャヌク監督が弟と組んで、なんとiPhoneで撮影した『波瀾万丈』(アジア インターナショナル & ジャパン プログラム A)はベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した作品。ある男の川での釣りの模様が描かれる。さらに、台湾を代表する名匠ツァイ・ミンリャンが故郷のマレーシアで撮影した『マダム・バタフライ』(アジア インターナショナル & ジャパン プログラム B)も不思議な魅力を持った作品。クアラルンプールを舞台に、恋人にひとり置き去りにされた女のドラマが描きだされる。大作とはまた違った趣きの個性的な作品の中で輝きを放つ名優たちの姿をぜひご覧あれ!「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2011」は6月16日(木)〜19日(日)まで表参道ヒルズスペース オーにて、6月22日(水)〜26日(日)までラフォーレミュージアム原宿ほか各所にて開催。特集「ショート ショート フィルムフェスティバル & アジア 2011」■関連作品:ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2011 [映画祭] 2011年6月16日から6月19日まで表参道ヒルズスペース オー、6月22日から6月26日までラフォーレミュージアム原宿ほかにて開催■関連記事:ルーカス監督に中田英寿などが出品!ショートフィルム祭典で復興支援オークションアカデミー賞公認!国際短編映画祭「SSFF」チケットを25組50名様プレゼントショートショートフィルムの新しい挑戦ついに“Jリーグ”ともコラボ企画決定!水嶋ヒロ原作&出演のビデオがショートフィルム祭典に出品栗山千明はマブい女に!アジア最大のショートフィルムの祭典が今年も開催3D部門新設にチャリティ企画も!
2011年06月01日