「私がデビューしたころとは時代が違うんですよね。私なんて、化粧してるってだけで出られなかったから(笑)」こう話すのは「ピーター」こと、歌手・俳優の池畑慎之介さん(67)。映画『薔薇の葬列』で、いきなり主役を務めて鮮烈な銀幕デビューを飾り、デビュー曲『夜と朝のあいだに』も大ヒット。最近では人気ドラマ『下町ロケット』(TBS系)でイヤミな弁護士役を白髪頭で演じ、好評を博した。そんな彼の父親は、女形の舞手として名をはせた上方舞吉村流の家元、人間国宝の吉村雄輝。物心つくころには、父から芸を厳しく仕込まれていた。「父の目に私は跡継ぎとしか映っていなかったと思います」ピーターは父の元を飛び出した。東京で、知り合った作家や演出家の目に止まって芸能界へ。デビュー曲『夜と朝のあいだに』でレコード大賞最優秀新人賞を獲得。アイドル・ピーターは、一気にスターダムにのし上がった。しかし、世間はまだまだ保守的。極め付きは年の瀬の紅白、曲の大ヒットを受け「初出場当確!」とスポーツ紙は書いたのだが、「偉いおじさんが言ったそうですよ。『なんで、化粧した男を出さなきゃならないんだ』って。その一言で落選。私の周りのスタッフはひどく落胆してましたけど、私はそうでもなかった。そこまでマスコミの言葉を信じてなかったし。なかには面白半分に『紅と白、どっち?桃組か?』なんて書かれ方も。ムカついてたし、紅白なんて、どうでもいいやと思ってたから」紅白落選から7年目、アイドル路線を歩むことにも少しずつ嫌気がさしていた。「父が敷いたレールを進むことがいやで、家を飛び出したのに、また目の前には他人が敷いたレールがあるように思えて仕方がなかった」24歳。思い切って事務所を辞め、ニューヨークに渡った。芸能界も辞めるつもりだった。「でも、ブロードウエーの客席で舞台を観ているうちに『私はこっち側じゃない、舞台に立つ側の人間だ』と思ったんです」芸能界に舞い戻って以降、活動の軸足を映画や舞台、演劇に移していった。それでもピーターは、ピーターのイメージをなかなか払拭しきれない。常に、中性的な魅力を求められた。そんなとき、大きな転機が訪れる。黒澤明監督から映画『乱』への出演を打診されたのだ。「私の役は『狂阿弥』という狂言師。重要な役どころで、監督は『メークもとろうよ、ピーターのイメージはいらないよ』と言ってくださった。だから、デビュー以来、初めてスッピンで出演しました。本当に感謝してます。その後、NHKの大河ドラマ『北条時宗』で、ヒゲ面の北条実時役のオファーをいただけたのも、元をただせば素顔で『乱』に出られたおかげ。それこそ、『下町ロケット』の白髪頭の弁護士役も」紆余曲折を経ながら、それでも芸能界でのキャリアを積み上げていったピーター。一方、「吉村雄秀」という名を21歳で取って、芸能活動と並行して舞も続けていた。そして、父・吉村雄輝との確執も、まだくすぶっていた。流派を継いでもらいたい父。顔を合わせれば息子を諭し、言外に芸能界の仕事を見下した。ある日、父にピーターはこう切り出した。「吉村流、継いであげてもええけど、いまの私の仕事と同じだけ、稼げますか?芸能界のこと、バカにしてはるけど、そんならお父さんの年収証明、見せてよ」父は’86年には重要無形文化財保持者にも認定されていた。だが人間国宝も息子の痛烈な言葉に押し黙り、下を向いた。そんな父は、晩年、息子を認めるようになっていたという。「母にこう言ってたらしいんです。『わてにできんこと、あの子はやってる。もう認めてやらな、しゃーないな』って。私のショーも見に来てくれてたんですね。そんなときね、よく言ってたらしいんです。『慎とわてと、どっちが奇麗や?』って(笑)」家を飛び出し、大ヒット曲を歌うも、時代が阻んだ紅白出場。それから、『乱』でつかんだ大きな転機。人間国宝の父との確執をも支えた「自分らしく正直に生きる」信念は変わらない――。「女性自身」2020年4月28日号 掲載
2020年04月20日大人から子供まで幅広い世代に愛されてきたブロードウェイミュージカル『ピーターパン』が、今年40年目を迎える。その記念すべき年に大胆なリニューアルを敢行。新たに森新太郎が演出を担う。そこで、ピーターパン役は今回で4度目となる吉柳咲良と、森のラブコールで出演が実現したフック船長&ダーリング氏役の松平健、さらに森を加えた3人に話を聞いた。【チケット情報はこちら】「ワクワクする構想はいろいろあるんです」と切り出した森。「僕がつくりたい『ピーターパン』の世界は、粗っぽいところがたくさんある、子供のごっこ遊びの延長。つまりこちらが全部しつらえてしまうのではなく、半分以上は劇場にいる子供たちの想像力で補えるようなものにしたくて」と目を輝かせる。そこに欠かせなかったと言うのが、松平の存在。森は「フック船長ってものすごく愛嬌のある人。で、1度松平さんだって思っちゃったら、もう松平さん以外考えられなくなって。直談判した結果、無事出てもらえることが決まって嬉しい限りです」と満面の笑みを浮かべる。衣裳をまとった松平は、すでにフック船長そのもの。「森さんがおっしゃったように、みんなから愛される、本人は真面目にやっていることが笑われるような、そういう愛嬌のある人物になればいいですね」と語る松平の目元には、印象的なブルーのアイシャドウが。実はこれ、松平本人からの提案だそうで、森も「大賛成!」と絶賛。その仕上がり具合に松平も、「ばっちり」と満足そうに微笑んだ。13歳から4年連続でピーターパン役を任された吉柳に森は、「実は大人になってからの方が、少年役ってうまく演じられるんですよね。実年齢に近いと、どうしても拒否感が出てしまうから。つまり今の方が客観的に幼い者を演じられると思いますし、今回はとにかく激しく動いてもらって、こんなパワフルな子供はいない!ってくらいの演技を見せて欲しいですね」と期待を寄せる。その言葉に吉柳は、「覚悟は出来ています。これまでは実年齢に近いからありのままでぶつかっていけば大丈夫だろうと、自分で自分に保険をかけていたところもあって。でもそういうことはすべて忘れて、新しく一から役をつくっていきたいです!」と意気込む。さらに歌に関して、「今年『デスノート』で弥海砂(あまねみさ)を演じたことで、声の幅や自分が出せる音域が広がったので、是非そこはピーターパンに活かしたいです」と自信も覗かせた。最後に森は、「今までに観たことのない『ピーターパン』になることは間違いありません」とニヤリ。このカンパニーは、果たしてどんなネバーランドへと観客を誘ってくれるのだろうか。公演は8月2日(日)~8月12日(水)まで東京建物Brillia HALLにて。その後、大阪・静岡・愛知・岩手・神奈川と全国を回る。ぴあでは3月20日まで妖精の粉付きのチケットを先行発売中。取材・文:野上瑠美子
2020年03月19日女優のミラ・ジョヴォヴィッチとポール・W・S・アンダーソン監督の娘であるエヴァー・アンダーソン(12)が、ディズニーの名作アニメ『ピーター・パン』の実写版リメイク作品『Peter Pan & Wendy』で、ウェンディ役を演じる。ピーター・パン役には、アレクサンダー・モロニーが決定した。デヴィッド・ロウリーが監督並びにトビー・ハルブルックスと脚本の共同執筆を担い、ジム・ウィテカーが製作する同作品は、実写版『わんわん物語』と同様にディズニー・プラスでリリースされるという噂が浮上していたが、関係者によると同新作は劇場公開へ向けて製作されるという。ディズニーはこのところ、『アラジン』など自社のアニメ作品を実写化した作品で成功を収めており、今年には実写版『ムーラン』の公開を控えているほか、現在『アラジン』続編や『美女と野獣』の前日譚となる実写版の製作にも入っている。(C)BANG Media International
2020年03月13日ディズニーの実写版『ピーター・パン』、『Peter Pan & Wendy』(原題)のメインキャストが決定した。「Variety」誌が報じた。ピーター・パン役は、イギリスのコメディドラマ「The Reluctant Landlord」(原題)、ディズニーアニメ「Claude」(原題)に出演したアレクサンダー・モロニー。いままでのキャリアで最も大きな役をつかみ取った。ウェンディ役は、ポール・W・S・アンダーソン監督&ミラ・ジョヴォヴィッチ夫妻の長女エヴァーに決定。エヴァーはミラが主演を務めた『バイオハザード:ザ・ファイナル』(2017年)で女優デビューを果たした。今作でウェンディ役を射止めたほか、『ブラック・ウィドウ』でスカーレット・ヨハンソン演じる主人公ナターシャの少女時代を演じることも明らかになっている。『ピートと秘密の友達』のデヴィッド・ロウリーがメガホンを取り、同作でともに脚本を担当したトビー・ハルブルックスと再び脚本を手掛ける。ジェームス・マシュー・バリー著の小説「ピーター・パン」は、これまで『フック』、『ネバーランド』、『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』など幾度に渡り映像化されてきた人気作品。今作は、実写版『わんわん物語』のように「Disney+」のみでの配信といううわさもあるが、関係者は「劇場でのリリースを予定している」と語っている。(Hiromi Kaku)
2020年03月12日現在公開中のピーター・ジャクソン製作・監督作『彼らは生きていた』が、映画専門サービス「BS10スターチャンネル」にて『ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド』として早くも放送決定。今回がTV初放送となる。第一次世界大戦で撮影された100年前のモノクロ映像を、『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズなどを手掛けるジャクソン監督が最新技術でカラーリングしたドキュメンタリー映画『彼らは生きていた』(原題:They shall not grow old)。死と隣り合わせの戦場で過ごす兵士たちの日常を映し出す本作。当時はまだ音のないサイレント映画の時代だったため、兵士の会話部分を新たなキャストを起用して再現、さらに撮影スピードの異なる素材をCG技術で統一。100年前の英雄たちの姿を最新技術で蘇らせた。『ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド』は4月26日(日)21時~、4月30日(木)14時15分~STAR2 字幕版にて放送。『彼らは生きていた』はシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:彼らは生きていた 2020年1月25日よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開© 2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2020年02月25日『ロード・オブ・ザ・リング』などで知られる名匠ピーター・ジャクソン監督が手掛けた画期的な第一次世界大戦ドキュメンタリー映画『彼らは生きていた』。この度、モノクロ・サイレント映像が大きく変貌を遂げた驚異の予告編が公開された。本作は、ジャクソン監督が2,200時間以上ある100年前の第一次世界大戦の記録映像から選出した場面のあらゆる傷を修復し、カラー化、3D技術を施し、退役軍人たちによる600時間以上のインタビュー音声を乗せるだけでなく、読唇術のプロが解析した当時の兵士たちが話す言葉を追加し、99分の作品に再構築した渾身の1作。完成作はまるでジャクソン監督に魔法をかけられ、命を吹き込まれたかのよう。予告編では、口笛で奏でられる第一次世界大戦の軍歌に乗せ、粒子の荒い不鮮明なモノクロ映像の中でイギリス兵たちが行進する場面がまず映し出される。そしてその後には、リアルな着色が施された修復後の映像に。これまで遠い過去の出来事としてしかとらえられなかった記録映像が、その瞬間から菱形戦車や馬車、塹壕での兵士たちの姿など、躍動感溢れる映像へと変化していく。また、「映画の撮影だぞ」とカメラを意識しながら話す若き兵士や、カメラ目線で笑顔を見せる兵士たち一人ひとりの表情もイキイキと映し出され、現代に撮られた映画と見紛うほどの仕上がりとなっている。もともとモノクロ・サイレントの映像だったことを忘れてしまいそうになるほど、「映像の進化もココまで来たか!」と驚きをもたらすジャクソン監督こだわりの修復技術が光る予告編。ジャクソン監督は、幾度となく命を危険にさらしながら手回しで撮影していた当時のカメラマンを思い、「記録を残すために撮影していたのだから、出来ればカラーで撮影したかっただろうし、誰もが映像は出来る限りよく見せたいと思うはず」と話しており、本作について「現代の技術が、100年前のカメラマンに救いの手を差し伸べた映画なんだ」と語る。普通の青年たちが兵士となり、死と隣合わせの戦場を生き抜き、終戦を迎えるまでがドキュメンタリーでありながら、兵士たちの心の動きを感じられるドラマとして描かれる本作。第一次世界大戦の戦場が生々しくスクリーンに蘇る、まさに映画の力というべき画期的なドキュメンタリーとなっている。『彼らは生きていた』は2020年1月25日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:彼らは生きていた 2020年1月25日よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開© 2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2019年12月27日戦争ドキュメンタリー映画『彼らは生きていた』が、2020年1月25日(土)に公開。監督は、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズを手掛けた名匠ピーター・ジャクソン。第一次世界大戦の記録映像を復元映画『彼らは生きていた』は、イギリスの歴史博物館・帝国戦争博物館に保存されていた第1次世界大戦に関する記録映像を再構築することで誕生したドキュメンタリー作品。ピーター・ジャクソン監督は、モノクロ、無音、経年劣化が著しい100年前の記録映像に、修復・着色・3Dといった3段階の作業を400人以上のアーティストを動員して実施。およそ2200時間以上にも及ぶ当時の不鮮明な映像に、最新技術を取り入れた復元作業を試みた。“命”を吹き込む細やかな作業その復元過程の中には、気が遠くなるような細やかな作業も。バラバラのスピードで撮影されていた当時の映像を、現代のフレームに適合させるため、足りないフレームを作成したり、BBCが所有していた600時間以上ある退役軍人たちのインタビュー音声をはじめ、読唇術のプロが解析した兵士の言葉や効果音を当時の無音映像に加えるなど、完成度の高い1つの映像作品に仕上げている。徹底された色使い修正前後の違いがはっきりと伺える場面写真も到着。元の記録映像を忠実に復元するために、歴史の専門家を招いたピーター・ジャクソン監督は、兵隊一人ひとりの階級、制服やボタンの色、一瞬しか映らない小物など、細部に至るまで徹底されたカラーで再現。蘇ったカラー写真からは、100年前とは思えないほど、鮮明でいきいきとした人々の姿をとらることができる。当時の青年たちの目に映る戦場映画から読み取れるのは、戦車の突撃、爆撃の迫力、塹壕から飛び出す歩兵たちなど、過酷な戦場風景ばかりでなく、リラックスした表情で食事や休息を取る日常の様子も。遠い過去の話としてしかとらえていなかった第一次世界大戦の戦場が、普通の青年たちの目を通してリアルに映し出される、貴重な映像体験となっている。2019年米ドキュメンタリー部門でNO.1なお完成作を鑑賞したピーター・ジャクソン監督は、「フィルム上の人々の人間性に心が打たれた。復元は、実際にそこにいた人たちの人間性を引き出すんだ。この映画がこの人々を再び僕たちの生活の中に連れ戻すと実感したんだ」とコメント。本作は、2019年度のアメリカ・ドキ ュメンタリー部門でNo.1ヒットを記録したほか、有名映画批評サイト「ロッテントマト」では驚異の100%フレッシュを獲得している。詳細映画『彼らは生きていた』公開日:2020年1月25日(土)より、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開製作・監督:ピーター・ジャクソン原題:THEY SHALL NOT GROW OLD配給:アンプラグド2018年/イギリス=ニュージーランド/99分/パートカラー/シネスコ/5.1ch/R15+原題:They shall not grow old
2019年12月15日第一次世界大戦の記録映像をピーター・ジャクソン監督が再構築したドキュメンタリー映画『彼らは生きていた』が日本緊急公開されることが決定。併せて、ポスタービジュアルが解禁となった。本作は、帝国戦争博物館に保存されている第一次世界大戦の記録映像を再構築することで誕生したドキュメンタリー映画。イギリス本国のみならず、2019年度のアメリカ・ドキュメンタリー部門でNo.1ヒット、辛口映画批評サイトのロッテントマトにて驚異の100%フレッシュを獲得するなど高い評価を受けている。監督を務めたのは、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなどで知られる名匠ピーター・ジャクソン監督。彼は2200時間以上あるモノクロ、無音、経年劣化が激しく不鮮明だった100年前の記録映像に、修復、着色、3D化という3段階の作業を400人以上のアーティストを動員し実施。修復作業には、バラバラのスピードで撮影されていた古い映像を現代の24フレームに修正するため、足りないフレームを作成するなど、いままでにない最新のデジタル技術が施されている。また、大戦当時は録音技術がなかったため、BBCが所有していた600時間以上ある退役軍人たちのインタビュー音声や、兵士たちが話す口の動きを読唇術のプロが解析した言葉や効果音を追加。完成作はまるでジャクソン監督に魔法をかけられ、命を吹き込まれたかのような仕上がりとなっている。映し出されるのは戦車の突撃、爆撃の迫力、塹壕から飛び出す歩兵たちなど、過酷な戦場風景ばかりでなく、リラックスした表情で食事や休息を取る日常の様子など、徹底的に兵士の日々に寄り添い、死と隣り合わせの状況でも笑顔を見せる兵士の姿が印象に残る。これまで遠い過去の話としてしかとらえていなかった第一次世界大戦の戦場が生々しくスクリーンに蘇り、普通の青年たちが見た戦場に観客たちを連れて行く。ピーター・ジャクソン監督は完成作を自身で観て、「フィルム上の人々の人間性に心が打たれた。復元は、実際にそこにいた人たちの人間性を引き出すんだ。この映画がこの人々を再び僕たちの生活の中に連れ戻すと実感したんだ」と語っている。今回解禁されたポスタービジュアルには、軍隊の列の中でふり返る1人の兵士の姿が。その表情には戦場に向かう兵士の緊迫した心情がよく表れており、戦争の壮絶さを思わせるビジュアルに仕上がっている。『彼らは生きていた』は2020年1月25日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年12月12日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿・外苑前のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介。■『Dior』Peter Lindberghファッション写真界の巨匠、ピーター・リンドバーグが生前最後に残した出版プロジェクト。本書は、ディオールとのコラボレーションによりNYでシューティングされた165枚の未発表写真と、『VOGUE』など有名雑誌のためのシューティングを100枚以上を収録した2巻セットである。ピーター・リンドバーグは、マリオン・コティヤール(Marion Cotillard)やシャーリーズ・セロン(Charlize Theron)などこれまでディオールの歴代ミューズを撮り、その独特のスタイルで「レディ ディオール」と「ジャドール」のキャンペーンに名を記した。写真家生涯を通じて彼はディオールの最も近しいコラボレーターの一人だった。この最後の本はピーター・リンドバーグにとって、そして我々にとっても大切なオリジナルの共同制作だった。NYのタイムズスクエアの喧騒を対立させたディオールの70年の歴史、これは範囲と規模の両面で並外れたリンドバーグのプロジェクトの背後にある概念であり、ディオールは例外的に前代未聞の数の高価な衣服をパリの保管庫から大西洋を横断して出荷して撮影を許可した。その成果は衝撃的だ。タイムズスクエアの狂乱の中で、1947年に完成した「バー(Bar)」スーツ、「ハウス オブ ディオール」を立ち上げた名高いアンサンブルを着てアレック・ウェックが輝いている。ストリートシーンの断片では、サスキア・デ・ブロウ(Saskia de Brauw)、カレン・エルソン(Karen Elson)、アンバー・ヴァレッタ(Amber Valletta)らモデルが人込みと足場を飛び回り、建物のファサードに映し出され、クリスチャン・ディオール(Christian Dior)の手縫い作品からマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)の最新デザインまで、オートクチュールをまとっている。リンドバーグのトレードマークであるモノクロとカラーの写真は、各衣服の複雑な作りとシルエット、テクスチャーを巧みに強調している。ピーター・リンドバーグの長年のコラボレーターであり友人であるフアン・ガッティ(Juan Gatti)によってデザインされたこの2巻本のあらゆる側面にリンドバーグ自身が存在する。第1巻には165点の未公開写真作品とーティン・ハリソンによる前書きを収録。第2巻はオートクチュールからプレタポルテ、メンズ、ウィメンズまで、『ヴォーグ』や『ハーパーズ バザー』などの雑誌に掲載されたディオールの100点以上の写真をキュレーションすることで、リンドバーグとディオールの深い関係に敬意を表す。ファッションと写真の2本の柱とその時代を超越したコラボレーションに対する息をのむようなオマージュである。【書籍情報】『Dior』写真:Peter Lindbergh出版社:Taschen言語:英語/ドイツ語/フランス語ハードカバー/520ページ/370×280mm発刊:2019年価格:2万7,600円(為替により変動)■Shelfオフィシャルサイトで『Dior』を購入する
2019年12月01日ベビー ディオール(BABY DIOR)から、『ピーターパン』に着想を得た2020年春夏コレクションが登場。『ピーターパン』のワンダーランドをイメージ今季ベビー ディオールが思い描いたのは、『ピーターパン』の世界に広がるワンダーランド。パステルカラーにグラフィックなモチーフを組み合わせたクリエイションで、作品の持つ魅惑的な世界観を表現した。可愛らしさとエレガントさを共存させた、ベビー ディオールならではのキッズウェアが展開される。海賊モチーフのニットやTシャツ印象的なのは、『ピーターパン』に登場するキャラクター達をモチーフにした洋服。ピーターパンの行く手を阻む“海賊”たちは、スカルプリントのTシャツや、海賊に扮したアニマル模様のニットセーターでキュートで再現。“ディオールランド”ロゴ入りプルオーバーインディアン女の子・タイガーリリーを連想させるのは、ホワイトとカーキの繊細な刺繍のジャカードと、タイダイスタイルのチュールドレス。またディオールのワンダーランドを意味する“ディオールランド”を胸元に配した、真っ赤なプルオーバーも登場する。“架空の新聞”グラフィックもそのほか、マリンライクなボーダー柄トップスをはじめ、「デイリーディオール」という架空の新聞のパターンをあしらったスウェットシャツやミニスカートなどが登場。アレンジロゴをアクセントに細部へのこだわりもぬかりなく、Tシャツやドレス、パンツには、ブランドのイニシャルをアレンジした立体的なロゴをオン。ボーイズのシャツには、同系色で色を重ねたトーンオントーンのモチーフが隠されている。詳細ベビー ディオール2020年春夏アイテム例:<ガール>・プルオーバー(100㎝~) 49,000円~・スカート(100㎝~) 65,000円~・Tシャツ(100㎝~) 32,000円~<ボーイ>・Tシャツ(100㎝~) 23,000円~・パンツ(100㎝~) 41,000円~<ベイビー>・ニット(80cm~100cm) 44,000円~【問い合わせ先】クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1976
2019年11月23日東京国立近代美術館の展覧会「ピーター・ドイグ展」が、2020年6月12日(金)より日時指定制で再開。会期は10月11日(日)まで延長された。ピーター・ドイグ、日本初個展「ピーター・ドイグ展」は、イギリスの現代アーティスト、ピーター・ドイグの初期作から最新作まで、約70点の作品を紹介しながら、その制作手法に迫る展覧会。日本では初の個展となる。ピーター・ドイグは、ロマンティックかつミステリアスな風景を描く画家として知られ、ロンドンのテート、パリ市立近代美術館、エジンバラのスコットランド国立美術館、ウィーンの分離派会館といった世界有数の美術館で個展を開催してきた。同世代、後続世代のアーティストに多大な影響を与えていることから、過去の巨匠になぞらえて、しばしば「画家の中の画家」と評されている。本展にも出品予定の代表作《のまれる》は、オークションにて、2015年当時の約30億円相当で落札された。想像力や記憶を刺激する絵画ピーター・ドイグは、ゴッホやゴーギャンなどの近代画家の作品の構図やモチーフ、映画のワンシーン、写真、自らが暮らしたカナダやトリニダード・トバゴの風景、記憶といったさまざまな要素から作品を構築。多様なイメージから成るピーター・ドイグの作品は見る者の想像力や記憶を刺激し、いつかどこかで見たことがあるように感じられるのが特徴だ。会場には、日本のニセコのスキー場を描いた《スキージャケット》や小津安二郎の映画『東京物語』を念頭に置いて描かれた《ラペイルーズの壁》、幅3メートルを超える大型作品などの、貴重な作品が集結。映画『13日の金曜日』のワンシーンから発想した「カヌー」モチーフの絵画も登場する。一連の作品からは、人々の想像力をかきたてる、豊かな世界観を体感することができる。映画上映会「スタジオフィルムクラブ」の直筆ポスターまた、ピーター・ドイグがトリニダード・トバゴ出身の友人のアーティスト、チェ・ラブレスと2003年から始めた映画の上映会「スタジオフィルムクラブ」も紹介。近隣住人に上映会を周知するために掲出された、ポスターのドローイングが展示される。「スタジオフィルムクラブ」では、名画座やミニシアターから着想を得た、過去の名作映画などを上映。上映が終わると作品について話し合ったり、音楽ライブへと展開したりと、ある種の文化サロンのようなコミュニティが形成されていく。【詳細】展覧会「ピーター・ドイグ展」会期:2020年2月26日(水)~10月11日(日)〈日時指定制〉※2020年2月29日(土)から臨時休館していたが、6月12日(金)より再開※当初は2020年2月26日(水)~6月14日(日)の会期を予定していたが、変更しての開催開館時間:10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)※当面のあいだ、金曜・土曜の夜間開館は実施しない休館日:月曜日(8月10日(月)、9月21日(月)は開館)、8月11日(火)、9月23日(水)会場:東京国立近代美術館 1階 企画展ギャラリー住所:東京都千代田区北の丸公園3-1観覧料:一般 1,700円、大学生 1,100円、高校生 600円※価格はいずれも税込※中学生以下および障がい者手帳持参者とその付添者1名は無料※公式サイトより日時指定チケットを購入(6月10日(水)10:00から)※すでにチケットを購入している場合、あるいは観覧料無料対象の場合、開館時間中に原則いつでも入場可能だが、混雑状況に応じて待つ場合あり※チケットの払い戻しおよび来館に際しての注意事項は、公式サイトを確認のこと※本展の観覧料で入館当日に限り、「MOMATコレクション」(4F~2F、所蔵品ギャラリー)、およびコレクションによる小企画「北脇昇:一粒の種に宇宙を視る」(2F、ギャラリー4)も観覧可※予定は変更となる場合あり【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2019年08月31日ある日曜日のこと、テニスのレッスンから帰って来た下の子供が「何をしようかー」と言いました。私はちょっと困ってしまいます。彼がこう言うときは決まって、インターネットで動画を見たいか、コンピュータゲームがしたいのです。親としては、8歳の子供に、長時間コンピュータのスクリーンを見させたくはありません。自転車を持って近所の公園に行けば、たいていご機嫌ですが、外は雨。残念ながらそういうわけにもいきません。興味をひきそうなボードゲームはありますが、家事もたまっていて、今すぐ彼のそばに座って一緒に遊んであげるわけにもいきません。「そうねえ、テレビを見るのはどうかしら」「えー、テレビー?」「デイヴィッド・アテンボロー(イギリスの有名な自然番組のプレゼンター)の番組を録画してあるわよ。それをつけてあげましょう。嫌だったら日本語のアニメのDVDもあるわよ」言っているうちになんだかおかしくなってしまって、笑い始めてしまいました。新しいメディアが登場するたび、私たちは不安を抱く私が小さい頃は、子供にテレビを見せる親が大きな問題になっていました。マンガも子供の教育上良くないと散々言われていたものです。けれども自分が親になった時には「インターネットは子供に良くないからテレビを見せよう」と考えているのです。マンガに至っては近年、日本を代表する表現芸術の一つとしての地位を世界的に確立しつつあります。今年は大英博物館で日本のマンガの展示会も開かれていますから、みんなで出かけようと話しているところです。ネットで動画を見ているよりは、日本語でマンガを読んでいてくれた方が嬉しいくらいです。メディアの理論ではしばしば指摘されることですが、新しいメディアが登場するたび、私たちは不安を抱きます。インターネットの前は、ファミコンでした。その前はテレビ。ラジオやマンガ、映画も、登場してしばらくの間は問題視されました。そういったメディアは、新たなメディアが他に登場するにつれ、受け入れられるようになっていきます。新たなメディアに対する不安が、かつてあれほど問題視されたメディアを「安全なもの」として受け入れさせるのです。よく言われることですが、自分がやっているのに気づくと苦笑せざるを得ませんでした。自分が無知なモノには不安を抱いてしまいがちけれど、それはある意味仕方のないことです。たとえば本に関しては、私はどんなジャンルが質が良く、どんなジャンルが問題含みなのか、かなりはっきり知っています。ですから「本を読む」と子供が言ったとき、「何を読むのか」の方に意識がまずいきます。子供の教育に関心がある親御さんの多くはそうなのではないかと考えます。けれどもインターネット上の動画チャンネルについては、私は本当に無知です。2言語話者の子供を育てていく上で、ネット上の読み聞かせ動画はとても便利でしたから、ひょっとしたら似たような教育観を持っている親御さんよりは動画に対してオープンかもしれませんが、それでもどのような動画チャンネルが質が良く、どのようなチャンネルが問題含みなのか、把握しているとは言えません。メディアとの付き合い方を、子供は学ばなくてはならないけれど、一つ言えることがあります。好むと好まざるとにかかわらず、新しいメディアは、やがて社会における表現の主流になる可能性が高いですし、そういったメディアとの付き合い方を、ある時点で子供達は学ばなくてはならないだろうということです。今すぐであるかもしれませんし、もっと先のことかもしれません。けれど、どこかで彼らは、情報収集するにあたって、新しいメディアと向き合わなくてはならなくなるはずです。新しいメディアの登場に対して、今まで通りの識字教育では不十分なのではないか、という問題提起は、もうかなり前になされています。何冊もの本が日本語にも翻訳されている児童文学研究者、ピーター・ハント教授は、2002年の段階ですでに、新たなメディアの形は児童小説の物語のあり方そのものを変えて来ていると指摘しています。学校での識字教育がそれに対応できているかについて、彼は疑念を呈します。これからの子供達に求められている「トランスリテラシー」とは同様に2013年に児童文学研究で国際グリム賞を受賞したキンバリー・レイノルズ教授も、文章だけに限らず様々なメディアを包括的に理解することのできる能力、つまり「トランスリテラシー」こそが、これからの子供達に求められているのではないか、と提言しています。メディアの壁にとらわれず、必要な情報を収集し、様々な形で発信していく能力と言い換えることもできるかもしれません。細かい専門的な議論にはここでは立ち入りませんが、現在の子供達を囲むメディアと物語の環境は、たしかにある意味、様々なメディアの特性を子供と考えるのにとても適していると言うことはできます。大人向けの物語や小説に比べ、子供向けの物語の方が、多角的にメディアミックスが行われるという指摘もなされています。代表例は『ポケモン』! 現代の子供を取り囲むメディアミックスかつては「本→映画」ないしは「本→テレビ」といったような比較的一方向のメディア展開が多くありました。ベストセラーになった小説や児童書、絵本などが、ドラマやアニメーションとして動画化されるという形ですね。たとえば『アルプスの少女ハイジ』という本が先にあり、それがテレビアニメ化される。あるいは、『白雪姫』という有名な物語があり、それがアニメーション映画になる、といった形です。けれど今の子供達を取り囲んでいるメディア環境は、それよりもかなり複雑で包括的なものです。コンピュータゲームのソフトとして開発された世界観を元に、マンガが描かれ、アニメ化され、さらにノベライズされて小説になったりもします。『ポケットモンスター』シリーズなどを思い浮かべていただければ良いと思うのですが、単純な「物語の映画化」や「物語のゲーム化」ではありませんよね。それぞれのストーリーラインが緩やかにつながりながらも、同じ現象を異なるメディアから異なる視点で見ているのです。ごく小さい頃からテレビのアニメで親しんだ登場人物が、絵本の主人公にもなっているかもしれません。夏休みには、その主人公が活躍する映画を見に行くこともあるでしょう。同じ登場人物が出てくるゲームもねだるかもしれませんね。まさに、一つの物語を多角的に理解するためのヒントがそこには多くあります。映画や動画、テレビにゲーム、そして本。それぞれの媒体には、どんな違いがあるのか。ちょっと目を向けるだけで、様々な媒体の性質の違いについて、新たな気づきを得やすくもなっているのです。実は1990年代からの日本のポケモンシリーズを、レイノルズ教授はメディアミックスの重要な例としてあげています。日本の子供達はある意味、様々なメディアを行ったり来たりしながらの情報収集方法を、学びやすい環境にいるのかもしれませんね。多様なメディアに触れ、その特性を子供と一緒に考えようどんどん変化していく、子供達をめぐる情報環境。不安を感じるのは、ある意味当然のことでもありますが、同時にこれは大きなチャンスでもあるのかもしれません。縦横無尽に広がるメディアの全てを十把一絡げに取り扱うのではなく、様々なメディアの特性を子供達と一緒に考えていくこと。一つのメディアに偏るのではなく、一緒に多様なメディアに触れながら、子供達と一緒に語り合っていくこと。文章表現だけのリテラシーであればお手の物ですが、動画や、スクリーン上の表現については、私はまだまだ能力不足です。試行錯誤をしながらも、より良いバランスを考えていくべき場所に今、私たちはいるのではないかと考えています。(参考)Hunt, P. (2002). ‘Futures for Children’s Literature: Evolution or radical break? ‘ , Cambridge Journal of Education, 30(1), 111–119.Reynolds, K. (2011). Children’s literature : a very short introduction. (Oxford: Oxford University Press)
2019年05月28日英国の名匠マイク・リーが監督生命を賭けて同国史上、最も残忍かつ悪名高い事件の全貌を明かす『ピータールー マンチェスターの悲劇』が8月9日(金)より公開。この度、映画監督・塚本晋也がナレーションを務める日本版予告が解禁となった。本作は、カンヌ国際映画祭パルムドール受賞の『秘密と嘘』や『ヴェラ・ドレイク』などで、アカデミー賞に7度ノミネートを誇る名匠、マイク・リー監督の最高傑作と呼び声も高い最新作。1819年、ヨーロッパ諸国を巻き込んだナポレオン戦争終結後の英国で実際に起きた“ピータールーの虐殺”を描く。本作と同じく、昨年の第75回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に『斬、』が出品され、自身も演者として評価を受けた塚本監督(塚の字は旧字体)がナレーションを担当する本映像では、抑圧を強いられてきた労働者階級の人々の不満が暴発寸前となっている様子や、男女問わず決起し、自由を求めて結集しようとする市民たちの圧倒的なパワーも捉えていく。そんな中、圧倒的なカリスマ性を持つ演説家ヘリー・ハント(ロリー・キニア)が招かれ、平和的で“非暴力”の大規模デモが行われることに。「政府軍は武装している。なのに民衆は丸腰だ」と民主的決起への不安の声が起こる一方で、贅を尽くし私欲に走っていた摂政王太子ジョージ4世からは「愚かな市民は潰せ!」という余りに非情すぎる言葉が放たれる。6万人もの民衆が各地からセント・ピーターズ広場に集まり、ハントの演説が最高潮に盛り上がりを見せていたそのとき、武装した政府軍が“丸腰”の民衆に向けて突入し…。200年の時を経て、徹底的なリサーチを重ねて脚本を執筆したリー監督は、この語り継がれるべき悲劇の物語を、3台のカメラを用いて圧巻の大スペクタクルとして撮影。6万人の生と死を壮大な交響曲にまとめあげた。英国の大手新聞「ガーディアン紙」創刊のきっかけともなり、「この事件は現代に通じる重要な史実である」と語るリー監督。まずはここから、信じがたい史実を目撃してみて。『ピータールー マンチェスターの悲劇』は8月9日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピータールー マンチェスターの悲劇 2019年8月9日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© Amazon Content Services LLC, Film4 a division of Channel Four Television Corporation and The British Film Institute 2018.
2019年05月23日身長218センチ、『スター・ウォーズ』シリーズのチューバッカ役で知られるピーター・メイヒューが亡くなったことが明らかになった。74歳だった。ピーターの家族が本人のSNSにて報告。「ピーター・メイヒューの家族です。私たちは深い愛に包まれ、悲しみに暮れています。大変残念なことですが、ピーターが亡くなったことをお知らせしなければなりません。彼は2019年4月30日の夜、ノーステキサスの自宅で私たちに見守られながら旅立ちました」という文章から始まる長文レターが掲載されている。それによればピーターは『スター・ウォーズ』旧三部作と『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』に出演後、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でチューバッカを再演。当時は車椅子生活を送っていたが、自身を奮い立たせチューバッカを演じ切ったという。チューバッカ役としてはこれが最後の出演作となったが、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』では“チューバッカ・コンサルタント”として助言した。まさに、チューバッカに全身全霊を注いだ人生だったそうだ。『スター・ウォーズ』のメンバーと一生ものの友情を築き、世界中を飛び回ってファンと交流したピーター。チューバッカの知名度を活かし、チャリティー活動にも献身的で妻のアンジーさんとNPO団体「ピーター・メイヒュー基金」を設立した。6月29日に家族と友人を集めたお別れ会が開かれる。また、12月の初めにロサンゼルスで開催される『スター・ウォーズ』ファンのためのイベント「エンパイア・コン」でもお別れ会を行い、ピーターの私物やコレクションを展示するとのこと。(Hiromi Kaku)■関連作品:スター・ウォーズ/フォースの覚醒 2015年12月18日より全国にて公開© 2015 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rightsスター・ウォーズ/最後のジェダイ 2017年12月15日より全国にて公開ⓒ 2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2019年05月03日石川由依、下野紘、朴ロ美、津田健次郎ら豪華人気声優たちが担当する日本語吹き替え版も話題のピーター・ジャクソン製作映画『移動都市/モータル・エンジン』から、本作の主人公・へスターのキャラクター映像がいち早くシネマカフェに到着した。たった60分で文明を荒廃させた最終戦争後の世界で、残された人類は移動型の都市を創り出し、ほかの小さな都市を“捕食”することで生活している――。そんな“都市が移動し、都市を喰う世界”を舞台にした映画『移動都市/モータル・エンジン』。地上は巨大移動都市“ロンドン”によって支配されようとしている中、1人の少女が反撃へと動き出す冒険ファンタジーだ。今回到着したのは、本作の主人公ヘスター・ショウについて、ヘスター役のヘラ・ヒルマーと本作の製作を務めたピーター・ジャクソンが解説する特別映像。まず、ピーターが「孤児なんだ」と明かすように、へスターは幼少期の出来事をきっかけに、たった1人で移動都市の世界を生き抜いてきた人物。また「ある男の死を望んでいる」「目的は復讐だ」とも語っており、当時の復讐を胸にロンドンへ潜入するのだが、ヘラが言う「へスターは仲間たちと共に真実を知ることになる」という言葉の通り、物語は復讐に留まらず、ロンドンの博物館で見習いとして働くトムや、へスターの過去を知る空賊のアナと出会い冒険するなかでロンドンに隠されたとんでもない秘密を知ることに…。2人が主人公の魅力を語ると同時に、アクションシーンや鋭い眼光を覗かせるシーンなど、壮大な冒険の様子も映し出されている。本作の実写化を決めた理由として、ピーターは“へスター・ショウというキャラクター”を挙げており、「ヘスターはこれまで見たことのないようなキャラクターに思えたんだ。ヘスターほど幾層にも重なる複雑な深層心理を持つキャラクターはいないと思った」と魅力を熱弁。一方のヘラは「物語の冒頭でのヘスターは怒りと悲しみの塊のような人で、とにかく復讐することしか考えていない。でも徐々に自分にはもっと色々な一面が秘められていると知ることになるの」とへスターというキャラクターについて明かし、「とにかくまず彼女の心の奥を理解することに努めたわ」と演じるにあたっての役作りを語っている。『移動都市/モータル・エンジン』は3月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:移動都市/モータル・エンジン 2019年3月1日より全国にて公開© Universal Pictures
2019年02月09日昨年、第一次世界大戦の記録映像を用いてドキュメンタリー映画『They Shall Not Grow Old』(原題)を製作したピーター・ジャクソンが、再びドキュメンタリー映画を製作することになった。テーマは「ザ・ビートルズ」だ。「Variety」誌によれば、このドキュメンタリー映画は、1969年はじめにドキュメンタリー映画『レット・イット・ビー』の製作のためにスタジオ内で撮影された、未公開映像と音源を使用するという。1969年1月30日にビートルズが開催した伝説のゲリラ・ライブ「ルーフトップ・コンサート」から50周年を迎えた昨日(現地時間)、「Apple Corps Ltd.」とジャクソン監督の製作会社「WingNut Films Ltd.」が発表した。公開日、内容、タイトルなどはまだ明らかになっていないが、『レット・イット・ビー』の映画とアルバムが公開・発売から50周年を迎える2020年に公開される可能性が高そうだ。ジャクソン監督は「55時間に及ぶ未公開映像と140時間分の音源」を確保していることを明らかにし、「タイムマシンが1969年にぼくたちを連れて行ってくれるような感じ。スタジオ内に座って、メンバー4人が音楽を作っている姿を見ているんだ」と語っている。(Hiromi Kaku)
2019年01月31日『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』3部作で知られるピーター・ジャクソンが製作・脚本を務める、新たな冒険ファンタジー超大作『移動都市/モータル・エンジン』の公開日が来年3月1日(金)に決定。最新予告映像とポスタービジュアルが到着した。ピーター・ジャクソンの右腕として『キング・コング』で第78回アカデミー賞視覚効果賞を受賞したクリスチャン・リヴァースが監督を務める本作は、イギリスの作家フィリップ・リーヴのファンタジー小説「移動都市」が原作。キャストには、『アンナ・カレーニナ』でハリウッド進出を果たし、海外ドラマ「ダ・ヴィンチと禁断の謎」などにも出演する新鋭女優ヘラ・ヒルマーが主人公へスターを、へスターと共に壮大な冒険へと身を投じる青年トムを、ロバート・シーアンが演じる。ほかにも、ヒューゴ・ウィーヴィング、スティーヴン・ラングら演技派俳優陣が脇を固めている。今回到着した予告編は、へスターの回想から始まり、荒廃した世界で新たな文明として存在する巨大な“移動都市ロンドン”が小さな移動都市を襲い、喰らおうとする様子が描かれ、圧倒的な世界観の一端を覗くことができる。へスタ―は母の復讐と人類の希望を胸にロンドンに潜入し、反移動都市同盟のアナ、ロンドンの不都合な真実を知ってしまったトムたちと共に「打倒ロンドン」の大冒険を繰り広げる中、“謎の追跡者”にまで命を狙われることに…。併せて解禁されたポスタービジュアルは、「ロンドンを滅ぼせ、喰われる前に」というコピーとが表すように、圧倒的な強さを誇るロンドンに挑むヘスターたちの、誰も見たことのない冒険ファンタジーの幕開けを感じるようだ。『移動都市/モータル・エンジン』は2019年3月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年11月22日“毎日を自分らしく過ごす”ことを応援してくれる〔ドゥ・セー〕。全国に店舗がある人気店ですが、今回は〔ドゥ・セーららぽーと湘南平塚店〕で雑貨ハント!心地よい暮らしに寄り添ってくれるような、すてきな雑貨をたくさん見つけてきましたよ♪〔ドゥ・セー〕でお気に入りを見つける雑貨ハント!〔ドゥ・セーららぽーと湘南平塚店〕があるのは、たくさんのショップが入った〔ららぽーと湘南平塚〕。明るく解放感のある店内には、日用品やギフトを選ぶお客さんが訪れ、ゆったりと思い思いの時間を過ごしています。さぁ、今回はどんな雑貨と出合えるのでしょうか?20周年をお祝いする《 Dot & Dot 》シリーズに釘付け!まずお店のフロントで展開されていたのは、目を引くドットのアイテムたち!実は〔ドゥ・セー〕は2018年で20周年。そのアニバーサリーをお祝いするシリーズが、長年愛されてきた“ドット”をモチーフにした《Dot&Dot》なんです!シリーズには、ファブリックやステーショナリーにウェアまで、幅広いアイテムにドット柄が登場。シックなドットだけでなく手書き風の「ビエラドット」、フランス語で“大きな水玉模様”を意味する「グランポア」など、アイテムによって風合いの違うドットがセレクトされているのだそう!お部屋やファッションのアクセントにぴったりなドットは、どれも使い勝手抜群なモチーフ。どのアイテムを選ぼうか迷ってしまいますね♪シンプルカジュアルなウェア&ファッションアクセサリー!壁側にズラリと並んでいるのはアパレル雑貨。普段のスタイルにプラスして楽しめるような一着や、アウトドアにも活躍するバッグ、秋冬のオシャレにマストなベレー帽など、一緒にお出かけしたくなるようなものばかり!こちらには、レザーのバッグや小物も!ソフトレザーにこだわったやわらかい手触りのものや、オリジナルのマークがかわいらしいコインケース、ショルダーや長財布などもありますよ。また、こちらにはオリジナルや作家モノも並ぶアクセサリーコーナーが。さりげないオシャレを叶えてくれるものから、おめかしコーデに合わせやすいものまで、じっくり眺めたくなるものばかりですね!お家時間を充実させるリビング&リラクシング♪こちらには、まったりタイムに寄り添ってくれるアイテムが。クッションカバーやスリッパなど、季節によって組み合わせてもかわいいですよね。また、フォトフレームの横に並んでいたボックスは、なんとペンスタンド!木の風合いがやさしいこちらは、2種類の木を曲げて作られているのだそう。どんなインテリアにもなじみやすいデザインなので、リビングでリモコンなどの収納に使っても良いですね。同じデザインのティッシュケースやダストボックスもあるので、そろえればさりげないオシャレインテリアになりそう!リラクシングコーナーには、こだわりのタオルやマット、ボディケアグッズもあります。中でも気になったのが、この白いハリネズミのアイテム。なんとこちら《ドライヤーボール》といって、乾燥機に入れると洗濯物をふんわり仕上げてくれる便利グッズなんです!乾燥時間も短縮し、柔軟剤も不要なので、とってもエコなハリネズミなんですよ♪人気のハリネズミグッズがいっぱい!実は、いま〔ドゥ・セー〕ではハリネズミアイテムが充実♪お店のフロントに広がっている特設コーナーには、さまざまシーンで楽しめるハリネズミたちが!手描き風イラストがかわいいマグカップや、丸いフォルムがキュートな塩コショウ入れなどのキッチングッズ、さりげなさがかわいいステーショナリーに、がま口ポーチ、もふもふな質感がたまらないティッシュケース、マトリョーシカまで並んでいます!ハリネズミ好きは必見ですよ♪食卓をハッピーにしてくれるキッチングッズもたくさん!〔ドゥ・セー〕はキッチン雑貨も豊富。ティータイムをハッピーにしてくれるマグカップやコーヒーグッズに、和の雰囲気がかわいらしいお皿やお茶碗、お箸なども充実しています。〔ドゥ・セー〕のセレクトは、和&洋食器を一緒に並べてもやさしくなじんでくれて◎。食器は毎日使うものだからこそ、お気に入りのものを見つけると暮らしもより楽しくなりますよね!民芸品と過ごす、ていねいな暮らしも素敵他にも、日本の民芸品や伝統工芸品をリスペクトしたコーナーも。見せる収納にもできそうな籠や、色合いがかわいらしいシーサー、こだわりの食卓に使いたい蒸し器や鉄器など、日常を少し特別に彩ってくれそうなものばかり。自分へのご褒美や、ギフトにも喜ばれそうですね♪あの人に何を贈ろう?ギフトに困っても大丈夫!また、〔ドゥ・セー〕ならギフトに困っても大丈夫。こちらには、なんとセットでギフトを提案してくれているコーナーが!ギフトを眺めている内に「あの人にぴったり!」とワクワクしてきちゃうかも?キッズ&ベビーグッズも充実♪また、キッズ&ベビーグッズのコーナーも!お祝いやちょっとしたギフトだけでなく、普段使いにも選びやすいアイテムがそろいます。かわいらしいお弁当グッズや、スタイにヘアピン、おもちゃなど、性別を問わない幅広いアイテムが!やわらかな色合いやデザインに、大人の方が癒やされてしまいますね。ゆったりと、日常を大切にしたくなる雑貨と出合える〔ドゥ・セー〕アニマルの《ガーデンピック》は飾るだけでも癒やされます〔ドゥ・セー〕で出合える雑貨は、毎日を軽やかな気持ちで彩ってくれそうなものばかり。そんな自分だけのお気に入りアイテムを探しに、ぜひ遊びに出かけてみてはいかがでしょうか♪店舗情報〔ドゥ・セーららぽーと湘南平塚店〕●住所神奈川県平塚市天沼10-1ららぽーと湘南平塚1F●電話0463-71-5344●営業10:00~21:00〔ドゥ・セー〕の雑貨をもっとハントする♪●ライターキリガヤアスミ
2018年09月30日アメリカ・ニューヨークのブルックリン発のステーキハウス「ピーター・ルーガー・ステーキハウス」が日本初上陸。2021年10月14日(木)、東京・恵比寿にオープンする。「ピーター・ルーガー・ステーキハウス」とは「ピーター・ルーガー・ステーキハウス」は、1887年にブルックリンで創業した、アメリカで最も長い歴史を持つステーキハウス。徹底的にこだわった素材選びとドライエイジング手法によって、究極の旨味と柔らかさを実現したステーキは世界最高峰との呼び声も高く、レストランガイド 「ザガットサーベイ」で「ニューヨークNo.1ステーキハウス」の評価を獲得し続けている。看板メニューはTボーン・ステーキ今では一般的となった、サーロインとフィレを同時に味わえる“Tボーン・ステーキ”というスタイルをアメリカで最初に提供したことでも有名。「ピーター・ルーガー・ステーキハウス」の“Tボーン・ステーキ”は、800度の高熱ブロイラーで焼き上げたステーキを300度に熱した皿に乗せ、仕上げに旨味たっぷりの“ビタミン”と呼ばれる肉汁をかけて提供する人気メニューとなっている。アメリカ最古&世界最高峰のステーキハウスが恵比寿に日本初上陸!そんな「ピーター・ルーガー・ステーキハウス」が日本に初上陸。これまで海外進出をしてこなかった「ピーター・ルーガー・ステーキハウス」が、初めてのアメリカ国外での出店の地に東京・恵比寿を選んだ。東京では、ブルックリン本店と同じ味と品質のステーキを提供することに注力。10tの厳選された牛肉を30坪の熟成庫でドライエイジし、ブルックリン本店と同じ焼き方で最高のステーキを提供する。広々とした3階建ての店内構成3階建ての広々とした店内は、ブルックリン風のインダストリアルな雰囲気の劇場スタイルのレイアウトで構成。2階はオープンキッチンの臨場感が感じられるメインダイニング、3階は落ち着いた雰囲気で食事を楽しめるフロアに。1階には、ウエイティングバーと8名で利用出来る4部屋の個室を用意するほか、「ピーター・ルーガー・ステーキハウス」で使用しているステーキやハンバーグの生肉や各種グッズを販売するブティックも設ける。店舗情報ピーター・ルーガー・ステーキハウス 東京開業日:2021年10月14日(木)営業時間:ダイニング 11:00~15:00(L.O.14:00)/17:00~23:00(L.O.22:00)、バー 11:00~23:00(L.O.22:00)、テイクアウト&デリバリー 11:30~22:00住所:東京都渋谷区恵比寿4-19-19席数:全206席(1階66席/2階70席/3階70席)予約専用TEL:050-3311-3744予算:ランチ 8,000円、ディナー 18,000円
2018年07月29日本日7月13日は、日本記念日協会から正式に認定されている「イーサン・ハントの日」。そこで、シリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』に出演しているサイモン・ペッグから、日本のファンだけに向けたコメント映像が到着した。本日7月13日は、『ミッション:インポッシブル』第1作(1996年)の記念すべき日本公開日であること、また「13」が「イーサン」の語呂合わせになっていることにちなみ、2015年に日本記念日協会から正式に認定された「イーサン・ハントの日」。そこで、渋谷では一般参加型の大規模イベント“渋谷フォールアウト”が開催される。今回公開された映像は、このイベントに参加する日本のファンのために、ベンジー役のサイモン・ペッグがスペシャルメッセージを撮り下ろしたもの。しょっぱなから「渋谷の皆さんこんにちは!」と流暢な日本語挨拶をキメると、場所を変え、服を変え、ホテルのあちらこちらを優雅に満喫するサイモン。「こんなことまでやってくれるの!?」と観ている我々が驚いてしまうほど、ユーモアたっぷりの仕上がりで、最後には「映画も見てね!」と、とびきりの笑顔とともに再び日本語でメッセージを送ってくれる。本映像は、“渋谷フォールアウト”開催中、1時間に3回程度、渋谷の街頭ビジョンをジャックして放映される予定となっている。また、サイモンは、トム・クルーズ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督とともにまもなく来日、7月18日(水)に開催されるジャパンプレミアに登壇する。「今回は、モーターボートを運転したり戦ったり走ったり、なかなか忙しかったよ。日本の皆さんにお会いできるのが楽しみだよ!」とコメントを寄せており、約2年ぶりとなる日本の地でどんな姿を見せてくれるのか、ますます期待が高まる。『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』は8月3日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッション:インポッシブル/フォールアウト 2018年8月3日より全国にて公開© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.
2018年07月13日幅広い世代から長年愛されているブロードウェイ・ミュージカル『ピーターパン』。38年目を迎えた今回は、昨年に引き続き藤田俊太郎が演出を手がけ、弱冠14歳の吉柳咲良もピーターパン役を続投する。また新キャストとしてフック船長&ダーリング氏役にISSA、ウェンディ役に河西智美を抜擢。マスコミ向けに行われた製作発表には、タイガー・リリー役の莉奈、ダーリング夫人役の入江加奈子、ライザ役の久保田磨希を加えた全7人が登壇した。会見の冒頭を飾ったのは、ピーターパンがウェンディたちとネバーランドへと飛び立つ、作品を代表するナンバー『アイムフライング』。役の衣裳に身を包んだ吉柳が颯爽と登場すると、会場は一気に『ピーターパン』の世界に。伸びやかで透明感のある、そして元気いっぱいな歌声を披露してくれた。その後は演出の藤田、さらにそれぞれの衣裳をまとったキャストが登場。作品への抱負を語った。2度目の演出となる藤田だが、「新鮮な気持ちで、新作のつもりで挑戦しています」と述べ、さらに「世界中で上演されている『ピーターパン』の歴史の中でも、きちんとした1ページを刻める、そんな作品をお客さまに届けたいです」と続け、世界レベルという大きな目標を掲げた。ピーターパン役の吉柳は、「去年とはまた違うプレッシャー、座長の重みを感じています…」と神妙な面持ち。だが「たくさんレッスンを重ねてきて、去年に比べ、技術面や台詞の読み解き方も大きく変わってきたと思います。藤田さんの言う“永遠に子供のままだけど成長しているピーターパン”というのを、この1年で成長した私の姿を通してお見せしたいです!」と、頼もしい言葉も聞かせてくれた。近年俳優としても高い評価を受けているISSAは、「皆さんの思っている以上を返すのが自分の役目」と初のフック船長役に気合い十分。さらに吉柳について「とにかく頑張り屋さん」と切り出し、「責任感がすごく強いので、みんなをちゃんと頼れるよう、僕らがフォローしていければ」と頼れる兄貴の一面を覗かせた。すると吉柳の目にはいっぱいの涙が。「本当にありがたいです」と声を震わせ、カンパニーの結束の強さをうかがわせた。ライザ目線での物語展開、セットを簡潔にしてアクティングスペースを広く、飛び出す絵本ならぬ飛び出す舞台になど、新たな趣向も盛りだくさん。大人も子供も楽しめる、世界レベルのミュージカルで、夏の思い出の1ページを彩ってみては?公演は、7月21日(土)から8月1日(水)まで東京・東京国際フォーラム ホールCにて。その後、大阪、金沢、名古屋でも上演する。チケットは発売中。取材・文:野上瑠美子
2018年07月09日東京ディズニーシーは、ディズニー映画『アナと雪の女王』『塔の上のラプンツェル』『ピーター・パン』のをテーマにした3エリアが広がる新テーマポート「ファンタジースプリングス(Fantasy Springs)」を、2024年春に開業する。「魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界」をテーマに掲げる「ファンタジースプリングス」は、『アナと雪の女王』のエリア「フローズンキングダム」、『塔の上のラプンツェル』のエリア「ラプンツェルの森」、そして『ピーター・パン』のエリア「ピーターパンのネバーランド」3つのエリアと、新たなディズニーホテル「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」で構成される、東京ディズニーシー8番目のテーマポート。総開発面積は東京ディズニーシー開業以来最大となる約14万平方メートルを誇り、アラビアンコーストとロストリバーデルタの間にできる通路から進むことになる。『アナと雪の女王』のエリア「フローズンキングダム」『アナと雪の女王』を舞台とする「フローズンキングダム」に広がるのは、雪の女王であるエルサが氷の魔法を受け入れ、映画が幕を閉じた後の世界。ゲストは、暖かさを取り戻して祝福ムードに包まれたアレンデール王国の世界を楽しむことができる。村の奥には滝の流れる山々がそびえ立ち、遠くに見えるノースマウンテンの山頂付近には、エルサの氷の宮殿が輝く。ここで体験できるアトラクションは、ボートに乗って、アナとエルサの心温まるストーリーをめぐるというもの。美しい雪山のふもとにあるアレンデール城をテーマにレストランも設置される。『塔の上のラプンツェル』のエリア「ラプンツェルの森」『塔の上のラプンツェル』のエリア「ラプンツェルの森」の渓谷には、ラプンツェルが幼い頃から暮らしていた塔がそびえ立つ。夜になると、塔の灯りや小道に並べられたランプ、レストランやボートハウス、ボートに吊り下げられたランタンなどに明かりが灯り、暖かな光で森を包み込む。映画の中で描かれたランタンフェスティバルまでの道のりを体感するアトラクションのフィナーレでは、名曲と共に、美しく揺らめく灯りに包まれるロマンチックな体験を味わうことができる。さらに、愉快な荒くれ者たちの隠れ家をイメージにしたレストランも登場する。『ピーター・パン』のエリア「ピーターパンのネバーランド」3つ目のエリアは、『ピーター・パン』の世界が広がる「ピーターパンのネバーランド」。元気な子どもたちの集団「ロストキッズ」の一員となったゲストは、海賊船の散策や隠れ家での食事を楽しんだり、仲間と共に海賊に立ち向かったりと、ネバーランドを舞台にした冒険が楽しめる。ここでは、ティンカーベルが暮らす妖精の谷「ピクシーホロウ」に訪れることも可能だ。大型アトラクションでは、海賊にさらわれたウェンディの弟ジョンを救うためにボートに乗り込み、川を下って、ティンカーベルと共にネバーランドの上空へと飛び立つ。音楽や3Dの迫力ある映像とあわせて、これまで見たことのないネバーランドの冒険を体験することができる。ディズニーホテル「東京ディズニーシー・ ファンタジースプリングスホテル」最後に紹介するのは、「ファンタジースプリングス」の魔法の泉を囲むようにそびえ建つ、国内6番目のディズニーホテル「東京ディズニーシー・ ファンタジースプリングスホテル」。ディズニープリンセスを描いた絵画や草花のモチーフで装飾された館内には、全475室の客室を用意。そのうち56室は、東京ディズニーリゾート®で最上級の宿泊体験を提供する「ラグジュアリータイプ」の客室だ。詳細東京ディズニーシー 新テーマポート「ファンタジースプリングス」開業時期:2024年春予定施設構成:アトラクション4施設、飲食施設3施設、商品施設1施設、ホテル1施設・「フローズンキングダム」アトラクション1施設/レストラン1施設・「ラプンツェルの森」アトラクション1施設/レストラン1施設・「ピーターパンのネバーランド」アトラクション2施設/レストラン1施設・ショップ 1施設・東京ディズニーシー・ ファンタジースプリングスホテル客室数475室/付帯施設 レストラン2施設、ロビーラウンジ、駐車場ほか※2022年10月27日(木)時点の内容。今後変更になる場合あり。※画像は全てイメージ。©Disney【問い合わせ先】東京ディズニーリゾート・インフォメーションセンターTEL:0570-00-8632(10:00〜15:00)※一部のPHS、IP 電話・国際電話からはTEL:045-330-5211
2018年06月17日日本初演から今年で38年目を迎える名作ミュージカル『ピーターパン』。気鋭の演出家・藤田俊太郎のもと、10代目ピーターパンの吉柳咲良が、昨年に引き続きこの大役を任されることになった。【チケット情報はこちら】初代の榊原郁恵を筆頭に、笹本玲奈や高畑充希など、そうそうたる面々によって演じられてきたピーターパン。昨年、そんな夢の大舞台に立った日々を、吉柳はこう振り返る。「あの夏の経験はとても大きかったと思います。自分の中で確実に何かが変わったというか…。なによりも、私はお芝居をすることが好きなんだなって、気付かされました。キラキラした目で観てくれている子がいたり、フライングをした時に『すごーい!』って声が聞こえてきたりすると、本当に嬉しくて!この世界に入らなければ味わえなかった感覚だと思いますし、まさに夢が叶った瞬間でした」演じるピーターパンについて吉柳は、「本当に生意気な男の子」と笑いつつも、「羨ましいところもある」と続ける。「とても素直に、はっきりと気持ちを伝えられるところは、すごく羨ましいなと思います。とにかくすべてにおいて真っすぐ過ぎるくらい真っすぐですし、嘘がない。そこは私と違うところなので、演じるのがすごく難しかったです。ただ、私のひとつ年下の弟が、本当に生意気で、まさにピーター(笑)。小さかったころの弟の姿が、役づくりをする上でとても役に立ちました」ピーターの役づくりを助けた人物がもうひとり。「演出の藤田さんって、ピーターっぽいところがあるんです(笑)。真っすぐに夢を見ている感じとか。藤田さんから“こうしたらもっとピーターっぽくないですか?”とか言われると、“絶対にそうだと思います!”みたいな(笑)。藤田さんを見ていればピーターがわかるというか、藤田さん自身がまさにピーターみたいだなと思います」そんな藤田の手を借りつつ、2年目の吉柳ピーターは、さらに高い空へと舞い上がる。「去年を越えなきゃいけない、というプレッシャーはありますが、前回演じてすごく楽しかった気持ちとか、今までレッスンをしてついた自信、さらに忘れられない小さいころの気持ちを大事にしながら、また新しいピーターをつくっていくことが出来たらなと思っています。そして“次のピーターになりたい!”って思ってもらえるような、みんなにとっての憧れのピーターを演じられればいいなと思います」。青山メインランドファンタジースペシャル ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』は、7月21日(土)から8月1日(水)まで東京・東京国際フォーラム ホールCにて。その後、大阪、金沢、名古屋でも上演する。チケットは発売中。取材・文:野上瑠美子
2018年05月25日池畑慎之介の名で俳優としても活動するピーター(65)が5月21日、報道各社にFAXを送付。来年から、約2年間休養すると発表した。ピーターは、こう語る。 「この度、この50周年を期に、2018年いっぱいで『ピーター』のぬいぐるみを脱がせていたくことにしました」 ピーターはFAXで「私、『ピーター』として、1968年に映画の主人公にスカウトされ、69年には歌手としてもデビューし、皆さまには長きにわたり、愛していただきました」と挨拶。「もともとはあだ名で『あの子、男の子?女の子なの?ピーターパンみたいネ』と言う、まわりの愛情深き呼び名のまま、お仕事にもこの名を使って、この秋で50周年でございます」と、愛称の由来を解説した。 続けて「この50年の間には、1985年の映画『乱』の後より、『池畑慎之介(本名)』を役者名とし、数々の作品に挑戦させていただいております」と振り返り、休養の理由についてこう明かした。 「還暦を過ぎたあたりから、色々と断捨離を実行しつつ、『死ぬまでにやりたい事100』を作り、実現する度に一つ一つ消してゆく作業の真っ最中です。そして、来年から1~2年、休養させてもらい、パワー充電したいと思っております」 さらに「この50年、本当にがむしゃらに体の衰えも見ない振りをして、走り続けてきました。もう一人の自分がそろそろ『ピーター』を休ませてあげなさいよ!とささやいています」とし、「今この年齢でしかできない事を悔いなきよう残りの人生を歩みたいと存じます」と宣言。そして、こう結んでいる。 「本当に長い間『ピーター』を可愛がってくださいまして、ありがとうございました。これからは(2019年以降)は『池畑慎之介』として……。多分……!いやいや絶対に無理だと思いますが……『普通のオジサンに戻りたい!?』(爆)」 ネットではピーターの決断に、激励の声が上がっている。 《友達もたくさんいらっしゃるようだから ゆっくり 過ごされるのもいいでしょうね》《しっかりとした人生観をお持ちで羨ましい 漠然とした目標ややりたいことがあっても実行に移すのは、色々なしがらみとかがあって難しかったりするもの》《ピーター、長い間お疲れ様でした。ゆっくり心身を休め、「池畑慎之介」としてに戻ってくる事を楽しみに待ってます!》 同日、「ミヤネ屋」(日本テレビ系)に出演したピーター。休養について「ちょっと休まないと倒れちゃうし、煮詰まっちゃう。1年間だけ考えさせてください」と語り、「ヨーロッパをゆっくり旅行したい」と今後について明かした。
2018年05月21日サーティワン アイスクリームが、エッグハントをイメージした「イースター ペインティングフィーバー」を開催。販売期間は2018年4月1日(日)から4月27日(金)まで。アイスの中に隠れたポップなお菓子エッグハントとは、カラフルにペイントした卵を公園や庭の芝生の中に隠して宝探しを楽しむ、イースターお馴染みの行事のひとつ。そんなエッグハントをモチーフに、アイスクリームの中にポップなカラーのお菓子を隠した「アイスクリーム ハント」が誕生した。宇治茶の老舗「北川半兵衛商店」の抹茶を使用したアイスクリームは、抹茶ラテのような優しい味わいが特徴だ。イースター限定「ひよこ」のハッピードールアイスクリームをキャラクターに見立てたのハッピードールには、ねこやうさぎ、パンダなどの愛らしいアニマルのほかに、イースター限定のひよこが登場。ひよこの描かれたアイスクリームの上には、エッグペイントされたカラフルなクッキーが添えられている。そのほかのアニマルたちには、それぞれエッグペイント模様のクッキーを耳にデコレーションした。そのほか、好きなフレーバー2種の上に、ウサギのチョコレートやカラフルなスプレーをトッピングした「イースターサンデー」などがラインナップする。【詳細】期間:2018年4月1日(日)~4月27日(金) ※なくなり次第終了メニュー例:・アイスクリーム ハント 360円(税込) ※4月1日(日)~期間限定(なくなり次第終了)・イースターハッピードール(ひよこ/うさぎ/ねこ/ぱんだ) 450円(税込)・イースターサンデー ピンクいちごみるく/グリーンコットンキャンディ 550円(税込)※店舗により価格は異なる【問い合わせ先】B-R サーティワンアイスクリーム株式会社TEL:03-3449-0336
2018年04月02日ジョン・ウー監督の映画『マンハント』(2月9日公開)に出演する女優・桜庭ななみの新たな場面写真が10日、公開された。『マンハント』に出演する桜庭ななみ高倉健主演の『君よ憤怒の河を渉れ』(1976年)を、日本映画ファンのウー監督が再び映画化。何者かにはめられて殺人事件の被疑者となったドゥ・チウ(チャン・ハンユー)と、彼を追いながら無実を確信した大阪府警の刑事・矢村(福山雅治)が、事件の真相に立ち向かっていく様を描く。。桜庭が演じるのは、矢村の部下・百田里香。今回公開された場面写真は、助手として捜査のアシスタントを務める重要なシーンを捉えたもので、キリリとした表情からも新人刑事として悪戦苦闘しながら徐々に矢村の信頼を得ていく姿が浮かび上がる。「ジョン・ウー監督とご一緒することは一生の宝になると思う。本当に幸せな時間だった」と語る桜庭。中国語と韓国語を得意とし、日本とアジアの100人以上の映画プロデューサーが制定する「APNアワード2016」を受賞するなど、海外に向けても活躍の場を広げている。(C)2017 Media Asia Film Production Limited All Rights Reserved.
2018年02月10日チャン・ハンユー、福山雅治をはじめ、桜庭ななみ、池内博之、田中圭、吉沢悠らが出演する『マンハント』。この度、本作の監督でアクション映画の巨匠、ジョン・ウー監督が1月30日(火)に来日することが決定。あわせて、ジョン・ウー監督のメイキング映像が公開された。今回到着したのは、激しいアクションシーンの撮影現場の様子と、チャン・ハンユー、福山さんらが監督について話す映像が交互に映し出されるメイキング映像。福山さんは「監督の映像表現」が印象に残ったと話し、監督が撮る映画に出演することを夢見ていたと言うハ・ジウォンは、「監督は美しさを求めていた」と明かす。また国際的にモデルや女優として活躍するTAOは、「あんなに優しい監督に会ったことはない」とその人柄についてコメントしている。映像には自身で動き回り、実際に表情や身振り手振りで表現しながら周りのスタッフや俳優たちに細かい演出をつけているジョン・ウー監督の姿が確認できる。「子どものころから日本映画が好きで、夢中になって観てきました」と語る監督は、日本映画から多大な影響とインスピレーションを受けているそうで、特に高倉健を敬愛しているという。かつて彼を主演に映画化された原作を、本作で再映画化することについては、「長年の夢が叶った瞬間」とその喜びを語っている。『マンハント』は2月9日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年01月23日チャン・ハンユー、福山雅治らアジアや日本を代表するキャストが集結し、『レッドクリフ』シリーズのジョン・ウーが監督を務めた『マンハント』。この度、本作に出演する國村隼、竹中直人、斎藤工、池内博之ら豪華日本人俳優たちの場面写真がいち早くシネマカフェに到着した。本作は世界中のアクション映画ファンを熱狂させたジョン・ウー監督久々のアクション映画。2016年に大阪・岡山を中心にオール日本ロケが敢行され、W主演のチャン・ハンユーは無実の罪を着せられ逃亡する弁護士ドゥ・チウを、福山雅治は彼を追う孤高の刑事矢村聡を熱演。スクリーン上で激しいアクションを繰り広げる。今回公開された場面写真は、25年ぶりのウー作品出演となる、國村隼演じる物語の鍵を握る天神製薬社長・酒井義廣を始め、刑事部捜査一課課長・伊藤役の竹中直人。ホームレスだが、追われているドゥ・チウ(チャン・ハンユー)を匿う坂口秀夫役の倉田保昭、刑事・矢村(福山さん)と対立するある事件の犯人を演じる斎藤工、矢村の助手で新人刑事・百田里香役の桜庭ななみ、天神製薬社長の息子・酒井宏役の池内博之がそれぞれ写っている。今回公開された場面写真に写る日本人キャストのほかにも、本作にはTAO、トクナガクニハル、矢島健一、田中圭、ジョーナカムラ、吉沢悠が登場している。『マンハント』は2月9日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年01月20日ハリウッドで待望の実写映画化された『ピーターラビット』が、5月に日本公開されることがこのほど決定。あわせて動くピーターが映し出された特報映像も公開された。■あらすじ舞台は豊かな自然に囲まれたイギリスの湖水地方。青いジャケットがトレードマークの、元気いっぱいでいたずら好きなうさぎ・ピーターと、自然を愛する心優しい女性ビアが暮らすお隣に、大都会のロンドンからちょっぴり神経質そうな男性トーマス・マグレガーが引っ越してくる。両親を亡くしたピーターにとってビアは心を許せるたった一人の女性だったが、マグレガーも美しくてピュアなハートを持つビアに次第に惹かれていき、ピーターとマグレガーは突如ライバルに!様々ないたずらを仕掛けてマグレガーを都会に追い返そうとするピーターに対し、マグレガーも大人げない行動で反撃開始!そんな2人を暖かく見守るビアだったが、あるアクシデントをきっかけに、マグレガーがロンドンに戻ることになり、ピーターの心に変化が――。■スタッフ&キャストにも豪華な面々が!全世界36の言語でシリーズ累計1億5,000万部を誇るベストセラー絵本、ビアトリクス・ポター原作の「ピーターラビット」を、ハリウッドで初めて映画化する本作。監督は、『ANNIE/アニー』『ステイ・フレンズ』のウィル・グラック。今回原作者のスピリットを引き継ぎ、緑豊かで色鮮やかな花々に囲まれた素朴でありながらカラフルでうっとりするような一大パノラマを背景に、心躍る音楽をちりばめ、うさぎたちと人間の、クスッと笑えてラストには胸にキュンと来る、全女性必見の愛らしいドラマを創り上げた。キャストには、ビア役を『ANNIE/アニー』『X-MEN:アポカリプス』のローズ・バーン、マグレガーを『スター・ウォーズ』シリーズや『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』のドーナル・グリーソンが演じるほか、声の出演としてジェームズ・コーデン、デイジー・リドリー、マーゴット・ロビーが参加。そしてピーターほかモプシー、カトンテール、フロプシー姉妹やいとこのベンジャミンなどお馴染みの仲間のうさぎたちは、かわいらしくリアルなCGで描かれていく。■特報映像解禁!到着した特報映像では、リアルだけどとてもキュートなピーターが草原を駆けめぐったり、大きく飛び跳ねたりと、動き回る様子が映し出される。さらに、ラストでは柵にお尻がつっかえてしまう、可愛らしい一面も収められている。『ピーターラビット』は5月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年01月18日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Shadows on the Wall』Peter Lindberghタイヤメーカーのピレリ(Pirelli)が50年以上にも渡りプロモーション用に制作しているカレンダー、通称「ピレリカレンダー」は毎年、超一流フォトグラファーと美しいモデルの起用で世界中に多くのファンを持つ。その2017年版に起用されたのがファッション写真界の巨匠ピーター・リンドバーグ(Peter Lindbergh)。リンドバーグはニコール・キッドマン(Nicole Kidman)、ユマ・サーマン(Uma Thurman)、シャーロット・ランプリング(Charlotte Rampling)、ジェシカ・チャステイン(Jessica Chastain)、ジュリアン・ムーア(Julianne Moore)ら14人の女優をモデルに、一冊のカレンダーのために3万7,000枚以上のカットを撮ったという。その大部分が発表されないままになっていた膨大なカットから作品をセレクト、編集したのが本書である。大女優らの内面や人生を投影したような美しいモノクロームポートレートを満載した、ボリュームたっぷりの大判写真集。【書籍情報】『Shadows on the Wall』写真:Peter Lindbergh出版社:Taschen言語:英語、ドイツ語、フランス語ハードカバー/292ページ/360×260mm発刊:2017年価格:1万4,450円■Shelfオフィシャルサイト『Shadows on the Wall』購入ページ
2017年12月23日