いよいよクリスマス。子どもたちへのプレゼントをなににしようか?欲しいモノを探るために今年も「サンタさん」に助けてもらった人も多いのでは?ちびっこたちはその存在を信じ、真剣にお手紙をしたためたのではないでしょうか。そんな子どもたちのスーパーヒーロー、サンタクロースに年中会える場所、それはフィンランドのロヴァニエミ。サンタクロース村には子どもも大人も大興奮のアクティビティがいっぱいです。やっぱりサンタさんは子どもたちのスーパーヒーロー!※撮影許可を得て撮影していますサンタさんのお住まいは?いよいよクリスマスも間近にせまり、イルミネーションに彩られた街はキラキラとわくわくでいっぱいになっています。クリスマスって本当に心躍りますよね。それはもちろん子どもたちだって同じ。サンタさんにお願いしたプレゼントがちゃんと届くまで、うきうきしながら過ごします。ところで、子どもたちにサンタさんへの手紙を書いてもらった際、「サンタさんってどこに住んでいるの?」と聞かれたことはありませんか?トナカイの引くそりに乗っているし、おそらく多くの人が北極と答えるのでは。そう、サンタさんは北極圏のロヴァニエミという村に住んでいます。フィンランド北部の町、ロヴァニエミは人口6万人ちょっとという小さな町ですが、年を通じて観光客が続々と訪れるフィンランドの中でも1,2を争う観光地。お目当てはもちろんサンタクロース。シティセンターから車でほんの15分ほどの町はずれにサンタクロース村があり、いつでもサンタさんに会うことができる大人気のアトラクションです。真冬にこそ訪れたい北極圏!真夏に行ってもサンタさんに会うことができるのですが、やはり訪れるなら冬のシーズンがおすすめ。ロヴァニエミでは12月にもなると日照時間がぐんと短くなり、町も森も一面の雪景色に。一日中薄暗いものの、その分きらびやかなイルミネーションが暖かな光を雪に映しこのうえなくロマンチックなのです。また、雪が深くなってくると、風を切って豪快に走る犬ぞりやトナカイのひくそりに乗って樹氷の森の中をのんびり散策といったアクティビティも可能になるほか、凍った湖の上をスノーモービルで移動したり、氷に穴をあけてアークティックチャー(北極イワナ)を釣るなんていうワイルドな遊びが目白押し。外で思い切り遊んだあと、暖炉の炎で焼いたマシュマロをはふはふ言いながら食べるのもまた、至福の時間です。ちなみに、ロヴァニエミでは8月の終わりごろからオーロラ観測ができるようになります。夜の7時ごろからと、比較的早い時間から出現することもあるので、小さな子どもでもまだ起きていられる時間帯なのもうれしいところです。夜7時ごろ、北極圏内の小さな町の上空に現れたオーロラ。三脚なしだったので手ぶれしているものの、自分でもオーロラが撮れた!と感動トナカイの引くそりでお散歩のあとはえさやりも。トナカイってかわいいな~サンタさんに会いに!というわけで真冬に訪れたサンタクロース村。ここでのお楽しみは、入村するところからはじまります。サンタクロース村がある場所はちょうど北緯66度33分の位置。つまりこれより北は北極圏ということになります。村の入り口上部に、青く光るロープが渡されており、それをくぐればもうそこは北極圏!まずはここで記念撮影をしましょう。次はいよいよメインイベント、サンタさんに会いに。「Santa is Here!(サンタさんはここにいます!)」と書かれたメインビルディングに入ります。またも「Santa is Here!」と書かれた扉からサンタさんのお部屋に行くのですが、入場料はないので扉を開けてどんどん奥へと進んでいきましょう。その途中にある巨大な振り子は、“時間をコントロールするマシン”で、クリスマスの夜、このマシンで時間の流れをものすごくゆっくりにすることでサンタさんは一晩で世界中を駆け巡ることができるのだそう。なるほど!とちびっこたちも納得ですね。長い廊下はそうしたデコレーションがされているので、ここを通るだけでもウキウキ感が増してきます。サンタさんのお部屋にはそれぞれのグループが個別に入室します。個人的にお話をすることができるので、サンタさんへの質問なども考えておくといいでしょう。室内での写真撮影は禁止されているため撮影は“エルフ(スタッフ)”にまかせ、出口で料金を支払って写真を買い取るシステム。1枚の大きい写真や、小さいポストカードサイズが数枚など、サイズによって料金が異なります。実はビデオも録画されていて、こちらも購入が可能。サンタさんとの会話ややさしくハグしてもらった体験を何度でも自宅で再生することができます。朝の9時過ぎでもこの暗さ。さすが北極圏!門の上あたりにある青い線が”北極圏との境目”サンタさんと記念撮影をしたら、今度は村の郵便局へ。こちらはホンモノの郵便局で、ポストカードを購入したらそこから郵便物を出すことができます。おもしろいのは、訪れた日の日付で出すか、クリスマスごろに届くように出すかを選べること。今日の日付は黄色いポスト、クリスマスごろに届くのは赤いポストと、別々のポストに投函するようになっているので間違わないようにしましょう。切手もカウンターで購入しますが、切手に押されるスタンプがトナカイの絵柄でかわいらしいので自分へもカードを送りたくなってしまいます。郵便事故などが心配な場合は、スタンプを押してもらった状態でそのまま投函せず持ち帰ることも可能です。ポストカードを書くためのテーブルも用意されていますが、その奥もついでに見て行ってください。サンタさんへの手紙が毎年50万通も送られてくるというこの郵便局。すべての郵便物を国別に仕分けてあり、日本語で書かれているものも多数です。中には400m以上もある長い紙に願いを書き綴った“超大作”の手紙もあって、地味ながらなかなか見ごたえがあります。郵便局ではトンットゥと呼ばれるエルフたちがせっせとお仕事寒さを楽しむアトラクションこのほかに、氷室の中に設置されたかのようなアイス・バーやチューブライドができる丘など、別料金で遊べるアトラクションもあります。こちらは寒さを楽しむためのもの、というべきか、屋内でも冷凍庫ばりの寒さ。アイス・バーには氷でできた滑り台もあるので、子どもも楽しむことができるでしょう。さらに、外に出ればトナカイの引くそりで小さな牧場を一周したり、雪の中のプレイグラウンドがあったりと寒い中でもとにかく遊ぶ!のがフィンランド流。売店ではそりも売られているので、とことん雪遊びをすることができます。身体を動かしてさえいればそれほど寒さを感じないので、ここは童心に帰って子どもたちと遊びまくりましょう。……と、ここまでは子ども向けのアクティビティの数々でしたが、実はこの村には大人も喜ぶアトラクションが。フィンランドデザインのアウトレットショップがあり、マリメッコやイッタラといった上質でスタイリッシュなデザインの雑貨がちょっとお安く手に入るのです。40ユーロ以上お買い物をした場合は免税の手続きもしてもらえますから、うっかり買い物をしまくってしまっても安心(?)ですね。免税の手続きにはパスポートが必要ですから、忘れずに持っていきましょう。パスポートといえば、村のインフォメーションセンターでは「北極圏到達証明書」を発行してくれますが、実はパスポートにスタンプを押してくれるサービスもあります。証明書の発行は4.50ユーロ、スタンプのみでは50セントですので、寒い中をがんばって外で遊んだ記念に、いかがですか。1日中でも遊べるサンタクロース村。子ども向けのアトラクションに見えて、大人もかなり楽しめます。シティセンターから路線バスでも行けるので、パッケージツアーでなくたっぷり自分のペースで遊ぶプランを立てるのがよさそうです。パスポートへのスタンプは50セント。おもしろ~い!お土産屋さんで見つけたおもしろいサイン。「サンタさん、どうぞウチにも来てください。僕は今年、悪い子でした(でも理由があるんです)」だって(笑)裏を返せば「今年はいい子でした」となっています取材協力:フィンランド政府観光局<文・写真:トラベルライター岩佐 史絵>
2016年12月13日11月7日(月)~9日(水)の3日間、フィンランドのライフスタイルを体験できる2つのイベントが、東京ビッグサイトと表参道で「Finland Lifestyle Week」と題して開催される。美しい湖や森、 北欧ならではの雰囲気、 サウナ、 自然のやすらぎなど、 癒しの要素を持ち合わせた北欧の国、フィンランド。フィンランドといえば、「ムーミン」や「マリメッコ」などがフィンランド発のブランドとして日本でも親しまれているが、インテリアやデザイン、カルチャー分野でも北欧デザインとして、自然と共存するフィンランドの人々のライフスタイルのエッセンスは、現代の私たちにとって新たな暮らしのヒントになると注目されている。11月7日と8日、表参道の「SO-CAL LINK GALLERY」では、今回初上陸も含めたファッションブランドの展示が行われる。ピュアでシンプルな北欧デザインが特徴の雑貨ブランド「モゾ・アクセサリー」や、ミニマルなフォルムとスタイリッシュなデザインでユニセックスな「ヒューマンズ・ウェア」を展開する「ノーメンネスキオー」、そして北欧で最も大きな宝飾メーカーの一つ「カレワラ ジュエリー」などなど、現在のフィンランドを象徴する注目ブランドがラインナップ。一般の方入場可能時間帯は11月7日17~20時のみ。また東京ビッグサイトで開催されるインテリア ライフスタイルの展示会「IFFT/Interior Lifestyle Living」では、過去に類を見ないフィンランドの巨大パビリオンが設置され、会期中8日(火)には、ムーミンキャラクターズ社、会長兼クリエイティブディレクターでもあり、ムーミン原作者トーベ・ヤンソンの姪にあたるソフィア・ヤンソン氏を招いたトークショーも行われる。(IFFTは、商談に特化した見本市で一般客の入場は不可)旬のフィンランドのデザイン、カルチャーに触れることができるこの機会をぜひお見逃しなく。(text:cinemacafe.net)
2016年10月30日フィンランドの最新映画を日本に紹介する「フィンランド映画祭2016」が、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催される。期間は2016年11月4日(金)から8日(火)まで。毎年秋の行事として定着し、最新のフィンランド映画がスクリーンで鑑賞できる貴重な機会となっている同映画祭。今年も多彩なジャンルから選りすぐりの話題作5本がラインアップする。オープニング作品として上映されるのは、ある湖を舞台にし、その周りの自然や動物たちをフィンランドの神話と合わせて映し出すドキュメンタリー『湖のものがたり』。他にも、キャンプに来ていた4人の若者を主役に、実際の未解決事件をモチーフにしたスリラー『ボドム』や、スウェーデン女王にしてフィンランド大公も兼ねた、若きクリスティーナの波乱の人生を描いた歴史ドラマ『王となった少女』がラインナップ。さらに、パリの建築家とフィンランドのDJが、リトアニアで出逢う切ないラブ・ストーリー『朝までの二夜』やウラン鉱山災害による環境破壊や構造汚職を描いた社会派ドラマ『巨山』が上映される。【詳細】フィンランド映画祭2016期間:2016年11月4日(金)〜8日(火)会場:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ住所:東京都港区6-10-2入場料:1,500円均一(税込)上映作品: 『湖のものがたり(原題:Järven tarina / Tale of a Lake)』 『ボドム(原題:Bodom)』 『王となった少女(原題:The Girl King)』 『朝までの二夜(原題:2 yötä aamuun / 2Nights till Morning)』 『巨山(原題:Jättiläinen / The Mine)』
2016年09月26日フィンランドの妊婦さんに無償で配られるベビーグッズがぎっしり詰まった「マタニティボックス」のことが日本でも話題となり、その子育て事情のすばらしさに感動した人も多いのでは。そんなフィンランドだからこそ、子連れ旅行も楽々!みんな大好きムーミン村や、子ども向けトリートメントも取りそろえたフィンランドいち大きなスパリゾートなど、子どもにも興味津々のアクティビティも数多く、家族みんなで楽しめることはうけあい。子どもがいるから海外旅行はあきらめる、のではなくて、子どもがいるからこそ出かけたい旅先です。完璧なバリアフリー!ベビーカーの人は交通費が無料!子どもと一緒の旅はとても楽しいもの。かけがえのない一生の思い出になることは間違いありません。おすすめの旅先は数あれど、近年イチオシの子連れ旅の行き先はなんといってもフィンランド!同国の、国を挙げての子育てサポートが日本でもよく話題になりますが、その恩恵を旅行者でも享受することができるのです。今回訪れたのは、フィンランドの首都ヘルシンキと、そこから電車で2時間ほどの街ナーンタリ。ヘルシンキまではフィンエアーが日本各地から直行便が飛んでいて、乗り継ぎの必要がないのは子連れにとってはストレスが少なくうれしいところ。ちなみに、フライト時間は10時間20分と、日本から直行便で行けるヨーロッパの主要都市としては“日本に最も近い”というのも注目です。街を歩いてみると、お店や駅の入り口に段差がなく、ほとんど完璧なバリアフリーであることに気づきます。ベビーカーを押している人も多く、出歩きやすいことは一目瞭然。でも、フィンランドの実力はそんなものではありません。なんと、ベビーカーを押している人はトラム(路面電車)やバスの乗車賃が無料に。それは「ベビーカーを押しながらいちいちお財布を取り出すのは大変」だからなのだそう。特別な無料パスなどを取得する必要もなく、ただベビーカーを押している、それだけが優遇される理由。男性も女性も関係ありません。また、ほかの都市へ向かうフィンランド鉄道VRの長距離線では、ファミリーコンパートメントや小さなプレイエリアつきの車両があるものがあり、乗車賃は一般と同じです。かわいらしい内装の“キッズ車両”には小さな滑り台などの遊具が設置されているほか、絵本もあり、自由にのびのびと遊ぶことが可能。列車内ではWiFiが利用できるのでちょっと大きな子は動画を見たりして過ごしていました。ほかの子連れファミリーもキッズ車両を利用することが多いので、お友だちができちゃったりもするかもしれません。ちなみに、キッズ車両は外側にイラストが描かれていますが、そのうちのひとつはアメリカの絵本作家リチャード・スカーリーのものでした。電車に乗る前からうれしくなってしまいますね。キッズ車両はカラフル。狭い座席に座らせるより、子どもたちがリラックスしている。これなら移動も楽々!イケメンすぎるスナフキン!? “生”ムーミンたちに会える!というわけで、国内の移動自体も楽しいフィンランド。向かった先のナーンタリには「ムーミンワールド」があり、日本人観光客にも大人気のスポットです。いわば“アンパンマンワールド”といった風情で、フィンランドでは未就学児くらいの小さな子どもに特に人気があるもよう。ベビーカーを押したファミリーが多いのもさることながら、手で引っ張るタイプのワゴンのレンタルがあり、子どもはその中に入って運ばれたり、荷物を入れたワゴンを自分で引っ張って楽しんだりすることができます。これには子ども心もくすぐられまくるようで、歩き始めたばかりとおぼしき赤ちゃんもよちよちとワゴンを押しながら楽しそうに歩く様子も見られました。世界で唯一、ムーミンのお家があるムーミンテーマパーク。室内にも当然入って見ることができる園内にはムーミンの家やボート小屋などがあり、物語の世界を忠実に再現。意外と広く、丘の上の方にのぼっていけばちょっとしたハイキングもできます。木々や花々を眺めつつ、そこここにニョロニョロの棲家があったり、魔女の家があったりして、冒険気分に。大人はのんびりと、子どもたちは生き生きと動き回ります。そして園内でのハイライトはなんといっても“生”ムーミンたちに会えること。ミニシアターでは頻繁にキャラクターたちが寸劇を披露しているほか、もちろんエンカウンタータイムも設けられています。残念ながらすべてフィンランド語(大きいほうのシアターでは英語の字幕がつきます)ですが、ミーやスナフキンとお話をすることもでき、なによりスナフキンのイケメンぶりに、子どものために一緒についてきただけのつもりのママも思わず鼻の穴が膨らみそう。アニメのスナフキンに比べるとやさしく甘い顔つきなところがほんのり気になりますが、子どもそっちのけで「一緒に写真を…」なんて言っちゃうかも。生身のフィンランド人男性ですから、背が高いためそこもまぁ違和感といえば違和感ですが、ここはかなりの興奮ポイントではないでしょうか。あまりにも元気でマシンガントークのミーも、アニメに比べかなりスリムなムーミンも、日本のアニメを見て抱いていたイメージとだいぶ異なります。それでも長蛇の列に並んで写真を1枚撮ってもらっておしまい、というのではないので、メインアクティビティとしてかなり楽しめるでしょう。イケメンすぎるスナフキンが…。エンカウンターの時間が長めなので、並んだりせずともすぐにお目当てのキャラクターに出会える生まれたばかりの赤ちゃんから大人までスパ、プール、サウナも楽しめる!ムーミンワールドで1日中遊んで疲れたら、すぐ近くにあるナーンタリホテル&スパへ。車で5分ほどの距離ですが、ムーミンワールドの目の前から小さな汽車ポッポがホテル前まで連れて行ってくれるので、子連れファミリーはぜひこちらへ。有料ですが、最後のひとはしゃぎとなることは間違いなし!そしてホテルに着いたらスパへGO!という理想的な動線を描くことができます。このホテル、特にファミリー向けリゾートとしてオープンしたわけではないそうですが、夏のバケーションシーズンには子連れのゲストでいっぱいになるほどファミリー人気が高く、生まれたばかりと思しき赤ちゃん連れからティーンのちょっと大きめの子ども連れまで、幅広く利用されています。大会議室が本格的な遊具がそろうキッズルームに変身し、常時スタッフが一緒に遊んでくれる“保育園”に。小さな子どもも親がトリートメントを受けている間もここに預かってもらえば安心です。子ども向けのマッサージもありますので、一緒にトリートメントを受ける、なんていう珍しい体験もできそう。付近の海の底の泥を使ったラップ、ホットストーンセラピー、アロマセラピーなどのトリートメントがそろっています。もちろん、トリートメントを受けずにひたすらプールとサウナを行ったり来たりするのもフィンランドらしいアクティビティ。家族でサウナ!というのはフィンランド人の多くが幼少時代の思い出として持っているもので、それは日本人の私たちにとってもほっこり素敵な思い出になることはうけあい。大人も子どもも同じように、そして気兼ねなく楽しめるホテルなのです。ナーンタリホテル&スパリゾートのプールは屋内のほうが広い。サウナも同じプールエリアにあり、中で男女分かれている北欧ファッションをお土産にムーミンワールドやホテル、町なかでもたくさんの子どもたちを見ることになりますが、フィンランドの子たちはみんな独特でカラフルな服装をしていることに気づきます。ビビッドな色合い、雲や雨、木々など自然のものをモチーフにした絵柄が特徴的で、とにかくかわいい!の一言しかありません。しかし、こうした北欧ファッションの子ども服はどのお店でも6~7歳くらいまでのサイズしかなく、実は小さいころにしかできないスタイル。買わずに帰ったら後悔必至なので、1日でもショッピングの日を設けるのがおすすめです。デザイン・ディストリクトにはおしゃれなお店が集中。子ども服やさんもたくさんあるので要チェックショッピングに向いているのはやっぱりヘルシンキ。要領よく北欧デザインハンティングをするには「デザイン・ディストリクト」がいいでしょう。25の通りに北欧デザインの雑貨や洋服、ジュエリーなどのクリエイティブなお店が集中して点在しています。マップがあるのでそれを頼りに歩けば行きたいお店もすぐに見つけられます。子ども服はフィンランドを代表するブランド、マリメッコでも取り扱っていますが、セレクトショップでもスウェーデンなど近隣諸国のブランドのものも見つけることができるので、何軒もはしごするのもよさそう。ディストリクト内にはおしゃれなレストランやカフェも多く、どこでもベビーカー、子連れ大歓迎のムードで気軽に入ることができます。今回入った「TheCock」もデザイン・ディストリクトにあり、ビーガンから肉食まで誰でも満足のカジュアルなフュージョン料理のお店。たくさんの赤ちゃん連れママが楽しくランチをしていました。さらにうれしいのは、ここには「Tokyo Bowl」なる丼もののメニューがあり、洋食に飽きてしまってちょっと食欲が落ちてきた子どもには(ひょっとしたら大人にも)最高のごちそうです。近年の世界的な和食ブームはわざわざ日本からインスタント味噌汁などの緊急食を持っていく必要をなくしてくれ、子連れ旅行の際には特にありがたく感じます。おしゃれエリアにもどんぶり飯が登場!焼き鮭とサラダのてんこ盛りだがなかなかヘルシーとかく子連れ、特に子どもが小さいうちの海外旅行は大変だから、と敬遠しがちですが、フィンランドは「もっと子どもが小さいときに来ればよかったな」とすら思ってしまうかも?福祉のよい国は誰にでも平等にやさしいのでした。取材協力:フィンランド政府観光局、フィンエアー<文:岩佐史絵、写真:松永光希>
2016年08月30日こんにちは、ライターの渦マキです。近年、耳にするようになったフィンランドの教育“フィンランド・メソッド” 。どのような内容なのか、そして日本の教育現場においてフィンランドを見習うことはできるのかを考えてみたいと思います。●2000年に入って注目されはじめたフィンランドの教育2000年に入って、『OECD(経済協力開発機構)』の学習到達度調査『PISA』でフィンランドが上位に入ったことを機に、“フィンランド・メソッド”と呼ばれるようになり、フィンランドは教育先進国 として注目されるようになりました。しかしながら、実際のところフィンランドにおいては、“フィンランド・メソッド”という教育法は存在しません。『PISA』の結果に衝撃を受けた教育関係者たちがそのように呼び始めただけのようです。●フィンランド教育で注目すべき点●(1)国をあげての教育制度の改革「今、不況の中で一番投資が必要なものは子どもの教育である」という意見の教育大臣指揮のもと、教育改革が始められました。そこには企業への投資よりも、これから成長して行く子どもたちへの投資が最も有効だ という理念があります。授業料が小学校から大学まで無料だそうです。●(2)学校の順位付けがない(学校間のレベルの差がない)フィンランドの基礎学校は、6年間の初等教育と3年間の中等教育の9年一貫制 。卒業後は全員が進学資格をもっています。卒業後は、入学試験などは行わずに後期中等教育(高校か職業専門校)に進むことができます。基礎学校での評価で学校が決められます。また、学校に格差がない ので、子どもたちは大抵は地元の学校に通います。さらに、地域の格差ができにくい環境作りがされています。成績が本意ではなかった場合、10年生として無料で教育を受けることができます。●(3)教師の質が高い日本のように大学の教育学部を卒業し、教育職員検定に合格した者が教師になれるといったものではありません。大学で専門教科を学び、その後教師用のトレーニングを受け、特定の修士号を取得しなければ教師にはなれません。教師になったら、教材や授業のカリキュラムを独自に作るということも全て任され、教科書も教師が選ぶという徹底ぶりです。教師への全幅の信頼がなければ、こうした権利は与えられないのではないでしょうか。●(4)学習に遅れが生じる子どもは授業の前後で補習を行う教え合ったり、話し合ったりすることで子どもたちに協調性を育ませる。クラスの学習についていけない子どもに関しては、授業が始まる前後に補習で補います。教師の采配でフレキシブルにクラスを能力によってグループ分けして授業をすすめていきます。たとえば読み書きが苦手な子どもたちを教師だけではなく、それを得意とする子どもたちにも協力してもらって同じレベルに伸ばしていきます。クラスも少人数制です。子どもたちの協調性も培います。●日本でフィンランド式教育法は有効か日本でフィンランドの教育体制を見習い、同じように変えて行くことはできるのでしょうか?フィンランドの教育では、学習は大切なもの。しかし、その前に人間としての成長が最も大切なことだと社会全体が認識しています。それには子どもに十分な“遊び時間” を与えることが重要だと考えられています。日本における学歴社会では、学校での勉強時間の他にも塾などで子どもの自由時間は減って行くことになります。「いい大学を出て、いい会社に入社する」といった学歴信仰が子どもにとって本当に幸せなのかをよく考え直してみる時期なのかもしれません。現在の日本の社会を考えてみると、フィンランドのような教育体制を目指すことは今は難しいかもしれませんね。日本も国をあげて子どもの教育に投資していかなければ、将来国家全体に関わってくるという認識が求められます。【参考文献】・『フィンランドの教育力ーなぜ、PISAで学力世界一になったのか』リッカ・パッカラ(著)●ライター/渦マキ(フリーライター)
2016年06月16日安心して子育てができるように。各自治体はさまざまな方法で子育て支援を展開しているが、その中で千葉県浦安市では行政との切れ目のない子育て支援とともに、フィンランド政府が無料で妊婦に支給している「マタニティボックス」にならった、「こんにちは あかちゃんギフト」を支給している。実際どのような取り組みなのか、同市のこども部に話をうかがった。○妊婦と行政をつなぐ切れ目のない支援そもそもフィンランドの「マタニティボックス」とは何なのか。フィンランド政府は妊婦に対し、給付金と「マタニティボックス」のどちらか一方を支給しているが、ほとんどの妊婦が「マタニティボックス」を選択するという。新生児のベッドにもなるボックスの中には、マットレスやおむつ、新生児の衣服まで、さまざまなグッズが詰め合わされており、"育児スターターキット"として国民に親しまれている行政支援となっている。この「マタニティボックス」にならった「こんにちは あかちゃんギフト」は、同市が平成27年度より本格導入した「子育てケアプラン」の取り組みの中で支給される。プランは妊娠届け出後、妊婦と行政とのつながりが希薄になりがちであることを危惧して導入されたもので、妊娠届提出時・出産前後・1歳の誕生日前後と3つのライフステージごとに、保護者と保健師やケアマネージャー(市の人材養成研修を受けた一般市民)とが一緒に相談しながら作成する。プランには目標・セルフケア・家族からの支援の項目があり、きめ細かさよりも一人ひとりに無理のないプランの作成を目指している。○約2万円相当を無料でプレゼント出産前後のプランの作成後に支給されるのが、この「こんにちは あかちゃんギフト」だ。生後~1歳未満での使用を想定したもので、マザーズバッグや肌着、靴下など約2万円相当の赤ちゃん用品がセットになっている。新生児の敏感肌を守るため、国産であることとオーガニックコットンにこだわっているという。「現在、利用者の声を集計しているところですが、『こんなにもらえるなんて』『非常に心強い』などという声が届いています」と同市子ども部のスタッフは話す。また同市はギフトのほかにも、出産前後でのプラン作成後に「こんにちはあかちゃんチケット」(5,000円分の金券)を、1歳の誕生日前後でのプラン作成後に「ファーストアニバーサリーチケット」(1万円分の金券)を支給している。「子育てケアプラン」は平成27年度から本格実施となった取り組みだが、平成27年4月~平成28年2月の時点で、妊娠届提出時のプラン作成者は1,051件、出産前後のプラン作成者は1,253件、1歳の誕生日前後のプラン作成者は786件となっているという。平成28年度の「こんにちは あかちゃんギフト」は利用者からの声を反映し、オレンジなど女の子を意識したカラー展開にするとともに、Tシャツやモンキーパンツなど一部の衣服は1歳半でも使えるサイズ展開にした。これらは浦安市在住者への支援であるが、切れ目のない支援やマタニティーギフトの展開を始める自治体は増加傾向にある。こうした支援は育児問題の解決のみならず、「国や地域が子どもを歓迎してくれている」という精神的な支えにもなってくれるだろう。
2016年04月05日フィンランドを代表する気鋭のヴィジュアルアーティスト、ヴィレ・アンデション(Ville Andersson)の日本初となる個展「アン イントロダクション(An introduction)」が、2月26日から5月20日まで東京・渋谷のディーゼルアートギャラリー(DIESEL ART GALLERY)にて開催される。ヴィレ・アンデションは、フィンランド最高芸術賞と称される「Young Artist of the Year 2015」を受賞した現在注目のアーティストのひとり。ドローイング、写真、グラフィックなど多様な技法で、現実と空想との境目を行き来するような幻想的なビジュアルを生み出している。また、黒、白、グレーといった質素な色のみで構成される作品でも知られ、白い背景の中に白い被写体が映し出された作品なども製作している。これまでにエスポー現代美術館やヘルシンキ・コンテンポラリー・ギャラリー、ヴィトラリア・グラス+A美術館などで積極的にグループ展や個展を開催。12年のスティーナ・クルーク財団賞を受賞した他、14年には現代美術国際見本市(ARCOmadrid)のスパニッシュ・アート・クリティックス・アソシエーション・アワードのファイナリストにも選出されている。なお、今回の個展では作品展示に加え、日本未発売の作品集も販売される予定だ。【イベント情報】「アン イントロダクション」会場:ディーゼルアートギャラリー住所:東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti地下1階会期:2月26日~5月20日時間:11:30~21:00入場無料休館日:不定休
2016年02月22日フィンランドの人気姉妹デュオ・Mimmit(ミミット)。日本に短期間住んでいたこともあるという日本通の二人に、フィンランドのクリスマスの過ごし方、そして音楽について聞きました。ーお二人の故郷・フィンランドではどのようにクリスマスを過ごすのでしょうか?私たちの故郷・フィンランドのカレリア地方のクリスマスシーズンは、雪景色がとても美しい季節。私達の母が料理上手で、クラフトを教えていたりもしたので、クリスマスは家を飾り付けて、色々な料理を用意し、家族で過ごしてきました。フィンランドでは、24日のクリスマスイブ、25日のクリスマス、その翌日の26日と3日間、クリスマスのお祝いをするのが習わし。我が家はちょっとユニークで、26日にはお寿司を食べていたのよ。ーフィンランドでお寿司ですか?実は、私(ハンナマリ・妹)は10年くらい前に、彼と高円寺に住んでいたことがあって、お寿司も好きなんです。姉のパウリーナも20年程前、東京藝術大学で数ヶ月、琴を勉強していたこともあるんです。ー来日ライブでも、琴のようなシルエットの楽器を演奏されていましたね。あれは、なんという楽器なんでしょうか?琴のような弦を肩にかけて演奏していたのは、フィンランドの伝統的な楽器で「カンテレ」といいます。ー今年の三越伊勢丹グループのクリスマスキャンペーンソング「LETKIS JENKKA」を歌うミミットのお2人ですが、今後の活動について教えていただけますか?今回は6日間と短い来日期間でしたが、日本橋三越本店での店頭ライブもとっても楽しかったです。曲に合わせて躍ってくれたお客さんもいて、いい雰囲気でしたね。フィンランドに戻ったら、すぐ翌日からライブです。子供達にむけて演奏することになっています。ーミミットの2人の衣装には、動物や草花のモチーフがデザインされていて、伝統的なフィンランドの風景を思わせますね。お2人のオススメのクリスマスソングはありますか?フィンランドのクリスマスソングにも、動物たちのクリスマスを歌った曲があってお気に入りです。【Mimmit(ミミット)プロフィール】フィンランドの伝統文化が色濃く残るカレリア地方ラーキラ出身の、Pauliina Lerche (パウリーナ・レルヒェ)と Hannamari Luukkanen (ハンナマリ・ルーカネン)による姉妹ユニット。フィンランドでは2人をモデルにしたアニメ番組が放送されるなど国民的人気を誇る。今回の来日では、スカイツリーや浅草、合羽橋を訪ね、パウリーナは娘に浴衣をお土産にしたと教えてくれた。
2015年12月22日マリメッコをはじめとする優れたテキスタイルなどで有名な北欧デザイン。おしゃれかつ、大人の女性も惹かれる可愛さがあり、アラフォー世代にも人気ですよね。そんな北欧デザインの世界で今、注目のデザイナーさんがいます。新宿伊勢丹にある北欧菓子専門ブランド「Fika(フィーカ)」のパッケージデザインを手がけるなど、日本でも活躍の幅を広げているフィンランド出身のデザイナー兼イラストレーター、レーナ・キソネンさん。以前、お会いする機会があり、その人柄もとてもステキで印象に残っていました。そんなレーナさんが9月から一ヶ月ほど日本に滞在し、個展を開催中とのことで、さっそく取材へ。アラフォー世代も参考になる、仕事に対する考えや、北欧の大人の女性たちのキレイへの意識などについてうかがいました。自分自身であること、自分を意識することが大事流暢な英語で話すレーナさん。もともとは言語に興味があり、通訳になりたいと思っていたそうですが、カレッジ在学中にとっていたアートのクラスの先生から才能を見いだされ、アート系の大学へ進学。2007年までデザインを勉強し、フリーランスとして活動するようになったそうです。「フィンランドではほとんどの女性が働いていて、自立しています。自分で稼いで自分で生活することができれば、すべて自分で決められますよね。男性に頼るという考えももともとないかもしれません」前大統領が女性だったことも象徴していますが、自立した女性がバリバリ働く社会がフィンランドには確立されているようです。「自分を磨き、さらに高めていくための方法」をレーナさんに聞いてみたところ、こんな返答が。「自分が自分であること。自分がどんな人間か、何が好きで、何をしたいのか、どこに向かっているのか…。大事なことは自分に意識を向けることだと思います。そして、自分が何を求めているのかと同時に、他人が自分に何を求めているか、そのバランスも考えます。若い頃は周りの意見に流されることもありましたが、大人になるにつれて、こうした考えがかたまってきました。仕事に対するモットーも同じで、私の中にあるパーソナリティをいかさなければ意味がない。自分自身を知ることはとても大事なことだと思っています」自分自身を意識する…簡単なことのようで、ふだんの忙しさの中、きちんと意識できていない人も多いかもしれません。私自身、改めてそのことに気づかされました。日々、身体を動かすこと、ランニングも習慣に内面だけでなく、外見的な美しさをキープするための秘訣は? そのひとつに、フィンランドの伝統でもある「サウナ」の存在があるようです。「私の自宅にもありますが、フィンランドではほとんどの家庭にサウナがあります。老廃物を取り去ってくれるのでお肌にいい。一週間に一度、週末に入るのがフィンランドでは習慣になっていると思います」また、どんなに忙しくても、レーナさんは運動も日常的に取り入れるようにしているとのこと。「私は一週間に3回くらいはランニングをしています。一度に10km〜15kmは走りますね。日本に滞在中もできるだけ走るようにしていて、今日も実は走ってきました。ただ湿気が多く暑かったので、7kmくらいまでにしておきましたが(笑)」ちなみに、フィンランドは夏が短いため、日焼けを好む人も多いのだそう。でも肌の白さを美しくキープしているレーナさんは、クリームを塗り、きちんとケアしているのだそうです。とはいえ、「ふだん使用している化粧品については、成分にはこだわりますが、あまり高価すぎるものは買いません。高品質でもリーズナブルを使うようにしています」と、やはり化粧品にも自分流の選び方があるようです。現在はアラサーのレーナさんですが、「40代になったら興味があることも変わると思いますし、仕事だけではなく、他のことを楽しむ余裕も持っていたいです」とのこと。ブレることなく、自分をしっかり持ちながらも、柔軟性もしっかり持ち合わせているのを感じました。レーナさん初の個展は、可愛いスイーツからインスパイア現在、レーナさんにとって初めての個展となる「スキャンディーナヴィア」が、ギャラリー・ドゥー・ディマンシュ青山店で10月11日まで開催中です。身の回りにある物事と、空想の世界をミックスして表現することを得意とするレーナさん。今回の個展では「お菓子の国に住みたい」という、女性なら小さい頃に一度は夢見たような世界をアイデアソースにして、お菓子からインスピレーションを受けた新作を発表。遊び心のあるデザイン、可愛い色使いも見逃せません! 興味のある方は是非、この機会にレーナさんならではの世界観に触れてみてはいかがでしょうか。イベント情報/Leena Kisonen 「SCANDYNAVIA」期間:2015年9月29日(火)~10月11(日)会場:ギャラリー・ドゥー・ディマンシュ青山店営業時間:12:00~19:30定休日:毎週月曜
2015年10月05日フィンエアーグループはフィンランド政府観光局との共同プロモーションとして、まだ知られていないフィンランドの冬の魅力を訴求する「Polar Night Magic」キャンペーンを実施する。同キャンペーンでは、フィンランド・ラップランド地方において究極のウインターアクティビティを体験できる約3カ月の冒険旅行に、日本からひとりを招待する。参加者は他国からの参加者とともに、3カ月にわたるプログラムの中でオーロラ探索やアイスクライミング、北極圏のカウボーイキャンプ、氷雪ラリーなど、北極圏を知るための18のアクティビティを体験する。冒険旅行のリーダーは、厳しい環境で10年以上にわたり自然ガイドを務め国際的にも著名な冒険家・Pasi Ikonenが務める。Pasi Ikonen氏は、「日本人の参加者にとってこのユニークなキャンペーンは、厳しくとも魅惑的な冬の北極圏で3カ月を過ごせる、生涯に一度の体験となるでしょう。未来の冒険家にとって、究極の体験を味わうチャンスであることは間違いありません」とコメントしている。参加者の募集は10月15日までの期間、特設サイトで受け付ける。応募者の中から選考によりひとりを選出し、12月~2016年3月に終了する予定の冒険旅行に出発する。詳細はホームページを参照。アクティビティ予定Stage 1 冒険の準備/Stage 2 オーロラを探しに/Stage 3 フィンランドのクリスマス/Stage 4 雪の迷路/Stage 5 コテージに滞在/Stage 6 北極圏のカウボーイキャンプ/Stage 7 氷を砕く/Stage 8 犬ぞり/Stage 9 北極圏の自然を写真に収める/Stage 10 5つの山を征服/Stage 11 アイスクライミング/Stage 12 北極圏の上空で/Stage 13 風に乗って、雪山の上へ/Stage 14 氷雪ラリー/Stage 15 ツール・ド・マウンテン/Stage 16 凍った海の上で、跳ねたり滑ったり/Stage 17 氷の下で/Stage 18 打ち上げパーティー注意事項・渡航費、ならびに実施期間中の宿泊費、食費等は主催者が負担する・旅行中の保険については参加者自身で加入が必要になる・主催者や他の参加とコミュニケーションできる程度の英語力が必要となる・冬用ウエアやアクティビティに必要なギアは主催者が提供するが、通常のアウトドアアクティビティに必要なウエアについては参加者に用意が必要となる・参加者は旅行中の体験について、自身のSNSを通じて発信を求める・キャンペーンページなどで参加者の氏名、出身国、趣味、年齢の公開を予定している・深刻な病気やケガなど以外の理由における途中リタイアは基本的には認めない・旅行の参加者に対し、賞金や報酬はない
2015年09月25日パイ インターナショナルは5月25日、書籍「北欧フィンランド 巨匠たちのデザイン」を刊行する。○名作のウラに隠された、巨匠たちの素顔を紹介アルヴァ・アアルト、マイヤ・イソラ、オイヴァ・トイッカ、トーベ・ヤンソンなど、北欧には世代を超えて愛される巨匠たちが多く存在する。同書では、建築・ガラス・テキスタイル・家具など、北欧の名作を作り出した16名の巨匠たちの仕事と人生を紹介。世代を超えて人々を魅了し続ける、北欧デザインの秘密に迫るものとなる。判型はA5判(210mm×148mm)、ソフトカバー。160ページ・フルカラーで、価格は2,000円(税別)。
2015年05月26日肩ヒジ張らずに読めて、爽快な読後感を味わえる秀逸なエッセイに出会った時の歓びは、ささくれた心を、洒脱なユーモアで包み込んでくれる親友を得たようなもの。そのおもしろさに快哉を叫びながら、大きく深呼吸できるような気分になれるから不思議です。著者がアラフォー、あるいは、アラフォーの頃に書かれたエッセイ集で、クスリと笑えるのにジンとくる、味わい深い珠玉の3冊をご紹介しましょう。類まれなるセンス。片桐はいりさんの文才にハマる!▼『わたしのマトカ』片桐はいり(幻冬舎文庫)片桐はいりさんという俳優をもともと好きだったのですが、2006年に出版された彼女の初エッセイ集「わたしのマトカ」を読んだとき、あまりのおもしろさと類まれな文章センスにぶっ飛びました。2005年、映画「かもめ食堂」の撮影のため、フィンランドに1カ月間滞在したことをきっかけに、書き下ろされたエッセイが本書。マトカは、フィンランド語で「旅」という意味だそうです。撮影の待ち時間、フィンランド人の若手俳優と「ヤッチマイナ!」と「キル・ビル」ごっこをしたり、フィンランドの鬼才、アキ・カウリスマキ監督映画の常連俳優との共演に胸ときめかせたり、サルミアッキという甘塩っぱいゴムみたいなお菓子に驚いたり、「大根おろしが食べたい」と発作のように思ったり、フィンランドの魅力のみならず、片桐さんの役者人生と世界各地への旅がレイヤーで描かれ、息もつかせぬおもしろさ。映画好き、芝居好きという芳醇な愛情が根底にピシッと1本通っており、生き方にも感銘を受けずにおれません。この後に出た『グアテマラの弟』(幻冬舎)、『もぎりよ今夜も有難う』(キネマ旬報社)も間違いなくおもしろいので、心から一読をお勧めします。電車で読んだら危険!? 報復絶倒のエッセイ『ワタシは最高にツイている』小林聡美(幻冬舎文庫)女優の小林聡美さんが、30代から40代にかけての3年間に書いたエッセイがまとめられ、2007年に出版されたもの。「かもめ食堂」つながりというわけではないのですが、主演された映画の撮影期間はこの3年間に含まれるので、ヘルシンキ滞在中のエッセイも2編。もちろん映画を観ていない人にも楽しめる内容で、笑いなしには読めません。長期滞在者向けのアパート型ホテルで、鉢植えの花を窓辺に飾って愛で、ささやかな幸せを満喫しながらも、控えめそうな国民性なのになぜか目立つ若者の尻出し率(パンツの位置が下過ぎ)を憂う。また、フィンランドと日本のスタッフが双方の言葉を覚えて、互いに「ホンバンイキマ~ス」「ウスコマトンタ(信じられない)!」などとやりとりする現場の雰囲気を活写。それ以外にも、3年分のリアルアラフォー感が味わえます。かつて夫であった三谷幸喜さんが、原稿が書けなくて七転八倒し、リビングルームで気分転換に彼女の本を手に取ったら、おもしろ過ぎてかえって自信をなくした…というエピソードが残っているくらいの名文家。同じく幻冬舎から出ている『マダム小林の優雅な生活』『マダムだもの』なども、報復絶倒なので電車の中では読まないほうがいいかもしれません。一切ハンパなし! 妄想炸裂の爆笑エッセイ『お友だちからお願いします』三浦しをん(大和書房)作家の三浦しをんさんは、もちろん小説も素晴らしいですが、エッセイの絶品さは他の追随を許さないものが。脳内で妄想が炸裂し、血中濃度の臨界点を振り切った描写は、一切ハンパなし。とはいえ、これは、様々な新聞や雑誌に書かれたものが1冊にまとめられ、2012年に刊行されたエッセイ集。帯に「よそゆき仕様・自社比」とある通り、初心者の方にも非常に入りやすく、食わず嫌いの方にも読みやすい内容となっています。「私はふだん、『アホ』としか言いようのないエッセイを書いているのだが、本書においてはちがう!(自社比) よそゆき仕様である!(あくまで自社比)」という前書きから始まり、個々のタイトルからして、「オヤジギャグのマナー」「加齢の初心者」「ヴィゴ・モーテンセンと妄想旅行」「町田も東京だったんだ」など、妙にそそられるものばかり。また、後書きで「いかがでしたでしょうか。お友だち以上になっていただけそうですか? 『なれるわけないだろ、ごるぁ!』という怒声が聞こえてくるようだ。精一杯よそゆきの姿勢を装ってみたつもりなのだが、ほうぼうで本性が表れてしまってるもんなあ……。今回読み返して、自分のあまりのダメぶりに、『お友だちですらご免です』と思った」としをんさん。いえいえ、もうお友だちですってば。よそゆきじゃないほうをお望みなら、新潮文庫の『しをんのしおり』『人生激場』『乙女なげやり』をぜひ!この3冊は、すべて“旅”が通底しています。それも魅力のひとつかもしれません。笑ったりジワッとしたりスカッとしたり…脳内の果てしない旅をどうぞお楽しみください。・ 『わたしのマトカ』(幻冬舎文庫) 片桐はいり ・ 『ワタシは最高にツイている』(幻冬舎文庫) 小林聡美 ・ 『お友だちからお願いします』(大和書房) 三浦しをん
2015年05月18日「世界一幸せな子育てができる国」といわれているフィンランド。世界経済フォーラムが2014年10月25日に発表した「国際男女格差レポート2013」では、「もっとも男女が平等に近い国」で世界136ヵ国中2位にランクインしています。女性の80%がフルタイムで働いているくらい働く女性が多いのに、幸せな子育てができるのは、なぜなのでしょう。どうやら国、行政に秘密があるようです。■フィンランドは育休3年のサポート体制フィンランドは、日本同様の晩婚化でありながら、出生率は日本より上回っています。(日本:1.39人 フィンランド:1.83人/2014年)。その理由の1つが、育児休業を3年取得できるという体制です。フィンランドは人口が少ないので、「総動員で働かないと!」という考え方から、女性も男性も育休を3年取得できるという制度が整っています。男性の育児休暇取得率も高く、パパが育児家事を積極的に行っているため、女性も社会進出しやすい環境をつくっているようです。日本で安倍内閣が少子化対策として「育休3年」を打ち出した際、「3年も休んで職が保障されているのか?」という不安の声がありましたが、フィンランドでは1985年の労働契約法により、母親は子どもが3歳になるまで産前の職が保証されているほか、育児休業中も給料の7割程度が支払われるなど、保障も充実しています。育時休業が3年取れるということは、保育園には2~3歳から通い始め、それまでは家庭で育児をしたいと考える人も一定数いるはずです。そうした場合、満3歳までは平均で月800ユーロ(約10万円)が支払われる、「家庭保育給付金」という制度を利用することもできます。■フィンランドには待機児童がいない日本で大きな問題になっている保育園の待機児童ですが、フィンランドにはほとんどいません。これは第二次世界大戦後のベビーブームが終わった1950年以降、急速に出生率が落ち込んだ際に、政府が打ち出した方針が影響しています。女性の社会進出に伴い、育児しながら働く女性への支援、特に未就学児の保育の整備に取り組み、1973年に制定された保育法で、全国すみずみに行き渡る保育園のネットワークが構築されたのです。その結果、たとえ最寄りの保育園が満杯でも、近場の保育園には入ることができるようになりました。また、地方自治体ではなく民間企業が運営する保育園も、政府からの十分な支援があるので、保育料に違いはなく、保育の質も統一されているそうです。先ほどお話しした「家庭保育給付金」にも、3歳までは家庭で保育をすることで、保育サービスの圧迫を防ぐという目的があるようです。■フィンランドでは、行政が運営する「子育て支援センター」が妊娠期から育児をサポート日本では、妊娠期はほとんどのママが産休ギリギリまで働いています。そのため、妊娠期の知識はもちろんのこと、出産や子育てに関するイメージを確立しないまま育児に突入しているケースが多くあります。しかし、フィンランドでは「ネウボラ」という子育て支援全般に関する機関が、妊娠期からきちんとサポートしてくれる体制が整っていて、多くの夫婦がこのサービスを利用しているようです。ネウボラには以下のようなサービスがあります。<ネウボラのサービス内容>・親になる心構えをしっかりと教えてくれる→ママだけではなく、パパにもしっかりと伝えてくれるのが特徴です。・妊娠生活中の注意点や心構えを妊娠週別に合わせて教えてくれる→実際にタイミングを見て職員が自宅に来てくれるようです。・実際に育児が始まった際にも、上手に子育てをするための秘訣を小冊子等にして配布・マタニティパッケージという、出産時に使うアイテムをプレゼント→肌着や服、防寒着、おしりふきや爪切りなどなど、「これさえあれば、産後の1年間はほぼ乗り切れる!」というくらい、充実した内容になっています。このようなサービスを展開する背景には、初めての出産や育児に不安を抱えるママたちの気持ちに寄り添ってサポートすることで、幼児虐待や子育てのつらさによるうつ病などの社会的課題を少しずつ減らしていくという目的もあるようです。このようにフィンランドでは、国をあげてのサポート体制が「世界一幸せな子育てができる国」を作り出しています。日本も少しでもこのような良い要素を取り入れて、子育てしやすい環境が整う日がくることを切に願います。
2015年04月23日フィンランド発、世界中で大人気のライフスタイルブランド「マリメッコ」。なかでも、大きなお花が愛らしいウニッコ柄は「マリメッコ」を代表する人気デザイン。そんな “ウニッコ” は、実はアラフォー女子の大先輩!今年、誕生50周年を迎えました。大人女子こそ “ウニッコ” をケシの花をモチーフにした “ウニッコ” はとてもキュートですが、キュートだからといって、決して子供や若者だけものではありません。大人の女性だからこそ、ファッションやインテリアにセンス良く取り入れることができるのです。 “ウニッコ” といえば、赤、青、黄色と鮮やかなものから、深い緑色やモノトーンといったシックなものまで、カラーバリエーションも豊富。今年は “ウニッコ” の50周年アニバーサリーファブリックも登場しました。アイデア次第で自由自在に使えるので、こんなふうにテーブルクロスとして使用すれば、手軽にセンス溢れるダイニングに早変わりします。 バツグンの存在感!マリメッコの大人可愛いワンピース >>続きを読む 存在感バツグン!大人可愛いワンピースもちろん「マリメッコ」には、 “ウニッコ” 以外にもステキなデザインがいっぱいあります。バッグやポーチなどの小物から取り入れるのももちろん良いのですが、大人女子におすすめなのは、ファッションとインテリアまわりに大胆に取り入れるstyle。ファッションでは、この秋冬のコレクションにも大人可愛く着こなせるデザインの洋服が揃っています。特にワンピースは一枚でばっちりの存在感! お皿やマグカップなどの、ホームコレクションも充実 >>続きを読む テーブルウエアやホームコレクションも充実ホームコレクションも充実している「マリメッコ」。おもてなしにもぴったりな、お皿やマグカップなどの食器類、トレイやランチョンマットもデザインの種類が豊富です。 エプロンとミトンなど、別々のアイテムの柄をお揃いにしたり、色違いで揃えたりしても、統一感があってステキですよね。 クッションカバーやベッドカバーのファブリックもおすすめ >>続きを読む ファブリックでインテリアを大胆に変えてみようリビングで使うアイテムにも注目です。まずはクッションカバーをアクセントに。そして、部屋の雰囲気を印象づけるカーテンには、お気に入りのデザインのファブリックを思いきって使用してみるのもおすすめです。 ベッドルームはやはり癒しの空間。ゆったりとくつろげる、落ちついた色合いのベッドカバー&ピローケースをセレクトしてみてはいかがでしょうか。 今後の展開もまだまだ楽しみな “ウニッコ” をはじめ、デザイン性に優れた様々な柄、アイテムで私たちのライフスタイルを彩る「マリメッコ」。オシャレ&大胆に取り入れて、大人女子力をワンランクアップさせてみませんか?
2014年11月05日東京都・表参道の北欧インテリア専門店・ELEPHANTでは、フィンランドの女性陶芸家・デザイナーであるナタリー・ラーデンマキのエキシビション「ナタリー・ラーデンマキ展」を開催する。会期は10月25日~11月3日(会期中無休)、開場時間は12:00~19:00。今回のエキシビションでは、同店舗で通常取り扱っている同氏の作品に加えて、冬のフィンランドの風景を思わせる階調の異なるグレーを基調に、新作や今回の展示のためにオーダーした作品や一点もののユニークピース、さらには9月12日~10月19日まで岐阜県多治見市で開催されている「第10回国際陶磁器展美濃」の陶磁器デザイン部門において銅賞を獲得した作品の一部も展示販売されるということだ。なお、ナタリー・ラーデンマキは、フィンランド人とフランス人の両親をもつ、1974年生まれの女性陶芸家・デザイナー。2013年にはイッタラ社から「ART WORKS」シリーズを発表するなど、フィンランドを代表するデザイナーのひとりとなっている。国際陶磁器展美濃、デザインプラスアワード、フィンランドのヤングデザイナーオブザイヤーなど数多くのアワードを受賞している。
2014年10月09日(画像はプレスリリースより)フィンランド式「ロウリュ」で徹底デトックス5月14日、東京・麻布十番にあるボディメイキング施設「ISEA BODY STYLE-Hot Core Studio」の「ホットスタジオ」に蒸気&アロマ&熱風&ヨガで徹底デトックスできるフィンランド式「ロウリュ」が導入された。(画像はプレスリリースより)全レッスンで「ロウリュ」導入「ロウリュ」は、石加熱方式の蒸気浴で、熱したサウナストーン(焼石)にアロマハーブを散水し、潤いと香りのあるスタジオの中、レッスンを行うという内容だ。また、「ロウリュ」導入と同時に大きなうちわで、空気を循環させて活気と体感温度を上昇させるレッスンも新設される。従来は銀イオンスチームによる身体への負担の回避だけであったが、「ロウリュ」導入により、目と鼻(香り)で体感できる水蒸気がプラスされ、心地よい発汗を促し、快適で満足度の高いレッスンを実現している。体験参加は1,900円となっている。是非、「ロウリュ」を体験あれ。【参考】・ISEA BODY STYLE-Hot Core Studio
2014年05月15日美しい自然やカラフルでかわいいデザイン、女子にはたまらない魅力がぎゅっと詰まったフィンランド・ヘルシンキ。2回目となる今回は、モダンで比較的新しいショップを中心に巡ります。旅の出発点となる中央駅構内ヘルシンキ大聖堂の裏に広がるKruunuhaka地区は、新しいモダンなインテリアショップが点在しているエリア。大聖堂前の元老院広場は、冬はクリスマスマーケットで賑わいます。「PAPER SHOP(ペーパーショップ)」はフィンランドを始め、アメリカやヨーロッパ各地のポストカードや包装紙、ノートなど、紙製品を集めたお店。古書で作ったオリジナルオーナメントなど、インテリアを彩るかわいい雑貨が見つかります。「Olkkari(オルッカリ)」は、新しいものから古い雑貨まで、所狭しと並ぶお店。物価の高いフィランドですが、日常的に使えそうな、グッドデザインの雑貨が良心的な価格で揃っている、とてもうれしいお店です。「Anne’s past & present(アンズ パスト&プレゼント)」は、フランスやドイツを中心とした、オーナーのセンスの光るセレクトショップ。『アスティエ・ド・ヴィラット』など、シックな色合いの、落ち着いたインテリア雑貨が好きな方にはおすすめです。以上の3軒は、同じMariankatu通り沿いにあるので、ぜひ一緒に巡ってみては? 続いてはマーケットへ。「ヒエタラハティ・マーケット」は、元々アンティークを専門としたマーケットだったのを、2013年にフード専門のマーケットホールとして、リニューアルオープンしたばかり。アンティークショップは残念ながら、すべて閉店してしまったそうですが、新しいだけにとてもおしゃれな雰囲気です。野菜などの生鮮食品のほか、カフェもあり、一息つくのにぴったり。夏はマーケットの広場にて、蚤の市も開催されているので、ぜひ訪れておきたい場所です。おしゃれなマーケットオリジナルのエコバッグは、お土産にもギャラリーやデザインショップが多く建ち並ぶエリアにある「Kauniste(カウニステ)」は、モダンなデザインと伝統的なスクリーンプリントで表現した、テキスタイルブランド。フィンランド国内外のデザイナーがそれぞれデザインしていますが、なんとその1人は日本人の作家ミロコマチコさん。オリジナルティータオルやバッグなどが並び、ディスプレイもとてもかわいいです。そこから歩いてすぐのところにある、ショップ「PINO(ピノ)」。ヨーロッパ各地の雑貨が集まるお店です。日本のマスキングテープをはじめとする文房具やキッチン用品など、日常的に使えそうな雑貨が見つかります。ショッピングに疲れたら、カフェレストラン「TORI(トリ)」で腹ごしらえ。オープンと同時に満席になる、人気店です。パスタやスープ、サンドイッチなどがあるなか、名物は子どもの拳ほどあるという大きなミートボール。北欧ならではのサーモンを使ったサラダやスープも、絶品です。現地の人たちは1人1皿注文していますが、どのメニューもボリュームたっぷりなので、女子同士でシェアするのがおすすめです。中央駅に戻り、歩いていると見つかるのが、小さなガラス張りのショップ「Salakauppa(サラカウッパ)」。目を引く外観に導かれるように入ると、ここはデザインデュオ「カンパニー」による直営店。遊び心のあるユニークな雑貨が、たくさん並びでいます。人とはちょっと違う雑貨を探すなら、迷わずこちらへ。時間があれば、美術館にもぜひ足を運んでみて。国立現代美術館「キアズマ」は、1998年にオープンした、比較的新しい美術館。斬新な建物も印象的。1950年代以降のフィンランド国内外の芸術作品が展示されています。訪れたときは触れることができる、体験型のユニークな作品も多く、誰もが楽しめるような展示がされていました。併設されたカフェもおいしいと評判。ショップでは書籍や雑貨が充実しているので、ついゆっくり過ごしてしまいそうです。以上、駆け足でご紹介したヘルシンキガイドですが、このほかにも“岩の教会”として知られる、モダンな建築のテンペリアウキオ教会やアルヴァ・アアルトの自邸見学などの観光、郊外に広がる広大な森林など、見どころは盛りだくさん。ヘルシンキはとても歩きやすく、トラムや地下鉄が発達しているので、初心者にも旅がしやすい街です。人々の優しさに触れるヘルシンキ、旅をする機会があれば、ぜひ参考にしてみてください。取材/赤木真弓
2014年03月02日美しい自然やカラフルでかわいいデザイン、女子にはたまらない魅力がぎゅっと詰まったフィンランド・ヘルシンキ。今回は、雑貨を楽しめる場所を中心に、冬のヘルシンキのおすすめスポットを2回に分けてご案内します。フィンランドといえば、『マリメッコ』、『アラビア』、『イッタラ』という北欧を代表する3大ブランド。まずは、ヘルシンキを訪れたら押さえておきたい、定番の場所をご紹介します。 店舗ごとに違う、『マリメッコ』のディスプレイも見どころ まずは、トラム、地下鉄、バス共通の乗り放題チケットを買いましょう。滞在日数のデイチケットを持っていると安心。どこに行くにも便利です。ちなみにオレンジ色の地下鉄は、コーヒーポットのデザインで有名なアンティ・ヌルメスニエミによるデザイン。さすがデザイン大国、と思わされます。さて、ヘルシンキ中央駅から地下鉄に乗り、「Herttoniemi」駅で下車。そこから徒歩10分ほどの場所にある、ファブリックブランド『マリメッコ』のファクトリー。その一角に、アウトレットショップ「マリメッコ・テフターンミューマラ」があります。洋服やバッグはもちろん、インテリア雑貨や食器と、現行品のサンプルなど、お得な商品がずらり。またテキスタイルは、端切れが量り売りされているので、手づくり好きな人にはたまりません。隣には正規品のショップ、そしてカフェ「マリトリ」があります。ファクトリー内で働くスタッフも利用する社員食堂でもあるこちら。使用されている食器やインテリアは、もちろん『マリメッコ』。好きなカップを選ぶことができ、ひと息つくのにぴったりです。続いて、中央駅からトラムで「Arabia」行きに乗り、終点の1駅手前にある「Arabiankatu」で下車。フィンランド最大の品揃えを誇る、「イッタラ・アウトレット・アラビア」へ。広大な店内には、約140年の歴史を持つブランド『アラビア』の陶器をはじめ、『イッタラ』などのテーブルウェアやガラス製品、キッチン用品のB品が並びます。B品とはいえ、素人目にはほとんど分からないほど美品。ムーミングッズやガラスアーティストのオイバ・トイッカによる鳥のオブジェなど、かなりの商品数があるので、事前にお目当てを決めておくのがおすすめです。アウトレット限定の、歴代の『アラビア』のロゴが入ったマグカップは人気商品隣にある、フィンランド最古のテキスタイルメーカー『フィンレイソン』のファブリックやインテリアグッズなど、フィンランドならではのブランドショップもお見逃しなく!また同じ建物の9階には、「アラビア・ミュージアム」があり、創業以来の陶器が展示されています。ここで『アラビア』の歴史を勉強してから、街のアンティークショップに行くと、より一層楽しむことができるので、ぜひ訪れてみて。予約をすれば、ファクトリー内の見学も可能(所要時間約1時間)。参加するとアウトレットで使える割引券がもらえるので、最初にこちらを訪れておくとお得です。さらに『イッタラ』の社員食堂としても使われているレストランや公共図書館、郵便局などもあり、1日中楽しめそうです。街の中心に戻り、映画『かもめ食堂』にも登場した場所をいくつか巡りましょう。こちらはハカニエミ地区で1914年から続く、屋内マーケット「ハカニエミ・マーケット」。1階は、魚や肉、野菜、パンなど、さまざまな食料品店が並びます。活気あふれる様子は、見ているだけでも楽しくなります。コーヒーやお菓子などもあるので、地元ならではのお土産探しにもぴったり。2階は一転、同じ建物とは思えないほど静かな雰囲気。手芸用品店や古書店、アンティークショップ、カフェなどが並びます。ここでの注目は、またまた『マリメッコ』。こじんまりとした店内では、路面店よりも落ち着いて見ることができます。品揃えも豊富で、廃番となった商品があることも。続いて、ブランドショップが建ち並ぶエスプラナディ通りに面した、国内最大の書店「アカデミア書店」。フィンランドを代表するデザイナー、アルヴァ・アアルトが設計した、開放的な空間になっています。その2階にあるカフェ「カフェアアルト」では、ペンダントライトや椅子などを、アアルトデザインのものを使用。訪れてみるとその小ささに驚いてしまいますが、本とコーヒーをお供に、ついつい長居してしまいそうな、落ち着く場所です。もう一軒、おすすめのカフェをご紹介。フィンランドで有名なパン、シナモンロールを食べるなら、1949年に創業した老舗カフェ「cafe Hopia(カフェ ホピア)」へ。小さな店内は、地元の人たちでいつも大賑わい。ドアの外まで行列ができるほどです。小さなイートインスペースもあり、焼きたてのパンやスイーツを食べられます。シナモンロールのほか、ライ麦の生地にミルク粥が入った平たいパン「カルヤランピーラッカ」など、伝統のパンは素朴な味わい。コーヒーとともに味わいたい一品です。また、フィンランドで忘れてはいけないのがアンティーク。「Astia Liisa(アスティア リーサ)」は、オーナーが『アラビア』のコレクターというだけあり、充実の品揃え。店内では、不定期で企画展なども開催。ムーミンシリーズなど、食器以外の雑貨もあります。日本人のスタッフもいるので、相談しながらお気に入りの一枚を探せそうです。アンティークショップは高くて手が届かない……という人は、「KIRPPIS(キルッピス)」と呼ばれるセカンドハンドショップへ。市内あちこちにたくさんある中でも、おすすめの一軒「JADE(ヤデ)」を紹介します。陶器や雑貨、洋服まで、日用品が所狭しと並んだ店内。『アラビア』や『イッタラ』、『マリメッコ』もちらほらあり、ものを大切にする国ならではの掘り出しものが、アンティークショップよりもリーズナブルな価格で発見できそうです。最後に、郵便局に行くのもお忘れなく。ムーミンのはがきや切手、テキスタイルブランドがデザインする、封筒やボックスなども種類豊富に揃います。キーホルダーやアクセサリーなどもあり、手軽なお土産も買えます。ちょっとした雑貨店という目線で楽しんでみては?ざっとご紹介してきた、ヘルシンキの雑貨めぐり。次回は、モダンな雑貨店を中心にご案内します。取材/赤木真弓
2014年03月01日京浜急行電鉄は、12月9日に羽田空港にサンタクロースのオフィシャルエアライン「フィンランド航空」の協力のもと、サンタクロースを招いてイベントを開催する。また、お台場のホテルグランパシフィックLE DAIBA(ル・ダイバ)でもサンタを招き、親子クリスマスイベントを実施する。今回の2つのイベントに登場するサンタクロースは、フィンランドの財団「サンタクロース・ファウンデーション」が公認のサンタ。普段は、同国で世界中の子どもから届く手紙や電子メールに返事を書いたり、トナカイの世話をしているという。同イベントは、羽田空港国内線第1旅客ターミナルの2階マーケットプレイスで開催。イベントスペースで、サンタクロースとの記念撮影会を行う。撮影は先着順。終了後は、京急線品川駅に移動して駅構内、ウィング高輪およびシナガワグースにおいてもプレゼントを配布する。撮影会は12時から。第1旅客ターミナル内のグリーティングは13時40分から。京急品川駅のグリーティングは14時40分、ウィング高輪のグリーティングは15時30分から。ホテルグランパシフィックLE DAIBA(ル・ダイバ)では、サンタクロースがディナータイムにホテル館内のレストランを訪問し、プレゼントを配布する。日程は12月7日~10日。また、12月8日には、身近なものを使ってクラシックの「はじめの一歩」を子どもに伝える「オーケストラとあそぼうクリスマス親子 de ディナー&コンサート」にも登場する。料金は1組(大人1名、子ども1名)7,000円から。同イベントは、12月9日に実施。ホテルでサンタとの握手・撮影会を実施したあとは、サンタとお台場の街を歩き、レゴランドDCに向かう。その後、同施設の「レゴ教室」に参加し、レゴブロックでサンタクロースを作るという体験も。料金は1組2,500円(大人・子ども各1名)。30組限定。上記3つのイベント詳細や申込みは同ホテル公式サイトで、案内している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月06日京浜急行電鉄は12月9日、羽田空港にサンタクロースのオフィシャルエアライン「フィンランド航空」の協力のもと、サンタクロースを招いてイベントを開催する。また、お台場のホテルグランパシフィックLE DAIBA(ル・ダイバ)でもサンタクロースが登場する。今回の2つのイベントに登場するのは、フィンランドの財団「サンタクロース・ファウンデーション」が公認のサンタクロース。普段は同国で世界中の子どもから届く手紙や電子メールに返事を書いたり、トナカイの世話をしているという。同イベントは、羽田空港国内線第1旅客ターミナルの2階マーケットプレイスで開催。イベントスペースで、サンタクロースとの記念撮影会を行う。撮影は先着順。終了後は京急線品川駅に移動して、駅構内、ウィング高輪およびシナガワグースにおいてもプレゼントを配布する。撮影会は12時から。第1旅客ターミナル内のグリーティングは13時40分から。京急品川駅のグリーティングは14時40分、ウィング高輪のグリーティングは15時30分から。ホテルグランパシフィックLE DAIBA(ル・ダイバ)では、サンタクロースがディナータイムにホテル館内のレストランを訪問し、プレゼントを配布する。日程は12月7日~10日。また12月8日には、身近なものを使って子どもに音楽の魅力を伝える「オーケストラとあそぼうクリスマス親子 de ディナー&コンサート」にも登場する。料金は1組(大人1名、子ども1名)7,000円から。同イベントは12月9日に実施。ホテルでサンタとの握手・撮影会を実施した後は、サンタクロースとお台場の街を歩き、レゴランドDCに向かう。その後、同施設の「レゴ教室」に参加し、レゴブロックでサンタクロースを作るという体験も。料金は1組2,500円(大人・子ども各1名)。30組限定。上記3つのイベント詳細や申し込みは同ホテル公式サイトで、案内している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月06日サントリー美術館(東京都港区)は11月21日より、「森と湖の国フィンランド・デザイン」展を開催している。同展はフィンランド・デザインの魅力を、18世紀後半から現代に至るまで、ガラス作品を中心に紹介している。18世紀後半から1920年代までの黎明(れいめい)期の作品では、ヨーロッパにアール・ヌーヴォーの波が押し寄せる中、建築から日用品まで、フィンランド・デザインの土台が築き上げられていく姿を見ることができる。また、1930年代の代表的なデザイナー、アルヴァル&アイノ・アールト夫妻を中心としたフィンランド・デザイン躍進期の作品も展示。さらに世界に広く普及し、同デザインの黄金期である第二次世界大戦後の1950年代の作品も展示。戦後、モダンデザイン界を先導したフィンランド・デザインの数々を紹介している。さらに日用品としての美しさより、ガラス・アートへと発展した1960~1970年代の作品、そして今なお「生活の中の美」を提案し続ける、フィンランド・ガラスの作品を展示している。同館は11月21日~2013年1月20日まで開催。開館時間は10時~18時(金・土曜日は10時~20時)。休館日は毎週火曜日、12月30日~1月1日。入館料は一般1,300円、大学生・高校生は1,000円。中学生以下無料。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月26日フィンエアー日本支社はこのほど、同社のイメージキャラクター「Mr.ヨーロッパ」を演じる俳優・役所広司さんがフィンランドの現地でお出迎えする特別ツアー「役所広司さんが贈るオーロラの旅」を企画し、主催旅行会社各社での販売を開始した。同ツアーは、2013年1月14日に成田・名古屋・関西の各空港を出発する6泊8日の特別ツアーとなっている。東京、名古屋、大阪の各空港からヨーロッパの玄関口であるフィンランド・ヘルシンキまでは約9時間30分。ヘルシンキを経由しフィンランド北部のロヴァニエミ、サーリセルカ2都市に滞在。現地では役所広司さんがお迎えし、サンタクロースとの記念撮影や、フェアウェルパーティーにも出席し、オーロラの夜を盛り上げるという。オーロラ観測の機会は計4回以上あり、サーリセルカでは、オプショナルツアーでトナカイぞりやスノーモービル体験など、様々なアクティビティを楽しめるとのこと。なお、今冬は11年に一度のオーロラ極大期にあたり、例年よりダイナミックなオーロラを観賞することが期待できるという。役所広司さんは「みなさんにお会いすることを楽しみにしております。フィンランドで神々しいオーロラを見ましょう! 人生観が変わるかもしれません」とコメントしている。旅行代金(エイチ・アイ・エス、フィンコーポレーション)は、エコノミークラス利用で29万8,000円、ビジネスクラス利用で64万8,000円。1人部屋追加料金は4万6,000円。燃油サーチャージ込み、国内空港施設使用料・空港保安料および海外空港諸税は別途必要。その他の主催旅行会社料金は問い合わせ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月18日自然豊かなフィンランドのアーティストたちのステキな庭と、その暮らしを紹介した本『フィンランドのガーデニング』がこのたび、ジュウ・ドゥ・ポゥムより発売された。本書では、さまざまなスタイルの魅力溢れる17のガーデニングが紹介されている。表紙を飾るのは、ヘルシンキの歴史ある住宅地のひとつ、タパニラに暮らすフォトグラファーのクリスタ・ケルタネンさんと娘のアリサちゃん。ガーデニングや手づくりが大好きなご主人のヤンネさんが何でもつくってしまうそうで、この可愛らしい小屋も手づくりだとか!さらに、庭にはブランコやハンモックも。末っ子のアリサちゃんにはお姉ちゃん、お兄ちゃんもいて、家族みんなが楽しそうに庭で過ごす様子は、まるで絵本の世界のようにステキ!ミルク缶や鍋をプランターにリサイクルするアイデアも参考になります。これは、今年ヘルシンキで大々的に行われたデザインのイベント「ワールド・デザイン・キャピタル・ヘルシンキ 2012」(WDC)で、プレス関係の仕事をしているマーリット・キヴィストさんのクンプラ市民農園にある庭。WDCのフラッグと、きれいな水色のコテージが、澄んだ青空にぴったり! 緑豊かなこの場所で、家庭菜園もしているそう。パキラ市民農園に、コテージ付きの庭を持つパーッカネン・ファミリー。写真にうつっている、娘のヒルラちゃんとヘルッタちゃんの学校が休みになる夏に、家族でここにやってきて暮らすそう。2人がのぼっているのは樹齢60年になる、りんごの木! 生い茂る木々の中にある、ゼラニウムやポピー、ルピナスといった色とりどりのお花もアクセントに。イラストレーター兼グラフィックデザイナーのテレサ・ムーアハウスさんは「マリメッコ」の人気テキスタイル・デザイナーのひとり。家族4人で広々とした中庭のあるアパルトマンに暮らしている。子どもたちとのびのび遊んだり、近所の人たちとピクニックしたり、庭が交流の場にもなっているとか。本書では、さまざまなガーデニングのほかに、オーガニックやローカルな食品にこだわった食材屋さんのガイドも紹介。また、ヘルシンキ、ポルヴォー、スオメンリンナで、緑に親しむことができるお散歩コースや公園のガイドも。フィンランドに旅行に行く際の参考にもぜひ!ページをめくるたび、美しい木々のグリーンに癒され、おしゃれでアイデア満載の庭にときめく。ガーデニング好きの友人やママ友へのプレゼントにもおすすめの一冊です!『フィンランドのガーデニング』 編著:ジュウ・ドゥ・ポゥム判型:A5・本文128ページ・オールカラー定価:1890円発行:ジュウ・ドゥ・ポゥム発売:主婦の友社ジュウ・ドゥ・ポゥムHP 取材/田辺香
2012年10月08日駐日フィンランド大使館によると、フィンランド造幣局からマリメッコ特別記念10ユーロ硬貨が発売された。表には創立者のArmi Ratiaの顔、裏にはMaija Isolaによるウニッコの柄が彫られている。詳しくはこちら。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月07日世界中で愛されるフィンランドの森に住む『ムーミン』から伝わる、北欧の風土やライフスタイルを紹介する展示「フィンランドのくらしとデザイン」展への招待が、3月20日からBunkamura Galleryにてスタートする。デザイン:ユホ・ヴィータサロ 《Nuppu(ヌップ)》本展は、今年4月からスタートする全国巡回展「フィンランドのくらしとデザインームーミンが住む森の生活」の開催に先駆けた展示。『ムーミン』を生み出した画家で作家のトーヴェ・ヤンソンが生涯を過ごした20世紀に、国際的に高い評価を得て今もなお大きな影響を及ぼす、フィンランドの美術とデザイン。©Iittalaそれらをフィンランドの家具やガラス、陶器、テキスタイルなど、北欧を代表するデザイナーの現行品やヴィンテージの食器やファブリック、オリジナルグッズの展示販売を通して紹介する。販売商品一例(内容は変更になる可能性があります)アヌ・トゥオミネン 《レモン味のアイスクリーム》 ©Anu Tuominen & Art-U room, 2012また会期中は毎日イベントを開催。フィンランド人手芸ユニット「TAKKU(タック)」による、フィンランドの民族衣装の飾り紐やベルト、ヘッドバンドとして使われる伝統工芸「ピルタナウハ織」や、『ヒンメリ フィンランドの伝統装飾』の著者であるおおくぼともこさんによる麦わらで作るモビール「ヒンメリ」のワークショップも行う。ワークショップで作るピルタナウハ織の飾り紐。フィンランドの伝統装飾「ヒンメリ」。展示を通して、暮らしから見えてくるフィンランドのデザインを感じてみては?「フィンランドのくらしとデザイン」展への招待会期:3月20日(火・祝)~28日(水) 10:00~19:30会場:Bunkamura Gallery※入場無料お問い合わせ:ワークショップの予約:03-3477-9174ワークショップは定員になり次第、締め切らせていただきます。 【ワークショップ】(予約制)・フィンランドの伝統手工芸『ピルタナウハ』織体験日時:3月26日(月) 10:30~/14:00~/17:00~ 各回約2時間講師:手芸ユニットTAKKU(タック)定員:各回10名参加費:4,000円・フィンランドの伝統装飾『ヒンメリ』作り日時:3月27日(火) 10:30~/14:00~ 各回約2時間講師:おおくぼともこ定員:各回10名参加費:4,000円 取材/赤木真弓
2012年03月07日北欧フィンランドの巨匠、インテリアデザイナーのエーロ・アールニオの新作、ペンギン型のおきあがりこぼしに、今注目が集まっている。アールニオ曰く、“少々食べ過ぎてしまった”ペンギンの雛たちのまん丸としたお腹が、重たくてゆらゆらと揺れてしまう様子は、実に愛らしくてたまらない。この動きが私たちに日常を離れた癒しを提供してくれる。まあるいお腹の中身は重しが入っていて、約7kgと結構重たい。アーモンド形の目がついた顔は左右非対称で、それが何かペンギンの持つ独特の暖かみを感じさせる。お問い合わせ:Magis Japan株式会社 公式サイト
2012年01月28日ロイヤルパークホテルにサンタクロースがやって来るのは12月13日・14日の2日間。1階メインロビー、大きなクリスマスツリーの前で、白いおひげに赤い衣装をまとったサンタクロースがお出迎え。その姿は、まるで絵本から抜け出してきたかのよう。子どもだけでなく、ママやパパも感激するはず!カメラを持参すれば、大きなクリスマスツリーをバックに、サンタといっしょに記念撮影をすることも可能です。ゆったりした雰囲気の中でサンタクロースと会いたいのなら、レストランでのディナーがおすすめ。コーヒーショップ「シンフォニー」、中国料理「桂花苑」、日本料理「源氏香」、フレンチレストラン「パラッツオ」、鉄板焼「すみだ」という館内5か所のレストランをサンタクロースが訪問。子どもたちにキャンディーのプレゼントをしてくれるのだとか。各レストランともに、この時期だけのスペシャルメニュー、子ども向けの「ミート ザ サンタメニュー」が用意されるのも楽しみです。もっとクリスマス気分を盛り上げたいのなら、宿泊プラン「サンタが部屋にやってくる!」を利用しては? 12月13日・14日の宿泊のみ、1日10室のみに許された贅沢な時間……。チャイムの音にドアを開ければ、そこに立っているのは夢に見たサンタクロース。「メリークリスマス!」の言葉とともに、特製ミニテディベアのプレゼントが手渡されます。サンタに会った時の子どものうれしそうな笑顔は、パパとママにとって何よりのクリスマスプレゼント。家族みんなの心が温かくなる素敵なひと時を過ごしてください。ロイヤルパークホテル「サンタクロースと記念撮影」日時:12月13・14日16:30~17:30受付(整理券配布は16:15~)場所:1階ロビー参加料:無料(両日とも先着50名。カメラは要持参)「サンタクロース レストラン訪問」日時:12月13・14日 18:00~/19:30~場所:コーヒーショップ「シンフォニー」、中国料理「桂花苑」、日本料理「源氏香」、フレンチレストラン「パラッツオ」、鉄板焼「すみだ」料金:コーヒーショップ「シンフォニー」お子様ブッフェ3150円・大人ブッフェ5250円、中国料理「桂花苑」お子様プレート3150円・大人コースメニュー10,500円、日本料理「源氏香」お子様松花堂5250円・大人会席料理10500円、フランス料理「パラッツオ」お子様プレート4,200円・大人コースメニュー8400円、鉄板焼「すみだ」お子様プレート4200円・大人コースメニュー9450円(いずれも税込み・サービス料別)予約:03-3667-1111(各レストラン)「サンタが部屋にやってくる!」期間:12月13日・14日料金:スタンダードツイン/ダブル2名1室利用ひとり14,500円~(1泊朝食、税・サービス料込、宿泊税別。12歳以下の子どもの添い寝は無料)。サンタの訪問は20:30~21:30頃(時間の指定はできません)予約:03-3667-1111(宿泊予約課)取材/村上早苗
2011年11月09日焼き魚が定番イメージの「塩鮭」を使った、モランボン「北欧風 サーモンスープ」が2011年8月15日(月)から発売される。本場フィンランドの家庭料理を気軽に楽しめるという嬉しいスープだ。「鮭(サーモン)」というと、産地や種類は様々だがいつでも手に入りやすく、お手頃価格で人気の食材。そんな「鮭」の中でも「焼き魚」以外にはあまり活用されていない「塩鮭」に着目したのがこの商品だ。 「塩鮭」は焼くだけで朝ごはんの1品となるので大変便利な食材である一方、パン食のメニューとしては馴染みが薄い。焼き魚以外のアレンジメニューは、なかなか思いつかないもの。そんな「塩鮭」を朝食の主流である“パン”に合う洋食メニューとして開発されたのがこの『北欧風 サーモンスープ』だ。忙しい朝でも温かい魚介のスープを気軽にいただくことができる。 サーモンの本場、北欧フィンランドの家庭料理を彷彿させる温かいスープ料理。忙しい主婦や子どもにも人気が出そうな一品だ。プレスリリース提供元: 日経プレスリリース
2011年08月03日