アートフォト、アートフォトブックの世界を牽引するギャラリー、書店・出版社が一同に集い、選び抜かれたアートフォト作品をプレゼンテーションする代官山フォトフェアが今年も開催される。「ヒルサイドテラス・フェア」として開催された第1回目から、「代官山フォトフェア」と名称を刷新し、スケールも拡大。作品を鑑賞し購入出来るだけでなく、参加型プログラムとなるワークショップ、キッズ・ワークショップ、スクリーニング、アーティスト・トーク、ブックサイニングなど充実したパブリックプログラムが展開される。小学生を対象にしたキッズ・ワークショップの講師は、写真家・野村浩と写真家・ハービー・山口が務める。野村浩のワークショップは、代官山をさんぽしながら魔法のような目玉シールをあらゆる場所に貼り付け、ポラロイドカメラで撮影するスペシャルプログラム。一方、代官山を撮り続けて来たハービー・山口のワークショップでは写真を通して人々と関わり合う楽しさや、日常の美しさをこどもたちに伝えるような、写真家体験が用意されている。また、ワークショップ「コレクションの保管とフレームの楽しみ方」では、大切な写真の保存方法、フレームコーディネートから飾り方まで写真作品を最大限に楽しむヒントを学ぶことができる。そして、写真家・細江英公 と 東京工芸大学芸術学部 教授・吉野弘章による「東京工芸大学 写大ギャラリー40周年記念トーク:写大ギャラリーと日本におけるオリジナル・プリント・コレクションについて」も開催され、アートフォトのファンにとってたまらない内容になっている。今回のフェアでは、日本から初めて女性の写真家として美術の祭典ヴェネチア・ビエンナーレに選ばれたことでも知られる写真家・石内都がメキシコの美術家、フリーダ・カーロの遺品を撮影した「Frida by Ishiuchi」シリーズ の作品をフィーチャー。フェアにまつわるさまざまなヴィジュアル・プレゼンテーションに作品のイメージが登場する。アートフォトのあらたな世界を体験し、感性を磨くプログラムに参加しよう。【イベント情報】代官山フォトフェア会期 :9月25日~ 27日時間:11:00~21:00(最終日は17:00まで)会場:代官山ヒルサイドフォーラムほか入場料:大人 1,500円、学生 1,000円出展者:amanasalto, EMON PHOTO GALLERY, G/P gallery, Gallery Naruyama, hiromiyoshii roppongi, IMA, KOMIYAMA TOKYO, MATCH and Company, MEM, nap gallery, Photo Gallery International, Picture Photo Space, POETIC SCAPE, POST, shashasha, ShugoArts, Taguchi Fine Art, Taka Ishii Gallery, Taka Ishii Gallery Photography / Film, TARO NASU, The Third Gallery Aya, twelvebooks, WAKO WORKS OF ART, YUKA TSURUNO GALLERY, Yumiko Chiba Associates, Zen Foto Gallery
2015年09月16日ゲッティイメージズは、同社傘下のストックフォトサイト「iStock」が、クラウドストレージサービスの「Dropbox」と提携したと発表した。今回の提携により、iStockが提供する写真や映像素材をDropboxフォルダに直接ダウンロードすることが可能となった。また、選択した素材を一時的に保存できる「ライトボックス」との自動同期機能も近日中に実装予定となっており、ユーザーは最長12カ月間、過去にダウンロードしたコンテンツを再取得できるとのこと。また同機能では、グループ内のメンバーであれば、場所やデバイスを問わずライトボックス内のコンテンツを確認・閲覧できるようになるという。なお、今回のパートナーシップを記念して、iStockとDropboxでは特別キャンペーンを実施。iStock定額使用(EssentialsおよびSignature定額使用)の新規購入、または更新した個人ユーザーには「Dropbox Pro」の3カ月無料ライセンスを、法人ユーザーに対しては「ビジネス向けDropbox」の3カ月無料ライセンスを進呈するとのこと(同サービスを利用中のユーザーは適用外)。詳細は「iStock」サイトまで。
2015年08月05日Googleは8月1日に、フォトストレージサービス「Google+ フォト」を廃止することを発表した。同社はGoogle+上に「Goodbye Google+ Photos, hello +Google Photos!」と題したメッセージを投稿。Google+ フォトにアップロードしたデータは「Google フォト」に引き継がれることを明かし、現行サービスのユーザーにGoogle フォトの利用を呼びかけた。Google フォトは、今年5月にGoogle+ フォトから独立した新フォトストレージサービス。1,600万画素までの静止画と1080pまでの動画を、無料かつ容量無制限で保存できる。
2015年07月22日エプソン販売は7月9日、インクジェットプリンターでプリントされた作品が対象のフォトコンテスト「エプソンフォトグランプリ 2015」の作品応募受付を開始した。グランプリ受賞者には賞金100万円が授与される。エプソンフォトグランプリ 2015は今回で10回目の開催。「ネイチャー部門」「ヒューマンライフ部門」「ファミリースナップ部門」「中学・高校写真部部門」「ビギナー部門」の合計5部門に分かれている。ビギナー部門はこのたび新設された部門で、41歳以上を対象とした「OVER41 優秀賞」、40歳以下を対象とした「UNDER40 優秀賞」の2つの賞を設ける。テーマは自由で、これまでよりも幅広い層からの作品募集を目指す。また、10周年を記念して、ネイチャー部門およびヒューマンライフ部門では各1作品に「10周年特別賞」を設けた。特別賞受賞者には「プロセレクション A2 ノビ対応プリンター SC-PX3V」が贈られる。作品はインクジェットプリンターで出力されたものが対象で、使用する機材のメーカーや機種は問わない。ネイチャー、ヒューマンライフ、ビギナー部門は六切・A4以上、ファミリースナップ部門はL判以上、中学・高校写真部部門は2L判以上のサイズが対象。組作品あるいはブック形式の作品はサイズ制限なし。作品の応募締め切りは12月7日。結果は2016年3月上旬にWebページにて発表する。ネイチャー部門とヒューマンライフ部門のグランプリにはそれぞれ賞金として100万円を授与。審査員は田沼武能氏、三好和義氏、エプソン販売が務める。
2015年07月09日長寿荘はこのほど、写真スタジオ「Bridal Photo Studio LUXE(ブライダルフォトスタジオリュクス)」を運営するホテル「ホテルクリスタルパレス」(茨城県ひたちなか市)内にオープンした。同スタジオのコンセプトは、「Re-MIND WEDDING~結婚は心刻むだけではもったいない」。韓国の写真スタジオと提携して、そのスタジオを完全再現したという。ヴィンテージな雰囲気やモダンアート空間など、全25種のセットを用意したミュージアム型のスタジオとなっている。料金プランは、「フォトウェディング20ページアルバムコース」(撮影料、スタジオ使用料、リュクスオリジナルアルバム20ページ、ウエディングドレス2着、カラードレス1着、タキシード、カジュアルスーツ各種(ドレスに合わせて用意)、ドレス小物、私服撮影、へメイク・撮影コーディネート一式/税別18万5,000円)など。
2015年07月06日クロアは、同社が提供するiOS向けデジタルフォトフレームアプリ「FaceFrame」の最新バージョンとなる「2.2.0」を公開した。アップデートすることで、Apple Watch上での操作や、GIFアニメーションの再生に対応する。iOS向け「FaceFrame」は、iPhoneやiPadをデジタルフォトフレームとして活用できるアプリ。カメラロールの写真やiTunesで同期したアルバムを指定して利用できる。また、「FaceFrame」専用アルバムを作成し、メールアドレスを指定すると、画像ファイルを添付したメールが届いた際、専用アルバムに画像が追加されていく。最新バージョンとなる「2.2.0」では、再生中のスライドショーに含まれる画像のサムネイル(最新のものから10枚まで)がApple Watch上で閲覧可能となるほか、スライドショーの開始・停止をApple Watchから操作できるようになっている。また、スライドショーに表示する画像の枚数の指定や、新着画像に表示されるメールの期間指定、GIFアニメーションの再生に対応している。
2015年07月02日キヤノンマーケティングジャパンは6月17日、フォトストレージ「Connect Station CS100」(以下、CS100)の発売を9月に延期すると発表した。それにともない、「SETでGET! キャッシュバック キャンペーン」の実施期間を延長する。2月に発表されたCS100は、1TBのハードディスクを内蔵するフォトストレージ。発表当初、6月の発売予定とされていたが、9月に延期する。「SETでGET! キャッシュバック キャンペーン」は、CS100と対象のデジタルカメラ、デジタルビデオカメラを購入することで、最大22,000円のキャッシュバックを受けられるというもの。CS100の発売延期にともない、対象期間と申し込み締め切りを変更した。対象期間は11月1日まで、申し込み締め切り日は11月18日まで。
2015年06月17日アドビ システムズは、4,000万点のロイヤリティフリーの写真素材やイラスト、ベクター画像を提供するストックフォトサービス「Adobe Stock」を開始した。単品画像の価格は1,180円/枚。10点の画像を3,480円/月(年間契約、Creative Cloudユーザーの特別価格)で、750点の画像を2万4,980円/月(年間契約)で利用できるサブスクリプション方式も用意されている。「Adobe Stock」の最大の特長は、Creative Cloudのデスクトップアプリケーション(PhotoshopやIllustrator、InDesignなど)と連携して利用できること。各アプリケーション内で必要な画像を検索し、透かし(ウォーターマーク)入りの画像をダウンロードしてどのように表示されるかをプレビューしたのち、アプリケーション上から購入手続きを行うことで透かしが外れる仕組みとなっている。他のストックフォトのようにWebブラウザとアプリケーションを行き来する必要がなく、ダウンロードから購入まで数回のクリックで完了するという。また、現段階で提供される素材は「写真」、「イラスト」、「ベクター画像」の3種類で、「動画」についても今後提供が予定されているということだ。また、こうした素材を購入できるだけでなく、フォトグラファーやクリエイターが自分で撮影・制作した画像を販売する仕組みも導入予定ということだ。ちなみに、同社が買収したストックフォトサービス「Fotolia」は、「Adobe Stock」とは別のサービスとして今後も継続される。なお、「Adobe Stock」の価格は、画像1枚につき1,180円。サブスクリプションプランとして、画像10枚を5,980円/月(月々プラン)、または3,480円/月(Creative Cloudユーザー向け特別価格、年間プラン)で、画像750枚を2万9,980円/月(月々プラン)、または2万4,980円/月(年間プラン)も用意される。なお、画像10枚のプランでは、1ヶ月の利用枚数が10枚に満たなかった場合、残りを翌月に繰り越せる制度が用意されている(最大120点まで、1年間)。逆に10枚では足りなかった場合は、1枚ごとに348円(年間プラン)ないし598円(月々プラン)で追加購入することが可能となっている(750枚/月のプランでは1枚180円で追加購入可)。
2015年06月16日東京都・浅草にフォトスタジオを併設した猫カフェ「猫三昧」がオープンした。同施設は、フォトスタジオ併設型の猫カフェ。猫の保護活動を行う団体と同店の店長が出会い、一頭の猫を譲り受けたことが、オープンのきっかけであるという。東京都の平成25年度猫殺処分件数は1,200頭以上で、劣悪な環境で生活している猫も依然として多い。同店は猫の保護活動支援と事業の融合という新しい試みでもある。店内では、保護猫が"猫スタッフ"として活動中。フォトスタジオでは、子どもからシニアまで幅広い撮影を行っている。カフェとフォトスタジオを融合させたことで「撮影がきっかけで猫の里親になる」「猫カフェ利用だが、撮影もしてみたい」など、新たな出会いや展開も期待できる、としている。猫カフェの利用料金は平日30分税別500円(ドリンクなし)から、休日30分税別700円(ドリンクなし)から。里親になりたい人だけではなく、興味がある人や、猫と触れ合いたいという人も利用できる。カフェはフードは置かずドリンクのみ提供。これは猫とのひとときを楽しむことを優先しているためであるという。同店は、カフェとスタジオはほぼ一体化している。店内では猫が放し飼いになっているため「もしかしたらハプニング的に写真に入り込んでくるかもしれません。他の猫カフェでもフォトスタジオでもありえないシチュエーションをお楽しみ頂けたら幸いです」と話している。
2015年06月12日富士フイルムは、デジタルフォトアルバム「Wonder Photo Box」の発売を7月下旬に延期する。生産上の都合のため。Wonder Photo Boxは5月21日に発表されたデジタルフォトアルバム。発表当初、6月5日に発売するとされていたが、生産上の都合により発売を7月下旬に延期する。Wonder Photo Boxは、静止画や動画を1TBまで保存できるデジタルフォトアルバムだ。スマートフォンやデジタルカメラ、パソコン内など、家庭内でバラバラに保存されている静止画・動画を、まとめて管理できる。富士フイルム独自の画像解析ソフト「イメージオーガナイザー」を内蔵し、画像を「人物」「料理」「ペット」「風景」といった被写体ごとに自動で振り分けられるのも特徴だ。価格はオープンで、推定市場価格は税別32,500円前後。
2015年06月03日米Googleは28日(現地時間)、フォトストレージサービス「Google フォト」を容量無制限かつ無料で提供開始した。同サービスは、開発者カンファレンス「Google I/O 2015」にて発表された。Google フォトは、写真や動画をバックアップするストレージサービス。従来は、Google ドライブやGmailとの合計で15GBまで無料提供されていたが、今回のアップデートにより、容量無制限で利用できるようになった。バックアップした写真や動画は、スマートフォン、タブレットの専用アプリやWebページからアクセスできる。アプリの対応OSは、Android 4.0以上、iOS 8.0以降。アップロード可能なファイルは、1,600万画素までの静止画と1,080pまでの動画に制限されており、それを超えるものはアップロードの際に自動でリサイズされる。アップロードした画像や動画は「ディープラーニング機能」により分析し、人、場所、イベントなど撮影シーンの内容に応じて分類する。そのほか写真の検索機能を搭載。ストレージ内で探している写真にまつわるキーワードを検索すると、キーワードに合った写真がヒットする。
2015年05月29日●2015年、ストックフォトの世界的なトレンドは?デザイナーであれば、一度は利用したことのある「ストックフォト」。ゲッティイメージズが運営しているiStockは、撮影の手間をかけることなく、膨大なストックフォトの中から、イメージ通りの写真を購入できるサービスだ。使う側から見ればこうした捉え方になるが、iStockに作品を提供するフォトグラファーにとっては、いかに「ユーザーに選ばれる写真を登録するか」が成功の鍵となってくる。そのためには「写真のトレンド(ニーズ)を押さえる」ということも重要になる。そこで今回、iStockクリエイティブ プランニング部門ディレクターのRebecca Swift(レベッカ スィフト)氏に、「2015年のストックフォトのトレンド」についてのお話を伺った。Rebecca氏は、現在iStockでコンテンツの作成を担当するほか、ビジュアルコミュニケーションの将来について多くの分析結果を発表しており、あらゆる業種のトレンド、「今、世の中でどのような写真にニーズが集まっているか」ということに関するスペシャリストだ。――2015年のストックフォトに関する、世界的なトレンドについて教えてください。Rebecca氏:メガトレンドとしては、ソーシャルメディアを取り巻く「PERFECTLY IMPERFECT(完成された未完成)」というテーマです。これは分かりやすく言うとアマチュアが撮ったような写真のこと。「計算された素人っぽさ」が見る人の感情に訴えかけ、写真からストーリーや人間性までが感じられるような写真がトレンドとなっています。そのほかにも、一風変わった視点でシャッターを切った「POINT OF VIEW」、さまざまな年齢、人種、シーンを捉えた「ALL KINDS OF PEOPLE(多種多様な人々)」なども大きなトレンドですね。●「日本らしい」ストックフォトの需要――世界から見た、「日本らしい」ストックフォトの需要はどのようなものなのでしょうか。Rebecca氏:日本のフォトグラファーは「桜」や「お寺」「高層ビル」など、いかにも日本という写真がお好きなようです。しかし、桜などの写真はいっぱい提供されており、せっかく登録しても、使われる機会が少ない可能性があります。実際のところ海外では、ファミリーライフや教育、通勤など、ごく日常の生活シーンを切り取ったような写真に対してニーズがあります。多くのグローバルブランドがそういったものを求めており、アジアにアプローチする際に必要なのは、より当事者の目線の写真だということなんでしょうね。そのほか、伝統の文化を収めた写真もいいですね。例えば、「剣道」は海外では信頼、未来、強い決意、学びなどを象徴的に表現する際にセキュリティ企業などで用いられることが多いです。ですが、日本から剣道の写真が登録されることはとても稀です。――この先、トレンドになりそうな写真は?Rebecca氏:ひとつは、「The Vanguardians」です。これは環境やコミュニティーを守る、しっかりとした意志を感じるようなニュアンスのものです。ふたつめは「Wonderlust(放浪する気持ち、旅行熱,旅心)」ですね。例えば、深海の魚群と共に泳いでいる写真や断崖絶壁の登山など、圧倒的な自然のなかの人間という立ち位置を示した写真です。最初に説明した「計算された素人っぽさ」とは真逆のニーズで、新しい方向性があり、一般的な写真に対して圧倒的なプレミアム感をもった作品になります。確かに、見る限り簡単に撮れる写真ではない。フォトグラファーとしての技術に加え、その写真を撮るための時間と知識、そして危険の伴う旅が必要だ。「この写真じゃないと」というプレミア感は、作品を撮る上で大きなアドバンテージとなりそうだ。――最後にこれからiStockを利用する人達にアドバイスをお願いします。Rebecca氏:フォトグラファー側は「自分の写真のコスト」を意識してほしいということですね。うまくトレンドを押さえつつ、自身のオリジナリティを感じさせるものを押さえてもらえたらと思います。とはいえ、簡単なものばかりを撮るのではなく、ニッチな市場を意識してみるのもひとつの手です。また、全世界をターゲットとした場合、日常にあるごく当たり前の日本のシーンを撮ってみてください。寺やビル群など動かないものより、日本人の日常生活シーンはニーズがとても高いです。そしてユーザー側としてですが、iStockにはひとつのテーマにつき膨大な数の画像が存在しています。何かを探すときには適切な検索ワードを見つけることが大切ですね。サーチエンジンを上手く活用し根気強く探し続けることで、自分が求めていたイメージとぴったりの作品に必ず巡り会えると思います。昔、ストックフォトがフィルムだった時代はお目当ての写真を探すのも一苦労だったし、1枚借りるだけでもすいぶんとコストがかかったものだ。スィフト氏によれば、当時それらをスキャニングしてデータとして共有しストックする作業は、年間に3~5万点できればいいほうだったそうだ。現在ではデジタル化されたストックフォトの点数が飛躍的に増え、コストが下がり、そして簡単に検索ができるようになった。写真を撮る側も購入する側も、使いやすくなったiStockとそのトレンドをうまく活用し、自分の作品に活かしてほしい。
2015年05月28日写真やデザインの基礎、また品質向上のためのアイデア・テクニックを公開する、アドビシステムズ/コマーシャル・フォト主催の「デジタルフォト&デザインセミナー」が、5月22日に開催された。今年はPhotoshop誕生25周年、そして同セミナー開催10周年という記念の年でもある。そこで、「トップクリエイターのテクニックとアイデア」と題し、フォトグラファーのレスリー・キー(Leslie Kee)氏と、Photoshop生みの親であるソフトウェア エンジニアのトーマス・ノール(Thomas Knoll)氏を迎えた基調講演が行われた。今回はトーマス・ノール氏の講演の模様をレポートしたい。トーマス氏:「『Eat Your Own Dog Food』(自分で作ったドッグフードを食え)これは米国のIT業界でよく使われる表現です。つまりは製品として市場で販売する前に自社で使い勝手を試してみろ、ということなのですが、Photoshopの誕生はまさにそのような感じでした」最初にスクリーンに表示されたのは「27年間にわたって自社製品を使い続けてみたらこうなった」と大きく書かれた画面。トーマス・ノール氏がジョークを交えながら話をはじめた。トーマス氏:「写真との関わりは11歳のクリスマスにカメラを買ってもらったところからスタートしました。暗室で現像を行ったりカラー写真にチャレンジしたりと、写真の基本的な知識はこのころの試行錯誤がベースになっていると思います。ミシガン大学では博士課程に進み、「コンピュータービジョン」をテーマに研究を重ねました。これはコンピューターに「画像」というものを理解させるという内容で、画像処理という分野では「認識をさせる」というプロセスはとても大事なことでした。当時、卒業論文の製作はとても長くつらいものでしたがプログラミングをしてコードを書くのは楽しかったので…(笑)、合間をみては画像を認識させるためのプログラミングを書いていました。そのころ私の弟John Knoll(ジョン・ノール)は、カリフォルニアにあるスターウォーズの特撮で有名なILMという会社で、カメラオペレーターとして働いていました。ジョンは実務経験を通し、『ビジュアルエフェクトの将来はコンピューターグラフィックにある。だが、それにはコンピューターの画面に表示させるためのプログラミングが必要だ』と考え、相談を受けた私はプログラミングでそれに応じました。彼はこのツールに計り知れない可能性を感じ、私たちはさらに機能を追加して製品化しました。これがPhotoshopのはじまりです」はじめて製品が完成した時、2人はそれをあちこちの会社に持って行きデモンストレーションをして見せたそうだ。そこでPhotoshopはAdobeと運命的な出会いをすることになるのだが、今回会場では特別に当時と同じPhotoshop 1.0を用いてのデモが行われた。トーマス氏:「この画像、今ではとても有名になった写真ですが、座っているのはジェニファー。実は弟のワイフなんですよ(笑)Photoshop 1.0にレイヤーはありませんでした。また、レベル補正は私がPhotoshopで最初に開発した機能で、レベル補正のダイアログボックスには暗室での経験がダイレクトに反映されています。露出による明るさの調節や印画紙によってコントラストが変わる感覚など、デジタルでそれをどう表現するかというのが大きな課題で、試行錯誤の末、パラメータを用いることにより簡単に調整できるようにしたのです。デモでは島を増やしてみせたり、マスクチャンネルを用いて人物を簡単に切り抜いてみせたりしました」トーマス氏:「そんなこんなでスタートしたPhotoshopですが、最初のPhotoshopが完成した1990年頃は、スキャナーで写真を取り込むだけでもとても費用がかかりました。加工した写真を出力する簡易なプリンターなどもなかったため、いちいち印刷機で出力するという大掛かりな作業になりました。1枚出すに1000ドルかかった時代です。そこから25年の月日が流れ、ワークフローは進化しました。まさに『Eat Your Own Dog Food』の25年です。一番大きな進化はデジタルカメラですね。データをハイクオリティかつ簡単に直接取り込むことができるようになり、高品質のインクジェットプリンターの登場でPhotoshopを囲む環境はより創造性豊かなものとなったのです」今では自分の作品を再び撮影しはじめたというトーマス氏。自然や動物など生命観あふれるものがとても好きだということで、命の瞬間を切り取ったような写真が印象的だ。日本で撮影した写真はもちろんインド、アメリカ、ヨーロッパ、中国、そして一番好きな場所だという南極など、世界各地をめぐりたくさんの写真が紹介された。現在のPhotoshopではCamera Rawチームでエンジニアリングを担当しているトーマス氏だが、最後にPhotoshopの次のバージョンで搭載される予定の新機能を特別に紹介してくれた。トーマス氏:「次のバージョンではカスミを取ってくれる機能『DeHaze(デヘイズ)』が加わります。これはかすみや靄のかかった画像のディティールをよりはっきりと取り出してくれる機能で、もちろん逆に足すことで幻想的な雰囲気を出すこともできます。かすみの度合いを調整できたり、かすみがかかっている部分とかかっていない部分を自動的に判断して部分的にも処理してくれるでしょう。楽しみにしていてください」Photoshopの限りない可能性には驚くばかりだが、写真をこよなく愛する人だからこそ新しい技術の開発にも余念はない。今後のPhotoshopの発展にもぜひ期待したい。
2015年05月27日写真やデザインの基礎、また品質向上のためのアイデア・テクニックを公開する、アドビシステムズ/コマーシャル・フォト主催の「デジタルフォト&デザインセミナー」が、5月22日に開催された。今年はPhotoshop誕生25周年、そして同セミナー開催10周年という記念の年でもある。そこで、「トップクリエイターのテクニックとアイデア」と題し、フォトグラファーのレスリー・キー(Leslie Kee)氏と、Photoshop生みの親であるソフトウェア エンジニアのトーマス・ノール(Thomas Knoll)氏を迎えた基調講演が行われた。今回はレスリー・キー氏の講演の模様をレポートしたい。○"寝食より長い"Photoshopとの関係長い髪を後ろで束ね、帽子に黒縁メガネ。レスリー・キー氏のいつものスタイルだ。爽やかな笑顔で登場したレスリー氏は、流ちょうな日本語で話し始めた。レスリー氏:「私とPhotoshopが出会ったのは、2001年のニューヨークでした。気づいてみたら使い始めてからもう15年も経つんですね。私の1日の睡眠時間は2~3時間ですが、思えばそれ以外の時間の大半はPhotoshopを使っていて、食べる時間より、寝る時間より、Photoshopといる時間が長いということです(笑)私の撮影は比較的アナログな方だと周りからもよく言われますが、Photoshopも正直なところ、使いこなせているかといえばそうではなくて、簡単なことしかできません。だけど僕にとってPhotoshopは単純にレタッチしたり、色を調整したりするだけのツールではないんです。コミュニケーションツールのひとつなんですね」写真を撮るときは自分の頭の中でその写真のレイアウト(完成系)を考えながら撮影しているというレスリー氏。自分が撮った写真をデザイナーに渡す時は一緒にレイアウトのイメージも必ず渡すようにしていて、ここに文字を入れたい、こんな仕上がりにしたい、などそういったコミュニケーションが、Photoshopを使い始めてから飛躍的に伝わりやすくなったそうだ。○レスリー・キーを写真へと向かわせたふたつの事柄レスリー氏:「13歳のとき初めてフィルムカメラを買ってもらって写真を撮り始めたのですが、私の人生を大きく動かしたものがふたつあります。最初のひとつがユーミンのアルバム『ダイアモンドダストが消えぬまに』です。ジャケットの格好良さも、ユーミンの歌声も本当に衝撃的で、インスピレーションを受けました。この大好きなアルバムがきっかけで、写真や音楽に興味を持って活動し始めたのです」「ダイアモンドダストが消えぬまに」は1987年にリリースされた松任谷由実(ユーミン)の19枚目のオリジナルアルバムで、ジャケットには足を組んだ11人のユーミンが思い思いのヘッドドレスや帽子を身につけている1980年代後半の東京の空気感をパッケージした1枚だ。「SWEET DREAMS」や「霧雨で見えない」など誰でも聞いたことのある名曲が収録されており、今やデザインのみならず多方面で活躍する日本人デザイナーの信藤三雄氏がデザインを担当している。その後、カメラマンとなったレスリー氏は、松任谷由実のアルバムジャケットを手がけるようになる。会場では写真集のメイキングムービーが公開された。レスリー氏:「もうひとつはアフリカの子供たちを救うためのチャリティーとして多くのアーティストが参加した「We Are The World」。はじめて聞いたときに心が震え、『ああ、音楽は世界を救うことができるんだ!』と感じました。このふたつが私の人生の価値観を大きく変え、そしてカメラを持って世界に出ました」○「写真には魔法がある」1980年、建国から20年しか経っていなかったシンガポールを出て、レスリー氏はバックパッカーとしてネパールやインド、チベットなど世界を巡って写真を撮った。レスリー氏:「写真には魔法がある。撮影することで仲良くなれるし、機会があれば現像して渡すという会うきっかけもできる。旅の中で一番心が動いたのがインドのガンジス川でした。もう命のカオスで。躍動的でエネルギッシュ、常識を全て覆されて、生きるとはこういうことだと感じ決意を新たにしました。22歳から東京で写真をはじめ、そして作品を作りはじめたのです」レスリー氏は1000号にわたり表紙を撮影した「流行通信」から、6年間毎月一度は撮り続けている宝塚「歌劇」の表紙、VOGUE 台湾の表紙などアジア各地のファッション誌や広告で活躍。また、現在「美術手帖」で連載中の「 Beautiful Inspiration 」ではアート、ファッション、エンターテインメントを融合し、世界中の芸術を現代のモデルたちが体現するというこれまでになかったかたちの作品を発表しており、アート写真家として数々の写真集・写真展などの活動も行っている。レスリー氏:「写真家としてラッキーだったのは世界中のモデルやアーティストなどと出会い、撮影できたこと。チャンスがあればいつでも写真が撮れるよう、カメラを持ち歩いています。尊敬するYOKO ONO(オノ・ヨーコ)からは撮影だけでなく、愛と平和、LOVE&PEACEを教えてもらいました。私はまだプロになって17年目の若造ですが、こうしてカメラを通じて人と出逢い、たくさんのことを学ばせてもらいっています。それを少しでもこうしてステージで皆さんと共有できて、今日はとても嬉しいです」Photoshopに関する話に始まり、自身と写真との関係を語ったレスリー・キー氏。ひと言ひと言、心のこもった日本語で語り、聴衆への謝辞をもって場を締めくくった。
2015年05月25日ジャストシステムは21日、デジタルカメラで撮影した写真や動画を使って、オリジナルフォトムービーを手軽に制作できるソフト「感動かんたん!フォトムービー7」と「感動かんたん!ウエディング フォトムービー7」を発表した。6月19日より発売する。価格は税別6,300円から。○感動かんたん!フォトムービー7感動かんたん!フォトムービー7は、2ステップでオリジナルフォトムービーを作れるソフト。価格は通常版が7,800円、ダウンロード版が6,300円、書籍セットが8,800円、書籍+スキャナセットが16,800円、バージョンアップ版が3,150円(いずれも税別)。書籍セットには、フォトムービーの作成方法を解説したガイドブックが付属する。書籍+スキャナセットは、ガイドブックとフォトスキャナをセットにした製品。対応OSはWindows Vista(SP2) / 7 / 8 / 8.1。デジタルカメラやビデオカメラで撮影した写真・動画を選び、スタイル(演出効果+音楽)を選ぶと、写真の明るさや動画の動きを分析し、イメージにあった音楽、映像効果を設定して、自動でフォトムービーを生成してくれる。パン・ズームの効果を追加したり、画像の調整と補整、セピアやモノクロなど色調の変更、字幕の挿入、ナレーションの追加などの細かな調整も可能。作成したフォトムービーは、HD / DVD / iPhone / iPod touch / iPad / YouTube / Facebook / Androidなどに合わせた形式で保存できる。新バージョンでは、BGMに合わせて、写真や動画の表示位置を0.01秒単位で設定できる「ぴったり位置合わせ」を搭載した。曲のサビや切り替えのタイミングで見せたい写真を表示させるなど、より細かな調整が行える。また、専用アプリ(Android / iOS)を使って、スマートフォンで撮影した写真、動画、音声をPCにワイヤレス転送できる「SMACom Wi-Fi写真転送」を提供している。○感動かんたん!ウエディング フォトムービー7感動かんたん!ウエディング フォトムービー7は、上記の感動かんたん! フォトムービー7にウエディング用のスタイルや写真素材などを追加した製品。価格は通常版が9,800円、ダウンロード版が8,300円、書籍セットが10,800円、書籍+スキャナセットが18,800円、フォトブックパックが12,900円、バージョンアップ版が4,150円、結婚式おまかせパックが16,900円(いずれも税別)。書籍セットには、フォトムービーの作成方法を解説したガイドブックが付属している。書籍+スキャナセットは、ガイドブックとフォトスキャナが付いたセット。フォトブックパックは、ガイドブックに加え、オリジナルのフォトブックが作成できるチケットが付いた製品。結婚式おまかせパックは、ガイドブックに加えて、ラベル作成ソフト「ラベルマイティ14 プレミアム」がセットになった製品。
2015年05月22日ソースネクストは14日、手軽にウェディング用のフォトムービーが作成できるWindows用ソフトウェア「心に響く Weddingフォトムービー2」の販売を開始した。価格は税別9,800円。同時に、ウェディングテンプレートが入っていない「心に響く フォトムービー2」も発売する。こちらの価格は税別で6,980円。どちらも映像クリエイターのプロが監修したテンプレートを100以上収録し、2ステップで初心者でも手軽にフォトムービーが作成できる。前バージョンのDVDやブルーレイディスクへの出力、写真の傾き補正などの機能に加えて、写真を装飾できるキラキラスタンプ/コロコロスタンプ/装飾ペン機能や、効果音を追加する機能などが搭載された。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1。
2015年05月14日キヤノンマーケティングジャパンは5月14日、フォトブックサービスの「PHOTOPRESSO」においてユーザーが自分の作品集を販売できる仕組み「オンザマーケット」を開始した。PHOTOPRESSOはパソコンやスマートフォンなどから、自分の写真を編集してフォトブックを作成できるWebサービス。B6判でジャケットや帯のついた写真集(本)を1冊から印刷注文できる。フォトブック1冊あたりの製本料金は40ページ作品の1,750円~。今回スタートした「オンザマーケット」では、出品者が製本料金にロイヤリティ(利益)を加えた「プレミアム価格」を設定して販売する。プレミアム価格は350円~300,000円の範囲で出品者が自由に設定できる。オンザマーケットに出品するための手数料は無料だが、売れた冊数に応じて事務手数料がかかる。事務手数料は1冊350円~。出品者は販売実績に応じて3カ月に一度、プレミアム価格から事務手数料を引かれたロイヤリティを受け取る。ロイヤリティの支払いにおいて、最低価格の制限はない。また、オンザマーケットに出品した作品は、無期限で販売できる。
2015年05月14日アドビは22日、Adobe Creative Cloud フォトグラフィプランのメジャーアップデートを実施し、新しい「Lightroom CC」の提供を開始した。同時に、パッケージ版の「Lightroom 6」も発表し、4月28日より発売する。価格は、Creative Cloud フォトグラフィプランは月額980円、パッケージ版Lightroom 6は税別16,000円。Adobe Creative Cloud フォトグラフィプランは、写真愛好家向けに画像編集ツール「Adobe Photoshop CC」と写真現像・管理ツール「Adobe Photoshop Lightroom 5」をセットにしたサブスクリプション(月額制)製品。クラウドやモバイル連携が特徴で、2GBのクラウドストレージの提供、モバイルアプリ「Lightroom mobile」とクラウド連携させた編集や閲覧などが行える。今回、アップデートでは、サブスクリプション版はクラウドやモバイル連携を強化した「Lightroom CC」と位置づけ、機能の追加や強化を実施した。Creative Cloud フォトグラフィプランの価格は月額980円。そのほか、Illustratorなどが含まれる月額4,980円の個人版コンプリートプランなどでも利用できる。なお、追加・強化されたLightroomの機能は以下の通り。■HDRマージ異なる露出設定で撮影された複数の写真を組み合わせて、1枚のHDR(ハイダイナミックレンジ)画像に仕上げることができる機能。■パノラママージ背景が少しずつ重なる複数の写真を繋ぎ合わせることで、繋ぎ目や歪みのないパノラマ写真を作成できる機能。また、RAWデータからのパノラマ写真作成にも対応。■フィルターブラシPhotoshopでいうレイヤーマスクのような機能で、段階フィルターや円形フィルターを画像のどの部分に適用するかを細かくコントロールできるようになった。■顔認識機能1枚の写真に写った人物の顔を選択すると、Lightroomにある他のすべての写真からその人物を自動的に検出。また、顔データに基づいて写真を分類やグループ化できる。■GPUを使ったパフォーマンス改善パフォーマンスが要求される場面で、GPUを利用することで処理速度を最高10倍向上できるようになった。■Webギャラリーの機能強化新しいHTML5対応のギャラリーテンプレートを使用することで、PCのWebブラウザだけではなく、モバイル端末のWebブラウザにも最適化されたデザインで表示できるようになった。■ビデオ入りの高度なスライドショー写真、ビデオ、音楽にパンやズームなどのエフェクトを使用して、スライドショーを作成できる機能。また、パッケージ版のLightroom 6は4月28日に発売する。価格は税別16,000円だが、Lightroom 1~5を所有するユーザーは税別9,600円のアップグレード版が利用できる(アップグレード版はAdobe.comのみの発売)。
2015年04月22日アドビ システムズは22日、Adobe Creative Cloudフォトグラフィプランのメジャーアップグレードとして、「Adobe Photoshop Lightroom CC」(以下、Lightroom CC)の提供を開始した。フォトグラフィプランでの提供価格は月額980円。同時発表されたパッケージ版「Adobe Photoshop Lightroom 6」の発売日は4月28日。製品版価格は1万6,000円、アップグレード版は9,600円(旧バージョン(1.x~5.x所有者、販売店はAdobe.com限定)。○Lightroomも「CC」に、ただしパッケージ版も継続販売このたび発表された「Lightroom CC」は、写真編集ツール「Lightroom」の最新バージョン。「CC」という名称から分かるとおり、サブスクリプション(月額制)で提供されるもので、写真編集ツールのスタンダード「Adobe Photoshop CC」や「Lightroom mobile」などのモバイルアプリ、2GBのクラウドストレージがセットとなった「Creative Cloudフォトグラフィプラン」(月額980円)に含まれ、あるいは全ツールを使えるコンプリートプラン(月額4,980円)や「学生・教職員版」、「グループ版コンプリートプラン」においても提供される。その一方でパッケージ版での提供も継続され、こちらの名称は「Adobe Photoshop Lightroom 6」となる。新機能は「Lightroom CC」および「Lightroom 6」の双方に搭載されるがクラウド経由によるアプリとの連携(写真の同期、Lollipop搭載のAndroidデバイスによるDNG RAWファイルへのサポート)はCCのみの機能となる。Lightroom CC/6搭載の新機能■HDRマージ異なる露出設定で撮影された複数の写真を組み合わせて、1枚のハイダイナミックレンジ(HDR)のRAW画像に変換することで、コントラストの差が激しいシーンでも自然な見た目の写真を生成可能とする。あるいは、使い方次第で超現実的な写真を作成することもできるとのこと。■パノラママージ複数の写真を結合して、細部まで再現された、超広視野角かつ自然なパノラマ写真のRAW画像を作成する。■パフォーマンス改善とGPU対応GPUの利用が可能となったことで、負荷の大きい現像処理を筆頭に、写真の仕上げがこれまでより最高で10倍(同社調べ)高速化する。■顔認識家族や友人など、同一人物の写真を素早く検出し、分類。分類ミスや後からの追加も手動操作で可能となっている。■フィルターブラシ画像に段階フィルターや円形フィルターを用いる際、どの部分に適用するかを細かくコントロー ルできるようになった。ブラシを使用する時に、意図する範囲にフィルターエフェクトを追加または削除しながら、フィルターのマスクを編集することが可能だ。■ビデオスライドショー静止画、ビデオおよび音楽と、パンやズームなどのエフェクトを使用したスライドショーを作成できる。■PC/モバイルのWebギャラリー機能強化HTML5対応のギャラリーテンプレートにより、デスクトップおよびモバイルブラウザで表示可能となった。■チュートリアルライブラリCreative Cloudフォトグラフィプランに関して、Photoshop、Lightroom、Adobe Photoshop ElementsまたはApertureといったソフトウェアを使った経験がなくとも、簡単に使い始めることができるよう、初めての人にも分かりやすいチュートリアルライブラリの提供を開始した。
2015年04月22日イデアミクスは20日、[ONA]Designs LLC社によるフォトアクセサリー用オーガナイザー「THE CLARENDON(クラレンドン)」とポーチ「THE NORTH SOUND(ノースサウンド)」を発売した。クラレンドンは上質なイタリアンレザーを使用したフォトアクセサリー用オーガナイザー。取り外し可能なリストストラップが付属する。外寸はW24×H21×D32mmで、重量は317g。カラーはWalnut。価格は税込25,920円。ノースサウンドは上質なイタリアンレザーを使用したフォトアクセサリー用ポーチ。表のポケットにはメモリーカードを4枚収納できる。取り外し可能なリストストラップが付属する。外寸はW279×H279×D178mmで、重量は272g。カラーはWalnut。価格は税込22,680円。
2015年04月20日プロが選ぶ、大人かわいいコーディネートレンタルドレスサービスを展開する株式会社ドレリッチは、フォトセッションサービス「Drerich(ドレリッチ) Photo(フォト)」の提供をスタートした。同社の運営する「Drerich(ドレリッチ)」は、SWEETで遊び心のある「大人かわいい」をテーマにしたレンタルドレス店。プロのスタイリストがドレスやアイテムのコーディネートを行い、それに合ったヘアメイクやネイルまで施してくれる。マタニティーでもキッズでも!4月9日より青山店・福岡店の各店舗でスタートしたフォトセッションサービスは、プロカメラマンならではのテクニックとロケーションで、ファッション雑誌さながらの写真を撮影してくれるというもの。ウェディング・成人式の前撮り撮影や、マタニティーフォトといった記念に残したい1枚はもちろん、母娘や友達同士での撮影にも応じてくれる。1万円台の嬉しい価格帯価格は、マタニティーフォトなどのお1人様プランで19,980円(税込)、ウェディングフォトなどのグループプランで16,200(税込)x人数とリーズナブル。サービス内容はプロが選んだドレス・靴・アクセサリーなど一式のコーディネートと、ヘアセット、インテリアがついて100カットの撮影となる。(画像はプレスリリースより)【参考】・Drerich・株式会社ドレリッチプレスリリース
2015年04月11日米Googleは30日(現地時間)、Google+の「フォト」の写真や動画を、Google+とGoogleドライブの両方で表示、管理できるアップデートを行った。オプションでGoogleドライブの「マイドライブ」内に、Googleフォト用フォルダを作成する設定を行なうと、写真や動画をフォルダに入れて整理できる。今回のアップデートで、GoogleドライブでGoogle+の写真・動画の編集やファイルの管理、削除などが行えるようになった。Google+で写真を編集する場合、編集内容はGoogle+のみで表示され、Googleドライブには表示されない。Google+で編集した写真をGoogleドライブで表示するには、編集した写真をダウンロードした後、Googleドライブにアップロードする必要がある。また、Googleドライブから写真や動画を削除すると、写真や動画はGoogle+からも削除される。一方、Googleドライブで写真や動画をフォルダへ移動した場合に、フォルダ構成はGoogle+に反映されない。なお、Google+とGoogleドライブの両方に写真を保存しても容量は1回のカウントとなり、データ容量が2倍で計算されるわけではないという。
2015年03月31日Andy st.(スタジオアンディ/東京都・原宿)は4月1日~10日、独身女性を対象としたシングルウエディングプラン「Premium410(フォト)Plan ~女性だけの特別フォトプラン~」を期間限定で提供する。このプランは「ウエディングドレスを着てみたい」「今の自分を美しく残したい」「ドレスを着られる内に着たい」といった声から生まれた特別プラン。プロのヘアメイク・フォトグラファーが女性目線で提案・プランニングするという。準備、ヘアメイク、ウエディングドレス、衣装小物、撮影料、撮影データ、全てセットで4万1,000円(税別)。
2015年03月12日Red Bullは、同社が世界中で運営するプロ仕様のレコーディング・スタジオ「Red Bull Studios Tokyo」(レッドブル・スタジオ東京)を、東京・青山にオープンした。Red Bull Studiosとは、「レッドブル 翼をさずける」の同社ブランド・スローガンを基軸に、アーティストやクリエイターをサポートし、Red Bullと共に革新的な音楽コンテンツを世界に発信するプラットフォーム。Red Bull Studios Tokyoは、ニューヨーク、ロンドン、コペンハーゲン、パリなどに加え、世界で11カ所目のRed Bull Studiosとなる。また、世界的に著名な建築家である隈研吾氏がデザインを手掛けたという建物内部には、アーティストを強力にサポートするプロ仕様のレコーディング機材が多数取りそろえられている。
2015年03月03日エプソン販売は2月26日、インクジェットプリントによるフォトコンテスト「エプソンフォトグランプリ 2014」の審査結果を発表した。「ネイチャー部門」のグランプリは吉川秀徳氏の「春雪舞う」、「ヒューマンライフ部門」のグランプリはむらうちかつお氏の「若者」が受賞した。両氏にはそれぞれグランプリ賞金100万円が贈られる。また、「チャレンジ部門」の優秀賞には山本弘氏の「年に負けない」、「ファミリースナップ部門」の大賞には牟田啓三氏の「歳月」、「中学・高校写真部部門」の優秀賞には山口県立下松高等学校 美術部の「ブルーサマーJK」が選出された。エプソンフォトグランプリはインクジェットプリンターで印刷した写真を対象としたコンテスト。2006年から開催され、今回で9回目を数える。今回の応募総数は19,176作品に上った。また、3月13日から26日の期間、「エプソンフォトグランプリ 2014 受賞作品展」が東京・新宿のエプソンイメージングギャラリー エプサイトで開催される。
2015年02月27日キヤノンは2月6日、新コンセプトのフォトストレージ「Connect Station CS100」を発表した。NFC(近距離無線通信)かWi-Fiを用いて、デジタルカメラなどから写真や動画データを転送・保存する。発売は6月。価格はオープンで、推定市場価格は税別39,800円だ。Connect Stationは、2015年1月に海外発表されていた製品で、このたび日本でも正式に発表された。容量1TBのハードディスクを内蔵しており、NFCやWi-Fi経由でキヤノン製デジタルカメラの写真・動画を直接取り込める。USBポートとSD/CFカードスロットを装備しているため、NFCやWi-Fiを搭載していないデジタルカメラやビデオカメラでも利用可能だ。USBポートに接続した外付けUSB HDDにConnect Station内のデータをバックアップできる。Connect Station同士がネットでつながる「イメージシェア」機能を搭載しているのも大きな特徴。Connect Station内の写真や動画を、他のConnect Stationと送受信できる。自宅と田舎の祖父母宅にそれぞれConnect Stationを置き、自宅のConnect Stationに保存した子供の写真などを、祖父母宅のConnect Stationへ転送するといった使い方が提案されている。ただし、イメージシェア機能を使用するためには、「CANON iMAGE GATEWAY オンラインアルバム」への会員登録(無料)が必要だ。Connect Stationに取り込んだ写真や動画は、HDMI接続したテレビなどでも鑑賞できる。また、外出先からでも、スマートフォンやタブレット、パソコンを使って、自宅に置いたConnect Station内のコンテンツにアクセスできるだけでなく、ファイルのアップロード・ダウンロードも可能だ。サイズはW155.6×D155.6×H51.1mm、重量は570g。対応するフォーマットはJPEG/MP4/MOV/AVCHD、RAWファイルはCR2のみ。Wi-FiはIEEE802.11b/g/nに準拠。内蔵する1TBのハードディスクには、概算で静止画を約150,000枚、動画を約70時間を保存できる。操作用のリモコンが付属。
2015年02月06日海外でもヨガをやりたいけど、言葉が分からないのが不安、という方、多いのではないでしょうか。そんな方のために、ここマニラでは日本語でヨガを受けられるスタジオがあるのです!「Yoga+」Makatiスタジオマニラの中心Makatiの中でも、オシャレなカフェやレストランが立ち並ぶサルセドにあるヨガスタジオ「Yoga+」。ヨガマット、ヨガブロック、ヨガ用タオルは全て設置してあります。ウォーターサーバーがあるので、空のボトルだけ持って行くと便利です。大きな荷物のある方はロッカーに預けられます。鍵はついてないので、ご自身で南京錠をご持参ください。終わった後はスタジオ内のシャワールームでシャワーを浴びた後、ゆったりした待合スペースでくつろぐこともできます。日本語ヨガクラスは毎週月曜9時~10時半が陰ヨガ(座位・寝ポーズ中心にポーズを長めにキープするリラックス系ヨガ)、毎週金曜9時~10時半がヴィンヤサヨガ(呼吸と共に動くアクティブ系ヨガ)となっています。ちなみに月曜の陰ヨガクラスのインストラクターは私が務めています!ポーズに関する質問など、気軽に声をかけてくださいね。気になるお値段ですが、一回ドロップインが700ペソ(約1,860円)、一週間通い放題が1000ペソ(約2,660円※初回のみ購入可能)となっています。日本語ヨガ以外のヨガにも参加されるようであれば、通い放題チケットを買ったほうがお得です。※上記の日本円表記は、2015年2月6日現在の為替レートに準じます。
2015年02月06日アドビ システムズは、2014年12月に発表したフォトストックコンテンツ販売サイト「Fotolia(フォトリア)」の買収を完了したことを明らかにした。今後、Fotoliaは「Adobe Creative Cloud」に統合され、Creative Cloud会員は3,500万点以上の画像や映像へのアクセスおよび購入が可能となる。このたびアドビが買収を完了した「Fotolia」は、2004年に創立され、ニューヨーク、パリ、ベルリンに事業拠点を置き、23カ国(14カ国の言語)でフォトストックコンテンツ販売サイトを運営する企業。このたびの買収により、Fotoliaは「Adobe Creative Cloud」に統合され、現会員を含めてCreative Cloudのメンバーシップ加入者は、Fotoliaが扱う3,500万点以上のロイヤリティフリー素材(写真、イラスト、ベクター、動画)へのアクセスおよび購入が可能となり、デザイン作業を大幅に簡素化して工程を短縮できるとしている。また、同社はFotoliaを誰でも利用できる「独立したストックサービス」としても継続的に提供していくということだ。なお、アドビのデジタルメディア事業部門担当シニアバイスプレジデントであるデイビッド ワドワーニ氏は、今回の買収について「アドビは現在、ストックコンテンツ売買の大幅な簡素化に取り組んでいます。Fotoliaは、Creative Cloudがクリエイターにとって、グローバルコミュティ向けのアセット売買、才能発掘、作品宣伝のためのマーケットプレイスとなることを支援します。」とコメントしている。
2015年01月30日東洋のプチパリとよばれるホーチミン。フランス統治時代のコロニアル洋式の建物の前でウエディング撮影なんていかがでしょうか。ウエディングフォトツアー!!!そんなおもしろいプランがKOYUKI tokyoというパーフェクトウエディングが実現できるお店から出ています。日本のウエディングドレス、メイクアップ、写真撮影、アルバム製作、オーガニックエステ、カフェを併設されたKOYUKIのサロン。中心地からタクシーで5分ほどのところにある、一軒家の素敵な空間です。さて気になるフォトツアー。ほんの一例ですが・・・■ウエディングフォトタイムスケジュール07:00 「KOYUKI Tokyo」にて、ドレス選び、フィッティング09:00 メイクアップ&ヘアー、着付け11:00 撮影に出発11:30 ロケ地到着※ご希望のロケ地(2、3箇所)にて撮影します。教会、郵便局、街中・・・ご希望のところで撮影ができます。途中、昼食、衣装チェンジあり。15:30 撮影終了—KOYUKI に移動16:00 KOYUKI 到着となっております。また、この他にローカルのスタジオで撮影できるプランや、街中のローカルな場所で撮影できる市内撮影プランなどもあります。日本人スタッフ方もいらっしゃるのでいろいろと相談できるのも安心です。KOYUKIさんの中には大人気のお菓子教室Star KItchenさんのCafeや、私が手がけているオーガニックエステサロン「Ami’s ROOM」も併設されています。日本よりもリーズナブルでちょっとかわった撮影をしたい方におすすめです!
2015年01月26日Canon U.S.Aは5日(現地時間)、新コンセプトのフォトストレージ「Connect Station CS100」を発表した。NFC(近距離無線通信)かWi-Fiを用いて、デジタルカメラなどから写真や動画データを転送・保存するというものだ。米国での発売は2015年6月で、価格は299.99ドル。Connect Stationは、2010年のキヤノンエキスポでプロトタイプが初めて展示され、2014年9月に日本でも開発発表されていた。Connect Stationは1TBのフォトストレージで、NFCやWi-Fiを経由して写真・動画をキヤノンのデジタルカメラなどから直接取り込める。SD/CFカードスロットとUSBポートを備えるため、NFCとWi-Fi非対応の機器で撮影した写真や動画もパソコンなしで保存可能だ。約150,000枚の写真、あるいは約70時間の動画の保存できるとする。取り込んだコンテンツはConnect StationとHDMI接続したテレビなどで鑑賞可能だ。また、会員制Webサイト「Canon iMAGE GATEWAY」を通じて、スマートフォンやタブレット、パソコンからConnect Stationに保存したコンテンツを閲覧できるだけでなく、ファイルのアップロード・ダウンロードもできる。外付けハードディスクとUSB接続してバックアップを取ることも可能。サイズはW155.6×D155.6×H51.1mm、重量は570g。対応するフォーマットはJPEG/MP4/MOV/AVCHD、RAWファイルはCR2のみ。Wi-FiはIEEE802.11b/g/nに準拠。操作用のリモコンが付属する。なお、Connect Stationは、米ラスベガスにて開催されている家電関連見本市「2015 International CES」のキヤノンブースにて展示される。
2015年01月07日