家を新築するときやリノベーションをするとき、「コンセントをどこに設置するか?」でとても悩みます。一生懸命考えて設置場所を決めたものの、いざ住み始めると「家具の裏側で手が届かない」「コードが丸見えになって不格好」「使わない場所に無駄につけてしまった」なんて失敗談もたくさん。そこで、住んでからの後悔をできるだけなくすために、家づくり経験者の体験談からヒントを集めてみました。「コンセントの設置場所」に関するお役立ち記事を、3本まとめてご紹介します!■ 1.キッチンで注意したいコンセントの位置と数コンセントは壁の中に電気の配線ケーブルを通して設置するため、場所によっては取り付けられない位置もあります。そのため、建築業者や電気業者の方と相談しながら決めるのが一般的です。特に気を付けたいのは、電気製品を多く使うキッチンでしょう。コンセントの位置によっては、家事動線が悪くなってしまうこともあるため、何をどこに置いて使うかをできるだけ具体的に考えながら決める必要があります。うっかり忘れがないように、キッチン家電の配置をメモしておき、それを見ながらコンセントを付けていくのがオススメ。また、コンセントが足りないとタコ足配線になってしまうこともあるので、「いくつ付けるか?」も大事です。コンセントは壁だけでなく、床に設置することもできます。お鍋やホットプレートなど、卓上調理機器をよく使う家庭なら、床のコンセントがあるととっても便利です。使わないときは蓋をしておけるので、邪魔になりませんよ。詳しくは記事をチェック!コンセントはいくつ必要?どこに付けるべき?【スパルタ!?な工務店】■ 2.コードをすっきり隠すにはコンセントの「高さ」も大事!コンセントが適切に配置されていないと、延長コードやタコ足配線に頼らざるをえなくなります。コードがぐちゃぐちゃに絡まり合っているのが目に付くと、見た目が悪く残念な印象に。これでは、せっかくの素敵なインテリアも台無しになってしまいます。家電の配置を具体的に考えながらコンセントの位置と数を割り出したあとは、コンセントを設置する「高さ」にも気を配りましょう。コンセントの高さは、コンセントの中心が床上から25センチの設置が一般的です。テレビ台、チェスト、デスク、作業台など、電気製品を置くそれぞれの家具の高さを測ってコンセントの高さを決めていくと、コードをすっきり隠しながら電気製品を配置していくことができます。詳しくは記事をチェック!タコ足配線とサヨナラ!後悔しないコンセントの設置場所って?■ 3.経験者イチオシ!意外なコンセント設置場所マイホームを建てた経験者だからこそ気づく、「あると便利!」なコンセントの設置場所とは一体どこなのでしょうか。1つ目は「階段」や「廊下」。これは、掃除機をかけるときに結構な頻度で使います。2つ目は「クローゼットの中」。「クローゼットや収納に、コンセントなんて必要なの?」と思いますが、意外や意外。Wi-Fi器機を隠して収納したり、コードレス掃除機や電動ドライバーを充電したりするのに大活躍なんです。このほか、追加工事しても設置したいコンセントの場所とは?“あると便利なコンセント設置場所4つ”を、家を建てる前にぜひ知っておいてください。詳しくは記事をチェック!あると便利な「コンセント」設置場所4つ!マイホームを建てたから分かったこと
2019年01月12日日刊Sumaiでもたくさんご紹介している住宅実例。一般の人はどのような家に住みたいと思っているのでしょうか?また、新築を建てたり、リノベーションをする際に大事なことが「設備機器」を決めること。住み心地を左右するといってもいい設備機器のどんなアイテムを一般の人は満足しているのでしょうか?「理想の家」と「理想の設備機器」。この2つのテーマについて、月間200万PV数を誇る日刊Sumaiで100人にアンケートを実施。そのリアルな結果をご紹介します。■ 「理想の家」について聞いてみました!まずは、日刊Sumaiの読者の方が考える理想の家についてのアンケート結果からです。Q1. どんな家に住んでいますか?日刊住まいの読者の約60%の人が、持ち家(一戸建て・マンション)でした。ABC / PIXTA(ピクスタ)そして、これから家を持ちたい人よりも、すでに持っている人が多いという結果になりました。日刊Sumaiの読者は、持ち家の方が多いようです。Q2. 家を建てる、または買う。マンションを買うなどの予定はありますか?今は予定がないという人が60%を超えていました。少ないながらも家を欲しいと思っている人のでは、中古物件や新築マンションよりも新築の注文住宅が一番人気という結果に。Q3. Q2で「中古住宅(一戸建て、マンション)を買う予定」と回答した方に質問します。購入後にリフォームしますか? しませんか?100%の人がリフォームをするとの回答。今やリフォーム・リノベーションは中古物件では当然のことになっているようだ。TATSU / PIXTA(ピクスタ)Q4. Q2の質問について、その予定は何年後くらいをイメージしていますか?やはり一生の一度の買い物だからか、5年以上という長期的展望をしている人が50%以上もいました。そんななかで、1年以内にはという短期で考えている人も20%いるもの見逃せない結果かもしれない。Q5. この先、あなたはどんな家で暮らしたいですか?約85%の人が一戸建てで暮らしたいという回答。ララ / PIXTA(ピクスタ)階数については、2階建てが39%、平屋が31%と僅差でした。まだまだ平屋も人気があるようだ。ララ / PIXTA(ピクスタ)Q6. 一戸建てで暮らす場合は二世帯住宅にしたいですか?単世帯住宅にしたいですか?介護問題が深刻になっている昨今。世帯数について聞いてみると、単世帯が80%以上といういがいな回答となりました。これは今の世相を浮き彫りにしているかもしれません。Q7. あなたはどんなテイストの家で暮らすのが夢ですか?イケアやフライング タイガーなどの人気が定着してきたためか、北欧風の家が一番人気でした。ENO / PIXTA(ピクスタ)26.6%ではあるが、最近は和モダン・和風の家の人気も急上昇しています。HAKU / PIXTA(ピクスタ)最後に理想の家でどのような暮らしをしたいという質問には以下のような回答がありました。「将来は仕事を辞めて趣味をいかした生活したいので、人を呼べる空間とプライベート空間を分けたい。「広くて、風通しがよいリビングがあり、寝室との空間はしっかり分けたい。玄関と水回りは掃除のしやすさを優先したい」「帰宅した家族全員がホッとできる、家事や育児がしやすい暮らしがしたい」「理想の家は庭付き平屋。庭に畑もあって、季節の野菜をちょこっと作りたい」「猫2匹と老後をのんびり過ごしたい。母と私で自然を感じつつ、古きよき日本スタイルがいいですね!」toku / PIXTA(ピクスタ)■ 満足できた「理想の設備機器」について聞いてみました!次は設備機器についてのアンケート結果をご紹介いたします。Q1. あなたが導入して一番よかった設備機器はなんですか?第1位は「ビルトイン食器洗浄乾燥器」(27.3%)。michaklootwijk / PIXTA(ピクスタ)その理由を聞くと、片付けが楽になった、時間が短縮したなど“時短” をあげる人が多くいました。そのほかにも殺菌ができるといった衛生面をあげる人も。第2位は今では一般的になった「IH調理器」(22.7%)。YNS / PIXTA(ピクスタ)こちらは油汚れが少ないので掃除が楽、拭くだけできれいなるという意見が大半を占めました。また、苦手な揚げ物ができるようになったという人もいました。第3位の「浴室暖房乾燥機」(13.6%)は、子どもを持つ主婦から雨でも洗濯物が干せるという理由が多くありました。ABC / PIXTA(ピクスタ)Q2. あなたが満足できなかった設備機器はなんですか?満足できない設備機器に関しては、「ない」という回答が50%近くを占めました。選びに選んで決めた機器なので、当然のことかも……。少数ながらも選ばれたのが「IH調理器」(18.2%)。理由は、中華料理が調理しにくい、貝が焼けないなど、火力に関するものが多かった。kuro3 / PIXTA(ピクスタ)ほかにも、電磁波が気になるという意見も。次は「ビルトイン食器洗浄乾燥器」(13.6%)。特定の汚れが落ちない、長期で使うと中が臭うなどの意見がありました。yukiotoko / PIXTA(ピクスタ)この2つの機器は満足いく・いかないのそれぞれで選ばれています。それほど現状では一般的な機器なのかもしれませんね。Q3. これから入れてみたい設備機器はなんですか?(複数回答可)第1位が「浴室暖房乾燥機」(27.3%)。favor-reef / PIXTA(ピクスタ)第2位が同率で「ビルトイン食器洗浄乾燥器」「スマートドア(カードキー)」(ともに22.7%)となった。pu- / PIXTA(ピクスタ)最後に設備を設置する際に重視することについて質問しました。すると、ほぼ80%近くの人がコストパフォーマンスの高さをあげていました。その代表例が「長く使えるものを入れたい」というもの。あとは機能性と利便性。いかに簡単に数多くの機能が使えるかというのも、設備機器には大事なことなのでしょう。それ以外には最近はHEMSも話題になっているので、「エネルギーをつくれるもの」という人と、家族の体に良いものという意見。それがいちばん大事なポイントかもしれません。Sunrising / PIXTA(ピクスタ)いかがでししたか?今回のリアルアンケートの結果が、皆さんの参考になればありがたいです。また定期的に実施したいと思います。その時は、皆さんにもお伺いするかもしれませんので、ご協力くださいね。
2019年01月06日最近はマンションだけでなく、戸建てをリノベーションをするケースも増えてきています。しかし、どのようなポイントを注意すればいいのか分からない人も多いのではないでしょうか?間取り変更のポイントをはじめ、保険や補助金など、7つのポイントをご紹介します。■ 1.間取り変更は、工法によって違いがある「間取りを大きく変えられるか」は、住宅の構造・工法によるところが大きいです。freeangle / PIXTA(ピクスタ)大きな間取り変更をしやすいのは、構造に手を加えられる「木造軸組工法」。ABC / PIXTA(ピクスタ)構造をいじらないのであれば、「RC(鉄筋コンクリート)造」や「鉄骨造」が変更しやすいです。ABC / PIXTA(ピクスタ)一方、壁が構造体となる「2×4工法」や会社ごとに特徴のある「プレハブ工法」は、間取り変更を想定して建築されていないと厳しい。TETSU / PIXTA(ピクスタ)では、工法について簡単にご説明しましょう。上段/木造軸組工法、RC造下段/2×4工法、プレハブ工法、鉄筋造木造軸組工法木の柱や梁、筋交いなどの「軸」で、建物を支える工法。つくりがシンプルだからこそ、補強方法が様々にあり、間取り変更の自由度は高い。RC造鉄筋を配して枠を組み、コンクリートを流し込んで壁、床、天井をつくる工法。大空間がつくれ、その中での間取り変更はしやすい。2×4工法2×4インチの角材でつくった枠組みで、壁、床、天井を面状にして建物を支える工法。耐力壁が決まっているので、間取り変更には制約が多い。プレハブ工法工場でつくられた壁、床、屋根などの部材を、現場で組み立てる工法。新築時に間取りの変更を計画していないと、変更は難しい。鉄骨造鉄骨の柱や梁で骨組みをつくり、建物を支える工法。あらかじめ構造の位置を確認しておけば、位置によっては間取り変更がしやすい。■ 2.居室に変更“できる・できない”がある使わない空間を居室とするには、建築基準法に引っかからないか注意する必要があります。例えば、ビルトインガレージなら、天井高が居室に必要な高さ(平均2.1m以上)があり、通風・採光や24時間換気などが確保できればOK。千成ひょうたん / PIXTA(ピクスタ)しかし、居室にすることで容積率(敷地面積に対する建物の延床面積の割合)が超える場合は変更することはできません。小屋裏収納なども注意が必要なので、プロに相談を。「再建築不可物件」のメリット・デメリット前面道路に接する幅が2m未満の土地で、既存の建物を解体して新しく建てることができない物件。既存の建物に住むか、リノベーションして住むのはOK。安価な点は魅力だが、住宅ローンが組みにくい、売却が難しいなどのデメリットもあります。■ 3.中古住宅を購入するなら契約前にホームインスペクション(住宅診断)しよう中古住宅を購入してリノベーションをしようと考えている人の間で、購入前に「ホームインスペクション(住宅診断)」をするケースが増えています。Ushico / PIXTA(ピクスタ)これは、ホームインスペクターと呼ばれるプロによって、地上および床や点検口から見える範囲について、目視や一部計測することで建物の破損や傾斜傾向、水漏れの兆候など、建物や設備の表面的な劣化状況を調査するのが基本。希望すれば、別途料金はかかるが、屋根裏や床下などに潜って調査してくれます。契約前にホームインスペクションを行うことで、必要な改修の内容や時期が分かり、リノベーションと修繕の資金計画が立てやすいです。また、欠陥住宅などを購入するリスクも減らせるので、安心して購入の検討ができます。「耐震診断」のメリット中古住宅の購入前に、「耐震診断」を受ける人も多くなってきています。特に、建築基準法の大改正があった1981年頃より前に建築された建物の場合は、現在の耐震性能を満たさない可能性があるのでチェックしましよう。大地震時の倒壊の可能性が分かるだけでなく、基準を満たしていれば「耐震基準適合証明書」を発行してもらえるので、住宅ローンの減税(所有権移転登記等の軽減など)を受けることができます。■ 4.「リフォーム瑕疵保険」を利用してリノベ後の暮らしに安心をリノベーション工事の依頼先が工事着工前にこの保険を申し込むと、工事終了後に専門家である検査員による現場検査がある。ABC / PIXTA(ピクスタ)工事による不具合については、補修費用等の一定額が保険金として事業者に支払われるため、しっかりと補修してもらえ安心だ。また、万一、事業者倒産等の場合は、発注者に直接保険金が支払われる。保険期間は、構造の主要な部分や雨水の浸入を防ぐ部分は5年間、そのほかの部分は1年間となっている。この保険を利用するためには、事業者があらかじめ住宅専門の保険会社である住宅瑕疵担保責任保険法人に登録している必要がある。リフォーム瑕疵保険の仕組み■ 5.補助金を賢く活用しようよりよい住まいを求めてリノベーションしたいけれど、費用の負担は少しでも減らしたいもの。そう考えるならば、国などから受けられる補助金制度を利用するのもひとつの手段。KazuA / PIXTA(ピクスタ)2016年度の内容はまだ発表されていないが、耐震性能の向上を目的としたものや、創エネや蓄エネなどの効果を組み合わせて年間の一次エネルギー消費量がほぼゼロとなる住宅(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を推進するものなどは、何らかの支援があると考えられます。まずは、自分が行おうとしているリノベーションで、どのような補助金が受けられるかを調べてみよう。■ 6.「省エネリフォーム」のメリットを知ろうリノベーションする際に、天井・壁・床に断熱材を入れ、窓・サッシを断熱仕様に変えるなど、住まいの断熱性を高める人は多い。ABC / PIXTA(ピクスタ)こうした「省エネリフォーム」の場合、定められた条件で行えば、所得税や固定資産税が優遇されることがあります。所得税では、銀行などからお金を借りた「ローン型」の場合、年末のローン残高に対して1~2%の税額が返ってきます。固定資産税は、建物に関する翌年分の税が3分の1に減額されます。いずれも、期間や工事内容など条件が細かく決められているので、まずは確認を!■ 7.「耐震リフォーム」のメリットを知ろう「丈夫なわが家に」と、現在の耐震基準に合うようにリノベーションを行う場合、その住宅が1981年5月31日以前に建築されたものなら、「耐震リフォーム」による減税制度を活用できることがあります。node / PIXTA(ピクスタ)減税されるのは所得税で、工事にかかるお金を銀行などから借りた場合でも、自己資金でまかなった場合でも対象となります。ただし、改修工事期間は2019年6月30日までで、改修を終えた年の1年間のみが対象。控除額にも決まりがあるので、よく調べてみましょう。ABC / PIXTA(ピクスタ)いかがでしたか?参考になりましたでしょうか?これらを知っておくと、もっとおトクにリノベーションができますよ!
2019年01月02日今の住まいをもっとよくしたいと思っている皆さん。最近ではリフォームをバージョンアップした、リノベーションというのがあり、皆さんも聞いたことがあると思います。「でもリノベーションといわれても、具体的にどこからどうしたらいいのかわからない」。当然です!新築よりリーズナブルな点だけがリノベーションのメリットではない。むしろ新築にはない様々な魅力があるのです。ここでは、改めてリノベーションのメリットについてご紹介します。■ そもそもリノベーションとリフォームの違いとは?naka / PIXTA(ピクスタ)リノベーションとリフォームには、実は厳密な線引きはありません。英語のrenovationは建物の改修を指すが、reformは本来、法律や組織などの改良を指します。では日本での両者の違いはというと、リフォームは単に壁紙を替える、設備を交換するといった老朽化や不便さの改善にあるが、リノベーションは新築時に戻すことが目的ではない。暮らしを変え、自分らしいスタイルの家に変貌させる。それがリノベーションなのです。それをふまえて、リノベーションのメリットを7つご紹介しましょう。■ 1.コスパがいい!今の家をリノベーションする、あるいは中古物件を買ってリノベーションする。その最大のメリットは新築や建て替えより割安な点です。freeangle / PIXTA(ピクスタ)戸建ての場合、よほどひどく傷んでいない限り、元の骨組みを生かしたほうが安上がりだし、マンションも新築と中古では大きな価格差があります。特に戸建ては古くなると建物の値段はゼロに近づき、物件価格の大半は土地の値段。見方を変えれば、日本は世界でも珍しいほど、中古住宅がお買い得な国といえるんです。■ 2.立地のよいところに住める住み替えを考える場合、年を重ねたら今よりもっと便利な場所に住みたいとか、いっそ都心のマンション暮らしを謳歌したいという人も少なくありません。PIXTOKYO / PIXTA(ピクスタ)しかし、新築だと手が届かない可能性が高いですよね。その点、割安な中古+リノベーションなら憧れの街に住める可能性が広がります。また、戸建てもマンションも、先に建てたほうが立地がいい場所を押さえているのは当然。容積率などの法規制が緩い時期に建てられていて、空間に余裕があるヴィンテージ物件も多いのでお得ですよ。■ 3.激変による満足度が高いゼロからつくり上げる新築と異なり、リノベーションには必ず対照実験の比較対象ともいうべき、改修前の家があります。TATSU / PIXTA(ピクスタ)リノベーションに踏み切るからには、暗い、寒い、使い勝手が悪いなど、老朽化以外にも欠点があり、以前から住んでいた家だとなおさらその不満はたまっているはずです。それが劇的に変化し、同じ家とは思えないほど快適になる――。そのビフォーアフターの激変ぶりは、リノベーションの醍醐味といっても過言ではありません。満足度は新築より高いのでは?■ 4.味わいや懐かしさも魅力全面リノベーションといっても、総取っ替えするわけではありません。むしろ生かせるものは生かす、長く住んできた家ならその記憶を残すのも、リノベーションだからできること。天井をはがしてみたら、築浅物件ではお目にかかれないような、どっしりした柱や梁が出てくる場合もある。freeangle / PIXTA(ピクスタ)さらに、戸建てでは庭、マンションでは共用部の緑が大きく育っていることもリノベーションならではの魅力。ABC / PIXTA(ピクスタ)年月を経たがゆえの味わいや懐かしさのある家づくりを目指したい。■ 5.前向きで健康的な生活もできる若い頃にはさほど気にならなかった段差や暑さ寒さも、年を重ねるほどに体に応えてくるもの。50代以上のゆとりある世代がリノベーションを行う場合、バリアフリーや断熱性の向上など、目に見えない快適性にお金をかける比率が高いといいます。おおたま / PIXTA(ピクスタ)また、長年住んできた家をリノベーションした人に話を聞くと、「やる気が出た」「エネルギーが湧いた」という言葉をよく耳にします。環境が変わることで心身が健やかになれば長生きにつながるに違いありません。■ 6.資産価値が上がる中古より新築のほうが資産価値が高いというのはご早計。新築は買った途端に中古になるため、年数が経つと価格が半減することも珍しくありません。しかし、中古はさほど極端に値下がりしないし、リノベーションするとむしろ価値が上がるため、賃貸に出した場合も割高な家賃で貸すことができます。ABC / PIXTA(ピクスタ)自分たちの終の住処として考えるだけではなく、いずれは子どもに相続することも想定し、将来売ったり貸したりしやすい資産として価値をキープしておきたいものです。。■ 7.資源の有効活用になる少子高齢化が進む中、今や日本全国の7軒に1軒が空き家といわれ、今後もその割合は増え続けるといわれています。手を入れれば十分住まいとして使える建物がこんなにたくさんあるのに、これを使わないのはもったいないですよね。また、古家を解体すると大量の廃材が生じ、新築時には木材をはじめ、大量の建材が必要になる。TATSU / PIXTA(ピクスタ)環境負荷を考えても、すでにある資源を有効に活用できるリノベーションのほうが、新築よりエコロジーであることは間違いありません。いかがでしたか?いまリノベーションをすべきかどうか迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
2019年01月01日最近では中古物件を購入し、リフォーム・リノベーションしたい人が増えています。新築よりも手頃な価格で購入でき、間取りや広さ、こだわりのスペースなど、自分の好きなように家づくりをしていくことができるところに魅力を感じている人が多いようです。しかし、一概にリフォーム・リノベーションをすると言っても、その内容は千差万別。人気の事例を参考にすることで、自分の住まい探しをより具体的に考えるきっかけにもなります。SUVACO株式会社とリノベーション専門情報サイト「リノベりす」は、2018年に同サイトに公開されたリノベーション事例の中から、ユーザーの閲覧数をもとに上位10位をランキングした「人気リノベーション事例ランキング2018」を発表。今回はそのランキング結果のいくつかをご紹介します。■ ヴィンテージやモダンをバランスよく取り入れたリノベ事例がズラリ気になる第1位は、「築38年の中古マンションを、英国ヴィンテージの香り漂う住まいにフルリノベーション」。輸入壁紙やシャビーな仕上げの造作家具を取り入れたヴィンテージ調の深みがありながらも、新素材「モールテックス」を使ったアイランドキッチンや全体的に落ち着いた色味がモダンさを醸し出す、美しい佇まいのお宅です。3位は「築33年の団地をリノベ。北欧ヴィンテージが暮らしに溶け込む住まい」。木とホワイトを基調にしてシンプルで落ち着きのある空間を作りつつ、グレーの壁で深みを加えた、北欧ヴィンテージの家具が似合う、洗練された住まいです。4位は「グレー×白の大人モダン、とことん自分好みのマンションリノベーション」。白をベースとした広いキッチンをメインに、ソファや椅子など家具のファブリックをグレーで統一して、上品な雰囲気を醸し出した事例です。その他には、2位「48平米でも家族3人がのびのび過ごせるマンションリノベ」、5位「アイランドキッチンで空間をのびのび使う!自然素材が心地よいマンションリノベーション」など、空間を上手に使い、広くて過ごしやすくしたリノベーション事例がランクインしました。■ 2018年の人気は異素材ミックスと上質なグレーvicnt / PIXTA(ピクスタ)2018年の人気ランキングから見えるキーワードは「端正とグレイッシュ」。2017年に人気だったのは、木材をベースにモルタルや鉄、石など、あえて異なる素材を組み合わせる手法。今年はさらにその洗練度が高まり、端正でありながらも、どこかあたたかみを感じさせる、調和のとれた事例が上位を占める結果となりました。特に印象的だったのが、上質なグレーを取り入れた事例が多かった点。こうしたグレイッシュな色使いは、いまや不動の人気となっている木の素材感を引き立てつつも、決して脇役にとどまらず、それと調和することで洗練された世界観を醸し出せるのが特徴です。これはデザインやインテリア、素材に対する住み手の感性が成熟し、より本物志向へと変化していることの表れかもしれません。2019年には、どのようなリノベーション事例が人気となるのでしょうか。リノベーションを考えている人は、是非今回のランキングを参考にしてみてくださいね。【参考】※リノベーション専門情報サイト『リノベりす』が「人気リノベーション事例ランキング2018」を発表!
2018年12月31日新築を建てたり、中古物件をリノベーションしたりするときに、どのような設備機器を入れるかはとても大事なこと。予算、機能性、オシャレ度など、さまざまな理由から選びたいのだけど、なかなか選びきれないという人も多いのでは。そこで、「日刊Sumai」で活躍しているライターさん4人に、自宅にあるお気に入りの設備機器とその理由について答えてもらいました。さて、そのこだわりのアイテムとは?■ 伊東裕美さんのお気に入りは「浴室暖房乾燥機」「お片づけ先生」として活躍している伊東裕美さんのお気に入りの設備機器は「浴室暖房乾燥機」。伊東裕美さん宅の浴室暖房乾燥機伊東さんの宅は戸建てなので、真冬の浴室はとても寒くて、入浴がつらかったのだとか。しかし、これがあるおかげで真冬の入浴も快適。2分くらい前に暖房をつけて温めてから入ると、体に負担のかかる心配もなくなるそうです。また乾燥機能を使用して浴室内をしっかり乾燥させると、カビの発生も防げるのも、うれしいポイントだそう。■ katiさんのお気に入りは「ウォーターサーバー」リノベブロガーのkatiさんのお気に入りの設備機器は「ウォーターサーバー」。katiさん宅のウォーターサーバー冷水と温水が常に使えることと配達や使用済みボトルの回収も便利で、とても使い勝手がいいのだという。こんなkatiさんが設備機器を選ぶときは「家事の手間が本当に省けるか?」「導入することで、新たな煩雑さが生まれないか?」「手作業では不可能な機能を備えているか?」「デザイン性がよいか?」「経済的にメリットがあるか?」を考慮して決めるのだそうです。■ eiriyさんのお気に入りは「ビルトイン食器洗浄乾燥器」自分で設計しリノベーションした都内のヴィンテージマンションに住んでいるeiriyさんのお気に入りは「ビルトイン食器洗浄乾燥器」。eiriyさん宅のビルトイン食器洗浄乾燥器いちばんの理由は、訪問客が多く、その際にたまっていく食器を夫が黙々と洗っていたため話の輪に入れなかったことと、夫の手荒れが気になっていたからだというやさしい心遣いからだったそうです。また、子どもが生まれてからも、さらに強い味方になったとか。「食器を洗う時間を子どもとの時間に当てられるのは貴重です」とeiriyさん。■ hanaさんのお気に入りは「ビルトイン食器洗浄乾燥器」シンプルで機能美のある道具や、経年変化の楽しめる木の家具が大好きなhanaさんのお気に入りは、「ビルトイン食器洗浄乾燥器」。hanaさん宅のビルトイン食器洗浄乾燥器その理由は、家事の時短につながること。それとビルトインなのでキッチンがすっきり見えるからだそうです。。ちなみにこれから入れてみたい設備機器は「浴室暖房乾燥機」「ビルトインオーブン」「カードキー」。ちなみにhanaさんが設備機器を選ぶポイントは、それを入れることで暮らしが便利になることと、その費用対効果だとか。■ aipooowさんのお気に入りは「IH調理器」記事とともにイラストもアップしているaipooowさん。2児の娘を持つ働くママである彼女のお気に入りは「IH調理器」。aipooowさん宅のIH調理器とにかく掃除が楽でサッと拭くだけで簡単にきれいになるのがいちばんうれしいそうです。そのほかに気に入ったものは、やはり家事時短で人気の「ビルトイン食器洗浄乾燥器」。ちなみにaipooowさんが設備機器を選ぶときに重視することは“機能” “価格” “デザイン” の3つで、いずれは「浴室暖房乾燥機」が欲しいそう。
2018年12月30日トイレやお風呂、キッチンなど、家の中でも使用頻度の高い水回りは汚れも多く傷みやすいもの。リフォームの要望や事例も多い場所です。永年経過による修繕や交換以外にもリフォームのきっかけは各家庭さまざまで、使い勝手を良くしたい、もっとオシャレなデザインにしたい、家族が増えたからといった要望も増えています。そこで今回、リフォームとして人気の高いトイレやキッチン、お風呂といった水回りのリフォーム事例を、費用と併せてご紹介します。生活に欠かせない場所だからこそ、水回りのリフォームは優先度高め!国土交通省が行った住宅市場動向調査によると、平成29年度に行われたリフォームのうち、トイレやキッチン、お風呂といった水回りのリフォームは、トータル85.2%と断トツ。水回りは永年経過による汚れや傷みが目立つため、部分別に見ても、毎年外壁と並んで多くリフォームされている場所です。ではさっそく、水回りのリフォーム事例を見ていきましょう。平成29年度住宅市場動向調査(国土交通省)デザイン、機能、衛生に優れた最新式トイレはリフォーム事例も豊富!トイレリフォームの多くは便器の交換ですが、同時にトイレ空間全体をリフォームする事例も多数あります。便器交換のみの場合、ノーマルな洋式トイレから暖房便座や温水洗浄便座への変更で、10万~20万円程度が費用の目安です。また、最新式のタンクレストイレや全自動洗浄機能付トイレに交換した場合では、20~30万円程度が相場といわれています。シンプルなデザインで掃除がしやすいタンクレストイレは、トイレ空間をすっきり見せるメリットも。トイレのリフォーム事例を見ても近年人気なのが見て取れます。さらに、便器に加え壁紙や床面を張り替える場合では、4~5万円程度の費用がプラスされます。明るく華やかな壁紙や、消臭効果・防カビ効果・防汚効果といった機能を備えた壁紙・床材は、トイレリフォームの事例でも多く取り上げられるほどです。ちなみに、これらのリフォームに手洗い場の設置を追加となると、トイレ全体のリフォーム費用は総額50万円程度となるでしょう。費用に幅はありますが、毎日使うトイレだからこそ満足のいくリフォームプランを考えたいですね。ただし、和式から洋式トイレへ交換する場合は、リフォーム事例を見ても工事費が高額になりがちです。工期もかかるため、施工会社にあらかじめ相談してみるとよいでしょう。システムキッチンへのリフォーム事例多数。家事の効率をアップしようキッチンのリフォームは、大半の事例がシステムキッチンへ変更するケースです。費用はどんな設備を選ぶかにより、100万円~150万円程度と幅広なのが特徴。また、キッチンのレイアウトも一緒に変えたいという要望も多く、給水管の交換するリフォーム事例もあるそう。排水管の交換ともなると費用が200万円を超えることもあるため、予算内で満足のいくリフォームを希望する場合は、どこをどう直したいのか、あらかじめ家族や施工会社の方とよく相談することをおすすめします。ちなみに、家族の顔が見える対面式のキッチンやオープンキッチンは今も根強い人気です。また、近年は家族で料理を楽しむ家庭やホームパーティを行う家庭が増え、リフォーム事例を見てもキッチンスペースに変化が見られる模様。キッチンのリフォームは家事の効率アップにもつながります。デザイン性や機能面だけでなく、家事の動線も含めリフォームを計画するとよいでしょう。システムキッチンへのリフォーム無料で見積もりを依頼!お風呂のリフォームはユニットバスが主流。嬉しいオプション機能もお風呂は、浴室全体を気密性と断熱性に優れたユニットバスに交換するリフォームが主流です。ユニットバスとは、浴槽や壁、床、天上がすべて一体化しているお風呂のことをいいます。一体化なのでお手入れがしやすく、現場での設置が簡単。工期が短く、費用も抑えられるといったところがユニットバスのメリットです。一般的なユニットバスへの交換費用は100万円程度が目安。お風呂のリフォームは、事例を見てもわかるように、浴室暖房乾燥機やミストサウナ、浴室テレビ、ジェットバスといったオプション機能が豊富です。「せっかくリフォームするなら」と、内装をグレードアップしたくなってしまうかもしれません。選ぶオプションにもよりますが、費用は150万円程度考えておくとよいでしょう。一方で、浴槽や水栓、内装など、好みのパーツを一つ一つ自由に選んで浴室を作るリフォーム事例もあります。この従来工法と呼ばれるリフォームを選んだ場合、浴槽や壁にタイルを張ったり、デザイン性のある水栓を取り付けたり、オリジナルのお風呂にリフォームすることが可能です。ただし、その費用は200万円を超えることもありますので、施工会社と細かい打ち合わせをし、見積もりを出したもらうことをおすすめします。オシャレで機能的な洗面台で毎日の身だしなみチェックが楽しみに!?お風呂のリフォームに合わせ、洗面所や脱衣所をリフォームする事例も多くみられます。壁紙を張り替えるだけなら数万円ほどでリフォーム可能ですが、洗面台まで交換する場合、洗面台のグレードにより費用の幅が出てきます。洗面台で人気なのは、掃除のしやすいものや化粧台としても使える鏡の大きなもの、シャンプーなどもできる洗面ボウルの大きなものなど。その費用は10万円~70万円程度と要望により幅があるようです。リフォーム事例などを検索し、自分の要望に近いケースを調べてみるのもよいでしょう。まとめリフォームはまとまった費用が必要となりがちですが、使用頻度の高い水回りは、家族全員が毎日使う場所です。リフォームをすることで家族みんなが気持ちよく、便利になったと感じながら快適な生活を送れることが、なにより嬉しいことではないでしょうか。「タウンライフリフォーム」にご相談ください「タウンライフリフォーム」では、リフォームのご相談をお受けしています。・リフォームのアイディアやアドバイスが欲しい・実際のリフォーム費用が知りたい・リフォームプランを提案してほしいまた「タウンライフリフォーム」では、全国の優良リフォーム会社によるリフォーム計画書の作成依頼が、登録無料にてご利用できます。リフォームに関するご相談やお見積り等、さらに詳しくお知りになりたい方は、「タウンライフリフォーム」にアクセスください。タウンライフリフォームで無料見積もりをトライ!
2018年12月28日武蔵野市が子育て世代に人気の理由 緑豊かな環境住みたい街ランキング上位常連の街としてすっかり有名になった吉祥寺。その吉祥寺を擁する東京都武蔵野市は、子育て世代にも優しい街として知られています。その理由のひとつは、緑豊かな環境が身近にあること。吉祥寺という大きな繁華街がありながら、駅のすぐ南側に井の頭公園。駅から少し離れた中央公園と、子連れでも楽にアクセスできる大きな公園が多いのが嬉しいポイント。 今回ご紹介する武蔵野緑町パークタウンから徒歩圏内の大きな公園、武蔵野中央公園。思いっきり走り回れる広々の芝生の広場が圧巻です。小さなお子さんのいるお母さんたちや、小学生ぐらいの子どもたちの格好のコミュニケーションスペースとして機能していました。 利便性の良さが魅力武蔵野緑町パークタウンからは、三鷹駅までバスで5分、吉祥寺までもバスで9分で到着。三鷹駅はJR中央・総武緩行線の始発駅、吉祥寺も井の頭線の始発駅なので、新宿、渋谷まで通勤が楽であることも大きな魅力になっています。吉祥寺駅周辺は、個性豊かな商店街と、大きなショッピングモールがうまく共存した街。遅くまでやっている飲み屋さんもあれば、家族連れに嬉しい便利なお買い物スポットもたくさん。「この街に来ればなんでもある」と言われるのも頷けます。 やわらかい雰囲気が人気のカフェ、キチムワークショップも多数開催する、暮らしの本屋さん、青と夜ノ空ワークショップも多数開催する、暮らしの本屋さん、青と夜ノ空 公共施設・サービスの充実さもOK住んでいる人に伺うと、武蔵野市は行政サービスの充実っぷりでも満足度が高い様子。公園や体育館、図書館などもしっかりと整備され、住民にとっての使いやすさが考えられています。武蔵野緑町パークタウンの近くにある「0123はらっぱ」は、乳幼児とそのお母さん、お父さんを対象にした施設で、子どもたちが自由に遊べるほか、子育ての相談にも応じてくれます。また、「地域子ども館あそべえ」といって、放課後に小学校の教室や図書館、校庭を解放する取り組みもあり、子どもたちが安心して遊べる場所が用意されています。 武蔵野緑町パークタウンのすぐお隣は、武蔵野市役所。公共サービスを受けることの多い子育て世代に嬉しいです。そのお向かいには、屋内プールも備える大きな体育館、武蔵野総合体育館が。 「リノベーション団地」の実力を拝見! 受け継がれる緑の中で 緑町住宅、武蔵野住宅、2つあるバス停を降りると、すぐ武蔵野緑町パークタウンの入り口。敷地内に入ると木々が豊かに茂る気持ちのよい緑道が続きます。 この場所は、もともと武蔵野グリーンパーク野球場という球場があったところで、昭和32年にその跡地に団地が開発されました。平成8年から建て替え後の団地への入居が始まり、現在はエレベーターも整備された新しい建物になっています。建て替えの際にも、もともとあった木々が大切に保存され、敷地内は涼しい木陰を歩いていける緑道が続きます。周辺にも大きなマンションがあり、スーパーなども充実した便利な住宅エリアですが、これだけゆったりとしたスペースで暮らせるのは、団地ならではの利点ですね。桜の木も多くて、春には桜、秋には紅葉が楽しめます。団地の中でも季節が感じられるのが良いところですね。 「我慢するところがない」暮らしやすさにとことんこだわったリノベーション 見せていただいたのは、リノベーションされたモデルルーム。ナチュラルな内装で、すっかり現代の暮らしに合ったスタイルに。 見せていただいたモデルルームは、63平米の2LDK。子育て世代にもゆとりを持って住める広さが魅力。特に現代の暮らしに合わせて、居心地よく暮らせるように考えられたリノベーションプランが採用されています。グッドルームのスタッフは、内覧するときお客さんの気持ちになりきって気になるポイントを探すのですが、こちらではそれを見つけるのが困難なほど。さらに、期待を上回る部分で細かな配慮が行き届いていました。 キッチンは便利な引き出し式の収納。さらに、細かいものをすっきりしまえる仕切りがすでについている!シンプルなデザインが嬉しい洗面台は、タオル掛けの上に小物が置けるように考えられていたり、鏡の裏が大容量の収納になっていたり、機能面も十分。その背面には、しっかりタオルをしまえる収納もあります。お風呂場も、デザインが良くて嬉しい。これは、ゆっくり疲れが癒せそうです。 「子育て世代に限らず、仕事に、家事にプライベートにと忙しい世代にとって便利なように、家事動線にこだわって間取りが考えられているんです。収納力が充実しているのもポイントですよ」と教えていただいた通り、全てのお部屋の、欲しい部分に欲しい収納があります。 玄関には大きなシューズボックス。棚板が動かせるのでブーツの収納もできます。反対側から見るとこの通り。姿見がこの位置にあると、便利ですね。思わず、いいなぁ〜と羨ましくなってしまったのが、寝室横についている大きなウォークインクローゼット。可動式の棚板がたくさんついた収納、こういうのがあると、すっきり部屋が片付きますよね。ベランダからは、中央の芝生広場が望めました。室内は快適にリノベーションされていて、外には歴史を感じる木々がたくさん。いいとこどりですよね。 武蔵野緑町パークタウンの詳細を見る 団地生活を楽しもう緑豊かなことももちろんですが、団地がもうひとつ、子育て世代にとって魅力的だなと思ったのは、自然とコミュニケーションが生まれやすい環境があるということ。近隣の小学校に通うお子さんも多く、自然と集団での登下校ができ、また、近所の人の見守りの目もあります。夏祭りに、防災訓練や、クリーンデーなど、住民がみんなで参加するイベントもあるということ。 別の棟には、ウッドデッキを備える集会所がありました。仲良くなった近所の皆さんと、こちらに集まったりも楽しそうですね。夏にはこの広場でお祭りが行われるんだそうです。 人気のエリアの、大きな団地。利便性のよさと、緑豊かなゆったりした環境に両方手が届く、賢い選択かもしれません。 武蔵野緑町パークタウンの詳細を見る 出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。 おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2018年12月25日第2回は神奈川県の海側エリア、横浜市金沢区にあるビーコンヒル能見台サウスヒル。こちらに、「子育てのしやすさ」に特化してリノベーションしたお部屋があるということなんです。どんなお部屋なのか、早速見に行ってみました。 横浜市金沢区のビーコンヒル能見台サウスヒルを訪問 ボストンの街並みをイメージした、平成生まれの新しい団地やってきたのは、京急線で横浜駅から約20分ほどの、能見台駅。金沢シーサイドラインの発着駅である金沢八景のお隣で、八景島エリアにもほど近く、海が見える高台に広がる新興住宅地です。 駅から物件までの道すがらにも、なにやら西洋風の可愛い建物が。こちらは「お菓子のアトリエ ル・シュクル」というかわいい名前のケーキ屋さん。少し歩くと、かなり大きなショッピングモール!そして、その横に隣接するのが、今回の目的地、ビーコンヒル能見台サウスヒルです。これは便利そうですね。駅からの道沿いも、緑が多く、歩道も広くて快適でしたが、敷地内に入るとさらに綺麗に整備された遊歩道が。近所の保育園の子どもたちがお散歩していました。 物件の名前になっている「ビーコンヒル」とは、アメリカ・ボストンの地区の名前。レンガ敷きの歩道に、ガス灯が灯り、高級住宅街として知られているそう。今まで持っていた「団地」のイメージとはちょっと違う、海外風の新しいデザインは、その街をモチーフとして作られています。 誕生したのが平成11年と新しいこともあって、高級分譲マンションのような雰囲気も漂っていますが、全号棟、全号室が賃貸で住めるということなので、嬉しいですよね。しかもUR賃貸住宅なので、礼金ナシ、仲介手数料ナシ、更新料ナシ、保証人ナシなど、お得な仕組みもそのままです。 UR賃貸住宅のメリット・特徴こちらの芝生の上で楽しくピクニックしている親子もいらっしゃいました。敷地内から出ることなく、公園にアクセスできるのって、小さなお子様のいらっしゃるご家族には嬉しいですよね。 車なら30分以内に、八景島シーパラダイス、金沢市民公園、ベイサイドマリーナがあるので、余暇も家族で楽しく過ごせるところもおすすめです。敷地内には緑いっぱい。すぐ近くには息抜きのできるショッピングモール。敷地内や近隣に保育園や小学校があることも確認済み。かなり魅力的な子育て環境の整うこちらの団地ですが、「子育て向けに特化したリノベーションのお部屋」が2年前に誕生したそうなんです。早速、見せてもらいましょう! お部屋があるのは4番館。サインもちょっとボストン風。エントランスも立派。エレベーターがあるのも子育て世代にはありがたい。さらに、宅配ボックスや屋内駐輪場なども備えていました。 ビーコンヒル能見台サウスヒルの詳細を見る 子育て中の女性メンバーを中心に考えた、キッチンが主役のリノベーションスタイル こちらが「ママに優しい住宅」をコンセプトにリノベーションされたお部屋。 このお部屋は、UR都市機構の職員さんの中でも、子育て中の女性メンバーが中心となって企画・スタートしたリノベーション住宅。実際に子育て中のメンバーの意見がしっかり取り入れられているから、ファミリーにとって満足できるところがたくさんあるんです。 まず目を惹いたのがこちらの広々使いやすそうな、アイランドキッチン! やはりお母さんたちに一番支持されるポイントが、明るくて居心地のよいキッチンということです。部屋全体が見渡せて、子どもが遊んでいてもよく見えます。それに、子どもと一緒に料理をしたり、子どもはカウンターで宿題をしたりと、家族で使えるキッチンがやっぱりいいよね、と、この形になったそうです。 シンクとガス・グリル台に分かれるⅡ型キッチン。収納力もご覧の通り、万全です。 ファミリーに便利な「ちょこっと和室」 子どもを寝かしつけたり、遊び場にするのに意外に便利なのが、和室。こちらのお部屋には、リビング・ダイニングのお隣に、襖を閉めても開けても使える、ちょっとした畳のスペースがあります。床の間があって、障子の襖で……という、従来の和室だと、子どもを遊ばせる時にはちょっと気を使ってしまいますが、こちらもファミリーの暮らしに合わせてしっかり考えられたスペースになっていました。 キッチンで作業をしていてもしっかり目の届く位置に、ちょこっと畳のスペース。ダニ・カビの発生を抑え、手入れが簡単な樹脂畳を採用。さらに、和室のアクセントクロスは汚れ防止・抗菌機能付き。子どもの遊び場としてしっかり想定されているのが伝わります。 賃貸で困りがちな「収納力」もバッチリ! もうひとつ、ファミリーで暮らすとなると賃貸マンションでは手狭になりがちなのが、収納スペースですが、さすが子育てに特化したお部屋。和室にある押入れ、洋室にあるクローゼット以外にも、たくさん備えつけられた収納に「おお!」と感心してしまいましたよ。 和室の向かい側には、オープンタイプの大きな棚がありました。おもちゃや学校の道具など、何かと増えてしまう子どもの荷物をスッキリ収納するのに便利そう。すごくちょうどいい場所にありますね。一番感動したのが、バスルームへと続く導線にある脱衣室、そして生活納戸の収納。広々の脱衣スペースにある大型洗面台には収納がこれでもかと。洗濯機置き場の横にはそのまま衣類を部屋干しもできそうな第2のクローゼットが。 家事の導線を考え抜いたようなこの間取り、とってもいいですよね。子どものためだけじゃなく、忙しいお母さん、お父さんのサポートになるような仕組みがたくさん。 玄関の棚も、開くとフラットになっていました。「ベビーカーがしまえるように考えてあるんです」とのこと。なるほど! 細かい配慮も忘れずに 全体の間取りや設備もさることながら、特に子どもが小さいうちには「ヒヤリ」としてしまうことが多い部分にも、細かい配慮がなされています。 キッチンで特に気をつかう包丁の収納は、チャイルドロックつき。コンセントは、小さな子どもの安全に配慮した感電防止機能付き。モニター付きインターホンで、子どもしか家にいないときでも安心できます。 賃貸マンションでの子育てって、なんとなく今まで少し窮屈なイメージがありました。でも、今回のお部屋を見てみると、緑いっぱいの豊かな環境はみんなで共有できて、室内はしっかり、子どものことも、お母さん&お父さんのことも考えてくれていて。「子育てしやすい賃貸」って、じつは最高なんじゃない?と、明るい気持ちになってきたのでした。 出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。 おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2018年12月24日東京郊外でゆったりゆったり50平米超えの1LDK(上北台/51.74㎡/6.16万円) 1LDKなら40㎡前後が普通ですが、こちらは51.74㎡と、かなり広々としている東京都住宅供給公社の団地です。お部屋の真ん中付近にバルコニーがあるちょっと変わった間取りで、どの部屋にいてもとても明るいのが特徴です。キッチンも広々。窓があるので湿気がこもらないのも嬉しいところ。ほっこり寛げる和室もこの明るさ。とてもいいですね。 神奈川でゆったりざっくり感が魅力の1LDK(綱島/46.34㎡/8.8万円) 綱島からバス12分。横浜市鶴見区の、ラフに仕上げられた天井や床が魅力的な1LDKです。部屋の仕切り方もざっくりとしているので、なかなか開放感がありますね。 無垢床が嬉しい明るい2LDK(相武台前/59㎡/8.9万円) 来年2月完成の、グッドルームオリジナル無垢床リノベのお部屋です。LDKは合わせて13畳。※画像は同間取り、同仕様の別部屋。南側のお部屋は引き戸で仕切られているので、二人暮しなら開け放って広ーいリビングとして使ってもいいかも。この真っ白で使いやすいキッチン、人気なんですよ※画像は同間取り、同仕様の別部屋。 庭に面した横長LDK(藤沢/54.34㎡/9.2万円)憧れの湘南エリア。プライベートテラスに面した、横長のLDKが嬉しいお部屋です。窓が多くて明るい。キッチンもデザイン性が高いですね。 千葉でゆったり15畳超えのナチュラルリビング(1LDK/46㎡/8.4万円)なんと3面採光。明るい無垢床のLDKは15畳超え。かなり雰囲気いいです。大きな窓のある明るいキッチン、いいですよね。デザインもシンプルでスタイリッシュ。 ※掲載家賃は管理費込みです。変更、満室になる可能性があります。 出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。 おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2018年12月20日自分たちが住みやすいように家を変えたい......。そんな願いを叶えられるのが、中古物件のリノベーションのいいところ。そこで今回訪れたのは、神奈川県内のマンションに暮らす、Yさん一家のお家です。リノベーションのために物件探しからワンストップで行える〔nu(エヌ・ユー)リノベーション〕に依頼したというYさん。どのような視点でリノベーションをしたのか、そのポイントを伺いました。リノベ会社は事例の好みで選択。センスあふれる提案を楽しむY邸リビング&ダイニング奥様はデザイナー、ご主人はIT系の仕事をしているというYさんご一家。奥様が産休中にDIYにハマり、雑誌やブログですてきに改造されたお家をみているうちに、「自分たちが住みやすいように家を変えたい!」と思うようになったそう。そこから、中古マンションのリノベーションという選択肢があることを知ったといいます。「いつかは自分たちの家を持ちたいと思っていて、まずは新築の戸建てやマンションを見てみたんです。でも作られた内装と間取りが全然気に入らない上に、住みにくそうだったんです。そこで『私たちに合う家ってなんだろう?』って夫婦で話し合った結果、中古マンションのリノベーションをしようということで2人の意見が一致しました」(Yさん)リビングの真ん中にあるのは、〔nuリノベーション〕の設計デザイナーが提案したという〔DULTON(ダルトン)〕のシーリングファン。スチールの骨組みとキャンバスの組合せが魅力。リノベーション会社は、施工事例が1番好みだったという〔nuリノベーション〕を選択。物件探しから設計・施工・アフターサービスまでワンストップで行える上に、間取りや設備、素材などをゼロからつくることができる完全オーダー型のリノベーションができるのが特徴です。好みの観点で選んだからか、担当の設計デザイナーとも相性抜群だったそう。「設計はもちろん、内装の提案もセンスが良くて、楽しみながら進められました。夫婦の理想はオープンで家族の存在を常に感じられるような、コミュニケーションが取りやすい家。部屋数は少なくてもいいから、リビングが広くて壁が少ない家にしたいという要望を出したところ、壁がなくても空間に区切りをつけられるようなデザインを提案してくれたんです」(Yさん)壁がなくても空間を区切る秘訣とはどのようなものだったのでしょうか?さっそく、おうちの様子を見てみましょう!壁を作らずに空間を区切る。導線が考えられた玄関と納戸造作棚で、壁を作ることなく空間を区切る。玄関からDENスペースまで土間が続くことで、家を出入りするときも楽々。空間を区切るために取り入れた方法のひとつが、こちらのテレビ裏に設置した造作棚。背板がないので、奥の空間も見えて、開放的な雰囲気です。棚の裏側は納戸も兼ねた、隠れ家的なスペース。玄関の土間を納戸の方まで繋げることで、ベビーカーを置いたり、自転車を置いたり、雨で濡れた上着をかけるときもストレスなくスムーズに活用できます。収納・くつろぎ・遊び場などマルチな役割の小上がりスペース広々とした小上がりスペースは、同じ空間にいながら別の部屋にいる気分に。Yさんのお気に入りは、こちらの床下収納付きの小上がり。「部屋数は少なくしたかったんですけど、収納スペースは確保したいと伝えたところ、この小上がりを提案してもらったんです。壁がなくても、段差があることでフラットな空間に部屋がぽこっと生まれるのが面白いと思いました」(Yさん)小上がりは、現在は子どもの遊び場や猫たちの憩いの場としても活用。収納力はもちろん、その時々のシーンに合わせてマルチに使えるところが気に入っているそうです。キッチンスペースは、黒を締め色にキッチンには黒いタイル、ダイニングには黒のアイアン家具を取り入れることで、空間が引き締まる。「黒を締め色に使いたかったんです」という要望から、キッチンの壁は黒いタイル、ダイニングの家具やパーテーションには黒いアイアン素材を取り入れたそう。「締め色の黒は、あんまり使いすぎると圧迫感が出すぎてしまうので、バランスを考えて取り入れました」(Yさん)ということもあって、ほどよく黒が効かせたメリハリのある空間に仕上がっています。家の中でも外にいる気分。インナーテラスがおしゃれで便利!インナーテラスの壁はブリックタイル、床にはモルタルを使用して、室内でも外にいる気分に。窓際はすべてインナーテラスに。ここはご主人のこだわりポイントで、普段は通勤に使うロードバイクを置いているそう。玄関の土間と同じく一段下げることで、空間に区切りもつけられ、ヴィンテージオークのフローリングの床に“抜け感”を作っています。テラス部分の床をモルタルにすることで水はけも良く、グリーンに水やりをするときも楽にできるそう。天井には納戸と同じく、アイアンのポールを設置。「アイアンポールは、洗濯物を干すときにも便利ですし、インテリアとして趣味のグリーンを飾るのにもぴったりなんです」(Yさん)と、奥様もお気に入り。印象的な黒い枠のガラスパーテーションも空間を分けるのにひと役買っていますね♪ワークスペースの壁の一面は自分たちでDIY!造作家具やデザイン性の高いインテリアを取り入れているYさんのお家。しかし、リノベーションに興味を持ったきっかけがDIYだったというだけあって、自分たちの手で仕上げたところもあるそう。「リノベをするときも、自分たちでもなにか1つ手を加えたいね、ということでワークスペースの壁一面だけ下地のままで引き渡してもらいました。磁石がつくようにしたくて、マグネットペイントを使って2日かけて自分たちで塗りました」(Yさん)他にも、子どものおもちゃを収納するためのヴィンテージ風の棚や椅子など、自分でつくれるものはDIYで作っているそう。プロに頼みながら、自分たちができるところは自分たちでやる。そうすることで、ライフスタイルが変化したときも、お家とうまく付き合っていけるのかもしれません。〔nuリノベーション〕公式ウェブサイトはこちら!●取材協力nuリノベーション(運営会社:株式会社ニューユニークス)●テキスト宇治田エリ●写真土佐麻理子
2018年12月07日歳をとっても好きなものに囲まれながら、豊かに暮らしたい。家は人生で長い時間を過ごす場所だから、今だけじゃなく将来の暮らしを見据えてつくりたいものです。そこで今回伺ったのは、神奈川県川崎市にある中古マンションをリノベーションしたHさんのお宅。デザイン性を大切にしながら、歳を重ねても快適に暮らすために心がけたことを伺いました。スケルトンを白く塗った、好きなインテリアが似合う空間H邸リビングHさんお気に入りの家具店〔TRUCK〕の家具が似合うようオーダー。80代のお父さまと2人で暮らしながら、こだわりの暮らしを実現したHさん。中古マンションのリノベーションを選択した理由は、おしゃれな暮らしをしたかったというよりも、もっと現実的な問題があったからだと言います。「シングルでの生き方を選択して将来設計をしたときに、歳をとってからの賃貸物件の借りづらさや、いつまでもワンルームの狭い部屋で暮らしていたくないという思い、毎月支払う家賃のことを考えると、マンション購入をした方がいいと思ったんです」(Hさん)そして、せっかくお金を出すんだから内装も気に入ったものにしたいと、中古マンションのリノベーションを選択したといいます。お部屋を見渡すと、家具や雑貨のひとつひとつが選び抜かれたものばかり。センスのいいセレクトショップのように洗練されていながら、リビングとダイニングには暖かな光が差し込み、ほっこりとした雰囲気もある居心地のいい空間に仕上がっています。H邸ダイニングもともとインテリアショップで働いていたこともあり、“好きなもの”が明確にあるHさんの家づくりは、かなりスムーズに進んだそう。「リノベーションをする時っていろいろ決めなければいけないんですけど、好きなものがはっきりしていたこともあってかサクサクと決められて......担当の方が感覚の合う人だったことも功を奏して、最短で終わらせることができました(笑)」(Hさん)イメージがはっきりしていることで工期も延びることなく、工事中の賃貸料などの節約にもつながったといいます。そしてHさんが目指したのは、“老後を考えているけど老人向けじゃない家”。そのために心がけたことがあるといいます。「同居している父が高齢であることも考慮に入れつつ、自分自身も歳をとったときに動きやすくなるように“動線”を大事にしながら考えていきました」(Hさん)それでは、老後の暮らしやすさを考えながら、自分のセンスを存分に活かしたHさんのお家を見てみましょう!料理が好きだから、キッチン収納にもこだわりを親子そろって料理好きだというHさん。キッチンのカウンター部分は造作家具となっていて、収納スペースとして活用することができます。造作のカウンターは、裏側部分が収納に。扉をつけずオープンにしています。「造作の家具は一番お金がかかる部分だったんですけど、予算の関係もあって必要なところだけ引き出しにして、あとはオープンにしました」(Hさん)苦肉の策だったそうですが、すてきな食器類を重ねてしまうことで見た目も美しく、みごとなまでの見せる収納になっています。引き出し部分を深めに作ったことで、カップやグラスの収納も楽々。引き出し部分は、背の高いカップやグラスを収納できるように深めにオーダーしたそう。実際に引き出しからコップを取り出したりしまったりしてみると、その便利さに驚きます。洗面台は脱衣所から独立させて、おしゃれに広々と使う。洗練されたトリレタリーグッズを取り入れて、よりおしゃれに。脱衣スペースに設置されることが多い洗面台。Hさんは脱衣スペースを広く取るために、洗面台を廊下に設置することを選びました。「家に来てくれたお客さんにとって、手を洗うために人の家の脱衣所に入るのって抵抗感があったりする。でも廊下に洗面台があれば、ちょっと手を洗いたい時も気軽に使いやすいかな、というのもありました」(Hさん)住む人のことはもちろん、家を訪れる人のことまでしっかりと考えられています。立ち上がる時の手すりは、ディスプレイ棚としても活用手すりの棚には洗剤も置けるため、床もスッキリ清潔に。お父様の部屋からのアクセスもいいトイレスペースは、座るときや立ち上がる時の手すりとして使えるように、丈夫な棚を設置。ディスプレイ棚としても活用できるので、機能的でありながらおしゃれに仕上がっています。玄関スペースを広々とって寝室と地続きに玄関と寝室はモルタルで地続きというユニークなつくり。「玄関が狭いと、部屋全体が狭く感じるから」と、玄関スペースは贅沢に広々と取っています。さらに床のモルタルは、Hさんの寝室と地続きになっています。「寝室のスペースをどう取るかや、予算の兼ね合いを考えていくなかでデザイナーさんが提案してくれました。玄関のモルタルと寝室と地続きにすることで、床材をはらなくて済むから予算が浮くし、外国のお家っぽさもでる。これはいいなと思って取り入れました」(Hさん)寝室はこぢんまりとした海外のアパートのようにおしゃれな雰囲気。「床がモルタルで寒くないの?って友達に聞かれることがあるんですけど、ベッドは高めのものを使っているし、床に座って生活をするようなスペースでもないので、そこまでデメリットは感じないです。秘密基地みたいで落ち着きます(笑)」(Hさん)コンパクトにまとめられた居心地のいい寝室の奥には、クローゼットも設置。玄関と行き来しやすいので、身支度もスムーズにできそうです。周りの環境も考慮に入れて、将来も快適に快適に暮らせるお家を手に入れたHさん。〔nuリノベーション〕に物件選びからサポートしてもらったことで、現在の理想的な物件に出会うことができたそう。「神奈川県って坂が多いんですよ。歳をとって足腰が弱くなった時のことを考えると、都心へのアクセスもよく、駅近で坂の影響が少ないこの物件に出会えたのはよかったです」(Hさん)と、周辺の環境の良さも気に入っている様子。自分好みの環境で、自分好みのインテリアに囲まれながら暮らすことが、すてきに歳を重ねていくことに繋がるのかもしれません。〔nuリノベーション〕公式ウェブサイトはこちら!●取材協力nuリノベーション(運営会社:株式会社ニューユニークス)●テキスト宇治田エリ●写真土佐麻理子
2018年12月04日はじめまして。サラリーマン理事長というペンネームでゆるりと投稿していこうかと考えている40歳になったばかりのサラリーマンです。このコラムを読んで下さっている方の多くは、日々忙しい方が多いと思いますので、邪魔にならないよう、でも貴重な時間の合間にマンションという大切な資産について考えるきっかけになる情報をお伝え出来ればと考えています。■ こんにちは、マンション理事長4年目のサラリーマンです。購入時の室内。1977年築、広さは85.56平米。味気ないサッシで囲われたサンルームがあるちょっと変わった間取りでしたまずは簡単に自己紹介をさせて頂きます。私は40歳のサラリーマンで、妻と4歳の息子、1歳の娘、家族4人で暮らしています。今から約10年前、私がちょうど30歳だった頃に、ひょんな出会いから当時築31年(現在築41年)の代々木にあるマンションに出逢い、一目惚れ。内見した当日に購入。その後、縁あって知り合った建築家さんに依頼してリノベーションしました。外観が直球ストライクで好みだったこともありますが、マンションの築年数が自分の年齢と近いことに親近感を持てたことや、親が転勤族で地元がなかったこともあり、代々木を自分の街だと言えるくらい住んでみたい、と思ったことも購入した理由のひとつだったかもしれません。梁を隠すためにあえて天井に勾配をつけ、間接照明を仕込むことで、トップライト以外窓がないLDKを明るく、広々と感じられるよう工夫しています住み始めてすぐに「マンションの理事をやりませんか?」と当時70歳だった前理事長(いまは80歳くらいで大変お元気です)に誘われて理事になり、今から4年ほど前に気付いたら理事長になっていました。簡単ですが、これがこれからずっと永く付き合っていく代々木のマンションと、理事長職になったナレソメです。(実は、芋づる式に町内会の役員と自主防災委員にもなってしまい……これはまた別の機会にでも)■ マンション理事って輪番制じゃなかったの!?マンションというと、「うちのマンションは輪番制で、来期は理事が当番で回って来るから来年1年は大変なんですよね〜」など、マンションを購入された方ならよく聞く話だと思いますが、私の住むマンションは輪番制ではなく立候補制なので基本的に任期は辞任したいと発表するまでになります。私もマンションの理事長になる前、自分の住むマンションの良い面や課題が詳しく分かるので理事をなんとなく5年ほど続けていたのですが、前理事長が「次の年の理事長をやるつもりはない。そして次の理事長は若返りをはかりたい!」という強い意思をお持ちで、翌年からは歳が半分にも満たない最年少理事の私が担当することになりました。正直、私は立候補をしていないのですが、ここはサラリーマン、こういうことありますよね(飲み会の幹事決めとか)という流れでお受けしました。チェストの上に並ぶかわいいボクサーは、ベルリンにショップ・アトリエを構える「HUT up」というブランドのもの。フェルトを使った服や小物が注目されていますマンションの理事長に就任してからというものはや4年。このコラムは、建設・土木業界に関する知識や経験もなく、マンション管理と修繕については全くの素人である私が、サラリーマンとしての自分とは違うマンションの理事長という立場や環境で悪戦苦闘したり。マンションという資産が家族の人生を左右するくらい大事であると気付いたり。ひいてはマンションの理事長という経験がサラリーマンとしての仕事に生かせたり、とマンション管理にまつわることやサラリーマンとしての仕事について感じたり考えていることについて、いろいろとお話ししていきたいと思っています。次回は、マンション管理組合についてお話ししたいと思います。撮影幸田 森
2018年12月04日「結婚を機に新居を探している」「子どもが生まれた!」……などなど、人生にはライフステージが変わるタイミングが何度か訪れるもの。そんなタイミングには、引っ越しを考える人も多いですよね。でも、引っ越しは何かとお金がかかります。特に小さいお子さんを抱えるご家庭は、今後のためにもなるべく出費は抑えて賢く対応したいところです。そこで頼りになる選択肢の1つが、最近テレビCMなどでも目にする機会の多いUR賃貸住宅。ただ、どうしても「UR=団地」というイメージから、古~い物件ばかりなのでは……? と思っている人もいるのではないでしょうか?■イメージを覆す!これが“今”のUR賃貸住宅 実は、最近のURのお部屋はリノベーションされた物件が増えているだけでなく、中には新築やタワーマンションなどもあるんだそうです。百聞は一見にしかず、ということで、実際にどれだけ充実した住環境が整っているのか、ソーシャルトレンドニュース編集部で取材をさせていただくことに!・設備も充実!最新のUR賃貸住宅今回お伺いしたのは、埼玉県草加市にある「コンフォール松原」。複数の棟が並ぶ様子に団地の要素こそ感じますが、想像以上に近代的な外観です!今回は5階のお部屋にお邪魔させていただくことに。共用部分は明るく開放的な雰囲気です。玄関前にこれだけの広さがあるのは、特にベビーカーを扱う時にとっても助かりそう。間取りは2LDKの56平方メートル。中に入ってみると、3~4人のご家族が住むには十分な広さです。なんといっても、玄関から見た時の採光が魅力的。 ママたちにとっては気になるキッチンも、3帖を超える充実の広さ! 収納スペースも流しの下、頭上ともに十分確保されているので、大きめのお鍋や食器もらくらく収納できそうです。収納に関していえば、クローゼットも重要なポイント。こちらのお部屋には、大容量のクローゼットが2つも用意されています。これだけあれば、すっきりとお片付けができそうですね!また、ベランダが広いのも、お洗濯の際にはありがたいポイント。小さめであれば夏場にはビニールプールも出せちゃうので、子どもたちも喜ぶこと間違いなしです。さらに、敷地内には遊具や家庭菜園(有料)のスペースも発見! 敷地もゆったりしているから、子育て世帯にも快適な環境であることは間違いなし。足りないものはないのでは?と思うほど、充実の設備に脱帽です。・リノベーション物件もこんなに充実!!URではこの他にも、全国でリノベーションやリフォームをした物件の提供を進めています。これにより、築年数を重ねたお家も、今の暮らしに合った住まいに生まれ変わっているんです!例えばこちらはママのために作られた、子育てしやすくリノベーションしたお部屋です。家事や育児で家の中を行ったり来たりするママたちのことを考えた設計になっています。収納が大容量で、水回りが使いやすいだけでなく、設備においても安全性について考慮されているんだそう。URの女性職員がママにとって住みやすい家を考えて作ったという点も魅力的です。また、昔ながらの団地が持つレトロな雰囲気を活かしつつ、現代的なデザインも取り入れオシャレにリノベーションしたお部屋も人気です。畳がメインでも、壁紙や塗装の全体のトーンを落ち着いた色見で統一することでぐっとオシャレな雰囲気に。もちろん水回りもリノベーション済み! 古き良き雰囲気を残しつつ、ライフスタイルの変化に対応してくれているのはうれしいですよね。さらにインテリアショップ『イケア』や、生活雑貨を取り扱う『無印良品』との共同プロジェクトで実現したお部屋も! それぞれの特徴が加わることで、またがらっと雰囲気も変わります。これだけの多様なリノベーションがあれば、自分のお気に入りの物件に出会えること間違いなし!■最後の決め手!?割引制度もこんなに充実URは割引の制度が充実しており、特に人気があるのが、次の3つ。・そのママ割満18歳未満のお子さんを扶養している方であれば、家賃が3年間お得になる制度。※ただし、3年間の定期借家契約となります。・U35割契約名義人が35歳以下であれば、家賃が3年間お得になる制度。単身も子育て世帯も対象になるのがうれしいポイントです。※ただし、3年間の定期借家契約となります。・近居割子育て世帯、または高齢者世帯などが親族と近くに住む場合、新たなUR賃貸住宅の契約で、家賃5%の減額を5年間受けられる制度。その他、入居時の礼金や仲介手数料は無料だし、住みはじめてからは更新料もかからないんだとか。住環境がしっかり整備された物件にお得に住めるなんて、理想的ですよね♪■欲しい生活も、URなら手に入るかも 環境的にも金銭的にも、現代人の“欲しい”を反映させているUR。「団地=古い」という固定概念を抱いたままだと、損をしちゃうかもしれません。イメージにとらわれず、URの住宅を選択肢の1つに入れてみてはいかがでしょうか?それぞれの物件によって特徴もさまざまに異なるので、検索をしてみるだけでもいろんなイメージが湧いて楽しいですよ!(文:ソーシャルトレンドニュース編集部)■提供/関連リンクUR都市機構 UR賃貸住宅
2018年11月22日先日もご紹介した建築業で働いているカルロスさんの生活のアイディアを紹介します。どこの国でもそうなのかもしれませんが、家を建て直すときは古いものが邪魔になります。全部のものを大切にしまい込むということは少ないようです。特に親の家を譲り受けて建て直すときなどは、いろいろと古いものが出て来たりしますよね。しかし、カルロスさんはそのような古いものを無料か、かなり低価格で受け取り、自宅で使っています。今回は超レトロなアイテムの再生法をご紹介いたします。■ 「古いドア」大邸宅の大きすぎるドアを小さくして使う!まず玄関のドアです。このドアはだいたい400年前のドアだそうです。そのため、高さが3m以上あり大きすぎるので、家を壊すときに払い下げになりました。ちなみにドアは比較的売りやすいもののひとつです。というのは、古いドアは乾燥しているので良いギターが作れるからです。ギターを作る人は、街を歩いて取り壊すことが決まった古い家などを訪ねて譲ってもらいます。古いドアから何百万円もするギターが作られこともあるのです。しかし、このドアはカルロスさんのおかげで、ドアとして生き続けることが決まりました。実は大きすぎるドアの真ん中部分を切ってもう一度繋げ、現状に合った大きさのドアに作り変えたのです。古いドアの問題は鍵のセキュリティですが、このように古いドアに鍵を付け替えています。古いドアの鍵は開けにくいというデメリットもありますがこれなら大丈夫です。■ 「古い照明器具」温かい光が溢れる家に!ランプを使ったことがない人には、これがびっくりするものだとは感じないかもしれません。こういうデザインの照明器具だと思った人も多いと思います。でも、これはオイルランプをリメイクしているのです。元々は電球のところに本当の「火」が付いていたのです。昔のものはデザインが素敵ですよね。私はろうそくも好きですし、普段、火を見る生活を好んでしていますが、やはり現実的に考えると電気を使った照明の方が安全です。カルロスは、しばらくはオイルを使って利用していたそうですが、とても気に入っていたので電化することにしたのだそうです。こちらはアンティークな照明器具。スペインなら病院などに使われていたようなタイプのデザインです。こちらは書斎の机に置くタイプの照明器具を絵画の照明に。ピラミッド型の照明をあえて逆さにつけました。モロッコ製のエスニックなデザインが素敵です。これは、屋根瓦です。スペインの屋根瓦はこんな形。屋根瓦にペイントして、壁に取り付け、内部に電球を設置して照明器具として使っています。■ 「テラスの洗面所」台は昔、おばあちゃんが使っていた(と思われる)ミシン台これはテラスの洗面所。テラスの掃除やちょっとした手洗いなどに使います。洗面の下の台は、なんとなく見たことがあるもの?若い方は見たことがないかもしれません。昭和博物館にあったような……。これは足踏みミシンの台です。足踏みミシンは、簡単に電気ミシンにできるんです。電気ミシンに作り変えてもらうと、台が不必要になるのですが、カルロスはデザインがとても気に入り、ミシンの台に大きな陶器の深鉢を置いて洗面所にしたのです。■ 「洗面台」寝室にあったサイドベッドテーブルを使用!バスルームにもいろいろな工夫が見られます。こちらの洗面所は、寝室にあるサイドテーブルに昔のホウロウの白いタライを乗せています。こちらの角度の方がわかりやすいですか?奥に見えるのは、トイレットペーパー。植木鉢を置くアイアンの三脚の上に陶器の深鉢を置いてトイレットペーパー置きに。アイアンの三脚は結構色々使えますよ。こちらは別のトイレにあったペーパーホルダー。モルテロというスペイン版すり鉢を置くための台なんです。下の部分はスパイスを入れる引き出し。本来はキッチンにあるものですが……。■ 建築家ならでは!レトロアイテムを取り入れた暮らし捨てる前にこれは何かに使えないかなと考えて、まったく別の使い方をしていく暮らし。素敵なものが次々生まれて、楽しくなりますね。改めて、古いものをもっと大切にしたいと思いました。
2018年11月17日愛犬・ぽっけちゃんとともに、愛知県名古屋市名東区のマンションに住むYさん夫妻。マンション探しを始めたのは結婚がきっかけでしたが、新築は好みに合わず、中古は外観や設備の古さが気になり、物件探しは難航したそうです。ようやく見つけたのは専有面積72.49平米、平成24年築という築浅で状態のよいマンション。名古屋で人気のリノベーション会社・エイトデザインに依頼して、夫妻の好みである「インダストリアル、ブルックリン、ロンドンのパブの3つを足した感じ」にリノベーションしました。リノベーションを担当したのは、思うような物件が見つからないときに出会い、家探しの相談などもするうちに意気投合したというエイトデザインの丹羽健太さんです。■ ファイナンシャルプランを作成して納得の予算に当初、Yさん夫婦が考えていた総予算は、物件と工事費込みで3,500万円ほどでした。しかし、エイトデザインの丹羽さんからは「無理して家を買うより、その後の生活を楽しく過ごすことの方が大切」とファイナンシャルプランの作成を勧められたそう。「今だけでなく、その後のお金の使い方まで考えることができてよかったです」と夫妻。マンションは2,700万円で購入できたので、650万円(税・設計料込み)をリノベの予算としました。リノベ前のLDKリノベ後のLDKリノベで最も力を入れたのはLDKです。本物のレンガの厚みを半分にして貼った、ブリックタイルの壁が目を引きます。本物ならではの風合いが、ロンドンのパブのような雰囲気を醸し出します。レンガの壁の上部に設けた滑り出し窓は、隣接するWICに光と風を届けるためのものです。夫がネットオークションで格安で手に入れた和建具に、鉄粉入りの塗装を施して造作しました。アンティーク材を使ったヘリンボーンに見える床は、実はビニールタイル。愛犬が走り回っても滑りにくいように取り入れたものです。オープン棚は足場板を長ネジでつないで造作しました。テレビとテレビ台を置く位置などにも配慮して、バランスよく設置されています。棚の上に飾られた小物にも、Yさん夫妻のセンスのよさがうかがえますね。■ 工事費650万円の理由は“間取り”と“既存”にあり!間取りで大きく変更したのは、リビングの隣にあった和室をWICにした点です。ふたりとも洋服が大好きなので、ゆとりのあるWICは必須でした。壁の一部を抜くことで、奥の寝室との行き来をしやすくしてあります。リノベ工事費が650万円に抑えられたのは、WIC以外で大きな間取り変更をしていないのが理由のひとつです。2つの洋室にも手をつけず、コストを抑えました。さらに、水回りはなるべく既存を利用しています。築浅の物件と巡り合えたおかげですね。既存を利用したとはいえ、どの空間からもYさん夫妻らしさがにじみ出ています。キッチン扉は塗装し、カウンターの腰壁には鉄板を張って大きめのボルトで留めてイメージを一新しました。キッチン上部にはラフな質感の足場板で吊り戸棚を造作しました。アイアンバーとワイングラスを吊る金物は施主支給品です。リノベ前の廊下各居室の建具も既存を塗装して再利用しています。トイレの建具だけは黒板塗装を施して、アクセントにしました。玄関は床をモルタルで仕上げ、収納の扉を塗装しただけですが、印象は大きく変わりました。洗面化粧台は機能的で使いやすかったため、既存のままです。ユニットバスは表面を削ってコーティングを施し、新品同様に生まれ変わりました。トイレは取り換えましたが、なんと夫の知人から「引っ越し祝いに」と贈られたものだとか。LDKのドアは造作しました。ガラス面にはリノベーション完成を記念して、夫妻が大切にしているもの、をテーマにしたサインが入っています。取材は第一子が誕生する前に行われました。今はいっそう賑やかで、楽しい空間になっていることでしょう。このリノベーションをもっと詳しく見たい方は、ぜひ『リライフプラスvol.27』も参考にしてみてくださいね。※物件価格、工事費、ご家族の年齢等は取材時のものです。設計・施工/エイトデザイン撮影/田部雅生
2018年11月14日新築やリフォームのためにこだわりの家具を探している方はいらっしゃいませんか?新しく家を建てたりリフォームをしたりするなら、理想的な外装やインテリアのおうちを作りたいですよね。そんな方に注目していただきたいのが「ドア」です。「ドアはお家の顔」と考えると、こだわりの家作りにはとても重要な要素ですよね。今回、伺った〔REANT(レアント)〕は、ドアの中でもアンティークドアを専門に扱う珍しいお店。「既製品の新品ドアではなにか物足りない」という方は、ぜひ〔REANT〕で理想にぴったりのドアを探してみませんか?ドアは家具の一つ!ヨーロッパの文化に感動し〔REANT〕を創業機能性を重視したというシンプルな外観世田谷区砧にある〔REANT〕は、ドアの中でもアンティークドアを専門にしているお店です。もともとアンティーク家具が好きだったというオーナーの齋藤さんがイギリスに渡ったときに、ドアを家具の一つとして扱う文化に出会ったことが、お店をはじめるきっかけでした。ヨーロッパでは、引っ越しの際にソファやテーブルと同じように、ドアも一緒に持っていき、自分の好みに塗り替えたり装飾したりすることが一般的だそうです。その文化に感動したオーナーは、ヨーロッパのドアに興味を持ち、それぞれのドアが持つストーリーや作られた時代背景、形に注目するうちに、ドアの魅力にすっかり引き込まれてしまったといいます。やがてオーナーは、「ドアも家具の一つ」と考えるヨーロッパの文化をそのまま日本に持ち帰ろう、と考えるようになり、その結果生まれたのが〔REANT〕なのです。店内にはイギリスで買い付けたこだわりのドアがずらり店内に入ればすぐアンティークドアの世界へ店内には、色も形もさまざまなドアがずらりと並べられています。〔REANT〕の商品は、オーナーが年に2回程度イギリスへ渡り、足が棒になるほど探し回りながら買い付けているそうです。アンティークといえども「懐古主義」になるのではなく、現代のライフスタイルに合ったものを選ぶことで、一見すると古いアンティークドアでも新しい提案ができるといいます。また、ストーリー性も重視しており、できるだけそのドアが使われていた背景を知った上で選んでいるそうです。それでは、〔REANT〕が選んだこだわりのアンティークドアをいくつか見ていきましょう!抜群の耐久性!「タイタニック号」建造の会社によって作られた品格あるドア《shipping line (LiverPool)》168,000円(税別)このドアは、なんとあの「タイタニック号」を建造したリヴァプールの海運会社、ホワイト・スター・ライン社によって作られた1900年代のドアです。船を造るには、木の反りやクセを熟知していなければなりません。このドアは、そんな「木のプロフェッショナル」とも言える人たちが作ったものです。堅くて丈夫なオークを、現在流通しているものよりも厚く切り出しているため抜群の耐久性を持っています。シンプルなデザインのなかにも、どこか品格を感じる素敵なドアですね!美しい光沢!ロンドンの有形文化財に使用されていたドア《Midland Bank》368,000円(税別)こちらは1910年ごろに、ロンドンのミッドランド銀行で使用されていたドアです。有形文化財に指定されているミッドランド銀行の一部を、国の許可のもと取り外した希少な一枚だそうです!乾燥による状態変化が少なく耐久性があり、さらに腐りにくく木肌が滑らかなマホガニーという木材を使用しているため、塗装をほどこさなくても美しい色調や光沢があります。年月とともに、より高級感のある美しい仕上がりを見せてくれる貴重なドアです。色の違うステンドがおしゃれ!ロンドンの小学校で使われていたドア《school staind》138,000円(税別)こちらは1900年代にロンドンの小学校で使用されていたドアです。それぞれ色の違ったステンドが特徴的です!木材は、最も重く耐久性に優れているピッチパインを使用。ピッチパインは、19世紀の工場や教会、礼拝堂の調度品、学校の机、床板などに広く使用されていた木材です。この小学校で学んでいた児童たちはどのように育っていったのだろう……なんてことを想像してみるのも、アンティークドアの楽しみの一つかも知れませんね!厳かな雰囲気がただよう!マンチェスターの教会で使われていたドア《Church door》368,000円(税別)最後に紹介するのは、1870年代にマンチェスターの教会で使用されていたドアです。このドアの形は、12世紀ごろのゴシック様式の流れを汲んだ「尖頭アーチ」と呼ばれています。尖頭アーチとは文字通り「頭の尖ったアーチ」です。天井をより高くし、視線をより上へ誘導するのに有効なデザインです。その先にはモニュメントなどに視線を集め信仰心を高める効果があったといわれています。素材はオークなので、堅く耐久性のある木質です。飾りのブラックアイアンヒンジが重厚感を増し、厳かな雰囲気すらただよってくるドアですね!ドアパーツにもストーリーあり!ドアだけなくドアパーツも豊富〔REANT〕では、アンティークのドア本体だけでなく、ドアパーツも取り扱っています。ドアパーツはイギリスで買い付けることもあれば、趣味でドアノブを集めているマニアの方から譲り受けることもあるそうです!ドアノブを譲り受ける際、マニアの方から「アンティークドアなんて、よくそんなニッチな分野を専門にしたね」と驚かれたといいます。ドアノブを集めるのも、かなり特殊な気もしますが……。ドアパーツにもストーリーがあるドアパーツの中には美術館や大学のドアに使用されていたドアノブなどがあります。ドアパーツにおいても、ストーリーを知ることでより楽しみながら選ぶことができますね♪アンティークドアを選ぶ際は「横幅」に注意!形やデザインもさまざまなドアが並べられているさて、アンティークドアやドアパーツを紹介しましたが、実際に新築やリフォームで取り入れるとなると、ドアのサイズも重要になってきますよね。そこで、オーナーにドアを選ぶ際に気をつけたい点についても伺いました!ドア選びで大事なのは、ズバリ「横幅」だそうです!新築であればドアに合わせて比較的自由に調節できますよね。しかしリフォームの場合、建築上、どうしても動かせない柱などもあります。そこで重要なのが、ドアを置く場所の横幅です。ドアの高さはある程度調節できるものが多いのですが、横幅はなかなか調節できません。これは鍵が関係したり、見た目のバランスが悪くなったりしてしまうためです。リフォームでアンティークドアを取り入れる際は、横幅に気をつけてドアを選びましょう!ドアからはじめる家作り!アンティークドアなら〔REANT〕へアンティークドアを並べた様子はまさに壮観「アンティークドアで一番大切なのは出会い。とにかく気になったものは全部見てください」とオーナーはいいます。アンティークとなると、次はいつ出会えるのかわからないですよね。さらにオーナーは「空間を作る要素としてドアにもっと注目してほしい」と語ります。ヨーロッパの文化にならってドアを家具の一つとして考えると、もしかしたら最も多く触れている家具にあたるかも知れません。さらに、ただ単に機能だけを求めるのではなく、それぞれのドアが持つ質感やストーリーにも注目してみると、全く違った視点で選ぶことができますよね!〔REANT〕では、ここでしか手に入らないアンティークドアやドアパーツ、そして他では聞くことのできないドアにまつわるストーリーまで知ることができます。アンティークが好きな方だけでなく、「新品の既製品ではなにか物足りない」と思っている方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?【REANT世田谷ショールーム店舗詳細】●住所:東京都世田谷区砧5-1-181F●TEL:03-6805-8477●アクセス:小田急線「祖師ヶ谷大蔵」駅徒歩15分●営業時間:10:00~18:00(月曜定休)※スタッフが不在のときもありますので、お電話でご確認ください。〔REANT〕公式ホームページ
2018年11月13日人口減少が社会問題となっている日本で、「なぜこんなにたくさんの住宅をつくり続けているの?」って思ったことはありませんか?今回は、人口が減っていく日本で「住宅がつくり続けられる理由」について解説したいと思います。■ 日本の住宅って、どの位つくられているの?HAKU / PIXTA(ピクスタ)総務省統計局によると日本の人口は2005年の1億2,808万人をピークに減り始めているにもかかわらず、今なお一戸建てやマンションの新築住宅の戸数はあまり減っているようにみえません。実際に、2017年の新設住宅着工戸数は964,641戸で、前年比では0.3%減となったものの、着工戸数が減少に転じたのは3年ぶりです。では、なぜ人口が減少に転じているのに、新築住宅着工戸数は減っていかないのでしょうか?■ 新築住宅着工が減らない理由とは?1. 都市の人口が増えているからABC / PIXTA(ピクスタ)日本全体では人口減少が始まっていますが、実は首都圏を筆頭とした大都市圏では人口が減っていません。それどころか、ほとんどの大都市では人口が増加しているのです。まず、東京都の人口を見てみましょう。東京都総務局統計部のデータによると、東京都では1980年代後半から1990年代後半まで若干の人口減少が見られたものの、その後は22年間にわたり人口の増加が続いています。過去10年間の人口推移をみると、2008年の人口が約1,285万人で2018年の人口が約1,375万人なので、多少のばらつきはあるものの東京都の人口は1年間で約9万人づつ増えている計算になります。この増加人口のほとんどが人口移動(他の国、道府県からの移住)によるものなので、移動してきた人口分の住宅が必要になります。まちゃー / PIXTA(ピクスタ)東京都都市整備局によれば、東京都では2017年度の新築住宅着工件数は約14万戸なので、日本の新設住宅着工戸数の約15%を占めます。この新設住宅着工戸数の中には、古い住宅を壊して建て替えるものも含まれますので、実際に増加する住宅数はこの数字よりも少なくなります。ABC / PIXTA(ピクスタ)もちろん、移動してきた人たちすべてが新築した住宅に住むわけではなく、既存の住宅に住む場合も多いでしょう。しかし、既存住宅は年月とともに老朽化し、「住居として使用出来なくなっていくもの」が増えていきますので、そのエリアに以前から居住している人たちが住み替えるための住宅も常に確保されなければならないのです。2.住宅供給を抑制する法律がないから現在、日本では住宅供給を直接的に抑制する法律はありません。欧米では「都市計画」で住宅供給数を行政がコントロールしている国や州、市などがありますが、住宅供給を規制していない日本では、住宅を「つくりたければつくれる」ので、民間が住宅供給を主導している以上、住宅を「つくれる場所があればつくる」という状況です。ABC / PIXTA(ピクスタ)この、「住宅供給のコントロール」をできないことが、日本の中古住宅市場が活性化しない理由だともいわれています。ただ、住宅の「総量規制」ともいうべき住宅供給の規制には賛否両論があります。■ それでも人口は減り続ける日本の大都市では東京以外でも人口が増え続けていますが、東京都と同様に人口が増えている大都市も、その人口増加は移動(移住)によるものなので、出生率が低く自然増加(出生と死亡の差)が見込めない日本では将来、大都市でも「必ず」人口は減り始めます。つまり、このまま住宅をつくり続けると、将来的に必ず住宅の供給過剰状態に陥ることは間違いありません。住宅が供給過剰になれば、地価の下落、空き家の激増による外部不経済(空き家が管理不全になることで近隣に迷惑をかけること)等、さまざまな問題を引き起こしてしまいます。chachacha / PIXTA今後、住宅供給をコントロールできるかは分かりませんし、そして、その是非も分かりません。ただ、人口減少時代を迎えた日本にとっては少なくとも「つくっては壊し、またつくる社会」から、「いいものをつくり、きちんと手入れをして長く使う社会」への転換は避けられないのかもしれません。【参考】※総務省統計局HP「人口推計」※東京都総務局HP「東京都の人口」
2018年11月04日博多や天神まで、バスでのアクセスも楽々。舞鶴公園や護国神社も近く、アーバンライフを楽しみながら自然もしっかり感じられる赤坂エリア。お洒落なお店が多く、ショッピングの誘惑も多い場所。おしゃれなデザイナーズやリノベーション物件に住んで、休日はお散歩ショッピングやランニングなんかどうでしょう? 赤坂駅の魅力って? 赤坂といえば”けやき通り” 赤坂駅からまっすぐ南に進むと、街路樹が美しい「けやき通り」が見えてきます。その美しい並木は福岡の表参道なんて謳われることも。アパレル店やカフェはもちろん、お花屋さんやエスニック料理店、バーやバルなど、素敵なお店、知る人ぞ知るお店が数多く建ち並びます。 大きな街路樹に癒されるけやき通り。おしゃれなマンションも通り沿いにたくさんあるんですよ “大名”もすぐそば! 赤坂と天神の間、福岡を代表する人気スポットといえば、そう、大名!福岡の流行は、ここから発信されることが多い屈指のおしゃれエリアです。カフェやセレクトショップやサロンなどなど、お買い物はあちこち歩きまわって、ジャンルを問わずたっぷり楽しめる。夜になれば楽しみたいのが福岡グルメ。お財布に優しいお店から接待に使いたい高級店まで、あらゆるお店が揃っています。とにかく刺激的な街、それが大名なのです。 赤坂エリアのおすすめデザイナーズ・リノベーション物件 しっかり者におすすめの築浅ワンルーム(23.23㎡/6.4万円)角部屋で明るい、2017年築のワンルームです。ガス2口で収納力も十分のキッチンや、独立洗面台など。ひとり暮らしでも設備にこだわりたい人にも満足。 無垢床が大人っぽいリノベ1LDK(32.11㎡/8万円)無垢材を使ったフローリングで、木目の雰囲気がなんとも大人っぽいリノベーション。きっちり空間のわかれた1LDKでメリハリのある暮らしが送れます。このゆったりとしたバスルームはポイントが高いですね。 ゆとりあるふたり暮らしができる駅近1LDK(48.63㎡/16万円)かっこいいテレビ台が備え付けの広々LDKを持つ、かなりグレードの高いリノベ物件です。このキッチンも贅沢だなぁ。赤坂駅5分、天神駅7分という立地もすごい。 圧巻の無垢リノベ1LDK(53.9㎡/8.5万円)最後は、最近見た中でもかなり圧巻のリノベーションを。杉の無垢材をふんだんに使ったお部屋です。寝室部分は畳の小上がりに。窓際には便利そうな収納も兼ねたローカウンターが。こんな木のキッチン、初めて見ました。使ってみたい! ※掲載賃料は全て管理費込みです※先着募集のためすでに満室の場合があります 出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。 おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2018年11月04日初めてのひとり暮らしを計画している方へ。どこに住んだらいいか、迷ってしまいますよね。「渋谷まで通勤30分以内で7万円台」の条件で探す場合のおすすめ駅を紹介します。実際に今すぐ住めるお部屋も合わせてまとめてみたので、住むイメージをしながらご覧くださいね。 おしゃれエリアに住みたいあなたへ 東横線で住むならここでしょ。「都立大学・学芸大学」 渋谷にオフィスのある人たちが多く住んでいる、東横線沿線。自由が丘、横浜など、おしゃれなエリアへのアクセスが便利です。各停のみがとまる都立大学、急行のみの学芸大学は、駅の周辺にもおしゃれスポットが点在。住んで楽しく、家賃もお手頃で、ひとり暮らしにおすすめしたい程よいエリアです。 ブルックリンスタイルのワンルームです二面採光で明るいですね都立大学/ワンルーム/17.82㎡/7.3万円 人気エリアにアクセス便利。「桜新町」田園都市線の駒澤大学お隣の桜新町。二子玉川と駒澤大学という、おしゃれピープル御用達のエリアにアクセスがしやすく、かつ程よい家賃の桜新町は、特に女性のひとり暮らしに人気のある街です。また、サザエさんのモデルとなった街としても有名で、商店街も充実しているため、駅前も活気があって安心できます。通勤ラッシュが気になる田園都市線ですが、桜新町からなら各駅停車で渋谷まで10分なので、急行電車の混雑に比べると比較的、楽なところもおすすめです。 こちらは、居室と独立した4畳ものキッチンがあるお部屋。窓もあって明るいのがいいですね!なんとガス3口のキッチンです。料理の腕が上がりそう。桜新町/1K/25.08㎡/7.8万円 暮らしやすさ重視の方へ 落ち着いた杉並区の住宅街です。「久我山」一人暮らしで人気の井の頭線沿線の中でも、のんびりした雰囲気の久我山。駅すぐ近くにスーパーやドラッグストアがあり、生活必需品が揃えられるのが嬉しいです。吉祥寺にも近く、また駅の北側を選べば、人気の西荻窪エリアへも自転車やバスでアクセス可能。オンもオフも、バランスよく楽しめる街です。 こちらは2016年築と築浅の綺麗なお部屋。収納スペースが確保できるロフトがついてます。ロフトの中はこんな感じのテーブル付き。学生さんの勉強スペースにも良さそう。久我山/ワンルーム/17.39㎡/7.5万円 治安の良さに定評がある「千歳船橋」渋谷へは、下北沢で井の頭線に乗り換えて20分の千歳船橋。都心から程よい距離感で、ファミリー世帯も多く治安の良さに定評があります。駅からは商店街が伸びていて、人通りがあり明るい道を帰れるので、女性にも安心です。やっぱりカッコイイ、コンクリート打ちっ放しのお部屋。モノトーンのインテリアが好きな方にオススメ。商店街に面したお部屋で買い物も便利、帰り道も安心です。千歳船橋/ワンルーム/20.95㎡/7.5万円 ※掲載賃料は全て管理費込みです※先着募集のためすでに満室の場合があります 出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。 おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2018年11月03日新しく家を建てるときやリフォームを行うときには「こんな間取りの家に住みたいな」という希望をベースにして、なるべく自分の理想に近づけていくものだと思います。しかし、いざとなると、どこが譲れない希望で、譲れるポイントは何なのかを見極めるのに苦労することも……。今回はつくってよかった間取りについてリサーチ。そこで出てきた4つの意見についてご紹介します。■ 1.「対面キッチン」料理中にも子どもの様子を見られるのがいい!「料理中も孤立感がないのが良いです」(30歳/パート)「食器を洗いながらでも、子どもの勉強を見てあげることができるのが嬉しいですね」(34歳/パート)ABC / PIXTA(ピクスタ)リビングと一続きになっている対面キッチンなら、料理中に孤独や疎外感を感じることはありません。いつでも家族との会話に参加することができます。また、来客時にお茶を用意するときなどにもお客様をひとりにすることがないため、お互いに安心感があるというのもメリットといえるのではないでしょうか。■ 2.「リビング横の畳スペース」急な来客にも便利!「お腹がいっぱいになったら、家族みんなでゴロンと横になれるスペースが欲しかったんです」(40歳/正社員)「急な来客時など、なにかと使い勝手がいいんです」(36歳/専業主婦)TATSU / PIXTA(ピクスタ)この他にも部屋のアクセントになったという声や、ひな人形など年中行事のアイテムを飾るスペースとして使用するのに役立つという声も挙がりました。■ 3.「仕事・趣味部屋」他の部屋が散らからない!「仕事や趣味の道具が他の部屋に散らからないので助かっています」(39歳/パート)xiangtao / PIXTA(ピクスタ)同じ空間にいると自然と会話が増えたりするので、夫婦円満のカギとなることもあるのではないでしょうか。■ 4.「ウォークスルークローゼット」家族全員分の服を収納できる!「玄関までの通路と並行するように家族全員の荷物を収納できるウォークスルークローゼットを作りました。だいたいの用がそこで足りるので探し物をすることも減り、予想以上に重宝しています」(42歳/パート)YUZ / PIXTA(ピクスタ)これはパパのもの、これはママの洗濯物、こっちは子どもたちの……洗濯物を取り込んだ後の手間というのはけっこう面倒なもの。洗濯物を振り分ける手間が省けるので、家事の時短にもなりそうですよね。忙しい主婦、ママさんには嬉しい限りです。いかがでしたか?自分にとって、また家族にとって必要で譲れないポイントはどこなのか、しっかりと見極めることが、理想の家づくり(家探し)の第一歩といえるのではないでしょうか。
2018年10月27日最近人気を集めているDIYやセルフリノベーションですが、自分の力量を考慮したり、計画的に行わないと結局は失敗に終わってしまうこともあるようです。今回は「実際にチャレンジしてみたからこそわかった失敗例」をご紹介してみたいと思います。この6つの例が、これからDIYやリノベーションを自分でやってみようと思っている人の参考になればうれしいです。■ 1.棚の高さが身長と合わなかった「トイレットペーパーやを置くための棚を増設したのですが、位置が高すぎて使い勝手が悪かった」(30歳/専業主婦)Satoshi KOHNO / PIXTA(ピクスタ)壁や便器などとの高さのバランスばかりに気を取られてしまったために失敗してしまったとのこと。せっかく作った棚ですが、自分の身長との兼ね合いがとれず、結局あまり使えていないそうです。■ 2.便座のサイズが違った「機能性を重視したばかりに、サイズが大きくなりすぎてしまった」(32歳/パート)maruco / PIXTA(ピクスタ)多機能便座を選ぶと、どうしても便座部分が大きくなってしまうことがあります。それにより元の部分とのバランスが悪くなって、前よりも使いにくくなることがあるため、変える前にはしっかりとサイズを確認する必要があります。■ 3.かえって使い勝手が悪くなった「収納を増設したら想像以上に玄関が狭くなって、通るたびに若干のストレスを感じる」(34歳/パート)ABC / PIXTA(ピクスタ)棚が思いのほか大きくなって通路にはみ出してしまい、通りにくくなってしまったのだそう。収納力は上がったものの、“歩きにくさ”という新たな課題を生んでしまったリノベーションです。■ 4.ノコギリなどでを使った木材の加工で手こずる「ノコギリでカットしたとき、まっすぐ切れずに歪んでしまった」(35歳/フルタイム)dorry / PIXTA(ピクスタ)木材の加工は素人が行うには意外と難しいものです。こういうときに便利なのがホームセンターのカットサービス。ただ、ホームセンターによってはあまり正確な幅のカットはお願いできず、結局は自分で行わなければならない場合もあるのですが……自信がない人はそちらを利用するのもひとつの手でしょう。■ 5.時間がかかりすぎて途中で飽きてしまった「時間がかかりすぎて、中途半端なまま途中で断念した」(36歳/フルタイム)Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)DIY、ましてやリノベーションとなればかなり根気のいる作業となります。取りかかる前には、長期スパンでの計画をしっかりと立てておくことをオススメします。■ 6.養生が甘く、家具を傷つけてしまった「養生が甘く、家具を傷つけてしまいました。嫁入り道具として持ってきたものだったので、ショックです」(30歳/パート)chaako28 / PIXTA(ピクスタ)養生が甘いと、取り返しのつかない事態に陥ることもあります。大切な家、家具を守る準備をお忘れなく!できることなら、失敗なんてしたくはないものです。Graphs / PIXTA(ピクスタ)しかし、慣れない分野での失敗はつきもの。しっかりと計画を立てて、少しでも失敗するリスクを減らしていきましょう。
2018年10月25日やさしいタッチのイラストとユーモアあふれる言葉でつづられるまりげさんの本 『たのしいことを拾って生きる。』 が発売されました。Instagramの投稿に多数の書き下ろしを加えた本書は、埼玉から京都北部への移住について、子どもたちとの日常、夫婦のことなどが語られています。癒しあり笑いあり。ちょっと切ないエピソードもあって、「家族」について改めて考えることもできる内容です。 夫の脱サラ、漁師宣言、田舎暮らし。それでも「たのしいことを拾って生きる」 の続きです。まりげさん夫婦が力を合わせておこなった古民家のセルフリノベーションについてご紹介します。■夫婦で手間ひまかけたセルフリノベーション現在、まりげさん一家が暮らすのは、築100年の古民家をセルフリノベーションした建物。この建物を探すまでにも時間がかかりましたが、住むためには集落の承認を得るのに1ヶ月待ち。そして、やっと改装して住めることに…。あまりお金をたくさんかけられないぶん、夫婦でセルフリノベーションをすることにしたまりげさん。設計、デザインもすべて自分たちで行ったそうです。ただ、改装を始めてみると、想像以上に大変なこともたくさんあったよう…。例えば、古い建物だというだけあって、わらや木材、不要な食器類などの処分しなければならないものが軽トラック10台ぶんにもなったというエピソードには驚きました。さらに、天井を抜いたり、ススを掃除したり…とても手間ひまがかかっています。でも、自分たちで苦労したからこそ、誰も住んでいなかった空家がすてきなおうちに生まれ変わりました。▼和室からキッチンへ生まれ変わり<Before>ふつうの古い和室が…<After>開放的な対面キッチンに! キッチンとダイニングは土間になっていて、利便性もバッチリです。▼畳の部屋からリビングに生まれ変わり<Before>もともとは4つに別れていた畳の部屋…<After>寝室との間仕切り以外はとり払い、子どもが走りまわれる広々としたリビングに…!天井を抜いたことで、立派な梁が主役のモダンながらおもむきのある古民家に変身しました。まりげさんのインテリアのセンスも抜群で、「こんなおうちに住んでみたい」と、ため息がでるほどすてきです。でも、こんなにすてきな古民家に住むまでには、いろいろな紆余曲折がありました。■「こんな古い家には誰も住みたがらない」と言われたけどまりげさん夫婦は、移住前から古民家をリノベーションして住みたいと希望していましたが、なかなか家を探す時間がとれないことから、後回しにして義実家で同居生活をスタートさせます。そのうち、慣れない田舎暮らしや子育て環境の違いなどから生まれたストレスをまりげさんは抱え込むようになっていました。そこで、旦那さんと急ピッチで家探しを開始!同居ストレスについてはこちらのエピソードもご覧ください! 「同居ストレスでノイローゼに。つらい状況に向き合う前にやるべきこと」 やっと築100年の気に入る古民家が見つかっても、集落の承認を待たなければならず、やきもき…。しかし、まりげさんと旦那さんは「この家、なんかいいよね」と意見がぴったり合っていました。家探しに限らず、こういう大事なときに感覚がピタリと合うのが夫婦の醍醐味なのかな…なんて、個人的には思います。物件を気に入った理由もつづられていて、まりげさんは「海と山に囲まれていて景色がいい」「畑が近い」などをあげていました。一方、旦那さんは「伝統建築で梁が立派」「好きなように改装していいと言われた」ことに魅力を感じたとのことです。景色や利便性も、自分たちの好みの内装にできることも、両方妥協したくない部分ですよね。そして、まりげさんは、こんな完全防備スタイルでリノベーションに挑んだそうです。床下のシロアリ被害にも悩まされたそう。古い建物だからこその悩みですね…。でも、古い建物ならではの、うれしいことも! 好みの古道具を発掘したり、玄関にツバメが巣を作りに来たり…。どちらも、小さな幸せを感じられるエピソードです。■大事なことを気づかせてくれる息子くんのひと言リノベーションにまつわるエピソードで印象的なのが、「都会育ちがこんなところでやっていけるんか?」と言っていた人が、わざわざ移住者支援制度の申請書を持ってきてくれたという場面。古民家のリノベーションを通じて、まりげさんたちが田舎の暮らしに打ち解けていく様子が感じとれます。そして、やっとリノベーションが完了! 新しい家に引っ越した日のこと。長男くんがあるひと言を発します。「わたしたちのおうちだよ!」とはしゃぐまりげさんと子どもたち。これまでの苦労を読んで知っているからこそ、こちらの感動もひとしおです。ただただかわいい場面でもあるのですが、「自分たちだけの家に住める」という、ともすれば当たり前のこと。だけど、自由に安心して過ごせる家がある。その幸せをあらためて考えさせられる長男君のひと言です。心からくつろげて安心できる「家」という場所があるからこそ、外で頑張れるし、人を招いたり招かれたりといった人間関係を築いていくことができるんだなあと感じました。■なんでもないことに幸せを見つける力本のタイトル『たのしいことを拾って生きる。〜まいにちいろいろ、家族ドロップス〜』は、「なんでもないことに幸せを見つける力」のことでもあるのかなあと思います。さらに、まりげさんはリノベーション後、もっと「できません」「助けてください」と周りを頼ってよかったんだと気がつきます。これって、読者の子育て中のママにも当てはまることなのではないでしょうか。子育てに家事に、仕事に…。どうしても頑張りすぎてしまうことってあると思います。でも、ときにはちょっと立ち止まって、小さい幸せを見つけられたらうれしいですね。もちろん、本の中には、まりげさん家の子どもたちの日常など、くすっと笑えて息抜きできるエピソードも満載ですよ〜! 『たのしいことを拾って生きる。〜まいにちいろいろ、家族ドロップス〜』 まりげ著(大和書房)1,300円(税抜)書籍化を切望されたインスタグラムの内容に、大幅な書き下ろしを加えた著者にとって初めての本。夫の突然の脱サラ、漁師宣言から始まった移住についてのアレコレや愛らしい子どもたちとの日常など。大充実の1冊。まりげさん大学を中退後、山小屋、八百屋、旅館の仲居、アパレルショップ店員などを経験。夫が突然脱サラして、漁師になる宣言をし、海のない埼玉から京都の海のそばへ移住! ダンナとやんちゃな二人の男の子と生まれたばかりの三男に振り回される日々をインスタグラムにて更新中。●まりげさんのInstagram: @marige333 ●まりげさんのウーマンエキサイトの連載: 『まりげのケセラセラ日記 』
2018年10月19日都内の賃貸マンションに住んでいた頃から、ヴィンテージ家具や雑貨を集めていたTさん夫妻。出産を機に引っ越しを考え、「もともとリノベに興味があった」という夫は学生時代の先輩である、リノベる。の古久保拓也さんに相談。参加したイベントでデザイナーとして紹介されたのが、幼馴染の高津さんだったという縁もあり、リノベる。に物件探しから依頼。東急東横線沿線に希望の間取りの物件を見つけて1,380万円で購入し、工事費850万円(税・設計料込み)で武骨さもありながらあたたかい空間を手に入れました。■ 床レベルを上げた寝室のあるLDKオークの無垢材を張った床や一部板張りにした壁など、ヴィンテージな雰囲気のLDK。リビングに入ったときによりほっとできるようにと、玄関からリビングに入るまでの廊下、洗面脱衣所などは壁の塗装を光沢仕上げにするなど無機質な印象にし、コントラストをつけています。廊下のニッチには、気に入って買ったものの設置場所に困っていたアンティークのフレームシェルフがピッタリとはまりました。グリーンや小さな雑貨などをセンス良くディスプレイして楽しんでいます。T邸は専有面積が約50平米とコンパクト。LDKはできるだけ広く見せたいというTさんご夫妻の要望から、高津さんはリビングに高さ1mほどの壁をパーティションのように置いて、その奥を寝室にするプランを提案しました。床レベルを50cm上げ、床下には大容量の収納をつくって収納不足を解消。途中まで立ち上げた壁で空間を仕切り、寝室側は本棚にしました。その壁に沿わせるように、LDK側には作業テーブルを設置。グラフィックデザイナーである夫が仕事を持ち帰って、こちらで作業することもあるそうです。オレンジのボビーワゴンが差し色に。ダイニングキッチンの個性を際立たせている二重になったフレームタイプのダクトレールには、様々なものを吊り下げて楽しんでいます。存在感のあるデッキランプは、アンティークショップの「アンティスティック」で購入したもの。キッチンの棚に置いているのは、買い物カゴ!また、ダイニングのローテーブルにはトランクを利用。丸い小さな鉢は、綿棒の入れ物とセメントで夫が自作したそう。■ LDKを広く取った分、他はスペースを有効活用玄関は床をモルタルで仕上げ、大きな姿見を設置しました。その横に取り付けた照明は、工事現場仕様のものだそう。玄関からリビングに続く廊下横には大型のウォークインクローゼットがあり、夫妻の洋服などをまとめて収納しています。また、トイレと洗面脱衣所、洗濯機置き場は一か所にまとめて、スペースを有効活用しました。■ ヴィンテージ雑貨や家具が似合う空間に板張りにした壁に飾られているのは、アンティスティックで見つけたフランスの教材ポスター。不思議とこの空間にマッチしています。リノベをするにあたっての要望のひとつは、洋服のパタンナーであり、犬専用の帽子ブランド「I.M.GALLERY」を手掛ける妻の作業部屋の確保でした。長いテーブルが置ける日当たりのいいリビング、手持ちのヴィンテージ家具や雑貨が似合う空間、という要望も叶ったTさん夫妻のリノベ。住み始めてからも少しずつ小物を増やしたりグリーンを買い足したりしながら空間づくりを楽しんでいるそうです。このリノベーションをもっと詳しく見たい方は、ぜひ「リライフプラスvol.18」も参考にしてみてくださいね。※物件価格、工事費、ご家族の年齢等は取材時のものです。設計・施工リノベる。撮影遠藤 宏
2018年10月15日『リノベーション・エキスポ・ジャパンin東京』が2018年9月29日(土)、30日(日)に東京・新宿の〔ルミネゼロ〕で開催されました。住まいを自分好みに自由に作り上げたいという夢がある人、これから想像を膨らませていきたい人が気軽に第一歩を踏み出せる、クリエイティビティ溢れるイベントの様子をLIMIA編集部がレポートします♪今年も盛り上がりました!リノベーションの祭典マーケット内に設置された『リノベーション・エキスポ・ジャパン in 東京』のフォトブース。リノベーションの可能性や楽しさを、見て、知って、感じて欲しい。そんな想いがカタチとなったイベント『リノベーション・エキスポ・ジャパン』(運営:リノベーション協議会)。9月から11月にかけて、全国18エリアで開催されるうちの東京会場へLIMIA編集部が行ってきました!『リノベーション・エキスポ・ジャパン2018』の東京会場は新宿駅南口にある〔ルミネゼロ〕。エントランスからすぐのところに広がるマーケットにまず心が踊ります♪こちらは、「家をリノベしたら飾りたいなぁ」と想像を掻き立てられる照明がずらりと並んだ〔アンティークディーラーズクラブ〕。ひとつひとつに味があり、時間を忘れて選んでしまいます。そしてこちらはモノトーンアイテムにこだわった〔sisdesignMONOTONEMARKET〕。インテリアを損なわないブラック&ホワイトの雑貨が手に入るって嬉しいですよね!つい手に取ってしまうクールなアイテムばかり。この他にもマーケットにはアウトドアグッズのお店やアロマ&ビューティーのお店などがあり、賑わいを見せていました。未来の暮らし方を学べるトーク&セミナー『リノベーション・エキスポ・ジャパンin東京』の注目コンテンツはトーク&セミナー。固定概念にとらわれない、自由なライフスタイルを体現するパネラーが登壇します。9月29日(土)の11:30の回は、吉祥寺の〔ダンディゾン〕のオーナー・引田ターセンさん、代々木八幡から始まった人気レストラン〔LIFE〕のオーナー・相場正一郎さんによるトークセッションでした。左から〔ダンディゾン〕の引田ターセンさん、〔LIFE〕の相場正一郎さん。オープン当初、スタイリッシュな佇まいが「本当にパン屋さん!?」と驚かれて話題となった〔ダンディゾン〕。一方の〔LIFE〕は、誰かのお宅に招かれたようなアットホームなレストランとして代々木八幡、参宮橋、藤沢、代官山で展開中。それぞれのお店の世界観も素敵ですが、両オーナーがリノベーションしたご自宅もこだわりが凝縮された空間で、リノベのお手本になります。ターセンさんは大手企業をリタイア後に奥様に「生活者としてフルリノベーションされた」というお話が印象的でした。また相場さんは東京の自宅以外に那須にロッジを構えていて、週末はそこで過ごすというデュアルライフを実践中。その形がゴールではなく、いまも自分にとってしっくりくる生活スタイルを模索しているのだそうです。リノベーションはそれなりにお金も手間もかかるから踏み切るのにエネルギーが必要ですが、お2人のお話を聞くうちに、「いきなり完成形を求めなくても、できる範囲からトライして、自分らしいライフスタイルを目指していけばいいのかもしれない」と思い至りました。自分の「好き」が見つかるギャラリー続いてはリノベの事例が展示されたギャラリーコーナーです。さらにスタンプコーナーにもなっていて、「誰と住む?」「暮らしの中心は?」「なにで飾る?」をテーマにした3つのゾーンごとに好きなスタンプを押すことができます。スタンプを押すのは、エントランスで手渡されたオリジナルトートバッグなんです!「壁面にこんなクローゼットが欲しいなぁ」「窓の外は海の見える景色がいい」などなど、スタンプの柄を選ぶうちに、自分が家に求めているものが見えてくるという楽しい仕掛け。こうして遊び感覚でアウトプットすることで、意外と自分の内側が見えてくるものですよね。“オリジナル”を持ち帰ろう!工作ワークショップワークショップも『リノベーション・エキスポ・ジャパン』の人気コンテンツのひとつです。子どもから大人まで楽しめる工作メニューが充実!お米のねんどで遊んだり、ねじブロックでオブジェを作ったり。エキスポに一緒にきてくれたお子さんの息抜きタイムにおすすめですよ。LIMIAスタッフが挑戦したのは大人向けワークショップ。〔AROMAVITA+〕によるオリジナル・アロマバスソルト作りです♪バスソルトって気分転換になるからいくつあってもいいですよね。それが自分好みの香りだとなおよし。まずは香りの方向性をチョイス。元気が出てシャキッとする系、リラックスできる系……。そして選んだ精油を岩塩に加えていきます。一箇所に集中しすぎないようにスポイトでまんべんなく垂らしていくのがポイントだそうです。精油が岩塩にゆきわたるように袋をシャカシャカと振ったら、瓶に移し替えて完成!好きなアロマで作ったオリジナルのバスソルトに感動です♪選んだ精油の種類を記録しておけば、後日自分でまた作ることができますよ。バスソルトって意外と簡単にできるんだな、と驚きました。リノベをゼロからはじめる人のための相談コーナーこちらは『リノベーション・エキスポ・ジャパン』のメインゾーン。「こんな家にしたい!」を叶えてくれるリノベーション会社による相談コーナーです。『リノベーション・エキスポ・ジャパンin東京』には17社がブースを出店。工事を検討中の人にとっては、各社の強みや個性を一挙に知ることができるまたとないチャンス。「まだ物件も探していないけどリノベに興味がある」「そもそもリノベの良さをまだわかっていない」など、興味・関心の度合いに応じてプロが相談に乗ってくれるから安心です。すでに家を保有していても、新築に憧れを抱いていても、おしゃれな事例を見ているうちに「リノベしたい!」とがぜん気持ちが高まってきますよ!リノベーションあるあるです。ワークショップあり、マーケットあり、セミナーありと、会場で一日楽しく過ごせる『リノベーション・エキスポ・ジャパンin東京』でした。『リノベーション・エキスポ・ジャパン』は11月中旬まで続きます。詳しい場所と日時はホームページでご確認ください。具体的にリノベをしてみたい人は、来年開催の『リノベーション・エキスポ・ジャパンin東京』へもぜひ足を運んでみてくださいね。夢の住まいづくりを、長期的に計画していきましょう!リノベーション・エキスポ・ジャパン 2018
2018年10月10日エコ住宅といえば、といえば、太陽光とか蓄電池など、新築住宅のイメージですが、中古住宅でも、ポイントをおさえたリノベをすれば、お得なエコ住宅に変身させられます。お得な中古住宅を、リノベでさらにお得に!今回は、「中古住宅をお得なエコ住宅にリノベするためのポイント」についてお話しいたします。■ ポイント1.「窓」の断熱夏の暑さや冬の寒さの一番の原因は、何といっても「窓」からやってきます。住宅で使用されている一般的なアルミサッシの場合、夏は約70%、冬は約50%の熱量が、窓から出入りします。つまり、中古住宅をエコ住宅にするためには、窓を断熱することが最優先されます。pu- / PIXTA(ピクスタ)その場合、サッシのガラスは、複層ガラスまたは Low-Eガラスにすることはもちろんですが、サッシ枠を樹脂製(プラスチックなど)にすることも大切です。樹脂(プラスチックなど)は、金属と違い、熱しにくく冷めにくいため、熱を通しにくいのです。サッシ枠をアルミサッシから樹脂サッシに交換するだけで、窓から出入りする熱量を、じつに6割ほど抑えることができます。■ ポイント2.「壁」「天井」「床」の断熱トイレやお風呂場、洗面室は寒いものだと思っていませんか?欧米に比べて、「日本の住宅は寒い」といわれています。欧米では、冬の期間、室内を暖かくすることを推奨しており、寒い家は、健康面からみて危険だという認識を、多くの人が持っています。なぜ日本の家は寒いのでしょうか?それは、家の「壁」「天井」「床」に、ほとんど断熱材が入っていないからなのです。pu- / PIXTA(ピクスタ)平成24年に国土交通省が調査したところによると、断熱材が壁や天井にまったく入っていない無断熱住宅は約4割に上ります。また、あまり断熱効果の見られない昭和55年の断熱基準も合わせると、約7割の住宅がほぼ断熱材の入っていない家ということになります。寒いわけですね。寒い家は、血圧の変動をおこし健康面に影響しますし、光熱費などランニングコストがかかることから、長い目で見た場合、家計にも影響してきます。また、断熱化の大切さは国も重要視しており、2020年には新築住宅のすべてに既定の性能を満たす断熱材を設置することが、法律で義務付けられました。つまり、規定した断熱材の入っていない新築住宅は違法建築になってしまうので、気を付けたいところです。YNS / PIXTA(ピクスタ)■ ポイント3. 「ユニットバス」東京都健康長寿医療センター研究所が、平成11年におこなった調査によると、一年間に約1万7000人がヒートショックに関連した「入浴中事故」で急死されています。このヒートショック、浴室や脱衣室の温度が低く、また湯の温度が高いことが原因とされています。ヒートショックによる事故を防ぐには、浴室の温度を25度付近に近づけ、また湯の温度は40度以下に抑えることが大切です。そこで活躍するものが、ユニットバス!くまちゃん / PIXTA(ピクスタ)ユニットバスは、もともと熱の出入りがしにくいプラスチックで造られているうえに、壁・床・天井まで断熱材が入っているものもあります。そのため、外からの冷気がはいりにくく、また熱も逃がしにくいため、浴室の寒さを防ぎ、また湯の温度も一定に保たれるのです。いかがでしたか?エコ住宅は、省エネであることはもちろん、家族の健康を守り、またランニングコストなど、家計にもやさしいものです。中古住宅を購入し、リノベするときは、間取りやインテリアだけでなく、目に見えない部分にもこだわってみてくださいね。(しかまのりこ)【参考】※経済産業省日本の住宅の約4割が無断熱状態
2018年10月09日リノベーションの際、限られた空間をできるだけ広く使うために、ワンルームにするのは王道の手法です。でも「実際のところ、ワンルームは暮らしにくいのでは?」という疑問の声も。部屋をワンルームに作り変えて快適に暮らしている人の住まいは、一体どのようになっているのでしょうか。個性豊かで創意工夫をこらした「ワンルーム」の実例を4つまとめてご紹介します!■ プライベートスペースの配慮もあるワンルームの家神奈川県川崎市に住むTさん一家は、双子の姉妹を持つ4人家族。築25年の庭付きの木造2階建てを1,800万円(外構工事費、設計料、消費税は別)かけてリノベーションし、1階を夫の希望で「トンネルのようなワンルーム」にしました。LDKを南北に細長いワンルームにする一方で、2階はプライベートスペースとしてドアを増設。中学生の娘たちがのびのび過ごせるように配慮しました。ワンルームは家族の顔が見えてコミュニケーションが深まる空間ですが、子どもが成長して自立心が芽生える年頃になると個室の必要性も高まります。家族それぞれの希望をかなえた家が完成し、みんな大満足の様子です!詳しくは記事をチェック!プライベートスペースの配慮もあるワンルームの家■ ワンルームの収納問題にもう悩まない!松下さん夫妻は、渋谷区富ヶ谷に建つ築18年のマンションをリノベーション。1998年築で、専有面積が42平米とコンパクトな空間を広々使うため、壁を撤去してワンルームにしました。収納不足の問題をクリアするため採用したのは、ローボード収納です。部屋の真ん中に大容量の収納を設置しましたが、高さを抑えたローボードのため、ワンルームとしてのつながりは保たれています。ベッドコーナーには、壁面に「見せる衣装収納」を設置。ショップのようにディスプレイ感覚でおしゃれに服を掛けられます。収納がたくさんあるのに、生活感が出ないテクニック満載のワンルームです!詳しくは記事をチェック!ワンルームの収納問題にもう悩まない!■ 愛犬と楽しく暮らせるワンルーム東京都江東区のOさんご夫妻の相棒は、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル犬のモカです。元気いっぱいのペットも、ワンルームなら自由に走り回れて運動不足になる心配がありませんね。Oさん宅は66平米で、ワンルームの一角にロフトを設けています。ロフト下部は収納に、上部はベッドコーナーになっています。隠したいものを見えにくくする設計で、視線を上手にカット。これなら急にゲストが来ても慌てなくてすみます。愛犬のスペースやグッズの配置にも工夫があり、とっても参考になりますよ!詳しくは記事をチェック!愛犬と楽しく暮らせるワンルーム■ 3LDKをワンルームにして叶えた「どこにいても心地いい家」大和さんご夫妻は3LDKのマンションをフルリノベーションし、ワンルームに作り変えました。住みやすさや理想の住まいを追求し、玄関土間と縁側を設置。玄関スペースからリビングまでワンルームとして見事に一体化しています。空間の仕切りはオープン棚を置いて、リビング、ダイニング、書斎兼収納、子どものおもちゃ置き場兼遊び場などを緩やかに区切っています。部屋を隅々まで見渡せるのに、集中したいときは個室感覚で過ごせるというのがステキですね。まさに、ワンルームだからこそ叶えられた「どこにいても心地いい家」ではないでしょうか。今すぐ真似したい暮らしのアイデアがいっぱい!ぜひチェックしてみてくださいね。詳しくは記事をチェック!3LDKをワンルームにして叶えた「どこにいても心地いい家」
2018年10月07日マンションのLDKはリビングとダイニングが縦に並んで配置された「縦長LDK」と、リビングとダイニングが横に並んで配置された「横長LDK」の2パターンが主流です。そして、マンションの購入やリノベーションを考えたとき、家族が一緒に過ごす時間の長いLDKの間取りは、最も重視したい部分ですよね。今回は「縦長LDK」の特徴と、どのような家族に向いているのかをご紹介します。■ 自由度が高い?「縦長LDK」のメリット3つ「縦長LDK」は、このような間取りです。まずはメリットを確認していきましょう。メリット1. インテリアのレイアウトの自由度が高い縦長リビングは、壁面が広いのが特徴のひとつ。そのため、収納や家具などを自由に配置しやすいのがメリットです。プラナ / PIXTA(ピクスタ)壁を飾ったり、インテリアのレイアウトを考えたりと、趣味や暮らし方に合わせて模様替えしやすいのは魅力ですよね。メリット2. リビング横の居室が使いやすい縦長リビングの場合、リビングの横の居室も、ベランダに面して採光が十分にあることが多いです。そのため、居室にエアコンを設置することも容易で、リビングとは独立した個室として活用することもできます。子ども部屋や書斎、寝室など、リビングと隔てて使用したい場合に使いやすいのではないでしょうか。また、リビング横の居室との仕切りが、大きく開口できる襖や引き戸の場合は、部屋をつなげて広い横長のリビングとして使うこともできます。子どもが幼く、家族そろって過ごす時間の長い時期は、リビングを広げてゆったりと使用し、子どもが成長して個室が必要になったときは隔てるなど、柔軟に使いかたを変更できるのはメリットです。メリット3. LDK全体が見渡しやすいキッチン・ダイニング・リビングが縦に並ぶ配置になるので、どこにいても他の家族の様子を見渡しやすくなります。xiangtao / PIXTA(ピクスタ)キッチンにいながら、リビングやダイニングにいる家族と語り合ったり、食事をしながらテレビを視聴したりと、フレキシブルな使いかたができます。■ 採光が不十分?「縦長LDK」のデメリット3つ次に、縦長LDKのデメリットを見ていきましょう。デメリット1. キッチンが暗い縦長LDKの場合、キッチンは窓から遠くなるので自然光が届きにくく、暗くなりがちです。キッチンを使うときは、日中でも照明をつける必要があるかもしれません。デメリット2.キッチンやダイニングから眺望がない窓が遠くなるので、キッチンやダイニングから窓からの景色を楽しむことは難しいかもしれません。イグのマスタ / PIXTA(ピクスタ)眺望が魅力的な立地のマンションの場合はもったいないかもしれませんね。デメリット3.リビングとダイニングが混在しやすいリビングとダイニングの家具が縦に並ぶことで、その境目を隔てにくくなります。プラナ / PIXTA(ピクスタ)食事をするスペースとくつろぐスペースをしっかり分けたい方には、使いにくい間取りになります。■ 「縦長LDK」はこんな家族に向いている!失敗しない間取り選びとは?模様替えが好きとか、飾り付けを楽しみたいという場合は、壁面が多い縦長LDKがオススメです。また「寝室、子ども部屋、書斎など、独立した部屋は、将来的に最大で何部屋必要になるのか?」を、考えてみるのもいいかもしれません。同じ3LDKでも、縦長LDKの場合は、採光の取れない部屋ができにくく、3部屋とも個室として十分使えるのではないでしょうか。逆に、居室の数は少なくても良くて、開放的なリビング・ダイニングを楽しみたいとか、キッチンやダイニングからも自然光や眺望を楽しみたいという場合は、縦長LDKでは後悔することになるかもしれません。いかがでしたか?「縦長LDK」は家具の配置がしやすかったり、採光面にある居室の使い勝手がよかったり、LDK全体が見渡しやすかったり、というメリットがありますが、ダイニングやキッチンからの眺望や採光などがとりにくいというデメリットもご紹介しました。縦長LDKがどんな方に向いているか、イメージしていただけたのではないでしょうか。ちなみに、「横長LDK」の特徴と将来のリフォームに向けて確認しておくべきことについては、「リノベのために知っておきたい!「横長LDK」のメリット・デメリット」で詳しくご紹介していますので、合わせてご覧ください。「整える」ほど丁寧じゃなく「トノエル」くらいがちょうどいい。整理収納アドバイザーのトノエルでした。
2018年10月07日今回訪れたのは、世田谷区にある築42年のマンションをリノベーションして暮らす、Aさんご夫婦のお宅です。旦那さまがグラフィックデザイナー、奥さまはグリーンコーディネーターというクリエイティブなご夫婦が設計を依頼したのは、建築家・松島潤平さん。こだわりを共有しながら作り上げたおうちは、2人の美意識が詰まったステキな空間に仕上がっていました。さらに、奥様から教えていただいた、インテリアを彩る「グリーンのコーデポイント」も必見です♪クリエイティブな夫婦が求めた理想の住まいスケルトンにした部分を残しながら、広々とした温もりのある空間に壁を取り払った広々とした空間に、温もりのある木材と、コンクリート、瑞々しいグリーンの質感が共存し、居心地のいい空間に仕上がっているA邸。ご夫婦ともども、以前から「自分の住むところを自分でデザインしたい」という思いがあったといいます。まずは、ご夫婦がリノベーションを決めたきっかけを伺いました。「いままで賃貸の部屋に住んできて、引越しの度に不満点を解消する部屋を選んでも『ここが嫌だ』と気になるところがどうしても出てきて。『賃貸だと満足のできる部屋には住めないな』という実感がありました。かなり前から中古マンションのリノベーションには興味があって、たまたまこのマンションが売りに出ていたのを見つけた時に、これならやりたいことが色々できるんじゃないかと思って購入を決めたんです」(ご主人)「ほしい条件がそろっているこの物件と出会えたのが大きかったです。壁を取り払ったワンルームの部屋にしたいと思っていて、もともとは3LDKの部屋でしたが、壁を取り払った後の想像がしやすい間取りでした。さらに、近所に住んでいたので、生活圏も一緒で、リノベーション後の暮らしのイメージもしやすかったんです。古いマンションですが、修繕工事もされていて、新耐震マンションだったのも決め手でしたね」(奥さま)インダストリアル系のインテリアが2人そろって好きだというAさんご夫婦。リノベーションにおいても、必要最低限の状態に、暮らしに必要なものを少しずつ足していける、機能的なお部屋が理想だったそうです。理想を叶えてくれる頼もしい相棒として、建築家に依頼ご主人が自ら作成した内装イメージイメージが明確にあったこともあり、ご主人はなんとお部屋の内装イメージを作成。そのイメージを元に、設計を建築家の松島潤平さんに依頼したそう。「中古マンションって、実はスケルトンにしてみないとわからないことが沢山あるんです。例えば、天井からハンモックや植物などを吊るせるようにしたいと思っても、工事を始めてみないと吊るせるのかわからないし、予算が変動する可能性もある。そういった場合のプランも松島さんに考えていただきました」(奥さま)Aさんの住むマンションは築42年。古いマンションをスケルトンにすると、ボルトが躯体壁面全体に等間隔に突き出ていたり、窓枠の処理が甘かったりと、思いがけないところの対処に迫られることも。そういった「開けてみないとわからない」中古マンションのリノベーションは、途中途中で臨機応変に対処する必要があったといいます。さらに、建築家ならではの提案に驚いたこともあるそう。「最初、来客用に部屋を作ることも考えていたんですけど、それだとあまり間取りが変わらないので、結局全て取り払うことにしました。でも寝る場所と生活スペースは気分を変えたかったりもする。そこで、壁と床の色を変えてゾーンを分けるという方法を提案してもらったんです。このアイデアは目からうろこでしたね」(ご主人)壁や床の色の塗り分けで「見えない壁」を作るという手法は、同じくキッチン部分にも生かされています。遊び心と機能性。あらゆるところに意匠が凝らされたおうちもともと水回りが1箇所に集約された間取りの物件を選んだこともあり、配置をそのままにリノベーション。清潔感のある真っ白な浴室は、既存のユニットバスを撤去したあとの空間をFRP防水材で塗りこめることで、コストを抑えながら、広さと高い防水性を確保しています。部屋の中心部にあるフラットな木の壁は、裏側にあるキッチンや浴室、トイレの水回り部分を目隠ししつつ、収納スペースとして活用。お部屋を美しく見せながら、機能性も追求しています。照明のスイッチは、一点ものの真空管アンプを制作している知人に特注で作ってもらったそう。フラットな木の壁と金属パーツとのコントラストが映えます。キッチンは料理好きのご主人仕様に!料理が得意だというご主人。カウンターテーブルがついたキッチンにもこだわりが詰まっています。「設計はプロである松島さんに任せながら、インテリア的な部分は全体的にかなりこだわりましたね。キッチンの壁には、ニューヨークの地下鉄構内に使われている『サブウェイタイル』を意識して選びました」(ご主人)コンロとオーブンは火力の強い業務用を導入。以外にも、お手頃価格なのだとか。料理好きだけでなく、インダストリアル好きにもたまらないキッチンです。インテリアもステキ!奥さま直伝、グリーンコーデのポイントお部屋を見渡すと、グリーンがいたるところにセンス良く置かれています。実際に仕事でオフィスやお部屋のグリーンコーディネートをしているという奥様に、センス良くグリーンを置くポイントや、植物の選び方についてアドバイスをしていただきました♪「まずは、『シンボルになるもの』『風景になるもの』『趣味性のあるもの』『機能性があるもの』といったふうに、植物に意味合いを持たせると選びやすくなります」(奥さま)例えば、棚に置かれたグリーンは「風景になるもの」。さらに、下に垂れるタイプのグリーンを使うことで縦のラインが生まれ、空間の印象をがらりと変える「機能性」もあわせ持っています。一方で、壁にかけられたグリーンは、「趣味性のあるもの」として、アートのような主張の強いグリーンを選んでいます。寝室のパーテーションに置かれた、全方向に広がる3つのグリーンは、目隠しの「機能性」が。「グリーンは置き場所によって、上に伸びるものがいい、下に伸びるものがいいと、適している品種が決まってきます。それを知っているだけでも、ひと部屋全体をコーディネートできますよ」(奥さま)難しい印象があるグリーンコーディネートも、グリーンにどういう役割を持って欲しいか、植物がどう成長するかを抑えれば挑戦できそうです!植物とくらしながら、一緒に成長していく。そんなグリーンのあるくらしを実現してみましょう。満足のいく住まいづくりは、自分の「好き」を大切に「スケルトンにしてみたら、いい意味でも悪い意味でも、想定外なことが沢山あった」というAさん宅のリノベーション。施工費も当初の想定費用から+100万円ほどかかったそうですが、しっかりと話し合いながら細かい部分も決めていったことで、納得の仕上がりに。「賃貸に住んでいた時に感じていた『この部分はちょっとな......』と気になる気持ちも完全に消滅して、ストレスフリーになりました(笑)」(ご主人)「この家、実は春には桜の花が楽しめるんです。これから20年住む家として、色々な使い方ができる家にすることができたので、気に入っています」(奥さま)自分たちの「好き」を大切にしながら、物件の状態や予算など、現実的な問題をうまくすり合わせて決めていく。そのバランス感覚が、理想の住まいを実現させたのかもしれません。世の中のノイズが建築を面白くする。建築家 松島潤平氏インタビュー松島潤平建築設計事務所ウェブサイト●取材協力松島潤平建築設計事務所●テキスト宇治田エリ●写真土佐麻理子
2018年10月03日マンション購入を検討した時に悩むのが、新築にするか中古にするかという問題。物件価格のみを見たら中古物件のほうがお得な気がしますが、本当はどちらがお得なのでしょうか。実際に購入した人にヒアリングし、料金面だけでないそれぞれのメリットやデメリットを調査しました!デザイン面でも構造面でも新しさを求めるのなら新築!「とにかく、新しさや清潔さが一番のメリット! 室内だけでなく共用部もきれいな状態なので、住んでいて快適です。耐震構造も安心。デメリットは、希望している部屋を購入できない可能性があること。新築マンションの販売は第一期・第二期…となっているのですが、希望している部屋がすでに売れてしまっている場合や、申し込みが多いと抽選で落ちてしまうこともあるみたいです。わが家も抽選だったので、落ちたご家庭もあると思いますよ。」(2014年築購入者)「同じようなタイミングで他の方も入居してくるので、親近感も湧くし子ども同士もすぐに仲良くなれた。その反面、中古物件と違って、住むまではどんな人がお隣さんになるのかが分からないので、マナーやモラルが悪い人がお隣になる可能性もあることがデメリットだと思います。」(2010年築購入者)「物件自体の料金は高いのですが、ローンが組みやすかったし減税も適用されました。売り主から直接購入したので、不動産会社に支払う仲介手数料がなかったのも嬉しかったですね。でも、第一期で購入したため入居までに時間がかかったので、すぐに住みたい人には向いていないかも。引っ越し準備をゆっくりできるという意味ではいいですけどね。」(2016年築購入者)予算を抑えたいなら中古!と思ったら落とし穴が…「駅から徒歩5分圏内で、予算内の物件を探していると、どうしても中古物件しかなくて…。物件自体の費用は抑えられたし立地にも満足しているのですが、築20年以上だとどうしても老朽化やデザインの古臭さは拭えないですね。」(1995年築購入者)「リフォームしていない物件を購入したので、結局自分たちで壁紙交換やキッチンのリフォームなどをしました。その上、水回りも老朽化していて、お風呂やトイレも全てリフォームすることに…。予想外の出費がかかってしまいました。」(2000年築購入者)「内覧時にエントランスやゴミ置き場など共用部を見られたことで、すでにお住いの方たちのマナーがしっかりしていると確認してから購入できてよかったです。住人の雰囲気がよく、管理人さんの対応もよかったので、そこを確認できるのは中古物件ならではかと。」(1998年築購入者)実際に購入してみないと分からないメリット・デメリットがあるようですね。まずは気になる物件には内覧に足を運び、納得がいくまでじっくりと見てから決断してください。PHOTO/Fotolia
2018年10月01日