リュック・ベッソン製作・脚本、ガイ・ピアース主演のSFアクション大作『ロックアウト』が現在公開されている。演技派俳優として知られているピアースは本作で、筋肉隆々の身体でどんな武器も巧みに使いこなす凄腕の元CIAエージェントを演じた。「自分はアクションヒーローを演じるような俳優だとは思わない」という彼はなぜ、本作に参加したのだろうか? 本人のコメントが届いた。その他の写真ピアースは、『メメント』や『L.A.コンフィデンシャル』『プロメテウス』などに出演し、繊細な心理描写が高評価を受けている俳優だ。しかし本作で彼は、宇宙にある刑務所に乗り込み、凶悪犯に拉致された大統領の娘を救出するため孤軍奮闘するワイルドな男スノーを演じている。ピアースは「彼には遠慮がない。礼儀知らずだし、権力に屈しない。それに自分がしたいことをする男。多くのアクション映画に登場する、とてもひたむきなアクションヒーローとは違う。僕がこの役を引き受けたのは、純粋にキャラクターの面白さからだった」と振り返る。そこで彼はスノー像をより立体的にするべく、現場でセリフを追加していった。「リュックもときどき撮影中に新しいセリフを要求してきた。ユーモアを維持することが重要だったと思う」。しかし、スノーは単に傍若無人な男ではない。圧倒的な戦闘能力を誇り、迫り来る凶悪犯をブチのめす。「肉体的にはとても大変だった。もう僕は若くない。2メートルのホームから落ちて、横っ腹で着地するのは20代より40代のほうが痛い」と語るピアースは現在45歳。以前から体型と体調維持のためにウェイトトレーニングをしていたが、本作のために徹底的なトレーニングを積んだ。「キャラクターの容姿がとても大切だと思う。彼の肉体的能力もね。でも毎週、程度の異なる怪我をしたよ。1週間、足の筋肉を傷めたりしたんだ」。年齢を重ね、俳優としての評価もかたまっているピアースはあえて身体を鍛えあげ、スノー役を演じた。「難しい撮影だった。でもどの仕事も難しいほうがいい。不必要な難しさではなかったし、失敗したと感じた挑戦ではなかった。すべてはしかるべきものに思えた」。演技派ピアースが“挑戦”ではなく“必然”だと判断し演じたスノーとは、どのようなヒーローなのだろうか? その勇姿をスクリーンで確認してみてほしい。『ロックアウト』公開中
2012年11月26日リュック・ベッソン製作、ガイ・ピアース主演のSFアクション大作『ロックアウト』が23日(金)から日本公開される前に、モデル栗原類が画面隅に登場する“ネガティブTVスポット”が現在、放映されている。『ロックアウト』CMスポット映画は、宇宙に浮かぶ巨大な刑務所を舞台に、500人の凶悪犯の人質となった大統領の娘を救出するべく戦いを挑む、元CIAエージェント・スノーの戦いを描いた作品だ。しかし、このほど制作されたTVスポットに登場したのは本人曰く「なぜ僕が選ばれたのですか?光栄ですが訳が分かりません!」という栗原。スポット映像では、ワイルドで強くで豪快な主人公スノーの活躍シーンが次々に描かれ、画面の隅で栗原が「僕と正反対です」とネガティブなリアクションを見せている。『ロックアウト』11月23日(金)丸の内ピカデリー他全国ロードショー
2012年11月19日リュック・ベッソン製作、ガイ・ピアース主演のSFアクション大作『ロックアウト』のテレビスポット収録と会見が5日に都内で行われ“ネガティブ”モデルとして活躍中の栗原類が収録に初挑戦した。その他の写真本作は、囚人たちを冷凍睡眠させることで脱獄率0%を誇る刑務所を舞台に、500人の凶悪犯の人質となった大統領の娘を救出するべく戦いを挑む、元CIAエージェント・スノーの戦いを描いた作品。スポット収録後に登場した栗原は「初めてでしたし緊張しました。何しろみなさんに見られてたから…。何度もリテイクして、申し訳ありません」と一礼し、アウトローな主人公スノーの上腕二頭筋と自身を比べ「僕にはない。ある意味、魂もなにもない抜け殻のような身体」、本作の舞台となる2079年には84歳になるが「生きていないと思います。間違いなく…」と、ネガティブ発言の連発で笑いを誘うも、「もし来年も(芸能界で)生きていたら、いろんな作品の魅力を伝えたいし、ナレーションなど限りなくやってみたいです。正直、本業は仕事が減った。だけど本来経験できない事や、お会いする事のない人たちに会えることはすごくありがたいこと」と多忙の中に充実感を感じているようだった。また、フォトセッションでは本作にちなんで、3人の極悪な“宇宙のアルカトラズ”の囚人軍が登場。栗原は「今朝こういう男の方々に襲われる夢をみた」と苦笑いを浮かべていた。栗原類出演のテレビスポットCMは17日(土)よりフジテレビ系、日本テレビ系で放送予定。『ロックアウト』11月23日(金)丸の内ピカデリー他全国ロードショー
2012年11月06日リュック・ベッソン製作、ガイ・ピアース主演のSFアクション大作『ロックアウト』。ハードボイルドな声でおなじみの声優、大塚明夫がナレーターを務める、本作のTVスポット動画が届いた。『ロックアウト』TVスポット本作は、2079年、囚人たちを冷凍睡眠させることで脱獄率0%を誇る刑務所を舞台に、500人の凶悪犯の人質となった大統領の娘を救出するべく戦いを挑む、元CIAエージェント・スノーの戦いを描いた物語。本映像では、冷凍睡眠から目覚めて大暴動を起こす囚人たち、管理システムが制御不能となった監獄に閉じ込められた大統領の娘を探し出そうと潜入する主人公を演じるピアースの姿が映し出されている。映像のなかでナレーターを務めるのは、スティーブン・セガールやニコラス・ケイジの吹替え、ゲーム『メタルギアソリッド』の主人公スネーク役の声で知られる人気声優の大塚だ。過酷なミッションに挑むピアースに、“当然だが、単身潜入だ”“健闘を祈る”と指令を出している。本映像は、公式サイトでは11月3日(土)より、地上波では11月17日(土)より公開される。ハードボイルドな声でピアースを先導する大塚のナビゲートが聞ける本映像を、公開前にチェックしてみてはどうだろうか。『ロックアウト』11月23日(金)丸の内ピカデリー他全国ロードショー
2012年10月29日リュック・ベッソン製作、ガイ・ピアース主演のSFアクション大作『ロックアウト』が、11月に日本公開される。2079年の近未来を舞台にした本作の主人公は、1980年代のアクション映画のヒーローを彷彿とさせる“未来版ジョン・マクレーン”のような男だという。その他の写真『ロックアウト』は、元CIAエージェントが、凶悪犯500人が暴動をおこした宇宙刑務所で、人質となった大統領の娘を救出するべく奔走する姿を描くSFアクションで、ピアースが演じる主人公スノーは、近未来では時代遅れとなったタバコをふかし、ぼやきとジョークを連発しながら、単独でミッションをこなすタフガイ。製作陣が『ニューヨーク1997』や『ロマンシング・ストーン/秘宝の谷』のような「痛快な80年代のアクション作品を意識した」と語るように、ピンチのときでもジョークをカマし、ここぞという場面でズバ抜けた生存本能を発揮する。それは『ダークナイト』三部作で描かれた“苦悩するヒーロー”や、ジェームズ・ボンドやジェイソン・ボーンのような“クールなヒーロー”とは異なるヒーロー像だ。本作以外にも、シルヴェスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガーらが大暴れする『エクスペンダブルズ2』や、スノ―の先輩格ともいえる、タフガイ代表“ジョン・マクレーン”が活躍する『ダイ・ハード/ラスト・デイ』など、80年代に大暴れしたヒーローが続々と登場。悩める主人公が主流となった映画界で、人間味と活力にあふれる80年代ヒーローたちがスクリーンで大暴れすることを期待したい。『ロックアウト』11月23日(金)より丸の内ピカデリーほか全国公開
2012年10月18日リーアム・ニーソン主演の『Taken 2』(『96時間』続編)が、北米公開初週末に5000万ドルを売り上げた。10月公開の作品では、史上2番目の成績となる大ヒットだ。1作目の『96時間』は、2009年、スーパーボウルの週末に公開。アメリカ人がテレビに釘付けになるこの週末は興行成績が最もふるわない週末のひとつとされているが、『96時間』は誰もの予測を裏切る2400万ドルのオープニング成績を記録した。海外でもヒットし、2500万ドル程度の低予算作品にも関わらず、全世界で2億2680万ドルを売り上げている。演技派として知られてきたリーアム・ニーソンに、アクションヒーローという新しい肩書きを与えたのもこの映画で、以後、ニーソンはアクション映画に続けて出演している。1作目でニーソン演じるブライアンは、パリで誘拐された娘を救い出すという設定だったが、今回の続編では、彼自身と元妻が誘拐されるという設定。舞台はイスタンブールに変わり、ニーソンのギャラがアップしたこともあって、今回は予算も4500万ドルとややアップしたという。北米に先だって公開された韓国でも、ダントツの1位に輝いている本作は、前作に引き続きリュック・ベッソンが製作と共同脚本を担当。3作目の可能性についてニーソンは、「それは絶対にない。ここから先にストーリーを持って行きようがない」と語っているが、本作が1作目を大幅に上回るヒットになるのが明らかになった今、スタジオとベッソンが3作目について話し合う可能性は、十分ありそうだ。文:猿渡由紀
2012年10月09日ケビン・コスナーが、McG監督の次回作『Three Days to Kill』に主演することが決まった。フランスを舞台にした本作は、リュック・ベッソンと『パリより愛をこめて』のアディ・ハサックが脚本を書き下ろしたアクションスリラー。コスナーが演じるイーサン・ランナーは、シークレット・サービスの一員。自分に死が迫っていることを知った彼は引退を決めるが、病気が治るかもしれない実験薬を受け取ることを条件に、シークレット・サービスから最後のミッションを受ける…。しばらく低迷してきたコスナーのキャリアは、最近、再び巻き返している。先月は、テレビドラマ『Hatfields & McCoys』でエミー賞を受賞したばかり。来年夏公開の“スーパーマン映画”『Man of Steel』にも出演するほか、クリス・パイン主演でリブートされる“ジャック・ライアン映画”への出演も決まっている。フランスを舞台にしたアクション映画の『Three Days to Kill』は、『96時間』『トランスポーター』などの脚本、製作を手がけてきたベッソンが得意とすることから、この映画も、娯楽性たっぷりの作品に仕上がりそうな予感だ。ここで主演映画をヒットに持っていければ、本格的に返り咲きできそうだ。文:猿渡由紀
2012年10月03日マギー・Qが主演を務める人気海外ドラマ『NIKITA/ニキータ (シーズン2)』の特別映像がこのほど到着。マギーをはじめ、キャストやスタッフたちがシーズン2について語っている。特別映像本作は、リュック・ベッソンが監督した同名作の主人公ニキータの後日談を描いたシリーズ。シーズン2では、殺し屋ニキータの新たな戦いはもちろん、彼女を暗殺者として育成した秘密組織ディヴィジョンの誕生秘話やニキータの出生の秘密も描かれる。このほど公開された映像で、シリーズの脚本を手がけたアンドリュー・コルビルは、シーズン2について「今シーズンではすべての人間関係に試練がある」と述べ、マギーは「毎回、最後に起こる事を冒頭に見せるから“あれ? 次は何が起こるの?”と思う」とスリリングな構成について解説する。ちなみに、先の読めない展開が魅力のシリーズだけに、マイケル役のショーン・ウェストは「毎回、展開にひねりがあって、僕らも先が読めないし、教えてもらえないんだ」と微笑む。シーズン1では豪快なアクションの数々が大きな話題を呼んだが、新シーズンではアクションだけでなく、出演者たちでさえ予想できない衝撃のストーリー展開も大きな魅力になっている。『NIKITA/ニキータ (シーズン2)』ブルーレイ・コンプリート・ボックス17000円(税込)DVD・コンプリート・ボックス15000円(税込)発売中レンタル:DVD Vol.1-11レンタル中発売・販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
2012年09月27日巨匠リュック・ベッソン監督が製作を手がける最新作『コロンビアーナ』で新たなミューズとして抜擢された注目女優ゾーイ・サルダナが、ニーナ・シモンの伝記映画『Nina』(原題)の主役を務めることになりそうだ。元々は米国の女性R&B歌手、メアリー・J. ブライジが本作でニーナ役を演じることになっていたものの、今回ゾーイが代わりに主役として抜擢されたようだ。2003年に亡くなった伝説的ジャズシンガーであるニーナの生涯を描く本作は、ニーナと彼女のアシスタントを務めたクリフトン・ヘンダーソンとの関係に焦点を当てた作品になるか、もしくはニーナとクリフトンの関係は作品の初めと終わりに言及されるだけで、ニーナがその生涯を回想するフラッシュバックがメインとなるのか、いずれかのストーリーラインになるという。脚本は1992年に出版されたニーナの自叙伝「ニーナ・シモン自伝―ひとりぼっちの闘い」を基に『ブレイブ ワン』の脚本家シンシア・モートが担当する。ゾーイは本作以外にも、ロマンティック・ドラマ『The Words』(原題)でブラッドリー・クーパーと共演、さらにブレイクのきっかけとなった『スター・トレック』の続編『STAR TREK 2』(原題)も2013年5月17日に全米公開を予定している。■関連作品:コロンビアーナ 2012年9月1日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011 EUROPACORP - TF1 FILMS PRODUCTION - GRIVE PRODUCTIONS
2012年08月16日鬼才リュック・ベッソンの代表作『レオン』、『ニキ―タ』の遺伝子を受け継ぐアサシン(暗殺者)・アクション『コロンビアーナ』が9月1日(土)より公開を迎える。『アバター』で一躍注目を集めたゾーイ・サルダナが復讐に燃える女殺し屋役で凄まじい身体能力を見せる本作。だが、彼女に負けず劣らず超絶アクションを披露する美少女が一人いる。ゾーイの少女時代を演じた美少女、アマンドラ・ステンバーグの見事なアクションを収めた予告編映像をチェック!1992年、コロンビア。目の前でマフィアの大物の差し金により、愛する家族が惨殺された少女・カトレアは、逃亡を遂げ、たどり着いた米国・シカゴで心に誓う――“いつか復讐を”。15年後、美しく成長したカトレア(ゾーイ・サルダナ)は凄腕の殺し屋として暗躍を始める…。孤独と復讐心を背負い、壮絶な復讐劇を繰り広げるカトレアの少女時代を演じたのが、アメリカ出身の褐色の美少女アマンドラ・ステンバーグ、13歳。本作でスクリーンデビューを果たし、その後抜擢された『ハンガー・ゲーム』は全米で社会現象になるほどの大ヒットを記録。いま大きな注目を集めている人気急上昇中の名子役である。今回届いた予告編冒頭では、ロンドン五輪で金メダルに輝いた体操男子日本代表の内村航平選手も顔負けの、超“ウルトラC”を炸裂させている彼女。両親を目の前で殺され、殺し屋の魔の手から逃れるために小さなトイレの窓から滑るように脱出した後、3階のアパートから壁伝いに飛び移り、高級外車の上に難なく着地!ゾーイも驚きの体当たりアクションを披露している。また、アクションだけでなく苦境の中でも生き抜く、凛とした輝きを放つ目の演技にもぜひ注目を!ズールー語で“パワー”を意味するアマンドラと名づけられた彼女の質実剛健の魅力をこちらの映像からチェックしてみて。『コロンビアーナ』は9月1日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:コロンビアーナ 2012年9月1日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011 EUROPACORP - TF1 FILMS PRODUCTION - GRIVE PRODUCTIONSハンガー・ゲーム 2012年9月28日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 LIONS GATE FILMS INC. ALL RIGHTS RESERVED.
2012年08月09日人気海外ドラマ『NIKITA/ニキータ (シーズン2)』で、タイトルロールの女アサシンを熱演したマギー・Qが来日。主人公にとって壮絶な運命が待ち受けるシーズン2のメインテーマは“HOME=戻る場所”であることを明かすとともに、アメリカで今秋放送予定のシーズン3の情報にも言及! ニキータと出会って得た“最高の収穫”についても語ってくれた。その他の写真リュック・ベッソンが監督した名作の主人公、美しい殺し屋ニキータの後日談を描いて大ヒットしたテレビドラマのシーズン2。政府の秘密組織ディヴィジョンによってプロの暗殺者に育った彼女が、テロや暗殺など悪事を止めない組織を壊滅させるため、新たな闘いに身を投じていく。敵味方、全登場人物が入り乱れ、映画級にスケールアップしたアクションが勃発する今シーズンは、「アクションは、進化する必要があったのよ」と説明するマギー。かつて「銃は体の一部よ!」という名言を残したマギーは、「ナイフでもヌンチャクでも、自然に持たないといけないの。15年間いろいろな銃器を扱ったわ。わたしにとっては体の延長線上にあるの(笑)」と豊富な経験がモノを言う一級のアクションに自信を抱く。一方、ニキータの出生、ディヴィジョンの誕生秘話など、過去に描かれなかった数々の謎が明かされ、ドラマ面も激しく進化する。「シーズン2の全体的なテーマは居場所という意味の“ホーム”よ」と世界観を説明するマギー。「ニキータは家庭のような安全な場所を持っていない女性だけれど、シーズンの終わりにはびっくりするような場所を“ホーム”に選択するの。それにシーズン3の最初の彼女はとても居心地のいい場所にいて、今までに見たことがない自信家の彼女がいるのよ」と今後、ニキータを取り巻く環境が劇的に変化することも示唆。ただ、「何かがひとつ解決すると、何かがおかしくなることって人生にはよくあるわよね(笑)」と穏やかな状況だけではないことを補足することも忘れなかった。シーズン1、2と合わせて45話。深くニキータの人生を演じているマギーは、「彼女に出会って、最高の収穫があったわ」と最後に感慨深い表情を浮かべた。「広い心でいること、人を許すこと、我慢強くいること――それは、怒りや恨みの感情を抱くことよりも大変なことよ。人は皆、そう生きる可能性は秘めているけれど、継続はなかなか難しい。でも、ニキータはそういう生き方ができる女性なの。それが彼女の本当の強さだって気づいたのよ」。『NIKITA/ニキータ (シーズン2)』9月5日(水)より発売ブルーレイ・コンプリート・ボックス17,000円(税込)DVD・コンプリート・ボックス15,000円(税込)レンタル:DVD Vol.1-68月8日(水)よりスタートDVD Vol.7-119月5日(水)よりスタート発売・販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ取材・文・写真:鴇田 崇
2012年08月08日ケネス・ブラナー監督、クリス・パイン主演で製作される“ジャック・ライアン”シリーズの新作映画に、ケビン・コスナーが出演することになりそうだ。ほかにもコスナーは、リュック・ベッソンからもオファーを受けており、来年夏には“スーパーマン”の新作映画『マン・オブ・スティール(原題)』に出演する。キャリアのピークを越えて久しいケビン・コスナーだが、今年はテレビのミニシリーズ『Hatfields & McCoys』がサプライズヒットし、再び注目を集めた。同番組は今年のエミー賞に22部門でノミネートされている。ケネス・ブラナー監督で新しくよみがえる“ジャック・ライアン”シリーズで、コスナーが演じることになりそうなのは、ライアン(クリス・パイン)の指導者的人物。過去作には登場していない新しいキャラクターだそうだ。ジャック・ライアンは過去にハリソン・フォード、アレック・ボールドウィン、ベン・アフレックらが演じてきた人気キャラクター。原作はトム・クランシーの小説で、映画が作られるのは2002年の『トータル・フィアーズ』以来のこと。一方、リュック・ベッソンがオファーしているのは『Three Days to Kill』というタイトルのアクション・スリラー。コスナーの役は、死を目前にしている殺し屋で、最後の仕事を引き受けながら、娘との関係を修復しようとしている男らしい。ベッソンは、本作ではプロデュースにとどまり、監督はしないらしく、監督は未定。マックGが興味を示しているらしい。来年夏公開の『マン・オブ・スティール(原題)』での役は、クラーク・ケントの父親役。この作品はすでに撮影を終えている。文:猿渡由紀
2012年08月08日海外ドラマのスターたちに直撃するインタビュー・シリーズの第6弾。今回は美貌の殺し屋・ニキータが活躍する「NIKITA/ニキータ」の主演女優、マギー・Qに話を聞きました。リュック・ベッソン監督のフランス映画『ニキータ』に発想を得て、殺し屋を養育する政府の秘密組織・ディヴィジョンと組織壊滅を目指す主人公・ニキータの攻防が描かれていく「NIKITA/ニキータ」。かつては自分が所属していたディヴィジョンに対し、ニキータが数々の妨害工作を仕掛けてきたシーズン1も十分スリリングでしたが、マギーは「シーズン2はさらにダークな展開になっていくわよ。私自身、これまでに出演した映画やドラマの中で最も複雑な演技を求められたわ。ニキータの過去が明かされるエピソードでは、演じる私自身も精神的に追い詰められたもの」と語ります。これまでの物語では、“リベンジ・アクション”としての側面が強調されてきた「NIKITA/ニキータ」。ディヴィジョンに最愛の男性を殺されたことがニキータの行動の源になっていることを思えばそれも納得ですが、シーズン2はより繊細な物語へと変化しているようです。「シリーズが始まった頃は復讐(revenge)の物語として進行していたけど、いまはむしろ贖罪(redemption)の物語になっていると思う。復讐に燃えるニキータは徐々に進化し、人を許す心を学んでいくの。復讐は何も生まないことを知り始めているのね。そして、今度は殺し屋時代の自分が犯した罪と向き合う。そんなニキータの繊細な心の揺れを表現するのはすごく楽しいわ。物語の展開に納得がいかないときは、私の控え室に脚本家を閉じ込めて書き変えさせているの!いえ、これは冗談(笑)。でも、自分の意見を主張しようと日々頑張っているのは確かね。男性スタッフが多い『NIKITA/ニキータ』の現場において、ニキータの心の代弁者になれるよう、女性ならではの視点で意見を主張するのも私の役目だから」。「NIKITA/ニキータ」が単なるアクションドラマではなく、ひとりの女性の物語として共感を集めている裏には強い意志を持つマギーの努力と配慮が!「そうしないと、アクションだらけのドラマになっちゃうでしょう?もちろん、銃をぶっ放したり、敵を倒したりするのも好きだけどね」と微笑むマギーに、女性視聴者なら絶対に気になっている“あのこと”を聞いてみました。ディヴィジョン時代の上官にして現在の恋人・マイケルとの関係はどうなる!?シーズン1では敵対関係から一変、ラブラブの恋人同士となりましたが…。「シーズン2のニキータとマイケルは大人の問題にぶちあたる。“浮気したわね!”“いや、してないよ!”なんて子供じみた問題じゃなく(笑)、2人の前に過去の出来事や様々なしがらみが立ちはだかるの。だから彼らは問題に立ち向かわなくてはならないのだけど、そのことで関係がぎくしゃくしたりもする。でも、きっと2人は困難を乗り越え、美しく強い絆を取り戻すと期待していいわ。たぶんね。安心した(笑)?」インタビュー後編では、マギー自身のキャリアや美しさの秘密に迫ります!(text:Hikaru Watanabe)「NIKITA / ニキータ<セカンド・シーズン>」<レンタル>vol.1~68月8日(水)DVDレンタル開始※同日オンデマンド配信開始vol.7~119月5日(水)DVDレンタル開始<セル>「NIKITA / ニキータ<セカンド・シーズン>コンプリート・ボックス」[Blu-ray]価格:17,000円(税込)「NIKITA / ニキータ<セカンド・シーズン>」[DVD]価格:15,000円(税込)発売日:9月5日(水)発売元:ワーナー・ホーム・ビデオ© 2012 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.■関連作品:NIKITA/ニキータ [海外TVドラマ]
2012年08月02日現在公開中の、アウンサンスーチー女史の半生を描いた映画『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』の脚本が書籍化され、竹書房より31日(火)に映画と同タイトルの書籍が発売されることとなった。その他の写真アウンサンスーチーはビルマ民主化運動のリーダーで、非暴力による民主化と人権回復をめざす闘いを評価され、1991年にアジア女性として初のノーベル平和賞を受賞した政治家。長きにわたり自宅軟禁の生活を強いられながらも強く生きる姿は日本のニュースでもたびたび報道されてきたが、彼女を支え続けてきた家族の存在はあまり知られていない。本作では、彼女の激動の人生だけでなく、これまで語られてこなかった夫や息子たちとの絆も描かれている。本作は、レベッカ・フレインの脚本に感銘を受けたミシェル・ヨーがリュック・ベッソン監督に企画を持ち込んだことからはじまったそうだが、プロジェクトをはじめてから1か月で、脚本が書籍化されたという。今回のいきさつについて竹書房の担当者は、「書籍化について元々構想はしていたのですが、偶然テレビで(NHK『あさイチ』)映画のことについて紹介されていたのを見たんです。それで、タイムリーなスーチーさんのことを知ってもらうには今しかないと、書籍化に向けて全力で取り組みました。1か月という短い期間で書籍化するのは、年に1本あるかないかですね」と話している。ヨーが映画化を熱望した衝撃の内容を、書籍でもチェックしてみてはいかがだろうか。『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』公開中
2012年07月27日「ぴあ」調査による7月21日公開の映画・満足度ランキングは、アウンサン・スーチー女史の半生を描いた『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』がトップに輝いた。2位に『時をかける少女』『サマーウォーズ』の細田守監督の最新作『おおかみこどもの雨と雪』が、3位にフランスで大ヒットを記録したヒューマンドラマ『屋根裏部屋のマリアたち』が入った。その他の写真1位の『The Lady…』は、ビルマの民主化運動指導者スーチー氏の激動の半生を描いた作品。監督はリュック・ベッソン。劇場には、幅広い世代の観客が足を運び「政治的な背景を含め、親として妻として、ひとりの女性としての力強さを感じた」「伝記映画は多いが、現代に生きている人物を映画にすることでリアルさが生まれ、凄みを感じた」「ビルマの現状がよくわかり、政治的な側面だけでなく家族との関係も描いてるところが印象的だった」「歴史から目をそらさずに、自分たちの立場を理解するという意味で、多くの人に観てほしい」などのコメントが寄せられた。2位の『おおかみこどもの雨と雪』は、“おおかみおとこ”と結婚した女性とその子どもの成長を描いた物語。出口調査では「前作よりも家族という面を描いている。母親の育て方が印象的。自分の親に観てほしい」「映像が美しい。自然や風景の描写に魅せられた」「じんわりと心に染みる作品」「序盤から涙が出た。台詞や映像に優しさがあり、何でもない日常を観ているのが心地よかった」など、10代から30代を中心に好評だった。(本ランキングは、2012年7月21日(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2012年07月23日軍事政権が猛威を振るう中、国民の先頭に立ち、非暴力による民主化と人権回復のために闘い続け、1991年にノーベル平和賞を受賞したビルマのアウンサンスーチー女史。断続的に続いた20年以上もの自宅軟禁の間、不屈の意志を貫いた彼女の半生を、『SAYURI』、『ハムナプトラ3呪われた皇帝の秘密』などハリウッドでも活躍する国際女優、ミシェル・ヨーが演じた『The Ladyアウンサンスーチー引き裂かれた愛』。2007年に脚本と出会ったミシェルは友人であるリュック・ベッソンを監督に迎え、映画化が実現した。ジャパン・プレミアのために来日した2人に話を聞いた。スーチー本人が軟禁状態での映画撮影前日開催のプレミアをふり返るうち、「政治家は自分たちを選んでくれた国民のことを知ろうともしない。自分たちに一番近い彼らの声を聞こうとしない」と問わず語りで話し始めるベッソン監督に、ミシェルも「残念ながら、世界中で起きてることじゃないかしら」と応える。「18世紀のフランス革命がそうだった。マリー・アントワネットが『パンがないなら、お菓子を食べればいいじゃない?』と言ったのと同じだよ」とベッソンが言うと、ミシェルは目を見開き、呆れたように笑い出す。「うそ!本当にそんなこと言ったの?人々が苦しみ、死んでいくのに」。本作はまさに、政治家と国民の乖離を描くもの。同時に、政治と愛を結びつける感動作でもある。こうした題材をドキュメンタリーではなく、劇映画として作るのは、ある意味より困難な手法でもある。「最大の難問は、主人公であるアウンサンスーチーさん本人と直接会うことが叶わないまま撮影しなければならかったことだ。彼女は自宅軟禁状態だったし、彼女の友人の多くも投獄されているか、もう亡くなっているかだった。情報収集のために4年間、自分たちでリサーチした。出来るだけ情報を集めて、可能な限り真実に近づけようとした。少しでも真実があれば、物語を作り上げることができる。それが無ければ、何も作ることはできない。たとえば、軟禁されている家。色々な情報を基に完璧に再現したし、ノーベル平和賞授賞式の様子も記録映像を基に再現した」(ベッソン)。軟禁状態で出席できなかった「彼女が授賞式をラジオで聴いていたのも事実なのよ」(ミシェル)ビルマ語の敬称“ドー”をつけ、尊敬を込めて“ドー・スー”と女史を呼ぶミシェルは、女史の知人たちに可能な限り面会し、話を聞いたという。「研究者であるイギリス人の夫と2人の息子とオックスフォードで幸せに暮らしていた主婦としての彼女を知る人たちとかね。でも、彼らが言うことは大体、関連書籍に書かれているのと同じことだった。だって20数年前のことですもの。30年、40年近くも彼女と会っていない人たちもいる。彼らに向かって『知り合いなら、もっといろんなこと知ってるでしょう』と詰め寄るのはフェアじゃないと思ったの。彼女の次男のキムにしても、そう。シュエダゴン・パゴタ広場でドー・スーが初めて演説を行うシーンがあるけど、キムは実際に家族と一緒にあの場にいたの。劇中で夫のマイケル(デヴィッド・シューリス)のそばには野球帽を被った少年のキムがいる。でも、本人は『あんまり覚えてない』と言うのよ。全てがあまりにも過去の話で、全てを立証できる唯一の人であるドー・スーは軟禁されている。私たちが彼女の映画を作っている事実さえ、なかなか公表できなかった。彼女を危険にさらすことになるからよ。映画のために私たちと接触した疑いをもたれたら、5年間軟禁が延長されるかもしれない」。「以前、アメリカ人が川を泳いで渡って彼女の家まで行ったことがあるんだ。ジャーナリストでもない、彼女と面識もない男だったのに、それがアメリカ人だというだけで、彼女の自宅軟禁は3年間延長されたんだ」とベッソンは付け加える。「彼女は、ビルマという国の母親になったのよ」それにしても、なぜアウンサンスーチー女史はここまで強くいられるのだろう。元々彼女は病に倒れた母の看病ために帰国し、そこから全てが始まった。確かに彼女の父は“ビルマ建国の父”として国民から敬愛されながら、非業の死を遂げたアウンサン将軍だ。だとしても、最愛の家族と引き離され、死の床にある夫との再会も果たせない、そんな苛酷な状況に耐えられるものだろうか?「彼女の強さはどこから生まれるのか、私も知りたかった。彼女は『これは犠牲じゃなく、自分で選んだこと』と語っているの。これに大きな意味がある。父親の死後、母親から大きな義務というものを学んでいたんです。大学で政治学、経済学を学んでいるけど、政治家には必須のもの。論文のテーマも母国で起こりうる改革についてだった。彼女はいつの日か帰国して、母国の変化に何らかの形で手を貸したいと思っていたんじゃないかしら。まさか大統領になるかもしれない日が来るとまでは思っていなかったかもしれないけど。でも、夫と子供たちの愛があったからこそ、一歩踏み出せたと思う。彼女は子供たちを見捨てたんじゃない。現在の彼女と子供たちの関係を見れば、それは明白よ。ミャンマー政府は家族が離ればなれの状況を利用して、彼女の心を折ろうとしたけど、彼女は決して屈しなかった。2人の子供の母親だった彼女は、ビルマという国の母親になったのよ」。ミシェルは現在内戦状態のシリアで虐殺が起きていることを挙げ、「自分たちの国民を殺すなんて、家族を殺しているのと同じことよ!歴史上、何度も繰り返されてきたのに人間は何も学ばない。未だに同じことをしている」と嘆く。「でも、正しいことをする勇気は誰の心にもあるはず。誰だって、そういう状況に置かれたら、家族のためにも立ち上がるんじゃないかしら」。「ラングーンから知識人たちが彼女を訪ねて『あなたが必要です』と説得したからこそ、彼女は一歩踏み出したんだ」と言うベッソンは「政府と国民と距離が広がりすぎると、ちょっとした火花がきっかけで大きな炎が燃え上がる」と語る。「非暴力で民主化を目指したネルソン・マンデラ、ガンジー、そしてアウンサンスーチーも、その火花なんだ」。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛 2012年7月21日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 2011 EuropaCorp - Left Bank Pictures - France 2 Cinema
2012年07月18日『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』で新境地を開拓したリュック・ベッソン監督の次回作は、マフィア物。ロバート・デ・ニーロのほか、彼の妻役でミシェル・ファイファーも出演する。アクション映画で知られるフランスのヒットメーカー、リュック・ベッソン監督の次回作『Malavita』は、『Badfella』という小説が原作。重要なことを目撃したデ・ニーロ演じるマフィアのボスは、身の危険にさらされる可能性があることから、家族とともにフランスのノルマンディー地方に身を潜めるが、マフィアとしての立ち居振る舞いはそう簡単に変えられるものでもなく…。平和で静かな街に、大きな波を立てることになっていく。デ・ニーロは、現在北米公開中のスリラー『Red Lights』に出演。今年は、ほかにデヴィッド・O・ラッセル監督の『Silver Linings Playbook』やアクションコメディ『Freelancers』、アマンダ・セイフライド共演のコメディ『The Big Wedding』などの公開が控えている。娘役のダイアナ・アグロンは人気TVシリーズ『Glee/グリー』のほか、映画『アイ・アム・ナンバー4』に出演。ファイファーは最近、『ダーク・シャドウ』に出演している。文:猿渡由紀
2012年07月17日トミー・リー・ジョーンズが、リュック・ベッソン監督最新作『Malavita』(原題)に出演するようだ。ロバート・デ・ニーロ、ミシェル・ファイファーらが共演する本作は、証人保護プログラムによってフランスへ強制移住させられたマフィア一家が、新天地になじもうとするも過去の悪行を隠すのに苦労した挙句、すぐにまた元のマフィアの習慣に戻ってしまうという物語となっている。デ・ニーロとミシェルは、マフィア一家の夫妻を演じる見込みだが、トミーの役柄はまだ不明。トニーノ・ブナキスタの小説「隣のマフィア」を原作に、ベッソン監督とTVドラマ「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」を手がけたマイケル・カレオの2人が本作の脚本を執筆し、8月にもフランスでクランクインを予定している。トミーは、今後メリル・ストリープと共演の『Hope Springs』(原題)とスティーヴン・スピルバーグ監督作『Lincoln』(原題)が年内の公開を控えており、『Emperor』(原題)ではマシュー・フォックスと共演。さらに、脚本と監督を兼任する『The Homesman』(原題)も控えている。
2012年07月02日アクション映画といえば、ブルース・ウィリス(『ダイ・ハード』)やジェイソン・ステイサム(『トランスポーター』)などの肉体派の男優や激しいガン&カーアクションも魅力的だが、隆々とした肉体派男子に劣らぬアクションを披露するセクシー女子たちの存在も見逃せない。そして、そのセクシー度をグッと高めてくれているのが“ボディスーツ”。実は、今年の夏はボディスーツ×ワイルド・セクシー女子が大活躍する映画が揃っているのだ。その公開順にワイルド女子たちをここで一挙ご紹介!エントリーNo.1:『崖っぷちの男』ジェネシス・ロドリゲスまず一人目は、サム・ワーシントン主演の緊迫サスペンス『崖っぷちの男』(7月7日公開)。突然、N.Y.の地上21階のホテルの窓外に姿を現し、飛び降りようとする男・ニック(サム・ワーシントン)の命がけの勝負の裏で進行する、ある「計画」が物語のミソとなるわけだが、その重要な計画に関わっているのが、スタイル抜群のラテン系女子ジェネシス・ロドリゲスが演じるアンジーだ(上写真)。ニックの弟で恋人のジョーイ(ジェイミー・ベル)と手を組んである所に侵入を図る彼女は、ボディスーツに身を包み、『ミッション:インポッシブル』ばりのアクションを見せる。本作が映画デビューとなるジェネシスは、さすが“EL Puma”の異名を持つアーティストで俳優のホセ・ルイス・ロドリゲスの血を継ぐ娘とあって、即興が求められた演技でも「サルサやヒップホップやレゲトンの音楽を聴いて気分を盛り上げたりしたわ。それで強盗事件も起こせる気分になれたの」とリラックスしていた様子。その完璧なプロポーションに加えて、勝気な性格で彼氏を時に引っ張る様子がキュート&セクシー!新星ヒロインの活躍にぜひご注目。エントリーNo.2:『ダークナイト ライジング』アン・ハサウェイ元祖ボディスーツ・ヒロインと言えば、彼女は絶対に外せない。クリストファー・ノーラン流「バットマン」3部作の最終章にあたる『ダークナイト ライジング』(7月28日公開)でいよいよ登場する、キャットウーマンことセリーナ・カイルである(右写真)。キャットウーマンと言えば、これまでミシェル・ファイファーやハル・ベリーら数々の女優が幾度となく演じてきた、女優にとっては憧れのファイティング・レディ。本作では、本格的なアクションは初めてのアン・ハサウェイが鍛え抜いたプロポーションで、念願のキャットウーマンに挑戦!バットマンに負けぬ洗練されたデザインのボディスーツを着こなし、さらに女性が乗りこなすのは困難そうなバット・ポットにまたがり颯爽と走る姿は、クールビューティの鏡。歴代のキャットウーマンのイメージをどう覆してくれるのかにも期待したいところ。エントリーNo.3:『アベンジャーズ』スカーレット・ヨハンソン『ダークナイト』と今夏、真っ向対決するのが、ヒーロー映画『アベンジャーズ』(8月14日公開)。その紅一点“アベンジャー”として男たちと肩を並べて闘うのが、『アイアンマン2』からのおなじみキャラ、ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフである(左写真)。前作に続いて演じるのは、ハリウッドきってのセクシービューティ、スカーレット・ヨハンソン。豊満なボディに赤く染め上げた髪をなびかせる魔性の色気に、周りのヒーローたちも思わず気を緩ませてしまうのでは…と思ってしまうが、そこは男よりも男らしい彼女。オリンピック選手並みの運動能力を誇る身体一つで、地球壊滅を目論む強敵と激しい戦いを繰り広げていく。ボディスーツと言えば、彼女とまるでペアの装いのような、ジェレミー・レナー扮する弓の名人・ホークアイ(クリント・バートン)との息の合ったアクションにもぜひ注目してほしい。エントリーNo.4:『コロンビアーナ』ゾーイ・サルダナ最後のエントリーは、『ニキータ』、『レオン』に続き、鬼才リュック・ベッソンが誕生させた最強ヒロイン、『コロンビアーナ』(9月1日公開)の美しき女殺し屋・カトレア(右写真)。愛する家族を殺された復讐を胸に生きてきた孤高のヒロインであり、凄腕の殺し屋として暗躍する彼女もまた、ボディスーツの着こなし名人のひとり。数々の困難な仕事をこなしてきた彼女の熟練された職人技が、無駄のないボディスーツにも表れているようにも。今回エントリーされた4人の中でも一際、壮絶な過去を背負ってきた彼女だが、家族や最愛のパートナーを大切にする女性的な優しさも垣間見せるのが魅力。ベッソンの新たなミューズとして、この大役をこなすのは、『スター・トレック』、『アバター』でブレイクを果たしたゾーイ・サルダナ。彼女の最大の武器は、何と言ってもその長い“脚線美”!しなやかに、美しく立ち振る舞う彼女もまた、目が離せないクールビューティである。女性なら誰も願望するくびれボディに、闘う意志を備えた強いメンタリティ。ボディスーツを着こなすには様々な条件が課せられるが、それを見事に着こなす彼女たちはやはり美しい。今年の夏はとにかく熱い、ボディスーツ美女!あなたが最も気になるのは誰?■関連作品:アベンジャーズ 2012年8月14日より全国にて公開TM&© 2012 Marvel & Subs.崖っぷちの男 2012年7月7日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLCコロンビアーナ 2012年9月1日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011 EUROPACORP - TF1 FILMS PRODUCTION - GRIVE PRODUCTIONS
2012年06月29日6月28日(木)、『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』のPRのため来日中のミシェル・ヨーとリュック・ベッソン監督が、ミシェルがアンバサダーを務めるスイスの時計ブランド「リシャールミル」主催のパーティに出席。さらにゲストとしてモデルの冨永愛が出席し、会場を華やかに彩った。1991年にアジア人女性としては初のノーベル平和賞を受賞しながら、その活動が軍幹部に危険視され、国民がその名を呼ぶことができず“The Lady”と呼ばれたアウンサン・スーチー女史。15年にわたって自宅軟禁を強いられた彼女の闘い、深い愛で結ばれた家族との絆、悲しい別れを描き出す。この日、しっかりと左腕に「リシャールミル」の腕時計をはめて登場したミシェルは「こんばんは。私はミシェル・ヨーです」と日本語で挨拶した後、「日本はリュック・ベッソン監督と私にとっても第2の故郷と言える国ですので、この作品をやっとみなさまにお見せできることが大変嬉しいです」と笑顔で喜びを語った。ベッソン監督は本作について、「3年間、心の全てを捧げて作った作品です。ミシェルは女優人生を賭けてこの役に挑んでくれました。外見からビルマ語、(スーチー女史の出身大学の)オックスフォード時代の訛りのある英語まで全て、完璧に準備してくれました。だから、監督としてすることなんて、ほとんどなかった」とミシェルの女優魂を称えた。そして、スーチー女史同様に“まっすぐな信念をもった、強く、美しい女性”の日本代表として登場した冨永さん。MCから本作の感想を聞かれると、「孤独と闘い、最愛の夫の死に目にも会えず、ビルマに魂を捧げた女性。それがアウンサンスーチー女史ですよね。この映画を観て同じ女として、いてもたってもいられない気持ちになり、彼女の強い愛に感動しました」と、激しく心動かされた様子。さらに、今度は冨永さんからミシェルへ「壮絶な人生を送るスーチー女史を演じることは過酷だったと思うのですが、ミシェルさんは何をもって演じたんでしょうか?」との質問も。「それは簡単です(笑)。私を突き動かしたものは“愛”です」(ミシェル)との堂々の回答に、会場は大きな拍手に包まれていた。『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』は、7月21日(土)より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。■関連作品:The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛 2012年7月21日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 2011 EuropaCorp - Left Bank Pictures - France 2 Cinema
2012年06月29日人気海外ドラマ「NIKITA/ニキータ」のセカンドシーズンのDVDリリースを記念して、主演のマギー・Qが5年ぶりの来日を果たし、6月28日(木)に都内劇場で開催されたプレミア試写会に登壇。ゲストとして先日、第1子となる長女が誕生したばかりの元格闘家の魔裟斗も来場した。リュック・ベッソン監督の手による映画『ニキータ』の3年後の世界を描いた本ドラマ。かつて所属した闇の組織への復讐を目論むニキータの戦いを描き出すが、セカンドシーズンでは自身が手塩にかけて育てた暗殺者・アレックスと対峙することに…。拍手と歓声で迎えられ、セクシーな黒いドレスで登場したマギー。本作では前シーズン以上とも言える激しいアクションを自ら演じているが、「恐怖心は全くなかったわ」とキッパリ。「以前、『ダイ・ハード4.0』のときに、1度だけ心臓が止まりそうな恐怖を一瞬味わったことがあるけど、不思議とこの作品では怖いと感じたことはないの」と笑顔で明かした。この日のようなセクシーなドレス姿でアクションに臨まなくてはいけないことも多々あるが、「男性の作者が多いけど、みんな女性のアクションは“ドレスにハイヒール”でって思い込んでるのね(苦笑)」とやれやれといった表情。「『できるかい?』って聞かれたら、『あなたがやって見せてくれたら、やるわよ』って返すようにしてるの」とイタズラっぽい笑みを浮かべた。魔裟斗さんは世界王者に輝いた「K-1 WORLD MAX」など数々の修羅場を経験してきたが、マギーが本作で見せるアクションについて「もちろん、リングでの戦いと魅せるためのアクションは違うものですが、蹴りもパンチもしっかりと打ててるなと思います。セクシーで強いです。僕は普段、女性のアクションはあまり好きじゃないんですが「NIKITA/ニキータ」は面白いです」と太鼓判を押した。魔裟斗さんは登場時にマギーに花束を贈呈したが、イベントの最後にサプライズで娘さんの誕生を祝ってマギーが魔裟斗さんに花束をプレゼント。マギーから「ベイビー・ファイティング・ガールになるの?」と聞かれると、「格闘家にはさせません!(女優として)アクションならいいけど。格闘家とも付き合わせません!」と早くも親バカぶり全開。マギーは「私がトレーニングしてあげるわよ!」と満面の笑みを浮かべていた。イベント後に報道陣の取材に応じた魔裟斗さんは、生まれたばかりの愛娘について「(名前は)何となく決まってます。かわいいです」とニンマリ。「僕に似てるって言われます。僕はそう思わないんですが」と言いつつ、まんざらでもなさそう。妻の矢沢心さんの体調も良好とのこと。自ら立ち会った出産について「僕が試合でセコンドにやってもらったことをやりました。いまはとにかく2時間おきに起きたりして、(矢沢さんが)寝れないのでやれることをすべてやってサポートしたい」とすっかり“イクメン”モードで「大変だけどかわいいので疲れませんよ」とデレデレだった。改めて娘さんの将来について「女優はいいけど格闘家にはさせません!」とピシャリ。「格闘家の彼氏を連れてきたら?」と問われると、「将来性がありそうならいいけど、難しいでしょうね。僕を超えてもらわないといけないので。どんな男を連れてきても戦えるように、あと30年は鍛え続けます」と、早くも娘の彼氏の返り討ちを宣言していた。「NIKITA/ニキータ」セカンドシーズンは8月8日(水)よりDVDレンタル&オンデマンド配信開始。9月5日(水)よりコンプリート・ボックス発売。海外ドラマチャンネル「AXN」にて8月、日本独占初放送スタート。「NIKITA/ニキータ<セカンド・シーズン>」<セル>「NIKITA/ニキータ <セカンド・シーズン> コンプリート・ボックス」[DVD]価格:15,000円(税込)「NIKITA/ニキータ <セカンド・シーズン> コンプリート・ボックス」[Blu-ray]価格:17,000円(税込)発売日:9月5日(水)<レンタル>8月8日(水)よりレンタル開始発売元・販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ公式サイト:nikita-tv.jp<放送>海外ドラマ専門チャンネル AXNにて8月より放送開始【字幕版・吹替版】© 2012 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.■関連作品:NIKITA/ニキータ [海外TVドラマ]
2012年06月28日リュック・ベッソン監督がビルマ(現ミャンマー)民主化のリーダー、アウン・サン・スー・チー女史の半生を映画化した『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』のジャパン・プレミアが6月26日(火)に開催され、ベッソン監督と主演のミシェル・ヨーが舞台挨拶に登壇した。軍幹部に危険視されていることから国民が気軽にその名を呼ぶことができず“The Lady”と呼ばれたスーチー女史。15年にわたって自宅軟禁を強いられた彼女の戦い、家族との絆や悲しい別れ、深い愛を描き出す。ミシェルの来日は『ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝』以来4年ぶり。「これは“愛”だけで作った映画です」と語り、「苦労はありましたが、ビルマのみなさんが味わった苦境とは比べものになりません。この映画に参加し、周囲の人々に優しく接すること、良い人間であろうとすることを学ぶことができました。10キロ体重を落とすことは大変でしたが、監督との仕事は喜びであり、最高の自分を引き出していただけたと思います」と笑顔を浮かべた。ミシェルが話し終えると、監督は覚えたての日本語で「ソウデスカー?」と応答し、会場は笑いに包まれた。本作のメガホンを握ることになった経緯について、監督が「ミシェルが脚本を持って僕に“プロポーズ”してくれたんだ」と語ると、すかさずミシェルは監督に求婚のポーズをとって会場を沸かす。当初、ベッソン監督はプロデューサーを務める予定だったそうだが「脚本にあまりに心を揺さぶられて『監督がしたい』と言ったら、心優しいミシェルが『いいですよ』と言ってくれたんだ」とユーモアたっぷりに明かした。バンコクで撮影が行われている最中にスーチー女史の解放が報じられ、ミシェルはスーチー女史の元を訪れた。「飛行機で45分ほどの距離だったので、みんなで行こうということになったんですが、ビザが下りたのが私だけだったんです。自分が4か月間にわたって(映画の中で)生きてきた人物に会えるということで興奮し、ナーバスになっていました。彼女の家は監督が作ったセットと全く同じで、彼女を支えるNLD(国民民主連盟)の人々も映画と同じで、勝手知ったる家に入るようでシュールな気持ちでした。『ハロー』と声を掛けられ、ふり向くと彼女がいたんです。どうしていいか分からない私を彼女は手を広げてギュッと抱きしめてくださいました」と謁見の様子を明かした。その数週間後に監督もスーチー女史と顔を合わせたが、「家も映画と同じで“The Lady”も映画と同じ(笑)。現実と夢を同時に体験してるような気分でした。人生のことや子供たちのこと、あの国の未来について話しましたが、肝心の映画のことで聞きたかったことを聞き忘れてしまいました」と本物のスーチー女史を目の前にした興奮をふり返った。会場には多くの報道陣が訪れており、そのうちのひとりで、ビルマから政治亡命し現在は都内の大学院で学んでいるというジャーナリストが、スーチー女史とビルマの人々へのメッセージを求めると、監督は「私のメッセージは2時間あり、いまから始まります」とこの映画自体がビルマの人々へのメッセージであることを強調。ミシェルも「私たちが伝えたい思いは全て、この映画に込められています」とうなずき、「みなさんのことを決して忘れず、常に関心を持ち続けていきたいと思います。多大な努力が必要ですが、外側からみなさんにスポットライトを当て続けていきたい」と心の内の思いを語り、会場は温かい拍手に包まれた。『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』は7月21日(土)より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。■関連作品:The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛 2012年7月21日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 2011 EuropaCorp - Left Bank Pictures - France 2 Cinema
2012年06月26日弱冠13歳のナタリー・ポートマンを一躍スターダムに押し上げた『レオン』から18年。フランス映画界の巨匠リュック・ベッソン監督が自らの脚本で完成させた、新たなるヒロイン・アクション『コロンビアーナ』が、9月1日(土)より公開されることが決定した。いまなお世界中に多くのファンを持つ『レオン』、『ニキータ』のアサシン(暗殺者)・アクション。ベッソン監督は、悲しい過去をもつ美しきヒロインが“殺し屋”の世界で成長していく姿を描いてきたが、その続編を熱望していた監督自身が今回自ら書き下ろした脚本で贈る『コロンビアーナ』のヒロイン、カトレアにもその遺伝子が確実に受け継がれている。9歳のときに目の前で両親を惨殺されたことをきっかけに、人生をかけて憎き仇への“復讐”に全てを捧げ、凄腕の殺し屋として成長していくカトレア。この美しき殺し屋・カトレアを演じるのは、ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』でブレイクを果たしたゾーイ・サルダナ。今回公開された特報映像では、鍛え上げられたパーフェクト・ボディと、驚異的な身体能力で見事なアサシンぶりを見せている。『スター・トレック』ではキュートな魅力を発揮し、その存在感を十分に示しているゾーイだが、その愛らしい笑顔を封印した本作でさらなるブレイクを果たす予感?『レオン』のヒロイン・マチルダを演じたナタリー・ポートマンは映画デビュー作にして一躍その名を映画界に刻み込み、いまでは『ブラック・スワン』などを経てハリウッドを代表する女優に。『二キータ』の主人公を演じたフランス女優アンヌ・パリローも、その後『仮面の男』でレオナルド・ディカプリと共演するなど、輝かしいブレイクの実績があるゆえ、本作でのゾーイの活躍に期待がかかる。そして、特報映像と共に今回公開されたポスター。殺し屋として生きる宿命を背負ったヒロイン・カトレアの葛藤を体現するように、銃を構えた彼女の目からは一筋の涙が…。その涙が意味するものとは果たして?『コロンビアーナ』は9月1日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reservedコロンビアーナ 2012年9月1日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011 EUROPACORP - TF1 FILMS PRODUCTION - GRIVE PRODUCTIONS■関連記事:あの感動をIMAXでもう一度!『アバター<特別編>』IMAX3D上映に20組40名様ご招待第3回映画館大賞は『告白』!本屋大賞を受賞した原作に続き映画化作品も快挙全国のビデオショップ店員が選ぶ「ビデオ屋さん大賞」創設1位は『サマーウォーズ』『ナルニア』初登場1位!オスカー4冠『英国王のスピーチ』も異例の大ヒットスタートオスカーのプレゼンター続々発表!スカヨハにJ・ロウ、主演女優候補のニコールも参戦
2012年05月30日リュック・ベッソン監督が自ら執筆した児童文学を原作に3DCGアニメーションと実写を融合させた革新的な映像で作り上げてきたファンタジー『アーサー』シリーズが遂に完結!『アーサーとミニモイの不思議な国』、『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』に続く3部作の最終章となる『アーサーとふたつの世界の決戦』のDVDが先日、リリースとなった。原作の第1巻が刊行されたのが2002年。他作品の監督やプロデューサーをも務めつつも製作を進めてきたこの壮大な3部作を送り出した心境は――?ちょうど1年前に本作を携えて「フランス映画祭2011」の団長として来日を果たした際のベッソン監督のインタビューをお届け!好奇心旺盛な少年・アーサーが体長2ミリのミニモイ族の世界で大冒険を繰り広げる本シリーズ。タイトルにもあるように、本作ではミクロ世界のみならず、人間界にも冒険が波及!復活を遂げた魔王・マルタザールやその軍団が人間界をも支配しようとするのを阻止すべく、アーサーと仲間たちが奮闘する。3部作を作り終えての心境を尋ねると監督は「まずは終わったことに満足してるし、ホッとしたよ」と素直な胸の内を明かしてくれた。監督にとって、この3部作は子供のような存在だという。「3人の子供たちが自分の中でどんどん大きくなっていったような気分だよ。子供たちの方も『パパ、僕らのことはもういいよ』って気持ちじゃないかな(笑)?本を書くことと映画を作るってことは全く表現の仕方が違うでしょ?だから最初に小説を書き始めたときに今回の映画のようなイメージを思い浮かべていたわけじゃないんだ。まずは本を書くことに集中し、それから今度は映画の世界に没頭することにした。結局、両方合わせて10年近くを費やすことになったから、そろそろ違うことをやりたいなって気持ちだよ」。実写部分に関しては第1作目から3作目までほぼ同時期にまとめて撮影されており、主演のフレディ・ハイモアは当時まだあどけなさの残る10代半ばの少年だったが、今年20歳を迎えた。フレディと初めて会ったときの“衝撃”を懐かしそうにこうふり返る。「彼が部屋に入ってきて、話し始めて3分で『あぁ、彼しかいない』って思ったよ。どうしてって?そんなの説明できないよ。女性に会って『彼女が運命の人だ』って感じるあの感覚さ。分かるでしょ?僕の頭の中にボンヤリとあったアーサー像にピタッと重なって明確になったんだ」。このインタビューが行われたのは、ナタリー・ポートマンが『ブラック・スワン』で悲願のアカデミー賞を獲得した数か月後。ナタリー(『レオン』)を始め、ミラ・ジョヴォヴィッチ(『フィフス・エレメント』)などベッソン監督の作品をきっかけに世界的なスターとなっていった俳優は多いが、自作に出演した俳優たちについては、監督も何かと気にかけているよう。「もちろん気になるよ。責任まで感じちゃうね。でもフレディに関しては別だよ!だって彼は『アーサー』以前から『ネバーランド』や『チャーリーとチョコレート工場』でジョニー・デップと共演したりして活躍してただろう?フレディのことまで責任を持つことになったら大変だからね(笑)。というか、彼は演技が出来るだけでなく、本当に頭がいいしフランス語まで話せるし、そもそも僕が心配しなくても大丈夫だよ」。「この映画は子供たちに観てほしい。12歳以上の大人は子供の許可を取ってから観るように」とは監督一流のユーモア。自身も撮影の現場で、そして家庭で常に子供たちから刺激を受けていると頷く。「偉大な哲学者がこう言ってるよ。『子供は人類の父である』ってね(※ロックバンド『ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズ』のアルバム名)。僕はいつも、物事はそんなに複雑ではなくシンプルだってことを子供たちから教わってるよ。長く大人でいるとドライになり過ぎちゃうものだけど、正直でまっすぐで敏感な子供たちの感性が『あぁ、そうだよな』って思い起こさせてくれるんだ」。ちなみに本作では、悪役マルタザールの不肖の息子・ダルコスの存在が物語の大きなカギを握る。監督はマルタザールとダルコスについて「あの親子の関係はシェークスピア的だね」と評する。「愛と憎しみ。父の横に息子が存在し、育っていくときの問題をたっぷりと見せているよ。父は息子を常に裏切るものだけど、逆に息子はどのように父を裏切るのか?ってね」。ダルコス(声を担当したのはイギー・ポップ!)がデヴィッド・ボウイ(※第1作でマルタザールの声を担当)の名曲「Rebel Rebel」(邦題『美しき反抗』)を歌うシーンまであり、完全に監督が楽しんでるような…。「確かに、このシーンも含めて2人の関係を描くのは楽しかったよ。歌いながらダルコスの反抗心が出てるでしょ?『悪の帝王になんてなりたくない。歌手になりたい』って歌いながら反抗してるんだ。でもデヴィッドの歌を歌うところに愛があるよね(笑)」。以前は「10作ほど作ったら監督業は引退する」と公言し、日本のみならず世界中のファンを心配させていたが、いまではその心配は不要だろう。監督として映画を作る上での心の支えとなっているものを尋ねると、こんな熱っぽい答えが返ってきた。「どんなものでも映画のテーマになりうるし、出会いで触発されることもある。何かに心が揺り動かされ、虜になると、興奮するような気持ちがどんどんわき上がってくるんだ。カメレオンみたいなものだね。虫が目の前を通った瞬間に舌が反応して即座に獲物をキャッチしてるんだ」。このとき「次回作はミャンマーのアウンサン・スーチーのドラマだよ。また全く違うドラマだろう?」と語っていたが、その言葉通り『アーサー』シリーズに続いて『The Lady ひき裂かれた愛』を完成させた(日本では7月21日より公開)。この先もあっと言わせる手法で日本のファンを楽しませてくれそうだ。(text:Naoki Kurozu)「アーサーとふたつの世界の決戦」DVD価格:2,940円(税込)「アーサーとふたつの世界の決戦」ブルーレイ価格:4,935円(税込)発売元・販売元:角川書店発売中© 2010 EUROPACORP – TF1 FILMS PRODUCTION – APIPOULAÏ PROD- AVALANCHE PRODUCTIONSPhoto : Guy Ferrandis © 2007 EuropaCorp■関連作品:アーサーと魔王マルタザールの逆襲 2010年4月29日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 EUROPACORP–TF1 FILMS PRODUCTION–APIPOULAÏ PROD- AVALANCHE PRODUCTIONSImages et Effets 3D–BUF photos:Daniel Smith © 2009 EUROPACORP – TF1 FILMS PRODUCTION – APIPOULAÏ PROD- AVALANCHE PRODUCTIONS The Ladyひき裂かれた愛 2012年7月、角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 2011 EuropaCorp - Left Bank Pictures - France 2 Cinemaアーサーとふたつの世界の決戦© 2010 EUROPACORP - TF1 FILMS PRODUCTION - APIPOULAI PROD- AVALANCHEPRODUCTIONS Images et Effets 3D - BUFアーサーとミニモイの不思議な国 2007年9月22日より丸の内プラゼールほか松竹・東急系にて公開©2006 EUROPACORP - AVALANCHE PRODUCTIONS - APIPOULAI PROD■関連記事:議会選挙で圧勝したアウンサンスーチー!壮絶なる“愛”描く映画ポスター公開!フランス映画祭団長、リュック・ベッソン監督来日!『アーサー』のGACKTの声に賞賛団長リュック・ベッソンも来日「フランス映画祭2011」鑑賞券をプレゼントベッソン監督がフランス映画祭団長で来日決定!V・パラディ&デュリス作品も上映GACKTがアニメ版「SUPERNATURAL」のボイスキャストに!“選ばれた子供”演じる
2012年05月18日今年で記念すべき20周年を迎えるフランス映画祭が6月21日(木)より4日間にわたり開催される。本映画祭で、今月16日(現地時間)に開幕する第65回カンヌ国際映画祭にも出品される日本未公開のアニメーション『アーネストとセレスティーヌ』がいちはやく上映されることが決定。さらに、『アデル/ファラオと復活の秘薬』のルイーズ・ブルワゴンら総勢約20名の豪華アーティストの来日が発表された。昨年フランスで国内興行成績1位の大ヒットを記録した『最強のふたり』がオープニングを飾り、本年度アカデミー賞最多5部門を獲得した『アーティスト』の主演ジャン・デュジャルダンとミシェル・アザナヴィシウス監督が再びタッグを組んだ『プレイヤー』が上映されるなど、旬のフランス映画に出会えるのが本映画祭の魅力。このたび特別追加作品として上映決定したのが、ベルギーの絵本作家・故ガブリエル・バンサン氏の人気シリーズ絵本「くまのアーネストおじさん」(BL出版刊)を原作としたアニメーション『アーネストとセレスティーヌ』。くまのおじさんとねずみの女の子の微笑ましい共同生活を通して、愛の深さや他人に尽くす喜び、気取らない生活の魅力を描く。本作をもって、今年のプログラムは長編11作品、短編6作品の計12プログラムに決定した。そして気になるのが、毎年恒例の来日アーティスト。過去最多の来日人数となる今回も、フランスの“今”を象徴するアップライジングなスターたちが映画祭を美しく彩ってくれる。中でも注目したいのが、本映画祭の“顔”となる女性3人組“Les Filles du cinema francais(フランス映画の女たち)”だ。キュートなルックスからは想像もつかないほど異端な行動やファッションが話題となり、一流ファション誌の表紙を総なめにしたリュック・ベッソン監督の秘蔵っ子、ルイーズ・ブルワゴン(『A Happy Event(仮題)』主演)、『7 ans』などの映画で女性が持つダークサイドをその独特の世界観で見事に演じた女優であり、フランス女流監督としていま最も注目されているヴァレリー・ドン ゼッリ(『わたしたちの宣戦布告』監督・出演)、そしてヴェネチア映画祭で大絶賛され、フランスで最も権威のある批評家賞「ルイ・デリュック賞」を受賞した期待の新人女流監督レア・フェネール(『愛について、ある土曜日の面会室』監督)の3人である。彼女たちは映画祭期間中の各種イベントにも出演する予定。女性がシーンを背負うという時代性を象徴するこの個性豊かな「フランス映画の女たち」が、同じく女性であるユニフランス・フィルムズ代表のレジーヌ・アチョンドと共に、本年度の映画祭を華やかに盛り上げてくれそう。20th アニバーサリー フランス映画祭日程:6月21日(木)~6月24日(日)会場:有楽町朝日ホール(有楽町マリオン11F)、TOHOシネマズ 日劇<レイトショーのみ>(有楽町マリオン9F)映画祭公式サイト:主要来日アーティスト一覧・『わたしたちの宣戦布告』(監督・主演:ヴァレリー・ドンゼッリ/主演:ジェレミー・エルカイム)・『美が私たちの決断をいっそう強めたのだろう/足立正生』(監督:フィリップ・グランドリュー)・『最強のふたり』(監督:エリック・トレダノ, オリヴィエ・ナカシュ)・『リヴィッド』(監督:ジュリアン・モーリー、アレクサンドル・バスティロ)・『そして友よ、静かに死ね』(出演:ディミトリー・ストロージュ)・『ミステリー・オブ・リスボン』(英題/出演:メルヴィル・プポー)・『スリープレスナイト』(仮題/監督:フレデリック・ジャルダン/主演:トメル・シスレー)・『愛について、ある土曜日の面会室』(監督:レア・フェネール)・『A Happy Event』(仮題/主演:ルイーズ・ブルゴワン)■関連作品:ミステリーズ・オブ・リスボン (英題)プレイヤー 2012年6月23日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開最強のふたり 2012年9月よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 SPLENDIDO/GAUMONT/TF1 FILMS PRODUCTION/TEN FILMS/CHAOCORP■関連記事:ジャン・デュジャルダンのセクシーボイスに胸きゅん!『プレイヤー』最新映像が到着“旬”のフランスが盛りだくさん!20周年「フランス映画祭」ラインナップ発表今最もホットな彼の“声”が聞ける!『アーティスト』監督&主演コンビ最新作公開祝20周年!フランス映画祭、6月開催決定オープニング作品は『最強のふたり』
2012年05月11日4月1日夜、投開票が行われたミャンマー議会補欠選挙で、国民民主連盟(NLD)を率いて圧勝したアウンサンスーチー。ビルマ民主化運動のリーダーであり、その非暴力による民主化・人権を目指す闘いを評価され、1991年にアジア女性としては初のノーベル平和賞を受賞した彼女の激動の半生を描いたリュック・ベッソン監督最新作『The ladyひき裂かれた愛』のポスタービジュアルがこのほど完成し、シネマカフェにいち早く到着した。民主主義運動のリーダーとして軍事独裁政権と闘い、長きにわたり自宅軟禁生活を強いられながらも不屈の強い意思を持ち続けた姿は、日本でもたびたび報道され、世界的に広く知られる。だが、ひとりの妻として、母としての彼女の姿はあまり知られていない。本作では、遠くイギリスの地から陰で支え続けたイギリス人の夫や息子たちの存在、そしてその死に立ち会うことさえ叶わなかった最愛の夫との深い愛を通して、ひとりの女性として生きる彼女の辛く厳しい半生を描き出す。メガホンを握ったのは、『レオン』や『フィフス・エレメント』など数多くのヒット作を送り出してきたフランスの鬼才、リュック・ベッソン。近年では『アーサー』シリーズや『アデル/ファラオと復活の秘薬』などアドベンチャー色の濃い監督作が並ぶが、実在の女性ヒロインを映画化するのは『ジャンヌ・ダルク』(’99)以来となる。そして、アウンサンスーチーを演じるのは、『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』のボンドガールや『グリーン・デスティニー』などで知られ、米ピープル誌による「永遠の銀幕女優35人」に中華圏から唯一選出されたこともある、ミシェル・ヨー。5年前にレベッカ・フレインの脚本に感銘を受けた彼女自らベッソン監督に企画を持ち込み、約4年の歳月をかけて今回の映画化が実現した。実在の女性リーダーの映画化といえば、メリル・ストリープにオスカーをもたらした『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』も絶賛公開中だが、一国の未来のために家庭との狭間で奮闘する女性たちの生き方には、社会で闘う女性たちにとってきっと胸打たれるものがあるはず。今年2月にベルリンで開催されたアムネスティ主催「Cinema For Peace映画祭」で本作を鑑賞したアンジェリーナ・ジョリーは終映直後、興奮を抑えきれずに席から立ちあがり「素晴らしい!本編中ずっと涙が止まらなかったわ。強く胸を打たれました。こんなにも素晴らしい作品を見せてくれて、本当にありがとうございます」と会場にいたベッソン監督とミシェルに涙ながらに賛辞を送ったというエピソードも。今回出来上がったポスターには、ミシェル扮するアウンサンスーチーの慈愛に満ちた穏やかな笑顔が描かれており、その横には「心は、離れない」というメッセージも。いま激動の渦中にいる彼女の知られざる半生が、観る者に訴えるものとは――?『The ladyひき裂かれた愛』は7月21日(土)より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。■関連作品:The Ladyひき裂かれた愛 2012年7月、角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 2011 EuropaCorp - Left Bank Pictures - France 2 Cinema
2012年04月02日6月23日(木)、「フランス映画祭2011」が都内で開幕。オープニングに先駆けて、今年の映画祭の団長であり、最新作『アーサー3』(仮題)を携えて来日したリュック・ベッソン監督が会見に臨んだ。日本未公開のフランス映画をいち早く日本の映画ファンに伝える映画祭として、長年にわたって親しまれてきた同映画祭。今年は東日本大震災の影響もあって、開催を危ぶむ声もあったが、「こういう状況だからこそ、映画を楽しんでほしい」(レジーヌ・アッチョンド/主催「ユニフランス」代表)という思いもあって開幕。同席したアッチョンド代表は「日本はフランス映画にとって最も重要な市場のひとつ」と語り、さらに「今年は思い切り笑っていただくためにコメディを数多く用意しました」とアピールした。ベッソン監督は「30年来の付き合いのある日本の友人たちに変わらない私の気持ちを表したく、来日いたしました」と喜びを語り、「苦しいときの友人こそが真の友という格言もあります」と続けた。監督はまた、震災に際しての日本人のメンタリティを称賛。「このひどい災害に際し、日本人の落ち着きと威厳は世界に感銘を与えました。もしフランスで同じことが起きたら、人々は怒りでトマトを投げ合ったりしていたのではないかと思います」と語った。今年のオープニング作である『アーサー3』(仮題)に関しては「12歳以上の人が観るのは禁止されている作品です。観るには子供の許可を取るようにしてください。大人が見ても楽しめるので、許可が下りるといいですが…」とユーモアたっぷりにアピール。さらに「アーサーのテーマもエコロジー。地球を引き継いでいく子供たちに正しいメッセージを送ることが大切ですが、自分の子を諭しても聞いてもらえなくて、アーサーに託して言ってもらっているわけです」と加え、10年をかけて作り上げた3部作の完結に感慨深げ。また「日本語吹き替え版のマルタザール役の声優は素晴らしい」と過去2作で声優を務めたGACKTを称賛する一幕も。この後、来日したゲストも出席し、オープニングセレモニーが開催され多くの人々がベッソン監督をはじめ、来日を果たした俳優、監督陣に拍手を送った。「フランス映画祭2011」は、有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ 日劇で開催中。「フランス映画祭」公式サイト■関連作品:アーサー3 (仮題)© 2010 EUROPACORP - TF1 FILMS PRODUCTION - APIPOULAI PROD- AVALANCHEPRODUCTIONS Images et Effets 3D - BUF■関連記事:団長リュック・ベッソンも来日「フランス映画祭2011」鑑賞券をプレゼントベッソン監督がフランス映画祭団長で来日決定!V・パラディ&デュリス作品も上映
2011年06月23日国際的なアクションスター、マギー・Q主演の人気海外ドラマ「NIKITA/ニキータ」のブルーレイ&DVD発売イベントが6月22日(水)、都内で行われ、タレントでモデルのパンツェッタ・ジローラモが真っ赤なドレスに身を包んだ美女2人と登場。その正体は「2011ミス・ユニバース・ジャパン」の日本代表に選ばれた神山まりあと、第3位に輝いた田中道子という日本が世界に誇る“宝石”だった。両手に花のジローラモさんは「強くて美しい女性は大好き。それに世界で活躍することは素晴らしいこと」と主人公・ニキータに、神山さん&田中さんを重ね合わせ上機嫌だ。政府の秘密組織“ディヴィジョン”にリクルートされ、暗殺者に育て上げられた元死刑囚のニキータは、愛する人を奪われた復讐を果たすため、組織に宣戦布告。自分のように暗殺者に仕上げられたエージェントたちを救い出し、組織の壊滅に乗り出す。巨大闇組織と美しき暗殺者が繰り広げる壮絶バトルの結末やいかに!?リュック・ベッソン監督の大ヒット作を『チャーリーズ・エンジェル』、『ターミネーター4』のマック・Gがドラマ化。ニキータ役のマギーは、スタント無しの体当たりアクションを披露している。女性からの支持も高く、早くもセカンドシーズンの製作が決定した。ジローラモさんはアクション全般大好きだといい「マギーのアクションは銃を使ったり、格闘技をしたり、とにかく最後まで飽きさせない魅力がある」と太鼓判。さらにニキータのような強い女性の“口説き方”にも触れ、「必ず弱い部分もあるはず。そこにつけこんで(笑)、包み込んであげることができれば、きっとうまくいく。でも、狙っちゃダメ。『石の上にも三年』の精神で自然にアプローチして」と恋愛の極意を公開した。そんな“ちょい悪オヤジ”に、神山さんも田中さんも「素敵」と口を揃えた。さて、神山さんは9月にブラジル・サンパウロで行われる「ミス・ユニバース」の世界大会に出場し、世界の頂点を目指す。「いまは日本代表としての重い責任を感じている」とプレッシャーもあるようだが、「日本代表に選んでよかったと思ってもらえるように、ブラジルの舞台でも輝きたい。日本的な美しさだけでなく、世界的な美を目指す」と抱負を語った。これに対し、ジローラモさんは「世界に出るってことは、仕事に限らず楽しいこと。もしかしたら、日本人の女性がニキータを演じるかもしれないし、そのときは誘って(笑)」と本領発揮していた。「NIKITA/ニキータ」DVD コレクターズ・ボックス1は本日6月22日(水)より発売。■関連作品:NIKITA/ニキータ [海外TVドラマ]■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.197“闘う女”ニキータを徹底解剖!第1回新生「ニキータ」マギー・Qが渋谷をジャック!セクシーポーズの巨大ペイント出現早くも激戦開始!?マギー・Q主演の大ヒット映画『K・O・F』ポスターついに解禁オープン記念!AXN「NIKITA」Cafe×女性ブロガー試食会に10名様ご招待
2011年06月22日リュック・ベッソン監督の名作映画『ニキータ』の設定をベースに、女殺し屋・ニキータと秘密組織の攻防が展開するTVドラマ「NIKITA/ニキータ」。2010年9月に全米放送が始まり、現在はシーズン2のオンエアを控えている本作が早くも日本上陸中。今回からは、気になる「NIKITA/ニキータ」のあれこれを、主演女優マギー・Qと共に解剖していきます。シネマカフェ読者にオススメの見どころもご紹介しますのでお楽しみに!アンヌ・パリロー演じる少女・ニキータが秘密組織の手によって殺し屋となり、ひとりの女性としての日常と殺し屋任務の狭間で揺れる姿を描いたフランス映画『ニキータ』。1991年の日本公開以来、根強い人気を誇る『ニキータ』(ご覧になっていない方はぜひ!)が、これまでもハリウッド映画としてリメイクされたり、多くの作品に影響を与えているのは誰もが知るところです。TVドラマ「NIKITA/ニキータ」は、そんなオリジナル版から発想を得た新生シリーズといったところ。組織に見出されたニキータが殺し屋となる設定は同じですが、その過程が描かれていたオリジナル版に対し、マギー・Q演じるニキータは殺し屋となった後、組織からの逃亡に成功した身。かつての自分を殺し屋に仕立て上げた組織に対し、ニキータが復讐を試みる後日談、と考えれば分かりやすいかもしれません。このような大きな違いもあってか、“ニキータ”を名乗る作品と言えど、スタッフやキャストの間にオリジナル版を意識してのプレッシャーはさほどないようです。マギーに聞いてみました。「ニキータを演じることに対するプレッシャーはないわ。今回のTVドラマでは、いままでは語られなかったニキータの将来が描かれているの。組織を抜けたニキータは、自分の人生を自分の手で初めてコントロールし、自分の人生を自分で歩み、どう生きていくかを自分で判断する。家庭の事情や組織、犯罪のコントロールから逃れてね。それこそがシリーズの魅力なのよ。私たちはニキータの世界を新たに作り出しているの」。そもそも、オリジナル版のニキータは華奢で繊細な雰囲気でしたが、マギーのニキータは彼女自身の持ち味でもあるグラマラスボディが存分に生かされたセクシー美女。アクションも大得意のマギーが、タフな魅力を発揮しています。もちろん、そんなタフさの隙に垣間見える脆さも興味深いところ。「ニキータには少し悲しさがつきまとっているわよね。シーズン1の後半あたりからは、彼女の将来はさらに暗くなるわ。いままで知らなかった彼女のことや、オリジナルにはなかった過去の出来事がいろいろ明らかになるの。そんな彼女の新たな要素を生み出していくのが、私にとっても興味深いプロセスね。簡単なことではないけれど」とマギーも語っています。次回は、マギーだからこそ生み出せたニキータ像、さらにはマギー自身のあれこれにも迫ります。(text:Hikaru Watanabe)「NIKITA/ニキータ<ファースト・シーズン>」<放送>海外ドラマ専門チャンネル AXNにて放送中【字幕版・吹替版】<セル>ブルーレイ&DVD vol.1(1話〜2話収録)価格:各980円(税込)発売中DVD「コレクターズ・ボックス1」(5枚組・3話〜12話収録)価格:9,800円(税込)発売日:6月22日(水)<レンタル>DVD vol.1〜6(各巻2話収録)レンタル中公式サイト:nikita-tv.jp© 2011 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.■関連作品:NIKITA/ニキータ [海外TVドラマ]■関連記事:新生「ニキータ」マギー・Qが渋谷をジャック!セクシーポーズの巨大ペイント出現早くも激戦開始!?マギー・Q主演の大ヒット映画『K・O・F』ポスターついに解禁オープン記念!AXN「NIKITA」Cafe×女性ブロガー試食会に10名様ご招待
2011年06月16日映画人にとっての最高の栄誉、アカデミー賞で悲願の主演女優賞を受賞した女優、ナタリー・ポートマン。今年だけで日本で公開される作品が5本と、いま最もノリにのっている女優といっても過言ではない。この夏注目の出演作品の見どころとあわせて、ナタリーの魅力をクローズアップ!1994年、リュック・ベッソン監督作『レオン』のマチルダ役でデビューしたナタリーは、13歳とは思えぬ高い演技力から観るものに鮮烈な印象を残した。オスカーをもたらした『ブラック・スワン』では嫉妬と狂気に狂うバレリーナ・ニナを熱演し、アシュトン・カッチャーと共演したラブコメディ『抱きたいカンケイ』では、セックスフレンド役に挑戦。誰もが心に持つ闇の部分を体現しているニナとは対照的に、女性の悩める恋愛をリアルに表現した。前出の2作品に比べれば派手さはないが、インパクトでは負けてない『メタルヘッド』もオススメ。テーマは「人生の再生」。ナタリーがメガネをかけた、さえないスーパーのレジ係役というだけで驚きだが、それ以上に共演のジョセフ・ゴードン=レヴィットの変身ぶりに驚愕。『(500)日のサマー』、『インセプション』のさわやかなイメージとは打って変わり、ロン毛のメタル野郎に扮し、「ファック!」と叫ぶジョセフ。ジョセフファンならずともこの作品は是非ご覧頂きたい。一方、5作品の中で等身大の印象が強いのが『水曜日のエミリア』。本作で彼女が演じたのは即婚の上司と恋に落ち、“略奪女”のレッテルを貼られてしまったエミリア。彼の息子・ウィリアムとの関係にも悩み、様々な試練が訪れる中、エミリアはある秘密を抱えていた――。このほど出産が報じられたばかりのナタリーがまさに等身大で演じた本作。現代の女性像が見事に反映され、全米では賞賛を集めた。ちなみにナタリーは本作で製作総指揮としても名を連ねている。そして『水曜日のエミリア』と同日公開されるのが、新たなヒーロームービーとして存在感を放つアクション超大作『マイティ・ソー』。老舗アメコミ出版社「マーベル・コミック」の同名人気コミックを原作で、浅野忠信のハリウッド進出作品としても公開前から話題を集めている一作だ。神の世界で最強の戦士として君臨するも、横暴と傲慢さが仇となり、地球へ追放されたソー(クリス・ヘムズワース)が、凶悪な宿敵と戦うさまが描かれる。ナタリーはソーと出会う才色兼備の宇宙物理学者・ジェーンという役どころで参加。ちなみにナタリーの代表作のひとつに『スター・ウォーズ』シリーズがあるが、ナタリー自身はSF要素が強い作品が好みとのこと。これに加えてケネス・ブラナー監督との仕事、マーベル・ユニバースの大ファンでもあったことから本作への出演が実現したようだ。出演が決定したのは『ブラック・スワン』に携わっている最中!過酷なスケジュールでの出演ながらもナタリーはこうふり返っている。「本当はゆっくり休むべきだったんでしょうけれど、ケン(ケネス・ブラナー監督)と仕事ができるなんて、逃すにはあまりに惜しいチャンスでした。これまでいくつかスケールの大きい作品に出演しましたが、演技に対するこれほど強烈な集中力を監督から感じたのは今回が初めてでした。本当に出演できてよかった」。ラブコメからヒューマン・ドラマと様々なジャンルに果敢に挑んでいくナタリーだが、いずれも女優ナタリーにとって新境地と呼べるものばかり。まさに“ナタリー・イヤー”と呼ぶにふさわしいこの年、タイプの異なる5作品がそろった。きっとあなたの好みの作品が見つかるはず!『メタルヘッド』は6月25日(土)よりシアターN渋谷ほか全国にて順次公開、『水曜日のエミリア』は7月2日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開、『マイティ・ソー』は同じく7月2日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:水曜日のエミリア 2011年7月2日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開© 2009 INCENTIVE FILM PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED抱きたいカンケイ 2011年4月22日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 DW Studios L.L.C. All Rights Reserved.メタルヘッド 2011年6月25日よりシアターN渋谷ほか全国にて順次公開© 2010 Hesher Productions, LLC.ブラック・スワン 2011年5月11日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.マイティ・ソー 2011年7月2日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© TM & © 2010 Marvel © 2010 MVLFFLLC. All Rights Reserved.■関連記事:ナタリー・ポートマンが出産!男児であることが判明ナタリーの演技が光る『水曜日のエミリア』女性限定独占試写会に20組40名様ご招待オレ様ヒーローに胸キュン!女性限定『マイティ・ソー』3D試写会に25組50名様ご招待J・ゴードン=レヴィット&ナタリー共演作『メタルヘッド』試写会に5組10名様ご招待【ハリウッドより愛をこめて】夏休み注目映画続々!今年は“ヒーロー”が熱い!
2011年06月15日