日本人選手の金メダルラッシュに沸き上がった東京五輪。アスリートの活躍はうれしい限りだが、今回の五輪についてまわるのは“お金”の問題。そこで本誌では、今回の五輪で話題になっている「あれ」の“お値段”を調査した。選手がSNSにおいしいとアップして評判の選手村の食事。テレビ中継で目にする、猛暑の中、選手が体に当てているアイシング用の氷。また、開会式でのパフォーマンスが話題となった“動くピクトグラム”の費用は次のとおり。【選手村の食事】2,824円/1食各国の選手たちに「オイシイ♪」と評判の選手村の食事。1日あたりの提供可能数はメインダイニングで4万5,000食、カジュアルダイニングで3,000食。和食、洋食、アジア、ベジタリアン向けなど700種類とメニューも充実。食堂を取り仕切るのは、社員食堂や学校の食堂を展開するエームサービス。約62億円の契約金を入村期間の提供可能食数で割ってみると約3,000円に。【ピクトグラム】3,258万7,500円競技をわかりやすくデザイン記号で伝えるピクトグラム。今大会ではアニメーションとなっており、開会式では競技紹介のパントマイムが話題をさらった。開会式を取り仕切る電通が入札でセリ落としたのは、ピクトグラムの使用料を他社に請求されることを防ぐのが狙いか。【1日の氷代】964万4,451円/日連日の猛暑のなか、ほてった体を氷で冷やすアスリートの姿も。選手村でのアイスバス(氷風呂)やアイシングに使われる氷の発注額は約7,844万円。飲用なども含め、競技会場で使用される氷の費用は約2億1,089万円。「大会終了までにブロック氷1キロ入りを40万4,000個用意しました」とは氷を納入する小久保製氷冷蔵の担当者。【ドローン パフォーマンス】1億131万円全体的に地味でショボいといわれた開会式で人々の度肝を抜いたドローンの演出。「平昌五輪のパクリ」という批判の声もあったが、スポンサーのインテルの技術協力によるもの。200台のパッケージで約1,100万円。開会式で1,842機が空を舞った費用は、推計1億131万円に!【選手村】1,057億円選手村の建設費は、ロンドン五輪で1,800億円、リオ五輪で880億円。ロンドンの選手村は民間に売却され、2,800戸の低所得者層向け賃貸住宅にした一方、東京の選手村は大会終了後、「晴海フラッグ」の高級分譲マンションに。【金メダルの原価】9万8,145円廃棄された電子機器から集められた金属で作られた今回のメダル(重さは金556グラム、銀550グラム、銅450グラム)。金メダルは銀製のメダルに6グラム以上の金メッキをしたもの。金・銀の相場と重さから、原価は9万8,145円と推計される。
2021年08月12日8月5日、東京都内の感染者は5,042人と、ついに5千人の大台を突破した。東京五輪の強行が感染拡大の一因になっているという見方は強いが、東京五輪の関係者は火消しに躍起だ。小池百合子都知事(69)や丸川珠代五輪相(50)は五輪の高い視聴率を理由に「ステイホームに役立っている」と主張した。しかし、7月30日の東京都の人出は「オリンピックの開幕前で3回目の宣言が出ていた期間の平日の平均と比べ、日中、夜間とも増加」していたと『NHK NEWS』で報じられており、根拠のない希望的観測に過ぎないようだ。そんななか、五輪の悪影響について懸念を示したのは、感染症対策に詳しい神戸大学大学院の岩田健太郎教授だ。8月5日に自身のツイッターでこうツイート(複数に分かれたツイートを本誌が文節でまとめた)。《テレビやラジオをつけると「余震に気をつけましょう」「津波が襲ってくるかもしれないから絶対に海岸に近づかないでください」と連呼されれば人々の行動は変わります。実際、そうやって自然災害に対応してきました。しかし、今テレビをつけると笑顔のアスリートや解説者が出てくるわけで、L字の注意喚起すらありません。》災害時などに画面の端に、情報を表示するL字画面。過去の緊急事態宣言下でもたびたび登場し、コロナの注意喚起に一役買ってきた。いまもNHKなどではニュース番組中にコロナ情報がL字で表示されることもあるが、視聴者が盛り下がるからだろうか、五輪の放送中は消されてしまう。民放で見かけることはほぼ皆無だ。■倉持院長《金銀が取れたので、ミヤネ屋さんは無しに》そのうえで、岩田教授はこう懸念を示す。《これで危機感を共有とか言われてもできるわけがないので、五輪そのものの直接的効果よりも、「五輪を行うことでメッセージデリバリーの機会を損失した」という間接的効果が大きいのです。このへんは人文系の学者さんのほうがよくご存知だと思いますが。感染症は本当にやっかいで沢山の人が苦しんでいても危機感を共有しづらいです。》つまり、五輪に放送時間を割くことで、本来あったはずのコロナに対する注意喚起の機会が失われているという。確かに、NHK、民放を問わず、すべての局が五輪報道に力を入れている。特に、金メダルが出た翌日の民放の情報番組は顕著で、多くの時間が金メダリストの人物クローズアップに割かれることになる。実際に、テレビでコロナへの警鐘を鳴らし続けてきたインターパーク倉持呼吸器内科の倉持仁院長は、五輪のために出演予定だった番組がキャンセルになったことを8月4日にツイートしている。《失礼しました、スケートボードで金銀が取れたので、ミヤネ屋さんは無しになりました。おめでとうございます!》今までで最悪の感染状況に関わらず、過去の緊急事態宣言時よりもコロナに関する報道は明らかに少なくなった。そのうえで岩田教授はこう警告する。《地震が東京を襲い、瓦礫の下で9,700人の人が怪我して閉じ込められて病院にいけなくなったら都民は全員驚愕して楽しい気持ちなどゼロになることでしょう。が、9,700人のCOVID患者が自宅で苦しんで治療を受けられなくても誰も気づかないし、楽しく生活を続けられるのです。5月に医療崩壊した大阪や神戸もそんな感じでした。だから、せめてテレビなどではそういうアラートネスを繰り返し出すべきだったのですがtoo late。いや、今からでも。》五輪関係者は、根拠のない希望的観測を垂れ流すのではなく、岩田教授の警告に耳を傾けるべきではないだろうか。
2021年08月06日小池百合子都知事(69)が7月30日、「五輪は視聴率20%だから、ステイホームに役立っている」と会見で豪語した。ネットでは呆れ返る声が上がっている。さかのぼること同月29日。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長(72)は国会で、東京五輪が人出の増加に影響するのではと懸念していた。すると30日、小池都知事は定例会見でこう話した。「このところ、視聴率で20%を稼げるコンテンツっていうのは、なかなか無いというのがテレビ業界の方でも感じて、考えておられること。(中略)ステイホームに繋がっているということが考えられる」さらに「ですから、オリンピックはそういう意味でステイホームに一役かっているし、またそれが選手への声援にも繋がっているというふうに思います」と続けた。視聴率を持ち出し、“五輪効果”を讃えた小池都知事。しかし東京五輪の開会式から5日後となる先月28日、東京都の新規感染者数は3,177人を記録。以降5日間は毎日3,000人を突破しており、31日には4,058人もの新規感染者が確認されている。さらに『NHK NEWS』によると同月30日、東京都の人出は「オリンピックの開幕前で3回目の宣言が出ていた期間の平日の平均と比べ、日中、夜間とも増加」していたという。「東京五輪はステイホームに一役かっている」とは、言えそうにはない状況だ。それでも8月1日、小池都知事に“援軍“が登場した。東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長だ。『東スポweb』によると武藤事務総長は東京五輪と新型コロナの感染拡大に言及し「菅総理は因果関係はないと否定している。東京都の小池知事も五輪の人流増加を否定している。視聴率が上がって、むしろステイホーム率が上がっている」とコメント。そして「いろいろな意見があるが、菅総理、小池知事と同じ立場で考えている」と会見で話したという。しかし、ネットでは非難轟々の様子。「五輪は視聴率がいいからステイホームに役立っている説」に対して「根拠ゼロ」との異論が噴出している。《え、視聴率が科学的根拠なん?マジかよこんなん言ってる知事やから、東京がずっと増え続けてるんちゃうん?》《この視聴率は「世帯視聴率」で、「世帯内の各個人」がステイホームしていることは保証されていない》《視聴率が上がると在宅率が上がると同義する根拠は何か》《結局オリンピックの成功か否かは視聴率で決められるようですわ》20%の視聴率を注視する小池都知事と武藤事務総長。しかし、残りの80%は視野に入っているだろうか?
2021年08月03日一向に収まらない新型コロナウイルスの影響に加え、開会式のドタバタもあって開催前は否定的な声が圧倒的に多かった東京五輪。しかし、いざ開幕してみれば日本選手団が過去最多の金メダル数を獲得する大活躍となり、無観客でも大いに盛り上がっている。開幕前の6月にとった本誌のアンケートでは、「東京五輪は楽しみですか?」という質問に対し、半数以上の人が「興味がない」「最後まで楽しめない」と回答していた。【東京五輪は楽しみですか?】(6月23日~25日調べ)楽しみ=16%今は楽しみではないが、始まれば楽しめそう=31%最後まで楽しめないと思う=30%興味がない=23%しかし、開幕後のいま「東京五輪は開催して良かったと思いますか?」とアンケートをしたところ、実に77%の人が開催してよかったと回答。世論はすっかり逆転してしまったことがわかる。【東京五輪は開催して良かったと思いますか?】(7月27日~7月30日調べ)はい=77%いいえ=23%開催してよかったと思う理由としては、「最初は反対でしたがやっぱり見てしまう。選手の頑張りには感動します。日本の政治や委員会の人選は選手に関係ないから」「コロナ禍で明るいニュースもなかったが、選手の素晴らしい活躍のお陰で家族みんなで盛り上がれたため」といった声が寄せられた。東京五輪開催後、新型コロナウイルスはかつてないほど感染拡大しているが、五輪開催への否定的な声はさほど高まっていない。結果的には、トーマス・バッハIOC会長が言った「日本の方は大会が始まれば歓迎してくれると思う」のとおりになってしまったとも……。阿部一二三、詩選手の兄妹金メダル、西矢椛選手の最年少金メダル、水谷隼・伊藤美誠ペアの卓球悲願の初金メダル、ソフトボールの13年ぶり金メダルなど……これだけ朗報が続けば、世論が変わるのも無理はないだろう。五輪の盛り上がりとコロナ禍の収束、どちらかを選ぶなんてできない!?
2021年08月01日リリー ブラウン(LILY BROWN)から、英国を代表する美術館「ロンドン・ナショナル・ギャラリー(The National Gallery, London)」との第2弾コラボレーションコレクションが登場。2021年7月29日(木)より全国の直営店などで発売される。リリー ブラウン×ロンドン・ナショナル・ギャラリーの第2弾コラボ数々の著名な美術品を所蔵、13世紀後半から20世紀初頭の幅広い年代や地域の作品を多く展示している、ヨーロッパ屈指の美術館「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」。2回目のコラボレーションとなる今回は、同館が所蔵する名画の中で“フラワー=花”を題材にした作品にフィーチャー。ゴッホ『ひまわり』やモネ『睡蓮の池』など、花を描いた名画に焦点フィンセント・ファン・ゴッホ『ひまわり』、クロード・モネ『睡蓮の池』、ヤン・ファン・オズ『テラコッタ花瓶の中のフルーツ』など、花々を描いた名画をセレクトし、Tシャツ・シャツ・バッグ・ハンカチの計4型のアイテムにプリントしている。ヴィンテージアイテムの独創的なデザインを現代のファッションに取り入れる“ヴィンテージ フィーチャー ドレス”をコンセプトに掲げるリリー ブラウン。今回のコラボレーションも、何世紀もの時を超えて愛される名画の数々を、洗練されたムードでリアルクローズへと落とし込んだ、リリー ブラウンらしいコレクションとなっている。商品情報発売日:2021年7月29日(木)取扱店舗:リリー ブラウン 全国直営店、リリー ブラウン 公式オンラインストア、USAGI ONLINE価格:Tシャツ 6,930円、シャツ9,900円、バッグ 11,880円、スカーフ 6,930円
2021年07月29日7月21日、東京五輪の全競技に先駆けて行われた、福島・あづま球場での女子ソフトボールの無観客試合。試合前には、東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)、森喜朗元首相(84)、丸川珠代五輪相(50)らが同球場を訪れた。丸川五輪相は始球式後、無観客のスタンドに移動。真夏の炎天下にはにつかわしくない、スーツ姿のSPが4人配置され、丸川五輪相の警備にあたっていたという。「スタンドにいたのは、報道陣、運営関係者、スポンサー関係者ら約100人。球場周辺も制服姿の警官が多数配置されており、“観客が誰もいないのに、こんなにSP要るの?”と“VIP待遇”をいぶかる関係者も多かったです。復興中の福島で丸川五輪相のド派手な赤のシャツは遠目に見ても浮いていました。さすが“上級国民”だな、と」(地元関係者)丸川五輪相には、再登板直後から“国民目線に立っていない”という批判が相次いでいる。「7月20日、東京の新型コロナの新規感染者数が2千人に迫る状況下で、丸川五輪相に立憲民主党の議員らが、“五輪を中止か延期すべきだ”と改めて要請。すると丸川五輪相は水際対策失敗を反省するどころか、開口一番、『もう選手が来ちゃったから!』と、また国民感情を逆なでする回答をしたんです」(政治部記者)さらに丸川五輪相は8月開幕の東京パラリンピックについては、有観客を主張している。「『状況が許せばぜひ観客を入れて行いたい!』と菅首相と同様の台詞を繰り返すだけ。東京に第5波の兆候が表れるなか、国民の安全を二の次にして有観客実施をアピールする。自分の意見がなく、政府の要望を上から目線で伝えるだけなんです」(前出・政治部記者)始球式に参加した丸川五輪相はソフトの試合中もプレーそっちのけで、近くに座る関係者とおしゃべりに夢中だったという。「関係者からの求めとはいえ、場所を変えながら何度も記念写真に笑顔で応じていました。試合終了を待たず、上機嫌で球場を離れていきました」(前出・地元関係者)地元民から顰蹙を買った丸川五輪相。彼女にとって五輪の主役は選手ではなく、自分なのだろう。
2021年07月29日本来であれば、重要な国際親善の場になるはずだった東京五輪。だが、各国首脳や王族の来日は次々と取りやめになり、皇族方の現地観戦も行われないことになってしまった。天皇陛下は22日にIOC委員19人と面会、23日には各国首脳ら12人と面会、そして開会式に出席。すべて、陛下お一人での出席だった。なぜ、雅子さまは出席されなかったのだろうか。「できるだけ面会の人数を減らすためだといわれていますが、それだけが欠席の理由ではないと思われます。実は、雅子さまの体調が思わしくないようなのです。コロナ禍での国民生活、世界各地の感染拡大への憂慮はもちろんのことですが、苦しい状況に置かれている天皇陛下を心配するお気持ちも非常に強いといいます。陛下はまだワクチンを1回しか接種されておらず、感染の危険があるなかで五輪関係の行事に臨まれているからです」(皇室担当記者)7月6日、天皇陛下はお住まいの赤坂御所で新型コロナのワクチンを接種された。だが、2回目の接種は3週間以上の間隔を空ける必要があり、開会式に間に合わなかった。疑問となるのは、なぜ接種を間に合わせなかったのかということだ。ワクチンを1回しか接種されていない陛下に、感染リスクが心配される。感染症を専門とする「のぞみクリニック」の筋野恵介院長は「1回接種しただけでは、感染リスクは当然あります」と語る。「新型コロナウイルスのワクチンは、2回接種することでしっかりと効果が持続する抗体を持つことができます。そのため、1回しか接種していない人は、基本的には打っていない人と同じと考えて感染対策をする必要があります。陛下の場合は、国のほうで感染対策をするでしょうし、会話も距離をとってされるでしょうから感染リスクは高くないと思われます。とはいえ、完全に安全とは言い切れません。感染するリスクに加え、感染させてしまうリスクもゼロではありません」■陛下が1回接種で五輪に臨まれた理由なぜ、2回目の接種が間に合わなかったのか。「陛下ご自身の安全のためにも、世界のVIPへの配慮を考えても、接種を早めるべきだった」と、政府や宮内庁を批判する声もある。だが、宮内庁関係者は「天皇陛下は、国民よりも優先して接種されるという考えはいっさいなかった」と語る。「五輪開幕の時点で、ワクチン接種を2回完了した割合は、日本人全体でやっと2割を超えたばかり。五輪のボランティアさえも多くが接種を完了できていないのです。日本国民の多くがワクチンを接種しておらず、感染の不安を抱える中で五輪が開催される……。ご自身も接種を終えないまま五輪に臨まれた陛下は、IOC関係者に対して、日本国民が置かれた状況を少しでも理解するよう、身をもって示されたのではないでしょうか」本来であれば、御代替わり直後に開催される東京五輪は、天皇陛下と雅子さまが国際親善に活躍される舞台になるはずだった。長野五輪では、上皇ご夫妻が現地のホテルで茶会を催され、IOC関係者ら200人あまりが出席している。今回は、皇族方の競技観戦も取りやめになっている。雅子さまがお出ましになる機会もまったくないのかもしれない。ただ、雅子さまも、選手たちを応援するお気持ちは変わっていない。宮内庁は、福島市で行われたソフトボール予選での日本選手の活躍を、両陛下が喜ばれていると明らかにした。始球式では投手を務めた福島県いわき市の中学3年生は「復興五輪」への思いをこめて投球したという。中学、高校とソフトボール選手として活躍された雅子さまは、胸いっぱいのご様子だったそうだ。陛下が懸念されていた感染拡大の危険性が拭えない中で始まった東京五輪。両陛下が安堵とともに閉会式を迎えられることを願うばかりだ――。
2021年07月28日ついに東京オリンピックが開幕。五輪に向けて鍛錬を重ねた選手たちの奮闘を毎日テレビの前で見守っているというご家庭も多いと思います。そんな中、Twitterに投稿された子どもたちの独特すぎる五輪の楽しみ方が話題に!その発想の可愛さとシュールな写真に、吹き出してしまう人が続出しているようです(笑)。 子どもたちなりの「お・も・て・な・し」 3万RT、8万いいね(※7月下旬現在)がつくほどバズっているのが、2人の女の子ママ、うみのもずく(@bibouroku_2020)さんが投稿したこちらのツイート。子どもたちがテレビに写っている選手にヨーグルトを分けてあげている様子の写真なのですが、撮影タイミングがあまりにも神すぎて、まるで選手がヨーグルトを吹き出しちゃってるみたいな図に(笑)。優しくて可愛らしい子どもの発想にほっこりしつつも、画像を見るとつい笑っちゃうというカオスなツイートになっています(笑)。 時にはプールサイドの方にも うみのもずくさんいわく「選手の頑張っている姿が子どもたちの心に響いた」そうで、子どもたちなりに選手を気遣いながら、よりヨーグルトを食べてもらいやすいシーンを探したり、時にはプールサイドに控えている選手にも差し出したり。写真のインパクトには笑ってしまいますが、子どもたちの優しさが感じられる、素敵なエピソードですよね。 新型コロナの影響で1年延期された末、ようやく開幕した東京五輪。東京で行われる夏季オリンピックを見られるなんて、少なくともあと十数年はない貴重な機会です。子どもたちの心にも、きっと強く残るはず。ぜひ家族で、この貴重な五輪期間を楽しんでくださいね。
2021年07月27日いよいよ2021年7月23日の20時に開会式が行われる、東京五輪。当日の13時頃、開催を記念して航空自衛隊のアクロバット飛行チーム『ブルーインパルス』が都心でパフォーマンスを披露しました。東京都新宿区の国立競技場上空付近に到着した全6機の編隊は、青色や黄色、黒色、緑色、赤色のカラースモークで、青空に五輪マークを描いたのです。東京都千代田区の日比谷で撮影された、ブルーインパルスの姿がこちらです! #航空自衛隊 の #ブルーインパルス は、 #Tokyo2020 開会日に、東京都内上空での展示飛行を行いました✈︎✈︎✈︎写真はその様子です✨ pic.twitter.com/bIquomGgVn — 防衛省・自衛隊 (@ModJapan_jp) July 23, 2021 素晴らしい編成技術で、青空を飛び回るブルーインパルス。これまでもブルーインパルスは、いろいろな式典に出演したり、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の最前線で闘う医療従事者に感謝の意を表したりと、曲技飛行を披露してきました。コロナウイルスが感染する中での開催ということもあり、不安視する人も多い今回の東京五輪。しかし、ブルーインパルスのパフォーマンスは見た人たちに笑顔を届けてくれたのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2021年07月23日東京五輪が開幕を目前に控えるなか、Twitter上では7月20日ごろから「#もううんざりだよ東京五輪」のハッシュタグを添えた呟きが広がっている。五輪開催を反対する意見もあれば、新型コロナの感染拡大や生活を不安視する声など様々だ。そんななか、脳科学者の茂木健一郎氏(58)が21日午前にツイートした“怒りの呟き”が物議を醸している。《このハッシュタグでつぶやいている、ごちゃごちゃうるさいノイジーマイノリティの方が、うんざり。勝手にやってなさい。ぼくたちはホスト国として東京オリンピック盛り上げます。まずは今日のソフトボールから!》五輪開催に不安を抱える人や反対する人を“声の大きな少数派”を指す「ノイジーマイノリティ」と括り、「#もううんざりだよ東京五輪」のハッシュタグを添えた茂木氏。続くツイートでは《このハッシュタグにのって、コロナ対策と五輪があたかも二者択一であるかのようなことを言うひとたちの非論理性と粗雑な思考にいちばん腹が立つ》と補足したものの、批判が殺到し“炎上騒動”となっている。《「ごちゃごちゃうるさいノイジーマイノリティの方」対「ぼくたち」茂木さん、意識的か無意識的か知らんけど、こうやって分断を煽るのはオリンピック精神に反するのでは?》《茂木先生、これはあんまりだわザルな水際対策、低いワクチン接種率、緊急事態宣言下での五輪開催……何ら有効な対策もなしで、私達の命と生活が脅かされる危機だから、怒ってる。ノイジーマイノリティのレッテル貼りで、当たり前の怒りの声を奪わないでほしい》《抗議の声にうんざりするのは自由だけど、世論調査を見ても「ノイジーマイノリティ」というのは明らかにおかしいでしょ。なぜこの言葉を使うんですかね。願望ですか?》■専門家の見解は「占い」「役立たず」とも……また茂木氏は政府分科会の尾身茂会長(72)が「8月1週目には東京都で感染者が3千人近く増加する」との見解を示した記事を引用し、《適当な数理モデルで占いみたいなことばかり言ってないで、とっとと医療体制のcontingency planを立てればいいのに》などと投稿。さらに《「専門家」の予想なんて、どうせトイモデルで当たらないんだから、メディアもいちいち報道する必要なし!それよりも、contingency planが重要。ずっと言っているのに、「専門家会議」は適当な予想と人々の行動変容のよびかけばかり。役立たず。うんざり》と、痛烈に批判した。専門家の分析を「占い」と呼び、「当たらない」「役立たず」と断じた茂木氏だが、果たして本当にそうだろうか。厚労省が6月30日に公開した京都大学などの研究資料によると、東京都の感染状況について《最も楽観的なシナリオでも7月中に1日の感染者報告数は1,000人を超え、その後2,000人程度まで増加しうる》と指摘していた。実際に7月14日以降、東京都では1,000人を超える感染者が報告され、21日には1,832人にまで達している。また朝日新聞社が17、18日に実施した世論調査によると、五輪開催について賛成は33%、反対は55%。また「安全・安心の大会」の実現には、「できる」との回答が21%、「できない」との回答は68%にのぼったという。「今大会では感染防止対策として、五輪関係者と一般市民が接触しないように『バブル方式』が採用されていますがすでに『機能していない』とも指摘されています。今月に入ってから、67人もの大会関係者の感染者が出ています。茂木さんの非難する『#もううんざりだよ東京五輪』を添えた投稿には、一方的に五輪反対を唱えるものばかりではありません。選手たちを応援しつつも、国民が安心できるような感染対策を講じていない政府や組織委員会のやり方に異議を唱えるコメントもあります。盛り上げたくても盛り上がれない人もいるのです」(スポーツ紙記者)144万人以上ものフォロワーを抱える茂木氏。自身のフォロワーにも五輪反対派がいる可能性は考えなかったのだろうかーー。
2021年07月22日「私は五輪とともに生きてきました。アスリートは、自国開催の五輪で金メダルを取ることを夢見ます。しかしなかなか巡り合うことはありません。今は、生まれた国で五輪を開催し、最高の舞台に整える幸せを感じ、やり遂げる使命を感じています」こう語ったのは東京五輪競技大会組織委員会の橋本聖子会長(56)だ。『日刊スポーツ』によると橋本会長は7月20日、国際オリンピック委員会の総会で冒頭のようにコメント。さらにコロナ禍のなかでの開催について「五輪の価値を問い直して発信できるきっかけになるのではないでしょうか。これを東京モデルとして新たなレガシーとしていきたい」と意気込んだという。‘64年の東京五輪開会式の5日前に生まれ、聖火にちなんで聖子と名付けられた橋本会長。のちにスピードスケートや自転車の選手となり、五輪には7度も出場。そのため“オリンピックの申し子”と呼ばれてきた。しかし優先すべきことは、自身の使命感ではなく「東京五輪の不安を国民から払拭すること」ではないだろうか。「空港検疫で、ウガンダ選手団の1人が陽性者だと判明。しかし濃厚接触者は隔離されず、同じバスで移動することに。そうして別の陽性者も出ることとなりました。6月、菅義偉首相(72)は羽田空港を視察し、水際対策を徹底するよう指示したものの『全然できていない』との指摘が自民党のなかからも聞こえてきます」(全国紙記者)東京五輪に関する問題は新型コロナだけではない。「東京は連日、猛暑日が続いています。そのためアメリカの『CNN』は『五輪史上最大級の猛暑』と報じました。ですが、東京都から提案されている暑さ対策は打ち水やアサガオを植えることなど、原始的なものばかり。またトライアスロンなどの競技が行われるお台場海浜公園の周辺水域では19年、基準の2倍以上もの大腸菌が検出されました。『トイレのような臭いだった』との報告もあり、約1億2,000万円もかけて覆砂を行うなどの対策を取りました。しかし、その効果を疑問視する専門家は後を絶ちません」(前出・全国紙記者)Twitterを見ると東京五輪について《五輪の失態、グダグダっぷり》《恥を世界に発信》と呆れ混じりのツイートも多く見られる。そんななか「やり遂げる使命を感じている」と語った橋本会長にネットでは厳しい声が相次いでいる。《自分一人でやり遂げろやそれもできずに使命とか言うな》《私は、五輪と共に生きていません五輪は4年に一度のスポーツイベントという感覚です》《あんたの使命なんか知らんがな。そんなにやりたけりゃ1人でやって下さい》《人の命より自分の個人的思い入れを上に置くわけね。アカンやろ》
2021年07月22日東京五輪開会式の楽曲制作を担当していたミュージシャン・小山田圭吾が19日、辞任を申し出たことをツイッターで発表した。小山田は、「この度の東京2020オリンピック・パラリンピック大会における私の楽曲参加につきまして、私がご依頼をお受けしたことは、様々な方への配慮に欠けていたと痛感しております」の書き出しから、「関係各所にて調整をさせて頂き、組織委員会の皆様へ辞任の申し出をさせて頂きました」と報告。「皆様より頂きましたご指摘、ご意見を真摯に受け止め、感謝申し上げると共に、これからの行動や考え方へと反映させていきたいと思っております」とし、「この度は、誠に申し訳ございませんでした」と謝罪の言葉で結んでいる。小山田の担当が今月14日に発表されると、90年代の雑誌インタビューで学生時代に障がい者をいじめていたと告白したことが改めて問題に。これを受け、小山田は16日にツイッターを通じて謝罪し、依頼を受けるに至った経緯などに触れて続投する姿勢を示していた。
2021年07月19日東京五輪の開会式で楽曲制作を担当するミュージシャンの小山田圭吾氏(52)。五輪開幕まで残すところ4日と迫っているが、小山田氏が90年代に音楽雑誌『ロッキング・オン・ジャパン』と『クイック・ジャパン』で語った“いじめ告白”の余波が広がり続けている。組織委員会は7月14日、東京五輪の制作・演出に関わるクリエイターを発表。その内の一人に小山田氏が名を連ねていたことから、“いじめ告白”の内容がSNS上で拡散。相次ぐ批判を受けて小山田氏は16日に、約1,500文字に及ぶ謝罪文を発表。しかし騒動は収まらず、’94年に小山田氏のインタビューを掲載した「ロッキング・オン・ジャパン」も18日に声明を発表する事態となった。「小山田氏の起用が発表された直後から、SNSで過去の“いじめ告白”を問題視する声や辞任を求める声が続出しました。小山田さんのインタビュー記事は、障がい者とされる同級生らへの虐待行為を武勇伝かのように語る内容でした。90年代の当時でも、その凄惨な内容に嫌悪感を抱いた音楽ファンは数多くいました。今回の東京大会では、一人ひとりが互いに認め合う『多様性と調和』が基本的コンセプト。小山田さんの行いは、そのような理念に大きく反すると言えるでしょう」(音楽誌ライター)小山田氏の“いじめ告白”は瞬く間に情報番組でも取り上げられ、議論の対象となった。なかでも東京五輪に携わるのが、「小山田氏でなければならない理由の説明」を求める声も上がった。18日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演したメイプル超合金のカズレーザー(37)は、「(小山田氏の件について)知りませんでしたではなくて、知っても譲れないんですっていうことを説明しなければいけない」と主張。さらに現段階で「すでに音楽や演出は決まっているはず」とし、「(小山田氏が)辞任しても、別に組織としては成立するはず。辞任させることができないことを、丸川さんとかが説明すればいいだけのこと」と指摘した。さらに19日には加藤勝信官房長官(65)も、会見で「障害の有無に関わらず、いじめや虐待はあってはならない行為だ。政府として共生社会の実現に向けた取り組みを進めており、こうしたことに照らしても全く許されるものではない」と発言。小山田氏の処遇について適切な対応を組織委にもとめていた。■“知らぬ存ぜぬ”の丸川五輪相組織委員会の武藤敏郎事務総長(78)は17日の会見で、小山田氏について「現時点において十分に謝罪をして反省をして、倫理観を持って行動したいと言っている」とフォロー。組織委員会として「引き続き最後まで準備に尽力していだたきたい」と、小山田氏を続投させる意向を示したのだ。組織委員会が小山田氏を擁護するなか、東京五輪をサポートする立場である丸川珠代五輪相(50)の対応も問題視されている。小山田氏について報じられ始めた16日、丸川氏は会見で「まだ報道を確認していない」「組織委員会が対応されていると思うので、組織委に確認してください」と“知らぬ存ぜぬ”な対応をしたのだった。組織委員会と連携しているはずの丸川氏だが、小山田氏の件が問題になっていることについて「知らない」で済ませて良いのだろうか。「開幕が迫っているとはいえ、小山田氏の続投には批判の声が殺到しています。“五輪のサポート役”であるはずの丸川大臣は、完全にスルー状態です。IOCのバッハ会長とコーツ調整委員長の広島・長崎訪問についても、3日前にも関わらず『伺っていない』『橋本聖子会長に確認します』と受け流していました。その一方で、バッハ会長の歓迎会にはしっかり出席しているのです。丸川大臣は元アナウンサーでもあります。たとえ小山田氏の存在を知らなかったとしても、起用前に調べるなどして組織委員会に助言するといったこともできたのではないでしょうか。きっちり説明しないまま開幕に持ち込んでしまうと、いっそう批判を浴びることになるでしょう」(スポーツ紙記者)“都合の悪いことは知らんふり”とばかりに組織委員会に押し付ける丸川氏の対応に、五輪相としての存在意義を問う声が広がっている。《丸川ってなんの為にいる?知らぬ存ぜぬばかり。辞任して下さい》《何でもかんでも知らぬ存ぜぬで通るとでも思ってるんでしょうか?この方の勉強不足には辟易します》《丸川さんは、五輪担当大臣として何なら知ってるのだろう?承知していない、聞いていない、報告を受けていない(以下略)。いくら別の地平にいるからって、状況把握しようとせず、責任逃れが過ぎやしませんか》
2021年07月19日東京五輪・パラリンピックまで残すところ21日と迫ってきたが、政府や大会組織委員会が謳う「安心・安全」にさらなる不安要素が浮上した。「濃厚接触者の方は、試合には出られるんですか?出られないんですか?」6月30日に国会内で行われた立憲民主党の会議で、内閣官房の担当者に向けてこう質問したのは白眞勲参議院議員(62)。各メディアによると白議員の問いに対して、担当者は「本来であれば濃厚接触になれば、検査で陰性でも14日間自宅待機等の制限がかかるのが日本国内のルール」と説明。いっぽうで「やはり4年に1度の大会」と前置きし、「選手が一生懸命努力を重ねてようやく東京大会に来られた方々。14日間、丸々隔離すると試合に出られない。今まさに、関係者の間で選手のために何ができるのか調整を行っている」と述べたというのだ。担当者の発言を受けて、元パラリンピック競技選手の横沢高徳参議院議員(49)が「仮に出られるとなって、感染が広がると逆にアスリートが批判を受ける」と警告。だが担当者は「どんな条件なら感染が広がらずに選手が出場できるのか」と、濃厚接触者に該当する選手の出場を可能する方針を明かしたという。5月下旬には新型コロナや猛暑による「健康被害」や「死亡に至る可能性」は“自己責任”と、IOCが東京五輪参加者の同意書に盛り込んだことが明らかになったばかり。IOCの担当者は「いかなる政府も保健当局も感染症について保証はできない。われわれ全員が負うべきリスク」と強調し、波紋が広がっていた。「安心・安全」を強調しながらも“濃厚接触者でも出場できるよう調整中”といった方針に、ネットでは反対の意見が続出している。《新型コロナウイルスのパンデミックの最中に、本気で東京五輪を開催する気があるのなら真っ先に検討すべき課題の一つだ。いまだ、こんな初歩的かつ重大なことすら決まっていないなど、本当にあり得ない》《開催一カ月前に調整中?真剣に五輪のコロナ対策を考えているとは思えない……》《濃厚接触者の大会出場を調整してるとか控えめに言って頭おかしい。というか濃厚接触者が参加してたら他の選手も迷惑だろ。五輪開催に関してはもう諦めたけど無駄なリスクは冒さないでくれ》《大暴走中です。阿保の極みです》同日に厚生労働省で開かれた専門家会議では、新型コロナの新規感染者が7月中旬にも増加するとの試算が発表されたばかり。同省が公開した一部研究資料によると、《デルタ株の影響が小さく、人流が6月下旬程度の水準でその後上昇せず経過し(効果的な重点措置が持続する状況に相当)、オリンピックの影響がないとする最も楽観的なシナリオでも7月中に1日の感染者報告数は1,000人を超え、その後2,000人程度まで増加しうる》といった指摘もされている。刻一刻と迫る東京五輪・パラリンピック。「安心・安全」が脅かされかねない方針に、国民の不安は募るばかりだ。
2021年07月02日絆や希望……。聞こえはいいが内容のないそんな言葉で、五輪のリスクをごまかそうとする政府。だが、専門家は開催によって、多くの人の命が脅かされることを警告しているーー。〈無観客開催は、会場内の感染拡大リスクが最も低いので、望ましいと考える〉〈観客がいる中で深夜に及ぶ試合が行われていれば、営業時間短縮や夜間の外出自粛等を要請されている市民にとって、「矛盾したメッセージ」となります〉6月18日に、そんな文言が書かれた“提言”を発表したのは「コロナ専門家有志の会」だ。この提言の正式名称は「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催に伴う新型コロナウイルス感染拡大リスクに関する提言」。ここでは五輪を開催した場合の新型コロナウイルスの感染拡大を予測した複数のシミュレーションが紹介されている。感染力が強いインド由来のデルタ株が広がった場合のシミュレーションでは、五輪によって人流が増えると、7月中に東京都の1日の新規感染者数が2,000人を突破するという。それに伴い、重症者数も急増。8月中にも都が現在確保している重症病床数373に至り、最悪の試算では重症者は500人を超えてしまうというのだ。だが、これだけ危機的な予想が出ているにもかかわらず、提言に五輪の「中止」や「延期」を求める意見は盛り込まれなかった。医学博士で医療ガバナンス研究所理事長の上昌広さんはこう疑問を呈す。「感染力が強いデルタ株に置き換われば、感染者も重症者も、欧米並みに増える可能性があることがわかっているんです。開催の延期や中止に一切触れないのは、いかがなものでしょうか。本当に、国民や選手のことを考えるなら、熱中症のリスクもなく、かつワクチンも行き届く10月に延期するのが望ましい。そう提言するのが専門家の役割でしょう」当初、有志の会は「開催中止」を提言に盛り込むことを検討していたという。だが、会の一員で、「新型コロナウイルス感染症対策分科会」の会長の尾身茂氏が6月18日の記者会見で語ったところによると、菅義偉首相がG7(主要国首脳会議)で予定どおりの開催を表明したことから、「開催の検討うんぬんはほとんど意味がなくなった」ために、提言から外したという。要は科学ではなく、政治的な配慮から提言に「中止」や「延期」の文字が入らなかったのだ。結局、政府は実質的にこの提言を黙殺。ふたたび緊急事態宣言が発令されない限り、観客数を“上限1万人”とすると決定している。上さんはこう警鐘を鳴らす。「五輪を開催しなくても、夏場は季節性の要因で感染者が増加する可能性があります。昨年のデータを見ると、春と夏に波が来て、秋にいったん下火になって、また冬に波が来ています。現に東京では、すでに感染が再拡大し始めています」確かに、6月25日の東京都の新規感染者数は562人と、前週から109人も増加した。すでに第5波が始まってしまったかもしれないのだ。「デルタ株による第5波が来れば、重症者数は500人を超えるでしょう。そうなれば、医療崩壊どころか日本社会が崩壊しかねない。残念ながら、中止も延期も入っていない有志の会の提言は、『私たちは警鐘を鳴らしましたよ』というアリバイ作りとしか思えません」
2021年07月01日「NHKは東京五輪の開会式、もしくは閉会式だけでも大野智さん(40)を除く4人をそろえようとねばり強く交渉しました。しかし、これまでスペシャルナビゲーターとして撮影した嵐5人の過去の映像や、楽曲『カイト』が流れることはあっても、新たにメンバー4人がそろうことはありません」(NHK関係者)7月23日から開催される東京五輪。そのNHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーターに嵐の櫻井翔(39)と相葉雅紀(38)が就任することが6月23日に発表された。「もともと、スペシャルナビゲーターは嵐が務める予定でした。しかし新型コロナの影響で東京五輪が1年延期。昨年末をもって嵐が活動休止に入ったため、メンバーの出演がどうなるか注目されていました」(テレビ誌記者)NHKは5月19日に行われた放送総局長会見でも「現時点ではまだ決まっておりません。今後決まり次第お伝えします」と答えていた。「そのため“特例”として嵐が東京五輪限定で復活するのでは、とファンたちは一縷の望みを託していたんです」(前出・テレビ誌記者)そんななか今回、正式に櫻井と相葉で出演することが決まったのだ。2人が選ばれた理由を、前出のNHK関係者はこう話す。「櫻井さんは日本テレビ系で6大会連続五輪キャスターを務めてきました。相葉さんもNHKのスポーツ番組に出演しています。そうした2人の実績が評価されました。すでに準備を始めており、6月中旬に2人がスタッフを含めて打ち合わせをしたと聞いています。お互いの得意分野をすり合わせながら担当する競技の分担を行ったようです。また櫻井さんはこれまでの五輪の取材でノートをつけているので、相葉さんに見せて情報を共有するそうですよ」この嵐のメンバー“2人”という数字に大きな意味があるという。「嵐の活動休止以降、嵐のメンバーがテレビ番組で3人以上が一緒に出演したことは一度もなく、最大でも2人までです。6月3日に放送された櫻井さんのバラエティ番組『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)でも、二宮和也さん(38)が、ゲストとして出演しましたが、ほかのメンバーが登場することはありませんでした」(映像関係者)CMでも同じルールが存在すると広告代理店関係者は言う。「現在、JALのアンバサダーとしての活動しているのは、櫻井さんと松本潤さん(37)の2人です。三ツ矢サイダーのCMに出ているのも櫻井さんと相葉さんの2人。ライオンに至ってはもともと同社の別々の製品で、二宮和也さんと相葉さんが起用されていましたが、6月21日にコラボCMが発表されて2人で出演することになりました」■“共演は2人まで”ルールにこだわり続ける理由一度の例外も許さない“嵐の掟”。これほどまでに“共演人数の上限2人”にこだわるのは、ある理由があるようだ。「嵐がデビュー25周年を迎える3年後の’24年に、メンバーは再集結を視野に入れているからでしょう。それまでは、充電中の大野さん以外の4人は個人の活動を積極的に展開していく予定だといいます」(テレビ局関係者)すでに櫻井はキャスター業に加え6月13日に最終回を迎えたドラマ『ネメシス』(日本テレビ系)で、3年半ぶりの連ドラ復帰を果たした。相葉は3本のバラエティ番組を掛け持ちし、松本は今冬公開予定の映画『99.9』を現在撮影中で、’23年のNHK大河の主役を務めることも決まっている。二宮は、4月からYouTuberとしても活躍している。「二宮さんは6月17日の誕生日に行われた生配信で、38歳の抱負を聞かれて、『チャンネル登録者数300万人』と個人的な目標を答えていました。これはまさしく“各自の今やるべきことをやる”という姿勢の表れだと思います。またその後には、大野さんから『早く40歳になれ』と誕生日を祝うメッセージが来たことを明かしていました。大野さんの名前を出し、“嵐の絆”を強調したのは、それぞれが個人のことに注力しつつも、嵐は必ず戻ってくるということを示していたのでしょう」(前出・映像関係者)こうしたスタンスはメンバーの“総意”でもあるという。「今回のNHK東京五輪スペシャルナビゲーターという超大役でも、嵐のメンバー4人が集まる“例外”をつくらなかったのは、『5人で嵐』という共有の認識を持っているからでしょう。大野さんが戻りやすくする気遣いといった面もあるのではないでしょうか。昨年予定していた7年ぶりとなる国立競技場でのライブも無観客での開催になるなど、ファンの前で直接、感謝を伝えることができなかったことも心残りだったようです。さらに、ジャニーズの歴史上、ファンの前で25周年のライブを開催できたグループはいません。悲願をなんとしても達成したいという思いは、嵐のメンバーの頭の中にあると思います」(前出・映像関係者)東京五輪でも2人の出演にとどめたのは、’24年の再集結に向け、“嵐の掟”を守り続ける決意表明なのだろう。
2021年06月29日東京五輪・パラリンピックを巡る数々の“迷言”で、これまでも批判を浴びてきた丸川珠代五輪相(50)。またしても、丸川五輪相の発言が物議を醸している。6月23日、政府や組織委員会、競技会場がある自治体などの連絡協議会がオンラインで開かれた。各紙によると埼玉県の大野元裕知事(57)と千葉県の熊谷俊人知事(43)は、午後9時以降に開催される競技について無観客での開催を要請。知事たちの要請を受け、組織委員会は「まん延防止等重点措置」の期限である7月11日までに判断する方針を示したという。この件について24日、丸川五輪相は産経新聞の取材に応じ、「地域ごとに感染の状況が違う中で、国としても知事の判断の権限は非常に大きいと認識している」とコメント。その上で、「仮に知事がどうしても慎重な判断をせざるを得ないときには、最終的に国は受け止めるべきだと思っている」と発言したのだ。さらに続けて「仮に知事が人流の抑制が必要だと判断するときには無観客も検討しなければならないことは頭の中に置いている。基本的には観客を入れることとしているが、工夫できることがないか調整している」と述べたという。■「当事者意識、全くなし」「知事の判断」を全面的に押し出した丸川五輪相だが、誤解を招くことにはならないだろうか。全国紙記者が語る。「埼玉県ではバスケットボールやサッカー、千葉県ではフェンシングやテコンドーなど午後9時以降に予定されている試合もあります。いっぽう首都圏1都3県では感染症対策として、現在、イベントの開催時間は午後9時までです。そのため観客の有無以前に、五輪競技だけ時間制限を緩和することは『矛盾している』といった指摘もあがっています。しかしながら五輪に関する判断について、競技会場のある自治体の知事に決定権はありません。丸川大臣の説明ですと、『判断するのは知事』と責任を押し付けているように受け取られてもおかしくありません」“最終的な判断は知事に委ねる”とも言わんばかりの丸川五輪相の発言に、ネット上では「無責任」と存在意義を問う声が相次いでいる。《「判断」という表現が卑怯ですね。知事は要請する側で、判断するのはあなたでしょう?判断主体を知事であるかのように表現していては、丸川大臣あなたは何のためにいるのでしょうか?批判を受けない為に知事に責任を丸投げしてるようにしか、思えません》《夜間無観客は知事判断でできる…ってこの方は言ってるんですかね?ならば昼間無観客も知事判断できるんですかね?その権限を大臣が認めた、ということでいいんですかね?》《当事者意識、全くなし》また、丸川五輪相はコロナ禍で五輪を開催する意義について問われ、次のようにも述べたという。「アスリートがどれほどの努力を重ねてきたか、実際競技をしている姿を見ることを通じて、『これから社会を動かそう。自分たちの生活を、もう一度動かし始めよう』と思う勇気を分かち合う大会になれば素晴らしい」「社会」や「生活」を持ち出すのであれば、もっと寄り添う姿勢が必要なのではないだろうか。
2021年06月26日開幕まで1カ月を切った東京五輪。まだまだコロナ禍が終息したとは言えない中、いよいよ開催に向けて急ピッチに動き出した感があります。そこで、女性自身では読者の皆さんに東京五輪に関するアンケートを実施しました(6月23日~25日)。30代~50代を中心に幅広い年代の100名超の方たちにご回答いただきました。まずは、東京五輪を“楽しみ”と感じているかどうか。今なお開催自体に反対意見も多い状況ですが、「いざ始まれば盛り上がるのでは?」といった声もしばしば耳にします。【東京五輪は楽しみですか?】楽しみ:16.3%今は楽しみではないが、始まれば楽しめると思う:30.8%最後まで楽しめないと思う:29.8%興味がない:23.1%アンケートの結果、「今は楽しみではないが、始まれば楽しめると思う」人と「最後まで楽しめないと思う」人の数が拮抗。最後まで楽しめない人と「興味がない」人を合わせると半数以上になり、「楽しみ」と答えた方は16.3%にとどまりました。アンケートの結果からも、開催直前に迫った今なお盛り上がらない印象の東京五輪。次にテレビ等での視聴に関して聞いた結果、57%の人が「見る」と回答しました。ライフスタイルが多様な現代でも、これだけ多くの人が目にするコンテンツという意味では五輪パワーも感じられます。一方で、4割以上の方はそもそもスポーツ等に関心のない層なのかもしれません。【東京オリンピックをテレビやネット等で見ますか?】見る:58.7%見ない:41.3%東京五輪は招致決定以来、あまりにも多くのスキャンダルやトラブルに見舞われてきたことは周知のとおりです。準備期間が最終局面を迎えた今、いったい誰の責任が大きいのかを、旗振り役である政治家を中心に尋ねました。【盛り上がっていないのは誰の責任が大きい?】菅義偉:54.8%トーマス・バッハ:30.8%森喜朗:23.1%安倍晋三:22.1%小池百合子:21.2%丸川珠代:16.3%橋本聖子:13.5%山下泰裕:8.7%結果は菅義偉首相が断トツとなりました。そしてトーマス・バッハIOC会長が第2位に。知名度の高い日本人政治家たちを抑えて数多くの得票となったのは意外でした。強大な権限が明らかとなってきたIOCへの不信感の大きさが分かります。これから一か月、残りの出場選手の確定、海外選手の来日が相次ぎ、テレビ等での報道や特番企画など五輪ムードは高まっていくと予想されますが、コロナの感染拡大防止や、国民の不信感払拭には険しい道のりが予想されます。「終わってみれば盛り上がった」そんな東京五輪はやってくるのでしょうか。
2021年06月26日開催まで1カ月を切っているにも関わらず、東京五輪・パラリンピック組織委員会(以下組織委)による“迷走”が止まらない。事の発端は6月22日に共同通信が報じた、組織委が五輪競技会場での酒類の販売を認める方向で調整しているとしたニュース。まん延防止等重点措置などで飲食店による酒類の提供が今も厳しく制限されている中での、五輪への“特別扱い”には世間の不満が爆発。報道を受けた丸川珠代五輪相(50)は、同日の記者会見で「大会の性質上、ステークホルダー(スポンサーなどの利害関係者)の存在があるので組織委はそのことを念頭に検討される」と発言。この発言によって、五輪のゴールドパートナーであるアサヒビールの公式SNSには批判が殺到する事態にまでなった。しかし、その夜に事態は急転する。同日の22時頃、共同通信は組織委が酒類販売を見送る方針を固めたことを報じたのだ。翌日には組織委の橋本聖子会長(56)が記者会見で、「少しでも国民の皆さんに不安があるようなことがあれば(酒類の提供は)断念しないといけない」と正式に酒類の提供中止を発表した。アサヒビールも、23日に公式サイトで次のようにコメントしている。《当社は大会組織委員会の酒類提供見送りの決定を支持します。また昨日、酒類提供容認の報道を受け、当社から大会組織委員会へ酒類提供を見送るように提言を行いました》反発を予測できず、すぐに方針を変更する組織委の“朝令暮改ぶり”には失笑する声が相次いだ。《オリンピックでの酒類販売、医療、飲食の団体から猛反対をくらって中止になったみたいだけど、そもそも、そう言う発想が狂気の沙汰》《この朝令暮改はどう考えてもお粗末だなぁ》衆議院議員の小沢一郎氏(79)もTwitterで次のように呟いていた。《批判が強いからやめる。全てが場当たり的で、いい加減。無責任極まりない。国民の命と生活を第一に考えていないから、こうなる。考え方の根本が間違っている。》
2021年06月24日5/28に行われたW杯予選に続き、6月中旬まで各カテゴリーの日本代表戦が目白押し。過去に類を見ないペースで開催される試合は、いずれも世界の大舞台を目指す各代表チームにとって重要な意味を持つゲームとなる。なかでも注目は、東京五輪を控えたU-24日本代表だろう。3月に行われたU-24アルゼンチン代表との2連戦。初戦こそ完敗したものの、第2戦で攻守にアグレッシブな姿勢を見せてメダル候補と称される強豪を圧倒。五輪で「一番キレイなメダルを取りたい」と大目標を掲げるチームにとって、内容、結果とも大きな手応えを得る形となった。迎える6月シリーズ、森保一監督は今回の代表活動を「五輪に向けたメンバー選考の場であると同時に、オーバーエイジ(OA)と五輪世代の融合も考えたい」と説明。今回のOAには日本代表の守備を支える吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航が招集され、五輪世代ながらフル代表でレギュラーとして活躍してきた冨安健洋も合流。選手選考を進めながら、一気に五輪モードに切り替わることになる。過去の大会でOAとの融合に苦しんだ記憶を糧に、スムーズな連携構築を図る構えだ。そして五輪世代の選手には、生き残りを懸けた厳しい戦いが待ち受ける。東京五輪の登録選手数はW杯の23よりも少ない18。3人のOAを除くと残された枠は15しかなく、今回はこの“狭き門”を巡る最終選考=苛烈なサバイバルの場になる。一方、日本代表はW杯アジア2次予選を含めた異例の5連戦に臨む。注目は9月からの最終予選に向けた選手層の底上げだ。代表チームが短期間に5試合を戦えるケースは珍しく、OA組がチームを離れるため、多くの選手にチャンスが巡ってくることになりそう。世界へとつながる道のりの険しさは歴史が証明しており、日本代表の総合力を引き上げる新戦力の台頭に期待が集まる。また、2011年女子W杯優勝、ロンドン五輪銀メダルの実績を持つなでしこジャパンも、東京五輪に向けた最終選考の2連戦を迎える。各カテゴリーの代表選手にとって、この6月シリーズはまさに運命の分岐点。輝く才能を見せ、未来への切符をつかむのは誰か。大舞台を目指す選手たちの覚悟が、いつも以上に代表のピッチを熱くさせるはずだ。東京五輪へ、そしてアジア最終予選へ。最終サバイバルに臨む選手の覚悟を見よ。日本代表(A代表)大迫勇也「ハンパない」トラップやポストプレーで代表の最前線に君臨するエースストライカー。まさに攻撃の要だ。日本代表(A代表)山根視来神出鬼没な動きでゴール前に飛び出す右サイドバック。日本代表の新たな武器となる予感が漂う。日本代表(A代表)冨安健洋堅守を誇るセリエAで活躍し、世界でも高く評価される若手有望株。今回から東京五輪世代へ戻って活動する。U-24日本代表久保建英日本サッカーの未来を担う才能。一瞬で局面を変える攻撃センスは見る者の心を捉えて離さない。U-24日本代表板倉 滉今季オランダリーグ全34 試合フル出場の快挙。3月にはU-24アルゼンチン代表から2ゴールの大活躍を見せた。なでしこジャパン(日本女子代表)岩渕真奈不動のエースへと成長した“リトル・マナ”。圧倒的なテクニックを武器に自国開催の五輪で頂点を目指す。information6/3・北海道SAMURAI BLUE(A代表) vs U-24日本※ジャマイカ代表との強化試合は中止となりました。6/5・福岡親善(U-24) vs U-24ガーナ6/7・大阪W予(A代表) vs タジキスタン6/10・広島親善(女子) vs ウクライナ6/11・兵庫KCC(A代表) vs セルビア6/12・愛知親善(U-24) vs ジャマイカ6/13・栃木親善(女子) vs メキシコ6/15・大阪W予(A代表) vs キルギス※KCC=キリンチャレンジカップ、W予=W杯アジア2次予選親善=国際親善試合(情報は6/1現在)※『anan』2021年6月9日号より。写真・JFA文・青山知雄(by anan編集部)
2021年06月02日新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の世界的な流行によって、1年の開催延期が決定された東京五輪。開催日は2021年7月23日に変更されましたが、同年5月現在、コロナウイルスは終息するどころか、さらに感染を広げています。東京五輪を開催すれば、世界中の選手が来日する上、多くの医療従事者が協力を求められることに。開催に対し、「今はそんな場合ではない。中止にするべきだ」という声が相次いでいます。東京五輪の反対意見ついて、池江璃花子選手が持論を展開白血病の治療で一度は東京五輪の代表の座を逃したものの、開催の延期によって奇跡的に内定をつかんだ競泳の池江璃花子(いけえ・りかこ)選手。同月7日、池江選手はTwiterで「辞退してほしい」「開催の反対に声を上げてほしい」といった意見が寄せられていることを明かしました。そういった東京五輪の開催反対を求める声に対し、池江選手は丁寧な言葉で持論を展開しています。いつも応援ありがとうございます。Instagramのダイレクトメッセージ、Twitterのリプライに「辞退してほしい」「反対に声をあげてほしい」などのコメントが寄せられている事を知りました。もちろん、私たちアスリートはオリンピックに出るため、ずっと頑張ってきました。ですが、↓— 池江 璃花子 (@rikakoikee) May 7, 2021 今このコロナ禍でオリンピックの中止を求める声が多いことは仕方なく、当然の事だと思っています。私も、他の選手もきっとオリンピックがあってもなくても、決まったことは受け入れ、やるならもちろん全力で、ないなら次に向けて、頑張るだけだと思っています。1年延期されたオリンピックは↓— 池江 璃花子 (@rikakoikee) May 7, 2021 期待に応えたい一心で日々の練習をしています。オリンピックについて、良いメッセージもあれば、正直、今日は非常に心を痛めたメッセージもありました。この暗い世の中をいち早く変えたい、そんな気持ちは皆さんと同じように強く持っています。ですが、それを選手個人に当てるのはとても苦しいです。↓— 池江 璃花子 (@rikakoikee) May 7, 2021 長くなってしまいましたが、わたしに限らず、頑張っている選手をどんな状況になっても暖かく見守っていてほしいなと思います。— 池江 璃花子 (@rikakoikee) May 7, 2021 池江選手だけでなく、きっと多くの選手がコロナ禍での開催に不安を感じているでしょう。しかし、五輪開催の決定権は選手にはありません。現在も選手たちは、私たちと同じように感染や重症化のリスクにおびえながら生活を送っています。決定権のない選手にそういった言葉を投げかけるのは、見当違いといえるでしょう。一連の投稿に対し、合計でおよそ40万件もの『いいね』が寄せられました。文章を通して、池江選手のもどかしい気持ちは多くの人に伝わったようです。・選手個人にそんなことをいってもね…。企業の不祥事で社員を叩くようなものでは?・五輪開催反対の気持ちは分からないでもないけど、選手に「辞退しろ」というのは違うでしょ。・すごく言葉を選んで発言してるのが伝わってくる。お門違いの批判だよ…。五輪は多くのアスリートにとって世界の頂点であり、あこがれの場所。だからこそ、今の状況は心苦しいものでしょう。「今やるべきことをまっとうし、応援してくれる人の期待に応えたい一心でいる」という池江さんの言葉は、きっとほかの選手も同じはず。東京五輪がこの先どうなるかは分かりませんが、懸命に練習している選手個人に中止を求める声がなくなることを祈るばかりです。[文・構成/grape編集部]
2021年05月08日東京五輪・パラリンピック大会組織委員会が、日本スポーツ協会公認スポーツドクターを200人程募集していると報じられた。各紙によると大会開催期間中に競技会場などで熱中症や新型コロナ感染の疑いがある人、体調不良を訴えた観客などの対応に従事してもらうという。応募締め切りは今月14日までとのこと。公認スポーツドクターとは医師免許取得後4年が経過し、必要な講習を受講して得られる資格。いっぽうで五輪大会への従事はボランティアとなり、交通費などを除いて報酬は支給されないという。五輪の医療従事者をめぐっては、組織委が日本看護協会に医療スタッフとして看護師約500人の確保を要請したことも明らかになったばかり。また看護師への待遇も交通費や食事の提供は規定されているが、肝心の報酬については明記されていないというのだ。菅義偉首相(72)は4月30日に、「看護協会の中で現在、休んでいる方もたくさんいると聞いている。可能だと考えている」と要請を容認していた。「国内ではインド由来の変異株も発見され、パンデミックが深刻化しています。新規陽性者数の高止まりが続いている大阪では、重症病床使用率が99.7%にまで達している状況です。兵庫県ではコロナ対応にあたる看護師が、全国各地から46人派遣されると決まったばかり。医療逼迫が喫緊の課題となっているなか、『五輪を開催すべきでない』という声は高まっています」(全国紙記者)NHKによると立憲民主党は、「五輪開催に必要な医療従事者の確保よりも感染者の治療とワクチンの接種に充てることを優先すべき」と大型連休明けに提言すると報じられている。五輪開催まで残すところ80日と迫るなか、医療従事者を無償でかき集めようとする組織委に批判が殺到している。《看護師に続いて今度は医師をただ働きさせるとは!どれだけ五輪搾取をやれば気がすむのか》《なんでスポーツドクター資格者が「新型コロナウイルス感染症の疑いがある人への救急対応」を無償でやらなあかんのん?》《このご時世にこれをボランティアで募集とは、どこまで人を見下す政府なのか…》
2021年05月04日《IOCはGHQなの?》《進駐軍が上陸してきて、無理やり五輪を開催でもするんでしょうか?》いまツイッター上では菅義偉首相(72)にこんなツッコミが相次いでいる。「東京オリンピックですけれども、これの開催はIOCが権限を持っております。IOCが東京大会を開催することを、既に世界のそれぞれのIOCの中で決めています」4月23日の会見でこう語った菅首相。東京新聞の記者に「国民の命よりも五輪を優先させていないか」と問われてのことだった。“五輪の開催も中止も、権限はIOC(国際オリンピック委員会)にあるので政府は決められない”というお決まりの逃げ口上。すかさず、フリージャーナリストの江川紹子さんが「IOCは日本国民の命や健康に責任を持っていない」と追及したのだが……。「IOCがそれぞれの国のオリンピック委員会と協議した上で(開催を)決定しています。<中略>開催する方向で今、動いています」やはり菅首相は決定権がIOCにあると繰り返すだけで、質問には正面から答えない。江川さんのさらなる質問の声は内閣広報官によって妨害された。ツイッター上では会見を見た人からこんな呆れ声が。《記者の質問「国民の命より五輪が優先されていないか」に対して「五輪の開催はIOCが権限を持っている」はひどい。これじゃ、日本は主権国家たることを放棄してるように見えちゃう》政治学者の山口二郎法政大学教授はこうツイートした。《菅は主権国家の権力者ではない。もしそうならオリンピック開催の権限はIOCにあるなどという責任転嫁をしないはず》■「成功したら菅首相のおかげ、感染拡大はIOCのせい」日本国内で行われ、多額の税金が支出されている東京五輪。新型コロナウイルスの感染拡大を招くリスクがあるイベントであるにもかかわらず、五輪の開催についてはIOCがいっさいの権限を有するために、自らに開催の可否は決める責任はないと日本政府は繰り返し主張してきた。一方で、緊急事態宣言下で多くのイベントが中止や延期を余儀なくされるなかでも、聖火リレーは強行。さらに、選手や大会関係者の入国時の特例措置も決まるなど、東京五輪についての“特別扱い”は続いている。冒頭のように、IOCはまるで日本政府にとって超法規的な上部団体のようだとして、太平洋戦争の敗戦後に日本を占領下に置いていたGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)になぞらえる人も多い。実際に、菅首相や政府関係者の発言からは、IOCは当時の日本にとってのGHQのように、決して逆らえない存在であるかのようにも聞こえる。しかし、スポーツライターはこう指摘する。「IOCが軍事力を背景に無理やり五輪を開催でもするのでしょうか?中止や延期の権限がIOCにあるからといって、開催国の意向を無視して五輪はできません。日本側が難しいといえば、その判断は尊重される。菅首相は実質的に中止の決定権を持ちながらも、それを放棄するのは責任逃れというほかありません」日本側が中止を求めた場合、巨額の違約金を求められるという声も出ているが……。「全世界的にコロナが流行する前代未聞の状況下で、本当に(違約金を)求められるのか、求められるとしたらいくらなのかも明らかにされていません。いずれにせよ、お金を取られる“かもしれない”から、国民の健康と生命を危険にさらしても五輪を強行する、というのは常識的な判断ではない。もし、違約金を開催の理由にするなら、その金額を明らかにしたうえで、国民の声を聞くべきです」(前出・スポーツライター)「菅首相は自らが責任を負わない形で五輪が開催されてほしいというのが本音」だと語るのは、与党議員の元秘書だ。「もちろんIOCはGHQではありませんので(笑)、日本が開催は無理といえばそれが通ることは菅首相もわかっています。実際は東京五輪を行って、お祭りムードの余韻のなかで衆議院選挙に突入したいというのが本音でしょう。なんとなく現状を肯定するような雰囲気があれば、与党に票が流れますから。五輪が滞りなく終われば菅首相の功績、仮に感染拡大の要因となれば開催権をもつIOCのせい、ということにしたいのでしょう」国民の生命と健康に関する責任を自ら放棄するのは、主権国家の総理大臣にふさわしくない行いであることだけは間違いない。
2021年04月27日テッドベーカー(Ted Baker)は“ロンドンの街”をイメージした、新ウィメンズウォッチ「フィッツロヴィア ブルーム(FITZROVIA BLOOM)」を2021年4月23日(金)よりテッドベーカーブティック、全国の百貨店・セレクトショップほかで発売する。“カラフルフラワー”が花開く新ウォッチテッドベーカーの新作は、カラフルなフラワーブーケが印象的な腕時計。ロンドンの街・フィッツロヴィアをイメージし、ピンクやホワイト、レッドなど色とりどりの花モチーフを文字盤やベルトに散りばめた。ラウンド型の文字盤には、テッドベーカーのブランドロゴをさりげなくオン。インデックスはシンプルなバーインデックスを起用し、アクセントにカラーサークルを添えた。ブラックのレザーベルトウォッチを選べばエレガントに、メタリックカラーベルトを選べば、アクセサリー感覚で華やかな手元を楽しむことができる。【詳細】テッドベーカー「フィッツロヴィア ブルーム」16,500円(税込)~19,800円(税込)発売日:2021年4月23日(金)取り扱い店舗:・テッドベーカーブティック・全国の百貨店・セレクトショップ・時計販売店・日本橋三越本店1階住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1TEL:03-3274-8374
2021年04月12日競泳の池江璃花子(いけえ・りかこ)選手が、2021年4月8日、東京五輪の400メートルリレーの代表に内定。池江選手は、同月4日にもメドレーリレーで代表に内定しており、今回で2つ目の日本代表入りとなります。競泳・池江璃花子選手が東京五輪代表に白血病回復からの内定に「素晴らしい奇跡」この日、女子100メートル自由形で優勝し、2冠を達成した池江選手。2019年2月に、白血病であることを公表していたため、競泳で復活した姿は多くの人の心を打ちました。ネット上では「おめでとう!」「暗い話題が続く中でいいニュース!」などの声が上がっています。池江さんの輝く姿は、同じく白血病を患っている人たちへの励みにもなるでしょう。これからも、努力し続ける池江選手を応援したいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年04月08日2021年4月4日、競泳の池江璃花子(いけえ・りかこ)選手が、東京五輪の代表に内定しました。池江選手は100mバタフライ決勝で57秒77の記録を打ち出して優勝。また、400mメドレーリレーの派遣標準記録を突破しています。インタビュー中では感極まり、美しい涙を流した池江選手。代表の内定について、このようにコメントをしています。「57秒台が出るとは思わなかったし、リレーの派遣標準記録も切れると思わなかった。一番戻ってくるのが時間がかかる種目だと思っていた。優勝も狙っていなかったけど、何番でもここにいることに幸せを感じようと思った。仲間たちが全力で送り出してくれて、とても幸せ。本当にうれしかった。言葉にできない。ものすごく自信がついたレースだった」サンケイスポーツーより引用池江選手は2019年2月に、白血病であることを公表。当時、東京五輪は2020年に開催が予定されていたため、多くの人から惜しむ声が寄せられていました。五輪は多くのアスリートにとって、目標といえる大会です。池江選手は白血病の発覚に加え、東京五輪への出場が絶望的だったことに大きなショックを受けたことでしょう。つらい治療を乗り越えた後、リハビリや練習に励んできた池江選手。今回の内定に対し、多くの人から祝福する声が寄せられています。[文・構成/grape編集部]
2021年04月04日東京五輪・パラリンピック組織委員会は4月1日、『週刊文春』及び『文春オンライン』に掲載された、五輪の開閉会式の演出に関する記事について、厳重抗議したと発表した。同委員会は、内部資料を掲載して販売することは著作権の侵害にあたるとし、掲載誌回収やオンライン記事の全面削除、資料破棄などを求めている。『週刊文春』で報じられたのは、開閉会式制作チームのメンバーだった振付師のMIKIKO氏のチームがIOCにプレゼンした280ページに及ぶ内部資料(昨年4月6日付)。記事内では演出内容についての言及や、資料の一部画像が掲載されている。MIKIKO氏は当時、五輪開閉会式の演出担当の責任者を務めていた。同誌の報道によると、昨年4月にはIOCに開会式案のプレゼンも行っており、その企画は高い評価を得ていたという。しかし昨年5月、急遽責任者が佐々木宏氏(66)に変更となる。その後佐々木氏は、それまでのMIKIKO氏の企画案を無視し、IOCに新たな企画案のプレゼンを重ねた。しかし、それらの案はIOCに認められなかったため、佐々木氏はMIKIKO氏の案を切り貼りして作成した企画を提出していたという。佐々木氏は、女性芸能人の容姿侮蔑を理由に、3月18日に辞任している。組織委員会の抗議文書には《さらに、制作チームの当時のクリエイティブディレクターなど、内容を知りうる全ての関係者には、あらためて守秘義務の遵守徹底を求めてまいります》とMIKIKO氏を示唆するような表現も。MIKIKO氏は、文春の直撃を受けても「守秘義務からお答えできない」と報じられていた――。再び巻き込まれる形となったMIKIKO氏には、同情の声がSNS上で多く寄せられている。《MIKIKOさん、はた迷惑だろうな》《今回の暴露で、mikiko氏が傷ついてしまうことが一番心配》《何の罪もないMIKIKO先生の負担があるんじゃないかと心配になります…》さらに、今回の抗議声明をうけて五輪組織委員会への批判も高まるいっぽうだ。《おそらくは元々の案をそのままではないにせよ、切り貼りしたような案で進めているのでは》《ボツにしたんでしょ? なら公開してもいいじゃないのよ? 》《え?クビにした人のプランですよね》身から出た錆、と組織委員会に対する世間の視線は冷ややかだ。「不採用になった案を“勝手に公開していい”という機密保持契約はほとんどないでしょうから、情報の漏洩がに批判が集まるのは仕方ないでしょう。しかし、これだけの報道があった後『MIKIKOさんの企画案を一度ボツにしたにもかかわらず、やっぱりその案を切り貼りして開会式を行おうとしていたんだ』と、組織委員会の自分勝手な行動が推測されてしまった。火に油を注ぐ形になってしまいましたね」(社会部記者)この状況下、はたしてどのような開会式が開催されるのだろうか――。
2021年04月02日ヨーロッパでコロナ感染がまたもや拡大する中、L.A.まで来られない候補者のために、ロンドンとパリの会場が追加されることになるようだ。エミーやゴールデン・グローブの授賞式はヴァーチャルで行われたが、それらの視聴率が最悪だったこと、またL.A.で感染が急激に減っていることを受けて、オスカーのプロデューサーらは、ヴァーチャルではなく直接の参加を候補者らに要請した。しかし、たった一晩のイベントのために2週間の隔離を強いられるのは現実的でないという不満が出たため、新たにこのアイデアが出たようだ。具体的にどこが会場になるのかは、まだ交渉中であることもあり、明かされていない。L.A.では、従来の会場であるハリウッドのドルビーシアターも使われるものの、今年はダウンタウンのユニオン駅が主要な会場になる予定だ。文=猿渡由紀
2021年03月31日SAMURAI BLUEが日本のピッチに1年4か月ぶりに立つ。国際Aマッチとしては2011年8月以来となる日韓戦が本日キックオフを迎えるのだ。十年一昔と言うが、日韓戦の雰囲気もかなり変わって来た。3月24日、オンラインでの前日会見に臨んだ森保一監督は韓国を「お互いを高め合えるライバル、そしてアジアを引っ張っていく仲間」と評すとともに、現役時代の日韓戦を「私はコンプレックスや特別な気持ちを持たずに戦えた」と振り返った。さらに「まず試合をするにあたって勝利を目指すための準備をしたい。相手が韓国だから勝利を目指すのではなく、日本代表として活動する以上勝利を目指す。勝利という結果をサポーターに届け喜んでもらえるように、笑顔になってもらいたい。今日コンディションを確認し、明日ベストメンバーを送り出したい」とコメントした。森保一監督 (c)JFA指揮官は韓国代表のイメージについて、次のように口にした。「ダイナミックに激しく厳しくアグレッシブに戦うのがベース。攻撃ではGKからビルドアップしてチャンスを作る。守備では前線からプレッシャーをかける時、オーガナイズして制限をかけてボールを奪い、組織的に戦うというところが今の監督になってチームとして成熟してきている」では、ダイナミックでアグレッシブな韓国に対して日本はどう戦うのか。「韓国がダイナミックかつアグレッシブに戦うチームなら、日本はダイナミックかつ組織的に戦えるチーム。我々としては球際を激しく厳しく戦う。スタートから勇敢にアグレッシブに戦う姿勢が大事だと思っている。局面での攻防はかなり激しくなると思うが、個々の局面で上回ってほしい。それに攻撃でのサポートと守備でのカバー、個の能力を最大限に発揮しながら、組織的に戦いたい」選手の大半は韓国代表に特別な感情を持っていない。「日韓戦のイメージはあまりない。(2013年7月『EAFF 東アジアカップ』では出場していないので)あまり覚えていない。韓国は強いチーム、激しく来るので面白い試合になるんじゃないかなと思う」(大迫勇也)「僕自身、特別な気持ちはない。ただ周りから言われる。相手どうこうではなく、全力でやるためにいい準備をするだけ」(浅野拓磨)「僕の中でも日本のライバルと言えば、韓国というイメージが小さい頃からある。でも世代代表でもやったことがないので」(鎌田大地)「正直そこまで意識していない。久しぶりの代表活動で、少しメンバーが代わった中、どういうサッカーができるか。また自分自身成長した姿を見せないといけないと思っている。対韓国と言うより自分たちにフォーカスしている」(遠藤航)「なかなかないチャンス。逆に貴重。自分たちの立ち位置がわかる試合」(西川周作)もう少し熱を帯びたコメントを発した選手もいる。「色々な意味で注目度の高い一戦だと思うし、どういう状況であれ日韓戦は非常に重要だと理解している。A代表では初、アンダー世代とは全然重みが違うと思うので、内容よりも結果が大事な試合だと理解している」(南野拓実)「日本でやれるのでしっかり勝ちたい。(2017年12月の)『E-1』の時に(1-4で)負けたのが印象に残っている。リベンジしたい気持ちはある」(伊東純也)吉田麻也 (c)JFAそんな中、キャプテンであり、フィールドプレイヤー最年長でもある吉田麻也のコメントは他の選手とは一線を画していた。吉田は「日本代表で戦う以上、最も大切な試合だと思う。どの試合も代表戦は大事だが、それだけ韓国代表と戦うことは大切なことで、絶対に勝たなければいけない試合。僕だけではなくて韓国代表もそう思っているはず」とキッパリ。さらに「10年ぶりということで、当時は僕や権田(修一)選手が一番若かった。練習からいかにこの対戦が日本代表にとって大切なものか伝えていかなければいけないし、何よりプレーで示していきたい。個人的には『ロンドン五輪』(3位決定戦で0-2)で負けた時は本当に悔しかった。2度と韓国に負けたくないと思った。(前回の日韓戦の)札幌でのゲームは(2得点した)香川(真司)選手に勝たしてもらったようなもの。この10年韓国とやるのを楽しみにしてきた」と続けた。日韓戦の重要性を若い選手たちに説く必要性を吉田は語った。「正直、長く韓国戦をやっていなかったし、僕もバチバチに予選で戦っていない。僕らが日韓戦がいかに重要か伝えられたギリギリの世代。10年空いてしまい、そこを伝えられていないことに若干の危惧がある。まずひとつは負けられない、絶対に勝たなければいけない試合だということ。今の時代にそぐわないかもしれないが、昔は『足が折れても』とか『身体が壊れてもぶつかっていかなければいけない』『勝たなければいけない』という表現をよくしていた。だから、僕よりも下の世代にそういう表現で伝えるのが合っているのかはわからないが、キャリアの中で一番大事になる試合というのは意識してほしい」選手たちの韓国戦のとらえ方はそれぞれだが、今回のコロナ禍での代表活動に対する感謝の念を同じだった。監督、選手たちは異口同音に「このような大変な状況でサッカーができることを感謝し、勝利を届けたい」と誓った。韓国戦、モンゴル戦に臨む日本代表メンバーは以下の通り。【GK】1西川周作(浦和)、12権田修一(清水)、23前川黛也(神戸)※【DF】22吉田麻也(サンプドリア / イタリア)、19佐々木翔(広島)、2松原健(横浜FM)、13山根視来(川崎F)※、4畠中槙之輔(横浜FM)、20中谷進之介(名古屋)※、3小川諒也(F東京)※、16冨安健洋(ボローニャ / イタリア)【MF】8稲垣祥(名古屋)※、7江坂任(柏)※、6遠藤航(シュツットガルト / ドイツ)、14伊東純也(ヘンク / ベルギー)、10南野拓実(サウサンプトン / イングランド)、11古橋亨梧(神戸)、5守田英正(サンタ・クララ / ポルトガル)、17脇坂泰斗(川崎F)※、21川辺駿(広島)※、9鎌田大地(フランクフルト / ドイツ)【FW】15大迫勇也(ブレーメン / ドイツ)、18浅野拓磨(パルチザン / セルビア)※=日本代表初選出、名前の前の数字は背番号。来日した韓国代表のメンバーは以下の通り。【GK】キム・スンギュ(柏)、キム・ジンヒョン(C大阪)、チョ・ヒョヌ(蔚山現代)【DF】キム・ヨングォン(G大阪)、キム・ヨンビン(江原)、キム・テファン(蔚山現代)、パク・チュホ(水原)、パク・ジス(水原)、ウォン・ドゥジェ(蔚山現代)、ユン・ジョンギュ(ソウル)、ホン・チョル(蔚山現代)【MF】ナ・サンホ(ソウル)、ナム・テヒ(アル・サッド / カタール)、ユン・ビッカラム(蔚山現代)、イ・ガンイン(バレンシア / スペイン)、イ・ドンジュン(蔚山現代)、チョン・ウヨン(アル・サッド / カタール)、チョン・ウヨン(フライブルク / ドイツ)、ファン・ヒチャン(RBライプツィヒ / ドイツ)、イ・ジンヒョン(大田)、キム・インソン(蔚山現代)【FW】イ・ジョンヒョプ(慶南)、チョ・ヨンウク(ソウル)、チョ・ジェイワン(江原)『国際親善試合』日本代表×韓国代表は3月25日(木)・日産スタジアムにてキックオフ。3月30日(火)にはフクダ電子アリーナにて『FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選』日本代表×モンゴル代表を開催。日韓戦の模様は日本テレビ系列、モンゴル戦はフジテレビ系列にて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年03月25日2021年3月17日、東京五輪・パラ五輪の開閉会式の企画・演出で統括役を務める、クリエイティブディレクターの佐々木宏氏の発言が週刊誌で報じられました。その内容は、タレントの渡辺直美さんにブタをモチーフにした衣装を着せ、『オリンピッグ(ブタ)』というキャラとして式典に起用するというもの。ネットでこの件が報じられると、批判する声が殺到。「他人の体型を下品なネタにするなんて」「ブタに例えるのは侮辱している」と怒りの声が上がりました。同日、佐々木氏は大会組織委員会を通して「心から反省し、お詫び申し上げる」とコメントしています。『オリンピッグ』問題に渡辺直美がコメント翌18日、所属事務所である吉本興業ホールディングス株式会社のウェブサイトに、渡辺さんがコメントを掲載。議論を呼んでいる『オリンピッグ』の話題について、渡辺さんは冷静に思いを明かしています。「オリンピックの件ですが、去年、会社を通じて内々に開会式への出演依頼をいただいておりましたが、コロナの影響で オリンピックも延期となり、依頼も一度白紙になったと聞いておりました。それ以降は何も知らされておらず、最初に聞いていた演出とは違うこの様な報道を受けて、私自身正直驚いております。表に出る立場の渡辺直美として、体が大きいと言われる事も事実ですし、見た目を揶揄されることも重々理解した上でお仕事をさせていただいております。実際、私自身はこの体型で幸せです。なので今まで通り、太っている事だけにこだわらず『渡辺直美』として表現していきたい所存でございます。しかし、ひとりの人間として思うのは、それぞれの個性や考え方を尊重し、認め合える、楽しく豊かな世界になれる事を心より願っております。私自身まだまだ未熟な部分もありますので、周りの方にご指導いただきながら、これからも皆様に、楽しんでいただけるエンターテイメントを作っていけるよう精進して参りたいと思います。」吉本興業ホールディングス株式会社ーより引用ひと昔前は、人の身体的特徴や生まれ持った性質を『笑いのネタ』にすることが当たり前のように行われてきました。しかし時代は移り変わり、人権意識は日々アップデートされています。2021年の価値観でいうと、体型を他人が笑いのネタにするのは批判されてしかるべき行為といえるでしょう。怒りや不快感をあらわにせず、冷静に人権意識についての考えを述べた渡辺さん。その対応に、多くの人から称賛する声が上がっています。・渡辺さんの対応の、なんと素晴らしいことか。こういうのを『大人の対応』っていうんですね。・ブタに例えるだなんて、世間の認識的には侮辱でしょう。発想が小学生のいじめみたい。・渡辺さんが自ら体型をネタにするのと、他者がいじるのは全然違う。自分の体型を個性と受け入れている人もいれば、コンプレックスを抱えて苦しい思いをしている人もいます。渡辺さんのコメントは、苦しんでいる人の心にも寄り添ってくれたのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2021年03月18日