『映画クレヨンしんちゃん』25周年記念作品として、来年4月に公開される『映画クレヨンしんちゃん 襲来!! 宇宙人シリリ』。この度、しんのすけと、謎の宇宙人“シリリ”がシリ合ったティザービジュアルが解禁された。ある日、野原家に宇宙人がやってきた!その名は“シリリ”。シリリの謎のビームにより、ひろしとみさえは25歳若返り子どもの姿に!大人に戻るためには、日本のどこかにいるシリリの父親のもとに行かなければならないという…。子ども野原一家はシリリをしんのすけのオシリに隠し父親を捜しに日本縦断の旅へ出る!しんのすけ――オシリ、封印!!果たして野原一家はもとの姿に戻れるのか――!?監督・脚本を手掛けるのは、シリーズ23作目『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 ~サボテン大襲撃~』で興行収入22. 9億円を突破、シリーズ最高興収を記録した橋本昌和。本作は、ある日やってきた新キャラクター宇宙人シリリと、宇宙規模のおバカしんのすけが劇中で大暴れするストーリー。シリリの声を務めるのは人気声優・沢城みゆきだ。今回到着したのは、しんのすけとシリリが出会ったシーンが描かれているティザービジュアル。「その夜ふたりはシリあった。」という、“しんのすけのシリ封印”、“シリリ”、“おシリ合い”をかけた、しんちゃんらしい秀逸なコピーが印象的な一枚となっている。『映画クレヨンしんちゃん 襲来!! 宇宙人シリリ』は4月15日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2016年12月09日やはり、女性は、1年中「ぷるるん」とする唇でいたいですよね。それを叶えてくれるアイテム「ローズリップ」!この2016年の秋冬は、流行のカラーでもあります。今回は、おすすめの「ローズカラー」のリップをご紹介します。おすすめのローズリップ①ジバンシイ/ルージュ・ジバンシイ 4,968円(税込)出典:@cosmeよりひと塗りで、まるで時間をかけてメイクしたかのような唇に仕上がるリップスティック。「すべての女性を美人にする“絶対効果”を備えた究極のリップスティック。」と称されているように、一度使うと手放せなくなるほど満足のいく仕上がりを見せてくれます。また、保湿成分を存分に配合しており、ベタつかずライトでセミマットな仕上がりを長時間キープしてくれる優れもの。おすすめのローズリップ②イヴ・サンローラン・ボーテ/ルージュ ヴォリュプテ シャイン 4,428円(税込)出典:@cosmeより甘く美味しいマンゴーの香りと、ひとつひとつのルージュについた恋にまつわるジンクスが人気の「快感リップスティック」。グロスのような軽やかさ、美容液のようなトリートメント効果、そしてジューシーで鮮やかな発色は、このリップスティックのキャッチ通り、「キスしてるみたい」な満足感を与えてくれます。おすすめのローズリップ③コフレドール/プレミアムステイルージュ2,700円(税込)出典:@cosmeよりこのリップを付けた瞬間からみずみずしい感触が分かります。また、リップクリームがいらないぐらい潤うのに、色・つやまでも落ちにくい口紅です。コフレドール独自の色・うるおい高密着処方。色味は6色。パールが入った冬の特別なカラーが揃っていますよ。おすすめのローズリップ④SUQQU(スック)/エクストラ グロウ リップスティック4,320円(税込) 出典:@cosmeよりひと塗りで、大人の純度をあげる唇に仕上げることができます。また、純ツヤ・純発色・軽やかな使用感をSUQQU独自の方法で追及。高い発色を実現するため「ピグメント」を厳選しています。ノンパール処方による透明度の高い色づきで唇を満たし、表情までも生き生きとした表情に仕上げてくれるでしょう。そして、7種の保湿オイル配合で、うるおいに満ちあふれたリッチなツヤ感とふっくらとした立体感を演出します。まろやかなテクスチャーが唇の上をとろけるように軽やかにのび広がり、ぴたりと唇にフィットしますよ。おすすめのローズリップ⑤NARS/オーデイシャスリップスティック3,888円(税込)出典:@cosmeより強烈なフルカバレッジを実現する、創設20周年記念のリップスティック。伊勢丹新宿店、阪急うめだ本店、西武百貨店 池袋本店で先行発売されたリップです。どんな色調でも見たままの発色で唇にのせることができ、ソフトマットに仕上げることができますよ。また、超微粒の保湿成分がぷっくりとふくよかな印象の唇を演出。乾燥が気になるこの季節に、ちょうどいい口紅なのです。唇になめらかさと潤い、ボリューム感を与える成分配合で、贅沢かつロングラスティングな処方です。ぜひ、今回ご紹介した「ローズリップ」を試してみてくださいね。
2016年11月28日宇宙をめぐる約200点の展示と幻想的な空間六本木ヒルズの森美術館で、2016年7月30日から2017年1月9日まで開催されている「宇宙と芸術展」。古代から残された天文学資料から、現代の最新技術を駆使した現代アートまで、宇宙にまつわる約200点の展示物が公開されています。展示は4つのSECTION、「人は宇宙をどう見てきたか?」「宇宙という時空間」「新しい生命観―宇宙人はいるのか?」「宇宙旅行と人間の未来」に分かれ、未来に向けて新たな宇宙観、そして人間観を示します。SECTION 1「人は宇宙をどう見てきたか?」展示のスタートは、SECTION 1「人は宇宙をどう見てきたか?」から。南北朝時代と室町時代に日本で描かれた宇宙を表す両界曼荼羅や星曼荼羅をはじめ、古来アジアでは宇宙がどのように捉えられてきたか探ります。SECTION 2「宇宙という時空間」ビョーン・ダーレム《ブラックホール(M-領域)》2008年SECTION 2「宇宙という時空間」は、宇宙空間の不思議を紐解きながら、時空の認識が変わるターニングポイントとなった天体観測技術などを紹介。さらに、現代美術を牽引する作家たちが、ブラックホールや銀河系などを、写真からインスタレーションまでさまざまな手法を用いた作品で表現します。コンラッド・ショウクロス《タイムピース》2013年SECTION 3「新しい生命観-宇宙人はいるのか?」SECTION 3「新しい生命観-宇宙人はいるのか?」では、隕石・化石などの展示から人類が想像してきた宇宙人像、さらには未来の人類の進化した姿まで一挙に紹介。パトリシア・ピッチニーニ《ザ・ルーキー》2015年イラストレーターとして世界で評価されている空山基氏が手掛ける、メタリックに輝く女性型ロボット「セクシーロボット」も見どころです。空山 基《セクシーロボット》2016年SECTION 4「宇宙旅行と人間の未来」最後のパートを締めくくるのは、SECTION 4「宇宙旅行と人間の未来」。JAXAのプロジェクトの紹介や、火星での仮想住居「マーズ・アイス・ハウス」の模型、宇宙開発の最前線、スペースシャトル「チャレンジャー号」の模型「ザ・クローラー」といった作品から、これからの宇宙時代の未来をうかがい知ることができます。トム・サックス《ザ・クローラー》2003年ほかにも、まるで宇宙遊泳のような浮遊感を体感できるインタラクティブなインスタレーション「追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして衝突して咲いていく - Light in Space」も見逃せません。チームラボ 《追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして衝突して咲いていく - Light in Space》2016年東京の中心から宇宙の神秘を探る旅に出かけてみてはいかがでしょう?取材・文/末吉陽子イベント情報イベント名:森美術館「宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ」催行期間:2016年07月30日 〜 2017年01月09日住所:森美術館/東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階電話番号:03-5777-8600
2016年10月14日スチームクリームから新製品SC. Cosmetics 株式会社は、同社が展開するブランド「STEAMCREAM」より、「スチームクリーム ローズアブソリュート」を2016年11月9日(水)に発売する。シアバターとローズオイルの入ったリッチなクリーム今回発売する製品は、同ブランドの人気アイテム、全身用保湿クリーム「スチームクリーム」にシアバターとダマスクローズのエッセンシャルオイル“ローズアブソリュート”を加えた新製品。ダマスクローズの蒸留水が肌のキメを整え、天然由来成分が肌に優しい処方となっている。もちろん従来のスチームクリームと同様、体・顔・髪にと、全身に使えるのが嬉しい。STEAMCREAM Rose Absolute(数量限定)スチームクリームローズアブソリュート【全身用保湿クリーム】75g税抜 2,300円 / 税込 2,484円天然由来成分 98.5%天然香料 100%日本製(引用:プレスリリースより)バラの香りがリッチなスチームクリームは数量限定販売。公式オンラインストア、スチームクリーム直営店などで取り扱い予定。(画像はプレスリリースより)【参考】※SC. Cosmetics 株式会社 プレスリリース/PR TIMES
2016年10月13日ロクシタンから、ホイップクリームのようなテクスチャーで華やかなローズが香り立つ「ホイップシア ローズ」シリーズを10月19日より数量限定発売。ロクシタンの原点ともいえる「シア」から革新的技術で誕生し、冬の乾燥対策のマストアイテムとなった“ホイップシア”からローズの香りが新登場。とろけるように肌にすっとなじみダマスクローズとセンティフォリアローズのエキスが肌をしなやかに整えるボディクリーム、手肌をホイップクリームでデコレーションするかのようにケアできるハンドクリーム、乾燥するボディを柔らかな泡が優しく包こみしっとりと洗い上げるシャワーフォームの全3品のラインナップで販売する。「ホイップシア ローズ」シリーズ概要■シア ホイップボディクリーム(ローズ)125mL 4,200円(税込4,536円)■シア ホイップハンドクリーム(ローズ)30mL 1,400円(税込1,512円)■シア ホイップシャワーフォーム(ローズ)150mL 2,700円(税込2,916円)公式ページ
2016年10月13日「TeNQ×ウルトラセブン企画展 ウルトラアイからみた宇宙」が、東京ドームシティの宇宙ミュージアム TeNQにて、2016年11月10日(木)から2017年3月5日(日)まで開催される。最先端の技術を駆使し、圧倒的な宇宙空間を体感できるTeNQ。本展では、「ウルトラセブン」とコラボレーションし、TeNQの高度に演出された宇宙を舞台に、ウルトラセブンが地球に来訪する以前のストーリーを展開する。ウルトラセブンが地球を守るきっかけとなった原点を知ることができる。展示は、ウルトラセブンが地球を守るきっかけとなった「遊星間侵略戦争」を再現。地球を破壊しようと企む宇宙人とウルトラセブンの戦いが、どのように繰り広げられたかを宇宙マップで説明する。さらに会場では、高さ2mのアイスラッガーやウルトラセブンの衣装の展示、また地球を狙う宇宙人の名言集なども公開される。さらに、ユニークな仕掛けも。ウルトラセブンの変身アイテム「ウルトラアイ」を通して映像を見ると、見えていなかった宇宙人達が現れ、まるで自分も変身しているような経験を楽しめる。ウルトラセブンの世界を、迫力満点の宇宙空間のなかで体感し、学ぶことができるこの機会に、ぜひ足を運んでみてはいかがだろう。【開催概要】TeNQ×ウルトラセブン企画展 ウルトラアイからみた宇宙期間:2016年11月10日(木)~2017年3月5日(日)会場:TeNQ内 企画展示室住所:東京都文京区後楽1-3-61 東京ドームシティ 黄色いビル営業時間:平日 11:00~21:00 / 土日祝・特定日 10:00~21:00 (最終入館20:00)※12月20日(火)は整備休館※特定日は12月26日(月)~2017年1月4日(水)、12月31日(土)~2017年1月4日(水)は20:00まで (最終入館 20:00)入館料:一般 1,800円 / 学生 1,500円 / 4歳~中学生 1,200円 / シニア(65歳以上) 1,200円 ※前売200円引き(公式サイトからのオンライン、またはセブンチケットにて前日迄に購入) ※チケットは日時指定制、4歳未満の入館不可 ※観覧料はTeNQ入館料に含む 【問い合わせ先】宇宙ミュージアムTeNQTEL:03-3814-0109
2016年10月03日ロクシタン(L’OCCITANE)の「ロクシタンローズ」シリーズより、「ローズオリジネル」が登場。2016年8月31日(水)より販売される。「ローズオリジネル」のベースになっているのは、世界中のローズの原種の1つ、「ロサガリカ」。その、華麗なローズの香りに、爽やかさと甘美なスミレをブレンドした。上品で甘い芳香の中に、フレッシュさがそっと寄り添う。つける人によって、香りが様々に変化するのも魅力だ。販売されるアイテムは、オードトワレ、シャワージェル、ボディミルク、ハンドバームの4種類。やわらかく豊かな泡が立つシャワージェルは、肌を優しく洗い上げ、流した後もほんのりとローズが香る。ハンドバームは肌をみずみずしく保ち、そしてハンドバームはネイルケアや外出先でも活躍する。バスタイムから出掛ける時まで、上質なローズの香りが日常を彩ってくれるだろう。【商品詳細】ローズオリジネル発売日:2016年8月31日(水)価格:ローズオリジネル オードトワレ 75mL 5,900円+税ローズオリジネル シャワージェル 250mL 2,800円+税ローズオリジネル シルキーボディミルク 250mL 3,600円+税ローズオリジネル ハンドバーム 30mL 1,400円+税
2016年09月02日実写とアニメをミックスして映画化される『ピーターラビット』に、『ブライズメイズ史上最悪のウェディングプラン』のローズ・バーンが出演することになった。その他の情報ほかに、ジェームズ・コーデンが声の出演をすることが決まっている。監督は、『ステイ・フレンズ』『ANNIE/アニー』のウィル・グラッグ。ソニー・ピクチャーズが製作配給する。撮影は来年1月にオーストラリアでスタート予定。『ピーターラビット』は、イギリスの絵本作家ビアトリクス・ポターによる絵本シリーズ。これまでに全世界で1億5000万部が売れている。2006年には、レネ・ゼルウェガーが、『ミス・ポター』で、原作者の半生を演じている。バーンはシドニー出身で、最新作は『X-MEN:アポカリプス』。文:猿渡由紀
2016年09月02日今年の春にオープンした銀座の新名所・東急プラザ銀座の一角を占める「METoA Ginza(メトア ギンザ)」で、「Space in Ginza-銀座の中の宇宙」が開催中です。期間は2016年9月下旬まで。最新のテクノロジーとアートがコラボした、宇宙がテーマの作品が多数展示中です。さらに64面液晶マルチディスプレイ「METoA VISION」では、神秘的で雄大な宇宙の世界が楽しめます。この夏、銀座に壮大な宇宙空間が!「Space in Ginza―銀座の中の宇宙」開催中東京・銀座にある三菱電機プロデュースのイベントスクエア「メトア ギンザ」で、宇宙の魅力を体感できるイベント「Space in Ginza―銀座の中の宇宙」が2016年7月9日にスタートしました。三菱電機グループの最新テクノロジーと今話題のクリエイターとのコラボレーションによるアート作品や、標準衛星プラットフォーム「DS2000」の大型1/2模型、人工衛星の縮小模型、NASA船外活動宇宙服などが展示されています。また、ISSに滞在中のJAXA大西宇宙飛行士と子どもたちが、リアルタイムで交信するイベントも行われる予定です。展示の見どころをご紹介!●1F METoA1●宇宙服×レーザー光によるライティングアート!「BLUE ORBITS」太陽系の惑星軌道や星々の輝きをイメージさせるライティングインスタレーション「BLUE ORBITS」。特殊なフィルムで処理された透明な円盤をレーザーライトが通過することで、空中に輝く光点と軌道をダイナミックに映し出します。●1日20食限定!宇宙とコラボしたスイーツが登場カフェ&レストラン「Me's CAFE & KITCHEN」には、期間中1日20食限定で特別スイーツセットが登場しています。メインのスイーツは土星のようなガトーショコラがベースで、夏にぴったりのマンゴーアイスをトッピング。銀河や月を連想させる粒々のソースで壮大な宇宙を表現した一品です。バリスタが1杯1杯丁寧にアートを施すスペースモカとセットで楽しめます。●2F METoA2●METoA VISION×映像クリエイターによるコラボレーション2階は横幅19.4m、高さ2.7mの三菱電機の64面液晶マルチディスプレイが映像の舞台となる「METoA VISION」です。圧倒的なスケールの中、宇宙空間に包み込まれたかのような体感が楽しめます。気鋭の日本人映像クリエイター集団が創り出す、今までに見たことない美しい宇宙と出会えますよ。そのほかにも、宇宙事業を支える標準衛星プラットフォーム「DS2000」の大型1/2模型の展示や、宇宙事業紹介映像が展示されています。●3F METoA3●「今、ここにいるよ。/ I am here」3階には、親しみと感動を届けてくれる来場者参加型のインスタレーションが展示されています。高度約4万㎞の上空から自分のいる場所を精緻に測れる準天頂衛星の精度を、美しく可視化します。銀座の雑踏をイメージしており、その中に迷い込んだ何かが存在しているといった作品です。●「HYPERSPACE」こうのとり×アーティストの不思議なコラボレーション三菱電機の宇宙開発技術の高さを世界に知らしめた、国際宇宙ステーション補給機「こうのとり」。鏡のボックスに置くことで「こうのとり」の無限の航跡が反射し、動きと奥行きの幻想世界が広がるアート作品が登場します。ほかにも、「宇宙飛行士たちの生活」や「国際宇宙ステーション(ISS)から見える地球の姿」を、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、アメリカ航空宇宙局(NASA)の協力のもと展示。宇宙での食事や睡眠のとり方、宇宙から見える美しい地球の姿を鑑賞できます。宇宙とリアルタイムで交信できるキッズ用イベントが開催!開催期間中には、小中学生を対象とした特別イベントも行われます。2016年8月19日(金)には、今年打ち上げが予定されている気象衛星「ひまわり9号」について楽しく学べるイベントを実施。2016年8月30日(火)には、ISS滞在中の大西卓哉宇宙飛行士とのリアルタイム交信イベントが開催予定です。夏休みの自由研究や思い出作りにもぴったりですよ。詳しくは公式サイトでチェックしてみてください。イベント詳細名称:Space in Ginza─銀座の中の宇宙場所:METoA Ginza1F~3F住所:東京都中央区銀座5-2-1 東急プラザ銀座内開催期間:2016年7月9日(土)~9月下旬(予定)時間:11:00~21:00 ※1F「Me’s CAFE & KITCHEN at METoA Ginza」は23:00まで営業料金:無料公式サイト:
2016年08月16日「宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ」が、2016年7月30日から2017年1月9日まで、東京・六本木の森美術館で開催される。本展では、歴史的な天文学資料、現代アーティストによる芸術作品、宇宙開発の最前線に至るまで、古今東西の宇宙に関する多様な出展物約200点を一挙公開。「人は宇宙をどう見てきたか?」「宇宙という時空間」「新しい生命観―宇宙人はいるのか?」「宇宙旅行と人間の未来」という4つのセクションを通して、未来に向かっての新たな宇宙観、人間観を提示することを試みる。「人は宇宙をどう見てきたか?」のセクションでは、歴史的な宇宙観の一端を紹介。南北朝時代、室町時代に描かれた両界曼荼羅や星曼荼羅、方位に宿る神々を描いた十二天像、日本最古のSF小説とも言える「竹取物語」の絵巻、日本初公開となるレオナルド・ダ・ヴィンチの天文学手稿、ケプラー、ニュートンなどの天文学や科学の初版本、北山善夫、北脇昇、前田征紀、向山喜章による現代美術作品が展示される。また、明治時代に富山県に流れ落ちた隕鉄と呼ばれる鉄の隕石から作られた伝説の日本刀「流星刀」も展示し、日本古来の刀から宇宙と地球の関係性を探る。「宇宙という時空間」のセクションでは、ブラックホールや多元宇宙を表現したビョーン・ダーレムの大型インスタレーション《ブラックホール(M-領域)》をはじめ、ヴォルフガング・ティルマンスの写真作品《金星の日面通過》、古来の時間観測法である日時計を表現したコンラッド・ショウクロスの大型のキネティック・インスタレーション《タイムピース》、太陽光の強度を音で表現し、何千本もの太陽活動の記録映像に重ねたセミコンダクターの3チャンネル・ビデオ・インスタレーション《ブリリアント・ノイズ》などが展示される。「新しい生命観―宇宙人はいるのか?」のセクションでは、隕石や化石を起点に、ピエール・ユイグや杉本博司、瀬戸桃子の人類史を超えた世界、江戸時代のUFO伝説とも言われる「うつろ舟の蛮女」、荒俣宏のSF雑誌コレクションが展示されるほか、ローラン・グラッソの作品に見られる宇宙人像、最先端の遺伝子工学やA.I.技術などについて言及したパトリシア・ピッチニーニ、ヴァンサン・フルニエの作品、さらには、セクシーでメカニカルな女性を造形し、エアロスミスのアルバム「Just Push Play」のアルバムジャケットにも使用された空山基の《セクシーロボット》が登場する。「宇宙旅行と人間の未来」のセクションでは、チームラボによる本展のための新作インスタレーション《追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして衝突して咲いていく - Light in Space》や、トム・サックス、野村仁、逢坂卓郎、ジュール・ド・バランクールなどの作品を通して、人間と宇宙の関係とその未来について考える。また、アメリカとロシアの宇宙開発の歴史や、JAXAの「ISS/きぼう 文化・人文社会科学利用パイロットミッション」参加作品、月面住居や火星住居モデル、民間月面無人探査に参加するHAKUTO、MITメディアラボ、ネリ・オリックスマンの宇宙服など、宇宙開発の最前線が一堂に展示される。なお、会期中には、トークセッションやアーティストトーク、シンポジウムなども行われる予定だ。詳細は、森美術館のオフィシャルサイトをチェックしよう。【イベント情報】「宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ」会場:森美術館住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階会期:2016年7月30日~2017年1月9日時間:10:00~22:00(火曜日は17:00まで)※いずれも入館時間は閉館時間の30分前まで料金:一般1,600円、学生(高校・大学生)1,100円、子供(4歳~中学生)600円休館日:会期中無休
2016年07月10日フジテレビは、6月3日から10日まで、さまざまな番組で"宇宙"を取り上げるキャンペーン「宇宙ウィーク」を展開する。このキャンペーンは、日本人宇宙飛行士の大西卓哉さんが、6月24日に国際宇宙ステーション(ISS)へ飛び立つことなどを受け、視聴者に宇宙への興味関心を醸成することを目的に実施するもの。期間中は、『SMAP×SMAP』(毎週月曜22:00~22:54)のコーナー「ビストロSMAP」で、ゲストの西島秀俊と竹内結子が"宇宙メニュー"を堪能するほか、『人生のパイセンTV』(毎週日曜24:30~25:00)では宇宙航空研究開発機構(JAXA)を訪問するなど、各レギュラー番組で、宇宙に関連した企画を実施していく。また、6~9日(24:25~24:35)には、特別番組『池上彰が今 宇宙で働くひと に聞きたいこと』を放送。ジャーナリストの池上彰が、宇宙飛行士・山崎直子氏や、JAXAの現役スタッフと対談し、「宇宙空間に生物を放り出すとどうなるのか?」などの素朴な疑問を解き明かしていく。さらに、10日(21:00~22:52)には、アカデミー賞7冠の映画『ゼロ・グラビティ』(13年)を地上波初放送。番組冒頭では、俳優・斎藤工と映画通として知られる同局の笠井信輔アナウンサーによるトークを放送するほか、データ放送・スマートフォンの連動企画も用意されている。企画を担当した同局編成部の狩野雄太氏は、各番組での趣向をこらした企画について「本当にこの1週間だけしか見ることができない特別なもの」とアピール。特に、池上の特番については「シンプルだけどあまり聞いたことがなかった質問に思わず"へぇ~"と言ってしまう回答が盛りだくさん」と自信を見せている。○「宇宙ウィーク」連動番組●6月3日『全力!脱力タイムズ』(23:00~23:30)『Love music』(23:30~23:58)『ミッドナイトアートシアター 映画「ソラリス」』(深夜2:45~4:50)●6月4日『もしもツアーズ』(18:30~19:00)●6月5日『ワンピース』(9:30~10:00)『KinKi Kidsのブンブブーン』(13:30~14:00)『ちびまる子ちゃん』(18:00~18:30)『サザエさん』(18:30~19:00)『日曜ファミリア「やっちまったTV」(19:00~20:54)『人生のパイセンTV』(24:30~25:00)『魁!ミュージック』(深夜1:00~1:30)●6月6日『ネプリーグ』(19:00~19:57)『SMAP×SMAP』(22:00~22:54)『キスマイBUSAIKU!?』(23:00~23:30)●6月8日『おじゃMAP!!』(19:00~19:57)『世界の何だコレ!?ミステリー』(19:57~20:54)『TOKIOカケル』(23:00~23:30)『いただきハイジャンプ』(深夜1:35~2:05)●6月9日『VS嵐』(19:00~19:57)『奇跡体験!アンビリーバボー』(19:57~20:54)『MATSUぼっち』(24:25~24:55)●6月10日『幸せ追求バラエティ 金曜日の聞きたい女たち』(19:00~19:57)※6月6~9日(24:25~24:35)『池上彰が今 宇宙で働くひと に聞きたいこと』
2016年05月27日俳優のトム・クルーズが、宇宙飛行のためにNASAで極秘にトレーニングを受けていたことが明らかになった。宇宙好きで知られるトムは2002年、スペースシャトルで宇宙へ旅立つことを条件に国際宇宙ステーションを描いた短編ドキュメンタリー『スペース・ステーション』のナレーターを務めることに同意したというが、翌2003年にコロンビア号が大気圏に突入する際、テキサス州とルイジアナ州の上空で空中分解し、7名の全乗組員が犠牲になる事故が起きたことで宇宙行きの話が立ち消えていたのだという。同作の監督を務めたトニー・マイヤーズはザ・サン紙に「トムは宇宙飛行士になりたかったの。彼はガルフストリーム IV機も所有しているし、パイロットの資格も持っているわ」「『スペース・ステーション』にもすごく乗り気になってくれたんだけど、スペースシャトルに乗ることも条件に入っていたの」「実現される可能性は十分にあったんだけど、事故が起こってしまって話がなくなってしまったのよ」と説明した。そんな宇宙飛行の夢が消えてしまったトムだが、以前には地球外生命体の存在を信じると語っていたことがあった。「可能性を否定することなんてできないと思うんだ」「この広い宇宙の中で僕ら人間だけだなんて考え方は傲慢すぎると思うしね。ただまだ出会っていないだけさ!」コロンビア号の事故は発泡断熱材の一部が剥落し、左主翼前縁を直撃したことが原因で起こっていた。(C)BANG Media International
2016年05月27日メルヴィータ(Melvita)から「ネクターデローズ モイスチャージェル」が2016年6月15日(水)から夏季限定で発売される。 「ネクターデローズ モイスチャージェル」は毛穴レスな“つるりん”美肌に仕上げる、ローズ成分配合の夏用ジェル状乳液。ワイルドローズが肌にうるおいを巡らせ、毛穴をキュッと引き締める。そしてみずみずしく、軽いテクスチャーのジェルが溶け込み、肌全体を柔らかにほぐす。さらに、ライトパウダーでテカリ知らずのさらさらな素肌に。初夏らしい、フレッシュなローズの香りも使う度に気分を上げてくれそう。夏の皮脂対策にぴったりなモイスチャージェル、チェックしてみてはいかが。【商品詳細】メルヴィータ ネクターデローズ モイスチャージェル <夏季限定品>発売日:2016年6月15日(水)価格:6,480円(税込)容量:40mL【問い合わせ】メルヴィータジャポン株式会社TEL:03-5210-5723
2016年05月16日ショコラティエ・エ・キャラメリエ「アンリ・ルルー」の、甘酸っぱく爽やかな味わいが特徴の「ディアブル・ローズ」をアレンジしたドリンクやパフェが、「アンリ・ルルー」東京ミッドタウン店にて夏限定で販売される。「ディアブル・ローズ」は、パッションフルーツ、フランボワーズ、バナナをベースにつくられた「アンリ・ルルー」を代表するフレーバーのひとつ。南国の灼熱の太陽とフランボワーズの美しい色をイメージし、「アンリ・ルルー」の故郷であるキブロンの海辺を行き交う水着姿の美しい女性へ捧げて「ディアブル(悪魔)のローズ(ピンク)」と名付けられた遊び心あふれる自慢のフレーバーだ。「ディアブル・ローズ」のソルベが添えられ、可憐なローズピンクの色合いに、ミントのグリーンとソーダの泡が涼しげな「ソーダ ディアブル・ローズ」は、混ぜることで味わいが変化する、スペシャル感たっぷりなドリンク。食べ始めは、すっきりとした飲み口のペリエをいただきながら、ソルベを徐々に溶かして飲み進めれば、次第にスムージードリンクに変化し、最後はデセールを食べているような味わいになっていく。フレッシュで爽やかなディアブル・ローズの果実感を楽しんで。イートインのほか、テイクアウトも可能。「ディアブル・ローズ」のソルベにクリーム、サクサクなクランブル、微炭酸エスプーマのシュワッとした食感や、パッションフルーツの酸味がアクセントになった「パフェ ソルベ ディアブル・ローズ」は、甘酸っぱいディアブル・ローズの美味しさを余すところなく満喫できるパフェに仕上がっている。また、“キャラメル ムゥ”が包まれたブリオッシュ生地をカリッと香ばしく焼き上げた大人気の「クイニーアマン」と、ココナッツやパイナップルの酸味にほんのりラム酒が香る、南国を思わせる味わいの「クイニーアマン・オ・キャラメルピナコラーダ」は、4月~9月の期間限定で販売中。3時のおやつとしてや、ちょっとした手土産などにおすすめ。こちらも要チェック。夏の間も、多彩なスイーツで驚きと楽しみを届けてくれる「アンリ・ルルー」へ、ぜひ足を運んでみて。(text:cinemacafe.net)
2016年05月12日米国の宇宙開発企業スペースXは4月9日5時43分(日本時間)、国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を補給する「ドラゴン」補給船を搭載した「ファルコン9」ロケットを打ち上げる。ドラゴンの中には、ISSへ向けた食料品や生活必需品、実験装置などが搭載されているが、その中で今回最も注目されているのは「BEAM」という、小さな宇宙ステーションのモジュールである。BEAMは風船のように膨らんで、人が暮らす空間を作り出すという、変わった仕組みを採用している。BEAMは、宇宙ホテルの建造を目指す米国の企業「ビゲロウ・エアロスペース」が開発した。ISSに結合して運用し、さまざまなデータを取ることで、宇宙ホテルの実現に向けた知見を得ることを目的としている。BEAMのような風船型の宇宙ステーションがなぜ必要なのか、はたして風船のような弱々しく思える構造は、宇宙の環境に耐えられるのだろうか。そして私たちがこのホテルに宿泊できる時代は来るのだろうか。○広くて狭い宇宙「無限に広がる大宇宙」とはよく言ったもので、猫の額ほどの土地しかない東京とは比べものにならないほど、宇宙は広大である。しかし、空気のない宇宙で人が生活するためには、東京のアパートよりも狭い部屋で暮らさなければならない。たとえば国際宇宙ステーション(ISS)に結合されている日本のモジュール「きぼう」は、直径約4m、長さ約11mの円筒形ほどの大きさしかなく、さらにその中には実験装置や物置がつめ込まれているため、非常に狭い。JAXA筑波宇宙センターに展示されている実物大模型の中に入ると、その窮屈さがよくわかる[*1]。ISSや、ソヴィエト連邦が建造した宇宙ステーション「ミール」では、この小さなモジュールをいくつもつなぎ合わせることで大きな宇宙ステーションを実現しているが、部屋数は多くなるものの、各々の部屋自体が大きくなるわけではない。さらに、宇宙飛行士が一人になれる個室はもっと狭く、電話ボックスほどの広さしかない。その中で睡眠をとったり、音楽を聞いたりといった、個人的な時間を過ごすことになる。なぜ、宇宙ステーションはこれほどにまで狭いのだろうか。そこにはまず、宇宙ではわずかな隙間からでも空気が漏れてしまうことから、宇宙で壁を継ぎ接ぎすることが難しく、あらかじめ部屋として完成した状態、つまり壁や床の面積や間取りが決まった状態で打ち上げなければならないという大前提がある。また、そうして造られた部屋を宇宙へ打ち上げるためのロケットは、最大でも直径5mほどの太さのものしか積むことができない。こうした理由から現在は、ロケットで打ち上げられる大きさの限界が、そのままステーションの部屋の広さの限界になっているのである。○膨張式居住棟宇宙に行きたい人はごまんといるだろうが、何人もの人と狭い空間に閉じ込められ、一日の大半をいっしょに過ごし、プライベートは空間はごくわずかで、その中で何週間、何カ月、あるいは何年も過ごさなければならないとなると、躊躇してしまう人も多いだろう。実はISSの建造が始まるよりもはるか昔、1960年代にはすでに、米国航空宇宙局(NASA)はこの問題を十分に認識していた。なんとかして現実的な方法で広い空間をもつモジュールを打ち上げることはできないか。そう考えたNASAは、ある画期的な解決策を思いつく。それが膨張式、つまり空気で膨らませるというものだった。これはちょうど風船やゴムボートと同じようなもので、ロケットで打ち上げる際には空気を抜いて萎ませておき、宇宙で空気を入れて膨らませることで、ロケットの大きさ限界に依らない、広い空間をもつモジュールが実現できる。NASAは1990年代、実際にこの仕組みを使ったISSのモジュール「トランスハブ」の開発に着手する。その直径は8.2mと「きぼう」の2倍近くもあり、体積は「きぼう」の約54m3から約400m3と、相当に広い。その内部には、キッチンや体力維持のためのフィットネス・ルームなどが設置される予定だった。風船のように膨らむということは、壁は当然、金属を使う従来型のモジュールとは違い、布のように柔らかい素材が使われている。となると、不安になるのは「宇宙ゴミ(スペース・デブリ)や小さな隕石(マイクロメテオロイド)が衝突したときに破れないか」ということである。他にも強力な放射線や、大きな熱の変化などにも耐えなければならない。そこでトランスハブの外壁は、航空機や防弾チョッキなどにも使われる強靭な繊維であるケブラーを、何層にも重ねて構成されることになっていた。また内壁には、消防士の防火服などにも使われる、強靭かつ耐火性に優れたノーメックスが使われている。○ビゲロウ・エアロスペーストランスハブはその後、予算などの関係でISS計画が見直されたことで開発中止となるが、この技術はビゲロウ・エアロスペースという会社に受け継がれることになった。ビゲロウ・エアロスペースは1999年に、ホテル王として知られるロバート・ビゲロウ氏によって設立された会社で、宇宙ホテルを建造することを目指している。ホテルである以上、快適であることが第一であり、そのためには広い内部を実現できる膨張式のモジュールはうってつけだった。同社はまず、「ジェネシス」という小型の無人試験機を2機開発し、2006年と2007年にロシアのロケットで打ち上げた。ジェネシスはトランスハブの技術を活かしつつ、外壁にはケブラーよりもさらに強靭な、NASAの火星探査車の着陸用エアバッグなどにも使われるベクトランという素材が使われている。そして軌道上で実際に膨らませ、耐久性などの試験が行われた。ビゲロウ・エアロスペースによると、必要な耐久性を達成したどころか、「通常の金属製ISSモジュールよりも強い」と主張している。実際、ジェネシスの外壁は一度も破れることはなかった。こうした経緯を経て、ビゲロウ・エアロスペースは、ジェネシスで得られた技術を活かし、「BEAM」(Bigelow Expandable Activity Module)と名付けられた新しいモジュールを開発。2013年にはNASAと契約し、ISSに設置し、耐久性や居住性が試験されることになった。BEAMは直径3.2m、全長4mで、居住区の体積は16m3ほどある。あくまで試験機であるため、内部に特別な内装などは施されておらず、また電源や生命維持装置はもっておらず、他のモジュールから供給される。またハッチは基本的に閉じたままの状態にするとされ、宇宙飛行士がいつも入り浸れるわけではないという。試験期間は約2年が予定されており、試験終了後はISSにから分離され、大気圏に落として処分される予定となっている。この試みが成功すれば、ビゲロウ・エアロスペースにとって宇宙ホテルを実現するために大きな実績を得ることになる。○宇宙ホテル、惑星間飛行の居住区、惑星上の居住区にもビゲロウ・エアロスペースではまた、BEAMより大型の膨張式モジュールや、本格的な宇宙ホテルの開発も進めている。2017年以降に打ち上げが予定されているのが「BA 330」、もしくは「ノーチラス」と呼ばれているもので、生命維持装置や太陽電池、エンジンなどをもち、独立した宇宙船として運用することができる。内部の体積は330m3もあり、最大6人が快適に滞在することができるという。宇宙ホテルのほか、月や火星へ飛行する際の居住区としても使用できるとしている。そして本格的な宇宙ホテルを目指して開発されているのが、「BA 2100」、あるいは「オリンパス」と呼ばれているものである。体積は2250m3と、文字通り桁違いの広さをもち、最大16人もの収容能力をもつという。もちろんここまで大きくなると、空気を入れていない状態でも相当に巨大となるため、打ち上げにはNASAが開発中の超大型ロケット「スペース・ローンチ・システム」を使う予定だという。ビゲロウ・エアロスペースはこの他にも、月や火星の地表に建てる居住区や研究所などの建物にも、この膨張式モジュールの技術が使えるとしている。○実現には安価な宇宙船との二人三脚が必要ただ、こうした宇宙ホテルの実現には、そこへ行くためのロケットと宇宙船の開発も重要になる。現在、宇宙に行くためには、厳しい試験と訓練を経て宇宙飛行士に選ばれるか、あるいは数十億円の運賃を支払えるほどの大富豪になるかしかない。最近、低コストなロケットの開発に挑んでいることで話題の「スペースX」は、「ドラゴン2」という宇宙船を開発しているが、そのコストは1人あたり2000万ドル(現在のレートで約22億円)と見積もっている。ドラゴン宇宙船は再使用ができるため、運用が続けられるなかでコストが下がる可能性はあるが、それでも数千万円ほどまでにしか下がらないだろう。今よりも安全・安価で、誰でも気軽に乗ることができる宇宙船がなければ、私たちが実際に宿泊に行くことは難しい。『2001年宇宙の旅』のワンシーンのように、海外旅行に行くような感覚で宇宙に行ける時代は、まだ当分先のことになるだろう。唯一の希望は、そうした未来が実現することを目指して活動している企業が、現にいくつか存在するということである。【脚注】*1: もっとも実際に滞在した宇宙飛行士によると、宇宙では上下の感覚がなくなるため、地上で感じるほどの窮屈さはないという。【参考】・NASA - Bigelow Expandable Activity Module・・HSF -- TransHab・Bigelow Aerospace - BEAM・Bigelow Aerospace - B330
2016年04月07日モデルや女優として活躍しているジョニー・デップの16歳になる娘、リリー・ローズ・デップに恋のうわさが流れている。ボーイフレンドと目されているのはモデルのアッシュ・スタイメスト。イギリス出身の24歳で、昨年10月から度々リリー・ローズと一緒にいるのを目撃されている。2人は今週初めにロサンゼルスからリリーの生まれ故郷であるフランス・パリに到着、22日(現地時間)に一緒に市内を歩いていた。カフェでのランチにはリリー・ローズの叔母のアリソン・パラディも合流。リリー・ローズもアッシュも2人の関係について何もコメントしていないが、すでに家族や親戚とも一緒に過ごせるくらいの親しい関係なのは確かだ。翌日、リリー・ローズは母親のヴァネッサ・パラディや前日も一緒だったアリソンと3人で、マレ地区でショッピングを楽しんでいた。(text:Yuki Tominaga)
2016年03月25日ロシア国営宇宙会社Roskosmosは3月19日、国際宇宙ステーション(ISS)に向かう3人の宇宙飛行士を乗せた「サユースTMA-20M」宇宙船の打ち上げに成功した。サユースTMA-Mの飛行は今回で最後となり、今後は新型の「サユースMS」が使用される。サユースTMA-20Mを載せた「サユースFG」ロケットは、日本時間3月19日6時26分(現地時間3月19日3時26分)、カザフスタン共和国にあるバイカヌール宇宙基地の第1発射台「ガガーリン発射台」から離昇した。ロケットは順調に飛行し、約9分後に宇宙船を軌道に投入した。宇宙船は太陽電池パドルやアンテナの展開にも成功。徐々に高度を上げつつISSに近付き、打ち上げから約6時間後の12時9分58秒にISSの「ポーイスク」モジュールへドッキングした。その後、ハッチの気密確認や、宇宙船とISSとの間の気圧の調整などが行われ、13時55分にハッチが開かれ、宇宙飛行士らはISSへ入室した。○サユースTMA-20MサユースTMA-20Mにはロシアのアリクセーイ・アフチーニン宇宙飛行士と、アリェーク・スクリーパチュカ宇宙飛行士、米国のジェフリー・ウィリアムズ宇宙飛行士の3人が搭乗していた。アフチーニン飛行士は1971年生まれの44歳で、今回が初の宇宙飛行ながら、宇宙船のコマンダーを務めた。スクリーパチュカ飛行士は1969年生まれの46歳で、2010年にサユースTMA-01M宇宙船でISSに長期滞在した経験を持つ。今回が2回目の飛行となる。ウィリアムズ飛行士は1958年生まれの58歳で、これまでに、スペースシャトル「アトランティス」のSTS-101ミッション(2000年)、サユースTMA-8(2006年)、サユースTMA-16(2009年)で宇宙飛行した経験を持ち、今回が4回目の宇宙飛行となる。この3人は第47/48次長期滞在員として、ISSに約6か月間滞在する。ISSには昨年12月から、ロシアのユーリィ・マレーンチェンカ飛行士、欧州のティモシー・ピーク飛行士、ティモシー・コプラ飛行士が滞在しており、3人が合流することで、ISSは6人体制での運用となる。今回打ち上げられた3人は、今年9月6日ごろに地球に帰還する予定となっている。帰還時にも、今回と同じサユースTMA-20Mに搭乗する。○最後のサユースTMA-M、今後はMS型にサユースTMA-M宇宙船は、ロシアの傑作宇宙船サユースの最新型で、2010年に1号機が打ち上げられた。TMA-Mは従来型と比べ、搭載コンピューターなどの機器が一新され、性能向上の他、軽量化と消費電力の低減が行われた。また、コクピットのコンソールも新しくなり、船体構造も見直されている。さらに軌道修正の精度が上がったことで、それまで約2日も掛かっていた打ち上げからISS到着までの時間が、わずか6時間に短縮された。サユースの船内は狭く、2日もの間、3人がその中で過ごすのは決して快適ではなく、宇宙飛行士からは大きく喜ばれた。ただ、6時間で到着するためには、打ち上げ日時など、いくつか条件があり、打ち上げ前、あるいは軌道投入後に、何らかの事情で予定が変わった場合は、2日かかる飛行プロファイルに変更せざるを得ない。新型コンピューターなどの改良点の多くは、有人のサユースへの採用に先立ち、2008年から運用が始まった無人の補給船「プラグリェースM-M」に適用され、試験が行われた。しかし、1号機「サユースTMA-M」(*1)では、打ち上げ時に船内で酸素漏れが発生し、またコンソールに一部のデータが表示されないなど、いくつかのトラブルが発生。その後も、TMA-12Mではスラスターの噴射がうまくいかなかったり、TMA-14Mでは太陽電池パドルが開かなかったりなど、細かなトラブルがたびたび発生した。ただ、人命にかかわるほどの大きな事故は起こしていない。サユースTMA-Mは、今回の20号機で最後となり、今後はさらに大幅な改良が加えられた「サユースMS」が使われる。1号機の打ち上げは今年6月21日ごろに予定されており、ロシアのアナトーリィ・イヴァニーシン飛行士、米国のキャスリーン・ルービンズ飛行士、そしてJAXAの大西卓哉飛行士が搭乗する。サユースMSは、サユース宇宙船シリーズの最新型にして、そして最後となる予定で、現在まったく新しい後継機の「フィディラーツィヤ」の開発も進められている。ロシアの宇宙開発では近年、ロケットの打ち上げ失敗や衛星の故障などの問題が続いており、信頼性の低下が叫ばれている。しかし有人宇宙開発に関しては、無人機よりも慎重に進められていることもあり、前述のような細かなトラブルを除けば、大きな事故は起きていない。今後、サユースMSの運用、そしてフィディラーツィヤの開発で、その技術を維持することができるかどうかが注目される。【脚注】*1: ロシアの宇宙機の多くは、1号機に「1」という数字は付かず、機体名をそのまま呼ぶ。なお、2号機以降は数字が振られ、たとえばサユースTMA-Mの2号機は「サユースTMA-02M」である。【参考】・・・Launch, Docking Returns International Space Station Crew to Full Stren | NASA・New Crew Launches and Heads to Space Station | Space Station・New Expedition 47 Crew Arrives at Station | Space Station
2016年03月25日国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在したシルゲーイ・ヴォールカフ宇宙飛行士、ミハイール・カルニエーンカ宇宙飛行士、スコット・ケリー宇宙飛行士が3月2日(日本時間)、地球への帰還に成功した。このうちカルニエーンカ、ケリー飛行士は、1年にもわたってISSに滞在し、将来のより長期の有人宇宙飛行に向けた貴重な知見を得ることになった。ヴォールカフ、カルニエーンカ、ケリー飛行士は「サユースTMA-18M」宇宙船に乗り、3月2日10時02分(日本時間、以下同)にISSを離れた。宇宙船は単独で飛行し、12時32分に軌道を離脱するための噴射を実施して大気圏に再突入した。そしてパラシュートを開きつつ降下し、13時26分にカザフスタン共和国ジェスカズガンの南東にある草原地帯にへ着陸した。今回のミッションで、ヴォールカフ飛行士の宇宙滞在期間は182日、コカルニエーンカ、ケリー飛行士は340日となった。飛行士たちの健康状態に問題はないという。このあと飛行士はリハビリを行いつつ、宇宙滞在が体に与えた影響のデータ取得などが予定されている。カルニエーンカ、ケリー飛行士は昨年3月28日に「サユースTMA-16M」宇宙船に乗って打ち上げられ、ISSに到着。340日にわたる長期滞在を開始した。一方のヴォールカフ飛行士は昨年9月4日にサユースTMA-18MでISSに到着し、182日にわたって滞在した。○ISS最長、1年間の宇宙滞在ミハイール・カルニエーンカ飛行士とスコット・ケリー飛行士は今回、ISSに約1年間にわたって滞在し続ける「One-Year Mission」に挑んだ。1回のミッションで1年も滞在するのは、ISSの運用が始まって以来最長となった。このミッションは、長期間の宇宙滞在が人間の体にどのような影響を与えるのかを調べることを目的としたもの。将来、人類が火星や小惑星、さらに先の星々に向けて旅立つとき、年単位の宇宙滞在は避けては通れない。たとえば有人火星探査であれば、500日は宇宙船に乗って宇宙を航行する必要があると想定されている。これまでの研究で、人間が長期間宇宙に滞在すると、視力が落ちたり、筋肉が萎縮したり、また骨量が減少したりすることがわかっている。また、それには個人差があることもわかっている。しかし、そうした衰えがどの程度まで進行するのか、またそれは防いだり、進行を遅らせたりすることができるのか、といったことについては結論が出ておらず、人間の体が長期の宇宙飛行に耐えられるかどうかはまだわかっていない。今回のミッションでは、宇宙滞在中のカルニエーンカ、ケリー飛行士の睡眠パターンの調査や、頭蓋骨の内部の圧力の変化の調査、代謝の変化を通じたストレスや免疫機能の調査、運動活動を通じた身体機能の調査、体にいる微生物の調査などが実施された。また地球への帰還後も、さらに調査が続けられる。また、ケリー宇宙飛行士にはマーク・ケリー氏という一卵性双生児の兄弟がおり、2人のDNAを比べることで、宇宙と地球上での変化の違いなども調べられるという。マーク・ケリー氏は元宇宙飛行士で、スペースシャトルで4回飛行した経験を持っている。今回のミッションで、両飛行士は340日間宇宙に滞在し、カルニエーンカ飛行士の累積宇宙滞在日数は516日間となった。またケリー飛行士は米国人による1回の飛行で最長の宇宙滞在日数を記録し、さらに累積では520日となり、米国人として最長の累積宇宙滞在日数を更新した。参考・・NASA Astronaut Scott Kelly Safely Back on Earth after One-Year Mission | NASA・国際宇宙ステーションへのクルー交代/ソユーズ宇宙船交換ミッション(44S) - 宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター - JAXA・Expedition 46 Undocking and Landing Timeline | Space Station・Expedition 46 Trio Leaves Station for Ride to Earth | Space Station
2016年03月07日アポロの月面着陸、火星探査機の活躍、国際宇宙ステーション――。数々の華々しい成功に彩られている宇宙開発だが、その栄光の影には、失敗の歴史が連なっている。多くの人から望まれるもさまざまな事情により実現しなかったもの。あるいはごく少数からしか望まれず、消えるべくして消えたもの…。この連載では、そんな宇宙開発の"影"の歴史を振り返っていく。国際宇宙ステーション(ISS)に約141日間滞在した油井亀美也宇宙飛行士が、2015年12月11日に地球に帰還した。油井さんの滞在中、ISSは宇宙飛行士の滞在開始から15周年、また最初の打ち上げから17周年を迎えた。地球上では何かと対立している米国とロシアだが、ISSの運用には影響なく、平和の象徴として今日も地球のまわりを回っている。だが、米国とソヴィエトが対立していた1960年代。宇宙ステーションが平和の象徴としてではなく、宇宙の軍事利用の象徴として使われる可能性が存在した。本連載の第1回では、米国が1960年代に計画していた、軍事目的の有人宇宙ステーション「MOL」(モウル)を取り上げる。○宇宙から敵を見下ろす冷戦の中で、米ソの間には常に緊張の糸が張りつめていた。お互いに相手に負けじと、新しい飛行機や核兵器、そして大陸間弾道ミサイルの開発を推し進めた。米国もソ連もそれぞれ相手の状況を知りたがったが、飛行場もミサイル基地も、相手が支配する空の下にしかない。そこを飛行機で飛行し、写真を撮影して帰ってくるのは至難の業だった。実際、1960年には、米空軍のU-2偵察機がソ連領内を偵察中、対空ミサイルで迎撃されるという事件が起きている。そんな中、1957年10月4日にソ連は、世界初の人工衛星「スプートニク」の打ち上げに成功。続いて1958年1月31日には、米国も初の人工衛星「エクスプローラー1」の打ち上げに成功する。これをきっかけに両国は、次々と新しい人工衛星や月・惑星探査機、有人宇宙船を打ち上げ、人間を月に送り込むことを目指した競争を繰り広げることになるわけだが、それと同時に、人工衛星という新しい道具には、軍や諜報機関も大きな興味を抱いた。人工衛星は飛行機が飛べる限界よりもはるかに高いところを飛び続けることができる。そこから地球の表面を見れば、戦闘機や対空ミサイルに邪魔されることなく、相手を自由に観察することができるということになる。それに気付いた米ソは、宇宙から地表を監視する衛星、今でいう偵察衛星の開発を始めた。だが、当時はまだ技術が浅く、見たいところにカメラを向け、撮影して地上に送るという、今なら1kgぐらいの超小型衛星でもできることが難しかった。そこで米国では、「無人の衛星では難しいならば、人間を宇宙に滞在させれば良いではないか」という考えが生まれた。人間の脳と目、手は、ある意味では最強のコンピューターであり、カメラであり、ロボット・アームである。人間ならその目で直接地上を監視することができるし、手でカメラを自由自在に動かすこともできる。何か緊急事態が起きれば、すぐに地上の軍隊に指令を出す判断もできる。そして1962年、米空軍と米国家偵察局(NRO)は「MOL」(Manned Orbiting Laboratory、モウル)と名付けられた、「宇宙の司令所」を造る計画を立ち上げた。○宇宙の司令所実はMOL計画が立ち上がる前から、米空軍は宇宙を軍事利用することに興味を抱いていた。宇宙は空の向こうにある。ならばそこを支配するのは空軍の役目である、というのがその理屈だった。米空軍の動きは早く、1957年にはすでに、小型のスペースシャトル「X-20 ダイナソア」の開発計画を立ち上げている。1957年というと、米航空宇宙局(NASA)が最初の宇宙船「マーキュリー」を開発するよりも早く、さらに米国が初の人工衛星を打ち上げるよりも前のことだった。X-20は1963年に開発中止となるが、そのころNASAでは、すでに有人月着を目指したアポロ計画がスタートしており、その中で必要となる、宇宙船同士のランデヴーやドッキング、長期間滞在、船外活動などの技術や経験を得ることを目的とした新しい宇宙船「ジェミニ」を開発していた。米空軍はジェミニにも早い段階から秋波を送っており、まだNASAで初飛行すらしていない1962年に、すでに軍用ジェミニとも言うべき、「ブルー・ジェミニ」という計画が立ち上げている。人が乗って宇宙に行って帰ってこられるだけの単なるカプセルだったマーキュリーとは違い、ジェミニは軌道上で長期間滞在でき、また軌道を変えたり、機体を自由自在に動かしたりできる、本格的な宇宙船として最低限の能力をもっていた。NASAにとってジェミニはアポロへの通過点に過ぎなかったかもしれないが、米空軍にとっては宇宙の軍事利用の嚆矢として、まさにうってつけな宇宙船だったのである。しかし、ブルー・ジェミニもまたX-20同様に1963年に中止され、X-20とブルー・ジェミニの仕切りなおしとして始まったのが、MOLだったのである。MOLの計画は完全に秘匿されていたわけではなく、1963年12月10日にはロバート・マクナマラ国防長官によって開発の開始が発表され、計画の存在は公のものとなっている。ただ、このときは「米空軍による宇宙の軍事利用の有効性を試験する」というあいまいな名目のみが掲げられ、NROによる地表の偵察という目的は明らかにされなかった。ちなみにNROでは「KH-10 ドリアン」というコードネームで呼ばれていた。○恐るべき船底の穴MOLは、宇宙飛行士が打ち上げと帰還の際に搭乗する「ジェミニB」と、宇宙飛行士の滞在場所となり、また地上を監視するための大きな望遠鏡を装備する宇宙ステーション部分とで構成される。宇宙ステーション部分は円筒形をしたシンプルなもので、ミサイルや宇宙ロケットとして活躍していた「タイタンII」というロケットの第2段を流用して造られている。内部は宇宙飛行士が生活するための区画や、実験などの活動を行うための区画などに仕切られている。ジェミニBはジェミニを改造した宇宙船で、外見や大きさにはあまり大きな変化はない。ただその内部は大きく改修されており、NASAのジェミニとは異なっている。この宇宙ステーションとジェミニBとの間をどう行き来するかはひとつの課題となった。ジェミニには側面にしかハッチ(扉)がなく、いったん宇宙空間に出て、外側を伝ってMOLに乗り移らなければならなかった。かといって、アポロ宇宙船やロシアのサユース宇宙船のように、上面にハッチを造ろうにも、ジェミニの上部には機器が入っているため難しく、また上部にMOLを装着して打ち上げることはできないため、宇宙空間で反転させてドッキングするといった面倒な手間がかかる。そこで編み出された結論が、「宇宙船の下部にハッチを設ける」ということだった。ただ、宇宙船の下部には、大気圏再突入時に熱を受け止める耐熱シールドがある。そこにハッチを設けるということは、たとえばハッチが壊れ閉められないと帰還できなくなるし、また耐熱シールドに穴を設けるということは構造的に弱点ができるということを意味しており、これは非常に挑戦的なことだった。宇宙ステーション部分とジェミニBは結合された状態で打ち上げられ、帰還時には宇宙ステーションからジェミニBのみ切り離され、地球に帰還する。宇宙ステーションは基本的に使い捨てで、ISSのように何度も訪れることはできず、次のミッションではまた新しい宇宙ステーションとジェミニBが打ち上げられることになっていた。ただ将来構想として、ドッキング・ポートを設け、ジェミニBに乗った宇宙飛行士が何度も訪れることができる、長期的な宇宙ステーションにする案もあったようだ。【参考】・江藤巌. 宇宙の傑作機 No. 2.5 ジェミニ宇宙船. 風虎通信, 2008, 56p.・The DORIAN FILES REVEALED: A COMPENDIUM OF THE NRO’S MANNED ORBITING LABORATORY DOCUMENTS・NRO - Declassified Records: GAMBIT and HEXAGON Histories・On The Shoulders of Titans - Ch6-2・NASA - Spacesuits Open Doors to MOL History
2016年03月01日リリー・ローズ・デップはなぜ自分のセクシャリティに話題が集まるか分からないようだ。事の発端は昨年8月。リリーは「自分のことを100%異性愛者だとはみなしていない1万人」の写真を撮り、LGBTQIを支援するプロジェクトに参加。結果として世間に「カミングアウトした」と思われている。それについて「NYLON」で否定した。ジョニー・デップと元パートナーであるヴァネッサ・パラディとの間に生まれたリリー。16歳にして、「シャネル(CHANEL)」の「パールアイウェアコレクション」のアンバサダーに起用されるほか、昨年公開された『Mr.タスク』ではジョニーと親子共演を果たし話題となった。今回リリーは、LGBTQIの10代の男女を支援する「Self Evident Project」のキャンペーンでモデルを務めていた。「完全に、誤解されてるわ。私がなぜあのプロジェクトに参加したかというと、『自分自身をゲイだとかストレートだとかに分類する必要がない』ってことを言いたかったのよ」「だっていま何かを好きだとしても、いつかは違うものを好きになったりする。セクシャリティも変更ができないものではないと思う。好きなものって流動的でその時々で変わるものでしょう。あえて自分がどんなセクシャリティなのかに当てはめて『これが本当の私』なんて言うのは、子どもたちにとってもプレッシャーが大きいことだと思うの」。「私の取った行動がなんだか間違った方向に進んで行っちゃったみたいで、みんなに『ゲイなんでしょ?』って言われているんだけど、全然意図したことと違うのよね。あ、だからと言ってゲイが悪いって言ってるわけじゃないのよ」8月当時はリリーの「カミングアウト」は「勇気があってえらい!」と称賛まで浴びたのだが、本人は全くカミングアウトをしたつもりはなかったらしい。(Hiromi Kaku)
2016年02月04日アカデミー賞作品賞の有力候補と言われる『オデッセイ』の試写会が2月2日(火)に米国大使公邸で開催され、上映後には元宇宙飛行士の山崎直子、JAXA宇宙飛行士の野口聡一、NASA宇宙飛行士のクリス・キャシディ、マイケル・E・フォッサムによる質疑応答が行われた。第73回ゴールデン・グローブ賞で作品賞、主演男優賞(マット・デイモン)に輝き、オスカーでも7部門ノミネートの本作。事故で火星にたったひとり取り残された宇宙飛行士のサバイバル、地球への帰還に向けた孤独な戦いを描く。この特別試写会は学生を招待しており、映画を観終わったばかりの学生たちの質問に山崎さんらが答えた。最初に米国大使館を代表して挨拶に立ったキャロライン・ケネディ駐日米国大使は、偉大な宇宙飛行士の挑戦を称え、父のケネディ大統領の時代に月面着陸が達成されたことに触れ「父が月に人類を送ろうとしたのは、それが簡単だからではなく困難だからです」と語り、映画で描かれる火星での有人のミッションについて「危険かつ偉大な冒険ですが、ここにいる何人かが、いつか実現することを信じています」と語った。招待された学生の多くは高校生とあって、宇宙飛行士たちの学生時代について尋ねると、山崎さんは「子どものころは『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』、『スター・ウォーズ』を見て宇宙に感化されました(笑)」と明かし「中学でチャレンジャー号の事故を見て、いつか自分も宇宙飛行士にと思ったのですが、どうしたらなれるのかもわからず、高校時代はテニスに打ち込んでいました。その後、、エンジニアになり、1回目の(宇宙飛行士の)試験は書類審査で門前払いだったのですが、2回目で合格しました」と振り返った。ちなみに、山崎さんが落ちた試験で合格したのが、野口さん。「ごめん(笑)」と山崎さんを拝みつつ、野口さんは「僕は高校のときは、まさにみなさんと同じような感じでした。映画も学校も好きで『スター・ウォーズ』を見ましたね」と懐かしそうに語る。野口さんは、質疑応答を通じてたびたび「仲間」そして「チームワーク」の重要性を熱く語る。「宇宙飛行士の試験で何を見ているかというと、やる気とモチベーション。そして仲間とコミュニケーションを取って解決できるか?一緒に仕事をしてポジティブでいられるかということ。これは壁にぶち当たった時に大事なことと同じです。やる気の強さが壁を乗り越える力になるし、そのためには仲間とのコミュニケーション、ポジティブに楽しんでやれるかということ。宇宙はチームスポーツです!」と語った。映画ではひとり残されたワトソンが、ろくな音楽を聴くことができずに嘆くシーンがあるが、宇宙で恋しくなったものについては、野口さんは「ラーメン!」と即答。山崎さんは「シャワーとお風呂です。映画の中でも出てきますが、体を拭くことしかできず、シャンプーもできないので…(苦笑)」と明かした。映画に関しては山崎さんは「リアリティがあってハラハラしました」と称賛。火星での主人公のサバイバル生活が実際に宇宙ステーションで行われている実験に則していることに加え「チームワークで成り立っていることも描かれており、元気をもらいました」と語る。さらに「心理描写に関しての共感を覚えました」とも。主人公が生活を映像で日記のように記録する点について「私もそうなったら同じことするかなと思いました。ユーモアを取り入れてる点もそうです」と語った。映画の中で、嵐に巻き込まれて行方不明になった主人公を残したまま発つか否かの決断を迫られるシーンがあるが、野口さんは「難しい決断です。思い出したのは僕が初めて宇宙に行く直前にコロンビア号の事故が起きたこと。事故後、最初のフライトになったんですが、船長の女性飛行士が、自分たちが宇宙に行く上での目標について『行きと同じ人数で帰ってくることだけ』と語っていて、それはすごく心に残っています」と自身の経験と重ねて語った。改めて、学生たちとの触れ合いについて山崎さんは「自分が高校生だったころに比べてしっかりしてると思います。いろんな観点で考えていて、嬉しかったです」と積極的に質問を投げかけてきた高校生たちを称えていた。『オデッセイ』は2月5日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月02日アカデミー賞7部門ノミネートの『オデッセイ』の特別試写会が2月2日(火)、米国大使公邸で開催。元宇宙飛行士の山崎直子、JAXA宇宙飛行士の野口聡一、NASA宇宙飛行士のクリス・キャシディ、マイケル・E・フォッサムが参加しての質疑応答も行われた。その他の写真リドリー・スコットがマット・デイモンを主演に迎え、無名作家がウェブサイトで発表し、大ベストセラーとなった小説を映画化。火星にひとりで取り残された宇宙飛行士の孤独なサバイバルを迫真の映像と緻密な人間描写で描いていく。米国大使館を代表して挨拶に立ったキャロライン・ケネディ駐日米国大使は、NASAとJAXAのパートナーシップと宇宙飛行士たちの勇気称えつつ、自身の父であるケネディ大統領がアポロ計画を推進した点に言及。「父が月面着陸を進めたのは、その計画が簡単だったからではなく困難だったから。火星にひとを送るというのは危険かつ偉大な冒険。ここにいる誰かがいずれそれを実現してくださるのを期待しています」と語った。学生たちからは、映画の内容にちなんだ宇宙飛行士としての活動や宇宙での生活について、また宇宙や地球の起源の謎についてまで様々な質問が飛ぶ。受験を控えた高校生から「困難やトラブルにぶち当たった時に大切なことは?」という問いに野口氏は、「大事なことは2つ。まず自分の能力を信じて冷静さを保つこと。焦ったり気持ちをダウンにして、できるはずのことができないのを避ける。2つ目は仲間と頑張ること。この映画は、主人公が秀でているように見えて、実はチームワークを描いてます。僕らの宇宙飛行もそうで、多くの仲間が支えてくれて乗り越えられるんです」と語った。この質問に限らず、野口氏も山崎氏も仲間の大切さ、チームワークの重要性をたびたび説く。山崎さんは自身のモチベーションを「メンバーの笑顔です。いい仕事をすれば笑顔で迎えてくれて、それが力になります」と語った。また宇宙から帰って大きく変化したことについて山崎氏は「風の匂い、緑や木々の匂いに心が動きました。自然があることを当然と思っていたけど、それは当たり前ではなく、いろんなバランスで成り立っていると感じ、感謝が大きくなりました」と明かした。また、宇宙飛行士だけでなく一般の人が宇宙に行けるようになる可能性についてキャシディ飛行士は「私たちが活動している時代は無理かもしれませんが、将来的にはそうなると思います。ライト兄弟も人類が国際宇宙ステーションで17年も過ごすとは思ってもいなかったでしょう」と語った。最後に野口さんは若き学生たちに「みなさんの未来が宇宙と共にあることを期待してます!」」とエールを送り、トークセッションは幕を閉じた。『オデッセイ』2月5日(金) TOHOシネマズスカラ座ほか全国ロードショー
2016年02月02日米航空宇宙局(NASA)は1月27日(現地時間)、米国の宇宙開発企業「スペースX」が開発している有人宇宙船「ドラゴン2」に装備される、パラシュートの展開試験が成功したと発表した。同宇宙船は2017年から国際宇宙ステーション(ISS)に宇宙飛行士を運ぶことが計画されており、実現に向けて開発は着実に進んでいる。この試験はアリゾナ州クーリッジ近郊で実施された。試験の実施日は明らかにされていない。試験では、ドラゴン2宇宙船と同じ質量の重りに4基の大きなパラシュートを装着し、輸送機から投下。そしてパラシュートは問題なく開き、試験は成功した。このパラシュートは、ドラゴン2の帰還時に大気中で減速させ、安全に海上に着水させるために用いられる。ただ、ドラゴン2は最終的に、側面に装備した「スーパードレイコー」と呼ばれるスラスター(小型のロケット・エンジン)を使って、SFに出てくる宇宙船のように地上に軟着陸することが計画されている。そのため、パラシュートが使用されるのは、宇宙船の運用初期や、また宇宙からの帰還前にスーパードレイコーに問題があり、着陸ができないことがわかったときのバックアップといった場合に限られることになっている。スーパードレイコーの開発も順調に進んでおり、昨年11月にはその噴射だけで宇宙船を空中で静止させる試験に成功している。(スーパードレイコーの空中静止試験について詳しくはこちら)なお、今回の試験は減速用のメイン・パラシュートのみが対象で、実際の帰還時に使用される、姿勢制御とメイン・パラシュートを引き出すための、より小型のドローグ・シュートに関しては搭載されていなかった。スペースXはNASAからの資金提供を受けてドラゴン2の開発を行っており、今回の試験はその開発の最終段階のひとつであり、またNASAに対する開発状況の証明という意味もあった。スペースXとNASAでは、今後も開発や試験を続けていくとしている。○着実に進むNASAによる宇宙開発の民間委託NASAでは2005年から、国際宇宙ステーション(ISS)への補給物資や宇宙飛行士の輸送を民間企業に任せる計画を進めており、すでに物資の輸送に関しては実現しており、スペースXと同じく米国の宇宙企業であるオービタルATKが補給を実施している。そして現在、スペースXと、米国の航空宇宙大手ボーイングの2社が、NASAからの資金提供を受け、有人宇宙船の開発を進めている。スペースXが開発しているのはドラゴン2という宇宙船で、ISSへの物資補給に使われている「ドラゴン」補給船を大きく改良したもの。最大7人の宇宙飛行士を乗せることができ、耐熱シールドなどを除く機体の大部分を再使用することが可能となっている。またISSとの往復だけでなく、いずれは火星への飛行や、さらには火星の地表への着陸も可能になるという。一方、ボーイングは「CST-100スターライナー」という宇宙船の開発を進めており、こちらも最大7人の宇宙飛行士を乗せることができ、機体の大部分を再使用することが可能となっている。スターライナーの開発や試験も順調に進んでいる両社ともすでに、NASAから宇宙飛行士の輸送を受注しており、今後開発が順調に進めば、スターライナーは2017年中に無人飛行と有人飛行を、一方のドラゴン2は、今年12月にも無人飛行を、2017年に有人飛行を実施する予定となっている。【参考】・SpaceX Tests Crew Dragon Parachutes | Commercial Crew Program・SpaceX Tests Crew Dragon Parachutes - YouTube・Boeing: Crew Space Transportation (CST) System
2016年01月29日6月から国際宇宙ステーション(ISS)で長期滞在を予定している大西卓哉宇宙飛行士が28日、東京・文京区の宇宙ミュージアム「TeNQ」(テンキュー)で行われたマット・デイモン主演『オデッセイ』(2月5日公開)のジャパンプレミアに、本作の宣伝大使を務める女子レスリング日本代表の吉田沙保里選手と共に登場した。大西氏は、宇宙飛行士の訓練について「冬のロシアで行うサバイバル訓練」が印象に残っていると話し、「宇宙船が不時着してことを想定し、2日間くらい寒い雪の中で宇宙船の中にあるものだけを使って生き延びなければならないという訓練」と説明。「高いG(重力)に耐えるという、グルグル回される訓練もありました」と振り返った。そして、火星に独りぼっちで取り残された宇宙飛行士のサバイバルを描いた本作について、「リアリティの高さがNASAの人たちの間でも評判になっていました」とコメント。「実際に火星で滞在する上で、こういうことをちゃんとやらないと火星で生きていけないというところを理論に裏打ちされたような装置をデザインし、宇宙船等もデザインされていた」と語った。もし火星に取り残されたら「映画を参考にし、ジャガイモを栽培して生き延びたい」と言い、火星に行きたいか聞かれると「行ってみたい」と即答。「人間という生き物は、行ったことのないところに行くということを通して文明のレベルを上げてきた生き物。これから先もそういった挑戦は続けていくべき」との考えを示し、「宇宙探査のミッションに関われたらうれしい」と意欲を見せた。さらに、宇宙の魅力について「まだまだ未開の領域。チャレンジングな世界」と伝えた。国際宇宙ステーションに滞在した経験のある宇宙飛行士の油井亀美井氏からのVTRも到着。「去年、私が設置した実験装置を使用して大西さんが実験を行って、私を超えるような成果を出していただければ」とエールを送られると、「非常にすばらしい活躍をされてこられたので、私も油井さんに負けないように頑張りたい」と意気込んだ。(c) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
2016年01月28日女子レスリング日本代表の吉田沙保里選手が28日、東京・文京区の宇宙ミュージアム「TeNQ」(テンキュー)で行われたマット・デイモン主演『オデッセイ』(2月5日公開)のジャパンプレミアに、宇宙服姿で登場した。本作の宣伝大使を務める吉田選手は「火星という過酷な場所にひとりぼっちで生き抜いた姿に感動しました」と本作の感想をコメント。もし自分が主人公のワトニーのように火星に取り残されたら「小さいときからたくさん周りに人がいて、ひとりぼっちということがなかったので、絶対に生きていけない。すぐ死んじゃいそう」とさみしがりやな一面を明かした。そして、ワイヤーにぶら下がった重力が不安定な状態で、岩石(模型)とサンドバッグを制限時間内に移動させるというミッションをクリアし、「やってやりましたよ!」とドヤ顔。6月から国際宇宙ステーション(ISS)で長期滞在を予定している大西卓哉宇宙飛行士も登場し、「身体能力は私よりはるかに勝ってらっしゃる。いつでも宇宙に行けるのでは」と言うと、吉田選手は「宇宙に行ってみたい」と興味を示した。さらに、国際宇宙ステーションに滞在した経験のある宇宙飛行士の油井亀美井氏からの大西氏への応援メッセージVTRの中で、油井氏も「吉田さんであれば今すぐにも宇宙に行ける」と太鼓判を押すと、吉田選手は「宇宙飛行士を目指したい。世界から宇宙へ、大きく夢を持たないと」とノリノリ。また、4連覇の期待がかかる8月のリオ五輪について、大西氏が「宇宙から応援しています」とエールを送ると、「ありがとうございます!」と喜んだ。イベント後の囲み取材では、さみしがりやで甘えたいという発言について記者から「乙女キャラ?」と聞かれると、「キャラじゃないです、本当に乙女です! 男性には甘えたい」と照れ笑い。「男らしくしっかり、優柔不断じゃない人がいいです」と好みのタイプを明かした。リオ五輪についても「リオでどれだけ成績を残せるかが、2020年の東京オリンピックを応援してくださるかにつながる」と語り、「しっかり体調を整えて、調整をうまくやっていきたい」と気を引き締めた。リドリー・スコット監督とマット・デイモンが初めてタッグを組んだ『オデッセイ』は、火星に独りぼっちで取り残された宇宙飛行士の運命を描いたサバイバル・アドベンチャー。第73回ゴールデン・グローブ賞で、作品賞と主演男優賞(共にミュージカル&コメディ部門)の2冠を獲得し、第88回アカデミー賞では、作品賞、主演男優賞をはじめ7部門でノミネートされている。(c) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
2016年01月28日ハーゲンダッツ ジャパンは2月9日、ハーゲンダッツ ミニカップ「ローズヒップ&ラズベリー」、同「ラベンダー&ブルーベリー」を発売する。○春を感じさせる香りや色合いの新商品2品が登場両商品は、これまでありそうでなかったハーブのフレーバーのアイスクリーム。ローズヒップアイスクリームにラズベリーソースを混ぜ合わせた「ローズヒップ&ラズベリー」は、心地良い香りのローズヒップとほどい酸味のラズベリーのハーモニーを、淡く春らしい色合いとともに楽しめる。ローズヒップアイスクリームは、ローズヒップエキスにできるだけ熱を加えない製法で、繊細な香りを引き出した。滑らかな口溶けで、素材本来の爽やかな風味が口いっぱいに広がる仕上がりとなっている。すっきりとした甘酸っぱさが特徴のラズベリーソースは、やさしい味わいのアイスクリームのアクセントとなっている。内容量110mlで、希望小売価格は272円(税別)。ラベンダーブルーベリーアイスクリームにブルーベリーソースを混ぜ合わせた「ラベンダー&ブルーベリー」は、華やかな香りのラベンダーとフルーティーなブルーベリーのハーモニーを、上品な色合いとともに楽しめる。ラベンダーブルーベリーアイスクリームは、ラベンダーから抽出したエキスを使い、ハーブティーのようなやさしい香りに仕上げており、相性の良いブルーベリーとの組み合わせで奥行きのある味わいとなっている。やや強めの酸味に仕上げたブルーベリーソースが、やさしい味わいのアイスクリームとの調和がとれたおいしさを実現した。内容量110mlで、希望小売価格は272円(税別)。また両商品の発売に伴い、2月6日より放映開始となる新CMに、ブランド新アンバサダーが登場。新アンバサダーがこの商品を食べている様子を同社公式Instagramなどの公式アカウント上で公開し、花びらが舞う中、新アンバサダーは誰なのかを予想する仕掛けを施した。2月4日には花びらがすべてなくなり、新アンバサダーが解禁となる。
2016年01月28日米国の宇宙開発企業「スペースX」は1月21日(現地時間)、「ドラゴン2」宇宙船を自身のスラスター(小型のロケット・エンジン)だけで空中に静止させる試験の動画を公開した。ドラゴン2はスラスターを使って地上に着陸することが可能で、その性能を証明するために実施された。同宇宙船は2017年から国際宇宙ステーション(ISS)に宇宙飛行士を運ぶことが計画されている。同社によると、この試験は昨年11月24日に、テキサス州マクレガーにある同社の試験施設で行われたものだという。ドラゴン2はワイヤーで空中に吊るされた状態で、そこから宇宙船の側面に装備された8基の「スーパードレイコー」スラスターを噴射し、約5秒間空中に静止した。米国の「アポロ」やロシアの「サユース」など多くの宇宙船は、地球の帰還時にパラシュートを使って減速し、陸上や海上に着地するが、ドラゴン2はスーパードレイコーを噴射しながら軟着陸する方式をとっている。これにより、宇宙飛行士の乗り心地が良くなるほか、地上の狙った位置に正確に着陸することができるようになるため、回収に掛かるコストが安くなるという利点もある。なお、スーパードレイコーに問題が起きた場合に備え、パラシュートも装備している。またスーパードレイコーは、打ち上げ時にロケットに何らかの問題が発生した際、宇宙船をロケットから脱出させる「脱出ロケット」としての役目ももっており、着陸と脱出をひとつのシステムで兼ねることで、宇宙船全体の軽量化やコスト・ダウンも図られている。昨年5月6日には、スーパードレイコーを使って発射台から脱出する試験も行われている。すでに運用中のドラゴン補給船には姿勢制御用のより小さな「ドレイコー」スラスターが装備されており、ロケットから分離後の飛行や、姿勢制御、軌道離脱時の噴射で使われている。ドレイコーはまた、ドラゴン2でも姿勢制御や軌道制御に使われる。スーパードレイコーはドレイコーをもとに2012年から開発が始まり、当初は鋳造で造られていたが、その後3Dプリンタでの製造に変わった。スーパードレイコーはドラゴン2の側面に8基が装備されている。8基をすべて最大出力で噴射した際の推力は534kNで、ドラゴンを2秒で100m、5秒で500mもの距離へ飛ばすことが可能だ。推力は20%から100%の間で可変させることができる。また、最低4基だけでも脱出は可能な余裕がある。○ドラゴン2ドラゴン2はスペースXが開発中の有人宇宙船で、最大7人の宇宙飛行士を乗せることができ、ISSとの往復だけでなく、いずれは火星への飛行や、さらには火星の地表への着陸も可能になるという。スペースXはすでに、同じドラゴンという名前をもつ無人補給船を開発しており、これまでに8回、水や食料、実験機器などの補給物資をISSに送り届けている。米航空宇宙局(NASA)ではISSへの物資の輸送を民間に任せる計画を続けており、ドラゴン補給船はその中で開発、運用されている。NASAではまた、物資だけではなく、宇宙飛行士の輸送も民間企業に担わせる取り組みも進めており、これまでに数社に開発資金を援助して、提案や設計、開発などを競わせ、その中から米航空宇宙大手のボーイングの宇宙船「CST-100スターライナー」と、スペースXのドラゴン2が選ばれた。両社はNASAからの資金提供を受け、現在も開発に取り組んでいる。開発が順調に進めば、スターライナーは2017年中に無人飛行と有人飛行を、一方のドラゴン2は、2016年12月に無人飛行を、2017年に有人飛行を実施する予定となっている。【参考】・SpaceX Tests SuperDraco Descent Landing Capability | Commercial Crew Program・Dragon 2 Propulsive Hover Test - YouTube・"Hover test of our Dragon 2 spacecraft that can carry cargo and crew "
2016年01月25日米国の宇宙開発企業「ブルー・オリジン」は1月22日(現地時間)、昨年11月に打ち上げと着陸に成功した「ニュー・シェパード」ロケットを、再び打ち上げて宇宙まで飛ばし、地上に着陸させることに成功した。垂直に離着陸する形式の再使用ロケットが、実際に再使用され、宇宙空間に到達した後に着陸に成功したのは史上初で、大きな快挙となった。ロケットは1月22日(現地時間、時刻は不明)に、西テキサス地方にある同社の試験場から離昇した。ロケットは高度101.7kmまで上昇し、先端に積んだ無人の宇宙船カプセルを分離。その後カプセルはパラシュートで地上に帰還し、一方のロケットは、エンジンを逆噴射しつつ、地上に垂直に着陸した。ニュー・シェパードは昨年11月23日、今回の打ち上げに使ったものと同一の機体を打ち上げ、その際も宇宙空間まで達した後、垂直に着陸することに成功している。その後同社は、機体を再使用するために必要な点検や整備を行い、また11月の飛行で得られたデータなどを基にソフトウェアの改良なども実施。そして先端に再びカプセルを搭載し、今回の再打ち上げを成功させた。なお、カプセルも前回の飛行と同様のものが再使用されたかどうかは明らかにされていない。同社では発表の中で、「我々は今年、ニュー・シェパードを、さらに何度も何度も飛行させるつもりだ」と語っている。○ブルー・オリジンとニュー・シェパードブルー・オリジンは2000年9月に、ネット通販大手のAmazon.comを設立したことで知られるジェフ・ベゾス氏によって立ち上げられた。同社は旅客機のように何度も飛行ができる「再使用ロケット」の研究開発を行っており、これまで試験機の打ち上げを続けてきている。ニュー・シェパードは単段式のロケットで、垂直に打ち上げ、高度100kmの宇宙空間まで上昇した後、そのまま垂直に着陸し、整備と推進剤の補給を行い再び打ち上げることができる能力をもつ。ロケット・エンジンには液体酸素と液体水素を使う「BE-3」を使う。人工衛星を打ち上げることはできないが、ロケットの先端に人や実験装置などを積んだカプセルを搭載することができ、宇宙観光や簡単な宇宙実験などを行うことができるようになっている。初の試験飛行は2015年4月に行われ、高度93kmまで到達したものの、ロケットの着陸に失敗。そして同年11月23日に行われた飛行試験では、高度100.5kmまで到達した後、地上に帰還することに成功した。ブルー・オリジンでは今後もニュー・シェパードの試験飛行を繰り返し行い、2年以内にも同ロケットを使った宇宙観光や宇宙実験を、ビジネスとして展開したいとしている。また、人工衛星を打ち上げられる大型の再使用ロケットの開発も進められており、2019年ごろの初打ち上げを目指すという。再使用ロケットの開発をめぐっては、同じ米国の宇宙企業である「スペースX」も挑戦を続けており、両社の競争がよりいっそう激化することが予想される。参考・Blue Origin | Launch. Land. Repeat.・Launch. Land. Repeat. - YouTube
2016年01月25日ワイスリー(Y-3)と、宇宙旅行ビジネスを行う英国のヴァージン・ギャラクティック社が、世界初の民間宇宙旅行用アパレルデザインに取り組むため、提携したことを発表した。“今まで手が届かないと思われていたものを現実に変える”宇宙旅行ビジネス会社ヴァージン・ギャラクティック社と、先見性に優れイノベーションの最前線に立ち続けてきたワイスリー。この度発表された提携により、ヴァージン・ギャラクティック社のパイロットや将来の宇宙飛行士、スペースポート アメリカのオペレーションチームに向けたスペース・アパレルを展開していく。両者はヴァージン・ギャラクティック社の本拠地であるニューメキシコ州のスペースポート アメリカにて、同社の宇宙飛行士用フライトスーツとブーツの試作品を公開した。今回のフライトスーツは、ヴァージン・ギャラクティック社のパイロットチームとのテストやトライアルを繰り返して製作したもので、パイロットの自然な座位姿勢をしっかりとサポートしてくれるアイテムに仕上がっている。また、フライトブーツは機能性を重視し、アウトソールにはグリップ力に優れたTRAXIONを、ヒールインサートにはadiPRENE(R)を採用した。ヴァージン・ギャラクティック社のデザイン部門をまとめるアダム・ウェルズは、「我々は製品開発の物語を、ヴァージン・ギャラクティック社が商業運航へ近づいていくステップのひとつとして、皆様にお伝えする日を楽しみにしています」とコメントしている。現在開発が進められているフライトスーツとブーツのほか、既にオーダーメイドの限定版「Y-3&ヴァージン・ギャラクティック パートナーシップ・ジャケット」が公開されている。同ジャケットのデザイン、製造、販売は、ヴァージン・ギャラクティック社による初の民間宇宙飛行の乗客となる「未来の宇宙飛行士達」に向けて行われる予定。動画引用元: (adidas Y-3オフィシャルYouTube:
2016年01月15日ロシア連邦で1月1日、ロシア連邦宇宙庁が解体され、新たに国営宇宙開発企業「ROSKOSMOS」が設立された。これは2015年12月28日にプーチン大統領が署名し、1月1日に発効された大統領令に基づくもので、ロシアでは近年、ロケットの打ち上げ失敗や衛星の故障といった問題が相次いでいることから、この改革によって宇宙産業の立て直しを図る意図がある。宇宙庁を国営企業化する動きは昨年1月から始まり、7月13日にはロシア議会で、ロシア連邦宇宙庁とロシアのすべての宇宙企業を1つにまとめ、新たに国営企業とする設立することを定めた法律が成立。今回の大統領令はこれに従うものとなる。また8月には、ROSKOSMOSの初代CEOに、宇宙庁の長官を務めていたイーガリ・カマローフ氏が就くことも発表されていた。ロシア連邦宇宙庁は2004年に、それまでのロシア宇宙庁(1992年~1999年)、またロシア航空宇宙庁(1999年~2004年)を引き継ぐ形で設立された機関で、「ロシア版NASA」のような存在として、宇宙開発を取り仕切ってきた。また2014年3月5日には、ロケットを製造しているRKTsプラグリェース社やGKNPTsフルーニチェフ、有人宇宙船を製造しているRKKエネールギヤなど、それまで独立していたロシアの宇宙関連企業を一挙に束ねる形で「統一ロケット・宇宙会社(ORKK)」が設立されたが、同社もこのROSKOSMOSに組み込まれることになる。ロシアの省庁が企業化するのは今回が初めてではなく、2007年にはロシア連邦原子力庁がROSATOMに再編されている。同社はロシア国内における原子力発電所の建設を進める一方、国外に対しては原子力の輸出を積極的に行っており、着実に成果を残している。メドヴェージェフ首相は2015年1月、このROSATOMの成功を例に挙げ、ROSKOSMOSの成功にも期待をしていると語っている。○ロシアの宇宙産業は立て直せるかロシアではここ数年、ロケットの打ち上げ失敗や人工衛星の故障などが相次いでおり、抜本的な対策の必要性が叫ばれていた。昨年だけでも、4月には「プラグリェースM-27M」が打ち上げに失敗し、5月には「プラトーンM」ロケットが打ち上げに失敗。7月には日本人の油井宇宙飛行士が乗った「サユースTMA-17M」が、打ち上げ後に太陽電池パドルの片方が開かないという問題を起こした。12月には「サユース2.1v」ロケットが衛星の分離に失敗する事故を起こしている。その原因として、ソヴィエト連邦崩壊後の混乱やロシア連邦の財政難による、技術者の頭脳流出や、経験者の不足、後継者の育成失敗などが挙げられる。こうした状況を受けて、ロシアでは数年前から宇宙庁長官や宇宙企業社長の交代や、産業構造の再編といった対策が打たれてきたが、目立った改善は果たせなかった。2014年に設立されたORKKも、当初は宇宙計画を進める宇宙庁と、実際にロケットや衛星を開発、製造するORKKで、完全に役割を分けることで改革が図られたが、責任の所在や主導権をどちらが握るかといった問題で揉めることとなり、結局良い成果は出なかった。今回のロシア連邦宇宙庁の解体と、それに伴う国営企業化は、この一連の改革の中でも最も大きなもので、これによりロシアの宇宙産業の立て直しと強化ができるかに注目が集まっている。【参考】・・Executive Order abolishing Federal Space Agency • President of Russia・The Russian space agency, Roskosmos・・
2016年01月08日