元気いっぱい、幼くてママ大好きな小学生だった小学生のころは幼く、可愛かった息子。家でも学童でも工作やブロック遊びをしたり、友達と走り回って遊んだり、楽しそうに過ごしていました。そんな息子でしたが、小学4年のころから塾に通うようになり、中学受験をして、中堅の私立中学に進学しました。小学校は小規模校で1クラスしかなく、6年間持ち上がり、クラスメートとも阿吽の呼吸で、思いを伝えなくてもみんな分かってくれる、平和な6年間を過ごしました。ところが、私立中学に入ると、急に同級生が200人近くになり、クラスメートのキャラもよく分からない、友達との距離感のとり方も分からないまま、「悪いことするのも度胸試し」的なところもあったのでしょうか。ある日学校から呼び出しが…!?ある日突然、学校から呼び出しがありました。何事かと思ったら…息子がクラスメートと一緒に、学校のカフェテリアの食券を偽造をしたとのこと。もちろん学校は停学処分に。息子の通っていた学校では、停学を何度か繰り返したら退学になってしまいます。あんなに頑張って勉強して合格した学校なのに、目先の数百円のために退学になるかもしれないことをするなんて…とショックでした。面談に伺うと、担任、学年主任、副校長などの面々がずらり…。息子は、先生方に、社会で同じことをしたら刑事罰を受けるのだと諭されました。Upload By ユーザー体験談突然の停学。母は孤独を抱えて停学は1週間以上、停学期間中はもちろん保護者の見守りが必要でした。停学の間は、夕方、学校からの確認電話に保護者が出て、その日書いた反省文のレポートをファックスで送らなくてはいけません。フルタイムで仕事をしているわが家。1週間も連続して職場を休めず、祖父母にも日中来てもらい、夕方の学校からの電話タイムには間に合うよう早退する日々。入学したばかりで、学校にはママ友もほとんどおらず、ほかにも停学になった生徒はいるのか、停学になったときはどんな風にほかの親御さんは対応しているのかもよく分からないままの、孤独な日々でした。Upload By ユーザー体験談息子のWISCの結果で特性に気づきそのことをきっかけに、精神科にも相談に行きました。息子は検査(WISC)も受け、偏りが大きいことも分かりました。処理速度やワーキングメモリなどはものすごく高かったのですが、少し先の見通しを持つ力がそれにくらべると低いのだといわれました。そのスコアの差は50近くもあり、アンバランスさを指摘されたのです。息子は、「食券偽造する」⇒「ただで食べられる」⇒「得だ」という風に考えがちで「食券偽造する」⇒「ただで食べられる」⇒しかし、規則違反の行為のために「停学、退学になるかもしれない」⇒「数百円の得しても停学になるならやらないほうがいい」とまでは思い至らなかったのではないかというのです。反抗期の息子…家庭教師は辞めていき…反抗期にも突入し、学校の成績は右肩下がりで、その後も学校に呼び出されることも複数回。息子に対し、どう接したらいいのか悩みが深かった時期でした。中学受験で無理させすぎてしまったのかも、とも考えました。いっそ、退学し、転校したほうがいいのか?と思ったほどです。学業で悩んでつけた家庭教師も、あまりにやる気がなく授業態度が悪い息子に愛想をつかし、「息子さんに教えたくない」と複数人が辞めていきました。Upload By ユーザー体験談中学2年になるときに、思い切って学校のPTA活動に参加することにしました。委員会活動で学校に毎月行くようになり、ママ友もできました。学校の様子もよく分かるようになり、子どものことを相談できる仲間もでき、先生方とも話しができる機会が増え、少しずつ肩ひじ張らずに過ごせるようになって心も軽くなっていき、「口うるさくいっても、関係が悪くなるだけ」「どうしてもダメなことは、きちんと伝えよう」と思えるようになりました。結局、息子が落ち着いていったのは、高校生になってからです。それまでは、テスト前になっても置き勉している教科書を学校から持ち帰らないので、教科書や学校で使う問題集はもう1セット購入し、自宅にも置いていたのですが「お金がもったいないからもう買わないでいい」と言われたのです。そして、テスト前には教科書をきちんと持ち帰ってくるようになりました。読めないほど汚い字で書いていたノート(汚すぎて読めないのでテスト勉強にも使えない)も、下手なりに読める字に変化していきました。特に高校3年生になってからの頑張りはすさまじく、自立して勉強に取り組むようになり、成績も急上昇し、学校の先生方に驚かれるほど。中学3年の頃からみてもらっていた家庭教師の先生にも「別人のよう」としみじみと言われました。息子は、精神的な成長が奥手だったのかな?と今なら思えます。おそらく、高校2年生くらいで、一般的な中学3年生くらいの精神年齢だったのかなぁ…と。現在大学生になった息子を見て現在大学生になった息子は、ときどき偉そうな物言いをすることもありますが「いつまで中2病やってるの。そういうの、カッコわるくない?」と軽くいなすと、それもそうだな、と思うようで、最近は大人同士の会話もできるようになってきました。車の免許も取ったので、助手席にのって練習に付き合うこともあります。息子の運転でドライブしていると、なんだか頼もしくて、つい数年前に悩んでいたことが嘘みたいに成長したなぁ、としみじみしてしまいます。Upload By ユーザー体験談エピソード参考/あっきーイラスト/keiko(監修:三木先生より)発達の偏りが大きい子は、見通しや精神面の成長が遅いことが往々にしてあります。そのため、年齢相応をイメージしているとギョッとするような不適切な行動を取ることがあります。周りの大人たちの温かい見守りのおかげでゆっくりと成長ができたようで良かったですね。あなたのエピソードもコラムになるかも?体験談募集中!保護者の方が日々子育てをする中で「こんなトラブルがあった」「こんなハプニングがあった」など悩みはつきないと思います。そんな発達ナビユーザーのみなさんの「困った」エピソードを募集しています。テーマは「反抗期・思春期」「自傷」「学習」「不登校」「ゲーム」「不器用」「ママ友・保護者」「ご近所トラブル」などに加え、今回より「パートナーや両親(義両親)、親族間トラブル」「冠婚葬祭」のお悩みも追加募集!パートナーなどとの意見の相違、冠婚葬祭でのルールが分からない、反抗期による親との言い争い、癇癪を起こして自分の頭を叩く、地団太を踏むなどの自傷行為…読み書きや計算の困りはもちろん、授業を落ち着いて受けられないなどの学習の悩み…行き渋りや不登校などの悩み…いろいろなお悩みエピソード、お待ちしております。お寄せいただいたエピソードの中から数作品、発達ナビの連載ライターさんにコラムとしてコミックマンガエッセイ化していただき、発達ナビで公開いたします!あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、SNSなどではなかなか言えないような家族やママ友とのトラブルまで。いろいろな「困った」エピソードをぜひ教えてください。
2022年07月20日今年4月に開校した東京都立小台橋高等学校は、不登校経験の生徒に対応したチャレンジスクールとして、充実した教育相談や「交流プログラム」の実践で成果を上げています。また、東京都の「TOKYOデジタルリーディングハイスクール研究指定校」として、令和の時代に開校した学校に相応しく教育活動のデジタル化を進めています。学校見学会は令和4年8月20日(土)に実施。高校選びに迷っている方はぜひご参加ください。音楽室■交流プログラム~居心地の良さナンバーワンを目指して~4月当初に人間関係つくりを円滑にするための「交流プログラム」を実施しました。入学時のガイダンスと全員の面談の後、他人とのコミュニケーションを向上させることを大きなテーマとして、最初の週は「1人での活動」、翌週は「1対1の対話」、最終週は「グループで話をする」活動を、すべての教科で行いました。各教科では、例えば国語では人の話に耳を傾ける方法、公共の時間には感情をマネジメントする、保健ではストレスについて理解することを学習しました。体験した生徒は「人とのコミュニケーションへの不安が減った」「友達ができるか不安だったけど、授業の中で自然にクラスメイトとの交流が生まれたので安心できた」等の声を寄せてくれました。■デジタル化の取り組み~クラウドサービスの活用~入学した生徒は全員2in1パソコンを購入しており、クラウドサービスのアカウントが付与されました。これにより、SNS機能があるグループウェアによる学校からの連絡や課題配信・回収が可能となり、実際に校内で活用されています。また、アプリケーションソフトを利用した共同編集により、主体的・対話的な深い学びが実現されています。生徒は所有のスマートフォンと2in1パソコンを校内Wi-Fiに接続可能です。■学校の特色を知ろう~学校説明会とホームページ~学校見学会では、スクールミッションやポリシー、校則、教育相談、ゼミナール、義務教育課程の学び直しへの工夫など、学校の特色をお伝えします。本校を第一志望に考えている方はもちろん、他校と比較している方、総合学科ならではの幅広い科目から学びを深めたい方など、見学会へのご参加お待ちしております。また、ホームページには様々な情報が掲載されています。授業の様子だけではなく、令和4年度第一次募集における「作文」の問題も確認いただけます。日時 : 8月20日(土)午前の部10:00~ 午後の部14:15~会場 : 東京都立小台橋高等学校 120-8528 東京都足立区小台2-1-31内容 : 校長挨拶、学校説明、校舎見学、個別相談(希望者制)対象 : 本校を志望している中学生の皆さん及び保護者、教育関係者申込方法: ホームページからお申込みください。7月20日(水)14:00より申し込み開始となります。■東京都立小台橋高等学校ホームページ【URL】 【学校概要】学校名 :東京都立小台橋高等学校所在地 :東京都足立区小台2-1-31課程・学科・部:定時制課程総合学科(単位制)。午前部・午後部・夜間部の三部制。校長 :杉森 共和設立 :令和4年4月概要 :「都立高等学校改革推進計画・新実施計画(平成28年2月東京都教育委員会)」により計画された都立高等学校で6番目のチャレンジスクール。【チャレンジスクール】小・中学校時代に不登校経験を持つ生徒や長期欠席等が原因で高等学校を中途退学した者等を主に受け入れる総合学科・昼夜間定時制三部制(午前部・午後部・夜間部)の高等学校で、他部履修により3年での卒業も可能とします。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月19日私立中高一貫校って、実際どんなところなの?こんにちは。『発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換』ほか、著者・楽々かあさんこと、大場美鈴です。今回のコラムは、これから中学受験を考えている親子さんの、「私立中高一貫校って、実際どんなところなの?」という疑問を少しでも解消できるよう、うちの子たち(長男・次男)が通う私立中高一貫校を例に、お伝えしたいと思います。昨今の少子化や新型コロナウイルスの影響下にも関わらず、中学受験者の増加傾向は続いているとのこと。これは、コロナ対応でのオンライン授業などで、公立校と私立校の差が浮き彫りになった影響もあるようで、それまで中学受験を考えてこなかったご家庭も、私立進学を検討するケースが増えたから…でもあるようです。ただし、志望校の説明会などで6年間の教育カリキュラムや設備はある程度「外側から」確認することはできるのですが、「入学後の学校生活が、実際どうなのか」は、入学してみないと分からないことも多いように思います。志望校選びの際、公立小学校の環境があまり合わなかったうちの子たちの場合は、受験校の知名度や、難易度・偏差値よりも、「入ってから」の学校生活が、その子に合っているか、過剰な負担がかからないか、6年間のびのび過ごせるか、などをイメージできる情報のほうが必要でした。そこで、当時の私たちがとても知りたかった、私立中高一貫校の一日の流れや、先生方の印象や授業内容、注意点、6年間の一貫教育…などの実際を、現在うちの子たちが通う、自由な校風のある中高一貫校(以下、A中学※)を例に、可能な範囲で「内側から」ルポしたいと思います。とはいえ、私立中高一貫校は学校自体が個性的で、それぞれ独自の教育方針に基づいて運営されているため、各校によって大きく事情が異なることも多いです。うちの子たちが通う学校が「一般的」なのかは分かりませんが、あくまで一例として、イメージのご参考になれば幸いです。※A中学は発達障害・不登校傾向のある子のいわゆる「積極受け入れ校」等ではありません。では、うちの子たちが通う、A中学の一日の流れを紹介します。まずは朝の風景から。私立中学の場合、通学範囲が多岐に渡るため、徒歩通学、自転車通学、電車通学など通学手段もさまざまで、県外から通う生徒さんも。うちの子たちは約1時間弱の電車通学で、以前はラッシュ時を避けて早めに登校していましたが、今は満員電車にも慣れたようです。登校後は各教室のHR(ホームルーム)の時間に出欠確認があります(欠席の場合は保護者からネット連絡)。各自の体調の確認は体温記録アプリの入力でスグに終わります。中学からは教科担任制なので、担任の先生と顔を合わせるのはHRの時間だけ、という日も。授業時間は中学1年生から毎日7時限目まであります。ですが、帰りのHRが終わる時刻は、公立小の6時限授業後の帰りの会終了時刻とほぼ同じ。その理由は、始業前の朝学、給食の配膳、全員での掃除の時間などがなく、とても効率化されているから。ちなみに授業の合間の休み時間は、しっかり10分あります。ランチタイムは弁当持参のほか、業者による弁当販売の利用や、登校時にコンビニなどで購入するのもOK。コロナ前は購買でポテト争奪戦が展開されていたようですが、現在の弁当販売は専用アプリでの事前予約と電子マネー決済で、生徒は当日受け取るだけになりました。帰りのHRのあとの掃除は、共用部分は清掃員の方がピカピカにしてくれるので、自分たちの教室のみ、4-5人の当番制で5分程度の簡易清掃。放課後には部活動のほか、補習授業なども行われています。補習授業は任意参加がほとんどで、検定試験の対策講座や、特進コース進学希望者のための準備講座など。部活は、運動部・文化部共に、ハード系からレクリエーション系、ユニーク活動系までさまざまで、部活自体に入る・入らないも含めて選べ、途中での入退部や複数の部のかけもちもOKなので、大学のサークル活動のような印象です。一部の運動部は外部委託のコーチがいます。また、先輩・後輩の上下関係がゆるやかで、下級生が部長・副部長に抜擢されることもあるのだとか。長男・次男の帰宅時間は、部活などがなければ17時前なので、中高生にしてはかなり早いほうだと思います(部活の日も18時には帰宅)。ただし、高校生になると学校のあと、大学受験塾に行く生徒さんも多いのだそうです。公立校と同様、中学からは教科担任制になります。A中学は「フレンドリーで個性的な先生が多い」とのこと。長男は特に先生の影響を受けやすいため、教科担任の先生次第で成績も大きく左右されます。生徒の興味を引き出すことが上手い先生もいれば、例え話がマニアック過ぎて先生の話に誰もついていけない…なんてことも。私立校は学校といえど民間企業なので、公立校と違って自治体単位の人事異動がなく、正規雇用で長く勤める先生が多いようですが、自己都合による退職・休職などで入れ替わりも時々あります(たまに、夢を追いかけて旅立ってしまう先生も…)。全体的には比較的若い先生が多いため、親しみやすくて柔軟な印象を受けますが、高校課程になると専門性の高い選択科目が増え、元大学教員などの非常勤講師のご高齢の先生なども多くなります。私が特に気になっていた先生の質ですが、長男曰く「スグに怒鳴ったり、高圧的な態度の恐い先生は、ほぼいない」とのこと。これには理由があって、A中学では「生徒側が先生を評価する」仕組みがあるため、生徒に極端に不評な先生は、大抵翌年度にはいなくなっているからです。ただし、部活動等で実績がある先生や、ICT化に詳しい先生などが、突然他校に引き抜かれてしまうことも。優秀な人材の確保には一般企業と同じく経営努力が必要で、学校側もかなり苦労されているようです。授業内容は、A中学の場合はいわゆる「超進学校」ではないので、公立校と大きく異なるわけではありません。同じ教科書を使って、同じような授業内容で進んでいると思います。ただし、主要教科では習熟度別のクラス編成があって、上位クラスでは副教材を使ってガンガン先に進んだり、少し難しい発展的な内容にも取り組んでいるようです。また、よく言われるように、中高一貫校は中3で高校受験勉強をせずに済み、その分高校課程の内容に早く入るため、高3時点で余裕を持って大学受験勉強に臨むことができる…ハズです(生徒次第かもしれません)。授業のICT化はかなり進んでいると思います。A中学では、コロナ以前から全校生徒が1人1台タブレットを所有し、先生方も含め、あらゆる場面で使いこなしていたので、緊急事態宣言時の休校措置や、校内で陽性者が出たときのオンライン授業への切り替えも迅速でした。日頃から授業中に、調べ学習やプレゼンテーション、動画や写真の記録と共有、レポート作成など、タブレットは何かとよく使っています。また、宿題でも、ネット上のグループウェア経由で、教科担任からの課題が指示されネットで提出したり、回答フォームから小テストを送信したり、宿題を提出し終わると丸つけ用の解答がPDFでダウンロード配布されたりも。生徒からの質問をメールで受けつけている先生もいます。宿題はプリントやワークなども出ますが、プレゼンテーション用の動画やスライドを作成する課題などもあって、字を書くのが少々苦手な長男も熱心に取り組んでいます。また、英検などの検定試験の勉強は、個別最適化できる学習アプリを活用しています。このように、うちの子たちが通うA中学は合理的で「自由な校風」が魅力ですが、反面、生徒自身の意思や意欲次第の「自己責任」となる部分も多いです。こういった校風の学校は、特に丁寧なケアやサポートを希望する場合、志望校選びの際は注意したほうがいいでしょう。例えば、不登校傾向でしばらく学校に登校しない子がいても、学校側から、いわゆる「登校刺激」などの働きかけはないため、先生から頻繁に電話がかかってきたり、自宅訪問されることはありません(クラスメイトとはオンラインゲームなどで自発的な交流が続くことも)。勉強についていけなくなっても、自分から職員室に質問に行かない限りは、学校側が勝手にフォローしてはくれません。勉強に限らず、やる気や積極性のある子には丁寧に面倒を見てくれますが、そうでない子は放任されます(「それが気楽」という子もいるでしょう)。そのため、校風が合わなかったり、勉強についていけなかったり、対人関係のトラブルなどが解決しなかったりで、他校に転校していく子も毎年学年に数人程度いて、同様に他校からの転入生も同程度いますが、「来る者拒まず、去る者追わず」という少々ドライな印象です。また、高校課程へ内部進学せずに、中3で他校の外部受験を希望する生徒は、学校側の受験指導やサポートは期待できませんし(留学以外)、それまで内申点を意識してこなかったり、公立校との学習進度のギャップがあったり…などの面でハードルが高くなるでしょう(万が一、外部受験して不合格だった場合、元の中高一貫課程に戻ることはできないそうです)。こういった点も事前に十分理解・納得した上で、中学受験を検討したり、志望校選びができるといいと思います。その学校の「実際」を知るには、在校生や卒業生、保護者などの声を直接聞いたり、特に配慮を要するお子さんの場合は、事前面談をお願いしたり、個別相談会などで気になる点を確認してみるといいでしょう。また、その学校に直接の知り合いがいない場合は、ネットの評価や口コミ情報なども気になると思います。ただし、うちの経験上、ネットの口コミは「現在の状況と全然違った」「一部の極端な意見だった」とあとから分かることも多かったので、参考程度に留めておくのがいいように思います。うちの子達にとって、最も「この学校を選んでよかった」と私が思うのは、ユニークな長男にも、繊細な次男にも、友達や仲間ができたことです。合理的で効率化され、のびのびとした雰囲気のA中学では、入学当初はおとなしそうな子が多いように見えた生徒さん達も、過剰な負担やプレッシャーの少ない環境で過ごすうちに、じょじょに「本領発揮」していくようです。長男曰く「最初から個性的な子が多いんじゃなくて、元からその子にある個性を出しやすいんだと思う」とのこと。そのため、思春期真っ只中の中1・中2くらいの間は、特に男子生徒同士のケンカや口論、挑発行為なども多く、心配していた時期もありましたが、先生方は「自己主張してぶつかり合うことも、成長の過程」「ケンカしないより、仲直りできるほうが大事」と、おおらかに見守っていました。すると、同じメンバーで長く一緒に過ごすうちに、どの子も心身共に成長し落ち着いていくので、中3〜高校生になるころには、次第にトラブルも減っていきました。以前は長男と反りが合わなかった子も、今では仲間として気遣ったり、協力し合ったりができるようになったそうで、わが子に限らず、子どもたちの成長をとても嬉しく感じました。A中学に限らず、子どもが「自分」や「個性」について悩みながらも著しく成長する、発達の上でも大切な思春期から青年期への6年間を、安定した環境の中で過ごし、じっくり時間をかけて人間関係を築けることは、中高一貫教育の大きな魅力だと私は思います。本当にその子に合う学びの場に出会えるように…以上、うちの子たちが通うA中学を例に、私立中高一貫校の「実際のところ」をお伝えしました。繰り返しますが、これはあくまで一例であり、学校の校風や教育方針によるところも大きいので、中学受験を検討されているご家庭は、「その学校は実際どうなのか」自分の目で見て、聞いて、肌で感じて、メリット・デメリットを十分比較した上で、志望校選びをするといいでしょう。長男の話では「確かに入学前には分からないことも多いけど、文化祭とか体験授業とかに行ってみれば、必ずその学校の雰囲気っていうのが現れる。これはもう、”雰囲気”としか表現できないけど、感じ取ることはできるから」…とのこと。中学受験に限らず、お子さんが本当に自分に合う学びの場に出会えるよう、祈っています。文:大場美鈴(楽々かあさん)記事協力:長男・〇太郎(監修:井上先生より)受験というハードルがありますが、私立の中高一貫という選択肢は高校まで一定の教育環境の中で過ごせるというメリットがあると思います。DX化が進んでいる学校だと連絡帳や必要な提出物などのチェックが楽ですよね。楽々かあさんの書いておられるように、各学校によって方針や仕組みが違うので、情報収集はそこに通っている保護者の方から直接話を聞けるのが理想だと思います。大場美鈴(著),『発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた 楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換』あさ出版, 2020.6.27
2022年07月19日一般社団法人青少年ワークサポートセンター広島(広島市東区光町2丁目9-30-204、代表理事:杉野 治彦)は、2022年7月30日(土)14:00から広島市社会福祉協議会(会議室2)(広島市南区松原町5-1 BIG FRONTひろしま5階)で、わくサポ広島トークイベント『不登校・ひきこもりの授業』を初開催します。イベントタイトル増加し続けている小学生、中学生、高校生の「不登校」と、成人の「ひきこもり」の現状と実態を把握するだけでなく、“きかっけや原因”、そしてその“メカニズム”と“対応策・解決策”について、正しい認知と理解を促し、特別なことではなく、身近な問題として広く多くの方に知っていただくことで、暮らしやすく優しい町づくりの一助を目指す取り組みの第一歩として開催します。入場無料でどなたでもご参加いただけるトークショー仕立てのイベントです。お気軽にご来場、ご参加ください。《登壇者》代表理事 杉野 治彦一般社団法人青少年ワークサポートセンター広島代表理事 杉野 治彦特別支援学校教諭、産業カウンセラー、ジョブコーチ(第1号職場適応援助者)(略歴)広島大学教育学部卒業 障害児教育(自閉症)専攻民間企業にて人事・採用業務を10年以上経験平成19年4月 キャリアコンサルタントとして活動開始平成22年1月~平成24年6月 広島市ひきこもり相談支援センターにて相談員平成24年5月 一般社団法人青少年ワークサポートセンター広島設立平成29年12月~ RCCラジオ「おひルーム」(月1回金曜日13:10~)出演中広島県内の地方自治体や社会福祉協議会などで講演会多数おだ しずえラジオパーソナリティおだ しずえ(略歴)呉市出身のラジオパーソナリティ。広島で大学生時代にラジオDJをスタート。90年代~2000年代初頭まで広島→関西→東京と拠点をだんだん東に移し、主にFM局のDJとして活躍。2014年Uターン。同年、RCCラジオ「おひるーな」スタート。アニメ「こどものおもちゃ」での主人公や、「おじゃる丸」でしいたけ星人などの声を担当。その他、ナレーションや、舞台、映画「君がいる、いた、そんな時」出演など。高校生男子の母でもある。呉観光特使にも任命されている。《開催概要》名称 :わくサポ広島トークイベント『不登校・ひきこもりの授業』日程 :7月30日(土)場所 :〒732-0822 広島市南区松原町5-1 BIG FRONTひろしま5階広島市社会福祉協議会 会議室2時間 :開場13:30トークイベント14:00~15:30質疑・個別相談15:30~16:30定員 :30名(事前申込不要)入場料:無料BIGFRONT《トークイベント内容》1, 不登校・ひきこもりの実態の把握から8050問題への発展について2, 不登校・ひきこもりになるきっかけと原因を理解し、長期化を防ごう3, 不登校・ひきこもりのメカニズムを理解した上で、対応と解決策を考えよう4, 発達障害についての正しい理解をしよう5, わくサポ広島の取り組みと、不登校・ひきこもりの解決について《広島県の不登校の実態》出展:広島県教育委員会ホームページ広島県の不登校生の推移《会社概要》商号 : 一般社団法人青少年ワークサポートセンター広島代表者 : 代表理事 杉野 治彦所在地 : 広島市東区光町2丁目9-30-204設立 : 2012年(平成24年)5月事業内容: 生活訓練(自立支援)事業、就労移行支援事業、就労継続支援B型事業、放課後等デイサービス事業、共同生活援助(グループホーム)事業、ひきこもりがちな若者サポート事業、広域通信高等学校サポート校、不登校・ひきこもりケアセンター、小中学生個別指導塾(フリースクール)事業URL : 【お問い合わせ】不登校・ひきこもりケアセンター(月-金 9:00~17:00 ※祝日除く)TEL : 0120-569-525MAIL: care@wakusapo.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月12日自分の気持ちを言葉にするのが苦手な娘、お友達はできる?わが家の娘は現在21歳。12歳のころに自閉スペクトラム症の診断を受けています。まだ診断前の幼稚園のころから気持ちを言葉に出すことがとても苦手だったので、幼稚園でお友達ができるかどうか私はとても心配をしていました。そんな娘でしたが入園してすぐに1人の女の子(Aちゃん)と仲良くなりました。2人でごっこ遊びなどをする様子を私とAちゃんママは微笑ましく見ていました。娘にはお友達、私にはママ友ができ、そのうちほかのママ友たちともお迎え後にいろいろな公園へ遊びに行くようになりました。Upload By 発達ナビ編集部当時、娘は感情のコントロールが難しく、私の悩みの種でした。Aちゃんママにそのことを相談すると、柔道教室をすすめられました。そこはAちゃんママの旦那さんが教えていて、Aちゃんも通っている柔道教室。知り合いが教えている安心感と、「武道の精神を教えてもらえたら落ち着いてくるかも?」という思いもあり早速柔道教室に入会をしました。このようにAちゃんママは私にとってさまざまな相談に乗ってもらえるありがたい存在でした。これで娘も私も安心して園生活を送ることができる、そう思っていたのですが、そんな状況も長くは続かず…。娘がお友達をかんでしまい…!娘と違い、Aちゃんはとても口が達者なお子さんでした。会話の中での「違うよ」「そうだよ」のやり取りの中で、言葉をうまく伝えられない娘は結局口では勝てなくなり、なんとAちゃんの腕をかんでしまったのです!Upload By 発達ナビ編集部そのことを幼稚園の先生から聞いた私はただただ驚きました。そして、それがきっかけになり、娘はAちゃんと遊ぶたびにやはり口喧嘩に勝てなくなると毎日のようにAちゃんをかむように…。その当時は診断も出ておらず、私もそれが発達障害による特性などとは思わなかったので、幼稚園側も問題行動として、娘に対してかなり強い口調で、毎回かんでしまうことについて注意をしていたようでした。そして私は…Aちゃんママに毎日のように謝って下さいと謝罪を要求されるようになりました。ただひたすら毎日「ごめんね」と謝るしかなかったですし、幼稚園の先生にも「ご迷惑おかけしてすみません」と毎日謝っていました。Upload By 発達ナビ編集部あまりにも頻繁にかむので、わが子ながら正直イライラ…特に理由も聞かずに「どうしてかむの?」「なんで?」と責めてしまっていたと思います。今思えば、娘にはかなり酷い対応をしていたように思います…。通わせていた柔道教室でもトラブルがさらには通わせていた柔道教室でも、Aちゃんとトラブルになってはかんでしまうということがありました。かんでしまった事実はもちろんこちらに非があるのですが、そのことでAちゃんパパから私と娘はかなり怒鳴られてしまい、このようなことが続くくらいなら…と柔道教室は退会しました。そんなことが続き、Aちゃんママからは明らかに距離を置かれ、ほかの仲良かったママ友達も急に態度がよそよそしく変わっていきました。Aちゃんママが私のいないところで私や娘のことを悪く言っているんだな、ということも雰囲気的に分かり、私はAちゃんママやほかのママ友たちと距離を置くようになりました。居場所がない…四面楚歌の日々以前はお迎え後にはお友達みんなで公園に行っていましたが、娘を連れてすぐ帰宅することが増えていきました。「ごめんね。私がもっとうまく対応できていたらお友達とも遊べるのにね…」と考えてしまい全てが悪循環、誰に相談したらいいの?私たちにはどこにも居場所がないの?と当時は本当に四面楚歌のようでした。Upload By 発達ナビ編集部結局この幼稚園は1年で退園することにしました。幼稚園最後の日、Aちゃんママは私が見ているところでわざと私以外の仲良くしてきたママ友にプレゼントを渡し、私に見せつけているようでした。転園後、別のママ友からAちゃんママが私と娘の悪口を、かなり誇張して周りに話していたと聞き「やっぱりな…」という気持ちになりました。怒りももちろんありましたが、なによりも、とても悲しかった。ですが、私も逆の立場だったら…毎回毎回わが子に手を出すお友達がいたら…と考えると同じことをしてしまったかもしれません。そう考えるととても怖いです。その後、転園先では…当時を振りかえり娘はこだわりが強く、前の園にも愛着があった上、転園という環境変化にうまく適応できない中、写真を見ては落ち込むということが頻繁にありました。新しい園は9人しかいない小さいクラスでしたが、そのほとんどが上に兄姉がいて、すでに仲良しグループもできていたので、新しい環境に慣れるまでまた大変でした(行き渋り、駐車場に着いても降りない、園から脱走するなど…)。ですが、転園先で1年半担任をして頂いた先生がとても熱心な先生で、娘の特性としっかり向き合って下さり、娘も安心して過ごすことができたのが救いでした。当時を振りかえると、疑惑がありながらも「わが子は大丈夫。少し難しい性格なだけ…」と悩みつつも逃げてきていたように思います。今思えば、もっと早期に病院の受診などできていたら、もう少し違ったのかも?感じることも多くあります。誰にも相談できず一人で苦しんでいる方がいるなら、どんな形でもいいのでまずは誰かに相談をし、少しでもその苦しみを減らせるように一歩を踏み出してほしいと思います。エピソード参考/るみちゃんイラスト/taeko(監修:三木先生より)母子ともにご苦労されたようですが、新しい環境に慣れることができたようで、良かったです。お友達、保健所、医療など、どんなジャンルでも良いので相談することができると、楽になるかもしれませんね。あなたのエピソードもコラムになるかも?体験談募集中!保護者の方が日々子育てをする中で「こんなトラブルがあった」「こんなハプニングがあった」など悩みはつきないと思います。そんな発達ナビユーザーのみなさんの「困った」エピソードを募集しています。テーマは「反抗期・思春期」「自傷」「学習」「不登校」「ゲーム」「不器用」「ママ友・保護者」「ご近所トラブル」などに加え、今回より「パートナーや両親(義両親)、親族間トラブル」「冠婚葬祭」のお悩みも追加募集!パートナーなどとの意見の相違、冠婚葬祭でのルールが分からない、反抗期による親との言い争い、癇癪を起こして自分の頭を叩く、地団太を踏むなどの自傷行為…読み書きや計算の困りはもちろん、授業を落ち着いて受けられないなどの学習の悩み…行き渋りや不登校などの悩み…いろいろなお悩みエピソード、お待ちしております。お寄せいただいたエピソードの中から数作品、発達ナビの連載ライターさんにコラムとしてコミックマンガエッセイ化していただき、発達ナビで公開いたします!あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、SNSなどではなかなか言えないような家族やママ友とのトラブルまで。いろいろな「困った」エピソードをぜひ教えてください。
2022年07月10日無料の参加登録受付中!発達が気になるお子さんの成長を応援するオンラインセミナーが7/24(日)に開催決定Upload By 発達ナビアライアンス プログラムもうすぐ夏休み!どこか浮足立つ気持ちがある一方で、お子さんと家で一緒に過ごす時間が増えることに不安もある方もいらっしゃるのではないでしょうか。今年の夏は子どもたちと何をして過ごそう?学校の宿題はやってくれるかな?きょうだいゲンカが増えたらどうしよう?そこで発達ナビは、発達が気になるお子さんとそのご家族が、ご自宅で気軽に夏休みや日々の暮らしに役立つ情報を得られる機会をお届けしよう、と考えました。それが、「オンラインサマーフェスタ2022」です。発達が気になるお子さんを応援する専門家・企業によるセミナーやQ&Aをご用意し、少しでも毎日の生活のお役に立てたらと思っています。当日は豪華14セミナーの中から、お子さんやご家族のお悩み・知りたいことに合わせてご視聴いただけます。「LITALICO発達ナビオンラインまなびフェスタ2022」開催概要・日時:7/24(日)9:30~17:30(予定)・参加費:無料・形式:Youtube Live配信・参加方法:事前申込必須。下記ボタンよりお申し込みください。・内容:専門家講演、発達が気になるお子さんを応援する企業によるセミナー、当日参加者限定のプレゼント抽選会※企画調整中のため、今後変更となる場合もございます専門家セミナー:発達が気になるお子さんを支える、商品・サービスのご紹介Upload By 発達ナビアライアンス プログラム宿題や生活リズム、お家で何する?お出かけはどうする?など、夏休みが始まるこの時期は気になることがいっぱい。有意義な夏休みにするためにできることについて、事前アンケートで寄せられた内容を中心に井上先生にお話しいただきます。セミナー後半には、保護者のみなさんにいただいたお悩みや質問にも回答するQ&Aタイムもご用意しています。井上雅彦 先生鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授/LITALICO研究所 客員研究員 応用行動分析学をベースにエビデンスに基づく臨床心理学を目指し活動。対象は主に自閉症や発達障害のある人たちとその家族で、支援のためのさまざまなプログラムを開発している。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム友人関係や宿題のお悩みから、おうちで過ごす時間が増えるこの時期に気になる親子の関わりまで、保護者のみなさまにいただいた事前質問を中心に、児童精神科医の三木崇弘先生にお話しいただきます。三木崇弘 先生フリーランス児童精神科医/スクールカウンセラー 兵庫県姫路市出身。愛媛大学医学部卒・東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科博士課程修了。早稲田大学大学院経営管理研究科修士課程修了。 愛媛県内の病院で小児科後期研修を終え、国立成育医療研究センターこころの診療部で児童精神科医として6年間勤務。子どもの暮らしを医療以外の側面からも見つめる重要性を実感し、病院を退職。 2019年4月よりフリーランス。“問題のある子”に関わる各機関(クリニック、公立小中学校スクールカウンセラー、児童相談所、児童養護施設、保健所など)での現場体験を重視し、医療・教育・福祉・行政の各分野で臨床活動をしている。Upload By 発達ナビアライアンス プログラムお子さんの成長に伴い、社会性が求められ、コミュニケーションが必要とされる機会はどんどん増えていきます。では、早くからやりとりのスキルやマナーを教えるべきでしょうか?お子さんが、自分らしく自信をもって人とやりとりをし、社会参加ができるようになるためには、幼少期の「土台づくり」がとても重要です。土台づくりのために保護者はどのようなサポートができるか、さらに、保護者からのサポートはお子さんが何歳になるまで続けるべきか、青年期以降の「親ばなれ・子ばなれ」のタイミングについてもお話しします。日戸由刈 先生相模女子大学人間社会学部教授、博士(教育学) 横浜市総合リハビリテーションセンター 発達精神科外来にて20年間心理士として勤務後、同センター児童発達支援事業所「ぴーす新横浜」園長を務める。2018年より現職。公認心理師、臨床心理士、臨床発達心理士。専門家特別講演は、日本生命保険相互会社の提供でお送りします。未来をつくるのは、いつだって子どもたち。けれど、この国では多くの人が、子どもを育てることの難しさに直面しています。みんながもっと自分らしく生きられる明日を叶えるために。子どもたちが未来に向かって伸びやかに、自分の可能性をひろげることができるように。群れ全体が協力しあって子どもを育てるペンギンのように、子育ての壁や不安のない社会を、みんなで手を取り合ってつくっていきたいとの想いから、「NISSAYペンギンプロジェクト」を始動しています。子育てに頑張るすべての人を、そして子どもたちの未来を、日本生命は全力でサポートします。日本生命相互会社企業コラボセミナー:発達が気になるお子さんを支える、商品・サービスのご紹介発達が気になるお子さんの成長を応援する企業のみなさまにも協賛をいただき、多様なセミナーをお届けいたします。育児や療育、学習、普段の暮らしをより豊かにする商品・サービスをご紹介いただきますので、ぜひご期待ください!今回ご参加いただく企業のみなさまをご紹介いたします。Upload By 発達ナビアライアンス プログラムトマティス®️聴覚トレーニングは60年以上の歴史を持ち、70ケ国400以上のセンターで使用されている、音楽と自身の声を使用する安全で手軽な聴覚ケアです。みみいくトマティス®️聴覚トレーニングでも、未就学児から大人まで、毎年多くの人が聴覚と心理のケアを受け、「過敏の緩和」や「聴く力の向上」につながっています。本セミナーでは、聴く力の弱さやストレス反応としての聴覚過敏、どちらもケアできるトレーニングをご紹介します。特性、目的、状態に合わせてさまざまなトレーニング方法と機材があります(一部購入も可能)。お子さんと保護者であるあなたの耳と声を育てて、学校や家庭内でのコミュニケーションを円滑にしましょう!Upload By 発達ナビアライアンス プログラム株式会社フミUpload By 発達ナビアライアンス プログラム学習教材「すらら」は、無学年方式のe-ラーニング教材。学校や塾で採用され、学習者数は、2021年10月時点で約44万人となりました。お子さん1人ひとりに合った学習が求められる時代、「無学年方式」はこれからの教材トレンドです。小学校1年生から高校3年生までが対象で、国語・算数・理科・社会・英語の5教科に対応しています。家庭学習の利用者の半数以上が不登校や発達障害のあるお子さんで、勉強に困難があるお子さんも自分のペースで楽しく学びを継続しています。2022年も是非、注目してください。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム株式会社すららネットUpload By 発達ナビアライアンス プログラムラフ&ピースマザーは、「遊びと学び」をテーマにお笑い芸人やタレント、教育分野の有識者、スポーツ選手などがさまざまなコンテンツを発信しています。動画サイトでは、ここでしか観られない限定ムービーやタッチして遊ぶとストーリーが変化する新感覚「タッチムービー」を公開中!オンライン教室は、月々たったの1,950円で授業が「受け放題」になるサービスをスタート!学校や塾とは違う、新しい学びの体験ができる教室に思う存分参加してみませんか?夏休みの困りごとを解消する企画もご用意しています!Upload By 発達ナビアライアンス プログラム株式会社ラフ&ピースマザーUpload By 発達ナビアライアンス プログラム「リップルキッズパーク」は、2009年にスタートした子ども専門オンライン英会話サービスです。オンライン完結だから、送り迎えなくおうちでレッスンを受講することが可能です。マンツーマンだから、お子さま一人ひとりのレベルや性格、習熟度に合わせた最適なレッスンが受けられます。専任講師による楽しいレッスンだから、お子さまが英語を好きになり、継続して受講ができ、結果的に英語力を上げることが期待できます。アカウントは1つでOK!きょうだい・親子でレッスンを分け合い、一緒に英会話を学ぶことができます。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム株式会社エンビジョンUpload By 発達ナビアライアンス プログラム凸凹がある子に学習の個別最適化を実現する「天神」は、インターネット不要で使えるデジタル学習教材です。幼児タブレット版、小学生版、中学生版が人気で、以下の点で評価されています。・一問一答で集中しやすい・一問ごとに誉められて楽しく学べる・類題豊富で正解するまで何度でも学べる・問題・ヒント・解説が親切丁寧小学生版では、以下の点も人気です。・音声読み上げで勉強へのハードルが下がる・動画講義を何度も繰り返せるご自宅にタブレットやパソコンを貸出する無料体験も行っています。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム株式会社タオUpload By 発達ナビアライアンス プログラムアネビーは、発達障害を「感覚の障害」ととらえています。遊びは感覚にはたらきかけるものなので、遊びで発達障害児の支援が可能になります。アネビーは、遊具メーカーとして、子どもたちが一日をいちばん長く過ごす場所の環境を、遊び=遊具の力で変えていきます。セミナーでは、公園にある遊具一つひとつに秘められた、お子さまの生活や学習の土台となる力を育む工夫をお伝えします。ぜひご注目ください。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム株式会社アネビーUpload By 発達ナビアライアンス プログラム「PAKU MOGU(パクモグ)」は、好き嫌いが多い子どもたちの完食を目指したミールキットです。15分の簡単調理で主菜と副菜の2品が完成し、付属のレシピは子どもたちが調理に参加するポイント付き!親御さんの時短調理に役立てるだけでなく、調理に不慣れな子どもたちに食に触れるきっかけを提供します。自宅での自立支援もサポートできるよう、今後もかんたん調理ができる商品設計に努めてまいります。週1日からご注文可能で、お子さまの好みに合わせて毎日2種類の献立からお好きなものをお選びいただけます。ぜひ一度お試しください!Upload By 発達ナビアライアンス プログラム株式会社ワタミ昨年から今年にかけて3度開催してきた、多様な選択肢と出合える、発達ナビの「オンラインフェスタ」。「家庭学習」「STEAM教育」「進路選び」「学用品」など、幅広い切り口で多くの専門家の方々や累計25社の協賛企業にお集まりいただき、のべ1万名を超える保護者のみなさまにご参加いただいて大きな反響を頂きました。【ご参加いただいたみなさんのコメント】・ためになるお話ばかりで、とても参考になりました。自分が具体的にどう関わっていったらいいのか、何ができるのかがハッキリし、子供と向き合うのが楽しみになりました。・すごく講演もわかりやすくて、同じような境遇の人がいて、悩んでるのは自分だけではないと少し気持ちが楽になりました。・発達障害や不登校のお子さんとの関わり方の導入として分かりやすくできており、より理解を深めたいと感じた。一つのサポートの形として、知識を得て利用していくことで母子共に窮屈のない育児になっていくのではと感じた。登壇者の方への質問や保護者のみなさん同士の交流のコメントで盛り上がったこのイベントには、事後アンケートで多くの次回開催を望む声が届きました。今夏も、保護者のみなさんの疑問や不安に寄り添ったオンラインセミナーをお届けします!ご自宅からお気軽にご参加ください。たくさんの方のご参加を、心よりお待ちしております。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム
2022年07月01日「"初"のオープンキャンパス開催!」「茂木健一郎校長 白熱授業」学校法人KTC学園 屋久島おおぞら高等学校(広域通信制・単位制、校長:茂木健一郎)は、2022年6月時点で、在籍生徒数,10,000名を超え、日本全国でサポート校であるおおぞら高等学院のキャンパス数は45キャンパスとなりました。2005年の開校から18年目を迎え、3万名を超える高校生をサポートしてきた当校ですが、より一層、生徒・保護者様の声に寄り添った教育サービスを提供してまいります。開校から現在に至るまで生徒数/指定サポート校キャンパス数2005年4月、世界自然遺産の屋久島に開校した屋久島おおぞら高等学校。当初は不登校や経済的な理由等から全日制高校への通学が困難となった生徒の受け皿としてサポートをしておりました。しかし、全国で通信制高校に通う生徒数が21万人を超える今、不登校・経済的な理由などマイナスからの理由ではなく、通信制高校ならではの時間や、場所にとらわれない自由な校風を求め進学先の一つとして選ばれる風潮が強まりました。2020年には編入生を超える数の中学生から、進学先の一つとして選ばれるように変化しました。つながる場所、つなげる場所。なりたい大人になるために。®スクーリングの様子屋久島おおぞら高等学校は「つながる場所、つなげる場所。なりたい大人になるために。®」というテーマのもと、世界自然遺産・屋久島の大自然を活かした体験教育や、屋久島で自然と共生をしている地元の人々との交流プログラムを実施しています。また、屋久島おおぞら高等学校の多くの生徒が日々通う、サポート校のおおぞら高等学院では、日々の学習やみらいへのステップをさまざまなかたちでサポートします。勉強のために通わなくてはいけない学校ではなく、 みらいにつながる「好き」を深めるための学びの場は、 次の日が楽しみになる交流も生まれる特別な場所です。とにかく遠い!屋久島で体験入学!?屋久島おおぞら高校 ”初” のオープンキャンパス!屋久島で体験入学してみませんか?広域通信制・単位制の高校である当校は、全国どの地域に住んでいても入学が可能です。ただ、屋久島という場所・距離がネックとなりオープンキャンパスは控えておりました。ただ、今まで多くの生徒が足を運び、学び、成長してきたこの屋久島の地をまずは知ってもらいたい。その想いから、“初”のオープンキャンパスの開催が決定しました。日時:8/10(水)~8/12(金)※先着5組限定場所:鹿児島県熊毛郡屋久島町平内34-2テーマ:新しい自分と出会う体験※当日は学食や宿泊棟を無料で利用いただけます体験入学のテーマは「新しい自分と出会う体験」。いつもとは異なる環境だからこそ一歩踏み出し「新しい自分」と出会ってほしいと考えています。先着5組限定のオープンキャンパスですが、募集初日よりお申し込みをいただき、スタッフからは驚きと喜びの声が上がっています。体験入学in屋久島 | 通信制高校の屋久島おおぞら高等学校 : 茂木健一郎校長のなりたい大人白熱授業「ワクワクを創るまなび、STEAM教育とは?」ワクワクを創るまなび、STEAM教育とは?2021年にスタートした茂木健一郎校長が生徒へ向けて行う「なりたい大人白熱授業」。今回は、2025年に開催される大阪・関西万博のエキスポプロデューサーを務めるジャズピアニストで数学教育家の中島さち子さんをゲストにお招きします。新しい教育と呼ばれる「STEAM教育」について対談します。当日は、オンラインで全国の生徒たちとつなぎ授業を実施。また、この授業は屋久島おおぞら高校に通う生徒以外も視聴することができ、毎回多くの中学生・保護者にご参加いただいています。日時:7/9(土)15時~16時場所:東京都新宿区西新宿8-13-6※なりたい大人白熱授業は全6回開催予定。次回は8/20(土) 女優で小説家の中江有里さんをお招きします。茂木校長の#なりたい大人白熱授業 | 通信制高校の屋久島おおぞら高等学校 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月01日こだわりが強く、心配性な長男長男は現在小学2年生。年長のときに自閉スペクトラム症やDCD(発達性協調運動症)などの診断を受けました。性格は特性も関係しているのか、こだわりが強く融通が利きにくく、また慎重で真面目で過剰なぐらい心配性で、不安感も強く怖がりです。そして、独り言が多く過剰に喋る所があります。もともと優しく世話焼きな性分なので、過剰なぐらい世話を焼いたり、小言なども多い長男。学校や学童では次男の世話を焼き過ぎるぐらい焼いては、次男に「うるさい!」などと言われているようです(苦笑)。私と実母、実父との関係私と実母(子どもたちにとっての祖母)の関係はあまり良いとは言えません。私自身バツイチなのですが、離婚の際には世間体を気にして大反対、今の夫(夫もバツイチです)のことも最初から受け入れてくれず、その後生まれたわが子たちに関しても「孫だとは一切思わないし会いたくもない!」と言い張っていると実父から聞いていました。母は障害への偏見も強く、元々好き嫌いをハッキリ態度に出し、一度相手のことを嫌い!となるとそれ以降は一切受け入れないので、そもそも「会いたくない」と言っているのに、障害のある長男を受け入れてもらえるかは心配の種でした。実家が遠いこともあり、頻繁には会わないのですが、対照的に父は「会ったことがない孫であっても孫には変わらないから」と毎月仕送りをしてくれています。御礼の電話の度に子どもたちと楽しそうに話す様子を見て「父はやっぱり孫に会いたいのだろうな…」と私も夫も申し訳ない気持ちになっていました。家族旅行で実家のある県へ。そこで両親に会い…そんなある日、家族旅行で実家のある県へ行く機会がありました。仕送りしてくれている父への感謝を会って伝えたい。せっかく近くまで行くのだから、両親に孫を会わせたいと考えました。実家で会うよりも外で会う方が良いだろうと、宿泊しているホテル近くの駅で待ち合わせて、喫茶店で話すことにしました。喫茶店で自己紹介をするやいなや、定型発達の次男は当たり前のように私の両親の間に座り、うれしそうに2人と手をつなぎました。甘え上手な次男のニコニコと人懐っこい様子に、二人は「可愛い、可愛い」と目を細めました。一方長男は、様子を伺いオドオドして、私の手を離しません。父が長男に少し質問したら、関係ないことまで話し出したり、独り言を言いはじめたりといつもと違う環境に興奮気味なのか声の大きさの調節もできずにいました。Upload By 発達ナビ編集部長男がパニックを起こしてしまい…次男と夫がトイレで席を立つと、母から責めるような言葉を投げかけられました。長男の様子が気に入らなかったのでしょう。場の空気が張り詰めたキツイ感じになりました。そんな母を父は諫めてくれたのですが、長男は場の雰囲気を感じ取りパニックを起こし大声をあげて号泣してしまいました。私は長男を抱き締めて「大丈夫だよ。喧嘩じゃないからね。ママはここにいるよ」と背中をさすり続けました。Upload By 発達ナビ編集部その間もずっと母から「小さい子じゃあるまいし泣き喚いて恥ずかしい」「何話してるのかさっぱり分からないし、独り言をずっと言ってて気持ち悪い」「甘やかしてるからそうなるんじゃないの?障害だからって周りの人にも迷惑でしょう?」など厳しい言葉を言われ傷つきましたが、ただ長男の背中をさすって母の言葉をやり過ごし続けました。昔からこう言う人だからと、あきらめていたのだと思います。それを聞いていた父は、優しい口調で「ビックリしたんやなぁ。電話で毎月じぃじと話してるけど初めての土地で初めて顔合わすし、そら怖いやろう。でも、じぃじは泣いてもその顔すらもうれしいんやでぇ。それだけ大きい声で泣けるんは元気な証拠やぁ。お前もよう頑張ってるなぁ。2人を見れば分かるよ。大変やと思うけどえぇお母さんやっとる。頑張っとるなぁ」と長男の頭をなでてくれました。父が話してくれたこと夫と次男がトイレから戻ると、父が持病のかかりつけの医師に、長男の発達障害について話したときのことを教えてくれました。なんと父自身、多動傾向があり衝動性が強く、集団生活が苦手で会社を辞め自営業に転職したことや、国語はからっきしなのに、計算だけはものすごくできたというのです。医師に「ご自身も発達障害の傾向があったのかもしれませんね」と言われたと話してくれました。それを初めて聞いた母は「なんでそんなこと言い出すんよ?!そんなわけないやろ?!」と苛立って声を荒げました。父はしれっとした感じで「障害があろうとなかろうと、この子はこの子でただの個性や。それをぐちぐち言える権利が俺らにはないんやで?この子のありのままを受け入れてやらんとやろ?」と泣いている長男の手を取り何度もさすってくれました。その言葉がとてもうれしく、涙がこぼれそうになりました。Upload By 発達ナビ編集部次男も「お兄ちゃんはね、パニックになってるだけなの。優しくてね、僕の自慢のお兄ちゃんなの。だからねチクチク言葉はダメなんだよ?」と母に言うと、母は父と次男に「自分が悪いの?」と非難するような視線を送りました。父は「何も気にすることはないし、この子はこの子。しっかり育てるんやで」と笑ってくれました。母だけが納得のいかない表情をしていました。長男の優しさに触れて別れる時間となり、みんなで両親を駅まで見送りに行きました。母は数ヶ月前に足を骨折してから、骨粗鬆症もあり治りが悪く、足を引きずるようになっていました。父からも母が週5だった仕事を週3にしていることを聞いていたので子どもたちにも「ばぁばはね、足が悪いからゆっくりしか歩けないんだよ。抱っこをねだったり、手を引っ張って急かしたらダメだよ」と言い聞かせていました。父と母と手をつないで歩いていた次男がふざけて手を引っ張り駆け出そうとしたりしていたのを見て、長男が「そんなことをしてはダメ!」と強い口調で言いました。その後、母の元に駆け寄ると「ばぁば、足痛いんでしょ?大丈夫?弟がごめんね。無理しないでね」と顔を見上げ心配そうに声を掛けていました。母は驚いて戸惑うような表情をしていました。先程パニックを起こした長男の様子を見ていたので、そんな気遣いができるなんて想像できなかったのだと思います。その様子を見た父は、目を細めて微笑みながら長男の頭をなでて、母に「この子は優しい子やないか?違うか?」と言い、「ありがとうな。ばぁばを気遣ってくれたんやなぁ」と長男をたくさん褒めてくれました。母は父の言葉に目を伏せて黙って頭を垂れていましたが、「ありがとうね。心配してくれたんやね」とそのときに初めて長男と言葉をかわし、頭をなでてくれました。駅に着き、別れたあとも両親は改札の向こう側から何度も振り返り、手を振ってくれました。Upload By 発達ナビ編集部母に対して思うことすぐさま、母の認識や価値観を変えるのは難しいと思います。ですが、最後に長男の優しさに触れて、長男自身を見てくれた、と少しだけ安心しました。完全に解決したとはまだまだ言えませんが、少しばかりは母との関係も前進したのかなと感じています。エピソード提供/みぃこイラスト/SAKURA(監修:三木先生より)優しいお祖父様ですね。ご自身が苦労をされて、そしてそれを悩みながらを乗り越えられた経験のある方は、同じような困難を持つ人に受容的になれますよね。またお祖母様も長男さんと気持ちのこもったやり取りができることによって、「障害」というフィルターを外したコミュニケーションができたんですね。こういう関係を積み重ねていくことで、またみなさんの関係が良くなっていくのだと思います。あなたのエピソードもコラムになるかも?体験談募集中!保護者の方が日々子育てをする中で「こんなトラブルがあった」「こんなハプニングがあった」など悩みはつきないと思います。そんな発達ナビユーザーのみなさんの「困った」エピソードを募集しています。テーマは「反抗期・思春期」「自傷」「学習」「不登校」「ゲーム」「不器用」「ママ友・保護者」「ご近所トラブル」などに加え、今回より「パートナーや両親(義両親)、親族間トラブル」「冠婚葬祭」のお悩みも追加募集!パートナーなどとの意見の相違、冠婚葬祭でのルールが分からない、反抗期による親との言い争い、癇癪を起こして自分の頭を叩く、地団太を踏むなどの自傷行為…読み書きや計算の困りはもちろん、授業を落ち着いて受けられないなどの学習の悩み…行き渋りや不登校などの悩み…いろいろなお悩みエピソード、お待ちしております。お寄せいただいたエピソードの中から数作品、発達ナビの連載ライターさんにコラムとしてコミックマンガエッセイ化していただき、発達ナビで公開いたします!あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、SNSなどではなかなか言えないような家族やママ友とのトラブルまで。いろいろな「困った」エピソードをぜひ教えてください。
2022年06月28日義実家に帰省して言われた言葉わが家の娘は現在小学5年生です。特に診断などはおりていませんが、昔から切り替えが苦手だったり、集団だと指示が入りにくいなどという特性がありました。子どもが4歳のある日、私たち家族は夫の実家に帰省をしました。義実家で子どもとともに楽しく過ごしていました。ですが、このころの娘は食事をあまり食べない時期でした。そんな娘を心配して、どのようにしたら食べるようになるのかと試行錯誤をしましたがなかなかうまくいかず…それに加え共働きということもあり、私自身心の余裕がなく、しつけができていないことが問題なのかと悩んでいました。ですが、無理矢理に食べさせて娘が食事自体を嫌いになってしまったら元も子もないと思い、当時は娘の望むまま、私のひざの上でごはんを食べさせていました。Upload By 発達ナビ編集部義実家での食事の際、慣れない環境もあり今日もいつもと同様にひざの上で食事をとる娘。そんな娘を見て義母は決めつけるような物言いで「この子はいじめられるよ!ちゃんと見てあげて!ADHDかもしれないから病院にいけ!絶対発達障害だ!」と言い放ちました。普段から思い込みで決めつけることがよくある義母。何故そんなことを言われなきゃならないの?私のしつけが悪いから?発達障害はしつけが原因ではないですが、そのときの私はあまりのショックに言葉を失ってしまい、予定を早めて自宅へ帰ることにしました。Upload By 発達ナビ編集部娘が小学校入学前には…その後も娘が小学校入学前に義実家の行事の準備の手伝いで私一人で訪ねたときには、親戚と私の四人くらいでの作業中に「あの子は先生に怒られるタイプだから」などと言うことがありました。Upload By 発達ナビ編集部義母は会うたびに、娘について気になる点を私に必ず指摘してきます。実の息子である、私の夫には一切言いません。夫は仕事がとても忙しいので、元々娘のこと以外のことも、すべて私を通して話してきます。夫は義母に対してなにも言ってくれないものの、娘についての発言は不愉快に感じているようです。大事にしてくれているのは分かるけどとはいえ、義母が、私や娘のことが嫌いなわけではない、ということは伝わってきます。おそらく義母にとって、娘は自分の知らないタイプ、理解しがたいタイプの子どもなので、心配していて、それをいちいち口に出してしまうのだと思います。私の誕生日にはプレゼントをくれたり、夫と二人でしっかり家庭を築いていることに、感謝の気持ちも伝えてくれます。ですがやはり、悪気はなくてもずけずけと娘の発達に対して指摘をされることには心が壊れそうになり、悪気のない人間はたちが悪いと思ってしまう自分がいます。これからの義母との付きあい方義母に対して「こんな風に言われたら嫌だ」と伝えたら分かってくれそうな気もしますが、そもそも悪気がないので、こちらの思いが伝わるのだろうか?とも思ってしまいます。今は諦め半分ですが、娘も4歳のときとは違い、相手の言ったことを理解できる年齢になっています。もし義母が、娘に対して直接酷いことを言ったら、もう会うこともないだろう、というのが正直な気持ちです。これは私の主観ですが、子育てに関する思い込みが激しい人が比較的多い世代なのかもしれません。街中でも子育てが終わった義母と同世代の方から配慮のない言葉をかけられることが多く、悲しい気持ちになることがよくあります。義母は、娘にとって唯一無二の「おばあちゃん」です。そのおばあちゃんには「よくできた孫だから、かわいい」ではなく、特性を理解し、認め、無条件の愛を孫に与えてほしいのです。現在の娘は、特性はうっすらありつつも、いろいろと折り合いをつけながら成長していっています。苦労することもあるとは思いますが、私は今後も娘の良い部分を最大限伸ばしていってあげたいと考えています。Upload By 発達ナビ編集部イラスト/taeko※エピソード参考者のお名前はご希望により非公開とさせていただきます。(監修:三木先生より)教育や子育ては、誰もが一家言もつジャンルですよね。ましてや子育てを一周した祖父母からすると、どうしても自分の意見を言いたくなるものです。しかしそれも孫かわいさゆえであることを相談者さんはしっかり理解されているんですね。一方、世代が違うと価値観や常識も違うこと、子育てに責任を持つのは親であることまで理解して見守ってくれる祖父母はなかなか多くない印象です。上手く距離をはかりながら自分なりの子育てを続けていけると良いですね。あなたのエピソードもコラムになるかも?体験談募集中!保護者の方が日々子育てをする中で「こんなトラブルがあった」「こんなハプニングがあった」など悩みはつきないと思います。そんな発達ナビユーザーのみなさんの「困った」エピソードを募集しています。テーマは「反抗期・思春期」「自傷」「学習」「不登校」「ゲーム」「不器用」「ママ友・保護者」「ご近所トラブル」などに加え、今回より「パートナーや両親(義両親)、親族間トラブル」「冠婚葬祭」のお悩みも追加募集!パートナーなどとの意見の相違、冠婚葬祭でのルールが分からない、反抗期による親との言い争い、癇癪を起こして自分の頭を叩く、地団太を踏むなどの自傷行為…読み書きや計算の困りはもちろん、授業を落ち着いて受けられないなどの学習の悩み…行き渋りや不登校などの悩み…いろいろなお悩みエピソード、お待ちしております。お寄せいただいたエピソードの中から数作品、発達ナビの連載ライターさんにコラムとしてコミックマンガエッセイ化していただき、発達ナビで公開いたします!あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、SNSなどではなかなか言えないような家族やママ友とのトラブルまで。いろいろな「困った」エピソードをぜひ教えてください。
2022年06月25日学生時代から、生理前のPMSや生理中の不調など、ホルモンバランスに振り回されてきた私。40歳になってからも、とにかく朝から晩まで不調続き。婦人科に相談しに行くと、「自律神経」が原因かもと言われました。自律神経を整える方法について調べ実践していくうちに、だんだんと体調に変化が!?息子のチック症発症をきっかけに婦人科を受診とにかく不調続きの私の半生高校生のころから生理痛がひどく、社会人になってからは生理前のPMSも加わり、生理やホルモンバランスの変動に振り回されてきました。ピルなども試しましたが、どれも体に合わずに断念。40歳になってからは、不調がさらに悪化。排卵日前後には体中が痛くなり、気分が落ち込む。排卵が終わればPMSでイライラしてネガティブに。生理が来れば、激しい腹痛と吐き気、腰の痛み。生理が終わるころには、体中の鉄分がなくなってしまったかのように貧血っぽく、常時めまい、吐き気、ぐったりして寝込む……。1カ月のほとんどが不調の連続です。なんとか折り合いをつけながら生活していたものの、離婚してシングルになり、息子が不登校で引きこもりになったため、私も家でぐったり寝込んだりイライラしたりしているわけにはいかなくなりました。繊細な息子は私の精神状態を敏感に感じ取り、ストレスからチック症を発症してしまったからです。このままではいけないと思った私は、婦人科を受診することにしました。婦人科で言われた思いがけない言葉に涙不調を改善するため勧められたのは、子宮の入り口に装着して直接ホルモンが作用するという薬でした。この薬は生理中の出血や腹痛を軽くするものだそうです。また、排卵日前後とPMSの不調については、ホルモンバランスを整える漢方で様子を見ましょうということになりました。残る対策は生理後の不調です。生理後の貧血による不調がつらいので、鉄分を補う鉄剤を処方してほしいと私が言うと「採血してみましょう」と医師。採血の結果、貧血はなく、「貧血ではないので鉄剤を飲んでも症状の改善には有効ではないです」と言われました。え? と私はがく然としました。私はどうにかしてこの不調を治したいと思って婦人科に来たのだから、このままじゃ引き下がれないと思い、「シングルで、ひとり息子が不登校で、今日婦人科に来るのもやっとだったんです。発達障害で、チックも発症してしまって……」と、関係ないことまで話しました。すると、「それは大変ですね。体調が悪くなるのは当然です。元々ある不調に精神的ストレスが上乗せされますからね。ひどくて当然。大変ですね」と医師。思いがけない言葉に、涙が出てしまいました。原因はストレス! 自律神経の乱れのせいホルモンバランスのせいで体調不良になっていると勝手に思い込んでいたけれど、私の場合は精神的なストレスで自律神経が乱れ、さらに不調がひどくなっていると医師に教えてもらいました。また、貧血のようにめまいが起きる原因は、「起立性低血圧」ではないかとのこと。これもストレスから起こる自律神経の乱れが原因の1つらしいです。私は早速、ネットで「自律神経整える」と検索したり、図書館で本を借りて読んだりしました。そして、自律神経を意識した生活を心がけるように。私が意識したことを簡単にまとめると、・深呼吸をする・ゆっくり動いて生活する・笑顔を作る・朝日を浴びる・軽い運動・ストレスを解消する工夫まず効果を実感したのが、深呼吸でした。気持ちが落ち込んで寝込んでしまったとき、ゆっくり深呼吸してみたのです。すると、目の前の霧が晴れたようにスッキリしました。お風呂でもゆっくり深い呼吸を意識しながら体を洗い、頭を洗いました。すると、毎回お風呂から出たあとはぐったりして座り込んでしまっていたのに、それがなくなったのです。また、意識して笑顔を作ることで、自然と楽しい気持ちになることも実感しました。まとめ心と体はつながっているという言葉をよく聞きますが、私はこのことを改めて再認識しました。私の場合、ストレスを感じて常に呼吸が浅くなっていたのかもしれません。深呼吸することによって、肺をはじめ体の隅々に酸素が行き渡ったように感じ、体や脳が動くようになりました。こんな基本的なことができていなくて、自律神経がうまく働かなかったようです。体調が悪いからなんとかしなきゃという焦りも、もしかしたら症状を悪化させてしまっていたのかもしれません。排卵日前後や生理前に体調が悪くなる日もありますが、前に比べると本当に快適に生活できるようになりました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。マンガ/山口がたこ著者/こんにゃく(40歳)40歳のシングルマザー。フリーランス。発達障害の一人息子は現在不登校真っ最中。毎日毎時間、いかに幸せに暮らすかを模索することが趣味。東京から大阪に移住し、山の風景に心癒やされる日々。
2022年06月22日ある日、わが家にママ友家族が遊びに来て息子は現在小学2年生。3歳のときに自閉スペクトラム症と知的障害の診断を受けました。性格は真面目で優しく、面倒見も良いですが、情緒が不安定なところがあり、不安なども感じやすいです。ある日わが家に、同じ賃貸マンションに住んでいるママ友とママ友の息子くん(3歳)、と娘さん(1歳)が遊びに来ました。みんなで楽しくお菓子を食べたり、アニメを見たり、楽しい時間を過ごしていました。そのうち、ねんど遊びをしようという話に。しかし息子は「やりたくない!」と言って拒否。仕方ないので、息子には違う遊びをしてもらい、私、ママ友、ママ友の息子くんと娘さんの4人でねんど遊びを始めました。Upload By 発達ナビ編集部しかし、息子はその様子が面白くなく…構ってほしい気持ちからか突然台所からハサミを持ってきてなんと自分の服を切り出しました!Upload By 発達ナビ編集部注意が引き金になり、情緒不安定にママ友の子どもたちもいるので私は焦って「ハサミは危ないよ!使いたかったらお母さんに言ってね」と注意をしました。そうするとその注意が引き金になり、息子は情緒不安定に…先ほどまで楽しく遊んでいた表情がみるみる豹変し、「あっちいけ!来るな!」とすごい形相で私をにらんできました。Upload By 発達ナビ編集部ママ友たちの反応は…突然ハサミで服を切りだした息子を見て、ママ友は最初「うちも洋服やカーテンを切ったことあるよ」などとフォローをしてくれていましたが、息子の変わり様を見て恐怖を感じてしまったようで息子を直視することができない様子でした。ママ友の子どもたちも突然のことにびっくりしたようで、あっけにとられていました。私は息子の特性を理解していますし、情緒不安定になることもよくあることなので慣れていましたが、やはり定型発達の子どもを育てるママ友にとってはこのような出来事は「怖い」につながってしまうんだな…と思いました。ママ友にはあらかじめ息子の特性などは説明をしていましたが、やはり言葉での説明と実際に見るのでは違ったようです。私は引いているママ友に対して「驚かせてごめんね。でも現実はこんな感じなんだ。周りに発達障害の子どもがいたら、優しく見守ってほしい」と声をかけました。ママ友は「分かった」と言ってくれましたが、やはり当事者家族しか分からないことはあるんだろうな…と少し切ない気分になりました。その後ママ友一家は遠方に引っ越してしまい、それっきり疎遠となってしまいました。Upload By 発達ナビ編集部息子を育て、今思うこと現在息子は小学生になりましたが、やはり育てるには苦労の連続で大変でした。ですが、それと同時に息子はとても可愛く、愛おしい存在です。そして一番苦労をしているのは息子本人だということも理解しています。今後も私たち親が高齢になったり、親なきあと問題などで私たち家族には課題や困難がたくさんあるでしょう。それを解決するには、やはり当事者家族だけではなく、地域の方の理解や見守りなどが不可欠だと思います。障害のある人が一生を安心して暮らせるように、もっと発達障害について講演会や説明会、発達障害のある人たちとの交流会などを行い、周りの人が発達障害について理解ある環境になることを願っています。(監修:井上先生より)家に小さな子が遊びにくると、どうしてもその子たちが中心になってしまいます。最初はもてなそうという気持ちがあっても、いつもは自分の家、自分のスペース、自分のお母さんなのに取られてしまった…と次第に嫉妬してしまう気持ちが出てきてしまったのかもしれないですね。お子さん自身も、自分の予想以上に強い感情が生まれてしまい、つい衝動的にしてしまったことかもと思いました。親としては「落ち着いてから話せば分かってくれる」と思っていても、ママ友やお友達がいる手前、その場で叱らないといけないという葛藤もあるでしょう。このような避けがたいトラブルに対して、子ども自身や親御さん自身が自分のことを責めないことが大切かと思います。コラムに書いていただくことで、お子さんと親御さんにとって、成長とともに乗り越えていける経験の一つと思えるようなエピソードにしていただければと願っています。エピソード参考/こんげろイラスト/taekoあなたのエピソードもコラムになるかも?体験談募集中!保護者の方が日々子育てをする中で「こんなトラブルがあった」「こんなハプニングがあった」など悩みはつきないと思います。そんな発達ナビユーザーのみなさんの「困った」エピソードを募集しています。テーマは「反抗期・思春期」「自傷」「学習」「不登校」「ゲーム」「不器用」「ママ友・保護者」「ご近所トラブル」などに加え、今回より「パートナーや両親(義両親)、親族間トラブル」「冠婚葬祭」のお悩みも追加募集!パートナーなどとの意見の相違、冠婚葬祭でのルールが分からない、反抗期による親との言い争い、癇癪を起こして自分の頭を叩く、地団太を踏むなどの自傷行為…読み書きや計算の困りはもちろん、授業を落ち着いて受けられないなどの学習の悩み…行き渋りや不登校などの悩み…いろいろなお悩みエピソード、お待ちしております。お寄せいただいたエピソードの中から数作品、発達ナビの連載ライターさんにコラムとしてコミックマンガエッセイ化していただき、発達ナビで公開いたします!あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、SNSなどではなかなか言えないような家族やママ友とのトラブルまで。いろいろな「困った」エピソードをぜひ教えてください。
2022年06月19日発達ゆっくりな娘、初めての社会へ発達グレーゾーンの娘は去年の4月、年少さんになりました。入園した当時、娘は3歳半ごろ。単語もたくさん出始め、意思疎通がなんとなくできるようになりました。とは言えスラスラ話せるわけではなく、同じ月齢の子と比べたら明らかに発語はゆっくり。ある日、娘を教室まで送ると、子どもたちが自分の持ち物を一斉に自慢してくれました。Upload By とまぱん私は子どもたちのおしゃべりの上手さにびっくり。みんなこんなに自分の言いたいことをちゃんと言葉にできるんだ、と驚きました。それと同時に、こんなに発達の度合いが違う中で娘に友達ができるのだろうか、仲間はずれにされたらどうしよう、と一気に不安が膨らんでしまいました。入園後すぐに激しい登園渋りで疲労困憊娘の登園渋りはとても激しく、制服なんて着せられませんでした。着せられたとしても暴れる鯉状態で、紐でぐるぐる巻きにしない限り連れて行くのは無理でした。こういうときは行くのを諦め、幼稚園に休む電話をするのですがこの電話が私には苦痛で…。初めは体調不良でと言ってましたが、途中から正直に「娘が行き渋ってしまい…」と話しました。そうすると電話に出た先生は「お昼からもし来られたら来てね」と気遣って言ってくださるのですが、変に真面目な私は「お昼から行かせなきゃ!」と思ってしまい。そうしてまたお昼ごろ登園を試みてまた激しい拒否をされ、2倍の疲れを味わうのでした。幼稚園を休んで家で楽しく過ごしている娘を見て、私は複雑な気持ちになり娘に優しくできませんでした。Upload By とまぱん「みんなと同じように幼稚園へ行ってほしい」「もう娘と家に二人っきりはつらい」と…。でも娘が幼稚園を拒否する気持ちも分かります。急に親と離れて大勢の知らない人たちの中で過ごさなければいけないし、周囲の子たちは自分より成長も早くて。娘なりの疎外感、恐怖があるのかなと…。娘に寄り添おうとしてる気持ちと、幼稚園に行かないことへの焦りとで感情がごちゃごちゃでした。教室の前で大声で泣きわめく娘。そんな中、先生に助けられ…どうにか制服に着替えさせ、幼稚園に登園できた日のこと。教室の前で私と別れるときに案の定、泣きわめいてしまいました。娘は声がものすごく大きいので一気に注目の的に。ほかのお母さんからの視線が痛い….。すると先生が教室から出てきて娘に声をかけてくれました。先生「ほらとまちゃん見て、鯉のぼり大きいね~いろんな色のがあるね。とまちゃんは何色のが好きかな?」少し落ち着き始めた娘。また離れるときは泣いてしまいましたが、この時期は何度も先生に助けられたのを覚えています。Upload By とまぱん「ママも幼稚園嫌いだったよ」正直に言った私の言葉に娘は…?「幼稚園行きたくない!!」ある日いつものように登園を渋っていました。そのとき私は「今日給食ハンバーグだよ」とか「お友達待ってるよ」とか声をかけていました。心の中でこんな子ども騙しな言葉は効かないよな~と思いつつもそんな言葉しか思いつかず。こんなに嫌がってるのにハンバーグだからって行く!ってなるわけがないし、そもそもハンバーグそこまで好きではないし。「お友達待ってるよ」って言ったけど娘を心待ちにしてくれるような子がいるか分からない。そもそもお友達と呼べるような子がいないかもしれない。こういう良かれと思った言葉かけが、逆に子どもの心をえぐることもあります。私は子どものころ、こういう大人の薄っぺらい言葉が嫌いでした。なのに自分が大人になって同じことを言っている。今になると分かりますが、あのときの大人は何と言ったらいいか分からなかったんだなと思いました。私は正解の声かけが分からないので正直な気持ちを娘に言いました。Upload By とまぱんすると愚図っていた娘は急に静かに。何か考えてるようでした。そのあと、幼稚園までずっと抱っこではありましたが、その日は無事に登園してくれました。もしかしたら自分の気持ちを分かってくれたと思って安心したのかもしれません。年中さんになった今。娘の登園渋りは?現在娘は年中になり、年少のころのような激しい登園渋りはなくなりました。とは言っても毎朝「幼稚園行きたくない。今日は○○へ遊びに行きたいの!」と言ってます(笑)でもなんだかんだ制服を着ると、幼稚園に行くスイッチが入るようで。私自身も前の晩に、次の日登園させるのが苦痛で思い悩むということはもうなくなりました。登園時間に年少さんが泣いているのを見ると、とても懐かしくなります。当事者だったときは本当につらかったのですが、ほかの子の行き渋りはこんなに微笑ましく感じるものなんですね…。また、心配していたお友達関係はというと。年少の夏くらいから徐々にお友達ができたようでした。成長がゆっくりだからか娘の手助けをしてくれる女の子が何人かいて。ある日、教室まで送ったときのこと。Upload By とまぱんUpload By とまぱん教室の中にいた女の子がとまちゃんに気づき、ほかのお友達にも声をかけてくれ、何人か迎えに来てくれました。娘も少し嬉しそうな表情に。娘の行き渋りは先生だけではなくお友達にも助けられました。まだまだぐずったり喜怒哀楽の激しい娘ですが、今年は鯉のぼりを見ながら娘の成長を感じたのでした。Upload By とまぱん執筆/とまぱん(監修:鈴木先生より)登園・登校渋りの原因としては集団の多さによる視線恐怖や音過敏が多いと思います。徐々に周りの音や集団の視線に慣れたのに加え、お友達が声をかけてくれるようになったのが大きな救いだと思います。園に一人でも「味方」がいれば安心できるのです。すぐに友達やママ友をつくれる親子もいれば、1年経ってようやく仲間に入れる親子もいます。小学校の不登校も同じです。休日に近所でみんなと遊べれば、「明日また学校で遊ぼうぜ」の一言で行けるようになったお子さんもいます。注目されるのが好きなASDのあるお子さんであれば、その子の名前で声をかけてあげて注目してあげると良いですね。仲間づくりが不登校解決の一つの方法だと思います。ASDのあるお子さんは一人を好みますが、やはり不安なので誰か仲間がいるだけでその不安もとれるのではないでしょうか。仲間は同級生でなくても先生や上級生・下級生でもいいのです。
2022年06月16日学校のコロナ対策で、過剰な負担が減った子・親・先生たちこんにちは。『発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換』ほか、著者・楽々かあさんこと、大場美鈴です。突如現れた未知の新型コロナウイルスのために、全国一斉休校措置となった、あの2020年春の緊張感を思い出すと、最近の「少しずつ、コロナ前の日常を取り戻しつつある」空気感を、私はとても嬉しく思っています。当時元気がなくて心配していた長女も、このころは毎日放課後、近所のお友達と外で走り回って遊べるようになりました。その一方で、長女の公立小学校では、運動会に向けて長時間の事前練習が始まったり、PTA講演会の動員が再開されたり…と、私には非合理的に思えることも一部で復活の兆しを見せており、「コロナを機に改善されたことも、また、元に戻ってしまうのではないか」という心配もしています。長男・次男の小学校時代、まずは自分たちでできる努力や工夫をした上で、私は合理的な配慮について学校側と相談してきましたが、公教育の体質的・制度的な大きな壁にぶつかり、「よほどのことがない限りは変われないだろうな」と諦めた部分も多々あり、長男・次男は私立中学受験を選択しました。その、「よほどのこと」が起きたのが、新型コロナウイルスの感染拡大です。新型コロナウイルス対策を機に合理化・効率化されたことのうち、発達障害・不登校傾向のある子など、学校生活に特に負担を感じやすい児童生徒を始め、多くの子どもたち・先生・保護者にメリットがあり、「ぜひ続けてほしい」「もとに戻さないで」と私が願う公教育の変化を5つ挙げます。立場や考え方によって、「旧来の方法のほうがよい」と思われる方もいらっしゃるでしょう。多様性を考えるひとつの視点として記させていただきます。1.オンライン授業の定着公立小中学校でのICT教育の推進は、政府のGIGAスクール構想の前倒しなどで、ひとまずはほとんどの児童生徒にタブレットが配布され、うちの小学校も全教室でWi-Fiが使えるようにもなりました。ただし、その活用度合は、「去年の担任の先生はタブレット沢山使ったけど、今年はあんまり使わない」などと長女が話すように、学習に十分に活かせている場合もあれば、未だに「持ち帰り訓練をするだけ」なんて場合もあり、地域・学校・先生による状況のようです。オンライン授業も、公立に通う長女は試験的に一度15分のホームルームが行われたのみですが、長男次男の私立学校ではすでに授業ノウハウがすっかり定着しています。学校間のICT格差がかなり開いているように感じます。それでも、感染拡大の局面でニュース等で報じられたような、教室の密を避けるために一部の学校で試験的に行われた、対面授業とオンライン授業が選択できる「ハイブリッド型の授業」の試みに、私は公教育への希望を感じました。コロナの影響で不登校の子も増えていると聞きますが、ハイブリッド型の授業が全国的に広まれば、不登校やいじめ、感覚過敏などで「教室にいるのがつらい」と感じる子の学びの選択肢を増やすことができます。離島や過疎地域などに住む通学負担が大きな子どもや、病気やケガで長期間登校できない子どもなどへの学びの保障にもなります。また、地震などの災害リスクに加えて、近年は気候変動の影響で、「危険な暑さ」の猛暑日や、台風・豪雨・豪雪などの異常気象が増え、徒歩通学の子ども達がとても心配になることもありますし、感染症の流行は新型コロナウィルスだけに限りません。最低限、各校でオンライン授業のノウハウを絶やさずにいれば、コロナ以外の理由でも、臨機応変にオンライン授業に切り替えられるので、子ども達の命や健康を守りながら、学びを止めずに済みます。2.デジタル教科書の普及2024年度より本格導入予定の「デジタル教科書」も、LD(学習障害/学習症)のある子どもの読み書きがラクになったり、忘れ物が多い子の心配事が減ったり、教科書すべてがタブレット一台に入れば子どもたちの過重なランドセルの負担を減らせたりできるので、私は大いに期待を寄せています。ですが、文部科学省の「デジタル教科書の今後の在り方等に関する検討会議第一次報告」(2021.6.8公表)によれば、デジタル教科書の発行状況は小中学校ともに約 95%に達しているものの(R3年度現在)、児童生徒への普及状況は「公立学校全体では 7.9%、公立の小学校では 7.7%、公立の中学校では 9.2%、公立の高等学校では 5.2%となっている」(R2.3.1.現在)とのこと。つまりは、「モノはあるけど、使いこなせていない」状況で、まだまだ十分な活用の実践例が不足しているようです。それでも、コロナを機に教育現場が重い腰を上げて、一歩でも二歩でも、導入の歩みを進めた実績は大きいでしょう。デジタル教材を十分活用できれば、個別最適化された学習もしやすく、宿題も「音読・漢字書き取り・計算ドリル」以外の選択肢を増やせるので、デジタルネイティブの子ども達の学習意欲と効率がUPするのではないでしょうか。そして、みんなが文房具のように学校でタブレットを使いこなしていれば、LDのある子どもが教室に持ち込んでも、誰も「〇〇さんだけズルい」だなんて言わないでしょうし、先生方がIT機器の取り扱いに慣れれば、親も理解を得るために何度も学校側と交渉しなくて済むハズです。多忙な先生方にとっても、デジタル教材の活用で、板書や教材作り、プリント配布や採点、提出物のチェックや検温記録の管理などの負担も減るでしょう。文部科学省|デジタル教科書の今後の在り方等に関する検討会議第一次報告3.学校行事の工夫と効率化ここ数年、多くの小中学校で、運動会や学習発表会などの行事を規模縮小しながらも、試行錯誤でなんとか工夫して実施していたことと思います。今年度から、手洗いや消毒などはしつつも、「コロナ前と同じ形」で、運動会が実施される学校もあると思いますが、これは、保護者によって賛否が分かれるのではないでしょうか。例えば、運動会での迫力ある組体操や、一糸乱れぬ動きの集団ダンスなどを観て感動する方もいれば、ケガや熱中症が心配だったりで「そこまで求めていない」という方もいるでしょう。そして、以前は子ども達も先生方も、一ヶ月以上前から膨大な時間をかけて、運動会の練習を積み重ねていました。率直に言えば、小学校の運動会の季節は、上の子たちも私も憂鬱でした。なぜなら、その時期は休み時間を削りながら炎天下で事前練習が続き、子どもの心身に大きな負担がかかるので、毎年決まって登校しぶりが続いたからです。また、疲れや不満が溜まるのは他の子も同じなので、運動会の前後はトラブルが発生しやすく、いじめ要注意の季節でもありました。ところがこの数年は、先生方は運動会の競技をさほど練習の必要がないレクリエーション的な内容に工夫してくれ、子ども達の心身の負担やトラブルも減りました。私は、「徒競走はみんなでゴール」などと言わずに、運動が得意な子には活躍の場を与えてあげて欲しいですし、みんなでひとつのことに向かって協力することは子どものソーシャルスキルや心の成長にも繋がりますから、運動会自体はぜひ実施していただきたいと思っています。でも、過剰な事前練習が必要だったり、安全面で不安があったり、整列や入退場の練習を繰り返したりすることはこれを機に見直し、より負担の少ない方法を継続してほしいですし、そのためには、保護者の側も学校行事に過剰な期待を寄せないであげて下さい。特に、運動が苦手な子どもは、危険度・難易度の高い競技や、「みんなの動きがピッタリそろうまで」ダンスの練習をすると、心身に過剰な負担がかかる上、自分ができないせいで他の子どもたちの練習量までが増えれば、つらい思いをします。体力がなかったり、感覚過敏などがある子どもは、大音量の音楽に合わせて何度も練習したり、身体接触の機会が多かったり、休み時間に休めないことが一ヶ月以上も続いたりすると、本番当日までに疲れ切ってしまいます。先生方も、ただでさえ人手不足で多忙な中、日々の感染症対策まで追加されている上、更に学校行事に多くの労力を費やすと、子ども達に余裕のある接し方ができなくなるかもしれません。この数年間のような工夫された運動会が定着すれば、児童生徒・先生方の負担が減り、保護者も、早朝から席取りや大人数分の弁当作りに追われたり、妊婦や乳幼児連れの親が長時間炎天下で立たなくて済みます。同様に、学習発表会などの事前練習の負担の大きな学校行事は、効率のよい方法を柔軟に続けて頂ければ、学校側も新しい学習内容や感染症対応で圧迫されている授業時間に、少しは余裕ができるのではないでしょうか。子どもたちも先生方も、休み時間は休みましょう。4.全校集会などの合理化長女の小学校では体育館での密を避けるために、全校集会がビデオ会議システムを使った各教室での「オンライン集会」に変更されました。長男は私立中学に入学して、まず真っ先に「全校集会で体操座りをしなくていい」ことを、嬉々として報告してきました。ADHD傾向のある彼にとって、小学校の体育館の硬い床の上で、狭いスペースに長時間姿勢を崩さずに黙ってじーっと座り続けることは、心底苦行だったようです。長時間体操座りをしなくて済めば、成長期の子ども達みんなが、体への負担を減らすことができるのではないでしょうか。また、全校集会のために、全児童・生徒を廊下に整列させて移動する時間の短縮にもなりますし、先生方の準備や後片付けの手間も減らせます。こういった、小さな負担の積み重ねを1つでも2つでも減らして、合理化していくことで、学校の印象は徐々に柔らかく変わっていくと私は思っています。5.欠席のネット連絡と書類のペーパーレス化子どもの欠席時、コロナ前は連絡帳を近所の子に手渡しする方式でしたが、接触機会の感染リスクを避けるため、うちの子が通う小学校では「欠席連絡専用メールアドレス」ができました。ほかにも、専用のグループウェアやSNSなど、「連絡帳以外の方法」で欠席を伝えることが可能になった学校は多いと思います。「正直、もっと早くやってほしかった!」……と、思う保護者は多いのではないでしょうか。なぜなら、連絡帳を手渡しするために、朝の忙しい時間に他のお宅を訪ねることは、預ける側・受け取る側双方の負担になるだけでなく、「帰り」も誰かが欠席した子の家に立ち寄る必要があったからです。特に、低学年や、部活や塾のある子どもや、自宅同士が離れた子どもが遅い時間に1人で立ち寄るのは、防犯面でも心配でした。そして、不登校傾向のある子とその親にとって、「連絡帳の手渡し」は、大きな心理的負担になっていたことと思います。うちでは次男が小5の時、学校に行けない日が続いた時期がありました。私は毎朝、連絡帳を同じ登校班の子に預けにゆき、帰りも同級生の女の子が遠回りして連絡帳をうちに届けてくれましたが、本当に申し訳ない気持ちでしたし、次男自身も、そのことをとても気にして負担に思っていたようです。また、ほかのお子さんに連絡帳を預けると、登下校中などに、ちらっと「中身」を見てしまうこともありました。時折、連絡帳には、発達面での気がかりや、クラス内の人間関係に関することなど、担任の先生にデリケートな相談内容を書くこともあるので、他のお子さんに預けるのは少々不安でした(以降、デリケートな相談内容は封書にするか、「お手すきの時にお電話頂けますか」とだけ書くようにしました)。これらの悩みを一発解決したのが、欠席のネット連絡の導入です。ありがとうございます。また、うちの子どもの小学校では、ネット連絡と同時に書類のペーパーレス化も進みました。子どもの欠席時の他、忘れ物の多い子や、仕事で多忙な保護者や、(私のように)書類の整理が苦手な保護者も、学校からのお便りがネットでいつでも閲覧・ダウンロードできるようになったので大助かりです。教頭先生も「紙代とインク代が大幅に節約できるし、担任の先生が各教室で紙を配る手間も減らせてよかった」とおっしゃっていました。また、PTAの議決やアンケート回答も、ネットから回答フォームで送信できるようになったので、集計作業はもう不要です。コロナ前には戻さないで。学校を誰もが頑張りすぎない環境へ。コロナ以前は、学校生活のあらゆる場面で、子ども・先生・保護者に過剰に負担がかかっていた状況だったように思います。それでも、なかなか柔軟に変われない印象を受けていた公教育の現場が、未知の感染症への対応を迫られたこの数年間は、学校をどんな子にとっても合理的で過ごしやすい環境に改善する千載一遇のチャンスでもありました。何度も小学校側に理解や配慮を相談してきた私には、「ここで変われないことは、もう二度とムリかも」とすら思えます。そして、学校を負担に感じているのは、発達障害・不登校傾向のある子だけではありません。多くの子ども達・保護者、そして先生方が、様々な事情を抱える中で、無理をし続けているのです。子ども達の笑顔につながること以外は、どうか、コロナ前に戻さずに、学校を誰もが負担なく、頑張りすぎない環境に改善されていくことを、社会全体で許容してあげてほしいと、私は切に願ってやみません。文:大場美鈴(楽々かあさん)(監修:井上先生より)新型コロナの流行は私たちの社会や学校にとって大きな衝撃でしたが、デジタル化や遠隔での授業の浸透、行事の簡素化など、革新的な面も多くもたらしました。楽々かあさんの言われる通り、これらの変化の中にはコロナ収束後もニーズの多様性への対応として重要なヒントが含まれています。地域や学校の実情に合わせて、ぜひ継続して欲しいと思います。このコラムを書いた人の著書大場美鈴(著),『発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた 楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換』あさ出版, 2020.6.27
2022年06月14日はじめての児童館。はじめて会う親子娘は2歳前ころから癇癪が激しく、私の悩みの種でした。そんな娘が1歳10ヶ月のときのお話です。私たち親子はよく公園には遊びに行っていたものの、ほかの親子に会うことが少なく、出会いを求め、近所の児童館に遊びに行きました。残念ながらその日、ほかの親子はおらず、私と娘の貸し切り状態。娘はお家にはないおもちゃや、広々としたスペースで楽しそうに遊びはじめました。(これはこれでいいかも!)と私も思い、親子で遊ぶことにしました。翌日も同じ児童館へ。その日は先に2歳半の男の子とママが遊びに来ていました。娘はおままごとのおもちゃで、男の子は滑り台で別々に遊んでいました。そんな子どもたちを見守りながら、私と男の子のママはお話をしていました。私は地元を離れて子育てをしており、当時周りに友人がおらず、夫以外の大人と話をする機会が本当に少なかったので、久しぶりに大人と会話ができることがとてもうれしかったことを今でも覚えています。娘と男の子は、はじめはお互いの様子を伺い別々に遊んでいたものの、だんだんと近くで遊ぶようになり、二人でおままごとのおもちゃで遊び始めました。Upload By 発達ナビ編集部おもちゃの取り合いで癇癪発動!おままごとのおもちゃの中には本物そっくりのマヨネーズのおもちゃがありました。押すと中身がピュッと飛び出してたのしいおもちゃ。ところがそのマヨネーズは1つしかありませんでした。娘も男の子もそのマヨネーズにロックオン!取り合いがはじまってしまいました。私も男の子のママも「順番に使おう」とわが子に声をかけましたが、うまくいかず…。大人二人がアワアワしている間におもちゃのひっぱり合いになってしまい、男の子がおもちゃを獲得しました。そして、娘の癇癪が発動…!Upload By 発達ナビ編集部このころ娘は一度泣き始めてしまうと大声で叫びながら1時間ほど泣き止まないことがしばしば。「ぎゃ~!」と泣き叫ぶ娘に、男の子のママはとても驚いていました。男の子のママ「ごめんなさい!!○○、ひっぱっちゃダメでしょ!貸してあげて!もう本当にごめんね」私「いえいえ、こちらこそすみません。こんなに泣かなくてもと思うんですが…本当にすみません」娘の泣き声にかき消されながらも大人二人で謝り続けていました。男の子はマヨネーズのおもちゃで少し遊んだあと、また滑り台で遊び始めました。男の子のママが、マヨネーズのおもちゃを渡してくれても大声で泣き続ける娘。抱っこも拒否され、「こっちのおもちゃで遊ぼう?」「絵本読む?」「おやつを食べる?」など空気を変えようとしてもダメ。とても気まずい空気になってしまいました。娘が大泣きする空間の中で、遊びにくくなってしまったようで「もう帰ろう」と男の子。男の子のママは気まずそうに「本当にごめんね」と言いながら帰っていきました。Upload By 発達ナビ編集部おもちゃの取り合いは、みんなが通る道?”おもちゃの取り合いは、みんなが通る道”と思いながらも、児童館での娘の止まらない癇癪と、はじめて会う親子を困らせてしまったことにはこたえました…。この経験はつらかったものの、”子ども同士で遊ぶ機会をつくりたい”と思っていた私は、数日後また同じ児童館に行ってみることにしました。私たちの行く時間がほかの親子とずれているのか、貸し切りのことがほとんどでした。少しだけホッとする自分と、娘にほかの子とも交流してほしいな…という気持ちがありました。別の日、また児童館に行くと2組の2歳くらいの女の子とママが遊んでいました。しばらくすると…娘と一人の女の子が、1つのおもちゃにロックオン!その日はひっぱり合いにはならなかったものの、ヒヤヒヤするやり取りが続きました。(また癇癪を起こしてしまったらどうしよう…)と私は心配になり、早めにお家に帰ろうと娘に提案しました。すると「帰らない(怒)!!」と娘の癇癪がはじまってしまいました。(ああ〜失敗しちゃった…)そう心の中で言わずにはいられませんでした。前回の経験から娘がなかなか泣き止まないと、ほかの子が遊びにくくなってしまう…ということが気になりその日は泣き叫ぶ娘をそのまま抱いて家に帰りました。そして、また別の日は、これまたはじめて会う男の子とおもちゃの取り合い、そしてまた癇癪を起こした娘。このようなことが続き、(室内でお友だちと遊ぶのは、娘にまだ難しいのかも?)と思いました。児童館はもう諦めた!公園に遊びに行くと…児童館は娘が癇癪を起こすきっかけが多すぎて、諦めました。きっと屋外だったらまだましだろうと思い、出会いを求め公園に遊びに行くことにしました。しかし公園に行けば行ったで、スコップやバケツの取り合いになってしまう娘。2歳ごろからは、おもちゃの取り合いなどなく遊べたとしても、「そろそろ帰ろう」と私が言うと、毎回癇癪を起こすようになってしまいまいした。娘の泣き声はそれはそれは大きな声で、周りの人も慌ててしまうほど。でも一度癇癪を起こしてしまうと、気持ちを切り替えることが難しく、収まるのを待つしかないので、外で癇癪になってしまうとそれはそれは気まずいものでした。Upload By 発達ナビ編集部娘が癇癪を起こすきっかけに室内、屋外は関係ないのかもしれない…。ほかの親子との出会いを求めていた私でしたが、娘の癇癪を起こす頻度が上がるごとに、ほかの親子がいないタイミングで公園に行くことが多くなりました。お友達とトラブルを起こしがちな娘を見て(娘はまだお友だちと遊ぶことを求めていないのかもしれない)とも思いました。それ以上に娘がいつ癇癪を起こしてしまうかドキドキしながらほかの親子と遊ぶということに私はとてもつらくなっていました。それでもやっぱり外に行きたい!児童館も、公園も穏やかに過ごすのは難しい。でも家の中で長時間過ごしていてもまた娘はよく癇癪になりました。娘はやっぱりお外に行きたいんだろう、というのもありましたし、私もまた二人きりで家で過ごすことに限界を感じていました。そこで、私は娘と近所中をお散歩をすることにしました。私が「もう帰ろう」と言うと娘は癇癪を起こすので、娘が自分で「おうちにかえる」と言うまでとにかく歩き続けました。朝10時に家を出て、お弁当を持って行ったり、パン屋さんのテラスでお昼にすることもありました。娘が「帰ろう」と言うのは、だいたいいつも夕方になってから。この当時はほぼ毎日朝から夕方まで私たち親子はお散歩をして過ごしました。娘は癇癪を起こすことがかなり減り、穏やかに過ごすことができました。ただこの時期の子育てはちょっと孤独だったな〜と思います。現在は10歳になった娘。やっぱりスイッチが入ると癇癪を起こすことはありますが、8歳ごろから、その頻度はめっきり減りました。言葉で説明すれば分かるようになった6歳ごろからは、私(母)とのやり取りがきっかけで癇癪を起こすことはあっても、お友達に自分の思いを言葉で伝えることができるようになり、仲良く遊べるようになりました。私もママ友が増え、孤独な気持ちは薄れてきたように思います。悩んでいたあのころの自分に「大丈夫だよ」と伝えてあげたいです。エピソード参考/カワカワイラスト/keiko(監修:三木先生より)毎日朝から夕方まで、大変お疲れ様でした。本人が気持ちを切り替えられるようになるまで、あるいは言葉が分かって説明できるようになるまでは、癇癪という形で表現するしかなかったんですよね。大きくなってご本人も楽になったと思います。これから親子ともにつながりが広がっていくと良いですね。あなたのエピソードもコラムになるかも?体験談募集中!保護者の方が日々子育てをする中で「こんなトラブルがあった」「こんなハプニングがあった」など悩みはつきないと思います。そんな発達ナビユーザーのみなさんの「困った」エピソードを募集しています。テーマは「反抗期・思春期」「自傷」「学習」「不登校」「ゲーム」「不器用」「ママ友・保護者」「ご近所トラブル」などに加え、今回より「パートナーや両親(義両親)、親族間トラブル」「冠婚葬祭」のお悩みも追加募集!パートナーなどとの意見の相違、冠婚葬祭でのルールが分からない、反抗期による親との言い争い、癇癪を起こして自分の頭を叩く、地団太を踏むなどの自傷行為…読み書きや計算の困りはもちろん、授業を落ち着いて受けられないなどの学習の悩み…行き渋りや不登校などの悩み…いろいろなお悩みエピソード、お待ちしております。お寄せいただいたエピソードの中から数作品、発達ナビの連載ライターさんにコラムとしてコミックマンガエッセイ化していただき、発達ナビで公開いたします!あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、SNSなどではなかなか言えないような家族やママ友とのトラブルまで。いろいろな「困った」エピソードをぜひ教えてください。
2022年06月11日化粧品の通信販売を行っている株式会社 未来(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:山口 俊晴)は、自社で出版をしている大人のためのアートフルネス絵本「0(ゼロ)を生きる」を多くの方に知っていただくため、2022年6月からSNSイベント「YouTube読み聞かせ」を開始します。当社絵本『0(ゼロ)を生きる」を購入した方であれば、どなたでも参加できるイベントです。絵本『0(ゼロ)を生きる」を朗読した音声動画をYouTubeへ投稿していただき、再生回数、内容に応じて、毎月10件の優秀作品を選出します。優秀作品には、感謝の意を込め、1万円の「朗読代」を10名様(計10万円分)に差し上げます。アートフルネス絵本「0(ゼロ)を生きる」アートフルネスアートフルネス絵本とは、アートと言葉と香り通して「自分の本音」と向き合ってもらいたいというコンセプトで生まれた大人のための心をととのえるための絵本です。書店では販売せず宣伝は一切行っていないにも関わらず、FacebookなどのSNS口コミで、月1,000冊以上売れています。購入された方の多くは、頑張っている40~50代の方々でした。【読者の声】「生きることを、自分自身をそっくりそのまま応援してくれるいのちの応援の様な絵本だなあと感じました。」(住所不明/40代・女性・キャリアカウンセラー)「涙が出てきて、何度も読んじゃった。絵も絵の色合いもすごくいい感じで好きです。この絵本出してくれてありがとうございます。」(東京都/40代・女性・主婦)「ページごとに自分の心の奥深くにあるものが震えます。どこかずっと待っていたような不思議な言葉。誰にも共感してもらえなかった自分を癒してくれる。」(愛知県/50代・男性・経営者)頑張っているけれど、誰からも認めてもらえない「自分を愛してくれる絵本」として、共感を得ているようです。そこで、もっとこの絵本の良さを多くの方に知っていただき、頑張り過ぎて疲れている方々を応援するために、この絵本を朗読してもらい、拡散してもらうSNSイベントを開始します。題して、「YouTube読み聞かせ」。YouTubeでの再生回数、内容に応じて、毎月10名の方へ1万円、合計10万円の「朗読代」を差し上げます。多くの方の参加をお待ちしています。<「アートフルネス絵本」が生まれた背景>代表の山口は、保険のトップセールスマンから転身し、数々事業を創り、2008年に化粧品会社を創業。美容液「アイムピンチ エッセンス」をヒットさせ、50億円企業にまで成長させました。しかし、経済的な豊かさが満たされる一方で、本当の自分の人生を生きていない気がして、日々生きづらさ感じ、心のやすらぎ、心の豊かさとはなんだろうか?と考えるようになりました。そんな時、子供のための知育を目的とした絵本はたくさんあるけれども、大人のために書かれた絵本がないことに気づきました。生まれてから死ぬまでに感じるさまざまな想い、感情を提示し、考えてもらう、自分と向き合ってもらうマインドフルネス的な絵本が作れないか?と考え、そして生まれたのが「アートフルネス絵本」でした。アートフルネス絵本『0(ゼロ)を生きる』には、当社の本業である化粧品会社らしく、アートフルネスな読書タイムをより楽しんでいただき、自分を整えていただくために本の内容をイメージした香りを楽しめるアロマミストを付けました。いつでもどこでも、アートフルネス絵本を開くだけで、あなただけの空間をつくり、あなた自身に向き合う体験をお届けします。人生100年時代を豊かに、幸せに過ごしたいあなたへ。【イベントの概要】イベント名 : YouTube読み聞かせイベント参加ページ: 開催期間 : 2022年6月~1年間参加条件 : アートフルネス絵本『0(ゼロ)を生きる』を購入された方購入はこちら→ イベント内容 :アートフルネス絵本『0(ゼロ)を生きる』を朗読した音声動画をYouTubeに公開し、再生回数が増えるように拡散をしていただく。拡散方法は自由。朗読代 :毎月10件のYouTube音声動画を選び、1万円(源泉税込み)を進呈入選作品の選定方法:YouTubeの再生回数や作品の内容をもとに「絵本制作チーム」で協議し選定。毎月10日までに、前月の入選作品を公式ホームページにて公開。翌月は、既に入選した作品を除き、新たに入選作品を選出。違う内容の作品(音声動画)であれば、同一作者の再入選も認める。表現方法 :他の著作権に抵触しなければ、特に制約なし。動画なし、写真やテキストのみ。自由な発想で、絵本の世界観を表現してください。例)独自のオープニング挿入、朗読後の感想、歌唱、BGM、CG、顔だしなし、一人語り、複数人数での共演、人形、ヴァーチャル・キャラクターなど。使用許諾される著作物:参加登録することで、アートフルネス絵本『0(ゼロ)を生きる』のYouTube上での朗読、表紙や付属物の画像、アートフルネス絵本のホームページの画像。禁止とする内容 :絵本のスキャン画像そのままの掲載、公序良俗に反する写真・イラストの使用参加方法 :イベント参加ページ( )で内容を確認していただき、「エントリーボタン」より必要事項を記入。参加登録をお願いいたします。参加登録により、著作権の使用許諾が与えられます。入賞作品の展示 :アートフルネス絵本のホームページに、参加者YouTube音声動画へのリンクしたポータルサイトを設置します。 【商品概要】商品名 : アートフルネス絵本『0(ゼロ)を生きる』-Living at ZERO-価格 : 3,960円(1冊)、11,880円(3冊)、オリジナル・アロマミスト付き購入方法: ホームページからの購入のみ ※書店では購入できません。【絵本制作チーム紹介】文:由佐 美加子(ゆさ みかこ)野村総合研究所、リクルートで勤務した後、グローバル企業の人事部マネジャーを経て、2011年に独立、3年後に合同会社CCCを設立し現職。いい・悪い、正しい・間違っているという二元的な世界観に立脚した生き方ではなく、すべてが“ただある”という内なる世界の受容と自己愛を源とした「全体性」から生きるための智慧や手法を生み出し、統合して個人や組織の覚醒と進化を様々な形で支援している。10 年にわたり、年間250日以上ファシリテーターとして場に立ち、1000 人以上の個人セッションから見出した、HMTと名付ける無意識下にある内面世界を紐解くための技術を体系化。様々な切り口で経営者、企業のエグゼクティブや管理職、一般向けに分かち合い、個人と社会の意識の変容をもたらす活動をしている。また、新しい人間観を元にした親子向けの会員制コミュニティー、じぶん共創塾を主催。現在、合同会社CCC(Co-Creation Creators) 代表株式会社LLT(Life Living Technologies) パートナー主な著作:オットー・シャーマー著「U理論」(訳者)「ザ・メンタルモデル 痛みの分離から統合へ向かう人の進化のテクノロジー」「無意識がわかれば人生が変わる - 「現実」は4つのメンタルモデルからつくり出される -」「ザ・メンタルモデル・ワークブック 自分を観るから始まる生きやすさへのパラダイムシフト」 絵:樫内 あずみ(かしうち あずみ)絵描き。1994年愛知県知多半島出身。幼少期より、絵を描く事と植物が好き。霊能者の祖母を持ち、信者が出入りする家庭で育つ。信仰とは何か考える。思春期は不登校…、にも関わらず生徒会長としても活動していた。5年制の看護高校へ進学。19歳でバセドウ病発症後、再び不登校になり在学4年目で退学。絵を描き始める。引きこもり生活からの社会復帰も兼ねて、20歳で岡山県美作市の限界集落へ移住し、山で暮らす。長野県松本市で初個展を開催。その後上京。23歳で画家のマシマタケシと出会い、画家としての生き方に感銘を受け、作家活動を本格化。24歳の時に母と死別。亡くなる直前の母の姿が死生観に影響を与える。現在は絵画の可能性について追究し、手で直接触れることのできる「触れる絵画」と、即興で個人のために絵を描く「絵詠み」をメインに活動している。活動を通して、人々に「人生の宝物」を見つめる機会を提供し、自分の手で自分の人生を豊かにする人が増える事を願っている。結婚1年目。パートナーは児童養護施設出身者を支援するNPO職員。入選・受賞歴:2021年「第1回 SAWAKAMI ART CONTEST」銅賞2018年「Heart Art in Tokyo 2018 精鋭作家展」入選 Instagram: @kashiuchi_azumi企画編集:山口 俊晴(やまぐち としはる)株式会社 未来 代表取締役愛知県出身。妻一人子供二人犬一人。趣味はヴィーガンスウィーツ巡り。広告代理店のサラリーマンを1年経験後。保険ベンチャー、ファイナンシャルプランニングのベンチャー、出版ベンチャー、D2Cのベンチャーなど。すべて未経験な分野で0を1に変え失敗ゼロ。今もゼロイチをこよなく愛するスタートアップのプロ。現代のナポレオンヒルとも呼ばれ、自身が数多くの成功者にインタビューしてプロデュースした著書「すごい人の頭ん中」シリーズはアマゾン総合ランキングで3日間1位となり、累計10万部を超える。一人ひとりの独自の人生目的を見出し、無限の可能性を解き放つことに貢献することを人生の目的と考えている。【会社概要】株式会社 未来 所在地: 〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦1-17-26 ラウンドテラス伏見10階設立 : 2008年7月1日業種 : 化粧品などの販売 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月08日全国の小中学校の教科書に準拠したデジタル学習教材「天神」を企画・販売する株式会社タオ(本社:滋賀県草津市、代表取締役社長:黒澤 慶昭)は、創業30周年を機に、デザインのリニューアルを行いました。デザインリニューアルお子様の無限の可能性を表現した『宇宙』がテーマ。同時に、タッチ操作等のユーザー体験の改善、お子様の心理に配慮した改良、塾や放課後等児童デイサービス等の施設利用時における改良を行いました。●ユーザー体験を大きく改善。低学年児童にも使いやすく。指でのタッチ操作に適した画面設計をはじめ、学習画面までの大幅な起動時間の短縮、ユーザーカスタマイズ画面の刷新、お子様の年齢に応じた漢字/ひらがな表記の変更など、低学年児童にもストレスなくご活用いただけるようになりました。●不登校児にも優しく。お子様の心理に配慮した改良。学校のチャイムを連想させるような音響効果の廃止や、色覚多様性のお子様にも文字が認識しやすいコントラストを意識した配色、不正解音を嫌がるお子様には不正解音を鳴らさないようにする機能など、不登校児や発達障害児をはじめとするお子様の心理に配慮した改良を行いました。●塾や放課後等デイサービス等では、デザインのカスタマイズも。塾や放課後等児童デイサービスなどの法人事業者向け製品では、少人数・多人数でも教室の運用にあわせて自動的にユーザー選択画面が最適化される他、ロゴや背景デザインを変更できるオプションプランも。教室専用にカスタマイズすることにより、オリジナリティを打ち出しやすくなります。●新デザイン版のリリースは6月7日(火)。ユーザーへのアップデートも同時実施。2020年度以降の製品バーションをご利用いただいている全ユーザー(ご家庭用向け・法人事業者向け)を対象に、インターネットの更新機能で、自動的にアップデートされます。なお、アップデートの対象の確認や方法は、サポートセンターでも受け付けいたします。●お問い合わせ先ユーザー専用サポートダイヤル: 0120-019-098ユーザー専用メールアドレス : support@tao-st.co.jp 営業時間 : 平日 10:00~21:00土祝 10:00~19:00(日曜日はメール受付のみ)●会社概要社名 : 株式会社タオ設立 : 1992年4月1日代表者 : 代表取締役社長 黒澤 慶昭資本金 : 1,000万円事業内容: 教育ソフト「天神」の企画開発と販売所在地 : 〒525-0032 滋賀県草津市大路2丁目9-1 陽だまりビル5階URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月07日赤城乳業の新作アイス「不二家ルックアーモンドアイスバー」が、2022年6月7日(火)より発売される。不二家のチョコ「ルック(ア・ラ・モード)」のアーモンドがアイスに!2022年に誕生60周年を迎える不二家のチョコレート「ルック(LOOK)」。一口サイズのチョコレート12粒入りの鮮やかなイエローのパッケージで親しまれるロングセラー菓子だ。「不二家ルックアーモンドアイスバー」は、そんな「ルック(ア・ラ・モード)」の“アーモンド”をイメージしたアイスクリーム。アーモンド風味のアイスクリームにローストアーモンドを混ぜ込み、仕上げにチョコレートでコーティングした。「ルック」の香ばしいアーモンドの風味と、コクのあるチョコレートがベストマッチな1品となっている。詳細「不二家ルックアーモンドアイスバー」151円発売日:2022年6月7日(火)発売エリア:全国【問い合わせ先】赤城乳業 お客様相談室TEL:0120-571-591(9:00~17:00 土、日、祝日、年末年始を除く)
2022年06月05日株式会社ウィザス(大阪府大阪市、代表取締役社長:生駒 富男)が運営する第一学院高等学校(全国54キャンパス)は、不登校や高校中退等を経験した生徒や、スポーツ・芸能活動などの「夢の実現と学業の両立」を目指す生徒も多く学ぶ広域通信・単位制高等学校です。このたび、「オフラインとオンラインの両特性を生かしたハイブリッド型のキャリア教育」の一環として、2022年6月13日(月)にプロデューサー/プランナー 石川 勝さんによる双方向リアルタイム配信授業「チャレンジレッスン」を実施します。2025年開催予定の国際博覧会「大阪・関西万博」のプロデューサーの1人に選出され、ロボットプロデュースなど幅広いジャンルを手掛ける石川 勝さんによる実践型の授業を通して、生徒たちが企画の極意を体感します。■「チャレンジレッスン」について各業界で活躍するプロフェッショナルによる、東京のスタジオと全国のキャンパス・自宅をオンラインでつないだ双方向のライブ配信授業です。生徒が将来を見据え、自身の興味や得意分野に気づき、学ぶ楽しさの発見へとつなげることを目的に実施しています。業界や社会の第一線で活躍する講師の方が携わる職業はもちろん、それに関わるさまざまな職業やその職業の裏側を知り、実体験を通じて将来を創造していきます。授業内では、タブレット端末やアプリを使用して質疑応答なども双方向(インタラクティブ)でリアルなやり取りを行えます。配信授業の特性を生かし、全国の仲間から配信されるコメントや講師からの即時フィードバックを通してさらなる学びを深めます。チャレンジレッスンについて( )2021年度の授業の様子はこちら( )2022年度第1回目の授業の様子はこちら( )※2022年度のチャレンジレッスンはこの後も、発明家、ポジティブ・クリエイターなどさまざまなジャンルのプロフェッショナルの講師の方をお迎えする予定です!■詳細日時 : 2022年6月13日(月)13時00分~14時50分授業配信場所: 第一学院高等学校 東京本部スタジオ(東京都港区芝1-5-9 住友不動産芝ビル2号館5F)※第一学院高等学校の生徒は、各所属キャンパスから参加します。キャンパスへの取材も受け付けています。講師 : プロデューサー/プランナー 石川 勝さんテーマ : 「大阪・関西万博プロデューサーが考える万博の作り方」<授業>プランナーである石川 勝さんに、企画の達人としての極意を今までのご経験を交えながらお話しいただきます。実際に、今回の万博で日本がPRしたいポイントやパビリオンの企画を考えてみるなど、第一学院生も企画立案にチャレンジします!■講師プロフィール講師:プロデューサー/プランナー 石川 勝さんプランナーとして、イベントプロモーション、文化・商業施設開発、コミュニケーションデザイン分野で実績を積む。博覧会や展示会を数多く手掛け、2005年愛知万博ではチーフプロデューサー補佐として基本計画策定に従事、ロボットプロジェクト、愛・地球広場、極小IC入場券をプロデュース。ロボット分野、コンテンツ技術分野に専門性を持ち、産学連携事業を推進したキャリアも。2020年に大阪・関西万博プロデューサーの10人に選出され万博運営プロデューサーとして活躍中。■第一学院高等学校について「1/1(いちぶんのいち)の教育」を教育理念とし、東京をはじめとした54キャンパス(2022年4月時点)を展開する通信制・単位制高等学校。「生徒第一」「1/1の教育」の想いを大切に、生徒をプラス思考に変える独自の「プラスサイクル指導」をベースとした「『もっともっと自分を好きになる』自分づくり」を実践し、「社会で活躍できる人づくり」に取り組んでいます。通信制の当校には、サッカー日本代表 山根 視来選手・水球日本代表 稲場 悠介選手・スケートボード 西村 碧莉選手や女性ヴォーカルグループLittle Glee Monsterなど、スポーツや芸能活動などの夢の実現と学業との両立を目指す生徒のほかにも、不登校や高校中退等を経験した生徒が多数在籍・卒業しています。そのような多様な生徒たちがそれぞれの希望する進路を実現できるよう、生徒一人ひとりの自己成長を支援しています。(第一学院サイトURL: ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月02日滋賀県のJR近江八幡駅にも近い、美しい山並みの緑を背にした住宅街をしばらく行くと、突然、童話に出てくるような三角屋根に白壁の建物が現れた。「かわいい!」思わず、声が漏れる。ガラス戸を開ければ、客が3人でいっぱいになりそうな小さなお店。ショーケースに並んだ“みいちゃんのいちごムース”や“みいちゃんのにこにこプリン”というネーミングだけでなく、ハートのイラストなどデザインも楽しいケーキや焼き菓子に見とれていたら、隣の工房から甘い香りが漂ってきた。ここが、「みいちゃんのお菓子工房」で、店長兼パティシエの杉之原みずきさんは、14歳。ケーキの販売は月2回、隔週日曜の来店予約制で、不定期で焼き菓子の販売も行う。数少ない開店日には行列のできる店として知られ、記者が訪れた5月半ばの土曜日も、入口には「次回販売日の予約満」のプレートが。午前10時、最初に工房に現れたのは、みいちゃんの母親で、この店のオーナーでもある千里さん(49)。あれ、みいちゃんは?「さっき、シャワーを浴びていましたから、まもなくだと思います。マイペースなんです(笑)」千里さんが注文を受けた焼き菓子の発送作業をしていると、10分ほどして、千里さんとおそろいのエプロンとキャップ姿のみいちゃんがやってきた。千里さんや記者たちが「おはよう」と声をかけるが、みいちゃんはチラと視線を寄越しただけで、もう工房に立っている。やがて、母と娘が並んでのケーキ作りが始まった。「今日は仕込みの日で、定番のケーキに加えて、“くまさんのムース”を作ります。このネーミングもレシピも、みずきなんですよ」そう言いながら、スマホをしきりに見ている千里さん。「みずきがスマートフォンにレシピを送っておいてくれたので、私はそれを見ながら進めます。さあ、そろそろ、みずきはゼラチンを溶かし始める時間やね」母の言葉にうなずくように、かすかに頭が動いたように見えたが、やはり言葉はなかった。みいちゃんが会話をしないのは「場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)」のためだ。不安症の一種で、特定の場所で話すことができなくなる精神疾患。子供に多く、小学生500人に1人の割合で発症するといわれ、みいちゃんの場合も、家庭以外の学校や外では言葉が出なくなる。さらに特定の動きができなくなる「緘動(かんどう)」が現れることもあり、取材の途中では、みいちゃんが急に冷蔵庫の前で立ち尽くす場面も。しかしすぐに作業に戻って、その後は14歳の人気パティシエの巧みな手さばきを見せてくれた。銀色のボウルに山盛りのアメリカンチェリーを洗いながら、千里さん。「みずきが旬のフルーツにこだわるので、朝一番で仕入れてきました。どんな調理法になるのか、私自身も楽しみです」2つと同じもののない独創的で愛らしいケーキや焼き菓子は、いまや海外でも評判で、インスタグラムのフォロワーは1.7万人を数える。しかし、ここまではけっして平たんな道のりではなかった。「みずきの不登校の時期もあり、お菓子作りは、この子の自立と社会適応訓練のためという意味合いも大きかったんです」■給食が食べられず、水も飲めず……。教室でできることが減っていき、不登校にみいちゃんは07年8月17日、近江八幡市に生まれた。会社員の父親・誠司さん(54)と千里さん、専門学校生の姉(19)、そして双子の兄である一樹さん(14)の5人家族だ。「うちは共働きですから、子供3人は1歳から保育園。みずきがいちばん手がかかったというのは、家で一度かんしゃくを起こすと、2時間も3時間も続くんです。なのに保育園では、お友達ともしゃべらない、工作もできない」理由を尋ねても、「……わからない」小さな声で、それだけ。「そんな気質の子やろうと思っていましたが、小学校に上がる前に保健師さんらのすすめで専門医に診てもらって、初めて場面緘黙症とわかり、私は落胆より、そういうことやったんか、と腑に落ちたような気持ちでした」同時に、自閉症スペクトラム、発達障害でもあるとの診断だった。病気のことを、一樹さんに告げたときだ。「オレがみいちゃんのこと、守ったげるから、ママ、だいじょうぶやで」双子の兄の頼もしい言葉もあり、近所の公立小学校へ進学。家ではランドセルを喜んでいたが、「もう、入学式から入場行進ができませんでした。その後も、集団生活の教室では声が出ない、体育ができない、給食も食べられないし水も飲めないしで、脱水症状や栄養失調状態になるほど。トイレだけは、友達の介助で行けました。2年生からは支援学級に入り、みずきのお守りのつもりで障害者手帳も取得しました」しかし、学年を重ねるたびに、できないことが増えていく。「体が固まると、かろうじて息をすることと目を動かすことしかできなくなる娘を見て、私も悲しいばかりで、毎日毎日を乗り切るだけで精いっぱいでした」小4で、不登校となる。「勉強もぐんと難しくなり、周囲は女の子の仲よしグループができていくなかで、やっぱり、みずきは、そういうのも希薄というか。やがて毎朝『おなかが痛い』と言いだして、3学期にはまったく通学できなくなるんです」■ネットで見つけた居場所は広がっていく。スイーツカフェはすぐに40席が満席に「転機は、不登校で家での生活となったとき、みずきにスマホを与えたことでした」千里さんの声が、少し明るくなる。そういえば、工房でも、母と娘は近くにいながら、スマホを使って円滑にコミュニケーションを取っていた。「家族の連絡用ということより、みずきに世界とつながっていてほしかったんです。私があの子に伝えたのは、『スマホを使えば文字で人としゃべられるんやで、インスタグラムでは自分のことを発信もできるんやで』と。もう、その日から、私や主人以上に使いこなしてましたね(笑)」さすが現代っ子のみいちゃんは、すぐにスマホで夢中になれることを見つけたようだ。「クックパッドや料理アプリを使い、次々にレシピを検索して自分で料理を始めたんです。最初はお総菜で、私も帰宅が遅れたときなど助かりましたが、そのうちお菓子作りにハマって、これじゃ夕飯のおかずにはならないと焦ったりも(笑)。私の勤務中にも、〈今日はコレ作ったで〉〈調味料は何?〉と、頻繁にLINEで届くようになって。ああ、この子、スマホを通じてなら、すぐに返事も返るんやと。このスマホとの関係は大事にせなあかんと、直感しました」娘が料理に関心を持ったのを機に、千里さんは18年春、閉店した弁当屋の厨房を借りて菓子製造業の営業許可を取得。ここで、「近江の野菜食堂」を始める。「食堂といっても、いわゆるマルシェ販売で、弁当も置きましたが、メインはみずきの蒸しパン。このころには、次々にオリジナルの新作メニューを考えるようになり、そのケーキの写真をSNSにアップすると『すごい!』など反響が届くのがうれしそうでした。親ばかですが、私から見ても、味もデザインも、お菓子作りのセンスをすごく感じて、好きなことを伸ばしてあげようという思いだけだったんです」やがて作りすぎたタルトなどをご近所におすそ分けしていると、次々に「作ってほしい」という注文が届きだす。「スイーツカフェ、やるか?」「うん」19年春、月1回限定のカフェを近所の空き店舗を借りてオープンすると、プロ顔負けのおいしさと、みいちゃんが一皿ごとに施すチョコペンアートの魅力が口コミで伝わり、すぐに40席が満席となってマスコミにも紹介される人気に。「これやわ!」千里さんが感嘆したのは、行列よりも、生き生きとケーキを作り続けるわが子の姿だった。「これまで就労支援で作業所にも行きましたが、体が固まってしまっていました。でも、お菓子作りでエプロンを着けると、この子は別人になる。もうプロやん、と」同じころ、みいちゃん自身も、インスタに〈いつか自分のお店を持ちたいです〉と書き込んだ。「それを見て、おっ、えらい大きく出たな(笑)と思うと同時に、そうか、自分の居場所が欲しいんやなとわかって、主人とも相談して、本格的にケーキ屋を始めることを考えるようになりました」続いて千里さんは、わが子をサポートするべく、製造に加え衛生管理などについても学ぶために、フルタイムで働きながら夜間の製菓技術専門学校に入学する。「夕方5時半まで仕事をして、京都の製菓学校に移動して9時半まで授業で、寝るのは深夜3時。やっぱり無謀でした(笑)。卒業まで、予定の倍の2年かかりましたから。でも、今まで、みずきのことを悩み心配してた十数年に比べたら、こんな夢のある苦労なんてないと思えたんです」さらに、うれしいことがあった。小さな成功体験を重ねるなかで、みいちゃんが再び学校へ通えるようになったのだ。「自分の居場所を見つけた自信が大きいと思いました。SNSの中で発見したことを思うと、あの子は、今の時代やからこそ生き延びたと思うんです」その後、開店資金のためのクラウドファンディングを実施し、これも達成。事業計画では、23年春にはグランドオープンして黒字化を目指すことなども報告された。そして20年1月、みいちゃんのお菓子工房のプレオープンは、彼女が12歳のとき。のちに滋賀県初のグッドデザイン賞金賞受賞となる三角屋根のデザインを、いくつかの候補のなかから即断で決めたのも、みいちゃん本人だった。小さなパティシエの挑戦は続いていくーー。【後編】ケーキは私の“声”不安症で話せない14歳人気パティシエの挑戦へ続く
2022年05月29日【前編】“場面緘黙症”で話せず不登校…14歳少女が行列店のパティシエにから続く「初めて来ました。三角屋根、ステキですね。みいちゃんをテレビで見て、応援したいと思ったのもありますが、実は、私自身がここ数日疲れ気味だったので、みいちゃんのお菓子で気分を上げてもらおうと思ったんです」取材中、市内から訪れたという60代の女性客は、そう話してくれた。ここは「みいちゃんのお菓子工房」。店長兼パティシエの杉之原みずきさんは、14歳だ。ケーキの販売は月2回、隔週日曜の来店予約制で、不定期で焼き菓子の販売も行う。数少ない開店日には行列のできる店として知られている。オーナーでもある母・千里さん(49)とともに厨房に立つみいちゃんだが、会話はなく、こだわりの詰まったオリジナルのお菓子やケーキのレシピは、LINEで千里さんに共有し、指示を出している。みいちゃんが会話をしないのは「場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)」のためだ。不安症の一種で、特定の場所で話すことができなくなる精神疾患。子供に多く、小学生500人に1人の割合で発症するといわれ、みいちゃんの場合も、家庭以外の学校や外では言葉が出なくなる。さらに特定の動きができなくなる「緘動(かんどう)」が現れることもあり、取材の途中では、みいちゃんが急に冷蔵庫の前で立ち尽くす場面も。しかしすぐに作業に戻って、その後は14歳の人気パティシエの巧みな手さばきを見せてくれた。2つと同じもののない独創的で愛らしいケーキや焼き菓子は、いまや海外でも評判で、インスタグラムのフォロワーは1.7万人を数える。しかし、ここまではけっして平たんな道のりではなかった。「みずきの不登校の時期もあり、お菓子作りやお菓子工房のオープンは、この子の自立と社会適応訓練のためという意味合いも大きかったんです」■いつの日か、何でも話せる友達を。工房から一歩ずつ、挑戦を続けていく取材中、お店は仕込み日で閉まっていたが、今年3月から冷蔵機能のあるロッカー式の「みいちゃんの自動販売機」が店頭に設置されていて、焼き菓子などを買うことができる。冒頭の女性が購入したのは、“みいちゃんのハートフィナンシェ”。「この繊細なデザインとカラフルなお菓子を見てるだけで、もう、心がほっこりしてきました」見た人、食べた人の心を瞬時につかむ、みいちゃんのお菓子の不思議な魅力。その基になっているのが、今は中3となり、養護学校に通っているみいちゃんの“こだわり”だと、千里さんは言う。「場面緘黙症という病気の特性であるこだわりが、お菓子作りに大きく反映されていると思います。みずきは、その日、作りたいと思ったものを作ります。自分の思いを突き詰めて、その感情をケーキに込めているんです。こだわりということでは、近所の農家さんに収穫体験に行ったことがきっかけで、地元産の材料をよく使うようにもなりました」そこから“みいちゃんの玄米サブレ”などの新商品も生まれた。リピーターも多く、オープン後に始まったオンラインショップでは6カ月待ちの商品も。「最初にお話ししたように、みずきはマイペースなうえにこだわるので、どうしても生産量が追いつきません。注文がたまるのは申し訳ないし、赤字も続いています」ずっと娘を見守るスタンスができていた両親だったが、オープン後の注文殺到を前に、一度はどちらかが仕事を辞めて店の営業日を増やすことなども検討したという。だが、「私たち夫婦は、今までどおりにフルタイム勤務を続けて、ケーキの売り上げを生活の基盤にするようなことはしないと決めました」すべては、みいちゃんに、今までどおりにケーキを作り続けてほしいと思ったからだ。「一度だけ、みずきのスマホ画面が目に入ったことがありました。ズラーッとまだ作っていないケーキの名前とレシピが並んでいて、驚きました。そのとき、あの子の小さなころを思い出したんです。かんしゃくを起こしては家族を困らせたみずきですが、きっと私たちの何倍も外からの刺激を受け止めて、感情を爆発させていたんですね。ですから、今は、その感情をケーキ作りに反映できるような環境を用意してあげるのが、私たちの役目と思っています」その一方で、いつも一緒にいる母親だからこそわかることもある。「思春期になって、これまではなかった工房での変化もあるんです。今日はケーキ作りにノッてないなとか、レシピが送られてくるのがやけに遅いなとか。中学には通っていますが、いまだに給食は食べられず、午前中だけの通学です。10代半ばの女の子の心は、たとえ病気を抱えていなくても揺れるものですよね」先日のこと、みいちゃんの双子の兄・一樹さんが自宅に友人を連れてきた。その後、兄から聞かされたみいちゃんの言葉は千里さんに重たかった。「私には言いませんでしたが、一樹がお友達と楽しそうに遊んでいるのを見て、『いいなぁ』と本音を漏らしたそうなんです。だから、みずきにも、なんでも話せる友達が一人でもいいからできるように願っています。普通の子がしている遊びを、いつかできるようになるといいですね。ヒントはあるんです。アイドルグループが好きだから、LINEなどを通じて“推し”仲間ができればと」思春期の苦悩を乗り越えようとするとき、やっぱり支えとなるのは家族と工房の存在だろう。「来春は、高校進学が控えています。これも、本人とも話して、みずきも『行く』と言っています。前に踏み出すことができるというのも、帰ってくる場所があるからだと思うんです」千里さんは、折に触れて、みいちゃんに言い続けている。「ずっと、このままじゃないからね。いつか、みんなとも話ができるようになるからね」みいちゃんからの返事は、残念ながらない。そんなとき母は、彼女の小6の卒業文集の「私の夢」と題された作文の最後を思い出す。〈中学校に行きながら3年後にケーキ屋さんをグランドオープンできるようにがんばります。私はみいちゃんのお菓子工房でみんなに笑顔を届けます〉今は言葉はなくても、ケーキやプリンに一つずつ描き込んでいくハートやスマイルマークで、みいちゃんはずっと、みんなに語りかけている。■コロナ禍でも、安心してお菓子を届けたい。生ケーキの自動販売はみいちゃんの発案だ「じゃ、がんばる」昨年9月、東京パラリンピックの聖火ランナーに選ばれた、みいちゃんと一樹さん。最初は嫌がっていたが、最後は「オレたち2人ならだいじょうぶや」という兄の言葉で納得し、みごと大役を果たした。また、今年4月の発達障害啓発週間には、みいちゃんの作った斬新なブルーのケーキが話題に。千里さんは、「青い色には驚きましたが、みずきは自閉症啓発のシンボルカラーなので採用したようです。完成すると、多くの人から『青い色して、あんなにおいしそうなケーキは見たことない』との声が。何より、最初に見た私が感動しましたから。またまた親ばかですね(笑)」およそ1年後の春には、みいちゃんの中学卒業とともに、工房のグランドオープンが控える。「とはいえ、一人の自立した大人として、ケーキ職人の道を行くスタートというだけで、開店日のペースなども変わらないかもしれません。もちろん、目標としていた黒字化も計画を変更して、今はまったく考えていません」千里さんは、むしろ同じ病気があったり、夢に踏み出すことをためらっている人のためにチャレンジを続けたいと話す。その一つが、この5月16日に始まったばかりの自動販売機による生ケーキの販売だ。「もともと自販機は、コロナ禍でのお客さまの利便性と、対面販売が苦手なみずきのことを思っての設置でした。最初は焼き菓子で始めましたが、この春、みずき自身が、『生ケーキも届けたい』と言いだしたんです」千里さんによれば、初日は12個のうち8個が売れたという。まずまずの滑り出しだろう。母と娘の二人三脚のケーキ作り、そして夢へのチャレンジは続く。「いつか、パリに行きたいです。場面緘黙症の治療には、大胆に環境を変えることもいいとお医者さんにも言われていて、実はコロナ前にも計画していました。でも治療目的ではなく、あくまで家族旅行。みずきも私たちも、やっぱり一度はパティシエの本場を体験してみたいですから」パリの華やかなショーケースに接したあと、みいちゃんの工房から生み出されるお菓子には、どんなメッセージが込められるだろう。
2022年05月29日病院での出来事わが家の息子は現在中学生。7歳のときに自閉スペクトラム症の診断を受けています。今回は息子が5歳のころに起きたゲームに関するトラブルのお話です。息子と病院に行った日のことです。基本的に一人で静かにブロックをしたり、ゲームをしたり、お人形での戦いごっこ遊びなどをして過ごすことが好きな息子ですが、その日は病院の待ち時間が長くなり珍しくうろうろと動き回り…。そんな息子の気を反らせたく、急遽スマホのアプリゲームをダウンロードしました。最初はすぐに飽きてしまうかな?と思ったのですが意外と夢中でゲームをする息子。5分くらい遊んだころでしょうか、診察の順番が来たので急いでゲームを止めて診察室へ。バタバタと診察室へ入り、私はそのままゲームアプリの存在を忘れていました。Upload By 発達ナビ編集部後日…なんと請求が!?ゲームアプリのことをすっかり忘れていたある日の事。携帯電話使用料の請求書を見てびっくり!なんと身に覚えのない4000円の請求が!4000円なんて使った覚えないし…不正利用?一体どこで…と頭を悩ませていたときでした。「あっ!病院のときのゲームアプリ!」そうです、息子がこのときに課金していたのです。どうりでゲームをする息子が楽しそうだったはず!と納得…。Upload By 発達ナビ編集部5分の間に4000円…理由が分かった私は笑うしかありませんでした…。笑っている私をみて息子はきょとん…。そんな息子に「携帯電話のアプリで遊ぶときはママと一緒のときだけにしようね」と言うと「はい!」といい返事をしましたが、ASDがあり発達のゆっくりな息子。いいお返事はしたものの、「課金」の意味もよく分かっていない様子でした。私はすぐにワンクリックで決済できないように設定を変更し、アプリは削除しました。4000円は…私の落ち度なので支払いました(泣)Upload By 発達ナビ編集部ゲームを使うにあたってのルールを決めたこれをきっかけにわが家ではゲームのルールを決めました。5歳の時点ではまだ「課金」の仕組みもよく分かっていなかったので、課金時に出てくる「パスワード入力画面=ここから先はすすめない」程度の認識でした。(まだ文字が読めなかったので、画面を画像として覚えていたようです)ダメと言われたことは基本やらないのでパスワード入力画面が出たら諦める、ということは理解できているようでした。小学生になり、理解力が増えていくと、課金の画面についても、その意味が理解できるようになり、ここからは「お金がかかる」と認識できるようになりました。そして小学校5~6年になると、課金の画面がでたら私に確認をするようになり、より安心してゲームをしている姿を見守ることができるようになりました。Upload By 発達ナビ編集部最初は驚いたけれど…最初は息子も訳の分からぬまま課金をしてしまいましたが、ちゃんとルールを決めて伝えることで、息子にとっても「やっていいこと」「いけないこと」が明確になり、母子ともに安心してゲームを楽しめるようになったと思います。ゲームのやりすぎには注意しつつ、これからも息子の成長を見守りたいと思います。エピソード参考/ななぱんちイラスト/taeko(監修:井上先生より)課金の話はよく親御さんから相談を受けます。基本的に親御さんのスマホの設定が課金できるような設定になっていることが多いです。ななぱんちさんのやられたように子どもと一緒にルールをつくりながらゲームを楽しめると良いと思います。病院受診の際の待ち時間は多くの親御さんにとって大きな悩みになっています。最近では診察の順番前になったら知らせてくれるサービスがある病院などもあるので、病院の中にある本屋さんやレストランなどで時間をつぶすこともできます。こういった病院が増えていくと良いですね。あなたのエピソードもコラムになるかも?体験談募集中!保護者の方が日々子育てをする中で「こんなトラブルがあった」「こんなハプニングがあった」など悩みはつきないと思います。そんな発達ナビユーザーのみなさんの「困った」エピソードを募集しています。テーマは「自傷」「学習」「不登校」「ゲーム」「不器用」「ママ友・保護者」「祖父母や親戚関係」「ご近所トラブル」などに加え、今回より「反抗期・思春期」のお悩みも追加募集!反抗期による親との言い争い、癇癪を起こして自分の頭を叩く、地団太を踏むなどの自傷行為…読み書きや計算の困りはもちろん、授業を落ち着いて受けられないなどの学習の悩み…行き渋りや不登校などの悩み…いろいろなお悩みエピソード、お待ちしております。お寄せいただいたエピソードの中から数作品、発達ナビの連載ライターさんにコラムとしてコミックマンガエッセイ化していただき、発達ナビで公開いたします!あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、SNSなどではなかなか言えないような家族やママ友とのトラブルまで。いろいろな「困った」エピソードをぜひ教えてください。
2022年05月28日日本初の家族療法専門機関である淀屋橋心理療法センターでは、不登校・摂食障害・ひきこもり・リストカットなどのお子さんを持つ親御さん向け勉強会を毎月開催しております。そして今回新たに、ネット・ゲーム依存でお困りの親御さん向けにアットホームな雰囲気を心がけた少人数制の勉強会を2022年5月27日(金)に開催することに致しました。所長・医師 福田 俊一■勉強会の開催概要開催日 : 2022年5月27日(金)場所 : 大阪府豊中市寺内2-13-49 TGC8-302時間 : 10:30~12:30料金 : 3,000円(税込)定員 : 10名お申込方法: (上記のURLより勉強会名を選んでお申し込みください。)対象 : お子さんのネット・ゲーム依存でお困りの親御さんが対象となります。条件 : 新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、1家族につき1名でお申し込みください。勉強会は事例紹介(当センターでは紙芝居形式で事例をご紹介)やQ&Aのコーナーがあり、事例の発表では、「事例に出てくる子が我が子に似てる」「具体的な子どもへの関わり方が分かって参考になった」「親が本気になって子どもと向き合うことで、こんなに変わるなんて驚きだった」「親から子どもにしてあげられることがこんなに沢山あるんだと、自信がついた」というご意見、また、Q&Aのコーナーは、「個別に相談できて満足でした」というご感想をいただいております。勉強会の冒頭で、「なぜ当センターの勉強会に来てくださったのですか?」とお聞きすると「薬に頼らない治療が良いと思った」「子どもへの具体的な関わり方が知りたいと思った」「本人が病院やカウンセリングに行きたがらないので、本人の来所が不要というのが良いと思った」とのことです。Q&Aのコーナーでは、熱心にご質問くださる親御さんたちの姿がとても印象的です。7月には、お子さんや配偶者の方のうつ病でお困りのご家族に向けた勉強会の開催も予定しております。事例発表 福田 俊介(臨床心理士)【淀屋橋心理療法センターについて】当センターでは設立以来、不登校・ひきこもり・摂食障害・家庭内暴力・ゲーム依存・うつ・リストカットなど、様々な困難を持ったお子さんへの対応で苦労しておられる親御さんを対象に、家族療法というアプローチを用いたカウンセリングでの解決をご提案しております。“見守りましょう”という様子見ではなく、まず、お子さんの性格分析を徹底的にして、お子さんの持ち味を見つけ出します。その後、お子さんの性格に合った具体的な対応方法を親御さんにお伝えしています。親御さんとお子さんの歯車がピタッとかみあったら、お子さんはどんどん成長し、目の前の不登校や摂食障害などという問題を乗り越えるだけでなく、その後の将来も自立して生きていけるよう成長のお手伝いを致します。家族の力というのはとても大きく、何年もの間解決しなかった問題が、当センターにおいて解決したという症例が多数あります。例えば、●海外在住で摂食障害の女性のケース→母親が当センターにて電話での対応方法を学び、国際電話で娘との会話を工夫したところ、海外留学中の女性の摂食障害が治りました●過食症で食べるものにこだわりがあり、家族みんなでそろって食事をするのを避けていた女性のケース→過食症を克服したことにより、家族みんなが揃って数年ぶりに食事ができました●ゲームばかりしていて学校に行かず、ゲームでうまくいかないと暴力をふるう男の子のケース→本人の来所は1度もないまま、親御さんが対応を変えただけで徐々に暴力を振るわなくなり、その後、学校にも行けるようになりましたこのようなケースも対応しております。当センターの家族療法では、本人の来所が不要なため、本人の良くなりたい・治したいという意欲がなくても、親御さんに我が子を何とかしたいという気持ちがあれば、問題解決する場合が多いのです。「子どもにどう対応したらいいかわからない」あるいは「本やネットで学んだことを実践しているがなかなか子どもに良い変化が現れない」そういう場合はぜひ当センターにご相談ください。最初からカウンセリングを受けることに抵抗がある方は、まず最初に勉強会に来て頂いて、当センターの雰囲気を見ていただくというのもいいと思います。【勉強会開催に伴い、ホームページのリニューアルも随時行っています】 【所長・福田 俊一のご紹介】大阪大学医学部卒。大阪大学精神神経科、大阪府立病院神経科にて精神医療に取り組む。米国フィラデルフィア・チャイルド・ガイダンス・クリニック(P.C.G.C.)にて家族療法をS.ミニューチンに師事。住友病院心療内科、大阪厚生年金病院神経科、大阪市立小児保健センター精神科に勤務後、1983年に淀屋橋心理療法センターを設立。<著書一覧>・職場のストレス・マネジメント(1989年8月刊)メディカ出版・家族療法の面接室から(1994年9月刊)ミネルヴァ書房・家族の心理療法(1998年3月刊)朱鷺書房・過食・拒食の家族療法(1999年5月刊)ミネルヴァ書房・しぐさでわかる心の病気(2000年1月刊)エール出版社・過食症と拒食症(2001年12月刊)星和書店・しぐさで子どもの心がわかる本(2004年12月刊)PHP研究所・克服できる過食症・拒食症(2005年5月刊)星和書店・ちょっと気になる子どもの『行動』(2009年4月刊)PHP研究所・母と子で克服できる摂食障害(2011年1月刊)ミネルヴァ書房・克服できるリストカット症候群(2011年6月刊)星和書店・親の「口ぐせ」で子どもの性格が変わる!(2019年7月刊)PHP研究所その他出版物、専門誌への寄稿多数(詳細: )【過去のメディア出演・取材・講演実績】<メディア出演>・読売テレビ「テレビドクター」出演~ひきこもり問題について(2005年11月)・CBCテレビ「ゴゴスマ」出演~ひきこもり・ネット依存について(2015年9月)・毎日放送「ミント!」出演~ゲーム依存について(2019年12月)<取材>・日本経済新聞にて取材記事掲載~『子育てはやり直せる』(2003年8月)・NTTドコモ「ママテナ」にて取材記事掲載(2016年1月:摂食障害、3月:環境の変化に弱い子への接し方、5月:五月病、9月:愛着障害)・関西テレビ「みんなのニュース ワンダー」家庭内暴力について取材(2016年8月)他、小学館やPHP研究所等より取材実績多数(詳細: )<講演>・教育委員会や学校施設、家庭裁判所等での講演実績多数(詳細: ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月25日発達ナビユーザーの体験をコミックエッセイ化!発達ナビにて行っている「みんなどんなトラブルで悩んでる?アンケート&エピソード大募集!」。今回は「保育園トラブル」についてのエピソードをコミックエッセイ化してご紹介します。発達の遅れが気になりながらも通わせていた保育園娘は2歳半。診断などは特におりていませんが、目が合わず、意味ある言葉や意思の疎通などはまだまだ…周りの子に比べて遅れを感じていました。今回はそんな娘が通っていた保育園でのトラブルのお話です。当時の私は加配制度なども知らず、保育園の先生からも娘に関して何も言われていなかったので、保育園から泣いて帰ってくることが多かったのは気がかりでしたが、特に特別なこともせず保育園に通わせていました。ですが、やはり発達の遅れが気になるので療育施設に通わせようと親子で準備をしていました。療育に通うことも決まり、保育園にもそのことを連絡帳で伝えて…これで娘の発達についての相談場所もできたと一安心していたときに事件は起こったのでした。保育園からの突然の呼び出し3月になり今年度もあと20日、もうすぐ娘も進級か~と思っていたある日のこと。突然、保育園の園長から呼び出しの電話が。一体何があったのかと思い向かうとそこには園長と主任先生たちが…。要件を聞くと、園長から開口一番「療育施設に行くなんて聞いていません」と言われました。いや、連絡帳に書いたし、保健師さんからも連絡が行っていると思いますし、それに担任の先生にも口頭でお伝えしましたが…答えると、園長から驚きの言葉が。Upload By 発達ナビ編集部「知能も10ヶ月程度しかないって聞きましたし、療育に通うようなほかの子どもと比べて劣っているような子の保育は難しいんですよ。専門の先生がいるわけじゃないのでね。お子さんに在籍いただけるのは今年度一杯が限界だと思います」私は耳を疑いました。怒りや悲しみをこらえて「退園してほしいと言うことですか?」と聞くと「そういうわけじゃないんですよ(笑)でも、言っても聞かないし、理解できていないですし。夕方になるとずっと泣いてるんですよね、お昼寝終わってから。それから給食もほとんど嫌がって食べないですし。家ではどうですか?」とまるでクレームのように言われました。Upload By 発達ナビ編集部同席していた主任先生からは「家での様子とか全然教えてくださらないのでこちらも対処が分からなくて本当に困ってるんです」と言われました。ですが、こちらとしては先生に家での様子を聞かれたことなどありません。そのことを伝えると「担任の先生から、以前家での様子聞いたらムッとされちゃって、聞けなかったと聞いてます」と…。そもそも担任の先生とほとんど話をしたことがなく、話をしても「こんにちは」「お願いします」くらいなので本当に質問された記憶もなければ、娘の様子に困っているといった相談も過去ありませんでした。すぐに退園を決意。その後はーー私は自宅に帰り、母に話をしました。保育に携わる責任者が子どもの能力を劣っていると表現したこと、「困っている」などの相談が今まで一度もなく退園勧告と同時にクレームのような形で一方的に言われ、歩み寄りの姿勢や相談がまったくなかったこと、私の気持ちは悔しさと怒りで「このような園にはわが子は預けられない、すぐに退園しよう」と決まっていました。その日のうちに私は保育園にある娘の荷物をまとめて引き上げました。突然の保育園退園、園長は最後の挨拶にすら顔を出しませんでした。そして一連の出来事を娘の療育施設の紹介などをしてくれた保健師さんに電話をしました。保健師さんと市の子ども課の方と面談し、新しい保育園をいくつか紹介いただき、見学に行きました。とても親身になっていただけ、手続きも柔軟に対応してくださったのですぐ保育園は見つかりました。そして今、娘は新しい保育園で現在娘は転園し、違う保育園に通っています。今の娘は泣いて帰ってくることがまったくありません。保育園の先生が「本当に楽しそうですね!」言ってくれるくらい毎日楽しそうに通っています。新しい保育園の園長先生は「子どもの発達は人それぞれスピードが違うし、発達がゆっくりな子どもから学ぶことも多く、いろいろな子どもがいる環境を大切にしたい」と話してくださいました。この園では、5歳児クラスに療育に行ってるお子さんがいるとのことでした。Upload By 発達ナビ編集部転園して今、思うこと娘が楽しそうなのが一番なので、転園して本当に良かったです。一方で、以前の園で泣きながら帰ってくるのも先生とのコミュニケーションがちゃんと取れていなかったのも「こんなもんだろう」と思ってしまっていたので、違いに驚いています。もっと早く娘にとって以前の園が笑顔になれる環境じゃないことに気づいていたら…と思い、本当に娘に申し訳ない気持ちになりました。今回の件で調べた際に、自治体によって加配の制度も異なることが分かり、もっと早く知っていればという思いもありました。以前の保育園では、加配制度などの知識がなかったように思います。娘の退園後に、自治体から指導があったようですが、ちゃんと保育園側もそのような制度があることを知り、保護者側に対しても周知する機会が必要だと感じました。ですが、確かに年齢相応の成長曲線ではなく成長がゆっくりな子どもたちの保育をするのは想像以上に大変だと思うし、1年娘を見ていただいていた以前の園の先生たちに感謝をしている気持ちは本当です。新型コロナウイルス感染予防の観点から、送迎の際のコミュニケーションがあまり推奨されない中でも、「こんなことできるようになりましたよ!」と笑顔で教えてくれる先生もいて、娘の成長を一緒に喜んでくれる様はとてもうれしかったです。だからこそ、発達の遅れなどがある子どもが適切なサポートが受けられるように、先生方が研修などで指導や情報のアップグレードができる機会が得られる仕組みを整えてほしい、そしてわが家のような思いをするご家庭がこれ以上でないことを願うばかりです。Upload By 発達ナビ編集部イラスト/taeko※エピソード参考者のお名前はご希望により非公開とさせて頂きます。(監修:三木先生より)対応に関しては園側のご事情もあるかと思いますのでコメントは差し控えますが、ただ園が「発達がばらついたり遅れたりしている子どもの面倒を見るつもりがあるか、ないか」は保護者にとってはとても大事な情報です。今回は残念な形での発覚になってしまいましたが、入園前であっても思いきって聞いてみることで、相手の反応から分かることはたくさんあります。よく保育園選びのときに「断られたらどうしようと思って子どもの障害の話をしていいものか迷う」というご相談を受けますが、正直に話してみて渋い反応が返ってくるようだったら、入園できたとしてもいつかトラブルが起きる可能性もあります。お互いに気持ちよく通園・保育できる環境を整えるためにも、丁寧なコミュニケーションができると良いですね。あなたのエピソードもコラムになるかも?体験談募集中!保護者の方が日々子育てをする中で「こんなトラブルがあった」「こんなハプニングがあった」など悩みはつきないと思います。そんな発達ナビユーザーのみなさんの「困った」エピソードを募集しています。テーマは「自傷」「学習」「不登校」「ゲーム」「不器用」「ママ友・保護者」「祖父母や親戚関係」「ご近所トラブル」などに加え、今回より「反抗期・思春期」のお悩みも追加募集!反抗期による親との言い争い、癇癪を起こして自分の頭を叩く、地団太を踏むなどの自傷行為…読み書きや計算の困りはもちろん、授業を落ち着いて受けられないなどの学習の悩み…行き渋りや不登校などの悩み…いろいろなお悩みエピソード、お待ちしております。お寄せいただいたエピソードの中から数作品、発達ナビの連載ライターさんにコラムとしてコミックマンガエッセイ化していただき、発達ナビで公開いたします!あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、SNSなどではなかなか言えないような家族やママ友とのトラブルまで。いろいろな「困った」エピソードをぜひ教えてください。
2022年05月21日お友達と一緒に公園へ長女が5歳、長男が2歳のときのお話です。長女は癇癪持ちで、スイッチがはいると1~2時間ほど大声で泣き続けることがしばしばありました。特に室内にいると癇癪がおこることが多いので、なるべく開放的な公園などに遊びに行くことを心がけていました。その日は平日でしたが幼稚園はお休み。ママ友とそのお子さん2人(Aくん5歳、妹3歳)と一緒に公園に遊びに来ていました。公園には小川と池があり、小さな生き物などもいて自然がいっぱいなので子どもたちが大好きな公園で、月に何度も行っていました。5歳の2人は木の側をお家に見立てて遊んでいました。2歳の長男は、長女たちを見守る私の近くでドングリ拾い、ママ友は少し離れた小川で3歳の妹と水遊びをしていました。Upload By 発達ナビ編集部長女がお友達との言い合いから、癇癪モードに突入それぞれ楽しく遊んでいたと思っていたら…「ちがう!!そうじゃない!!」と長女が大きな声で言いました。Aくんと遊んでいる中で意見が合わず、何度話しても折り合いがつかないため、とうとう長女が大きな声を出してしまったのです。ある程度は子どもたちのやり取りを見守りたいと思っていたのですが、次の瞬間、長女がAくんを押そうとしていました。咄嗟に私は長女を止めるために駆け寄りました。長女の手を止め、私はお互いの話を聞いてみようと思いました。ところが、私が介入したことで、長女はヒートアップ!癇癪モードに突入してしまいました。初めはAくんと意見が合わないことで、怒り始めた長女だったのですが、私が介入してしまったことで「お母さんが、嫌」という思考に変換されてしまいました。私が何を言っても「お母さんは言わないで!」「お母さんあっちに行って!」、離れようとすると「行かないで!」「話を聞いて!」…とパニック状態に突入。Aくんもどうしよう…、と困り顔。そのやり取りはしばらく続いていました。長男は、なぜか気にせず、その間夢中でドングリ拾いをしていました。ママ友に助けを求めようと思ったのですが、少し離れた小川にいて声は届きません。そして長女がパニック中なので移動することも難しく、周りの人からの視線もつらく…。イライラするやら、悲しいやら、でも、怒っちゃいけない…と思いながら、冷静を装っていましたが、私もパニックになりそうでした。長男が消えた!そのとき…、私は2歳の長男が側にいないことに気づきました。長女と会話を始めたときには近くでドングリ拾いをしていたのですが、長女と私がヒートアップしていく間にどこかへ行ってしまったのです。Upload By 発達ナビ編集部公園には小川と池があり、すぐそこに車道もあります。「待って、○○(長男)がいない!」と私が言うと、怒っていた娘もハッとして癇癪が収まりました。長男は今まで、私の側を離れていくことはありませんでした。それで安心しきっていたのが私の間違いだったのです。Aくんも状況を分かってくれて、長女とAくんと私で、長男の名前を叫びながら探しました。Upload By 発達ナビ編集部なんで手を握っていなかったんだろう…なんで目を離してしまっていたんだろう…後悔と焦りの中、公園の中を探し、小川のほうに行くと…小川で遊んでいたママ友と、Aくんの妹と一緒にいる長男を発見しました。「○○(長男)くんが、お池のほうに行こうとしていたから、お母さんと一緒にみんなで行こうね、って話してたところだよ」と言うママ友。「よかった~(涙)」と泣く私を見て、慌てるママ友にさっきまでのことを話しました。長女もAくんも「よかった~」と言い、長男はポカンとしていました。Upload By 発達ナビ編集部きょうだいでも個性はそれぞれ長女が2歳ごろのときは私と離れることを怖がっていて、特定のお友達ができてもある程度大きくなるまで私から離れて遊ぶことができませんでした。長男もまた公園に行っても私から離れることはなかったので、長女と同じように「自分から私の側を離れることはないだろう」と思っていました。しかし、この出来事をきっかけに、長男は興味を持ったら「お母さんと離れる」ということを気にせずに衝動的に動いてしまうところがあることに気がつきました。それまで、長男は公園に行っても私の側から離れることはなく、いつも私の側でドングリを拾っていました。それは、長男にとって「母の側」ということが重要だったのではなく、「ドングリ拾い」が楽しかっただけだったようです。そして「ドングリ拾い」に満足した長男はその日、「あっちに池がある」ということに気づき、衝動的に池に向かっていったのだと思います。心から反省する出来事で、思い出すと今でも背筋が凍ります。長男を保護してくれたママ友に今でも感謝しています。長女の癇癪ばかりに目を向けていたことにも反省しました。長男はこのころからどんどん活動的になり、衝動性、多動性が目立っていきました。同じように生活しているきょうだいであっても、子どもは一人ひとり個性が違うことを実感しました。また子どもの傾向を決めつけず、注意深く見ること、そして何より屋外で絶対に目を離してはいけないと胸に刻みました。エピソード参考/カワカワイラスト/taeko(監修:三木先生より)お子さん二人を一人で見るのはとても大変ですよね。特に片方に手がかかっているときは、もう一方のことはうっかり見落としてしまいがちです。そのことに気づいて、でもしばらくすると忘れて、また思い出して、の繰り返しなのかもしれません。こういうきっかけでそのことに気づけたのは、とても良いことでしたね。あなたのエピソードもコラムになるかも?体験談募集中!保護者の方が日々子育てをする中で「こんなトラブルがあった」「こんなハプニングがあった」など悩みはつきないと思います。そんな発達ナビユーザーのみなさんの「困った」エピソードを募集しています。テーマは「ゲーム」「不器用」「ママ友・保護者」「祖父母や親戚関係」「ご近所トラブル」などに加え、今回より「自傷」「学習」「不登校」のお悩みも追加募集!癇癪を起こして自分の頭を叩く、地団太を踏むなどの自傷行為…読み書きや計算の困りはもちろん、授業を落ち着いて受けられないなどの学習の悩み…行き渋りや不登校などの悩み…いろいろなお悩みエピソード、お待ちしております。お寄せいただいたエピソードの中から数作品、発達ナビの連載ライターさんにコラムとしてコミックマンガエッセイ化していただき、発達ナビで公開致します!あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、SNSなどではなかなか言えないような家族やママ友とのトラブルまで。いろいろな「困った」エピソードをぜひ教えてください。
2022年05月16日子どもの不登校、行き渋り、どのように寄り添ってあげたらいい?不登校とは、文部科学省の定義としては「連続又は断続して年間30日以上欠席し、何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいはしたくともできない状況である(ただし、病気や経済的な理由によるものを除く)」とされています。不登校になる原因やきっかけは子どもによってさまざまですが、早期解決できるか長期化させてしまうかは周囲の対処法によって大きく左右されると言われています。参考:児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査-用語の解説|文部科学省令和2年度の調査によると小・中学校における不登校児童生徒数は196,127人(前年度181,272人)であり、前年度から14,855人(8.2%)増加しています。児童生徒1,000人当たりの不登校児童生徒数は20.5人(前年度18.8人)。不登校児童生徒数は8年連続で増加し、過去最多となっています。また、新型コロナウイルス感染症によって学校や家庭における生活や環境が大きく変化し、それが子どもたちの行動などにも大きな影響を与えていることもわかります。新型コロナウイルスの感染回避による長期欠席者数は20,905人となっています。子どもが学校に通えなくなってしまった場合、子ども本人にはもちろん、保護者にもさまざまな不安が生じるかもしれません。いろいろな体験談と解決策を描いたコミックエッセイや、情報コラムから不登校や行き渋りの悩みの解決のヒントを見つけられるかもしれません。参考:令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要|文部科学省Upload By 発達ナビ編集部不登校、行き渋りなどの情報コラム不登校の原因・きっかけはさまざまですが、早期解決できるか長期化させてしまうかは周囲の対処法によって大きく左右されると言われています。不登校はどのようにして起き、どんな経過を辿るのか、保護者の子どもとの接し方のポイントを解説します。子どもが学校に通えなくなってしまった場合、子ども本人にはもちろん、保護者にもさまざまな不安が生じるかもしれません。このコラムでは、不登校の子どもと保護者をサポートする役割を担う「教育支援センター(適応指導教室)」を取り上げます。日本で唯一の不登校専門紙「不登校新聞」。夏休み明けに増え続けている子どもの自殺を止めるために、私たち親は何ができるのか、石井志昂編集長(不登校新聞)と牟田編集長(LITALICO発達ナビ)とともに考えます。不登校、行き渋りのコミックエッセイADHDのある次男くんは4月から小学6年生。いよいよ本格的に中学校選びを始める時期になりました。中学1年生のときに対人関係のトラブルがあり、1年間不登校だったスガカズさん。「自分の子どもには同じような経験はしてほしくない」と「本人(次男)の意思に任せたい」で揺れておりーー。小学校でも中学校でも卒業式で涙を見せたことがなかった荒木まち子さんの娘さんですが、高校の卒業式では大号泣!その涙の理由は、卒業式直前に行われた、生徒主体の「学習発表会」で知ることができました。通信制高校の角川ドワンゴ学園S高等学校に在学中の高校1年生の加藤路瑛さん。今回は、ネットコース生である加藤さんの学校生活をお話しします。今話題の通信制高校のリアルを大公開!小学校入学以来、何度となく登校渋りを繰り返し、小学2年生の秋から不登校になった鈴木希望さんの息子さんですが、4年生になり普通に登校するようになりました。そこに至るまでに何があったのでしょうか。ADHDと自閉スペクトラム症の診断を持つ小学2年生、むっくん。今は不登校で自宅学習を選んでいますが、気になる将来のことについてフリーランス児童精神科医の三木先生に聞いてみました!ASDがあるいっちゃんは中学3年生。府内の美術系の高校への進学を考えており、この秋から受験塾(のようなところ)に通い始めました。しかし、塾に通うのは嫌だと言いだして…。まとめ不登校に限らず、思春期の子どもとの接し方に悩む保護者の方は数多くいるのではないでしょうか。思春期に起きる子どもの変化は、時として親子関係にも変化をもたらします。そうしたタイミングで子どもが不登校になったとき、親としての責任を感じて自分を責めたり、子育てに自信を失ってしまったりすることもあるかもしれません。ですが、不登校の原因は一つではなくさまざまな要因が複雑に絡み合っています。つまり、子どもが不登校になるのは必ずしも全て親の責任ではないとも言えます。子どもとの対話を通して、前向きに、少しずつでも前に進んでいけることを願います。
2022年05月04日発達ナビユーザーの体験をコミックエッセイ化!発達ナビにて行っている「みんなどんなトラブルで悩んでる?アンケート&エピソード大募集!」。今回はその中で投稿のあった「癇癪」についてのエピソードをコミックエッセイ化してご紹介します。2歳ごろから癇癪が激しかった娘娘は2歳前ころから癇癪が激しく、私の悩みの種でした。癇癪が始まると声が大きくなり、同じ娘だとは思えないような怖い表情になり、顔を真っ赤にしたまま1時間は癇癪モード。2時間くらいになるとさすがに疲れてくるのか、だんだんと落ち着いてくる、というのがほとんどでした。2歳ごろはいわゆるイヤイヤ期なのだろうと思っていましたが、3歳になっても、4歳になっても、5歳になっても落ち着くことはありませんでした。むしろ年齢が上がるごとに声はどんどん大きく出せるようになり、発語もはっきりしてきたため、癇癪を受ける側のダメージはアップしていきました。Upload By 発達ナビ編集部自分の要望が満たされなかったり、本人の予測と違ったことが起きると娘は癇癪になりました。特に癇癪を起こすタイミングは「出かける前」。そして娘が一番癇癪を起こしやすいパターンは「遊びを中断する」ということでした。そのため、出かける前に娘が時間がかかりそうな遊びを始めるのは高リスクでした。娘が遊びに熱中しすぎないように声をかけて気を逸らしたり、短いテレビ番組を流して”観終えたら出発”と約束してみたり、毎日同じ方法ではうまくいかず、とにかく娘がご機嫌に出かけられるようにできることを日々いろいろと考えました。その甲斐もあり「これから出かけるから、一旦遊びは終わらせて一緒に行こう」と落ち着いて話しをして、癇癪を未然に防ぐことができる日もありました。穏やかな朝が一変!掃除機が癇癪の引き金に娘、4歳5ヶ月のころ。その日は、いつもよりも穏やかに1日がスタートしていました。娘は朝の着替えを嫌がることもなく、朝ごはんもおいしそうに食べ、幼稚園に行くというスケジュールも理解していました。普段だったら娘が不機嫌になり、バタバタと出かける準備をしているくらいの時間だったのですが、不思議なくらいスムーズに事が運び、時間に余裕がありました。出発時間まではあと30分ほど。娘が出発前におもちゃを出して遊び始めても、落ち着いて話せば遊びをやめて出かけられそうな雰囲気がありました。時間があったので、私は少し離れたところで掃除機をかけ始めました。この油断がいけなかったのです。この日は、これが癇癪の引き金でした。娘「掃除機しないで!!」母「嫌だった?ごめんね」…娘の表情はみるみる変わっていきました。娘の表情を見たら(ああ、もうこれは癇癪モード突入だ…)とすぐに分かりました。Upload By 発達ナビ編集部癇癪のとき娘は「お母さん、ねえ、聞いて!」と叫ぶのがお決まりでした。「うん、なあに?」「聞いてるよ」と私が言っても、娘は理由などを言うわけでもなく…。娘が話し始めるのを待っていると「だまらないで!」「しゃべって!」と叫びます。そのあと私が「聞いてって言ってたから、待ってたんだよ」と言うと「しゃべらないで!」と娘、そして「お母さん、ねえ、聞いて!」に戻る…という。こんなやり取りが1時間続くというのがいつものパターンでした。こうなると私はもうサンドバッグ状態でした。完全に娘はパニック状態なので、少し距離を置いたほうがいいのかなと思い、そっとその場から離れようとすると「行かないで!」と叫ぶのです。娘が我に返るまで、私はとにかく娘のそばで終わるのを待つしかありませんでした。いつもの癇癪と思って耐えていたら、警察が…その日、癇癪が始まって40分くらいしたとき「ピンポーン」と自宅のインターホンが鳴りました。インターホンのモニターをみると、そこには警察らしき人が映っていました。「ああ、通報されちゃったんだな」とすぐに分かり、涙が出てきました。その日は窓を開けておくと気持ちがいい6月のとある日(しかも私の誕生日…)、大声で「お母さん!」「行かないで!」と言う声が外に響いていたのでしょう。Upload By 発達ナビ編集部突然のインターホンの音と「お巡りさんだ!」という私の声にびっくりして娘の癇癪も収まり、私は娘と一緒に玄関に向かいました。警察の方「○○署の者です。お子さんの泣き声がすると連絡があり…、お母さんどうして泣いているんですか?」私「すみません…。心配していただきありがとうございます。すみません、娘が癇癪を起こしてしまって…」このころ娘の癇癪がない日はほとんどありませんでした。毎日必死で向き合ってきたのに、それは誰にも伝わっていないんだな…と感じ、私はやるせなく涙が止まりませんでした(しかも誕生日なのに…!!)。Upload By 発達ナビ編集部そのあとは警察の方が、娘に「こんにちは」と言うと娘も「こんにちは」と答え、親子と警察の方で少し他愛もない会話を交わしたあと、心配ないと思ってくださったのか、特にほかに何か聞かれることはなく帰っていきました。ご近所の方への感謝と切なさ私は自分の地元を離れ子育てしており、このころご近所付き合いもほとんどありませんでした。ご近所の方は、子どもの激しい泣き声を聞いて、娘を心配して通報してくれたのだということは分かりますし、地域の方が子どものことを気にしてくださることに感謝をしています。ただ、娘がどんな子どもなのか、私がどんな子育てをしていてどんなことで悩んでいるのか、わが家がどんな家庭なのか…このとき心配してくださった方に伝える手段がなかったことが悲しく、少し苦い思い出として残っています。そして、誕生日が来る度に思い出します。この出来事のあと、私は地域の行事に親子で参加したり、地域の方と話す機会を意識してつくるようになりました。娘の激しい癇癪は私(母)に対してがほとんどですが、小学2年生くらいまで頻繫におきました。10歳になった娘は、今でもたまに怒りがコントロールできず「お母さん、ねえ、聞いて!」と言うお決まりのセリフで1時間怒っていることがあります。まさか10歳まで続くとは思っていなかったのですが、理不尽な会話で私がサンドバッグ状態になることはかなり少なくなりました。また怒りが落ち着いたタイミングで「怒る気持ちになると、自分でも言わない方がいいと思うことを言っちゃう」と話してくれるようにもなりました。娘が怒りの気持ちとこれからうまく付き合って行けるように親子でできることをしていきたいなと思っています。エピソード参考/カワカワイラスト/taeko(監修:三木先生)これはとてもつらい経験でしたね。しかし、そんな経験のあとに自分から地域に出ていくという行動を取られたことは驚きと称賛に値すると思います。そういったご苦労のおかげで、いま娘さんはだいぶ落ち着けるようになったんでしょうね。あなたのエピソードもコラムになるかも?体験談募集中!保護者の方が日々子育てをする中で「こんなトラブルがあった」「こんなハプニングがあった」など悩みはつきないと思います。そんな発達ナビユーザーのみなさんの「困った」エピソードを募集しています。テーマは「ゲーム」「不器用」「ママ友・保護者」「祖父母や親戚関係」「ご近所トラブル」などに加え、今回より「自傷」「学習」「不登校」のお悩みも追加募集!癇癪を起こして自分の頭を叩く、地団太を踏むなどの自傷行為…読み書きや計算の困りはもちろん、授業を落ち着いて受けられないなどの学習の悩み…行き渋りや不登校などの悩み…いろいろなお悩みエピソード、お待ちしております。お寄せいただいたエピソードの中から数作品、発達ナビの連載ライターさんにコラムとしてコミックマンガエッセイ化していただき、発達ナビで公開致します!あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、SNSなどではなかなか言えないような家族やママ友とのトラブルまで。いろいろな「困った」エピソードをぜひ教えてください。
2022年04月25日合同会社Spica(所在地:埼玉県川越市、代表社員:新田 哲男)は、不登校児向け児童福祉サービス「多機能型事業所スピカ」を埼玉県ふじみ野市にオープンしました。「多機能型事業所スピカ」詳細URL: 正面■施設の特徴*既存施設(放課後等デイサービス)との違い多機能型事業所スピカは、県から障害児通所支援事業所の指定を受けた、「児童発達支援」「放課後等デイサービス」の福祉サービスを提供する事業所です。従来の放課後等デイサービスは、いろんな特性を持ったお子様が利用するため、不登校児の受け入れは難しかったのですが、当デイサービスは「不登校児」向けのデイとなっており、お子様も保護者様も「安心して過ごせる場所」を目標に支援をしています。*e-ラーニングスピカでは、学習支援ソフト天神(e-ラーニング)を活用した学習支援を取り入れています。学習塾とは違い解法等を教えることはしませんが、お子様が無理なく学習に取り組める環境を用意します。学校からの認可を頂ければ、天神での学習療育により、スピカ利用日を出席扱いにしてもらえることもあります。学習支援に関しては、お子様が無理なく過ごせることを目標にしていますので、強制ではありません。*利用中のお子様と保護者様の声現在利用中の学校への行き渋りがあるお子様ですが、保護者様からは「学校に行ってないことによる学習への不安」や「お子様が家にこもってしまうことへの不安」が大きいとのことでした。当デイを利用しだしてから、本児が学習することへの喜びを感じたようで、自宅でも「いつスピカに行けるのか?」と家族に打ち明けてくれることが多くなりました。本児は学校だけでなく、同じ放課後等デイサービスへの行き渋りもあったのですが、「スピカには自分から率先して行ってくれる」との話があり、1つの成果として、大変嬉しい限りです。■クラウドファンディング実施中障害を持った子どもたちだけでなく「不登校」や「引きこもり」の子どもたちも利用できる学習型の社会福祉事業所の立ち上げを目指しています。(児童発達支援事業所、放課後等デイサービス)学校生活に上手く馴染めず行き場のない子どもたちが、安心して過ごせる、学習できる居場所を確保してあげたいという思いから社会問題と向き合う人のクラウドファンディングGoodMorningにて、プロジェクトを2022年4月12日から6月10日まで実施いたします。URL: ■店舗概要店舗名 : 多機能型事業所スピカ開店日 : 2022年3月1日(火)所在地 : 〒356-0041 埼玉県ふじみ野市鶴ケ舞1-1-18アクセス: 東武東上線・有楽町線「上福岡」駅 徒歩13分営業時間: 平日 9:00~18:00定休日 : 土・日・祝 年末年始:12月28日~1月4日夏季休暇:8月11日~8月17日URL : ■会社概要商号 :合同会社Spica市場 :法人番号 9030003018061代表者 :代表社員 新田 哲男所在地 :〒350-0014 埼玉県川越市古市場65-4設立 :2021年10月事業内容:児童福祉法に基づく障害児通所支援事業資本金 :220万円【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】多機能型事業所スピカTEL:049-257-4411 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月19日どの中学校が合っている?ADHD次男の中学校選びUpload By スガカズADHDとLD(書字障害)のある次男は4月から小学6年生。療育センターで、中学校進学に向けて学校での合理的配慮に備えるためにST(言語療法士)のところに通い始めるなど、少しずつ準備を進めています。中学校生活を送る上で、生活習慣や対人関係、勉強で数々の困難が待ち受けていることでしょう。子どもの中学校選びで親として何を一番大事にしたいのか、本人の意思を考慮すべきか…私自身まさに悩んでいる最中です。Upload By スガカズ次男は仲の良い友達がたくさん通う予定のA中学校を希望しているのですが、良い噂も悪い噂もあります。特に、対人関係のトラブルに関する噂が気になり、「A中学校を選ぶことは次男にとって本当に良いのだろうか?」とどうしても感じてしまいます。仲の良い友達がA中学校より少なくても、落ち着いた雰囲気の、特別支援学級の拠点校であるB中学校が良いのではと思っています。それには、親である私自身が中学校時代に苦い経験をしたからです。母の経験。対人関係でのトラブルに悩み、不登校だった中1Upload By スガカズ私自身、学校生活の中で一番つらいと思った時期は中学1年生のときでした。当時私が住んでいた地域は選択制ではなく、基本的には進学する中学校が決められていました。通っていた小学校の同級生はほとんどがその中学校に進学しました。私には小学校のころから、折り合いの良くない女の子(Aさん)がいました。小6のとき、Aさんの私への態度と、ほかの子への態度に差を感じていたので、共通の友達に相談したことがあります。共通の友達は、善意からAさんにその内容を伝えたようで、後日Aさんは私に直接「気のせいだ」と言いました。「そうなんだ。勘違いしてごめんね」と私は返答しました。小学校のとき、Aさんとは別々のクラスだったので、その一件のあと卒業まで特に何もなかったのですが、中学1年生になって、Aさんと私は同じクラスになりました。加えて私は、小学校時代の仲の良い友達とは同じクラスにはなれませんでした。Upload By スガカズ小6のとき、私がAさんのことを友達に相談したことについて、Aさんはきっと腹を立てただろうと思っていました。中学1年生で同じクラスになりましたが、Aさんとは少しぎこちない空気になっていました。そのうちに、クラスで私への陰口が始まりました。中学時代クラスの女の子たちは、よく一緒に行動する子同士でグループのようになっていました。Aさんは、そのグループの子たちに私のことを悪く言いだしたようで、それを聞いていたほかの2つのグループからも無視をされてしまいました。そんな状況から、私は自分からクラスの女子に話しかける勇気が出ず、だんだんと孤立していきました。ある日席替えがあり、Aさんのグループの子が、私の前に決まった子に対して「あの子(私)の前になっちゃったんだ。かわいそう〜」と、笑いながら話していました。言った子は、ふざけて言ったのかも知れませんが、近くで聞こえるように話していたことが本当にショックで、「そうか、私の近くにいる子はかわいそうなんだ。」と理解し、その場に存在することがとてつもなく惨めで、その日以降学校に行かないようになりました。両親や友達に相談する勇気がなかった当時の気もちUpload By スガカズ両親は私が中学1年の約一年間、不登校だったことを実は知りません。私は7つ上に兄がいて、重度の自閉スペクトラム症と知的障害があります。母は障害のある兄のサポートが大変ですし、父も仕事が忙しい時期だったので、自分から余計な心配をかけたくなかったですし、何よりも「クラスメイトからいじわるをされている」という事実を伝えたくありませんでした。家族の前では、今まで通りの自分でいたかったのです。また、友達にも先生にも相談できませんでした。もし間違って小学校のときのように、Aさんの耳に情報が届いたとしたら、ますます自分にとってつらい学校生活になってしまうのでは?といった不安があったからです。そのため私は、毎日登校したフリをして、1時間ほど近所で時間をつぶし、家族が外出するとこっそり家に帰るといった日々を送っていました。幸いにもAさんとは中2、中3は別々のクラスになり、新しいクラスには仲の良い友達がいたので、また学校に通えるようになりました。それでも、中1のころの心の傷が残ったままで、月に2~3日ほど、反動がきて学校に行くのがつらくて休む日もありました。今思えば不登校は短い期間だったわけですが、渦中にいた当時は、一日一日が苦痛で、自分がこの世にいてはいけない存在に思えました。私は人と争うことが苦手なタイプなので、大勢がいる教室で言い返すこともできません。もし3年間同じような状況が続いていたらどうなっていたのだろうと想像すると、ゾッとします。子どもには同じ経験はしてほしくない。でも…Upload By スガカズこういった私自身の中学校での経験から、子どもには、自分と同じような経験をさせたくないと強く思っています。それにはまず「自分の居場所がある」ということが大切です。その「自分の居場所」とは、先生と生徒の距離感であったり、通う生徒の属性、人数、教育方針など、さまざまな条件があると思っています。現在次男が通っている小学校では、いろいろありましたが、結果的に次男に合った環境だと感じています。次男が低学年、中学年のころ友達とケンカになってしまったとしたとしても、仲裁にはいってくれる先生や友達がいたりしました。そのお陰で、高学年になってからは、次男がほかの子たちのトラブルの仲裁に入ったり、友達に寄り添う姿も見られるようになりました。そんな次男には、「YES、NOを伝える」「人にやさしくする」力があると思っています。一方で、「自分の行動の理由を相手に説明する」ことに不得意があると感じます。次男は今、小学校で「自分の居場所」を持つことができています。中学進学が近づいてきていますが、私が子どもの中学校選びで一番大事にしたいことは、「自分の居場所がある」ということです。勉強は二の次で、少しでも安心して中学校に通えることを望みます。A中学校よりもB中学校の方が、今通っている小学校の雰囲気に似ています。であれば、B中学校の方が、今までどおり次男が自分の居場所を確保できるのでは?と思っています。一方で、次男自身が今希望しているA中学校の場合は、通っている小学校の雰囲気とは違いますが、次男と仲の良い友達が多く進学するので、自分の居場所の確保ができることもあるのではないか?とも思います。安心できる「居場所」という枠組みは、思春期の子どもが大勢いる環境では、とても不安定であるとも思います。前年度がそのときの子どもにとってよい条件だとしても、次年度は同じとは限りません。私のように、人(友達)に相談しても解決せず、居場所が小さくなってしまうことは大いにあると思います。次男の進学先に関して、まだ2つの中学校の間で迷っている状態ですが、本人の意向も理解した上で納得してもらえないと「あのときA中学校に通いたいと言っていたのに」と次男の中で不満がでてきてしまうでしょう。本人と保護者、双方が折り合いをつけられるように、慎重に見極めていきたいと思います。執筆/スガカズ(監修:井上先生より)スガカズさん自身が中学時代につらい体験をされたことから、息子さんの中学校選びに対して友人関係、学校の雰囲気などさまざまなことを考えて迷っておられることと思います。一方で息子さんと、スガカズさんが子どもだったころというのは、特別支援教室や自治体の配慮、システムなども変わってきている部分もあります。また、お母さんとお子さんは似ているところもあれば、違うところもあるのだと思います。安心できる居場所をキープするには困ったときに相談しやすい環境が大切です。これから思春期になり、学校でのことや友人関係のことを親に相談しにくくなる年齢になると思いますが、困ったときに自分から先生などに相談しやすい雰囲気のところがあるとよいですね。今回息子さんとお互いに本音で話し合うことをきっかけに、さまざまなことを話せる関係になっていくことを願っています。
2022年04月19日株式会社ウィザス(大阪府大阪市、代表取締役社長:生駒 富男)が運営する第一学院高等学校(全国54キャンパス)は、不登校や高校中退等を経験した生徒や、スポーツ・芸能活動などの「夢の実現と学業の両立」を目指す生徒も多く学ぶ広域通信・単位制高等学校です。このたび、「オフラインとオンラインの両特性を生かしたハイブリッド型のキャリア教育」の一環として、2022年4月27日(水)にプロトレーダー/YouTuber NOBUさんによるオンライン授業「チャレンジレッスン」を実施します。今年度より、高校家庭科で「資産形成」の授業が必修となることもきっかけとなり、トレーダーからお金の仕組みについて分かりやすく学ぶ授業を実施します。■「チャレンジレッスン」について各業界で活躍するプロフェッショナルによる、東京のスタジオと全国のキャンパス・自宅をオンラインでつないだ双方向のライブ配信授業です。生徒が将来を見据え、自身の興味や得意分野に気づき、学ぶ楽しさの発見へとつなげることを目的に実施しています。業界や社会の第一線で活躍する講師の方が携わる職業はもちろん、それに関わるさまざまな職業やその職業の裏側を知り、実体験を通じて将来を創造していきます。授業内では、タブレット端末やアプリを使用して質疑応答なども双方向(インタラクティブ)でリアルなやり取りを行えます。配信授業の特性を生かし、全国の仲間から配信されるコメントや講師からの即時フィードバックを通してさらなる学びを深めます。チャレンジレッスンについて( )2021年度の授業の様子はこちら( )※2022年度のチャレンジレッスンはこの後も、イベントプロデューサー、発明家、ポジティブ・クリエイターなどさまざまなジャンルのプロフェッショナルの講師の方をお迎えする予定です!【詳細】日時 :2022年4月27日(水)13時00分~14時50分授業配信場所:第一学院高等学校 東京本部スタジオ(東京都港区芝1-5-9 住友不動産芝ビル2号館5F)※第一学院高等学校の生徒は、各所属キャンパスから参加します。キャンパスへの取材も受け付けています。講師 :プロトレーダー/YouTuber NOBUさんテーマ :「お金を追求し続けると到達する領域~哲学の探求~」<授業>今年度より、高校家庭科で「資産形成」の授業が必修になることもきっかけとなり、その入口としてトレーダーからお金の仕組みについて学ぶことが出来る授業を実施します。大手銀行の普通預金金利は0.001%、100万円を1年預けても、利息はわずか10円。超低金利と言われている今の時代だからこそ、自分でお金を増やす力を身につけるための知識を学びます。■講師プロフィールプロトレーダー/YouTuber NOBUさん大学卒業後、2005年 野村證券株式会社(京都支店)入社、2009年 ソニー生命保険株式会社(代理店営業本部)、2014年 会計事務所勤務・兼業で量子力学コンサルティング業を経営とキャリアを積む。現在はプロトレーダー兼YouTuberとして活動。趣味は量子力学の研究・総合格闘技・宇宙全般に関することの検証。YouTubeチャンネル「NOBU塾」はこちら( )**プロトレーダー/YouTuber NOBUさん・生徒への取材を歓迎しております。お気軽にご相談ください。**■第一学院高等学校について「1/1(いちぶんのいち)の教育」を教育理念とし、東京をはじめとした54キャンパス(2022年4月時点)を展開する通信制・単位制高等学校。「生徒第一」「1/1の教育」の想いを大切に、生徒をプラス思考に変える独自の「プラスサイクル指導」をベースとした「『もっともっと自分を好きになる』自分づくり」を実践し、「社会で活躍できる人づくり」に取り組んでいます。通信制の当校には、サッカー日本代表 山根 視来選手・水球日本代表 稲場 悠介選手・スケートボード 西村 碧莉選手や女性ヴォーカルグループLittle Glee Monsterなど、スポーツや芸能活動などの夢の実現と学業との両立を目指す生徒のほかにも、不登校や高校中退等を経験した生徒が多数在籍・卒業しています。そのような多様な生徒たちがそれぞれの希望する進路を実現できるよう、生徒一人ひとりの自己成長を支援しています。(第一学院サイトURL: ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月19日株式会社すばる舎(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:徳留慶太郎)は道山ケイ先生出版記念“無料”オンライン勉強会 を5月15日(日)13時より開催します。”思春期の子育てアドバイザー”として1万組以上の親子関係の改善をサポートした道山ケイ先生が実際にあった親子関係の解決方法を具体例をあげながら伝授します。 「しなさい言葉」を減らす!「なかよし貯金」を貯める!等、効果抜群のスゴ技満載です。URL: 【本勉強会におすすめの人】勉強をしない子どもに悩まれている方。だらしない生活態度に困っていらっしゃる方。スマホやゲーム依存を心配してらっしゃる方。不登校や激しい反抗期でどう対応すればよいのかを苦しんでいらっしゃる方。思春期の子育てに悩まれている親御様全般。【内容】思春期になると、子どもは勉強しなくなります。それどころか、スマホやゲーム依存、不登校になるなど、激しい反抗期を迎えることになります。そこで思春期の子育てアドバイザーである道山ケイ先生に、思春期の子どもの複雑な心を踏まえた、効果的な子育て法を紹介してもらいます。その方法はシンプルで、子どもにいちいち指示をする「しなさい言葉」を使うのをやめ、子どもの気持ちに寄り添い、愛情を伝える 「なかよし貯金」を貯めるという発想で接することです。これだけで、またたく間に子どもが心を開いて素直になり、やる気を出して、何事も前向きに取り組むようになります。本勉強会は道山先生の新刊『ウチの子、最近、思春期みたいなんですが親子でイライラせずに乗り切る方法、教えてください!』を元に、特に大事なところを解説、そして、その場でマスターしてもらうことを目指しています。*勉強会内にて「日頃の子育ての悩み等ご質問」をお受けします。(可能な限り道山先生にご回答をしていただく予定です)【概要】・日時:2022年5月15日(日)13:00~15:00(受付開始時間12:45~)・参加条件:キャンペーン期間中(4月14日~5月8日)に『ウチの子、最近、思春期みたいなんですが親子でイライラせずに乗り切る方法、教えてください!』(道山ケイすばる舎)をご購入いただいた方のみ無料ご招待 *事前申し込みフォームに購入店名(*web書店も可)と購入月日を記載してください。・開催形態:オンライン配信・申込方法URL: より申し込み可能・主催:すばる舎*お申込みの方で、当日ご都合によりご参加できなかった方の為に、後日Youtubeにて「限定公開」をいたします。【講師プロフィール】◆道山ケイ(ミチヤマケイ)思春期の子育てアドバイザー。親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000組の親子をサポートし、約7割の親子関係が良好に変化している。勉強嫌いでスマホ依存の子が次のテストで5教科合計113点UP、反抗期が激しく親と食事すらとらない子が5教科合計481点獲得、不登校だった子が学校に行けるようになり5教科合計462点獲得。道山流で子どもに接すると成績が上がると話題になっている。元中学校教師で、学級崩壊の地獄と学年最下位クラスを9ヶ月でTOPに変えた天国を経験。この体験から思春期子育て法を確立。母親から絶大な人気があり、有料勉強会がすぐに満席になる。主な著書には「高校受験志望校に97%合格する親の習慣」(青春出版社)「親子で一緒にやるからできる中学生の勉強大全」(主婦の友社)がある。YouTube思春期の子育てChの登録者は、5万人を超える。1万組以上の親子をサポートした、”思春期の子育てアドバイザー”道山ケイ先生新刊『ウチの子、最近、思春期みたいなんですが親子でイライラせずに乗り切る方法、教えてください!』出版記念【無料オンライン勉強会】5月15日(日)13時より開催! : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月14日