「嵐」の相葉雅紀が自らは推理しない“貴族探偵”に扮したこの春の月9ドラマ「貴族探偵」が、6月26日の放送を持ってフィナーレを迎えた。これまでの謎が一挙に解明された最終回。まさかの“真相”に視聴者から感動の声が相次いでいる。本作は麻耶雄嵩による本格推理小説「貴族探偵」と続編の「貴族探偵対女探偵」が原作。異様な殺人事件の裏にあるトリックを破るべき主人公がまさか一切の推理をしないという、推理小説の既成概念を打ち砕く前代未聞の物語が展開。緻密なストーリーや大胆なトリック、華麗な謎解きの模様などを原作に忠実に映像化したことで、1話放送当初から原作ファンの熱烈な支持を受けており、また1話完結型の構成にアレンジしたことでオリジナル要素も加え、登場人物たちもより深く描かれた。月9ドラマ「ようこそ、わが家へ」以来2年ぶりのドラマ出演&主演となる相葉さんが己のことを貴族と名乗り、探偵を趣味にしている主人公を演じ、主人公の“貴族探偵”と推理を競い合う探偵の高徳愛香には武井咲。そのほか生瀬勝久、井川遥、滝藤賢一、中山美穂、松重豊、仲間由紀恵といったキャスト。ドラマでは愛香が貴族探偵と関わっていくうちに、自らの師匠である喜多見切子(井川さん)の死が殺人で、その犯人が貴族探偵なのでは?という疑念を抱くようになり、最終2話は前後編で謎の依頼を受けた愛香が陰で武器商人をしている名家のパーティーに潜入。そこで殺人事件に巻き込まれ自らも危険に晒されながらも、初めて推理を的中させ、貴族探偵と約束した切子の死の真実を知る…という展開だった。名家で巻き込まれた事件の解決を終えると、物語は“本題”である切子の死の真相へ。ここでドラマは“大ドンデン返し”と呼んでもいいほどの展開へ突入する。「愛香のための一芝居だったのー?!」など貴族探偵の“真実”を喜ぶツイートがタイムラインに続々と投稿され、「何貴族探偵最後の最後いい人かよ」「いい終わり方」といった声も多数。そしてすべてが解決したあとに貴族探偵と愛香がキスしようとするカットから「嵐」の歌う「I’ll be there」が流れ出すと「月9っぽいラストだった!」「すごい、月9だ!!!!!」「チューはだめーーーー!!!!」など、最後に2人の関係が親密になった(と予感させる)ラストにも数多くの反応が巻き起こっていた。(笠緒)
2017年06月26日俳優の中山優馬が、21日、都内で行われたミュージカル『にんじん』製作発表記者会見に、大竹しのぶ、宇梶剛士、キムラ緑子、松竹 安孫子正副社長とともに登場した。同作はジュール・ルナールにより1894年に執筆され、世界中で愛される同名小説をミュージカル化。1979年に、日生劇場で世界初の試みとして”音楽劇”として上演され、22歳の大竹しのぶが主人公の少年を演じた。38年ぶりの再演となり、今年還暦を迎える大竹が14歳の少年・にんじん役に挑む。会見で初対面だったという大竹と中山。にんじんの兄・フェリックスを演じる中山が、大竹との共演に「最初に聞いた時はガッツポーズしました。でも兄貴役と聞いたので……」と語ると、大竹は「ずっこけた?」とニヤリ。中山は「すごくびっくりしましたね。こんな体験は一生に一度だと思うので」と改めて振り返り、自身の役について「ちょっとやなやつなんですけど、読んでいくうちに、こいつもいろんな感情を持ってるんだなというのを感じた」と明かした。中山は「一番近くで勉強できるのが、楽しみです」と大竹との共演の喜びを語り、「僕の同じ事務所のタレントも共演しているのを見て、歯ぎしりしている部分もあったので」と大竹への思いを吐露。嵐の松本潤と仲の良い大竹だが、還暦目前の少年役に「潤くんとかも『何考えてんの』って言うんじゃないか」と苦笑した。「何か武器になるものも特にないので、丸腰でいろんなものをつかんでいきたい」と宣言した中山。大竹は中山について「芝居に対する美しい心を持ってるというのは聞いたことがある」と語り、「みんな芝居に対する美しい心を持ってやっていけたら」と意気込んだ。
2017年06月21日枠として30周年を迎え、主演の相葉雅紀を始め武井咲、生瀬勝久、滝藤賢一、中山美穂、松重豊ら超豪華出演者で贈る月9ドラマ「貴族探偵」。本日6月19日(月)放送の第10話と6月26日(月)の最終話に、女優・高橋ひとみの出演が決定。自身初の召使い役に挑戦する。原作は、麻耶雄嵩による本格推理小説「貴族探偵」と続編の「貴族探偵対女探偵」。主人公が探偵を趣味としている貴族で、年齢、家族、学歴、住所、さらに本名までも不明、はたまた、まさか一切の推理を「雑事」と言い放ち、召使いに任せながら優雅に謎を解くという、探偵という存在の既成概念を打ち砕く前代未聞のミステリーだ。6月19日(月)放送の第10話は、最終回の第11話と前後編となっており、物語はついに加速度的に終結へ向かう。ある日、貴族探偵と“政宗是正”の関連性に迫る新米探偵・高徳愛香(武井咲)の事務所に、現金50万円と「6月17日に星見荘に来られたし」という紙が同封された郵便物が投函される。星見荘とは、どこよりも見事に星を観測することができる場所だと世にとどろく、具同家が所有する別荘。具同家が現在、シンガポールを拠点にしているという情報を得た愛香は、以前に神奈川県警の警部補・鼻形雷雨(生瀬勝久)から得た「政宗是正はシンガポールを拠点に黒い活動している謎の人物」という情報を結びつけ、具同家なら政宗是正のことを何か知っているのでは、と考える。「私のことを調べるのは命がけ」だと貴族探偵から警告されている愛香は、それでも師匠と仰ぐ名探偵・喜多見切子(井川遥)の死の原因が貴族探偵にあるという確信と、そんな貴族探偵が何者なのか絶対に暴くという意思で、不安を抱きながらも星見荘へ向かうことに…。そんな終結へ怒濤の展開が繰り広げられる中、出演するのは「毎週見ていたので、とてもうれしかったです。ミステリー、ファンタジー、ゴージャス、そしてコミカルで大好きなお話です」と本作出演を喜ぶ高橋さん。演じるのは、日本を代表する門閥・具同家に長年仕えている召使い・平田早苗。キャリア28年で人生初の召使い役となるが「召使いなのになんだか品もある。生活感がないという設定の役の中では、いままでで一番で、演じていてとても楽しいです」と明かす。主演の相葉さんとは初共演だったそうで、「やっとお会いできた!」と喜び、「夜中までの撮影中もいつもと変わらない優しい笑顔がステキでした。クランクアップに立ち会えたので、集合写真にも参加させていただくことができ、うれしかったです」と収録をふり返った。なぜ貴族探偵は愛香と頻繁に事件現場に遭遇していたのか、貴族探偵とは何者なのか、さらにはドラマ「貴族探偵」とは何だったのか。これまでの物語がすべて逆転する、まさにトリックアートのごとき「貴族探偵」の全貌が明らかになる第10話、そして最終話を見逃さないで。「貴族探偵」は毎週月曜日21時よりフジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年06月19日主演の相葉雅紀をはじめ、武井咲、生瀬勝久、井川遥、滝藤賢一、中山美穂、松重豊ら豪華キャストが登場する月9ドラマ「貴族探偵」。本日5月29日(月)放送の第7話にて、これまで“声”のみの出演だった仲間由紀恵が“謎の使用人”として出演することが決定した。先週放送の第6話の最後では相葉さん演じる貴族探偵が、武井さん演じる愛香が“師匠”と呼ぶ井川遥さん演じる名探偵・喜多見切子を殺したのでは、という疑惑が描かれ、視聴者の間で話題に。続きが気になる第7話では、1年前に起きた貴族探偵と切子の推理対決のエピソードが描かれると同時に、最終回へ向けて、これまで張られてきた伏線が回収されていくという。一方で貴族探偵と喜多見切子との因縁が次々と明らかになり、貴族探偵の人物に焦点を当てた物語がうねりだす、最終章の始まりとなる。クライマックスに向け盛り上がる本作にて、最終章の怒濤のうねりのキーマンの1人となる“謎の使用人”を演じるのは、仲間さん。これまで仲間さんは武井さん演じる新米探偵の高徳愛香が所持するスマートフォンの音声アシストサービス“ギリ”の声での出演だったが、ここへきてついてに主演の相葉さんらと共演を果たすこととなる。仲間さんの役どころについてプロデューサーの羽鳥健一は「ドラマオリジナルであり、アッと驚く、『貴族探偵』らしい遊び心にあふれたサプライズなキャラクターとなっています。ご本人も非常に面白がってくださり、撮影では、とても楽しんで演じてくださいました。また“ギリ”の声と仲間さん演じる“謎の使用人”との関連にも是非ご注目下さい」と期待高まるコメントを寄せた。今夜放送の第7話では、広末涼子もゲスト出演!豪華女優陣の共演からも目が離せない。「貴族探偵」は毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年05月29日ミュベール(MUVEIL)を手掛ける、デザイナー中山路子が新ブランド「M(エム)」をスタート。そして「M(エム)」を展開する拠点として、東京・神田明神に新店を2017年6月16日(金)オープンする。凛とした女性らしい姿を作る、新ブランド「M(エム)」新ブランド「M(エム)」のキーワードは、洗練・快適性・主張。女性らしさを纏ったモダンなデザインに、伝統的な紳士服のディテールを組み合わせ、新しい衣服を製作する。キッチュな世界観を構築するのが得意な中山であるが、「M(エム)」ではデコラティブな表現を控えめに。纏う者のアイデンティティを引き出し、影からそっと支えるようなワードローブを発信していく。コレクションの基軸となるのは3つ。一つはメンズ服の再構築だ。紳士服を解体し、女性らしさをパターンの中から組み込む。全体的にゆったりとしたシルエットの洋服が多いが、袖を通せば凛とした女性らしい姿に変わって映る。素材・シルエット・製法に関しては「上質な日常を生む服」をキーワードに、日々を豊かにしてくれるこだわりのものを選択。日本製の商品も多く、手触りも優しいものが多い。ドレープを入れたり、袖を長くしたりと、小さな変化を加えることで、美しい所作を導くデザインを追求する。デビューコレクション17年秋冬は全30型ファーストシーズンとなる2017年秋冬コレクションは、秋15型冬15型合計30型でのスタートだ。ソフトな手触りのカットソーやタブルジャケットのセットアップ、袖にギャザーを寄せたコートなどを揃えた。カラーは、ブラック、ベージュなど落ち着きある色彩を中心に。アクセントに添えたソフトなグリーンとバーガンディが品よく彩る。今後は、春夏・秋冬にコレクションを発表し、年に2回新作を提案予定だ。神田明神の鳥居をくぐって辿りつく、新店「M(エム)」「M(エム)」の拠点となるのは、天平2年に創設された神田明神にある新店。朱色の鳥居を潜り抜け、境内を右手奥に進むと時を感じさせる白いビルがある。選んだのは、ビルの302号室。半分ミラー張りの店内は、伝統的な趣とモダンな要素が入り混じった雰囲気だ。ラックには、一つひとつのピースが見やすいようにかけられ、それぞれのラックの間には、シーズンビジュアルが飾られている。また店内に設置された、モニターでは若手映画監督・小谷野五王による映像作品が流れている。作品は「M(エム)」をイメージしたもので、一人の女性が主人公になっている。アート展や作家の作品展示も定期的に今後、ストア「M(エム)」は、ショップとして機能だけでなく、アートワークのエキシビションや他作家を招いた作品展開の拠点としても活躍していくという。様々な企画を設けることで、来店客の”五感に響く”空間を創り出していく。オープン記念企画として、2017年6月16日(金)から29日(木)までは、小林和人企画展「目に見える具体的な機能」と「目に見えない抽象的な作用」を開催する。詳細新ブランド「M(エム)」・新店「M」オープン日:2017年6月16日(金)住所:東京都千代田区外神田2-16-2 302号・小林和人企画展「目に見える具体的な機能」と「目に見えない抽象的な作用」開催期間:2017年6月16日(金)~29日(木)時間:13:00~19:00
2017年05月29日毎回豪華なゲストが登場するフジテレビ系の月9ドラマ「貴族探偵」だが、女優の広末涼子(36)が29日放送の第7話に出演。月9枠への出演は’07年の「ガリレオ」以来10年ぶりとなる。 広末といえば、「ロングバケーション」(’96年)で月9初出演。以降、「ビーチボーイズ」(’97年)、「リップスティック」(’99年)、「できちゃった結婚」(’01年)などに出演し、自身の芸能生活を彩ってきた。 「今年は月9枠がスタートしてから30周年。それもあって『貴族探偵』は主演の嵐・相葉雅紀(34)、中山美穂(47)、井川遥(40)ら月9に縁のある豪華キャストを集めていました」(放送担当記者) だが第1話こそ11.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で2ケタを記録したものの、第2話以降、1ケタにとどまっている。 「今回のドラマは月9の全盛期にプロデューサーをつとめていた亀山千広社長(60)の肝いり。しかし亀山氏はまるでドラマの視聴率が低迷した責任をとるかのように、役員会議での社長退任が決定してしまいました」(前出・報道担当記者) 歴史ある月9。ここ数年は続々と若い売れっ子の役者が出ているだけに、その役者と中堅・ベテランをうまく使いこなせばよさそうなものだが……。 「フジの看板枠にもかかわらず、このところ若手の売れっ子たちからは明らかに敬遠されています。前クールは西内まりやさん(23)に白羽の矢が立ちましたが、案の定ドラマが大コケ。その件もあり、ますます敬遠されてしまいました」(芸能プロダクションスタッフ) 社長交代を機に、月9枠の存在意義を根本から見直す必要がありそうだ。
2017年05月22日4月17日(月)今夜放送のフジテレビ系バラエティ「ネプリーグSP」に、同じく17日今夜から放送開始される新月9ドラマ「貴族探偵」から主演の「嵐」相葉雅紀をはじめとしたメインキャストがゲストで登場。司会のネプチューンらとクイズやゲームで競い合う。今回、「貴族探偵」チームとして登場するのは相葉さんのほか、武井咲、生瀬勝久、滝藤賢一、中山美穂、岡山天音といった面々。ここに林修が加わったゲストチームと、番組MCの「ネプチューン」の名倉潤、堀内健、原田泰造の3人に「ますだおかだ」岡田圭右、出川哲朗の2人を加えたネプチューンチームが対決する。全員参加で早押し問題に挑戦する「ピンポンフラッシュ」から始まった今夜の対決。中山さんがクイズ番組初参戦ということもあり緊張気味の月9チームに対し“ミスターネプリーグ”こと出川さんが立ちはだかる。その後の「音読ルーム」では滝藤さんが4人の父親としてのプレッシャーを背負ってクイズに挑む。さまざまなモノの割合を答える「パーセントバルーン」では生瀬さんの意外なマニアっぷりに一同驚愕。出川さんの“笑撃”アルバイト体験談にはメンバーから総ツッコミが。「ファイブボンバー・ハイパーボンバー」では相葉さんがアイドルらしからぬ恥ずかしい天然解答を炸裂させて、中山さんも大興奮。今回限りのスペシャルトロッコに挑戦するのはどちらのチームか。ラストの衝撃展開にも注目だ。今夜の「ネプリーグ」放送後、21時から同じくフジテレビ系で放送開始となるドラマ「貴族探偵」は麻耶雄嵩の本格推理小説シリーズを原作に、年齢、家族、学歴、住所、さらに本名までも不明。劇中でも「貴族」「主」「御前」などという呼び方しかされず、趣味で探偵をしているという貴族が優雅に謎を解くという、探偵という存在の既成概念を打ち砕く前代未聞のミステリー。月9ドラマ「ようこそ、わが家へ」以来2年ぶりのドラマ出演&主演となる相葉さんが主人公の“貴族探偵”を演じ、新米探偵の高徳愛香を武井さんが、“貴族よりも先に謎を解く”という利害が一致し愛香と行動を共にする刑事の鼻形雷雨を生瀬さんが、貴族に仕える召使いの運転手・佐藤を滝藤さんが、相葉さん扮する貴族に仕えるメイドの田中を中山さんが、“究極のゆとり刑事”常見慎吾を岡山さんがそれぞれ演じるほか、井川遥、松重豊、仲間由紀恵ら豪華俳優陣が共演。新月9ドラマ「貴族探偵」は4月17日(月)今夜21時~フジテレビ系にて放送開始。※初回30分拡大「ネプリーグSP」は4月17日(月)今夜19時~フジテレビ系にて放送。(笠緒)
2017年04月17日「最近は、紳士的な大人の男性が素敵だなと思います。20代のころは、チョイ悪的な感じがかっこいいんじゃないかと思っていましたが、30代に入ってからは、言動や服装もきちんとしている正統派なタイプに憧れるようになりました」 そう話すのは、2度目の月9『貴族探偵』(フジテレビ系・4月17日スタート)で、探偵を趣味にしている自称「貴族」を熱演する相葉雅紀(34)。今回は、相葉ちゃんを前面に出したドラマとのこと。相葉ちゃんが考える“かっこいい男”像って? 「お手本にしているような人はいませんが、映画『マリアンヌ』を見て、ブラッド・ピットがめちゃめちゃかっこよくって。彼自身、濃厚な人生を生きていながらも、全然くたびれていなくて、いい年の取り方って感じがします」 武井咲、中山美穂など、豪華な共演者も話題となっている『貴族探偵』。共演者の印象をこう語る。 「武井(咲)さんは、スリムでかわいらしい感じなのに、意外とストイックに体を鍛えているのに驚きました。井川(遥)さんは、まだあまりお会いしていませんが、本当にキレイなお姉さんだな、と。(中山)美穂さんとは、番宣の番組でお肉料理を2人で食べに行ったんです。途中でふとわれに返って、『あ、隣にあのミポリンがいる』と思ったら、ドキドキしました(笑)」
2017年04月13日2016年に好評を博した舞台の再演となる「それいゆ」の囲み取材が、初日を目前に控えた4月5日(水)にサンシャイン劇場にて行われ、出演する中山優馬、桜井日奈子らが出席した。桜井さん主導によるハードトレーニングが話題になると、中山さんは「かわいい顔して、今回もがっつり。日奈子式トレーニング。鬼教官でした(笑)」とこぼすとほかのキャストも頷き、この日も全員で声を出して励んでいた。「それいゆ」は太平洋戦争の混乱期、色鮮やかなイラストで女性たちに光と希望を与え続けた天才クリエイター・中原淳一(中山さん)の物語。戦中戦後の暗い時代に、大輪のひまわりが咲くかのごとく、色鮮やかに綴られた想い「美しく生きる」という中原さんのメッセージをいまの時代に問いかけている。1年を待たずに再演となったことについて、中山さんは、「劇場に足を運んでくださる皆さまの評価なので、うれしいです。懐かしさもすでにあり、ファミリーのようで、帰ってこれたな、と」と、笑顔を見せた。桜井さんも、「うれしいです。前回、この舞台で女優デビューをしたので、また再演で皆さんと一緒にお芝居できるのがうれしいです」と、ニコニコとキャスト陣を見渡した。同じく、前作より続投する佐戸井けん太も、「再演は、うれしいです。そんなにたくさんある話じゃないので、稽古初日とかはドキドキしていました」と喜びを表現した。台詞は覚えているままなのかという質問が飛ぶと、佐戸井さんは「忘れているつもりなんですけど、やっていると結構覚えてるじゃんって、まだまだぼけていないなって…(笑)」と笑わせ、アットホームな温かい雰囲気を纏っていた。そのほか、囲み取材には施鐘泰(JONTE)、辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、愛原実花、金井勇太が出席した。「それいゆ」は4月6日(木)~11日(火)まで東京・サンシャイン劇場、4月14日(金)~15日(土)まで北九州芸術劇場中劇場、4月19日(水)~23日(日)まで新神戸オリエンタル劇場にて上演。(cinamacafe.net)
2017年04月05日30周年を迎えるフジテレビ「月9」の節目となる新ドラマ「貴族探偵」の会見が4月2日(日)、都内にて行われ、出演する相葉雅紀、武井咲、生瀬勝久、井川遥、滝藤賢一、中山美穂、松重豊が勢揃いし、集まったおよそ1,000人の観客が熱狂した。昨年末の「第67回 NHK紅白歌合戦」の白組単独司会、本作の主演と大役続きとなったことについて、相葉さんは「あまりふり返って考えていなかったんですけど、相葉くん、すごいっすね(笑)。でも、考えれば考えるほどプレッシャーはかかってくるので、自分のできることを全力でやるのが僕の務めだと思っています」と真摯に応え、集まった観客の拍手喝さいを浴びていた。「貴族探偵」は、年齢、家族、学歴、住所、本名まで不明ですべてが謎に包まれた男、人呼んで貴族探偵(相葉さん)が主人公。探偵を趣味にしているこの男が新米探偵と対決し、刑事を手玉に取り、召使いが推理をしながら、どこまでも優雅に悪を笑い、華麗に謎を解くというストーリー。今回、相葉さんはキャスト全員と初共演になる。印象を聞かれた武井さんは、開口一番、「うーん」と一言。相葉さんは、「あまり好きじゃないのかな(笑)?」と突っ込んだ。すると、武井さんは、「そんなことはないですけど、この衣装を着て現場で颯爽と入ってくるので面白いなって。フランクに話しかけてくださるので、すごく楽しくすごしています!」と笑みを広げた。「嵐」のメンバーとこれまで全員共演してきたという生瀬さんは、「(相葉さんは)最後の牙城だったんです。やっと一緒になりました」とうれしそうに語った。またその人柄について、生瀬さんは「毎日真夜中まで撮影していて、この間は朝5時までやりました。その中で、3時頃スタッフさんが音を出しちゃったんです…。相葉くん、近くに行って怒るのかと思ったら“シーッ”って」と人差し指を口にやるかわいらしい仕草を見せ、「その姿を見て、ついていこうと思いました」と、ほっこりするエピソードを明かした。「月9」自体は、2015年の「ようこそ、わが家へ」以来、2度目の主演となった相葉さん。「僕が物心ついたときから、月曜9時はドラマがやっていたので、2回も出させてもらえるのはすごい光栄なことです」と、改めて気合いを入れる。ちなみに、「嵐」メンバーからの声かけについては、「メンバーからは“謎は解かないんでしょ、何するの?”って言われて、“いろいろすることがあるんだ”っていうような話をしました(笑)」と無邪気に笑った。「貴族探偵」は4月17日(月)よりフジテレビにて毎週(月)21時~放送スタート、初回30分拡大。(cinamacafe.net)
2017年04月02日「当時、若い女性の見るドラマ枠がフジにはありませんでした。そこで、それまでバラエティの『欽ドン!』を放送していた月曜9時をドラマ枠にしたのです。参考にしたのは、TBSの『男女7人夏物語』でしょう。TBSが開拓した恋愛路線を、勢いのあるフジテレビが奪って成功したわけです」 こう話すのは、中川右介さん(作家・編集者)。入手できうる映像はすべてチェックするなど、綿密な取材を重ね、『月9101のラブストーリー』(幻冬舎新書)も上梓している。ある時は“トレンディ”な俳優たちの恋模様にヤキモキし、またある時は両親を失った6人きょうだいたちの強い絆に涙を流し……。’17年4月に30周年を迎える「月9」。そんな輝かしい歴史を中川さんの解説で振り返ってみよう。 始まりはテレビ局が舞台の「業界ドラマ」だった! まだ「月9」という愛称すらなかった’87年4月に始まった『アナウンサーぷっつん物語』。ブームになっていた女子アナを岸本加世子が演じて話題を呼んだ。 「フジテレビがそのまま舞台となった恋愛ドラマ。本物のアナウンサーや『オレたちひょうきん族』の出演者が実名で登場し、バラエティに強いフジならではの“突き抜けた感”はありました」 【第2期】『びんびん』で「月9」の礎を築いた田原俊彦と野村宏伸 ’87年8月からスタートしたのが、3作目の『ラジオびんびん物語』。その後、主演の田原俊彦は共演の野村宏伸と『教師びんびん物語』に出演。初めて平均視聴率20%台を記録するなど、初期の月9をけん引していった。 「田原は’80年代のトップアイドルでしたが、レコードの売り上げが下がってきていた。ドラマでアイドルが成功する大きな前例となったのが『ラジオびんびん物語』です」 【第3期】W浅野がけん引するトレンディドラマの量産! ’88年の『君の瞳をタイホする!』は浅野ゆう子が主演。このドラマを皮切りに月9の代名詞でもあるトレンディドラマが生み出されていった。そして3年後の’91年、浅野温子主演の『101回目のプロポーズ』が最高視聴率36.7%を記録。まさにトレンディドラマは絶頂期を迎えた。 「トレンディとは流行の先端という意味ですが、そこから転じて“華やかな都会を舞台とした若い男女の多重恋愛物語”として認識されるようになります。当時、月9のプロデューサーだった大多亮さんが『物語上の必要性からロケ地を決めるのではなく、話題になっている場所や若い人が集まっている場所を選んでロケ地にした』と語っています」 【第4期】野島伸司、坂元裕二……花開く「月9」が育んだ脚本家たち フジが新しい脚本家を発掘する目的で’87年に創設したのが「ヤングシナリオ大賞」。第1回の大賞は坂元裕二、第2回は野島伸司が受賞した。月曜の夜は銀座からOLが消えたというほどの大ヒット作『東京ラブストーリー』(’91年)は坂元裕二脚本。鈴木保奈美演じるリカの“男のコ”っぽいセリフまわしは一部では反感も読んだが、新鮮な印象を残した。 「野島伸司脚本の『ひとつ屋根の下』(’93年)は、歴代1位の最高視聴率37.8%を誇っていますが、この年、彼はTBSでも『高校教師』をヒットさせています。まさにフジが生んで育てた脚本家が花開いた時代でした」 【第5期】女性プロデューサー&脚本家の時代に突入! 中山美穂が主演した『For You』(’95年)は、後に数多くのヒット作を手がけることになる栗原美和子の、初の単独プロデュース。脚本は中園ミホと小野沢美暁の女性タッグだった。 「W浅野、鈴木保奈美までは“女性が憧れる存在”でしたが、それは同時に、男性が作り出した女性像でもありました。それが女性のプロデューサーと脚本家によって等身大のヒロインを作り出すことに成功しました」 【第6期】「月9」最大のヒーロー木村拓哉がついに登場! ’93年、『あすなろ白書』の取手治役で木村拓哉が月9に初登場。2作目の出演となった『ロングバケーション』(’96年)は、山口智子との共演で平均視聴率29.6%。当時の歴代1位となった。 「その平均視聴率1位を更新したのは、やはり木村拓哉で’97年の『ラブジェネレーション』。そしてそれを抜いたのもまた木村が主演の『HERO』(’01年)。まさに木村こそ月9の申し子のような存在なのです」 【第7期】異色の作品『西遊記』など、なんでもありの「月9」に! ’00年代後半になると、香取慎吾主演の『西遊記』など、ドラマとしては変化球が目立つようになる。 「月9が視聴者のメインターゲットにしていた若い女性層が、夜9時に帰宅しなくなったのかもしれません。そこでより広い層を狙う企画も出て、成功することもありました。でも王道は恋愛ドラマであるべきだと思いますが。テレビをリアルタイムで見る人そのものが減っているのは止めようがありません。そんななかで月9が曲がり角に来ているのは事実でしょう。しかしこの30年間、時代を映す鏡としての存在はけっして色褪せていません。これからも常に時代に寄り添って、50年、60年と、テレビがある限り続けていってほしいドラマ枠です」
2017年04月02日主演の「嵐」相葉雅紀のほか、武井咲、生瀬勝久、滝藤賢一、中山美穂、松重豊ら豪華キャストたちが集結する新月9ドラマ「貴族探偵」。この度、本作の新たなキャストとして、『セトウツミ』『僕らのごはんは明日で待ってる』などに出演する若手俳優・岡山天音の出演が決定した。本ドラマは、麻耶雄嵩の本格推理小説「貴族探偵」と、続編の「貴族探偵対女探偵」が原作。主人公は、探偵を趣味としている貴族で、年齢、家族、学歴、住所、さらに本名までも不明。さらには、一切の推理を「雑事」と言い放ち、召使いに任せながら優雅に謎を解くという、探偵という存在の既成概念を打ち砕く前代未聞のミステリーだ。岡山さんは、2009年のデビュー以来、変幻自在の演技力で不登校の男子生徒からチンピラ、普通の大学生など様々な役どころを演じ、去年だけで映画8本に出演。今年はすでに2本の主演映画の公開が控えているなど、いま注目を集めている若手俳優。最近では、KDDIのテレビCM「au森家シリーズ」で斉藤由貴や夏帆と家族を演じ、リクルート「ホットペッパー」テレビCMでは岸井ゆきのとカップルになり、西島秀俊を挟むなど印象的なシーンを演じる。本作で岡山さんが演じるのは、“究極のゆとり刑事”常見慎吾役。彼は一流大学を出た後、神奈川県警に就職した新人刑事。特に刑事に憧れていたわけでもなく、なんとなく安定していそうだ、という理由で警察官となり、気づけば捜査一課に配属され、情熱はないが仕事はそつなくこなす、“省エネ勤務”がモットー。一方で情報収集能力は非常に高く、事件解決の糸口を見つけることもある。また常見は、生瀬さん演じる異色の刑事・鼻形雷雨の直属の部下。鼻形のことは嫌いではないが、「すこぶるCPUの性能が低い人間」と内心思っている…。現場では鼻形の場違いな言動や、とんちんかんな推理を聞くたびに「主任?」と波風立てずにツッコミ。この「主任?」という短い言葉に、様々な感情を乗せ1000パターンの言い方ができると、密かにに自負している、このドラマにふさわしい超個性的なキャラクターだ。岡山さんは、「破天荒な鼻形刑事には引き続きしっかりツッコミつつ、時折、社会人の枠からはみ出してしまう常見を皆さんに楽しんでもらえるよう、気を引き締めて演じて行こうと思います」と意気込む。さらに役柄上、生瀬さんとの掛け合いが多いそうで「初日に生瀬さんのお芝居を生で見て圧倒されました。台本からは予想できないお芝居をされるので、本番前のリハではつい笑ってしまいます。生瀬さんからアドバイスをいただくたびに、自分の知らなかった世界を垣間見ながら撮影に臨んでいます」と、現在撮影中の現場での様子も明かした。「貴族探偵」は4月17日(月)より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送。※初回30分拡大(cinemacafe.net)
2017年03月30日“月9”ドラマ枠30周年を迎え、主演の相葉雅紀をはじめ井川遥 、仲間由紀恵、滝藤賢一、中山美穂、松重豊ら豪華俳優が集結する「貴族探偵」。このほど、キャスト陣が役衣装姿を披露する公式ポスタービジュアルが解禁、さらに、相葉さん演じる“貴族探偵”にときめく令嬢役として木南晴夏の出演も決定、“因縁の相手”(!?)武井さんと再共演する。本作は、麻耶雄嵩氏による本格推理小説「貴族探偵」と続編の「貴族探偵対女探偵」が原作。麻耶作品初の映像化となる本作は、相葉さん演じる主人公が探偵を趣味としている貴族で、年齢、家族、学歴、住所、そして本名までも不明、さらには、まさか一切の推理を「雑事」と言い放ち、召使いに任せながら優雅に謎を解くという、探偵という存在の既成概念を打ち砕く前代未聞のミステリーとなっている。そんな本作から、これまでベールに包まれていた豪華出演者の姿が初公開。とりわけ異彩を放つ相葉さんの貴族探偵をはじめ、新米探偵、異色の刑事、ミステリアスな元探偵、そして執事、メイド、運転手と、浮世離れした個性的な登場人物たちを豪華出演者陣が見事に具現化。実は原作では、貴族探偵は「ぴしっと皇室御用達で有名な常磐洋服店のスーツを着込んでいる」という描写だが、ドラマ化にあたりまさに“これぞ貴族”という風情が誕生。「“攻めた”役を楽しめたら」と意気込みを見せる相葉さんだが、演技だけでなく、外見でも攻めに攻めたものに。この貴族の衣装は、本作のためだけにナポレオンジャケット(上着)からブーツまで、すべてハンドメイドで仕立てられた特別製。誰もが貴族と聞いて思い浮かべるイメージを、よりスタイリッシュに見えるようアレンジ。スキニーパンツにブーツで、下をすっきり見せることで上にボリューム感を出し、シルエットを現代的に。“貴族感”は最大限出しつつも、時代背景を分からないようにした、まさに前代未聞の探偵にふさわしい貴族像が誕生した。「さすがにこれを着て外は歩けない(笑)」と相葉さんは驚きつつも、「さりげなくサッシュをかけていたりするところが本当に貴族っぽいなと思います。スタッフの方が嵐の歌の衣装とかぶらないように、というところも考えてくださり、ゴージャスで迫力のある、いままでに着たことのない衣装になりました」とコメントを寄せる。また、今回、公式ポスタービジュアルをデザインしたのは、NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」タイトル映像・ヒロインポスターのビジュアルディレクションでも知られる、日本を代表するアーティストの清川あさみ。清川さんの代名詞である、写真に刺繍を施すという独特な手法がいかんなく発揮され、これまでのミステリードラマとは一線を画す、謎めいた世界に優雅さと遊び心を加え調和させた、斬新で魅惑的なビジュアルに。清川さんは「どこかエキセントリックで、さまざまな展開を匂わせるイメージを絵画と写真を混ぜ込んでつくりました。豪華なキャストの皆さんと30周年の記念ドラマということでクリエイションできて光栄です」と喜びを語っている。さらに、若手演技派女優・木南さんが、日本有数の財閥・玉村グループの社長令嬢、玉村依子役で出演することも決定。第1話で発生する殺人事件も、依子の父が所有する豪奢な山荘で起こる。もともと、新米探偵・高徳愛香(武井咲)が勤める喜多見切子(井川遥)の探偵事務所はクライアントとしてひいきにしており、愛香とも親交がある。たまたま山荘に友人たちを招いてパーティーを開くこととなり、せっかくだからと愛香も誘ったところ、凄惨な殺人事件が起きてしまうのだ。依子は竹を割ったような性格で、令嬢として品を持ちながら行動は非常に開放的。相葉さんが演じる、レディファーストで「美しい女性をもてなすのは貴族の嗜(たしな)み」と公言する貴族探偵とは相性抜群。事件が起き、愛香や鼻形雷雨(生瀬勝久)が現場検証をしているのを尻目に、突如あらわれた貴族と会話を楽しみ、遊びに興じるうちに甘く焦がれるような感情を胸に抱くようになる。ただ一方で、依子は、謎に包まれた貴族探偵のことを詳しく知っているような素振りを見せるときも。果たして、貴族探偵と依子の関係とは?2人の間に何が隠されているのかも、気になるポイントとなりそう。しかも、木南さんといえば、昨年のTBS系ドラマ「せいせいするほど、愛してる」では、武井さん演じる女性と不倫に落ちる夫(滝沢秀明)の妻役を演じた際の怪演ぶりが評判となり、「第5回コンフィデンスアワード・ドラマ賞」では助演女優賞を受賞。あれから約1年、武井さんと再共演する本作では、「この泥棒猫!」と暴言を吐いていた妻から一転、久しぶりの再会に躊躇なくハグしたり、頬にキスをしたりと、180度違うギャップと豹変ぶりで話題を集めそうだ。木南さんは、初共演となる相葉さんに「すごく誰に対しても垣根がない、気さくな方なので、とてもやりやすいです」と信頼を寄せ、「武井さんとは相対する役だった前回から、今回は武井さんが演じる愛香のことが大好きという仲の良い役ができて良かったな、と思います」とコメント。「自由奔放なお嬢様なので、それこそ奔放に演じて、武井さんの頬にチューできるという権利もゲットして(笑)、役柄を楽しんでお芝居させていただいています」と意気込みを語っている。「貴族探偵」は4月17日より毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送。※初回30分拡大(text:cinemacafe.net)
2017年03月27日中山優馬主演のWOWOWの連続ドラマW「北斗 -ある殺人者の回心-」の完成披露試写会が3月16日(木)に開催。中山さんは殺人犯の青年を演じるにあたり20日間で12kg減量したという過酷な役作りなどについて語った。「池袋ウエストゲートパーク」で知られる石田衣良がデビュー15周年の自らの“結論”として執筆した同名小説を『脳男』、『グラスホッパー』の瀧本智行監督が実写化。親の虐待を受け合いを知らずに育った北斗だったが、里親の綾子と出会い、初めて愛の温かさを知る。そんな彼がなぜ、殺人者となり「僕を、死刑にしてださい」と言うに至ったのか?その残酷な真相を描き出す。この日は会場にレッドカーペットが敷かれ、歓声を浴びながら中山さんたちは壇上へ。会場には原作者の石田さんもおり、映像化スタッフ、キャスト陣の労をねぎらい、作品に称賛を贈った。数年前に偶然、原作を手に取り、引き込まれたという瀧本監督は「最初の10ページくらいで『これは、只事じゃない!』と思い、そのまま一睡もせずに一気読みした」と明かす。自ら企画し、3年半をかけてWOWOWでドラマ化にこぎつけたが、北斗役を演じる俳優に関しては、オーディションを行なった。中山さんはオーディションを述懐し「めちゃめちゃ緊張してました。こんな作品に出会えて絶対にやりたい!という気持ち。勝ちとりたい、負けたくないという思いで身震いして、監督の前で台本のファイルを落としました(苦笑)」と明かした。瀧本監督は中山さんの起用について「ひとつは目の力に惚れたこと!もうひとつは、とにかく中途半端な作品にしたくなかったので、過酷な要求をすることになる。その覚悟!『こいつしかいない』と思った」と説明する。全5話中、宮本信子演じる里親との生活のシーンが描かれる中盤が終わると、終盤にかけてはかなり過酷な日々が続いたよう。中山さんは20日間で12kg体重を落とすべく、その間は「固形物を一切、食べなかった」(瀧本監督)とのこと。さらに瀧本監督は、最後の2日間は法廷の凄まじいシーンであることから「『これは寝れないよな…?』とささやきました」と告白!中山さんは監督の指示ならぬ示唆に「これは眠れん!」と2日間でわずか5分の睡眠で最後の撮影に臨んだという。精神面でも中山さんは、撮影期間中「携帯を使わず、テレビも家に置かず、家には台本と水だけ。愛犬とも別居生活だった」と自らを追い込んでいったと明かした。撮影最終日の翌日のポスター撮影の際に愛犬と再会したそうだが「ポスター撮影で、監督が僕の愛犬を抱っこしてきてくれて、夢を見ているかのようで涙があふれてきました」と監督によるサプライズを明かしたが、瀧本監督は「僕はクランクインで号泣する準備は出来てたのに、ニコニコ笑ってるんですよ!犬を連れてったら号泣した…」と複雑そうに語り、会場は笑いに包まれていた。土曜オリジナルドラマ「連続ドラマW 北斗 -ある殺人者の回心-」は3月25日(土)より毎週土曜日22時~WOWOWにて放送(全5話)。※第1話無料放送(text:cinemacafe.net)
2017年03月16日大ヒットドラマ「ようこそ、わが家へ」の制作チームが再集結して贈る、4月スタートのフジテレビ月9ドラマ「貴族探偵」。この度、主演の「嵐」相葉雅紀をはじめ豪華キャストたちが集結する本作に、「ミス・ワールド2013」日本代表に選出された田中道子がレギュラー出演することが決定した。本ドラマは、麻耶雄嵩による本格推理小説「貴族探偵」と続編の「貴族探偵対女探偵」が原作で、推理小説の常識を覆し続け、いま最も注目を集めている麻耶氏の作品を初映像化。物語は、主人公が探偵を趣味としている貴族で、年齢、家族、学歴、住所、さらに本名までも不明、さらには、まさか一切の推理を「雑事」と言い放ち、召使いに任せながら優雅に謎を解くという、探偵という存在の既成概念を打ち砕く前代未聞のミステリー。キャストには主演の相葉さんのほか、新米探偵・高徳愛香役の武井咲、刑事・鼻形雷雨役の生瀬勝久、師匠・喜多見切子役の井川遥、運転手・佐藤役の滝藤賢一、メイド・田中役の中山美穂、さらに松重豊、仲間由紀恵らが出演する。そして今回、新たに発表された田中さんが演じるのは、ドラマオリジナルのキャラクターで、鑑識の冬樹和泉役。ぶっきらぼうな性格の冬樹は、有名お嬢様短大を卒業後、ほかでは体験できないことがしたいという思いから鑑識になることを志望。鑑識としての腕は抜群に優秀で失敗知らず、とにもかくにも鑑識という仕事が大好き。むごたらしい現場に立ち会っても、全く臆することなく遺体に向き合う、むしろそういった現場ほど燃え、不思議な遺体をみるとワクワクしてしまう…という超個性的キャラ。これまでとは一味違った月9、そして豪華キャストが出演するとあって、いまから仕上がりが楽しみだと話す田中さんは、今回の役柄について「とにかく変わった女性」と説明しており、また「普段の私とは似ても似つかない性格をしているのでうまく演じられるか少し不安もあります」とコメント。しかし、「共演する皆様の胸を借りて、伸び伸びと演じさせていただけたらうれしいです」と話している。「ドクターX~外科医・大門未知子~」第4シリーズに続いてのテレビドラマ出演2作目にして、月9初出演となる田中さん。「ドクターX」では、主人公の宿敵の秘書を演じ、その“魔性の女っぷり”が大きな話題を呼んでいたが、本作ではぶっ飛んだキャラクターに挑戦。今回は“日本一美しい鑑識員”としてまた注目を集めそうだ。「貴族探偵」は4月17日より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送。※初回30分拡大(cinemacafe.net)
2017年03月16日「ようこそ、わが家へ」のチームが再集結し、「嵐」の相葉雅紀主演で贈る4月スタートの新・月9ドラマ「貴族探偵」。この度、本日3月1日(水)からドラマ初回放送日まで、1日限定の相葉さん出演5秒スポットが放送されるという企画が始動することが分かった。主人公(相葉雅紀)は年齢、家族、学歴、住所、さらに本名までも不明な探偵を趣味としている貴族。働いている様子はなく、身なりは常に瀟洒、言動は紳士的でレディーファーストを心がけ、一方で貴族であるという自覚を強く持ち、権威に頓着することがなく常に泰然としている。事件に出会った際には警察の上層部に働きかけ、現場を指揮する鼻形雷雨(生瀬勝久)という刑事もしぶしぶ認める形で、事件解決に向けて関わっていく。しかし、捜査・推理をするのは彼を取り巻く召使たち。事件関係者の女性と会話を楽しみ、遊びに興じている貴族にあっけにとられる周囲を尻目に、貴族へ絶対的な忠誠心を持つ山本という執事(松重豊)、田中というメイド(中山美穂)、佐藤という運転手(滝藤賢一)の3人が捜査へと動き始める…。本作は、麻耶雄嵩の代表作の一つ、本格推理小説「貴族探偵」と続編の「貴族探偵対女探偵」を原作に、異様な殺人事件の裏にあるトリックを破るべき主人公が、まさか一切の推理をしないという、推理小説の既成概念を打ち砕く前代未聞の物語が展開。原作の緻密な構造、大胆なトリック、華麗な謎解き部分は忠実に映像化すると同時に、オリジナルの要素も付加しながら登場人物たちの内面や言動をより深く、立体的に描いていく。また共演者には武井咲、生瀬勝久、井川遥、滝藤賢一、中山美穂、松重豊、仲間由紀恵ら豪華俳優陣が集結しているところも見どころだ。今回のスポット展開は、月~金曜日の平日毎日(途中変更の可能性あり)、15時50分~16時50分のどこかで、1日限定の相葉さん出演の5秒スポットが放送されるというもの。その数なんと数十パターン以上で、一つのドラマにおけるスポットのパターン数としてはフジテレビ史上最大数となることは確実で、しかもそのスポットはひとつひとつが独立した内容ながら、つなぎ合わせると一つのストーリーが浮かび上がってくるという仕様になっている。本作のプロデューサーは、「『貴族探偵』はいままで見たことのない新鮮な面白さがつまったドラマです。なので、番組宣伝展開でも、見たことのない内容で視聴者の皆さんにお楽しみいただきたい、と思い企画しました」と制作意図を話し、「その日にしか出会えない、正真正銘特別な相葉さんを、どうぞお見逃しなく!」とコメントしている。「貴族探偵」は4月より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年03月01日TBSが3月に放送する、佐藤浩市主演大型スペシャルドラマ「LEADERSII」。この度、本作の新たなキャストとして菅野美穂の出演が決定。割烹料亭の若き女将役で登場する。1934年(昭和9年)、10年前の関東大震災によって物資輸送網が断絶された苦い経験から、日本の自動車需要は急速に加熱していた。欧州勢に加えて、アメリカのフォード、GMの本格参入によって日本の市場はまさに外国車販売の戦国時代へ突入していた。愛知にあるGM車販売店「日の出モータース」の支配人・山崎亘(内野聖陽)はアメリカ流の販売方針を押し付けられることに抵抗し、事あるごとに改善を訴えてきた。だが、大阪に拠点を置く「日本ゼネラルモータース」は、一販売店の意見に耳を傾けることはなかった。大阪からの帰りに山崎は、鈴鹿峠の山道で立ち往生しているシボレーを、背広のまま修理する男・愛知佐一郎(佐藤浩市)に出会う。これがアイチ自動車売店第一号となり、佐一郎を支え続けることになる山崎亘と佐一郎の運命の出会いであった…。本ドラマは、2014年3月に2夜連続で放送したドラマ「LEADERS」の続編で、第1弾で明かされなかった、新たな真実に光を照らしていく。前作では第二次世界大戦前後、日本の未来のために仲間を信じ、モノづくりに人生を賭けた人間たちの生き様を、史実に基づいたオリジナルドラマとして放送されたが、続編ではストーリーの主軸を国産自動車開発の世界から販売の世界へと展開。国産自動車の開発に邁進する主人公・愛知佐一郎と、佐一郎を販売面で支え続けた男たちの物語となるという。主演には、前作から引き続き愛知佐一郎役で佐藤さんが務めるほか、新キャストとして内野聖陽、東出昌大、山崎努が出演し、第1弾に引き続き後のアイチ自動車の労働組合委員長になる北川隆二役の吉田栄作、経理部長の近藤利郎役の萩原聖人、高橋和也、緋田康人、えなりかずき、前田敦子ら豪華キャストが集結。そんな中今回新たに決定したのは、金曜ドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」の主演が記憶に新しい菅野さん。彼女が今回演じるのは、GM車販売店「日の出モータース」の支配人・山崎亘(内野聖陽)がたびたび訪れる割烹料亭「成田亭」の若き女将・飯田キヨ。山崎の熱い志や人間性に惹かれ、山崎を温かく支えていく役どころだ。前作を見ていたと言う菅野さんは、今回の出演に光栄だと語り、「福澤監督の現場はエネルギーと刺激的な緊張感に溢れ、またある意味の阿吽の呼吸があって、撮影が終わるのが名残惜しかったです。仕上がりが楽しみです」と放送を心待ちにしているとコメント。また、先日行われた京都・綾部でのロケに参加した菅野さんは、愛知佐一郎の妻・晴子役の山口智子とのシーンを撮影。必死に働く工員たちに差し入れのカレーを振る舞う晴子たちのもとに、稲荷寿司を差し入れてしまうキヨ。「カレーにお稲荷さんじゃ合いませんね」と、遠慮して持って帰ろうとするキヨに対し、晴子は「別にいいじゃないですか?みんなあればいくらでも食べちゃいますよ」と、温かく包み込む印象的なシーンで、国産自動車の製造と販売、それぞれの立場で意見を戦わせる佐一郎と山崎の融和を思わせる重要な場面となっている。「LEADERSII」は3月、TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年02月11日「嵐」の相葉雅紀が、今春で30周年を迎える月9ドラマ「貴族探偵」の主演に決定!共演者には武井咲、生瀬勝久、井川遥、滝藤賢一、中山美穂、松重豊、仲間由紀恵ら超豪華俳優陣が集結し、前代未聞の“推理しない名探偵”という新しいヒーロー像に挑む。原作は、自身の作品の映像化は初となる麻耶雄嵩の代表作の一つ、本格推理小説「貴族探偵」と続編の「貴族探偵対女探偵」。異様な殺人事件の裏にあるトリックを破るべき主人公が、まさか一切の推理をしないという、推理小説の既成概念を打ち砕く前代未聞の物語が展開する。ドラマでは基本的に一話完結型で、原作の緻密な構造、大胆なトリック、華麗な謎解き部分は忠実に映像化すると同時に、オリジナルの要素も付加しながら登場人物たちの内面や言動をより深く、立体的に描くという。主人公で己のことを貴族と名乗り、探偵を趣味にしている青年を演じるのは、月9ドラマ「ようこそ、わが家へ」以来2年ぶりのドラマ出演&主演となる「嵐」の相葉さん。今回の役どころは「美しい女性をもてなすのは貴族のたしなみ」と公言してはばからず、紳士的で何があろうとレディーファースト貴族男子だが、「“貴族”で“探偵”。これまで演じたことのないタイプの役どころですが、この“攻めた”役を楽しめたらと思います!」と明かし、「また、僕の演じる貴族の使用人たちは、本当に素晴らしい役者の方々ばかりなので、緊張しますが、今回ばかりは存分に“命令”をさせていただこうかと思います(笑)」と意気込みを寄せた。そんな、破天荒な貴族たちと偶然に、かつ頻繁に同じ事件に居合わせ、貴族たちと競う形で謎に向き合う探偵の高徳愛香役に、「海の上の診療所」以来4年ぶりの月9出演となる武井さん。「視聴者の方と一緒に推理していく真っ直ぐな彼女と、いままで探偵ものはなかったので役と重ねてわたし自身も、初共演させていただく、貴族探偵を演じる相葉さんに思いっきりぶつかっていきたいと思っています」と意欲十分の様子。そして、“貴族よりも先に謎を解く”という利害が一致し、愛香と行動を共にするドラマオリジナルの刑事・鼻形に生瀬さん。豪華共演者について「これは、現場に心地好い緊張感があふれるな、気合いを入れなければと気を引き締めました」と感想をコメント。愛香が「師匠」と仰ぐ女探偵・喜多見切子を井川さんが務める。さらに、貴族に使える召使いたちも豪華俳優が集結。運転手の佐藤を演じるのは、本作が月9初出演となる滝藤さん。「役者という道を歩み20年。この瞬間を夢見ておりました…初めての、月9…フフ。役者ならば誰もが憧れるステージ、月9…フフ。40歳という節目の年、ついに、月9デビュー…フフ。ああ、なんていい響きなのでしょう…“僕もとうとうここまで来たか”と自画自賛、気付けばニヤけている毎日です」と喜びを表現。メイドの田中役には、初のメイド役となり、全編を通してメイド服を着用する中山さん。「まさかのメイドの役を演じることになるなんて、いままで想像したこともありませんでした。これは私にとって素晴らしいサプライズです」と心境を告白。執事・山本役には、「一度、執事の洋服を着てみたかったです」と話す希代のバイプレーヤー松重さんがキャスティング。加えて、「東京湾景~Destiny of Love~」以来、実に13年ぶりの月9出演となる仲間さんが、“謎”という役どころで登場する。大ヒットドラマ「ようこそ、わが家へ」を制作したスタッフが再集結し、かつて「ガリレオ」シリーズの湯川学や「HERO」の久利生公平など時代を彩るさまざまなヒーロー像を生んできた“月9×ミステリー”ジャンルで、“推理しない名探偵”という新しいヒーローを誕生させる。「貴族探偵」は、4月より毎週月曜21時よりフジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年02月10日俳優・竜星涼が、1月22日(現地時間)にフランス・パリにあるパレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)にて開催された「Y-3 Fall/Winter 2017-18コレクション」に出演した。2010年にドラマデビューし、「ハンマーセッション!」「桜蘭高校ホスト部」など話題作に出演した竜星さん。2013年には「獣電戦隊キョウリュウジャー」のキョウリュウレッド/桐生ダイゴ役に抜擢され、その後も「GTO」「ごめんね青春!」、『orange-オレンジ-』などに出演。昨年は『シマウマ』『泣き虫ピエロの結婚式』と立て続けに主演映画が公開。またドラマ「賢者の愛」では、中山美穂を相手に体当たりのラブシーンも披露し新境地を開拓するなど、いま大注目の若手俳優だ。昨年パリコレデビューを果たし、続く今年も単身パリに渡り、見事オーディションに合格。今回出演が実現した竜星さんは、「その挑戦と感動を忘れることができず、もう一度あの刺激とパワーが欲しい!そう思い今年もパリに行きました」と出演の背景を語る。2度目となる今回は、「メンズだけでなくレディースとも仕事ができたことはとてもエキサイティングで考え深かった。パリで見る歴史や色彩、文化、ファッション全てのものが役者をやっている以前に1人の表現者として多くのイマジネーションがはたらき、自分自身を考えるとても有意義で贅沢な時間でした」と出演をふり返りコメント。また、ファッションは自身にとって必要不可欠なものであり、最高の趣味で娯楽だと持論を語る竜星さんは、「自分の可能性を役者だけでなく、1人の表現者として2年連続でこの舞台に立てたことは夢のようであり、このうえない喜びでした」と話している。(cinemacafe.net)
2017年01月25日数年前、『新しい靴を買わなくちゃ』という映画が公開された。主演の中山美穂と向井理がフランスで出会い、恋をする恋愛映画なのだが、それがまた非常に美しかった。もちろん、偶然男女が出会い、恋に落ちる姿はどの場所でも美しい。が、舞台がフランスであるがゆえにその恋愛はより美しく見えたのだと思う。どんな愛もフランスというだけで“箔”が付くのだ。その理由は「フランスは愛を知っているから」の一言に尽きる。ロマンティックの街“パリ”を揺るがす「緊急事態」(Photo by Lisa Norwood)“愛の国”に緊急事態が発生した。なんとパリ市が、パリのセーヌ川にかかる「ポンデザール橋」につけられた「南京錠」を撤去すると言い出したのだ。観光名所ともなっているこの場所は、特に恋人たちに人気のスポットで、恋人同士で訪れ、互いの名前を書いた南京錠を橋の欄干に取り付けると永遠の愛が約束されると言われている。しかし、どうやら無数の錠で埋め尽くされた橋はその重さで崩壊の危機が迫っているようなのだ。恋人たちが思いをはせた鍵の重さは約93トン。(参照元:CNN)これでは撤去も致し方ないと言える。しかしこれには多くの反対意見もあり、「NO LOVE LOCKS」という南京錠反対のキャンペーンまで行われた。1900名ほどの署名を集めパリ区長に提出するという事態にまで発展したが、最終的にはパリ市は撤去を決めた。(参照元:The Gurdian)パリ市民を納得させた「意外な提案」NadineDoerle)ロマンティックな街という印象があるパリという土地柄、撤去が決定した後も多くの物議を醸したこの南京錠問題。しかし意外な形で多くの人々の理解を得ることとなった。そのきっかけはパリ市が提案した“愛を大切にした対応”にある。撤去された南京錠は処分される…と思いきや、それを捨てずに競売にかけ、再販売することにしたのだ。そしてその売り上げは、難民支援のグループへの寄付となる。販売開始は2017年春を予定しているが、すでに多くの問い合わせがあるようだ。パリ市によると売り上げ見込みは約10万ユーロ(約1220万円)。(参照元:THE HUFFINGTONPOST)多くの恋人が残した愛の証がまた違った愛という形で連鎖していく。この再利用方法に国民からは、多くの称賛の声が上がっていることは言うまでもない。「100パーセント愛をリサイクル」した「指輪」パリ市の試みはさらに続く。当時、たまたま橋の美術修復の担当職員だったフランシスさんは撤去されゆく南京錠に書かれた恋人たちのメッセージを見て、その愛の大きさに感動を覚え、この愛の証をまた別の形で受け継ぐことができないかと考えた。そして出した結論は、なんとこの南京錠を指輪に変えることであった。フランシスさん曰く、「愛の証と言えば指輪だ!」とのこと。早速友人の鋳造職人のもとに南京錠を持ち込み、南京錠を指輪の形に変える方法を模索し始めたのだ。もちろん指輪にはデザインも大事。デザイナーである別の友人に相談してデザインの考案に明け暮れた。そしてついに南京錠から作られた指輪が完成した。商品のキャッチコピーは「100パーセント愛をリサイクル」。ハート形の鍵穴の空いた南京錠を2つの手が施錠しているデザインがまた愛らしい。南京錠の真鍮は不純物も含まれているため、商品によって偏りがある。しかし、それでも100パーセント南京錠を活かすことを誓い、他の素材を使うことはしなかった。しかし愛と同じように、この一つとして同じ指輪がない特別感がまた“元”南京錠らしさを感じさせる。フランスには「縁起の悪い愛」は存在しないdamonnofar)愛が行き交う街フランス。街中では多くのカップルが抱擁やキスを交わし、それが夫婦となっても子どもの前でイチャイチャするのは当たり前だ。そんな風に愛を大切にする国だからこそ“南京錠を捨てたくない”という想いがあったのかもしれない。だが、それだけで彼らの気持ちを片づけてはならないだろう。そこにはきっと愛を大切にしなければならないという“覚悟”があったはずだ。南京錠をつけたカップルたちも、幸せなカップルなだけではなく、今はもう別れてしまっているカップルだっているだろう。そんな南京錠は、日本風にいうなれば“縁起の悪い”ものであるかもしれない。しかし、そんな南京錠から作られたリサイクル品でもフランス人が「欲しい」と思うのは、彼らが“いい愛”も“悲しい愛”もすべてが大切な“愛”であると認識しているからであろう。失恋だっていい思い出とはよく言うが、それを受け止めるまでには時間がかかるし、受け止めきれない人もいる。でも、そんな悲しい愛も大切に“100パーセントリサイクル” できるフランス人は、すべての思い出はかけがえのないものであると私たちに示しているようだ。例えそれが自分のものではなく、他人の“愛”であったとしても。誰かが大切にしたそんな愛情は、連鎖をするようにまた他の人をも幸せにしてくれるのかもしれない。—————All photos by LOCK ME TNEDER unless otherwise stated.Text by Asuka YoshidaーBe inspired!
2017年01月24日マクドナルド(マック)で人気のサイドメニュー、ベーコンポテトパイ。期間限定で時々お店に登場するものの、その期を逃したら次の販売開始までお預け状態になってしまいます。もちろん本家本物には敵わないけれど、売ってない時に食べたくなったらそれはそれでツライ……。ならば奥の手!『売ってなければ作ればいいのよ』というわけで、無謀にもベーコンポテトパイ再現クッキングにチャレンジしてみました!!ミヤモトテルは知っている…じゃなくて、38歳の私は知っている。ベーコンポテトパイって昔はレギュラーメニューだったのよマクドナルド(マック)で人気のサイドメニュー、ベーコンポテトパイ。昭和53年生まれの私にとってベーコンポテトパイは、(昔だったらレギュラーメニューでいつでも食べられたのになぁ…)という想いが強い。そう、さかのぼることウン十年前。ベーコンポテトパイは、1990年から2002年までの間であれば、レギュラーメニューとして食べたい時にいつでも買えたのです。その当時はホットアップルパイとベーコンポテトパイがメニューに並び、二つのパイのうち、どちらを買おうか悩むのも楽しかったり(遠い目)。甘いパイか、いや、しょっぱいパイか……、子供の頃は、カウンターで注文する母親の横で『オトナになったら一度に両方買えるお金持ちになってやるんだ!』とよくわからない野望を抱いていたものです。まあ、オトナになった頃にはそんな野望も薄れ、「いつでも買えるよ、ベーコンポテトパイ」と、余裕ぶっこいてたんですけどね。それがまさか、レギュラーメニューから消えてしまうなんて!!油断大敵とは、まさにこの事である。現在、ベーコンポテトパイは復活こそしましたが、期間限定発売。すっかりイレギュラーの人となってしまいました。不思議なもので、「いつでも食べられる」から「期間限定発売」となると、更に魅力は増し、無性に食べたくなる。これを私は「逢いたい時にあなたはいない…現象」と呼んでいる。中山美穂主演の月9である。平成生まれの若者は知らないであろう。でもそんなことはこの際遠い何処かへ置いておく。遠い何処か、といえばこのドラマも遠距離恋愛の話だったっけ……。話をベーコンポテトパイに戻しましょう。とにかく、食べたい時に食べられないのは辛いのである。また発売される時期まで待つなんて、耐えられないのである。“パンがなければお菓子を食べればいいじゃない”その時、私の脳裏にこの言葉が浮かび上がった。かの有名な、マリー・アントワネットの言葉である。食糧難にあえぐ民衆に、マリー・アントワネットは「パンがなければお菓子を食べればいい」と言い放った。この出来事は、“マリーは飢えを知らず、世間知らずなひどい人”と彼女を印象つけるものとなりましたが、真実は違うものだったという説も出てきていますね。フランス革命近辺の時代は、パンよりお菓子の方が安かったわけです。だから、マリー・アントワネットは「パンは高いけれど安いお菓子なら食べることができる」という意味を込めて「パンがなければお菓子を食べればいい」と発言した、と(諸説あり)。私の頭の中のマリー・アントワネットは、こう言った。「売ってないのならば作ればいいのよ」。I can do it.ベーコンポテトパイ再現レシピもともと、複雑な料理は苦手な私ですから、材料はシンプルに。本家本物はもっと複雑なハーモニーを醸し出す材料に違いない。でも私は単なるベーコンポテトパイをひたすら食べたいと願うだけの38歳。最低限の材料でどこまで再現できるか?……そこにかけてみようと思います。〜 1度の調理で使い易い材料と分量 〜《具材》・じゃがいも…小さめ2個・ベーコン…2枚・玉ねぎ…小さめ1個・クリームシチューのルー…ひとかけら分じゃがいも、ベーコン、玉ねぎを切り刻みましょう。じゃがいもは5㎜角程度のサイコロ状に。玉ねぎはなるべく細かくなるようにみじん切りにします。ベーコンはじゃがいもよりも、ちょっと小さめになるように刻みます。耐熱性のボウルか器に刻んだじゃがいも、ベーコン、玉ねぎを入れ、ラップをします。それを電子レンジで加熱しましょう。加熱時間は、600Wで3分程度。使用するレンジの機種によって加熱時間に若干の誤差が生じますので様子を見て加熱時間は調節してください。レンチン中にやること。〜味付けはこれだけ!シチューのルーを刻んでおきます面倒な味付けは、ルーにすべて任せてしまいましょう。一般的なホワイトシチューのルーのヒトカケが、約20グラムぐらい。パキパキっと割ってひとつだけ使いましょう。本当に20グラムなの……?ってお疑いのあなた。慎重派ですね。では、実際に測ってみましょう。おおう。21グラム……。惜しい!でもこういう小さな誤差は、ちょっと動かしたりすると数字が変わったりするのよね。なぜか増えた。見なかったことにして、このひとかけらのルーを刻んでおきます。そうこうしているうちに、レンジがピーっと鳴っていますよ。煮込まなくったっていいんです。電子レンジだけで具の出来上がり♬加熱後、レンジから取り出したらラップだけめくって刻んだルーをザーッと入れます。ここでは混ぜなくても大丈夫。ルーにかかるようにして、水を100㏄入れます。もちろん、ここでも混ぜなくても大丈夫。めくったラップをかけ直して、再びレンジで加熱します。加熱時間は600Wで4分弱。加熱するとこのようにルーがフニャッとします。この時点では「なんかマズそうではないか」ですが、ご安心ください。さあ、その手にスプーンを握るのです。ひたすらスプーンで混ぜます。冷めないうちに、ぐるぐるとよくかき混ぜて、ルーを完全に溶かしましょう。このようにトロミがついたら、バットか平べったいお皿に広げて冷まします。粗熱が取れたら、ラップをして冷蔵庫で30分以上冷やしましょう。加熱したてはこのようにツヤツヤしていますが……、冷蔵庫で冷やすこと30分。このように、しっとりとまとまった感じになります。これを包んで揚げていくわけですが、熱々の具をそのまま冷まさずに包んで揚げると皮が破れやすくなり、油がはねてとても危険です。必ず、具材はしっかりと冷やしてから包みましょう。包む。春巻きの皮 vs 餃子の皮。美味しいのは、どっち!?ペーコンポテトパイというからには、パイなわけだから、「冷凍のパイシート」で包むのが1番シックリくるのでは?とは思ったのですが。マクドナルとのペーコンポテトパイの魅力は、あの皮の香ばしいサクサク感。冷凍パイシートでは、ふっくらと膨らみすぎて、ただの美味しいパイになってしまいます。サクサク、香ばしい、そして適度な歯ごたえとクリスピー……。一体、何で包んで揚げたら、少しでもあのベーコンポテトパイに近づくことが出来るのか?ペーコンポテトパイの長方形のビジュアルからヒントを得て、春巻きの皮で包み、揚げて見ることにしました。でも、春巻きの皮だと、皮の部分の厚みが心もとない。その不安を解消するべく、春巻きの皮よりも分厚い餃子の皮も用意してみる。では、早速包んでみましょうか。春巻きの皮を使う際のポイント春巻きの皮を使う時は、冷蔵庫で冷やされた状態のものではなく、前もって袋ごと室温においておきましょう。15分から20分ほどおいておくと、一枚一枚がはがしやすくなります。ちょうど、具材を冷蔵庫で冷やす時に春巻きの皮を冷蔵庫から出しておくとスムーズです。そして、具を包む時は、ザラザラした面が表面にくるように包んでいきましょう。そうすることで、揚げ上がりのザラザラした表面が、ペーコンポテトパイっぽさをより演出してくれます。サクサクの秘訣は“二重構造”♬常温に戻して柔らかくした春巻きの皮、餃子の皮、冷やしておいた具材、そして水溶き小麦粉か水溶き片栗粉を用意しましょう。この水溶きの粉が、皮で具材を包む際の糊の役目を果たします。では先に、春巻きの皮から、巻きスタート。春巻きの皮を1枚、はがして広げたら手前寄りに具材を乗せます。あまり欲張りすぎるとうまく包めないのと、揚げた時に爆発(具が出てくる)するので気をつけましょう。向こう側の角に水で溶いた粉を塗りつけておきます。通常の春巻きと同じ手順なので「みなまで言うな」とは思いますが、念のため……。くるっと一回転して具を皮で巻き込み、両サイドを中へ折り込んで、くるくるっと最後まで巻きましょう。春巻きならば、これで巻き終わりなのですが、今回作るのはベーコンポテトパイ。巻きの手順には、まだ続きがあります。1枚の皮では、薄くて単なる洋風の春巻きになってしまいます。なので、その打開策。厚みを出すために、さらにこの春巻き状態のものをもう一枚の春巻きの皮で包みましょう。溶かしバターを先に巻いたものの全体に塗り、それから巻いていきます。溶かしバターの用意ができない場合は、溶き卵を代用してもOKです。そして春巻きを春巻きの具のように、春巻きの皮で巻いていきます。早口言葉のようだ。あっ、ここでも春巻きの皮のザラザラした方の面が外側に来るように巻いていってくださいね。くるりんぱ。これで、巻きは終了です。平均的に、春巻きの皮は10枚入り。このやり方で5個のペーコンポテトパイを作ることができます。餃子の皮でも包んでみよう餃子の皮では、形を長方形に仕上げることは無理なので、形を寄せる点は断念。普通に、皮の真ん中に具材をのせ、半分に折って糊付けしてみました。なんで丸いのがあるの?真ん中に乗せた具材を折って包もうとしたら具材がはみ出してきて嫌になっちゃったから、とか秘密です。餃子の皮タイプのほうに若干の不安を感じますが、とにかく全部包み終わりました。完成まで、残すはあとワンステップだけ。張り切って、油で揚げていきましょう。ここで解る、「ザラザラの面を外側にして巻いた訳」まずは、低めの温度で揚げていきます。160度ぐらいで大丈夫。だんだん色がきつね色に変わってきますので、そうしたら裏返してください。両面薄めのきつね色になったら、最後に少し火を強めて油の温度を揚げます。最初からしっかりと高温で揚げてしまうと油から引き上げた際、余熱で黒くなってしまいますから要注意。そういえば皆様。春巻きの皮で包む作業の説明の際、「ザラザラが外」と言ったのを憶えていますか?なぜザラザラが外なのか。それは、この揚げる作業で理由がわかります。見比べられるように、「ツルツルが外」と「ザラザラが外」の2タイプを揚げてご覧にいれます。こちらは、あえてツルツルの面が外側になるように巻いたもの。揚げ上がりは、お肌で例えるならツルツル美肌という感じ。これでももちろん美味しいのですが、食感が素直、というかザックリ感が伝わらないのです。では、「ザラザラが外」の方の様子も見てみましょうか。伝わるでしょうか?ザラザラの面を外にして巻いたことで、ブツブツっと表面の荒さが際立っているのがわかります。「ツルツルが外」の方が都会的だと例えるのなら、「ザラザラが外」の方は野性的といった印象。このボコボコと仕上がった表面が、ベーコンポテトパイのザックリ感をより一層演出してくれるのです。小さな違いですが、仕上がりには大きな違いが生まれます。こだわるべし、こだわるべし。『ざらざらが外』これが成功の鍵では再度、ザラザラタイプの表面にズームイン。ベーコンポテトパイの表面も、ボコボコと小さな気泡の痕跡があり、ザラザラしていますよね。このように、ザラザラした面が外側にあると油の中でブツブツと盛り上がってくるのです。ぜひ、ポイントとして憶えておいてください。そして悲劇が起きるおっと。忘れるところでした。餃子の皮で包んだものも、油で揚げなければいけませんね。春巻きの時のように、油に投下すると。ものすごい勢いで油と接している面とは反対側の面が膨らみだして焦る私。すごい膨らむ、すごい膨らむ!と思って見ていたらなんだか油がバチバチとものすごい音を立てて跳ねてきたので焦りに拍車がかかる私。焦りながら、ひっくり返すと……、さらに油はバチバチと荒ぶる。もう怖すぎて、本来ならもうしばらく揚げたいところですが、早々に油から引き上げました。ワタクシの顔面めがけて跳ね飛び襲ってくる“サラダ油”という名の魔王との激しい攻防戦の記録は撮れるはずもなく……、火を止め気づいた頃には、キッチンの片隅でスマフォが油まみれになっておりました……。なぜこんなことに……(涙目)。いつのことだか おもいだしてごらん回想シーンが私の脳内をかけめぐる。そして、この惨劇の引き金となったと思わしきシーンが浮かび上がる。おしゃれにしようとフォークでつけたヒダ。……穴、空いていますけど。この穴から具材が流れ出し、油の中で激しくはねたというわけですね、わかります。良かれと思ったことが、凶と出たわけですね、わかります。余計なことはしない方が良いようです。というより、餃子の皮はおすすめしません。この時点でかなり心が折れた私。激アツの油に、跳ね飛んだ油でベタベタになったキッチンの床。あまりに心がポッキリといった為か、段々作業が適当になっていく。そして、ついにはレポート記事でやってはいけないタブーを犯した。THE ザツ。そんなわけでこの画像を見ても絶対に、何を目指して作ったのか誰もわからないものが出来上がりました。そんなわけで餃子の皮はおすすめしません。(※最後に家族で美味しく全部いただきました。押し付けという名のもとに)気を取り直して。さぁ、ベーコンポテトパイ風スナックの完成ですカットしてみました。トロリとクリーミーなベーコンポテトが流れ出てきます。香りもベーコンポテトパイっぽい!!!大人用には黒胡椒をふると良いかも。「本家本物と完全に一致!!」とまではいきませんが、本家本物のベーコンポテトパイが販売お休み中の時の気休めには、なると思います。可愛くラッピングすればパーティー料理にだって変身しちゃう☆ペーバーで巻いてリボンでとめれば、ワンハンドでいただけるキュートなスナックに変身♬子どものバースデー会やお友達同士の集まりにいかがですか?そして意気揚々とこの日の食卓に『再現ベーコンポテトパイ』を出したわけですが。娘「わあ、おいしそうな春巻き!」と言いきられ、二重に心が折れた私なのでございます。皮、二重巻きなだけに。お後がよろしいようで。Illustration by 青木正広Photo by ayataso✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎筆者profile名前:ayataso(あやタソ)東京在住・LIMIA公式ライター。小4の娘の方がしっかりしている1978年7月29日生まれで、まだ伸びると思っている身長147センチ(自称151センチ)。映像制作からスタートした職歴でしたがいつの間にかライター業に落ち着いたのは、書く事が楽しいから。ドライブと街散策でいろいろなものを見て回ったり、新しモノ好きなので新商品チェックは欠かさない。お気に入りの情報やニュースを発信する事が好きなのでInstagram、Facebook、Blogは大切なライフパートナー。毎日、じゃ◯りこと言う某お菓子を食べないと機能停止する持病を抱えている。
2016年12月19日現在放送中のドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」が、すべての撮影を終え、無事オールアップ。主演の菅野美穂を始め、松嶋菜々子、佐野勇斗(「M!LK」)からコメントが到着した。最後のシーンとなったのは、タワーマンションの前での撮影。最終話終盤の感動的なシーンとあって、キャスト陣の迫真の演技に涙するスタッフも見受けられた。この日の撮影に参加していたのは、亜紀役の菅野さんと、亜紀の息子役の佐野さん、そして“最凶の隣人”佐々木弓子役を演じた松嶋さんの3人。最後のカットのチェックが終わり、全ての撮影を終えたことが告げられると、キャスト3人はプロデューサーや、監督からそれぞれ花束が贈呈された。主演の菅野さんは「今回、松嶋菜々子さんとお仕事をさせていただくということで、こんな機会をあたえていただきありがとうございました。松嶋さんと共演できたことに感謝しています」とコメント。また昨年8月に第1子男児を出産した菅野さんは、「まだまだ子どもに手がかかる時期で、でもこんな機会はないなと思って出演させて頂いたのですが、毎日現場に行く前に白目むくくらい(笑)、慣れるのに大変だなと思ったこともありました」と育児と両立した3か月の撮影をふり返り、「それでも現場に行くと、台本を読んでいた以上に、美術さんの飾りも完璧だったり、みなさんから本当に元気をもらっていました。台本を読んで感動して、スタッフの皆さんのがんばりに感動して、演者さんたちのお芝居に感動して、仕上げでも感動させてもらって、本当ににこんな現場は、なかなかないなって心から思いました」と語った。撮影前からを楽しみにしていたと言う松嶋さんは、「内容も面白く、私もいち視聴者として見させていただいてました。TBSの連続ドラマは、本当に久しぶりだったのですが、みなさんとまたお仕事できて嬉しかったです。ありがとうございました!」と感謝を述べた。さらに、そんな2人の母と共にクランクアップした佐野さんは「いやー、もうホントに…。クランクインから3か月経つのですが、最初は何もわからないままクランクインして、皆さんに支えられて、なんとかここまでこられました。本当に、大好きな皆さんとここまで、最後までこられてすごく幸せです」とコメントした。「砂の塔~知りすぎた隣人」最終話は12月16日(金)22時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2016年12月15日中山優馬×屋良朝幸のW主演となるミュージカル『CROSS HEART(クロスハート)』。本作品は11月13日まで六本木EX THEATER ROPPONGIにて上演されたLive Versionと12月9日(金)から28日(水)まで東京・ Zeppブルーシアター六本木にて上演される本公演で構成される。本公演に先駆けて、11日にLive Versionのマスコミ向け公開ゲネプロと囲み取材が実施された。ミュージカル『CROSS HEART(クロスハート)』チケット情報公開ゲネプロにて披露されたLive Versionは、実際に本公演で使用される楽曲で構成されており、100年戦争の時代を生きる若者の友情と愛情が描かれている。出演者はLive Versionのための衣装に身を包み、70分間歌い、踊り、更には殺陣までこなす。額に汗を浮かばせながらも最後まで気合充分のパフォーマンスだった。公開ゲネプロ後に行われた囲み取材に登場したのは演出・振付・出演を務める玉野和紀とカミーユ役の唯月ふうか、W主演の中山優馬×屋良朝幸だ。公開ゲネプロを終えての感想を聞かれると、「初めての経験なので、とても新鮮な気持ちです」と笑顔で中山が答えた。すると屋良は「曲に関して(お客さんは)このLive Versionで初めて聴くことになると思うので、どういう反応がかえってくるか楽しみ」と期待を膨らませた。また本公演が上演される前にLive Versionが上演される試みに対して玉野は「本編が初演であるのに、先にLive Versionをすることは自分自身も初めて。でもやるからには思い切ってがっつりやろうと思った」と答えた。主演のふたりを目の前に、キュンとなるポイントを聞かれた唯月が「ダンスしている姿はキュンときますね」と答えると「ダンスと言われると先輩には勝てないな~」と中山。すると屋良が「まあ、今のは俺のことかな」と自信満々に言い、会場は笑いに包まれた。最後に意気込みを聞かれると「僕と屋良君とのクロスハートや共演者のみなさんとのそれぞれの“クロスハート”がどうなっているかをご覧頂きたいです」と中山。Live Versionを経た本公演への期待がますます高まる。公演は12月9日(金)から28日(水)まで、東京・ Zeppブルーシアター六本木にて。
2016年11月15日歌手で俳優の中山優馬と屋良朝幸が11日、W主演の舞台『A NEW MUSICAL「CROSS HEART(クロスハート)』の<Live version公演>公開ゲネプロ及び囲み取材に、共演の唯月ふうか、作・演出・振付・出演の玉野和紀とともに登場した。同作は12月9日より上演される新作舞台のライブバージョン。100年戦争真っ只中の1428年フランスで若者たちが2つの派閥に分かれながら、未来に向けて葛藤する姿を描く。ゲネプロにはほか、大湖せしる、中河内雅貴、大山真志、諸星翔希、寺西拓人、蘭乃はな、福井貴一が出演した。本公演の全曲を披露したライブバージョンに、中山は「新しいジャンルだなと思って新鮮な気持ちで終えました」、屋良は「曲とかもお客さんがライブバージョンで初めて聴くと思うので、どういう反応が返ってくるのかわからなくてワクワクしています」と、身を引き締めた様子を見せた。玉野も「本編が初演なのに、本編をやってなくてライブバージョンをやるのは初めて」と状況を説明。「これは面白いなと思った」と語り、ライブバージョンにしかないオープニングの構成を屋良に任せたと明かした。先輩後輩として共演は久しぶりとなった2人だが、屋良は「優馬は会うたびに成長していく」と称賛。「成長をずっと見ていたので、ミュージカルとして向き合うと、すごく役者として頼もしい存在」と中山について語り、「僕以上にいろんなこと経験していると思うので、役者としては僕からもいろいろ聞きたいことがあるし、2人で相談してつくっていきたい」と、公演に向けて意気込んだ。また、中山も屋良について「自分のライブでも振り付けして演出してもらっていたので、一緒の舞台でやるのが新鮮で楽しくて。ここで力をぶつけようという感じです」と力強く頷く。さかなクンに似ていることを持ちネタにしているが、今回は"まるごとクロスハート仕様"のため「ギョギョって言えないですね」と宣言した。Live version公演はEX THEATER ROPPONGIにて11日~13日。東京公演はZEPPブルーシアター六本木にて、12月9日~28日。大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて2017年1月6日~8日。
2016年11月11日女優の中山忍、櫻井淳子、佐藤江梨子、新山千春、三倉茉奈が、フジテレビ系オムニバスドラマ『本当にあった女の人生ドラマ』(18日21:00~22:52)で、それぞれ主演を務めることが7日、明らかになった。同作は、"昼ドラ"並みの女性の愛憎を描く同名のレディースコミック誌を映像化するもので、今回は5本を放送。中山は性悪姑とマザコン夫に介護ヘルパーとして虐げられる役、櫻井は守銭奴の親戚に全てをむしり取られていく役、佐藤は非常識のアラフィフの横暴に徹底抗戦するスーパーの店員役、新山はセレブ友達との付き合いのために破産街道を突き進む役、そして三倉はブスの正社員に足を引っ張られる契約社員役を演じる。櫻井は「最初はキレイな衣装が、だんだんボロボロなものに変わっていくなど、見た目でも心情が表現できるようこだわっています」と見どころを語っている。
2016年11月07日ブレイク前夜のイケメン俳優・竜星涼による「竜星涼カレンダー2017」の発売記念イベントが11月5日(土)、三省堂書店神保町本店にて行われた。今年多くの作品に出演した竜星さんは、一番印象に残った出来事について中山美穂との共演を挙げた。自分のカレンダーを送るかと報道陣に尋ねられた竜星さんは、「パリの話はよくさせてもらいました。カレンダーは送る機会があれば…(笑)」と苦笑していた。「竜星涼カレンダー2017」では、パリコレにも出場経験があるほどファッション大好きな竜星さんが、ファッショナブルな洋服を身につけモードな世界を表現。本人も「カレンダーというより写真集じゃないけれども、贅沢な試みをしたいと思った」と意欲満々で1日がかりで撮影を行ったという。サイズも写真を1枚ずつじっくり鑑賞できるようにと、A3の特大と見応え十分。特にお気に入りのページについて、大胆に背中を露出した6月と、最後のインデックスページを掲げた竜星さん。「背中に関して、そこまで自信はなかったんですけど(笑)、レディースでやっていることをメンズでやったらどうなるのかな、って思ったんです。手のラインに色を入れたりすることで、あくまでもアートに落としこめたのかな」と、海外の雑誌などからインスパイアを受けたと話した。そして改めて自分の背中を眺め、「見たら意外とキレイだな(笑)」と、ほくそ笑む。「共演したことが大きな財産だった」と話す中山さんとは、WOWOWの連続ドラマW「賢者の愛」で一緒になった。「本当のスターと一緒に仕事をして、現場のいで立ちとかを学びました。臆することなく、役で会話をすることができたので楽しかったです」と言い、普段とは異なる自身の母親世代や、中國圏など海外からもリアクションがあったという。ほかにも、本年は『シマウマ』、『泣き虫ピエロの結婚式』と映画の主演が相次ぎ、2017年も公開作がいくつも待機している状況。「今年の1月頃はパリでランウェイを歩かせてもらっていいはずみをつけられて、映画にもたくさん出させてもらいました。来年も注目を浴びるように頑張っていけたらなと思います」と、来年に思いを馳せる。今後は、「基本的にまっすぐな役が多いので、ひねくれた役もやってみたいです。素直な意見を代弁するような役どころは引かれます」と、新たな役のオファーを待ち構えていた。「竜星涼カレンダー2017」は現在全国の書店ほかで発売中。(cinamacafe.net)
2016年11月05日現在開催中の第29回東京国際映画祭のJapan Nowにて、10月28日(金)、『Love Letter』が上映され、Q&Aに監督と脚本を務めた岩井俊二と、主演の中山美穂がそろって登壇した。観客から、劇中に出てくる手紙の台詞「お元気ですか?」と声をかけられた中山さんは、その後に続く台詞そのまま「私は元気です」と笑顔で応え、場内を沸かせた。『Love Letter』は、岩井監督の長編デビュー作となった記念すべき映画。主人公(中山さん)が亡くなった婚約者が昔住んでいた小樽に手紙を送り、来るはずのない返事が返ってくるというファンタジックなラブストーリー。失われたときを取り戻すような、掘り起こせなかった思い出が無数にあると思わせる本作。岩井監督は、「記憶をたどるひとつのミステリーが前半にありながら、蓋を開けたら散漫な記憶が出てきます。それがきっと現実だろうと思う。後半ミステリーが崩壊していく流れは、あの当時やりたかったトライアルのひとつではありました」と、21年前の1995年に、作品に込めた思いを語った。雪や桜など、日本の四季が美しく背景に映る作品でもある。岩井監督は「大体10月半ばにクランクインして、12月頭まで撮っていました」と言うと、中山さんが「雪がなかなか降らなかったんですよね」と述懐。岩井監督も、「そう。期間中に何回か雪が降ったんですけど、撮影と重なる奇跡が起きて、天気の神様にまず感謝する映画でした」と話した。劇中で、中山さんは渡辺博子と藤井樹という一人二役を演じている。撮影では、先に藤井を撮り、渡辺を撮るという順番だった。中山さんは、「撮影が始まる前の打ち合わせで、監督に『どうしましょう、髪型を変えたほうがいいですか?』と言ったら、『そのままでいい』と言われ、ますます不安になってしまって(笑)」と、役作りの苦労を吐露。長編処女作だった岩井監督だが、「若い監督でしたが、要求が厳しかったですよね(笑)。普通なら髪型を変えたんでしょうけど、内面で変えてほしいと思ったんですよね」と、中山さんの女優魂に懸けていたようだ。第29回東京国際映画祭は11月3日(木・祝)まで開催。(cinamacafe.net)
2016年10月28日旬の若手俳優3組が毎週週替りで“ホンキで遊ぶ”旅行を決行する、Dlifeオリジナル旅番組「男子旅」。10月よりレギュラー放送が始まり、矢野聖人、竹内涼真、吉沢亮、町田啓太ら若手イケメン俳優たちが続々と出演してきたが、この旅、11月放送分出演の若手俳優陣が一挙発表となった。全国無料のBSテレビ局・Dlifeにとって“初”のオリジナル旅番組となる「男子旅」。この夏には、ドラマ「家売るオンナ」での好演が記憶に新しい千葉雄大や久保田悠来、磯崎亮太が北海道・知床の大自然を舞台に真剣に遊ぶ男子旅を決行。10月からはレギュラー放送が開始され、「THE LAST COP/ラストコップ」出演中の竹内さんと、ドラマ「IQ246~華麗なる事件簿~」出演中の矢野さん、福山さんが瀬戸内・しまなみ海道へ。そのほか、小栗旬主演『銀魂』で沖田総悟役に抜擢された吉沢さん、松島庄汰、吉村卓也が富士山麓へ。町田さんをはじめ八木将康、佐藤寛太ら劇団EXILEのメンバーとして「HiGH&LOW」シリーズに出演する3人が東京・新島へ。そして10月30日(日)の放送では、「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」出演中の浅香航大と、「仮面ライダードライブ」で敵幹部ハート役でレギュラー出演した蕨野友也、タレントのヒロミと松本伊代を両親に持ち、「僕のヤバイ妻」でドラマ初出演を果たした小園凌央が三浦半島へ旅する。この度、11月放送回となる第5回から第8回までの出演者が発表。11月6日(日)放送の第5回に出演するのは、「仮面ライダー鎧武/ガイム」にてテレビドラマ初主演を務め、「仰げば尊し」では同世代若手俳優たちとの熱演で話題を呼んだ佐野岳、舞台「弱虫ペダル」黒田雪成役や舞台「曇天に笑う」青木弥二郎役で知られる秋元龍太朗、2015年度JUNONスーパーボーイ・コンテスト審査員特別賞を受賞した笠原崇志。彼ら3人は埼玉・秩父を旅する。11月13日(日)第6回は、軽井沢へ。出演するのは、『シマウマ』『泣き虫ピエロの結婚式』と話題映画に出演し、連続ドラマW「賢者の愛」では中山美穂と濃密なシーンを体当たりで演じた竜星涼、『RANMARU 神の舌を持つ男』の公開が待たれる永瀬匡、菅野美穂主演「砂の塔~知りすぎた隣人」出演中の上杉柊平の3人。11月20日(日)第7回には、「3年B組金八先生」第7シリーズの生徒役でデビューし、ドラマ「花より男子」で井上真央演じる牧野つくしの弟役など、子役時代から活躍する冨浦智嗣、蒼井翔太ら人気声優やフレッシュな若手俳優が出演するバラエティ番組「モテ福」に出演する滝口幸広、「仮面ライダーオーズ/OOO」『起終点駅 ターミナル』などへ出演する君嶋麻耶が、沖縄本島へ。11月27日(日)第8回は日光へ。連続テレビ小説「マッサン」、大河ドラマ「花燃ゆ」、『青空エール』などへの出演で着実に知名度をあげる堀井新太、『真田十勇士』三好伊三役の荒井敦史、「動物戦隊ジュウオウジャー」主演・風切大和役で知られる中尾暢樹らが登場する。映画やドラマなどで活躍する注目の若手俳優たちの、等身大の素顔はどれも必見だ。「男子旅」は毎週日曜日23時55分~放送。(text:cinemacafe.net)
2016年10月24日現在放送中のTBS系新金曜ドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」に出演中の菅野美穂とホラン千秋が、櫻井翔と有吉弘行がMCを務めるバラエティ「櫻井・有吉THE夜会」の10月20日(木)今夜放送回にゲストで登場する。昨年第1子を出産した菅野さんは出産後のマル秘エピソードを紹介。「生活疲れでボロボロ!」「ドラマの撮影前に子どもの保育園のご飯も作るのに必死」だという菅野さんの衝撃の本音やママ友交遊録。またハードな毎日のなかでも若さと美肌を保つ秘訣なども語ってくれるほか、少なくとも40か国以上海外に行っているという菅野さんオススメの国ベスト3を発表する。掲示板は「ローストチキンの正しい切り方を教えてください」。世界で活躍するマカロン由香さんがローストチキンをナイフとフォークだけで簡単に美しくさばく方法を伝授、菅野さんがスタジオで挑戦する。また「6年前にイタリア・ナポリで出会った忘れられない味・ティラミスコーヒーをもう一度飲みたい!」という掲示板では、番組が総力をあげてナポリの老舗喫茶店を見つけ出しレシピを特別に教えてもらって、菅野さんが忘れられないという味をスタジオで完全再現。菅野さん6年越しの希望が叶う。もう1人のゲスト、ホランさんの掲示板は「街で評判のお蕎麦屋さんを教えてください」というもの。番組でも人気のグルメブロガー「うどんが主食」さんが、蕎麦が大好きだというホランさんに紹介したお店は、住宅街にひっそりとたたずむ連日行列のできる人気店。1日10食限定というこだわりの一品を味わうことに。さらに都内からも本物の蕎麦通が通う千葉の隠れた名店でこだわり店主が作る「今昔そば」も満喫する。また今夜の放送では香川照之の「掲示板その後」もオンエア。以前同番組で「虫が大好きでいつかEテレで昆虫番組をやりたい」と語っていた香川さんだが、なんとこの放送がきっかけでNHK・Eテレで香川さんMCの昆虫特番が実現。今回はその収録現場を直撃、収録を終え大満足の香川さんにインタビュー。前代未聞のNHKスタジオでの他局ロケの模様もお見逃しなく。今回ゲストで登場した菅野さんとホランさんが出演中のドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」は、タワーマンションを舞台に繰り広げられるサスペンスドラマ。憧れのタワーマンションに引っ越してきた平凡な主婦が、思いもよらぬ“最凶の隣人”に出会ってしまったことで、女たちの闇や、タワーマンション特有のルールによって翻弄されながら、愛する家族を守るために立ち向かっていくという物語。菅野さんが平凡だが家族仲良く暮らしてきた等身大の主婦・高野亜紀を演じ、亜紀の幼馴染みで心の支えとなっていく体操コーチの生方航平を「EXILE/三代目 J Soul Brothers」岩田剛典が、亜紀と同じタワーマンションに住む、思いもよらない方法で亜紀を追い詰めていく“最凶の隣人”の佐々木弓子を松嶋菜々子が演じる。ホランさんは亜紀や弓子が住んでいるタマワンの2階に居住する尾野綾香で出演している。「THE YELLOW MONKEY」が19年ぶりにドラマ主題歌を書き下ろしたことも話題になっている本作は第2話が10月21日(金)22時~放送される。「櫻井・有吉THE夜会」は10月20日(木)今夜21:57~TBS系で放送。(笠緒)
2016年10月20日俳優・アーティストの中山優馬主演舞台『それいゆ』が、2017年4月に再演されることが13日、わかった。東京、福岡、兵庫での公演を予定している。同作は、雑誌『少女の友』の挿絵で戦中・戦後の少女たちに夢を希望を贈り、今も愛され続けている画家・中原淳一が"美しく"生きる姿を描く。6月に初演をむかえ、この度再演が決定した。桜井日奈子、施鐘泰(JONTE)、辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、佐戸井けん太といった、初演時のキャストが集まる。中山は「このような作品にはなかなか巡り会えるものではないし、僕自身も再演させていただける経験は人生初となるので、前回よりもより良いものを必ずお届けします!」と気合い十分。「もっとたくさんの方々に観ていただきたいと思っていましたので、願いが叶いました。前回行けなかった場所にも行けるということで、劇場や空気が違うことに触れる楽しみも増えています」と、希望を語った。"岡山の奇跡"と呼ばれ注目を受ける桜井。女優デビューとなった前回公演について、「ゼロからのスタートだったので、稽古期間ずっと不安で怖くてしんどかったです。だから再演のお知らせを聞いたときは正直ビクッとなりました」と振り返る。そして「きっとあの頃とはまた違った世界が見えると思うと、今から楽しみです」と、意気込んだ。脚本の古家和尚は、「多くのお客様からご要望をいただき、前回の公演から一年を待たずに再演が決定したこと、心よりお礼申し上げます」と謝意を述べた。また、演出の木村淳は「中山優馬が自身の奥底に、そして確かに宿している〝潔癖さと、頑なさ〟が、可憐で鮮やかな自身の作品と対極に位置する、『天才』中原淳一が内包していたであろう〝狂気〟と〝渇き〟を浮き彫りにします」と作品の魅力を表現した。
2016年10月13日