舞台『ミス・サイゴン』の製作発表が26日に都内で行われ、エンジニア役の市村正親、駒田一、伊礼彼方、東山義久、キム役の高畑充希、昆夏美、大原櫻子、屋比久知奈、クリス役の小野田龍之介、海宝直人、チョ・サンウン、ジョン役の上原理生、上野哲也、エレン役の知念里奈、仙名彩世、松原凜子、トゥイ役の神田恭兵、西川大貴、ジジ役の青山郁代、則松亜海らが登場した。同作は1992年に初演をむかえて以来、日本での通算上演回数は1368回を重ねる。ベトナム戦争陥落間近のサイゴンを舞台に、愛と別離の物語が繰り広げられる。製作発表は全員で「火がついたサイゴン」を披露し、さらに全キャスト楽曲メドレー「世界が終わる夜のように」「トゥイの死」「今も信じてるわ」「生き延びたけりゃ」「命をあげよう」「ブイドイ」「アメリカン・ドリーム」のパフォーマンスを行った。初演より同作に主演し、2016年の公演では一度卒業も宣言した市村だが、「その方がお客さん入るかな」とジョークを飛ばす。卒業撤回は「想定内ですね。今回はまた0からやってみたいなと思って。前やったことはすっかり忘れて、やったことのないような方向から」と意気込んだ。小さい頃から両親と一緒にミュージカルを観に行っており、同作を何回も観ていたという高畑は「偶然、ヘリが止まって、筧(利夫)さんが15分フリートークしてくださった回を観てたりして、思い入れの深い作品」と明かす。「自分には務まらない、遠い存在の役だったんですけど、今年28歳で、もしチャレンジできるならそろそろ最後なんじゃないかと思ったので、ダメ元でオーディションを受けてみようと思って受けてみたのが、一昨年。決まった時はびっくりもしましたし、嬉しかったけど、今はどうしようという感じで。プレッシャーもありますけど、初めてお会いできた方も多くて、ワクワクが膨らんできました」と心境を表した。高畑と同じく、初出演の大原も「デビュー映画の打ち上げのときに『ミス・サイゴン』の歌を歌って、そこからスタッフさんが初舞台のオファーをくださったりして、すごくご縁のある作品でとても嬉しかったです」と、思い入れたっぷり。また「フランス人寄りのエンジニア」という伊礼は、「初演から演じ続けている方と一緒になることは、まあないですよ。今後もない。貴重な経験なのでしっかりと、盗めるものは盗んでいきたい」と語る。東山は「最初に帝劇に立った時は、『エリザベート』のトートダンサーとして踊っていたので、こういう形でまた帝国劇場に帰ってこられたのは身が引き締まる思い。足を無駄に上げるようなエンジニアとか、柔軟性を生かしたエンジニアをやってくのかな」と会場のオーディエンスを笑わせていた。製作発表終了後の取材では、再度卒業について聞かれた市村が「今は、続けられる限りやってくれと言われてます。120歳……できるだけ長く。息子がクリスやるくらいまで」と答える。ミュージカル出演が7年ぶりという高畑は、その間のトレーニングについて「全然やってなかったです。なので、お尻に火がつきまして……」と苦笑。「今、必死でみなさんに追いつけるように頑張っております。(お尻が)燃えてます。お稽古がすごく楽しみです。役になった時にそれぞれどんな風になってくのか楽しみにしています」と意気込みを表した。同作は東京・帝国劇場にて5月23日〜6月28日に上演された後、北海道、長野、大阪、静岡、富山、愛知、福岡、埼玉と全国8都市で公演を行い、9月6日に千秋楽を迎える。
2020年02月26日シェイクスピア作『ヘンリー八世』が2月14日(金)に彩の国さいたま芸術劇場 大ホールで開幕する。演出家・蜷川幸雄のもと、1998年に、シェイクスピア全37戯曲の完全上演を目指して始動した「彩の国シェイクスピア・シリーズ」。蜷川なき後は、ドラマ『花子とアン』『おっさんずラブ』などで大ブレイクする以前からシェイクスピア作品にライフワークとして取り組んできた俳優・吉田鋼太郎が演出を担い、シリーズ2代目芸術監督として『アテネのタイモン』『ヘンリー五世』を上演。そして、カウントダウンも迫った第35弾として、『ヘンリー八世』がこのたびお目見えする。どうも取っつきづらいと言われがちな、シェイクスピアの歴史劇。しかし本作は歴史劇には珍しく、戦争の描写がない。舞踊会や戴冠行列、エリザベス女王洗礼の祝賀など、華やかな場面が芝居全体を彩っている。それでいて、影でうごめく、英国王家のスキャンダル。観客は手に汗握って、ことの行方を追うことになる。主人公のヘンリー八世役には、ドラマ『まだ結婚できない男』の好演も記憶に新しい阿部寛。彩の国シェイクスピア・シリーズでは『シンベリン』(2012年)、『ジュリアス・シーザー』(2014年)に主演している。英国王ヘンリー八世(阿部寛)の宮殿では、ウルジー枢機卿(吉田鋼太郎)が勢力を強めている。高慢な態度で公爵たちの非難の的になっているウルジー。ある晩、ヘンリー八世はウルジー邸の晩餐会で、王妃に仕える女官アン・ブリン(山谷花純)に心奪われる。王妃キャサリン(宮本裕子)との結婚を無効にしようとするヘンリー八世だったが、キャサリンは自身の敵であるウルジーが審判する離婚裁判への出廷を拒否。ウルジーもまた、自分の得にもならない離婚裁判の延期を謀る……。熾烈な権力争いと、それに伴う謀略の数々。男と女がそれぞれの方法で、それぞれの幸福にかじりつきしがみつく姿をすみずみまで見届けたい。3月1日(日)まで彩の国さいたま芸術劇場で上演の後、3月14日(土)・15日(日)に福岡・北九州芸術劇場 大ホール、3月19日(木)から22日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演される。文:小川志津子
2020年02月13日主演を務めるミュージカル界のプリンス、井上芳雄をして「日本のオリジナルミュージカルの最高傑作だとずっと思い続けてきました」と言わしめる『シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ』が、本日1月7日より東京・シアタークリエにて上演される。良質なオリジナル作品を多数生み出してきた音楽座が、1988年に旗揚げ公演として初演し、その後もたびたび上演しては客席を感動の涙で包んできた名作だ。主人公はシャイで少し頼りない青年、悠介(井上)。作曲家として身を立てるという夢に向かって懸命に努力していた彼はある日、スリを生業としている少女・佳代(咲妃みゆ)と出会う。身寄りがなくひねくれて生きていた佳代だが、「いつの日か夢は叶う」と語る悠介を見て、忘れていた素直な気持ちを思い出していく。やがて作曲家として認められ始めた悠介と、小さな幸せを大切に過ごせるようになった佳代。だが佳代には本人も知らない秘密があり、それがふたりと周りの運命を大きく動かしていくのだった……。出演はほかに、畠中洋、吉野圭吾(Wキャスト)、濱田めぐみ、上原理生、仙名彩世、福井晶一(Wキャスト)、土居裕子ら。佳代役オリジナルキャストの土居をはじめとする元音楽座のメンバーと、この作品がきっかけでミュージカルの道を志したと語る俳優が多く含まれていることも話題となっている。作品を大切に思う豪華キャスト陣、そして進境著しい小林香の演出によって、名作にまた新たな命が吹き込まれることだろう。2月2日(日)までシアタークリエ、2月7日(金)から9日(日)まで福岡市民会館 大ホール、2月12日(水)から15日(土)まで大阪・新歌舞伎座にて上演。文:町田麻子
2020年01月07日彩の国シェイクスピア・シリーズ 第35弾『ヘンリー八世』が2020年春に上演される。トマス・クランマー役の金子大地に話を聞いた。「ヘンリー八世」チケット情報本作は、蜷川幸雄のもと1998年にスタートし、2017年12月からは吉田鋼太郎が演出を手掛ける彩の国シェイクスピア・シリーズの第35弾。歴史劇にしては珍しく戦争の描写がなく、ヘンリー八世をめぐる英国王家のスキャンダルと、その裏に交錯する欲望と謀略、熾烈な地位争いが描かれている。演出は吉田鋼太郎、主演は阿部寛が務める。今回が初舞台で、舞台は「いつか挑戦してみたいと思っていました」という金子。やりたかった理由は「いつも舞台を観た後に、自分にはできる気がしないと思うからです。映像のように“カット割”をせず、空間全体でお芝居している感じがすごいと思いますし、声の出し方も映像とは違う。スタートしたらノンストップですしね。お客様の前で演じることもすごいことだと思います。だからこそ、自分もできるようになりたいと思いました」と明かす。そんな待望のオファーが、ドラマ・映画『おっさんずラブ』でも共演した吉田からのもの。「鋼太郎さんは尊敬する大先輩で、そんな方からオファーしていただけたことが嬉しかったです。初舞台で不安もありますが、鋼太郎さんに『なにか準備したほうがいいことはありますか?』と聞いたら、『なにもない。とりあえず無防備で来て!』と言っていただいて。受け入れてくださっている感じがしました」と笑顔を見せ、「だからこそ、鋼太郎さんに僕を選んでよかったと思っていただけるくらいがんばりたいです」と表情を引き締めた。実は、金子が初めて観た舞台は蜷川幸雄演出のシェイクスピア作品『ハムレット』(2014年/藤原竜也主演)。それ以来、シェイクスピア作品には「何かをさらけ出さないといけないイメージがある。小手先では無理だと思っています」という印象を持つ。だからこそ「初舞台とはいえ、シェイクスピアが好きで作品を観に来る方には関係ないことだと思います。いいものにしたいです」と意気込み、「お客様には『楽しみにしていてください』と言いたいです」と語った。「阿部寛さんと初めて共演できるのも嬉しいです。ずっとテレビでも映画でも拝見していたので。初めてご挨拶したときに、やさしく『一緒にがんばろう』と言ってくださって。がんばらなければ!と思いました」と金子が語る『ヘンリー八世』は、2月14日(金)から3月1日(日)まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場大ホール、3月14日(土)、15日(日)に福岡・北九州芸術劇場 大ホール、3月19日(木)から22日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。チケットは発売中。取材・文:中川實穗
2019年12月02日日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」ではシリーズ初となる3DCGアニメ映画『ルパン三世 THE FIRST』の全国公開を記念して「ルパン祭り2019」を実施。11月22日(金)今夜は「名探偵コナン」とコラボした『ルパン三世 vs 名探偵コナン THE MOVIE』をオンエアする。1967年からコミック連載がはじまり1971年にTVアニメ化、国民的キャラクターの「ルパン三世」。かたや1994年から原作の連載がスタート、1996年にTVアニメ化されると翌97年から映画化。劇場版は特大ヒットを続ける「名探偵コナン」。両者は2009年にスペシャルアニメでコラボしているが、それに続いてスクリーンで共演を果たしたのが本作となる。謎の男・アラン・スミシーから不二子を人質に取られたルパン三世が都内の宝石店に現れる。ルパンは怪盗キッドに変装しアランが指定した宝石を奪い去るが、彼を追っていたコナンは“敵”がルパンであることを見抜いていた。ルパンの本当の狙いは日本の老人が持つ秘宝“チェリーサファイア”だと知った銭形警部(山寺宏一)も緊急来日。警視庁の面々と共にルパンを追うことに。そんな中、世界的アイドル・エミリオが来日。コナンは画面の隅に次元の姿を発見する。園子や蘭と共にエミリオのもとを訪れたコナンは、エミリオが何者かに脅迫を受けていることを知る。次元はエミリオのボディーガードとして同行しているのだという。しかし小五郎らの監視をかいくぐり、エミリオは蘭と園子を連れてホテルを脱走。実はエミリオは重大な秘密を抱えていた――という物語。ルパン三世役の栗田貫一、次元大介役の小林清志、石川五ェ門役の浪川大輔、不二子役の沢城みゆき、銭形警部役の山寺宏一らルパンファミリーに、江戸川コナン役の高山みなみ、毛利小五郎役の小山力也、怪盗キッド役の山口勝平らコナンキャストとお馴染みの声優陣が集うなか、エミリオ役で「おそ松さん」シリーズなどの入野自由、アラン・スミシー役で俳優の「きのう何食べた?」も話題を振りまいた内野聖陽、エミリオのマネージャー・クラウディア役で『鋼の錬金術師』の夏菜が参加。豪華な声優陣の共演も見どころ。50年以上にわたり続いてきたルパン三世がついに3DCGアニメ化を果たした『ルパン三世 THE FIRST』は12月6日(金)より全国東宝系にて公開。その謎を解いたものは莫大な富を手にすることができるとされるブレッソンダイアリーにルパン三世が挑むというストーリーで、広瀬すず、吉田鋼太郎、藤原竜也らがゲスト声優で出演。ルパンファミリーとの共演を果たすのも注目だ。金曜ロードSHOW!『ルパン三世 vs 名探偵コナン THE MOVIE』は11月22日(金)今夜21時~日本テレビ系でオンエア。(笠緒)■関連作品:ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE 2013年12月7日より全国東宝系にて公開© 2013 モンキー・パンチ 青山剛昌/「ルパン三世vs名探偵コナン」製作委員会
2019年11月22日志尊淳、中務裕太、小森隼らが新たに加わる映画『HiGH&LOW THE WORST』。この度、鳳仙学園の本編未解禁アクションシーンを使用したスペシャルトレーラーが到着した。別名“殺し屋軍団”と呼ばれるほど圧倒的戦闘力を誇る有名不良高校「鳳仙学園」。今回到着したトレーラーでは、テーマソング「Top Down」(EXILE THE SECOND)に乗せて、最強バトルが展開。灰色の学ラン、幹部以外全員スキンヘッドという独自のルールを持つ鳳仙学園の面々。登場シーンだけでその狂暴性が感じ取れる。この不良たちを完璧に統率している圧倒的トップが、志尊さん扮する上田佐智雄。映像ではパワーのある拳やスマートな蹴りを披露。さらに、相手のナイフを素早く奪い取る技も。これだけでも圧倒的な戦闘力を持つキャラクターだということが十分に確認できる。また本作の見どころ、河川敷での大乱戦「鬼邪高校 vs 鳳仙学園」のシーンも登場している。さらに、トレーラーと併せて高橋ヒロシ描き下ろしのキャラビジュアルと鳳仙の実写キャストビジュアルが並んで睨みを効かせるコラボビジュアルと、佐智雄、鳳仙四天王、スキンヘッド軍団が立ち並ぶビジュアルと2枚の鳳仙学園スペシャルポスタービジュアルも到着した。これから巻き起こる激しい頂上決戦を予感させる仕上がりとなっている。『HiGH&LOW THE WORST』は10月4日(金)より全国にて公開。※高橋ヒロシの「高」ははしごだか(cinemacafe.net)■関連作品:HiGH&LOW THE WORST 2019年10月4日より全国にて公開Ⓒ2019「HiGH&LOW」製作委員会
2019年08月26日少女マンガファン待望の展覧会『萩尾望都ポーの一族展』が東京の松屋銀座ではじまりました。そのオープニングイベントに、萩尾望都先生と元宝塚トップ娘役・仙名彩世さんが出席。おふたりのプチトーク&萩尾先生のミニインタビュー、さらに会場の様子もご紹介!萩尾ワールドにひたれる!【女子的アートナビ】vol. 154デビュー50周年記念『萩尾望都ポーの一族展』では、文学的少女マンガで革命を起こしたマンガ家のひとり、萩尾望都先生の代表作『ポーの一族』シリーズを中心に、人気作品の原画や予告カットなど300点以上を展示。さらにスケッチブックや執筆風景など、普段なかなか目にすることのできない貴重な資料を間近で見ることができます。『ポーの一族』とは、永遠に少年の姿のまま生きながらえていくバンパネラ(吸血鬼)のエドガーが主人公となり、友人のアランとともに旅を続ける物語。1972年から連載されたロングセラーで、2016年には40年ぶりに新作も発表するなど、今なお多くの読者に愛され続けています。また、展示の途中には宝塚歌劇のコーナーも登場。2018年の花組公演『ポーの一族』の華やかな衣装や小道具などが並び、ポーの世界を全身で体感できる夢のような空間になっています。いつのまにか50年…開幕前に開かれたオープニングイベントには、萩尾先生が出席。先生は1969年にデビューし、『ポーの一族』や『トーマの心臓』、『イグアナの娘』など数々の傑作を発表し、2012年には少女マンガ家として初の紫綬褒章を受章。現在も、歴史マンガ『王妃マルゴ』を連載執筆中です。この展覧会をご覧になった萩尾先生は、「イントロダクションでカーテンの向こうに花びらが揺れるような画面が出てきて、あっという間に作品世界に引きずり込まれました」といい、「自分の作品なのに、ちょっとドキドキしてしまい……」と感慨深げ。さらに50年を振り返り、次のように述べました。萩尾先生毎月、毎年締め切りに追われて描いていたら、いつのまにか50年経ちました、という感じで、「50年だよ」といわれて、「私そんなに年をとったの?」と(笑)。でも、まだまだ描きたいものもあるので、もう少しがんばっていきたいと思います。今はわびさびの境地また、改めて50年分の作品を見た感想を問われると、次のようにコメント。萩尾先生昔の絵は頭がでかいな(笑)、と自己批判ばかりですが、それなりに一生懸命描いていたという感じです。昔の絵のほうが線も太く、勢いがありました。だんだん落ち着いてきて、今はちょっとわびさびの境地(笑)。困ったなと思っていますけど、これが寄る年波というものですから、このまま描いていこうと思います。ゲストは、仙名彩世さん!イベントには、元宝塚トップ娘役・仙名彩世さんがゲストとして参加。仙名さんは、2018年の宝塚歌劇団花組公演『ポーの一族』にシーラ・ポーツネル男爵夫人の役で出演されています。展覧会の感想について、仙名さんは「入った瞬間にカーテンがひらっとして『ポーの一族』のシーンが再現されていて……、足を踏み入れた瞬間泣きそうになりました」と感激した様子。さらに、「エドガーとアランの等身大パネルがあったり、舞台の大階段が再現されていたりして、いろいろ思い出しました」と興奮ぎみに語りました。また、『ポーの一族』の魅力については、次のようにコメント。仙名さんキャラクターのひとりひとりがとても生き生きしています。どの人を主役にしても先生は物語が描けると思うくらい、先生はひとりひとりのキャラクターを愛していらっしゃる。ポーをいろいろな角度から勉強させていただきましたが、すごく深いのです。生き続けることの悲しみ、というのは考えたことがなかったので、そういう悲しみもあるのかと感じました。宝塚での作品上演は、萩尾先生も30年ほど切望されていたそうで、「生きていればいいことがある」とうれしそうに話し、「舞台を見たときには、あふれるばかりの愛、台風のような愛に押し寄せられて、ものすごく感激しました」と宝塚愛を語りました。さらに仙名さんは、『ポーの一族』公演時に萩尾先生からプレゼントされたという直筆イラストを披露。「一生の宝物です」と美しすぎる笑顔で話してくれました。先生に直撃!イベント終了後、少しだけ萩尾先生とお話するチャンスがありましたので、ひとつ質問させていただきました。――50年描き続けているなかで、創作の原動力となっているものがありましたら教えてください。萩尾先生私はもともと現実の適応力が非常に低い人間ですので、どうしても異世界とかファンタジー界とか別世界のほうに逃げてしまうのです。だけど異世界に行ったら、そこにもいろいろとおもしろいことがあるので、やはりついそちらのことを書いてしまいます。現実で力強く楽しく生きられれば、それに越したことはないと思うのです。私には現実世界のいろいろな違和感とか不条理さというものが痛いのです。なんとかその痛みをかわしたい、緩和したいという思いがあるので、創作のほうに走っているのだと思います。少女のような笑顔で…1時間ちょっとのイベントを取材しただけですが、萩尾先生ご本人の魅力に圧倒されました。常に穏やかで物腰が柔らかく、たくさんのユーモアを交えながらご自身の50年を振り返り、また宝塚の話をされるときは少女のように目をキラキラさせ、仙名さんとトークを楽しんでいました。最後に、萩尾作品といえば“美少年”ということで、先生に「少女時代に好きだった美少年アイドルはいましたか?」とお聞きしてみたところ、「ウィーン少年合唱団が大好き。幻想の世界から抜け出してきたようなのよね!」と再び少女のような笑顔で答えてくださいました。往年の萩尾ファンも、まだ作品に触れたことがない人も、まずはこの展覧会で先生の生原画に触れてみてください。きっと、作品を読みたくなると思います。会期は8月6日(火)まで。Information会期:~8月6日(火) ※8月4日(日)は19:30まで時間:10:00 ~ 20:00※最終日17:00閉場。入場は閉場の30分前まで。会場:松屋銀座8階イベントスクエア料金:一般 ¥1,000/高校生¥700/中学生¥500/小学生¥300※本記事の写真は、プレス内覧会で主催者の許可を得て撮影しています。©萩尾望都/小学館©宝塚歌劇団
2019年07月29日映画『ルパン三世 THE FIRST』が2019年12月6日(金)にロードショー。「ルパン三世」史上初となるフル3DCGの長編アニメーションとなる。1967年に漫画の連載がスタートして以来、アニメ、実写、ゲーム、スピンオフと様々な表現がされてきたルパン三世。アルセーヌ・ルパン(ルパン一世)の孫であるルパン三世、早撃ちのガンマン・次元大介、斬鉄剣の使い手・石川五ェ門、抜群のプロポーションを持つミステリアスな美女・峰不二子、そしてインターポール所属でのルパンを追う銭形警部など個性豊かなキャラたちは50年がたった今でも多くの人々に愛されている。『ルパン三世 THE FIRST』あらすじ長編アニメ化に至っては23年ぶり、そして初の3DCGアニメーションに挑戦する本作。映画は、ルパンの祖先であるルパン一世ですら盗むことに失敗した因縁の宝“ブレッソン・ダイアリー”を巡る物語を描く。謎を解いたものは莫大な富を手にすることができるとされ、第二次世界大戦中にはナチスがその行方を追い求めたという“ブレッソン・ダイアリー”。その伝説級のお宝に隠された秘密とは一体ー?そしてルパン一味は見事に獲得することができるのかー?ルパン一味を取り囲む新キャラクター物語のキーを握ることになる、個性豊かなゲストキャラクターたちを紹介。広瀬すず、吉田鋼太郎、藤原竜也といった豪華キャスト勢にも注目だ。・レティシア(広瀬すず)…ブレッソン・ダイアリーを巡り、ルパンと出会う考古学に精通した女性。育ての親・ランベールの命を受けブレッソン・ダイアリーを盗みだし、隠された謎を明かそうとルパン一味と行動を共にすることに。・ランベール(吉田鋼太郎)…レティシアの育ての親である考古学者。ブレッソン・ダイアリーの謎を解き明かそうと暗躍する。ゲラルトに使われている。・ゲラルト(藤原竜也)…ブレッソン・ダイアリーに隠された謎を解き明かすため、不二子に盗ませる。戦前から続く秘密結社の再興を目指している。3DCGは原作者モンキー・パンチの悲願でもあった惜しくも2019年4月に永眠した原作者モンキー・パンチが残したコメントも到着。ルパン一味のキャラクター設定資料を嬉しそうに眺めていたという彼は、「ずっと待ち望んでいた3DCGのルパン三世です。キャラクターやストーリーを拝見したけど、新しい感覚がいっぱいつまったルパンになりそうで、どんな作品になるか想像するだけで、今からワクワクしています。」と喜びの声を残している。監督・脚本は山崎貴監督・脚本を務めるのは、『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』『STAND BY ME ドラえもん』『永遠の0』をてがけた山崎貴。VFXで高く評価され、また、ドラゴンクエストの映画化にあたっても“フル3DCGに挑戦している。ルパン一味"を山崎がどう描くのかも注目だ。【作品詳細】映画『ルパン三世 THE FIRST』公開日:2019年12月6日(金)監督・脚本:山崎貴原作:モンキー・パンチ音楽:大野雄二出演:栗田貫一、小林清志、浪川大輔、沢城みゆき、山寺宏一、広瀬すず、吉田鋼太郎、藤原竜也製作:2019映画「ルパン三世」製作委員会配給:東宝
2019年07月14日女優の剛力彩芽が6日、東京・表参道ヒルズで行われたイヴ・サンローラン・ボーテ スペシャルイベント「VOLUPTE LAND」オープニングセレモニーに、オフショルダーの黒いドレスで登場した。3月7日~10日まで同所で開催される「VOLUPTE LAND(ヴォリュプテ ランド)」は、2013年の発売以来のヒット商品であるアイコンリップ「ヴォリュプテ」の魅力が詰まったイベント。ピンクと黒で彩られた会場で、新作「ヴォリュプテ プランプインカラー」の魅力を体験することができる。剛力は、胸元セクシーなオフショルダーの黒いドレス姿で登場。居合わせた買い物客たちから「きれい!」という声が上がった。そして、剛力は「黒がすごい好き」とファッションでも黒をよく取り入れると話した。この日は、新作の「ヴォリュプテ プランプインカラー」を使用したぷっくり唇をポイントにしたメイクアップを披露。「リップがポイントになるように、ツヤ感を出しながら品のあるヌーディな感じにメイクしてもらいました」と説明した。同イベントは“アミューズメントパーク”をテーマにしており、会場にはリップをモチーフにしたフォトスポットや回転するアトラクションが。剛力は「ワクワクします」とうれしそうに話し、「私も撮影して投稿したいと思います」と宣言した。
2019年03月06日宝塚歌劇団花組の祝祭喜歌劇『CASANOVA』が2月8日、兵庫・宝塚大劇場で幕を開けた。宝塚歌劇花組『CASANOVA』チケット情報18世紀ヴェネツィアに生まれた稀代のプレイボーイ・カサノヴァの愛と夢に彩られた冒険譚を、一本物のスペクタクル・ミュージカルとして、オリジナル・ストーリーで綴る本作。『太陽王』『1789 -バスティーユの恋人たち-』『アーサー王伝説』などを手掛けたフランスの作曲家、ドーヴ・アチアによるロックをベースにした現代的かつメロディアスな楽曲たちが作品を色鮮やかに彩っている。衣装や舞台美術も華やかで、幕開きと共に一気にその世界観に惹き込まれる。舞台はかのモーツァルトも生きた時代、ロココ文化華やかなりし18世紀。星の数ほど浮名を流してきたカサノヴァは、魔術で人をあざむき、女性をたぶらかしたとしてヴェネツィア共和国国事犯審問所に捕えられてしまう。しかし鉛屋根の監獄で同じく投獄されていたバルビ神父と手を組み、脱獄を果たす。カーニヴァルで賑わうヴェネツィアで祭の騒ぎに乗じて逃亡しようとする彼に、人生を変えるほどの恋と出会うとのお告げがあり…。カサノヴァを演じるのは、トップスター・明日海りお。幕開きこそ異端審問にかけられて不穏な空気が流れるが、脱獄してひとたび街に現れれば世の女性たちが群がり、追いかけられ…と、すさまじいモテっぷりだ。しかし本作では、カサノヴァはただの遊び人ではなく、「愛し合う自由が罪なら、生きていく意味がどこにある」と、ただ自分の愛に素直な男として描かれている。明日海はそんなカサノヴァを、時には男らしく、時には色気たっぷりにと、さまざまな表情で魅せる。カサノヴァの“運命の人”ベアトリーチェを演じるのは、トップ娘役・仙名彩世(せんなあやせ)。修道院で学び、正義感の強い彼女は、女性たちを惑わすカサノヴァに敵対心を抱いている。そんなベアトリーチェが、カサノヴァとは知らずにカサノヴァと出会い、惹かれていく…。本作が退団公演であり、この役が集大成となる仙名は、自分の意思を強く持った芯のある女性を、真っ直ぐに演じている。また、カサノヴァを捕えようと追い続ける審問官コンデュルメル役の柚香光(ゆずかれい)をはじめ、黒魔術に傾倒しているその妻役の鳳月杏(ほうづきあん)、カサノヴァと逃げ続けるバルビ神父役の水美舞斗(みなみまいと)、ベアトリーチェの婚約者で、コンデュルメルにうまく利用されるコンスタンティーノ役の瀬戸かずやと、それぞれに繊細に役を作り込み、個性豊かなキャラクターたちを表現している。華やかなビジュアル、ポップな楽曲、緩急つけたストーリー展開、そして、花組の総合力に魅せられる本公演は3月11日(月)まで兵庫・宝塚大劇場、東京公演は3月29日(金)から4月28日(日)まで東京宝塚劇場にて上演。東京公演のチケットは2月24日(日)発売開始。取材・文:黒石悦子
2019年02月15日18世紀ヴェネツィアに生まれた稀代のプレイボーイ、ジャコモ・カサノヴァ。彼が辿った数奇な人生をもとに描いた冒険譚が、一本物のオリジナル・ミュージカル『CASANOVA』として、花組・明日海りお主演で上演される。宝塚歌劇花組『CASANOVA』チケット情報詩人、作家、聖職者、詐欺師、錬金術師、そしてスパイ…と、さまざまな貌を持つカサノヴァ。数々の女性と浮名を流し、ヴェネツィアの風紀を乱した罪で「鉛屋根の監獄」に投獄されるほどの“モテ男”だ。舞台上では「どの場面でも、たくさんの女の子たちが追いかけてくるんです(笑)」と笑顔を見せる明日海。男役冥利につきる役だと語る。「花組自慢の個性あふれる娘役たちが情熱的に歌い踊って、絡み付いてくるナンバーがあるんです。男役をやってきて本当に良かったなと思います(笑)。カサノヴァは、尋問される場面ではダーティヒーローのようで、女性に囲まれているときは遊び人、バルビ神父と逃げ回っているときは兄貴分と、いろんな見え方がする人。その中で、ぽろっと彼の本音が出る場面があるので、そこでお客様の心が掴めたらいいなと思います」。これまでにも映画などのさまざまな作品で題材にされてきたカサノヴァ。本作では『太陽王』『1789-バスティーユの恋人たち-』『アーサー王伝説』などの楽曲を手がけたドーヴ・アチアを迎え、“祝祭喜歌劇”として華やかで楽しく、ちょっぴりコミカルに描かれる。「この作品では、女性との関係が入り乱れるラブストーリーというよりも、牢獄に送られてしまっても“こんなところで人生を無駄に過ごしていられない!”と脱獄して、また懲りずに新しい恋に向かっていくような、とてもアグレッシブでどこかピュアさもある人物として描かれています。アチアさんの曲はロックでありながらちょっと懐かしくて粋で、お客様にもきっと覚えていただけるようなメロディ。特に前半はミュージカルナンバーが続くので、楽しんでいただけると思います」。本作で退団するトップ娘役・仙名彩世が演じるのは、修道院での行儀見習いを終えたばかりのヴェネツィア総督の姪、ベアトリーチェ。カサノヴァの運命を大きく揺り動かす女性だ。「(仙名は)最近は大人っぽい、しっとりとした芯のある女性の役が多かったように思いますが、今回は思ったことをすぐに口に出したりするような、ちょっと強気な女性。カサノヴァが初めて出会うタイプで、ベアトリーチェとの恋がどう展開していくかというのも見どころです」。作・演出を手がける生田大和の大劇場一本物デビュー作。明日海は「私たちが成功させたい」と力を込める。「組のみんなにとてもカラーの強い、個性のある役を当ててくださっています。本当に多彩なキャラクターが登場しますので、花組ファンの方にはもちろん、宝塚歌劇を楽しみに来てくださったお客様に満足していただける作品にしたいです」。公演は2月8日(金)から3月11日(月)まで兵庫・宝塚大劇場、3月29日(金)から4月28日(日)まで東京宝塚劇場にて上演。東京公演のチケットは2月24日(日)発売開始。取材・文:黒石悦子
2019年02月04日旦那が休みだと家の中が片付かない。旦那が帰って来ると途端に汚れる。こっちが忙しくしてても知らんぷりしてスマホのゲーム…。そんな状態ではイライラしてしまっても仕方がありません。しかし、こちらばかりがイライラしていても何の解決にもなりませんよね。まずはこの気持ちを沈めるための方法を考えていきましょう。1. 「期待した自分が悪い」と、自分のせいにする忙しくしてたらお皿を洗ってくれるかも、お風呂を洗ってくれるかも、少しは整理整頓してくれるかも…。そう期待するから腹が立つんです。そんなときは「旦那に期待したわたしがバカだった!」と、気持ちを切り替えてしまいましょう。期待さえしなければ、ちょっと何かをしてくれたときに嬉しいとすら感じられるようになりますよ。2. 家計のお金でプチ贅沢をする家計のお金、自分のお小遣い、それぞれ分けているという人がほとんどですよね。旦那に腹が立ったら、家計のお金から小さな贅沢をしちゃいましょう。自分じゃ買わないスイーツを買ってこっそり食べる、友だちとカフェに行く、など、ちょっとした贅沢でストレスを発散させるのです。家計から出せば自分のお小遣いも減らないし、500円程度のお会計であればお金が足りなくなるということも防げますよね。回数を重ねるたび、徐々に金額が上がらないようにだけ注意すれば、自分もおいしい思いができるので怒りが収まりますよ。3. 大掃除するもし旦那に対してのイライラが爆発しそうになったら、シンクやお風呂、洗面所やトイレなどの水回りを大掃除しちゃいましょう。苛立った気持ちを雑巾にぶつけ、ひたすら拭き続けるのです。そうしているうちに、だんだんと気持ちが落ち着き、冷静に考えられるようになりますよ。気持ちが冷静になったら、どうしてこう思ったのか、旦那にどうして欲しいのか、自分の中でまとめることができます。イライラから解放されるために、気持ちを旦那から掃除に移動させるのです。掃除したところもキレイになるので、一石二鳥ですよ。4. ひとりカラオケに行く最近あまり珍しくなくなったひとりカラオケ。大きな声を出すと気分がスカッとしてストレス発散になります。でも、ひとりでカラオケ店に入れないという人もいますよね。友達を誘えたら良いのですが、急にカラオケに付き合ってくれる友達がいるのかどうかが問題です。そんな人はスマホアプリでカラオケができるものがあるため、そういうものを利用すると良いかもしれません。とにかく大きな声を出して、イライラを吹き飛ばしてしまいましょう。5. 海や高いところに行くイライラがピークに達したら、海や展望台のような高い場所に行くのがオススメ。どちらにも共通しているのは“見晴らしがいいところ”。大きな海を眺めていれば自分の悩みや苛立ちは小さなものに感じられるし、高い場所から下を見下ろせばイライラする旦那自身が小さい存在に感じられます。見晴らしのいいところに行き、ボーっとしているだけでも、リフレッシュするには十分な効果が得られるのです。いかがでしたか?好きで結婚したはずの旦那がイライラする存在でしかなくなったとき、「どうしてこの人のことを好きになったんだろう」と自分でも不思議に思いますよね。恋人から家族になったという証でもあるのかもしれませんが、それでもイライラしっぱなしはストレスがかかります。上手に息抜きができれば、それなりに幸せに暮らしていけるかもしれませんよ。
2019年02月03日「初世尾上辰之助 三十三回忌追善狂言」として『義経千本桜 すし屋』『暗闇の丑松』『名月八幡祭』を上演する二月大歌舞伎。尾上松緑が、父・初世辰之助(三世尾上松緑を追贈)への思いを、合同取材会で語った。【チケット情報はこちら】「父が死ぬまでの日数を、自分が超えるとは思っていませんでした。死ぬか、役者を辞めるかだと考えていた」と語る松緑。初世辰之助が40歳の若さで亡くなったのは1987年のこと。松緑(当時、二代目尾上左近)は12歳だった。2年後には祖父・二世尾上松緑も他界。2月に44歳となる松緑は「40を超えてから、父だったら、祖父だったらどうだろうと考えるようになりました。33年経ち、父をご存知ないお客様もいらっしゃるかもしれませんが、父という役者がこういうものを演じていた、ということを感じていただけるよう一生懸命勤めます」と意気込む。いがみの権太を演じる『義経千本桜 すし屋』は今回が初役。「権太には不良青年なりに親不孝を償わなければならないという気持ちがある。悪ぶっているけれどシャイなところが僕に近いと思います。祖父のイメージが強い役ですが、父の権太にも若さゆえの魅力がありました。(尾上)菊五郎のお兄さんのもとで音羽屋の権太をいちから勉強しながら、どこかに祖父、父、自分と続く“紀尾井町”らしさを出したいですね」『名月八幡祭』の縮屋新助役については「父は粋でいなせな役のイメージが強く、『名月八幡祭』なら(新助よりも)三次役の人だったかもしれませんが、2度か3度、新助をやった時、朴訥とした、人の良い田舎の商人が、恋をして自分の中で消化しきれなくなるという演じ方をしていました。最後は逆上する凄みもあり、強く印象に残っています。父は“陰”か“陽”かでいうと“陰”の強い役者で、後半に怒りを爆発させる役が得意でした。今回はその父と36年前に共演された(片岡)仁左衛門のお兄さんと(坂東)玉三郎のお兄さんが、三次役、美代吉役で出てくださいます。思いがけないことで有難いですし、おふたりにリードされながら自分なりの新助を作っていけたらと考えています」父が得意とした「後半に怒りを爆発させる役」として、松緑がほかに、自身も国立劇場で一昨年に演じた『坂崎出羽守』とともに例に挙げたのが『暗闇の丑松』の丑松。今回は菊五郎が演じる。「父は丑松や出羽守を演じる時、家でも機嫌が悪かった(笑)。一方、僕も昨年演じた『素襖落』のようなお狂言ものの時は祖父も父も普段からリラックスしていました。役者というのは演目によって変わるんだなと子供心に思った記憶があります。父、祖父が死に、自分も子供ができて感じるのは、実在の人物にしろ歌舞伎のために書かれた役にしろ、他人の人生を演じるのは結構な責任を伴うということ。だからこそ、『名月八幡祭』新助も『すしや』権太もそうですが、人間の心理を細かくえぐる役は面白いし、素敵だなと思うんです」公演は2月2日(土)より、東京・歌舞伎座にて。チケットは発売中。取材・文:高橋彩子
2019年02月01日グラビアアイドルの彩川ひなのが9日、東京・新宿の福家書店でカレンダー『彩川ひなの 2019年カレンダー』(発売中 2,500円税抜き 発売元:トライエックス)の発売記念イベントを行った。数々のアイドルグループに在籍しながらグラビア活動にも積極的で、Fカップバストに上からB85・W55・H82という抜群のプロポーションで"ハレンチボディー"と呼ばれて大人気の彩川ひなの。今回のカレンダーは、6月に都内で撮影され、キュートなショットとセクシーなショットを織り交ぜながら、彩川の魅力が詰まった内容となっている。クリスマスが近いということで、2年ぶりに着たというサンタコスで取材に応じた彩川は「今年も昨年に続いてカレンダーを出せて本当にうれしいです。2019年も365日、破廉恥ボディーが楽しめるカレンダーになりました。可愛いひなちゃんと大人なひなちゃんを交互に入れている感じなので、存分に私を楽しんでいただける内容です」とアピール。撮影エピソードについては「4~5月に載っているバルーン水着で撮影した時は、撮影するうちにどんどんバルーンが割れてハレンチになっちゃいました。割れた後はシークレットで(笑)」と明かした。さらに、「(バストが)相当暴れちゃいましたよ。結構ポロリしちゃって、『こらこら!』と抑えていました。2019年もバストが暴れていきます」とセクシーさも強調。お気に入りは7~8月に掲載された写真だといい、「カラーグローブ水着は、このために作ってもらいました。インパクトがすごいし、大人っぽいギャップが気に入っています」とその理由を説明した。また、もうすぐ終わる2018年を振り返り、「笑顔が多くなりましたね。ますます私が可愛くなった年でした。実はひな、歯を治したんです。だから今年は歯を出した写真が多くなって可愛くなっちゃいました」と自画自賛。年女の24歳となる来年については「猪突猛進でいきたいと思います。グラビアはもちろん、バラエティー番組にもっともっと出たいですね」と意欲を見せながら「出演したいのは『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)。さんまさんに可愛がってもらいたいです!」と明石家さんまにラブコールを送っていた。
2018年12月09日主演・松坂桃李、演出・吉田鋼太郎というタッグで届ける彩の国シェイクスピア・シリーズ『ヘンリー五世』が2019年2月に上演される。松坂と吉田のビジュアル撮影に潜入した。【チケット情報はこちら】本作は、シェイクスピア全37戯曲の完全上演を目指す彩の国シェイクスピア・シリーズの最新作。今回は、故蜷川幸雄の跡を継いでシリーズ2代目芸術監督に就任した俳優・吉田鋼太郎による演出2作目で、シリーズ第34弾となる。2013年に第27弾として蜷川の演出で上演した『ヘンリー四世』のその後の時代を描いた作品で、松坂桃李が当時演じたハル王子の未来であるイングランド王ヘンリー五世を演じ、その活躍を中心に、百年戦争の激戦のひとつ・アジンコートの戦いに臨む民衆や貴族、軍人たちの姿を群像劇として描く。吉田鋼太郎は今回、作品の各幕で観客を物語へいざなう説明役(コーラス)を務める。まず撮影が始まったのは吉田。クラシック音楽の流れるなか、タキシード姿&その強い目力でカメラを見つめ、早いペースで撮られていく。吉田は演出家として「自分以外のキャストの写真は躍動感があったほうがいいけど、(自分は)みんなと全然違うほうがいい」と伝え、「後ろのほうであまり目立たず見守っている感じ」とリクエスト。撮影中、カメラマンから「顔にやさしさが出ちゃってるので目を大きく」と指示があり、グッと強い表情を見せるとあちこちから「いい!」「ナイス!」と声が上がり、思わず笑ってしまう姿も見られた。本人が「家に飾りたいくらい!」と言う写真も撮れ、あっという間に撮影終了。そこにやってきたのは松坂。ここからは2ショット撮影。ふたりはテレビドラマや5年前の『ヘンリー四世』でも共演しており、仲はすでに出来上がっている様子。吉田が「痩せた?」と問えば松坂は「ドラマの役作りで」と笑顔。リラックスしたのか「桃李さん、もっとシュッと立てますか?」というカメラマンのお願いに思わず笑ってしまうふたりだった。次は松坂のソロ撮影。吉田とはまた違ったテイストの写真で、静かに始まりだんだんと躍動感を増していく撮影は、ヘンリー五世がひとり集中力を高め、マントを翻して戦いに出かけていくシーンを観ているよう。どの姿も凛として美しく、後ろ姿にまで表情がある。顔のアップの撮影では「強く、武骨に」「絶対に負けないんだという感じ」など声をかけられ「ああ、なるほど」とすぐにのみこむ松坂。手の使い方や顔の角度で写真のバリエーションをつくっていたのも印象的だった。公演は2019年2月8日(金)から24日(日)まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホールほかにて。その後、宮城、大阪を周る。なお、埼玉公演の追加公演も決定している。
2018年11月27日女優の上戸彩が21日、東京・丸の内のKITTEで行われた「WHITE KITTE」ライトアップセレモニーに出席した。同イベントは館内にいながら白銀の世界を体験できるクリスマスイベントで、まるで雪が積もったかのような真っ白な装飾が施された、屋内日本最大級の高さ約14.5メートルを誇るクリスマスツリーが登場。期間中の夜には、音楽と照明によるライトアッププログラムを2種類実施し、クリスマス雰囲気を盛り上げる。真っ白な背景に映える真っ赤なドレス姿で登場した上戸は「クリスマスといえば赤!」と声を弾ませ、背後にそびえる大きなツリーを見て「本物のもみの木とお聞きました。柔らかそうで、ちょっと揺らしたらグワンと落ちてきそうで、本物の雪みたいですね」とニッコリ。また、シークレットゲストとして登場した上戸は、観客が持っていた"ピースして"のうちわに反応してピースをしていたが、ふと何かに気付いた上戸は「"ピースして"ってうちわは、ほかの方に作ったうちわですか?」と観客に投げかけ、「なんだ、使い回しかあ…。チェッ(笑)。私が来ること知っていたのかなと思って、調子に乗ってピースしちゃいましたけど、わたし用のうちわではなかったです」と肩を落として笑いを誘った。クリスマスの思い出を聞かれると「子どもの頃はよく家でツリーを飾っていましたけど、この仕事をしてからは、クリスマスはあえて仕事を入れられるっていう(笑)。クリスマスにどこも行かせないっていうスケジュールでした」と愚痴をこぼしつつも、「クリスマスケーキをみんなで食べたりしていましたね。お仕事のときも女性誌(の撮影)とかだとシャンパンをくださったり、みんなで楽屋でジュースで乾杯しましたね。そういうことをして気分を上げていました」と笑顔を見せた。また、プレゼントをすることが好きという上戸は「お世話になっているスタッフの皆さんとかにお揃いのものを買ってプレゼントしたりしています。今年はどうしようかなあ」と目を輝かせ、逆にもらって嬉しかったクリスマスプレゼントを尋ねられると「中学の頃にもらったスミスのルーズソックス。それまで3足1000円とかの短めのルーズソックスしか持っていなかったのですが、そのときに初めてスミスのロングのルーズソックスを買ってもらったのをすごく覚えていて、穴が空いては自分で縫っていました」と回顧した。同イベントは12月25日(火)まで開催。
2018年11月22日NMB48の山本彩が、17日深夜(25:00~)に放送されるニッポン放送『NMB48山本彩のオールナイトニッポン』でパーソナリティを務める。27日にNMB48卒業コンサートを控える山本にとって、NMB48メンバーとして最後の『オールナイトニッポン』となる。27日は大阪城ホールでの『NMB48 8th Anniversary LIVE』があり、ライブ直後に大阪市内から生放送される。番組では、山本と同じ1期生の現役メンバー(川上礼奈・白間美瑠・吉田朱里)、そして、山本と交流が深い2期から4期のメンバー(谷川愛梨・太田夢莉・渋谷凪咲)が1時台と2時台に時間を分けてゲストに登場する。この他、NMB48のメンバーが問題を作った「クイズ!山本彩!!」コーナーも。さらに番組の最後にはリスナーとファンに感謝を込めて、山本による弾き語りで自身がセンターを務めた「365日の紙飛行機」が生演奏される予定だ。
2018年10月16日彩の国シェイクスピア・シリーズ第34弾となる舞台『ヘンリー五世』全19公演が、2019年2月8日(金)から24日(日)まで、埼玉・彩の国さいたま芸術劇場にて開催される。彩の国シェイクスピア・シリーズ最新作1998年のスタート以来、芸術監督・蜷川幸雄のもとで国内外に次々と話題作を発表してきた、シェイクスピア全37戯曲の完全上演を目指す彩の国シェイクスピア・シリーズ。2017年冬、故・蜷川幸雄に代わり俳優・吉田鋼太郎が芸術監督に就任し、『アテネのタイモン』と共に同シリーズが再び始動した。蜷川幸雄演出『ヘンリー四世』のその後を描く吉田演出では2作目、シリーズ第34弾となる本作の原作は、史劇『ヘンリー五世』。2013年にシリーズ第27弾として蜷川の演出で2部作を1本にまとめて上演された『ヘンリー四世』のその後の時代を描いた作品だ。前回、国王陛下の放蕩息子・ハル王子と無頼者の酔いどれ騎士・フォルスタッフという、シェイクスピア作品に登場するキャラクターの中でも高い人気を誇るコンビを演じた松坂桃李と吉田鋼太郎が、再びタッグ。ハル王子に松坂桃李、演出&説明役に吉田鋼太郎松坂桃李演じる、ハル王子改めイングランド王ヘンリー五世の活躍を中心に、英仏百年戦争の激戦のひとつである「アジンコートの戦い」に臨む両国の民衆や貴族、軍人たちの姿を描いた群像劇となっている。吉田は本作では、作品の各幕で観客を物語へいざなう説明役(コーラス)を務める。溝端淳平、横田栄司、河内大和ら出演他の出演者には、ヘンリー五世を挑発し戦いへと推し進めるフランス皇太子役に、『ヴェローナの二紳士』で主演を務めた溝端淳平、その父フランス王役に本シリーズに欠かせない名優・横田栄司、無頼漢のピストル役にシリーズ初参加の中河内雅貴、イギリス軍の騎士フルエリンに前作『アテネのタイモン』で名演をみせた河内大和など、個性豊かな俳優陣が名を連ねる。開催概要舞台『ヘンリー五世』開催期間:2019年2月8日(金)〜24日(日) 全19公演会場:彩の国さいたま芸術劇場大ホール※埼玉公演後、ツアー公演の予定あり。演出:吉田鋼太郎(彩の国シェイクスピア・シリーズ芸術監督)出演:松坂桃李、吉田鋼太郎、溝端淳平、横田栄司、中河内雅貴、河内大和間宮啓行、廣田高志、原慎一郎、出光秀一郎、坪内 守、松本こうせい、長谷川志、鈴木彰紀、竪山隼太、堀 源起、續木淳平、髙橋英希、橋本好弘、大河原啓介、岩倉弘樹、谷畑 聡、齋藤慎平、杉本政志、山田隼平、松尾竜兵、橋倉靖彦、河村岳司、沢海陽子、悠木つかさ、宮崎夢子<チケット>一般発売日:2018年11月17日(土)チケット料金:[一般]S席9,500円、A席7,500円、B席5,500円[SAFメンバーズ]S席8,600円、A席6,800円、B席5,000円[U-25(B席対象)]2,000円(劇場のみ取り扱い)※U-25チケットは、公演時に25歳以下である事が条件。入場時に身分証明書の提示が必要。※SAFメンバーズの予約はSAFチケットセンター、劇場・会館窓口にて受付。チケット取り扱い:・SAFチケットセンター TEL:0570-064-939(休館日を除く10:00〜19:00)[窓口]彩の国さいたま芸術劇場、埼玉会館・イープラス・チケットぴあ TEL:0570-02-9999・ホリプロオンラインチケット・ホリプロチケットセンター TEL:03-3490-4949(平日10:00~18:00、土曜10:00~13:00、日祝・休)※その他詳細は公式WEBサイト(より。■仙台公演期間:2019年3月2日(土)~ 3日(日)<全3回>劇場:仙台銀行ホールイズミティ21・大ホール■大阪公演期間:2019年3月7日(木)~ 11日(月)<全6回>劇場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ【問い合わせ先】彩の国さいたま芸術劇場TEL:0570-064-939(休館日を除く10:00〜19:00)
2018年09月06日2019年2月から松坂桃李主演で上演される舞台「ヘンリー五世」の全出演キャストが決定しました。埼玉県「彩の国さいたま芸術劇場 大ホール」にて、吉田鋼太郎の演出で贈る史劇は「彩の国シェイクスピア・シリーズ」の第34弾。出演者たちから届いた、喜びのコメントをご紹介します。彩の国シェイクスピア・シリーズ 舞台「ヘンリー五世」埼玉県「彩の国さいたま芸術劇場 大ホール」にて、2019年2月8日(金)~2月24日(日)の期間上演される松坂桃李主演の舞台「ヘンリー五世」。吉田鋼太郎の演出で贈る史劇は、1998年以降、国内外で次々と話題作を発表してきたシェイクスピア全37戯曲上演を目指す「彩の国シェイクスピア・シリーズ」の第34弾目の作品です。「ヘンリー五世」では、イングランド王ヘンリー五世の活躍を中心に、英仏百年戦争の激戦のひとつ、アジンコートの戦いに臨む、イギリスとフランスの民衆や貴族、軍人たちの姿が描かれています。出演者のコメントを一部ご紹介!ヘンリー五世役松坂桃李 “2013年の『ヘンリー四世』から月日を重ねて再びシェイクスピアの世界に戻ることができるのは、大変光栄に思います。と同時にシェイクスピアの言葉と対峙することを考えると怖くもあります。あの時、座長だった吉田鋼太郎さんが演出される『ヘンリー五世』に出演することは深い縁を感じています。成長したハル(ヘンリー五世)の姿をお届けできるよう精一杯、頑張ります。2019年、劇場でお会いしましょう。”出典:演出・コーラス役吉田鋼太郎 “―次回作が決まった喜び『ヘンリー五世』は、日本ではこれまでほぼ上演されたことがない戯曲です。何百年も前のイギリスの歴史劇ですから、現代の日本人にとってはどうでもいいといえばどうでもいいお話なのですが、“今”の世の中に通じる様々な要素が含まれています。立ち回りなんかもあって、非常に活き活きとした作品なので、お客さまがみて面白かったと思えるような、そういう芝居にしたいと思っています。―松坂桃李について松坂桃李くんとは、(『ヘンリー五世』の前作にあたる)『ヘンリー四世』という舞台で共演しています。彼にとってシェイクスピア作品を演じるのは初めてだったのですが、非常に勘が良く、シェイクスピアのセリフを語ることのできる口跡の良さ、声量、気品を持ち合わせていました。『ヘンリー四世』は彼が演じた主人公のハル王子が王になって終わったのですが、今回の『ヘンリー五世』は正にそこから始まる、いわば続きものになっています。そういう意味では、『ヘンリー四世』をご覧になった方には是非またお楽しみいただければと思いますし、桃李がこの役をやることを快諾してくれたことはとても嬉しいです。あいつはホントにいい奴です。―松坂桃李に期待すること前回の『ヘンリー四世』では、(稽古を通じて)非常にシェイクスピアのことを理解し、「桃李はシェイクスピア演劇の中心に立てる俳優だ」と思いました。今回の舞台ではさらに成長し、皆を引っ張って、桃李ならではのシェイクスピア、桃李にしかできない『ヘンリー五世』を出現させて欲しいと思っています。そのためにふたりで話しながら、切磋琢磨していきたいと思います。”出典:フランス皇帝役溝端淳平 “人生で初めて観た舞台が蜷川さんのシェイクスピア・シリーズでした。感銘を受けた蜷川演出に後に立たせて頂く事が出来、深い縁と恩を感じています。蜷川さんの意志を受け継がれた鋼太郎さんにお声をかけて頂き、また稽古場で神経を注ぎながらシェイクスピアに挑める喜びを強く感じています。尊敬してやまない鋼太郎さんの演出を受けるのは、気負いと重圧はありますが、それ以上にこんな贅沢な時間に感謝です。”出典:「ヘンリー五世」公演情報出演松坂桃李/吉田鋼太郎/溝端淳平/横田栄司/中河内雅貴/河内大和間宮啓行/廣田高志/原慎一郎/出光秀一郎/坪内守/松本こうせい/長谷川志鈴木彰紀/竪山隼太/堀源起/續木淳平/髙橋英希/橋本好弘/大河原啓介/岩倉弘樹/谷畑聡/齋藤慎平/杉本政志/山田隼平/松尾竜兵/橋倉靖彦/河村岳司/沢海陽子/悠木つかさ/宮崎夢子期間2019年2月8日(金)~2月24日(日)全19回劇場彩の国さいたま芸術劇場 大ホール※埼玉公演後、ツアー公演の予定ありチケット販売【一般】2018年11月17日(土)~発売開始チケット取扱い チケット料金【一般】S席 9,500円/A席 7,500円/B席 5,500円【SAFメンバーズ】S席 8,600円/A席 6,800円/B席 5,000円【U-25(B席対象】2,000円(劇場のみ取り扱い)※U-25チケットは公演時、25歳以下の方が対象です。入場時に身分証明書をご提示ください。※SAFメンバーズのご予約はSAFチケットセンター、劇場・会館窓口にて承ります。イベント情報イベント名:彩の国シェイクスピア・シリーズ「ヘンリー五世」催行期間:2019年02月08日 〜 2019年02月24日住所:さいたま市中央区上峰3-15-1電話番号:0570-064-939
2018年09月03日親譲りの知名度と話題性の高さから、CM業界も常に熱視線を送る2世タレント。だが、同時に起用にはリスクも伴うようだ。「2世タレントは話題性に関して抜群ですが、起用するデメリットもあります。それは、騒動が起きたときもまた、注目されやすいということです。たとえば、高畑裕太さん(24)や清水良太郎さん(30)の事件も、2世であるがゆえに大きく報じられました。そうしたリスクから、起用するのに慎重なクライアントも多いです」(大手広告代理店関係者・C氏)実際、逆境に立たされている2世がいる。先日ラッパーRYKEY(30)との結婚を発表した草刈正雄(65)の長女・紅蘭(28)だ。「結婚相手の彼に逮捕歴があることが報じられており、イメージダウンは避けられない状態です。持ち前の明るいキャラクターで持ち直してほしいのですが……」(前出・C氏)そんな中、これからの活躍が期待される注目株も。7月末に放送された『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)でテレビ初出演を果たしたエレナ・アレジ・後藤(21)だ。「日本語がまだ流暢に話せないのが課題ではありますが、なんといっても後藤久美子(44)さんの娘ですからね。また長らく海外で暮らしてきたエレナさんを日本に適応させるため、久美子さんは『日本での一人暮らし』を厳命。さらに、日本語学校に通わせて猛特訓中だとか。そうしたスパルタ教育も手伝って、メキメキと頭角を現しています。露出も少ないなか、CMギャラは800万円代。出だしは上々と言えるでしょう」(前出・C氏)エレナと同日に『さんま御殿』に出演した田原俊彦(57)の娘・田原可南子(24)もホープの一人。「可南子さんはトークがうまく、番組内で語ったお父さんの変なエピソードもかなりウケていました。田原さんは今でも熟年層からの支持が厚いですからね。親子共演が実現すれば、彼女もさらに注目されそうです」(前出・C氏)生き馬の目を抜く2世タレント業界。親超えの日も、夢じゃないかも?
2018年08月16日トップスター・明日海(あすみ)りお率いる宝塚歌劇花組公演、ミュージカル『MESSIAH(メサイア)-異聞・天草四郎-』、ショー・スペクタキュラー『BEAUTIFUL GARDEN -百花繚乱-』が7月13日、兵庫・宝塚大劇場で開幕した。宝塚歌劇花組『MESSIAH(メサイア) -異聞・天草四郎-』/『BEAUTIFUL GARDEN -百花繚乱-』チケット情報第一幕のミュージカル『MESSIAH(メサイア)-異聞・天草四郎-』は、島原の乱の指導者として多くの伝説を残した天草四郎時貞の姿を、新たな視点でドラマチックに描き出した作品。衣装や美術に現代的なエッセンスを加えた、新たな日本物ミュージカルとなっている。時は江戸時代初期、幕府による禁教令が出された後も、九州・天草には数多くのキリシタンが隠れ住んでいた。激しい嵐が去ったある日、そこにひとりの男が流れ着く。男は過去を語ろうとせず、自らの名前すら口にしなかったが、キリシタン大名として知られた小西行長の遺臣に拾われ、四郎と名付けられた。貧しくも、心豊かな島の者たちと暮らすうちに四郎の心もほぐれ、彼らの信仰に興味を抱くようになる。その後、四郎はキリシタン弾圧や過酷な年貢の取り立てに苦しむ民衆のために立ち上がる…。明日海が演じるのは、もとは海賊の首領“夜叉王丸”として旅していた四郎。慈悲深く温かい天草の人たちと過ごすうちに、四郎にも温かい気持ちが生まれ、彼らを救いたいという熱い思いが湧き上がる。その四郎の心の変化を明日海は繊細に表現して魅せる。トップ娘役・仙名彩世(せんな・あやせ)演じる島原の美しく清らかな娘・流雨(るう)との恋、そして、柚香光(ゆずか・れい)演じる南蛮絵師・リノとの友情が生まれていく様も見どころだ。仙名は美しく優しい流雨を情感たっぷりに演じ、柚香はリノが抱える複雑な感情を丁寧に表現している。一揆のシーンでは大階段を使い、群舞を織り交ぜながら、殺陣によるアクションを繰り広げる。激しくも美しく、尊さを感じさせる演出に目を奪われた。第二幕のショー『BEAUTIFUL GARDEN -百花繚乱-』は、そのタイトル通り、色とりどりの花が咲き薫る永遠の花園をイメージ。プロローグでは、明日海をはじめとするスターたちが華やかな蝶となって舞い踊り、時に激しく、時には妖艶にめくるめくステージを繰り広げていく。TUBEやT.M.Revolutionなどの誰もが知る楽曲を使った場面もあり、夏らしくホットなエンタテインメントショーが楽しめる。公演は8月20日(月)まで、兵庫・宝塚大劇場にて。東京公演は9月7日(金)から10月14日(日)まで東京宝塚劇場にて開催。東京公演のチケットは8月5日(日)発売開始。取材・文:黒石悦子
2018年07月20日伊勢丹新宿店で7月18日から23日まで、『ルパン三世』とコラボレーションしたイベント「ISETAN×ルパン三世 ルパンの夏祭り」が開催される。アニメにも登場したルパンのアジト、リクヴィールのテラス ©モンキー・パンチ/TMS・NTV伊勢丹新宿店のお宝を狙った2016年、アジトを作った2017年と2年にわたり伊勢丹新宿店をジャックしたルパン一味が、今年は伊勢丹新宿店で「祭り」をプロデュースすると、予告状ならぬ招待状が届いた! 今回の『ルパン三世』とのコラボレーションは、ファッション、アート、コスメ、ステーショナリーといった幅広い商品に、レストラン、カフェ、バー、パブと前回よりも規模が拡大し見どころが満載。日本テレビほかで放送中の『ルパン三世PART5』に登場する、カフェレストラン ラ・リヴィエールの2号店「ビストロ リクヴィール(Bistro Riquewihr)」が伊勢丹新宿店本館6階に出現する。第1話でルパンと次元がおいしそうに食べていたガレットやミートボールスパゲティーを始め、デザートも充実。6月20日から伊勢丹オンラインストアにて予約受付を開始する。また今回は予約せずとも当日気軽に立ち寄れるカフェやバー、パブも登場する。カフェラテ(ホット/アイス)税込648円※写真はホットカフェラテ©モンキー・パンチ/TMS・NTV7月20日の夜には本イベントの開催を記念して、伊勢丹新宿店本館屋上にて大野雄二&ルパンティックシックスによる「ルパンジャズライブ at 伊勢丹新宿店屋上」が開催。一夜限りの迫力のパフォーマンスは必見。ライブのチケットは、デジタルチケットサービス Yahoo!JAPAN パスマーケットにて6月23日10:30より販売開始。©モンキー・パンチ/TMS・NTVさらに会期中には、謎解きイベント「ルパンミステリー 伊勢丹の黒い手帳」も開催。伊勢丹新宿店各所で得られるヒントを探しだし謎を解いていく。開催日は7月18日、19日、21日、22日の4日間。6月27日10:30より伊勢丹オンラインストアにて予約受付を開始する。そのほか、イベントの詳細は「ISETAN × ルパン三世」スペシャルサイト(www.isetanguide.com/lupin/)にてチェックできる。 今夏、『ルパン三世』と伊勢丹新宿店がおくるこのお祭りに、ぜひ参加してみては。【イベント情報】ISERAN×ルパン三世 #ルパンの夏祭り会期 : 7月18日〜23日(最終日は18:00終了)会場 : 伊勢丹新宿店本館6階ルパンジャズライブ at 伊勢丹新宿店屋上会期 : 7月20日会場 : 伊勢丹新宿店本館屋上時間 : 第1部 開場16:45/開演17:30、第2部 開場19:30/開演20:15料金 : 税込5,500円※第1部、第2部の入場チケット料金は一律。当日は各部共に、入場チケットの購入順(決済完了時点の順番で、チケットに番号が表示される)での入場となる(※一部内容が変更となりました)6月23日10:30からYahoo!JAPAN パスマーケット( )でチケット販売開始ルパンミステリー 伊勢丹の黒い手帳会期 : 7月18日〜22日会場 : 伊勢丹新宿店各所時間 : 11:00〜18:00料金 : 2,500円6月27日10:30から伊勢丹オンラインストアで予約受付開始
2018年07月11日今年『ポーの一族』を成功に導いた宝塚歌劇団花組トップスター・明日海りおに、7月13日(金)開幕の新たな大劇場公演について話を聞いた。【チケット情報はコチラ】ミュージカル『MESSIAH(メサイア) -異聞・天草四郎-』で演じるのは、江戸時代初期に起きた島原の乱の総大将・天草四郎時貞。16歳の少年という史実に縛られず、「異国を旅し、海賊として生きていた荒々しい男が天草に流れ着き、そこで慈しむ心や人の温かさに触れて成長していきます」と、オリジナルな魅力が加味されている。5月の博多座公演終了後、天草へ足を運び縁の地を巡った明日海。「美しい海に島々が点々とある景色も目に焼き付けました」と役作りは万全だ。キリシタン弾圧の中でも神を信じる民衆を、自分が救えたらと立ち上がる四郎の熱い思いは、現代的な扮装のキーとなった “赤”に込められている。「衣装に合わせ、髪色にも赤を取り入れています。『心を勇気の赤に燃やそう』というような歌詞もあります。今日は赤を身につけてきましたが、やはり気合いが入ります」と微笑む。「四郎は、信仰心の厚い人たちに神はなぜ手を差し伸べて下さらないのか、というもどかしさや憤りが強くなりますが、憎しみや復讐のために立ち上がるのではなく、自分たちで“ハライソ”、天国を築こうとする姿を描いています。そこがこれまで描かれてきたものとは少し違うように感じます」。宝塚歌劇、そして明日海ならではの天草四郎が誕生する。ショー・スペクタキュラー『BEAUTIFUL GARDEN -百花繚乱-』は、明日海が蝶になって登場する「真夜中の舞踏会のようなプロローグ」から始まり、観客の心をつかむ。「今の花組はそれぞれが自信に満ち、色々な個性が咲き誇っています。今回はお芝居もですが、先生があえて本人の持ち味とは違う役の振り方をして下さっているようで、みんなにとって挑戦です」。明日海がマタドールで魅せる場面では、情熱的な女優に扮するトップ娘役の仙名彩世と踊り、ローマの場面ではグラディエーター役の明日海に、美女に扮する男役スター・柚香光が絡む。「仙名とは場面ごとにしっかり組んで踊るので、息の合ったコンビ感をお届けしたいです」トップスター就任5年目を迎え、「さらにお客様に驚き、感動していただけるように」と高みを目指すストイックな明日海だが、表情は柔らかだ。「もっとこうしたい、と思うのはみんなが成長してきたからこそ。初舞台公演を終え花組生になった下級生も参加し、新しいメンバーで作る“今”を楽しんでいます」。常に組子への想いを胸に前進する。公演は7月13日(金)から8月20日(月)まで兵庫・宝塚劇場、9月7日(金)から10月14日(日)まで東京・東京宝塚劇場で上演。取材・文:小野寺亜紀
2018年07月06日2009年の『ヘンリー六世』に始まり、『リチャード三世』、『ヘンリー四世』と鵜山仁の演出で、浦井健治、岡本健一らを迎えシェイクスピアの歴史劇を上演してきた新国立劇場。その集大成とも言える『ヘンリー五世』がまもなく幕を開ける。【チケット情報はこちら】前作『ヘンリー四世』(2016年)では、浦井はハル王子として、放蕩三昧の暮らしを送ったかと思えば、あっさり悪い仲間たちと手を切り、戴冠しヘンリー五世に即位した。本作では冒頭から、王子時代の若気など一切感じさせぬ、怜悧かつ威厳に溢れた王の姿を体現。ハル王子時代はヘッドフォンを首から下げ、ハイテンションの芝居が印象的だったが、今回は王冠に王笏、ローブという“王道”スタイルで、目は据わり、セリフ回しにもどっしりと重みが感じられる。仏王の挑発を落ち着いて受け止め、裏切り者の諸侯を苛烈に処断し、戦争となれば、先頭に立って躍動し、勇ましく兵たちを率いていく。『ヘンリー四世』でタイトルロール、つまりハル王子の父親を演じたのは、昨年、急逝した中嶋しゅう。演出の鵜山は「このシリーズはいわば、浦井健治がいろんなものを食べて、成長していくという話。しゅうさんのことも含めて、いろんな“エコー”を背負って、吸収し、変化していくのを感じる」と浦井が背負うドラマに言及する。そんな王が象徴する「国家」と相反する「個」を象徴する存在として描かれるのが、王にとっては王子時代の悪友であるピストル。前作に続き、岡本が演じているが、こちらは子どもがそのまま大きくなったかのような悪童ぶり。言葉遣いは乱暴で酒好き。欲張りで器が小っちゃく、勇ましいことは言いつつも戦には及び腰、しかし仲間の命のために奔走する情の厚さも持つ男を岡本は人間臭く、魅力的に演じている。鵜山はこのピストルを「大義名分よりも個の幸せや欲望。大陸を巻き込んだグローバルに対するローカルを象徴している」と評す。浦井と岡本は過去のシリーズでは、様々な関係性で一騎打ちを見せてきたが、本作では直接やりあうシーンはない。後半、ふたりが顔を合わせるシーンでは、ピストルは目の前の相手が王でかつての悪友であることを認識せぬまま、王に対する評価を口にする。「直接、ぶつからないのが厄介(笑)。このすれ違いを掘り下げていくと何か見えるんじゃないか」(鵜山)。もうひとり、物語…というよりも歴史の歯車を大きく回すことになるのが、中嶋朋子が演じるフランス王女でヘンリー五世に嫁ぐことになるキャサリン。英語の会話もままならぬ状態で、“戦果”として英国に渡ることになるが、彼女の存在が『ヘンリー六世』、そして『リチャード三世』へと繋がっていくことを想像しながら見ていると、英語を必死で練習し、片言で受け答えをするコミカルなやり取りがどこか恐ろしく感じられる。『ヘンリー五世』は5月17日(木)より東京・新国立劇場中劇場で上演。取材・文・撮影:黒豆直樹
2018年05月16日女優の上戸彩が3日、都内で行われた劇場版アニメ『名探偵コナン ゼロの執行人』(4月13日公開)の完成披露舞台あいさつに、レギュラー声優の高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、古谷徹、ゲスト声優の博多大吉、原作者の青山剛昌氏とともに登壇した。シリーズ22作目となる同作は、東京サミットの会場を狙った大規模爆破事件を発端に、探偵であるコナンと公安警察が真っ向勝負するストーリー。今回、12年ぶりにコナンに携わったという上戸は「また私に声を掛けてくださったスタッフの皆さんに心から感謝すると同時に、ある1人の男の子に自慢したくて。友だちの子どもなんですけど、その子どもが今日、見に来てくれているので、今日という日来てもらって見てもらえることをすごく嬉しく思います」とうれしそうに語った。また、ともにゲスト声優として出演した大吉の改めて知った一面を尋ねられた上戸は「宣伝でご一緒させていただいたんですけど、(大吉が)インプラントの治療をされていて、奥歯がずっと抜けていたんです」と秘密を暴露して笑いを誘い、「それでも大きな口を開けて『コナン見てね』って言っている大吉さんが、すごく清々しいなって思っていました」とニッコリ。これに大吉は「上戸さんが言わなかったらお墓まで持っていこうと思ったんですけど…」と苦笑しつつも、「今回の映画、僕が奥歯2本ないです。奥歯が2本ない状態でやらせていただきました」と認めて会場を沸かせ、上戸から奥歯の現状について追及されると「今は2本の仮歯が入っています。明後日インプラントが入ります」とコメントし、キャストの面々から「おめでとうございます」と声を浴びていた。さらにイベントでは、病気療養と充電のため『週刊少年サンデー』の連載を昨年12月から休載し、今月11日発売の同誌20号から連載を再開することを発表した青山氏がサプライズで登場すると、会場にはこの日1番の黄色い声援が響き、青山氏は「見ての通り元気です。連載も再開しました。心配はゼロです」と復活をアピール。上戸から「復帰おめでとうございます。おかえりなさいませ。コナンはたくさんの人に愛されているなあって今日もつくづく感じました。ぜひ皆さんに感動を届けてください」とメッセージが送られると、上戸のファンだという青山氏は「わかりました…」と照れくさそうに答えた。
2018年04月04日4月13日公開の映画『名探偵コナン ゼロの執行人』の公開アフレコイベントが20日、都内のスタジオで行われ、本作でゲスト声優を務めた女優の上戸彩、お笑いコンビ・博多華丸・大吉の博多大吉が出席した。映画『名探偵コナン ゼロの執行人』の公開アフレコイベントに登場した上戸彩、コナン、博多大吉(左から)本作は1997年から第1作が公開されて大人気を呼んでいる劇場版『名探偵コナン』シリーズの22作目。本作では、『名探偵コナン』シリーズに12年ぶりの出演となった上戸彩がコナンの保護者替わり・毛利小五郎を弁護する女弁護士・橘境子役を、博多大吉が初めての人間役である羽場二三一をそれぞれ担当している。12年前のテレビ版で本人役として出演した上戸は「プレッシャーよりもうれしかったですね。同じ作品に携わることが奇跡というか、色んな方がいる中で一度経験した私を選んでくださって心から感謝しています」と感謝の言葉を口にするも、「12年前の記憶はまったくないんです(笑)。キャンペーンのお仕事は覚えていますが、その頃は忙しかったしオンエアも観れませんでした(笑)」と苦笑い。とは言うものの、この日披露したアフレコでは余裕たっぷりで「移動中の車の中で練習して現場に入り、恥ずかしがらずに喉を開いて全力でやったら、あっという間に終わったんですが、終わった頃に声が潰れてました。(時間にしたら)2時間ちょっと。発狂したりドスの効いた低い声で思いっきり叫ばせてもらったので、脳からスッキリしましたね」とアフレコ収録に満足げだったが、大吉は「上戸さん長い出番で2時間ですよ。僕は3時間。どんだけダメだったんだろうな」と首を傾げていた。イベントの最後には、芸人の中でも音痴と知られる大吉が、上戸のお願いで福山雅治が歌う本作の主題歌「零-ZERO-」を歌う場面も。「"芸人イチ歌が下手"という称号をいただきました。福山さんから許可もらっているんですか?」と嫌がっていた大吉だったが、上戸からの再三の要請で「皆さんの気が済むなら何でもやりますよ」と歌うことに。見事な音痴ぶりを披露して上戸は腹を抱えて笑うも「甘い声で素敵でしたよ!」とフォローも忘れなかった。映画『名探偵コナン ゼロの執行人』は、4月13日より全国公開。
2018年03月21日映画『ルイ14世の死』が、2018年5月26日(土)にシアター・イメージフォーラムほか全国で公開される。『ルイ14世の死』の題材は、フランスの王・ルイ14世。“太陽王”と呼ばれ、豪奢を尽くしてヴェルサイユ宮殿を作った、ルイ14世の最期の数週間を辿る。ゴージャスなヴェルサイユの王の寝室で、衰弱し食欲も失せた王がビスケットを口にしただけで「ブラヴォー!」と叫ぶ、貴族たちの陳腐な空気感を絶妙に描き出している。宮廷の生活を細かく記録したサン=シモン公の『回想録』と廷臣ダンジョーの『覚え書、別名ルイ14世宮廷日誌』をもとに、死にゆく王と、その周りの医師や側近、貴族達を、ドラマチックなクライマックスを排除し、仔細かつ大胆に表現した作品だ。監督は、カタルーニャ出身の異才アルベルト・セラ。風車の出てこないドン・ホーテ物語『騎士の名誉』やカサノバとドラキュラが出会う『私の死の物語』など、古典や歴史上の人物を革新的に描き出し、世界で高く評価されている。また、映画作品以外にも、戯曲の執、舞台の演出、映像によるインスタレーション、パフォーマンスなど幅広い活躍を見せ、「21世紀の前衛」と称されている。18世紀に死を遂げたルイ14世を演じるのは、ヌーヴェルヴァーグの申し子とも呼ばれるジャン=ピエール・レオ。左脚の壊疽から死に向かう王の姿をほぼベッドの上で演じている。【詳細】映画『ルイ14世の死』公開日:2018年5月26日(土)監督:アルベルト・セラ出演:ジャン=ピエール・レオ、パトリック・ダスマサオ、マルク・スジーニ、イレーヌ・シルヴァーニ配給:ムヴィオラ原題:La Mort de Louis XIV©CAPRICCI FILMS,ROSA FILMES,ANDERCRAUN FILMS,BOBI LUX 2016
2018年03月19日トリプルフェイスを使いこなす謎の男・安室透がメインキャラクターとして登場することで話題の劇場版シリーズ22作目『名探偵コナン ゼロの執行人』。この度、女優・上戸彩と「博多華丸・大吉」の博多大吉がゲスト声優として出演することが明らかになった。昨年は宮川大輔&吉岡里帆が、記念すべきシリーズ第20作目では天海祐希がゲスト声優として参加し大きな話題となったが、今回ゲスト声優に決定した上戸さんが演じるのは、容疑者となってしまった毛利小五郎を担当する弁護士・橘境子。起訴した検察の勝率が99.9%と言われる公安事件を担当することが多く、これまでの裁判ではなんと、全敗…。以前上戸さんは、レギュラーアニメ放送10周年を応援するスペシャルサポーターとして、“本人役”でTVアニメに登場しており、以来12年ぶりとなる今回。出演決定し「本当に光栄」と喜びを語った上戸さんは、「私が演じる“橘境子”は弁護士です。蘭ちゃんのお父さん(小五郎)の弁護人を務めさせていただきます。一見頼りなさそうに見えるかもしれませんが、真実はいつも一つです!私にお任せください!」と気合十分。そして、「名探偵コナン」初参戦となる大吉さんが演じるのは、かつて境子が所属していた弁護士事務所で裁判官を目指していた司法修習生・羽場二三一。実は、ある事件をきっかけに命と落としてしまっているという、まさかのすでに“死んでいる”キャラクター。劇場版1作目からずっと観ているという大吉さんは、「まさか自分が関わるとは思っていなかったですし、共演者が上戸彩さんと聞いてドッキリかと思いました」と不安だったと明かし、故人というキャラクターについては「以前、(別作品で)妖怪役をやらせていただいたことがあったんですけど、やっと人間に出世したと思ったらまさかすでに死んでいるとは…」と言いつつも、「もうこの世にいない男なのでどこまで活躍できるのかはわかりませんが、とにかく全力でやらせていただきます!」と意気込みを語っている。『名探偵コナン ゼロの執行人』は4月13日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月08日名バイプレーヤーの小日向文世が主演するドラマ、日曜ワイド「欠点だらけの刑事」が2月4日(日)に放送されることが決定。なお、小日向さんがテレビ朝日のドラマで主演するのは今回が初となる。■あらすじ百野冬美男(小日向文世)は凄腕の刑事だが、自分が決めたルールを破ることができない、不器用な男。別れた妻・紗代(西尾まり)と、その再婚相手の橋本岳太郎(大谷亮介)が営む鍋料理店の2階に住んでいる。変わり者すぎてこれまで単独行動を認められていたが、年下の上司・九十九健作(林家正蔵)から、生活安全課出身の刑事・万城目千鶴(森口瑤子)とペアを組むよう命じられる。大雑把な肝っ玉母さん的な性格の千鶴に百野はイライラするが、千鶴もまた、細かいところにこだわる百野に早くも辟易する。その矢先、洋菓子のプロデュース会社を営む天野陶子(高橋惠子)のセミナー会場の楽屋で、彼女の部下・坂本菜摘(芳野友美)が殺害。第一発見者の秘書・武山沙織(土居志央梨)は事件直前、陶子の夫・翔平(比留間由哲)と菜摘が抱き合っているところを見たと証言する。なんと、翔平は社員の飯塚妙子(海老瀬はな)とも不倫関係にあるらしい。だが百野は突然、沙織が嘘をついていると言い出して…!?■本作プロデューサーが明かす!“小日向文世”オファーのきっかけは?本作は、「自身の欠点を生かして事件の謎に挑む、そういうアプローチの仕方をする刑事がいてもよいのではないか」という着眼点から生まれたオリジナル企画。不器用だが、凄腕の名刑事である百野冬美男が、ある日大雑把な性格の刑事・万城目千鶴とコンビを組み、有名スイーツプロデューサーの周辺で起きた殺人事件の謎に挑んでいく。以前、撮影現場で身ぶり手ぶりで飼っているエビとメダカについて熱く語っている小日向さんの姿をプロデューサーが見て、「クセのある主人公をかわいく、コミカルに演じてくださるに違いない」と考えオファーしたという今回。百野を演じる小日向さんは、「これまで2時間ドラマの刑事役はいろいろ演じてきましたが、これだけ人間と交わるのが苦手な男は初めてです」「演じたことのない新たなキャラクターに出会いました」語り、「百野の個性がしっかり台本に描かれていたので役作りの苦労は少なかったですが、セリフが独特でしかもセリフ量が多かったので大変でした。この撮影はちょうど舞台の仕事が終わった直後だったので、心身共に疲労のピークの中、よく乗り切ったなと思っています」と撮影をふり返っている。小日向文世、高校時代の不思議な失恋話を告白また欠点だらけの刑事にちなみ、自身の欠点について小日向さんは、「とにかく行動範囲が狭いこと!家族サービスが、すべてウチの中なんです」と回答。そして、百野は自身のトラウマとなった小学生時代の出来事を「一生涯、心に深く刻まれる傷となった…」と語るのがクセ、ということで同じような経験ついて聞いてみると、高校時代の失恋話が飛び出す。告白するもフラれてしまい、ショックで学校を早退したと言う小日向さん。「帰る途中、後ろからタッタッタ…と足音が聞こえてきて、ふり返ったら小さな犬がついてきていて…。僕が立ち止まると止まって、歩きはじめると同じように歩を進めて、家までついて来たんですよ。なんだか、ものすごく心が通じ合っているような気がしました」と切ないエピソードを披露している。主演の小日向さんのほかにも、百野のパートナー・万城目千鶴役を、「温泉(秘)大作戦」シリーズや『八日目の蝉』などに出演する森口瑤子が演じるほか、西尾まり、今野浩喜、大谷亮介、林家正蔵、高橋惠子らが出演する。日曜ワイド「欠点だらけの刑事」は2月4日(日)10時~テレビ朝日系にて放送。(cinemacafe.net)
2018年02月02日宝塚歌劇団花組の『ポーの一族』が1月1日、兵庫・宝塚大劇場にて開幕した。宝塚歌劇花組『ポーの一族』チケット情報『ポーの一族』は、漫画家・萩尾望都の代表作であり、漫画史上に残る不朽の名作。本作を「いつかミュージカル化したい」と夢見て宝塚歌劇団に入団した演出家・小池修一郎による、念願の舞台化だ。永遠に年を取らず生き永らえていくバンパネラ“ポーの一族”。人間であった主人公エドガー・ポーツネルが、唯一の肉親である妹・メリーベルを守るために一族に加わり、哀しみをたたえつつ仲間と共に時空を超えて旅を続ける物語。トップスター・明日海(あすみ)りお扮するエドガーが一輪の赤いバラを手に持って現れるプロローグ。漫画の雰囲気そのままの、美しくも妖しい、憂いを帯びた佇まいに引きつけられ、思わずため息がこぼれる。バンパネラの一族に育てられていることを知らず、メリーベルと共に無邪気に過ごしていた日常から一転、一族の儀式を覗き見し、自身の運命を悟るエドガー。バンパネラとなった後もその運命を受け入れられない思い、人間の血に反応してしまう身体、終わりのない命を持つことの哀しさ…。そのひとつひとつの感情を明日海は繊細に表現。血を吸う姿もゾクッとするほどになまめかしい。トップ娘役・仙名彩世(せんな・あやせ)が演じるシーラ・ポーツネル男爵夫人は、ポーツネル男爵との愛を貫き、婚約のために一族に身を捧げる女性。色気のある妖艶な佇まいで魅せる一方、エドガーの義母として、孤独なエドガーを優しく包み込む存在でもある。権力者の息子のアラン・トワイライトを演じる柚香光(ゆずか・れい)も作品の幻想的な世界観にナチュラルに溶け込み、複雑な環境の中で孤独に生きるアランを好演。傲慢な振る舞いの裏で見せる寂しさ、エドガーやメリーベルと出会ってからの変化を丁寧に見せている。宝塚歌劇だからこそ表現し得る神秘的な世界観。中でも、エドガーとアランのふたりが並ぶシーンは息を呑む美しさだ。エドガー、シーラ、アランのほか、華優希(はな・ゆうき)演じるメリーベル、瀬戸かずや演じるフランク・ポーツネル男爵など、すべてのキャラクターが漫画から抜け出してきたようなオーラを放つ。満を持して、小池修一郎と花組生が心血を注いで作り上げた『ポーの一族』。その世界にどっぷりと浸ってほしい。公演は、2月5日(月)まで兵庫・宝塚大劇場、2月16日(金)から3月25日(日)まで東京宝塚劇場にて上演。宝塚大劇場では枚数限定で当日券を販売。ご観劇当日の10:00(11:00公演実施日に限り9:30)からおひとり様1枚、先着順で販売いたします。詳細は劇場ホームページ(まで。
2018年01月18日